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390:「は」なのか、「が」なのか――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり日本語を習う外国人がいちばん苦手なのは、鉛筆の数え方のようです。1ぽん、2ほん、3ぼん、4ほん、と不規則に変化するのが、どうしても理解できないのでしょう。4、5で「ほん」が続き、いきなり「6ぽん」となります。外資系の会社にいましたので、「なぜだ?」と質問されたこともあります。わかりません。「ニホン」か「ニッポン」かで、もめたこともありました。今は「ニッポン」で統一されたと聞いています。日本大学の呼称は、「ニッポン」に改められたのでしょうか。文章を書いているとき、「は」にすべきか、「が」にすべきなのかに迷うことがあります。「わたしは、山本藤光である」「わたしが、山本藤光である」では、大きく響きが異なります。後者の方がエラソーに聞こえます。著作名は忘れましたが、井上ひさしは2つの助詞の説明をしてくれています。「が」には強調の意味があります。「が」は聴衆に向かって、お前たちはとうに知っていると思うが、の意味合いが強調されているのす。ところが「日本昔話」の場合は、「が」と「は」の意味合いはちがってきます。むかしあるところに、おじいさんとおばあさん「が」住んでいました。おじいさん「は」、山に芝刈りに行き……。これは日本昔話の冒頭のフレーズです。見事に「が」と、「は」は使い分けられています。最初に「が」がきています。これを「むかしあるところに、おじいさんとおばあさん『は』」と唱える人はいないと思います。「が」は、未知のときに用います。「は」は、既知のときに用います。これが、井上ひさしの教えでした。つまり物語の最初では、読者にとって、おじいさんもおばあさんも未知の人だったから「が」がくるのです。それらの人を「住んでいました」と一度紹介しているので、次のフレーズは、「おじいさんは」となる、という説明でした。日本語は難しい。いまこの単語を、「ニホンゴ」と入力して変換しました。パソコンは、ニッポンにはこだわっていないようです。山本藤光2017.11.18
2021年01月31日
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『無名時代の私』がいい■昨日の産経新聞5面に、軍艦島と竹島という活字がならんでいました。前者は韓国によりおとしめられている島で、後者は不正占拠されている島です。それぞれについて、日本の正しい主張を発信する冊子が刊行されたようです。国際社会に向けて、こうしたアピールはどんどんやってもらいたいものです。■『無名時代の私』(文春文庫)は、文字通り著名人のデビュー以前のものがたりです。立松和平、田辺聖子などの無名時代を垣間見ることができます。文庫化されたのは1995年ですので、古書店でしか入手できないでしょう。どんな流行作家にも困難な時代があったのだ、といまさらながら実感させられます。本書からは、大いなる元気と勇気をもらえます。探し出してでも読むべき一冊、としてお勧めいたします。山本藤光2021.01.31
2021年01月31日
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389:「のんびり」イコール「まったり」? ――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり昨日がんばったから、今日はのんびりとしよう。そう決めて、本日を立ち上げました。のんびりするって、まったりとした時を過ごすことです。料理番組でゲストが「まったりとしたお味です」といっていました。なんとなく感覚的にはわかりますが、この言葉では判然としません。辞書の助けを借りることにしました。――こくのある味わいが口の中に広がって行くのが感じられる様子(三省堂『新明解国語辞典』) 私は今朝、「のんびり」イコール「まったり」とイメージしました。ところが「まったりとした味」を、「のんびりとした味」には置換できないことに気づきます。「のんびりとした味ですね」などといったら、殴り倒されてしまします。混乱してしまいました。のんびりどころではなくなりました。山本藤光2018.01.12
2021年01月30日
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重松清のこと重松清は大好きな作家のひとりです。書評では『とんび』(角川文庫)、 『ビフォア・ラン』(幻冬舎文庫)、『ナイフ』(新潮文庫)の3作品を紹介しています。書評の発信はしていませんが、次の初期作品も高く評価しています。『幼な子われらに生まれ』(幻冬舎文庫)、『四十回のまばたき』(幻冬舎文庫)、『舞姫通信』(新潮文庫)、『見張り塔からずっと』(新潮文庫)は、特にお勧めです。未読の方は、ぜひどれか一冊をお読みください。山本藤光2021.01.30
2021年01月30日
