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211224:今年最後の発信です■ブックガイドを読むのが好きです。どんなラインナップなのか、短い言葉で作品をどう評価しているのか、などわくわくしながらページをくくります。昨日新たな一冊を購入しました。佐藤優・監修『一生モノの教養が身につく・世界の古典・必読の名作・傑作200冊』(宝島社)がそれです。『モモ』『星の王子さま』なども紹介されています。■ブログは明日から正月明けまでは、お休みとなります。充電させてください。山本藤光
2021年12月24日
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211223:甦った『作家の値うち』■悪銭苦闘の末、今年も年賀状の印刷を完了しました。あとは一枚いちまいに添え書きを書くだけです。年に一回の生きてるぞ証明書ですから。■年末に読む本の、物色に行ってきました。10冊ほど買いそろえてきました。すばやくページをめくり、あとは間引きするだけです。書店内は暗くて、立ち読みができません。そんななかの一冊がこれです。■以前、福田和也が『作家の値うち』(飛鳥新社)という本を書いています。著名作家の作品を採点して、大騒動を巻き起こしたいわくつきの本です。まったく同じタイトルで、小川榮太郞の著作で復刊されていました。悪い方の評価では、「人に読ませる水準に達していない作品」「公刊すべきではない水準の作品」などの基準があり、残酷にも独善的にも、遠慮会釈なくこれらに放り込まれます。未知の文芸評論家の力量を探ろうと、この本から読みます。私はこうしたえげつない書評は嫌いです。念のため。山本藤光
2021年12月23日
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211222:原田マハ『丘の上の賢人・旅屋おかえり』文庫に■東京・武蔵野市議会で外国籍の市民にも日本人と同じ条件で住民投票への参加を認める条例案の採決がさきほど行われ、否決されました。(TBSニュース、昨日午後2時)――このニュースを知って胸を撫で下ろした人は多かったと思います。立民・共産対自民らとの争いでしたが、14対11という僅差での勝利でした。とりあえず武蔵野市議会には、良識がありました。■動画「闇のくまさん」によると、読売新聞は社説で外国人の住民投票権は否定。朝日新聞は社説で肯定したとのこと。朝日は東京五輪にも反対し、今回は立民推薦の市長を支持。完全に立民の機関紙となっています。■原田マハ『旅屋おかえり』(集英社文庫)を高く評価していました。今度その特別編『丘の上の賢人・旅屋おかえり』(集英社文庫)が刊行されました。今度は札幌と小樽編なので、読むのが楽しみです。主人公・丘えりは、旅の請負人です。依頼人の代わりに旅をする設定もすばらしいのですが、主人公の感性に感心させられます。これを機会にぜひ読んでみてください。山本藤光
2021年12月22日
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211221:逢坂冬馬『同志少女よ敵を撃て』購入■以下、西日本新聞からの転載です。中国らしいニュースでした。――「世界で最も注目されている女子テニス選手は誰だと思う?」。11月下旬、オンライン通話で中国在住の友人に尋ねた。首をひねる友人に「彭帥さん」と告げても「そこまで有名じゃないよ」との反応。彼女が最高指導部メンバー(当時)との性的関係を暴露したと伝えると「うそ! 本当?」と叫び声が上がった。予想通り一連のニュースは現地で報じられず、インターネットも規制されていた。■逢坂冬馬(あいさか・とうま)は未知の作家でした。直木賞候補になったので、著作を買い求めました。『同志少女よ敵を撃て』(早川書房)の帯には、アガサクリスティ大賞受賞作とありました。満票の受賞だったようです。早速読んでみます。山本藤光
2021年12月21日