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388:ノロマ――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり友人のなかに、機敏なデブがいます。逆に何をやらせても、ノロマな友人もいます。ノロマは漢字にすると、「鈍間」と書きます。この言葉の語源をご存知ですか。語源辞書を引いて、笑ってしまいました。――平たい頭で、青黒くまぬけな顔をした「野呂松(のろま)人形」に由来するといわれる。人形の名は江戸時代に野呂松勘兵衛(のろまつ・かんべい)という人形遣いが用いたことから。(日本語語源辞典)ネット検索すると「野呂松人形」が観られます。また芥川龍之介に『野呂松人形』という作品があります。青空文庫で読めますので、読んでみてください。山本藤光2018.03.31
2021年01月29日
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石川榮吉『欧米人の観た開国期日本』がいい■天気予報が深夜雪だったので、起床してすぐ窓を開けてみました。雪は降った形跡はありません。寒い朝です。室温13度。■昨日、百田尚樹『野良犬の値段』(幻冬舎)読了。拡大鏡での読書でした。所要日数14日。疲れましたが、十分に堪能しました。ただし、一億分の一の「偶然」があったことは、残念でした。■ネットにも書籍にも、外国人がみた日本論はあふれかえっています。私は書評欄で、イザベラ・バード『日本奥地紀行』(高梨健吉・訳、平凡社ライブラリー)を代表例として紹介しています。本書については、宮本常一『イザベラバードの「日本奥地紀行」を読む』(平凡社ライブラリー)や金坂清則『イザベラ・バードと日本の旅』(平凡社新書)も絶賛しています。■外国人が書いた日本論を俯瞰した著作としては、石川榮吉『欧米人の観た開国期日本』(角川ソフィア文庫)がお勧めです。山本藤光2021.01.29
2021年01月29日
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387:のるかそるか――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐりのるかそるか。この漢字をずっと間違って覚えていました。昨日辞書で確認しました。「乗る」を当てはめると、「そる」の意味が曖昧になります。乗るか降りるか、ならわかるのですが。「そる」の漢字が思い浮かびませんでした。あなたは正しく書けますか?乗るか、ではなかったのです。長く伸びるが正解でした。「伸るか反るか」が正しい変換です。企業研修で「かんぺき」と書いてもらっています。この漢字は6割ほどが間違って覚えています。書いてみて、確認してください。パソコンを使っていると、どうしても漢字に疎くなります。情けない話なのですが、これは事実です。できるだけ紙に書いてから、入力する習慣にしています。忘却への対応策は、その方法しかありません。山本藤光2017.11.28
2021年01月28日
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黒井千次のこと■中国の習近平は、米国に対して対話を求めました。ところが新政権はトランプの施策を踏襲すると、ばっさりと切り捨てました。まだバイデンの腹の中は読めませんが、閣僚たちの毅然とした態度に少し安心しました。■黒井千次は「山本藤光の文庫で読む500+α」で、『時間 』(講談社文芸文庫)を紹介しています。簡単にウィキペディアで、プロフィールを紹介させていただきます。1932年生まれ。サラリーマン生活の傍ら、創作活動に参加。新日本文学会に入り、1958年に「青い工場」を発表。1968年に「聖産業週間」で芥川賞候補となり、1970年に「時間」で芸術選奨新人賞受賞。同年に富士重工を退社、作家活動に専念。1984年に「群棲」で谷崎潤一郎賞、1995年に「カーテンコール」で読売文学賞(小説部門)、2001年に「羽根と翼」で毎日芸術賞、2006年に「一日 夢の柵」で野間文芸賞をそれぞれ受賞。黒井千次に関する資料本は、私の蔵書では次のとおりです。――秋山駿:作家と作品(小沢書店)――磯田光一:昭和作家論集成(新潮社)――磯田光一:左翼がサヨクになるとき(集英社)――カセット文芸講座:日本の近代文学4(CBエンタープライズ)――「現代文学」月報集(講談社文芸文庫)――国文学:現代作家110人の文体(1978年11月増刊号)――知っ得:現代作家便覧(学燈社)――知っ得:現代の作家ガイド100(学燈社)――文藝春秋編:私たちが生きた20世紀(下)(文春文庫)――無名時代の私(文春文庫、文藝春秋編)――松原新一ほか:戦後日本文学史・年表(講談社)――宮本徹也:レトリックの装置・戦後文学論(教育出版センター)あまり文庫化されていませんが、時間があったら1作品でも読んでもらいたいと思います。山本藤光2021.01.28
2021年01月28日
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386:暖簾に腕押し――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり(1)暖簾に腕押しの意味をはじめて知りました。愛読書の『面白すぎる雑学知識2』(青春文庫)によると「腕押し」は腕相撲のこととありました。ただしネット検索では、腕相撲と結びつけられているものは発見できませんでした。「糠に釘」や「豆腐にかすがい」なども同じような意味です。山本藤光2018.05.07(2)「暖簾に腕押し」についての記述を発見しました。やはり「腕相撲」のことでした。――腕相撲をする時は双方に同等程度の力があってこそ面白みがあるが、相手が暖簾では何の手ごたえもないということから。相手が暖簾のように力もなく対抗心も持たなければ、競おうとする時に何の張り合いもないということ。(故事ことわざ辞典)山本藤光2019.03.07
2021年01月27日
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「ブックガイド」の双璧■妻が使っているプリンターが故障したので、買い換えることにしました。ハードは何と5000円。ところが消耗品のインクはそれ以上の値段でした。これってべらぼうに高すぎます。スマホの価格のように、なんとかしてくれませんかね。■「ブックガイド」として最も評価しているのは、丸谷才一『快楽としての読書・日本篇』『快楽としての読書・海外篇』(ともにちくま文庫)とモーム『世界の十大小説』(上下巻、岩波文庫)です。双方ともに非常に入手しにくいのですが、探してみる価値は大いにありです。私は二人が評価している作品を参考に、読書計画を立てています。山本藤光2021.01.27
2021年01月27日
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385:「~ので」と「~から」――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり「~ので」と「~から」はどちらも理由を示す言葉です。以前駅では「危ないので、白線の」と放送していました。最近は変わったようですが、記憶にありません。通常は「~ので」の方がていねいな表現となります。「~ので」と「~から」の前にどんな文字が入るかを考えれば使い分けについては、すぐに理解できます。「~なので」と「~だから」と、使うことが多いと思います。相手の言葉を理解できない人に向かって、「だからさ」と詰め寄るケースがあります。つまり「~から」は公式ではあまり用いられない用語なのです。山本藤光2018.06.18
2021年01月26日
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『素子の碁・サルスベリがとまらない』がいい ■バイデン政権がスタートしました。閣僚たちのコメントをみて、安心しました。「次期国務長官に指名されたアントニー・ブリンケン氏は、上院公聴会にて、北朝鮮への圧力を重視することに加え、トランプ政権の対中強硬策は正しかったとの見解を示した。」「次期財務長官に指名されたジャネット・イエレン元FRB議長も中国は脅威だと述べた。」(いずれもネットサイト「現代ビジネス」より)――いずれも中朝への弱腰を懸念されていた世評を、払拭するものでした。安心しました。■新井素子『素子の碁・サルスベリがとまらない』(中央公論新社)は、へたくそな囲碁好きのエッセイ集です。これがおもしろい。初心者は囲碁をこんな風にみているのだと、何度も笑ってしまいました。本書は格好の囲碁の入門書となります。囲碁を覚えたいといっていた中学生の孫に、プレゼントすることにしました。山本藤光2021.01.26
2021年01月26日
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384:根回し――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり会議の前に根回しをする。この「根回し」の語源は、植木屋さんの用語とのことです。――大きな木を移植するときは、下準備として1、2年前に、その大木の周囲を掘る。そうして広がりすぎた細根を切って、鬚根(しゅこん)を発生させるようにする。こうしておけば、移植したときに寝付きやすく、移植がうまくいくのだそうだ、(『語源2』青春出版社文庫)クレーンで大木を吊して、くるくる回す場面は何度か見たことがあります。会議の根回しは、あそこからきていたのですね。鬚根は「ひげね」と呼ぶ方が一般的かもしれません。山本藤光2019.04.10
2021年01月25日
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獅子文六の初期作品『金色青春譜』復刊■中国・武漢がロックダウン(都市封鎖)されてから、1年を迎えました。コロナの発生源は、今どうなっているのでしょうか。WHOが査察に行っていますが、おそらく何の成果も得られないでしょう。中国の隠蔽で世界に拡散したコロナは、いまだに終息していません。■ずっと読んでみたかった獅子文六の初期作品『金色青春譜』(ちくま文庫)が刊行されました。きっちりと調べていませんが、本作がデビュー作のようです。高校時代に夢中で読んでいた獅子文六です。ちくま文庫が続々と獅子文六の復刊をしてくれており、読むのが追いつかないほどです。山本藤光2021.01.25
2021年01月25日
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383:ねこばば ――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり「ねこばば」の意味は、誰もがご存知と思います。――拾った物などを、そのまま自分の物にして、知らん顔をすること(新明解国語辞典) ではなぜ「猫」と「婆」を連想させる言葉なのでしょうか。どんな漢字だと思いますか。辞書には「猫糞」とありました。どうしてこんな漢字になるのでしょうか。さらに調べてみて、笑ってしまいました。猫には糞をした後に、後ろ足で砂をかけて隠す習性があります。これが由来という説が有力です。また江戸時代後期に大便のことを幼児語で「糞(ばば)」といっていた、という説もあります。婆は無関係だったのですね。山本藤光2017.01.14