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211220:村田沙耶香『私が食べた本』がいい■産経新聞を読んで腹が立ちました。岸田も林も、これじゃダメ。情けない。――林芳正外相は19日のNHK番組で、来年2月に中国で開かれる北京冬季五輪への対応について「人権の状況も含めて判断していくことになろうかと思う」と述べた。――「人権の状況」って何のこと。こいつはまだジェノサイドを認めていないのか。■村田沙耶香『私が食べた本』(朝日文庫)は、本にまつわるエッセイ集です。エッセイというよりも、書評集といった方がよいほどの充実ぶりです。とくに本人と同世代の作家について、高い評価をしている点がほほえましい。■村田沙耶香は『授乳』(講談社文庫)を推薦作として紹介しています。しかし『コンビニ人間』(文春文庫)が海外で非常に高い評価を受けています。未読ですので、現在待機本コーナーに移して出番待ちの状態です。山本藤光
2021年12月20日
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211219:エラリー・クイーンのこと■中国の国内改革が歪んでいます。少し長くなりますが、記事を共有させていただきます。――中国で教育改革「双減」政策(宿題と塾の二つを削減し、受験過当競争を緩和し、子供たちに対する圧力を緩和する政策)が今年7月に打ち出されてから4か月がたった。(中略)それは、人民が共に豊かになるのではなく、一握りの独裁権力者と周辺者を除く、ほとんどの人民を人々を飢えない程度の社会階層に固定し、そのことに疑問をもったり、階層を超えて豊かになろうとする知性や洞察力を持ちえないような教育改革を行うことで、独裁者にとって理想の社会を築こうというのが真の狙いではないかと穿ってみてしまうのだ。(現代ビジネス)■書棚のエラリー・クイーンのコーナーを何気なく見て驚きました。既読文庫は『災厄の町』(ハヤカワ文庫)と『Xの悲劇』(ハヤカワ文庫)しかならんでいないのです。『Yの悲劇』は推薦作として紹介しています。こちらはkindleで読んだので、文庫の在庫はありません。未読本には『十日間の不思議』(ハヤカワ文庫)しかありません。こんな有様では、クイーン一推しの丸谷才一さんに叱られてしまいます。というわけで丸谷さん推しの、『ギリシア棺の謎』と『エジプト十字架の謎』を買い求めることにしました。山本藤光
2021年12月19日
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211218:凪良ゆう『わたしの美しい庭』に期待■産経新聞が「金正恩の10年 暗殺・人心掌握 祖父と同格化」という連載をしています。これが優れた記事で、北朝鮮の恐怖政治がよくわかります。昨日は韓国の「イカゲーム」をこっそりとやっていた、高校生たちが無期懲役の刑を受けたという記事でした。怖い国です。■凪良ゆうは『流浪の月』(Kindle)を推薦作として紹介しています。本書は本屋大賞に輝き評判になりました。しかしそれよりも評判の高い、短篇集が文庫化されました。『わたしの美しい庭』(ポプラ文庫)がそれです。早速読んでみようと買い求めました。ボーイズラブでもなく、病ものでもない美しい小説と期待しています。山本藤光
2021年12月18日
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211217:いぬじゅん『君がオーロラを見る夜に』読むぞ■中国に対する非難決議案は、臨時国会で採択されるはずでした。北京五輪の外交的ボイコットも、いまだに表明していません。業を煮やして、安部元首相は台湾に電撃訪問するかもしれません。日本の立ち位置をアメリカや欧州に、近づけるために。■ライトノベル出身の作家ですが、ずっと気になっていました。角川文庫の書棚に作品がありました。いぬじゅん『君がオーロラを見る夜に』を買い求めました。ライトノベル作家が文壇にはばたく瞬間を確認したいと、読むことにしました。山本藤光
2021年12月17日