2021年01月24日
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赤木かん子『今こそ読みたい児童文学100』がいい■ジェノサイトとは、「国民的集団の絶滅を目指し、当該集団にとって必要不可欠な生活基盤の破壊を目的とする様々な行動を統括する計画」(ウィキペディア)のことです。任期満了のポンペイオ国務長官が、中国共産党をそう認定しました。このメッセージは世界を駆け巡っています。日本の政治家に煎じて飲ませたい、強烈なメッセージです。■赤木かん子『今こそ読みたい児童文学100』(ちくまプリマー新書)は、「山本藤光の文庫で読む500+α」で紹介している作品のほとんどを網羅しています。本書は時々手にします。読んでみたい児童書を教えてくれます。本書は「大人に読んでもらいたい児童文学」という副題があってもよい構成になっています。私の大好きなブックナビ本のひとつです。山本藤光2021.01.24
2021年01月24日
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382:濡れ衣――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり「濡れ衣」は無実の罪のことです。この語源がおもしろいので紹介します。――奈良時代には、文字通り「濡れた衣服」を指したが、平安以降、多く「無実の浮き名」の意で用いられた。これは先妻の娘を疎ましく思う後妻が、漁師の濡れ衣を娘の寝室に置き、漁師と密通しているように見せかけておとしいれたという伝説からともいう。(日本語語源辞典)語源は諸説があるようです。別の本では、――何人かの容疑者に濡れた着物を着せて、速く乾いた者を無罪にしたもの。(日本社『目からウロコ!日本語がとことんわかる本』講談社α文庫)などといった珍説も紹介されています。山本藤光2018.11.28
2021年01月23日
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木原武一『大人のための偉人伝』がいい■ヤフーニュースを開いたら、「二階幹事長と麻生財務相に国民の怒り爆発!」「#自民の二大老害は政界を去れ」「怨嗟の16万ツイート」という見出しがありました。前者は政府批判を「ケチをつけるな」と恫喝した老人。後者は「10万円の給付金は出さん」と一蹴した老人です。国民目線ではないことに、若者は激怒したようです。憲法改正や国防についてまともな議論ができない自民党は、若者から浮き上がってしまったようです。それにしても、受け皿となるべき野党は、もっとひどいのですが。■木原武一(きはら・ぶいち)の著作は、高く評価しています。『要約世界文学全集』(全2巻、新潮文庫)、『大人のための日本の名著50』(角川ソフィア文庫)、『大人のための世界の名著50』(角川ソファイア文庫)などのブックガイドもいいのですが、『大人のための偉人伝』(正続・新潮選書)が特にすばらしい。野口英世やナイチンゲールが登場します。山本藤光2021.01.23
2021年01月23日
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381:二の舞――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり「二の舞」という言葉があります。では「一の舞」はあるのでしょうか。もちろん、ありません。『二の舞』について、語源を調べてみました。――舞楽で、「安摩(あま)の舞」の次にそれをまねて舞う滑稽な舞のこと。これが、人のまねをする意に用いられるようになり、「二の舞を演じる」、つまり失敗をまねる愚行の意に用いられるようになったもの。(日本語語源辞典)山本藤光2018.03.09
2021年01月22日
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石山修武『現代の職人』がいい■韓国と中国が、「キムチ」の起源をめぐって大炎上しています。韓国は日本の茶道や剣道なども、うちが起源だと言い張るほど起源に固執する国です。パクリの国同士の論争は、どこまで激しくなるのでしょうか。■石山修武(いしやま・おさむ)『現代の職人』(晶文社)は、書斎の一等地においてあります。本書にはさまざまな職人や専門家が網羅されています。思い出したように時々ページを開いています。職人たちの熱い思いを浴びるのが目的です。元気のパワーをそのつど頂戴しています。470ページと分厚い本ですが、元気が出ます。山本藤光2021.01.22
2021年01月22日
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380:にっちもさっちも――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐりにっちもさっちもいかない。このようにぼやくことはままあります。この語源をご存知ですか、――「にっち」「さっち」はソロバンの割り算の九九の計算法の「二進」「三進」がなまったものだ。(『面白すぎる雑学知識・語源2』青春出版社文庫)「二進」は2割2のことで商は1。「三進」は3割3のことで商は1。にっちもさっちもいかない、は割り切れないものをさしています。山本藤光2018.12.07