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211216:外国人が見た昔の日本■「ウマ娘 プリティーダービー」が「ネット流行語100」の2021年間大賞を獲得した。(ヤフーニュース)――この記事を読んで愕然としました。ニュースにはベスト10が記載されていました。すべて初めて知った単語ばかりでした。ついていけない世界があるんですね。第2位以下を転記しておきます。――第2位は「ゴールドシップ(ウマ娘)」、第3位は「呪術廻戦」、第4位は「東京卍リベンジャーズ」に決定。第5位は「ゴールドシップ」、第6位は「五条悟」、第7位は「乙骨憂太」、第8位は「オルチーナ・ドミトレスク」、第9位は「ライスシャワー(ウマ娘)」、第10位は「脹相(呪術廻戦)」となった。――ふぅ!■佐伯彰一・芳賀徹『外国人による日本論の名著』(中公新書)は、22人の外国人が見た昔の日本の紹介本ガイドです。紹介されているなかで私が読んだ本は、ゴンチヤローフ『日本渡航記』(講談社学術文庫)とイザベラ・バード『日本奥地紀行』(平凡社ライブラリー)だけなので、大いに助けられています。■最近、石川榮吉『欧米人の見た開国期日本』(角川ソフィア文庫)が刊行されました。こちらはブックガイドではなく、前者のエキスを紹介したものです。日本人がいかに正直で、日本がいかに清潔な国なのか、などが紹介されています。おもしろいですよ。山本藤光
2021年12月16日
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211215:浅羽通明『星新一の思想』購入■中台につづいて、韓国がTPP参加に動き出しました。加入には11カ国の全会一致が必要です。韓国は福島産の農水産物を、いまだに拒みつづけています。これは明らかに、TPPのルール違反です。理由なく、自由貿易を妨げてはならないのです。まあ、参加は難しいですね。■思いがけない本を発見しました。浅羽通明『星新一の思想』(筑摩選書)がそれです。たまたま覗いたコーナーで、待っていてくれました。星新一に関する評論は、最相葉月(さいしょう・はづき)『星新一・一〇〇一話をつくった人』(上下巻、新潮文庫)を読んでいます。しかし今度の本は、もう少し重厚な感じがします。ページを開くのを楽しみにしています。山本藤光
2021年12月15日
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211214:『無名時代の私』がいい■私の書棚の特等席は、机の上にある5つの3段カラーボックスです。参考文献としてひんぱんに活用する本。思い出したように引っ張り出す本。現在読書中の本。これは10冊併読主義なので、一番取り出しやすいところに並べてあります。■文藝春秋編『無名時代の私』(文春文庫)は、ひんぱんに活用する本の代表格です。高樹のぶ子、田辺聖子、立松和平など69人の作家の苦しい時代がならんでいます。デビュー作と照らし合わせて読むと、ちょっとした勇気がわいてきます。■もう一冊。こちらは疲れたときに広げる本です。J・ウォーリー・ヒギンズ『60年前の東京・日本』(光文社新書)。ふんだんなカラー写真が、昭和の懐かしい光景を甦らせてくれます。山本藤光
2021年12月14日
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211213:彩瀬まる『不在』を読むぞ■中露に対して大きな抑止力になるはずだった「民主主義サミット」は、特段の大きな成果はあげられませんでした。アメリカの舵取りが中途半端だったせいでしょう。非民主義国とのビジネスの中止など、大胆にやらなければゆるゆる状態は継続します。■彩瀬まる(あやせ・まる)は、注目の作家です。現時点では、『骨を彩る』(幻冬舎文庫)が推しです。本棚からは『不在』(角川文庫)を引っぱりだしています。しばらくはゆるゆると、追いかけつづけたいと思います。山本藤光
2021年12月13日
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211212:『とりかへばや物語』がいい■世界に冠たるK防疫と自画自賛していた、韓国の感染拡大に歯止めがかからないようです。ウイズコロナと称して、一時自粛を緩めたためだという説もあります。北朝鮮は感染者ゼロといっていますが、こちらも大変なことになっているかもしれません。それにしても日本はなぜ激減したのか、いまだに科学的に証明されていないのが情けない。■『とりかへばや物語』(角川ソフィア文庫)を読んだあとに、田辺聖子『とりかえばや物語』(文春文庫)と中村真一郎『とりかえばや物語』(ちくま文庫)を読みました。男の子のような姫君、女の子のような若君。平安時代のラブコメディは健在でした。河合隼雄に『とりかへばや、男と女』(新潮文庫)という著作があります。読んでいませんが、こちらは現代風の話だと思います。探してみたいと思っています。山本藤光
2021年12月12日
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211211:イタロ・カルヴィーノのこと■中国に物言わぬ岸田政権に痺れを切らし、安部元首相や高市早苗氏が中国に向かって吠え始めています。こうやるんだ、と見本を示しているかのように。自民党に2つの政治信条が色づきだしたといえます。ビジネスのこともあり中国とは仲良く。もう一方は米国や欧州とともに、中国の覇権主義に挑む。さてこの綱引きは、どちらが勝つのでしょうか。■イタロ・カルヴィーノを紹介しようと、3作目の作品『見えない都市』(河出文庫)を読んでいました。ところが退屈で、途中で投げ出してしまいました。カルヴィーノについて、ちょっとだけ説明しておきます。――イタリアの小説家、SF作家、幻想文学作家、児童文学作家、文学者、評論家。20世紀イタリアの国民的作家とされ、多彩な作風で「文学の魔術師」とも呼ばれる。――仕方がないので、『柔らかい月』(河出文庫)を再読することにしました。本書は黒井千次さんが推薦している、味のある作品です。山本藤光
2021年12月11日
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211210:ロアルド・ダールのこと■中国の元ダブルス世界ランク1位のペン・シューアイさんをめぐる問題で、女子テニス協会は中国での全試合を中止すると発表しました。ビジネスではなく、人権の方が大切だとの、毅然とした結論です。IOCバッハは、これとは真逆の立ち位置です。■ロアルド・ダールは、『オズワルド叔父さん』(ハヤカワ文庫)を推薦作として紹介しています。昨日書店で、「ダール・コレクション」の別巻を2冊買い求めました。『ダールさんってどんな人』と『「ダ」ったらダールだ!』(ともに評論社)です。「ダール・コレクション」のなかでは『チョコレート工場の秘密』がお勧めです。別巻を読んで、ダールを深掘りしてみたいと思います。山本藤光
2021年12月10日
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211209:知・教養ジャンルのお勧め本■米につづいて、豪・英が「外交的ボイコット」を表明しました。日本もこれにしたがわなければなりません。閣僚は出さないが、室伏さんか山下さんに行ってもらう。こんなストーリーを政府は描いているようです。妥協案は不要です。すっきりと選手だけが参加すると、切り捨ててもらいたいものです。■花村太郎『知的トレーニングの技術』(ちくま学芸文庫)を久しぶりに再読しました。知・教養ジャンルでは本書と、野中郁次郎・紺野登『知識経営のすすめ』(ちくま新書)がぬきんでています。私の今を語るとき、2つの本の影響はすこぶる大きかったと実感しています。未読の方にはぜひ一読をお勧めします。詳しくは「山本藤光の文庫で読む500+α」をご覧ください。山本藤光
2021年12月09日
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211208:澤地久枝『家計簿の中の昭和』がいい■次のニュースを読んで、愕然としました。岸田は「人権問題」と「国益」を天秤にかけようとしています。信じられない頭の構造です。中国にびびりまくっていて、情けなくなりました。――アメリカ政府が人権問題を理由に、来年冬に開催される北京オリンピック・パラリンピックに外交団を派遣しない「外交的ボイコット」を発表したことについて、岸田総理は日本の対応について「オリンピックや日本外交にとっての意義など総合的に勘案して国益の観点から自ら判断する」考えを示しました(JNN)。■澤地久枝は、『妻たちの二・二六事件』(中公文庫)に感銘を受けています。いま『家計簿の中の昭和』(文春文庫)を読んでいます。大学生のころの昭和が満載で、懐かしく読み進めています。テレビで「武士の家計簿」をみたことがあります。家計簿って、生々しくていいですね。山本藤光