2021年01月21日
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『グレート・インフルエンザ』文庫に■午前3時から、アメリカ大統領就任式のライブが放映されました。式典会場の空は青く晴れ渡り、バイデン氏の門出を祝福しているようです。多難な船出となるでしょう。まずは不正選挙疑惑と向き合い、アメリカをまとめてもらいたいと思います。多大な業績を残した、トランプさんに感謝しています。■直木賞は西條奈加(さいじょう・なか)に決まりました。『金春屋ゴメス』(新潮文庫)が日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビューしています。その後、『恋細工』『善人長屋』(ともに新潮文庫)や『無花果の実のなるころに』(創元推理文庫)などを発表していました。直木賞受賞作は、『心淋し川』(集英社)です。道産子直木賞作家がまた誕生し、同郷としてうれしいかぎりです。■ジョン・バリー『グレート・インフルエンザ』(上下巻・ちくま文庫)がついに文庫になりました。私はピート・デイヴィス『四千万人を殺した戦慄のインフルエンザの正体を追う』(文春文庫)の書評を書いています。そのときに本書の存在を知ったのですが、入手できませんでした。これを機会に紹介本よりも評価の高い、『グレート・インフルエンザ』を読んでみたいと思います。山本藤光2021.01.21
2021年01月21日
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379:なだれ――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり豪雪やホワイトアウトがニュースになっています。これらの雪は春になると、「なだれ」となって再び危害を及ぼす可能性があります。ところで「なだれ」は「雪崩」と書きますが、語源の意味は雪崩とは無縁です。正式には「長垂れ」から出た言葉とされています。ほかには、「な」は国、土地、土壌を表し、「たれ」は垂れの意で、土地が崩れるという意味がある。斜めに傾く意から、「傾(なだれ)」とも書く。(『語源』青春出版社文庫)つまり「土砂崩れ」が、本来の意味だったのですね。山本藤光2019.01.28
2021年01月20日
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32年越しの完成版 折原一『倒錯のロンド』折原一の著作はたくさん読んでいます。最近作は長編が多く、思わず逡巡していますが。昨日書店で、『倒錯のロンド』(講談社文庫)を新刊コーナーでみつけました。帯には「32年越しの完成版」とありましたので、興味深く買い求めました。書評を書くのならこの作品と思っていました。新たな装いで再登場したのですから、熟読してみたいと思います。ストーリーは完全に忘れていますが、めまぐるしい展開の折原一らしい作品だったと思います。山本藤光2021.01.20
2021年01月20日
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378:なだめすかす――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐりパソコンのプリンターが動きません。どうなだめすかしても、動き出す気配すらありません。ところで「すかす(賺す)」って、どんな意味なのでしょうか、とまたもや好奇心が頭をもたげてきました。ネット検索をすると、例文がありました。――当惑して、嚇すやら、賺すやら、いろいろ手を尽して桜井へ帰って貰お・・・ 芥川竜之介「竜」――初めはお蝶をなだめ賺すようにしてあしらっている様子であったが、・・・ 森鴎外「心中」大作家が用いているこの単語は、「新明解国語辞典」では次のように説明されています。――なだめる:泣いたり怒ったりしている人に言葉をかけて、荒れている気持ちを静める――すかす:機嫌をとり慰めるまあ、同じような意味ですね。結局、プリンターの方は、買い換えざるをえませんでした。山本藤光2018.02.04
2021年01月19日
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マルコ・ポーロ『東方見聞録』購入■コロナで医療崩壊が叫ばれています。全病院のベッドの3%しか、コロナ用として稼働させていないとのこと。感染や風評リスクを怖れて、ほとんどの医師はコロナと対峙していません。政府も日本医師会も、無能過ぎます。■とにかくすべての病医院は、コロナ疑いの者を受け入れなければならない。ここまではインフル流行時に、ルーティンでやっていたことです。■ただし、コロナ受け入れ先には、国が魅力的な金を出す。このくらい思い切った施策が、なぜできないのでしょうか。それとコロナの感染症分類を、インフルなみに変更すること。そして速やかに国民に、自由を与えること。死者には気の毒ですが、インフルなみの対応を一日も早く実現させねばなりません。■前から読んでみたかった、マルコ・ポーロ『東方見聞録』が角川ソフィア文庫になりました。さっそく買い求めて待機本コーナーにいれました。山本藤光2021.01.19