2021年12月08日
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211207:新潮文庫の三島由紀夫「み3-39」から思うこと■「虎の門ニュース」のアンケート結果に驚きました。岸田政権の現在について、支持するが2%、支持しないが80%でした。番組を視聴しているのは、保守系の若者たちです。林外相の起用を含め、中国に毅然と物言わぬ政権を早くも見放したのでしょう。■新潮文庫の三島由紀夫作品は、『仮面の告白』(み3-1)から『絹と明察』(み3-37)まで揃えています。ただし、「み3-20」だけは欠番です。新潮社に問い合わせても、その理由は不明とのことでした。三島由紀夫作品は、「み3-37」で終わりだとばかり思っていました。ところが昨日、古書店で「み3-39」を発見したのです。『手長姫・英霊の声』がそれです。おそらく「み3-38」は、理由あっての欠番だと思います。該当するのは、『川端康成・三島由紀夫往復書簡』(新潮文庫か1-21)なのでしょう。こちらは分類コードを「か」としたために、「み3-38」を見送ったのかもしれません。ちなみに『手長姫・英霊の声』の奥付は2020年2月となっていました。最近出版されたのですね。完全に新刊案内を見落としでいました。山本藤光
2021年12月07日
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211206:汐見夏衛『臆病な僕らは今日も震えながら』文庫に■北京冬期五輪への外交的ボイコットが米英などで検討されています。これらの流れに対して、中国は狡猾な技を繰り出しそうです。笑ってしまったニュースを「産経新聞」から。――米欧諸国の一部が首脳や政府使節団を送らない「外交的ボイコット」を検討していることに対しては、コロナ対策を理由に「外国の賓客の招待は制限している」と予防線を張るような動きも見せている。■汐見夏衛『臆病な僕らは今日も震えながら』(実日文庫)の新刊が出ました。若者のあいだで話題の著者の最新作です。『真夜中の底で君を待つ』(幻冬舎文庫)が待機本コーナーで待っています。どちらを先に読むか、悩ましいところです。山本藤光
2021年12月06日
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211205:新井満さん亡くなる■12月9、10の両日にオンライン形式で開催する「民主主義サミット」の成果を楽しみにしています。中露は当然除外。韓国はかろうじて招聘されたようです。なんといっても、台湾の参加が画期的です。国として認められたのですから、台湾は大喜びしていると思います。■新井満さんが亡くなりました。私と同じ75歳でした。ご冥福をお祈り申し上げます。以下「産経新聞」の引用です。――上智大卒業後、電通に勤務する傍ら、1988年に「尋ね人の時間」で芥川賞を受賞。98年の長野冬季五輪では、開閉会式の構成を担当するイメージ監督を務めた。米国に伝わる作者不詳の詩を翻訳、作曲し、自身でも歌った「千の風になって」は、テノール歌手秋川雅史さんがカバーしてミリオンセラーに。2007年に日本レコード大賞作曲賞に輝いた。――『CDブック・千の風になって』(講談社)が蔵書のなかにあります。これから取り出して、聴いてみたいと思います。山本藤光
2021年12月05日
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211204:三川みり『君と読む場所』など購入■素敵なニュースがありました。「夕刊フジ」の記事からです。安部元首相が「台湾有事は日本の有事」と発言したことで、中国は猛反発しました。呼び出された駐中大使は次のように、中国に言い返しています。――「日本国内にこうした考え方があることは、中国として理解をする必要がある。中国側の一方的な主張については受け入れられない」■この記事の見出しも紹介して起きます。胸のすく発言に拍手。――「中国当局が警戒する男」真正面から言い返す垂秀夫駐中大使 安倍発言の反発一蹴 人脈と情報収集能力に定評、京大時代はラガーメン■12月になって、1日の経過速度が倍増した感じがします。師走の慌ただしさが、そう錯覚させているのだと思います。喪中ハガキが例年のように届きます。今年は90歳超の訃報がほとんどです。今更のように、日本人の長寿が実感させられます。重い腰を上げて、そろそろ年賀状の準備といきますか。■若い読者の評価が高いので、味見をしようと2冊買ってきました。三川みり(みかわ・みり)『君と読む場所』『もってけ屋敷と僕の読書日記』(ともに新潮文庫NEX)です。若い未知の著者の作品は、老骨を若やいでくれる効果があります。さていかなる作品なのか、楽しみです。山本藤光
2021年12月04日
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211203:宮部みゆき『ソロモンの偽証』匍匐前進読書中台湾有事は日本の有事。安部元総理の発言に、中国は言葉汚く反発をしました。以下産経新聞の記事から。――「中国の神聖な領土だ。第三者が勝手に手を出すことを絶対に許さない」と主張。その上で「軍国主義の道へ再び向かい、中国人民の譲れない一線に挑む者は誰であれ、必ず頭をぶつけ血を流すだろう」――これって、ヤクザの常套句です。■宮部みゆき作品は掟を破って、『火車』(新潮文庫)『蒲生邸事件』(文春文庫)『かまいたち』(新潮文庫)の3冊を推薦作として紹介しています。いま読んでいるのは、『ソロモンの偽証』(全6巻、新潮文庫)です。恐らく越年しての読破となると思います。とにかく宮部みゆき、浅田次郎、東野圭吾の3人には、何を読んでも納得させられます。山本藤光
2021年12月03日
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211202:南方熊楠のこと■「日刊現代」の見出しです。――フジテレビがリストラ断行の衝撃度! 売り上げ激減で斜陽のテレビ業界を襲う“極寒の冬”――新聞や地上波テレビの凋落はすさまじいものです。新聞もテレビもみない若者が、どんどん増えています。完全にネットに食われてしまったようです。煽り放送ばかりで、自業自得なのですが。■南方熊楠(みなかた・くまぐす)をご存知ですか。著作としては『南方熊楠コレクション』(全5巻、河出文庫)があります。しかし、いずれも難解なので推薦作としていません。ただし南方熊楠について書かれた著書は、いづれも名著ばかりです。――安藤礼二:光の曼荼羅(講談社文芸文庫)――飯倉照平:南方熊楠(岩波ジュニア新書)――唐澤太輔:南方熊楠(中公新書)――神坂次郎:縛られた巨人・南方熊楠の生涯(新潮文庫)――坪内祐三:慶応三年生まれ七人の旋毛曲り(新潮文庫)――嵐山光三郎:文人暴食(新潮文庫)――澁澤龍彦:日本作家論集成・上巻(河出文庫)――鶴見和子:南方熊楠(講談社学術文庫)*線引きあり――松居竜五:クマグスの森・南方熊楠の見た宇宙(とんぼの本)――水木しげる:猫楠・南方熊楠の生涯(角川文庫)■ぜひどれか一冊お読みください。私の書評欄では、神坂次郎(こうさか・じろう)『縛られた巨人・南方熊楠の生涯』(新潮文庫)を紹介しています。偉大なる民俗学者に触れてください。個人的には柳田国夫よりも尊敬しています。山本藤光
2021年12月02日
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211201:三浦雅士と高野斗志美■立民のやりそうなことばかりやっている岸田政権ですが、外国人の入国を止めたのはよかった。しかしこれも、一呼吸遅れた感はありますが。あとは対中姿勢を、いち早く打ち出してもらうだけです。もちろん、西側諸国と歩調を合わせて。■三浦雅士(みうら・まさし)『メランコリーの水脈』(福武文庫)を高く評価しています。書棚の本はヤケがひどくなり、再読しにくい状態です。どこかの出版社で復刊してくれないでしょうか。安部公房、三島由紀夫、武田泰淳などに加え、筒井康隆にまで言及しています。■もう一人尊敬している文芸評論家がいます。高野斗志美(たかの・としみ)で、『安部公房論』『倉橋由美子論』(ともにサンリオ)は幻の著作になっています。『現代文学の射程と構造』(潮出版社)からもたくさんの刺激をもらいました。著者は亡くなっていますが、著作は死んでおりません。山本藤光
2021年12月01日
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