2021年01月19日
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377:なしくずし――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり「なしくずし」に、どんな漢字をあてはめますか。私はずっと「無し」だと思っていました。「日本語語源辞典」を読んでいて、驚いてしまいました。「済し崩し」とあったのです。解説を紹介させていただきます。――「済(な)す」は返済する意。謝金を少しずつ返してゆくということから。この意味にも驚きました。「なかったことにする」というニュアンスは、まったくないのです。もちろん「うやむやにする」という意味もありません。山本藤光2018.03.17
2021年01月18日
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坪内祐三『慶応三年生まれ七人の旋毛曲り』文庫に■日本のマスコミとしては珍しく、ヤフーニュースが次のような主張をしていました。「一つの大きなテーマに対して二つの対立する意見があれば、メディアの任務としてはまず両方の主張を報じるのが基本だろう。―そのとおりなのですが、テレビも新聞も、本当のニュースは載せません。情けないマスゴミに成り下がっています。特にNHK、朝日新聞、毎日新聞。■坪内祐三の『慶応三年生まれ七人の旋毛曲り』が今度、講談社文芸文庫になりました。以前は新潮文庫としてでていました。しかし入手しにくかったので、ぜひこれを機会に読んでみてください。2700円+税と高価な文庫ですが、読み応えは満点です。漱石や子規の時代を切り取った、重厚な文芸時評です。坪内祐三は若くして亡くなり、「本の雑誌」からは特集号もでています。ちなみに私は、『一九七二』(文春文庫)を推薦しています。山本藤光2021.01.18
2021年01月18日
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376:流れに棹さす――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐりこんな問題がありました。「流れに棹さす」の正しい意味は次のどれでしょうか。1.世間一般の動向に反する2.物事をさらに順調に進行させる3.人の会話に割り込むこの問題に不正解だった人は、罰として「知育タンスの引き出し」の3月分を全部読むことを命じます。回答は下記年月日の最後(*印)にあります。山本藤光2018.05.31初稿、2019.04.12*2
2021年01月17日
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百田尚樹『野良犬の値段』と匍匐前進■新任の米大統領就任式は1月20日です。日本時間の本日が最後のヤマとなります。トランプは諦めたのか、最後の一手をうつのか。注目したいと思います。どちらが就任しても、今回の選挙における不正の芽は摘まなければなりません。■読まないつもりでした。拡大鏡での読書は疲れますので。しかし誘惑に負けてしまいました。百田尚樹『野良犬の値段』(幻冬舎)を匍匐前進で読み始めました。ただいま90頁まで。登場人物が多いけれど、まったく破綻することなく、ぐいぐい引き込む力量はさすがです。電子書籍があれば、こんなに苦労することはないのにと、ぐちりながら読んでいます。山本藤光2021.01.17
2021年01月17日
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375:鳴かず飛ばず――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり「鳴かず飛ばず」の意味は、ほとんどの人がご存知だと思います。では、その語源は? 私は「歌を忘れたカナリア」の歌に関連しているのかな、と思って語源辞典を引きました。――三年も享楽にふけっていた荘王(そうおう)を諫(いさ)めて言ったことば「三年飛ばず鳴かず、これ何の鳥ぞや」から。のち、荘王は国政に専念したという。 何の鳥?との質問の回答はありません。ネットでは、ダチョウ説も存在しています。また『史記』にも同じものがありますが、こちらは少しニュアンスが違います。――(史記楚世家「三年飛ばず鳴かず」による)将来の活躍にそなえて何もしないでじっと機会を待っているさま、(『広辞苑第7版』) こちらの解釈は、知らない人が多いと思います。2月は本日で終わりです。3月になれば、春は目の前ですね。山本藤光2018.02.28
2021年01月16日
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人生には3つの山がある■昨日のつづきです。むかし、こんなことを書いています。「知だらけの学習塾」の6回目の文章です。このコーナーはすでに350回超まで続いています。読んでいただくうえでの、原点になっているのが以下の文章です。山本藤光2021.01.16006:人生には3つの山がある――第1章:人生物心がついてからの人生には、後記の3つの山が待ち受けています。人間はそれらの山を、天秤棒を担いで登り降りします。天秤棒の両端には、2つの荷かごが提げられています。3つの山とは、次のとおりです。1.学生期:学校に拘束されている期間2.仕事期:仕事や会社に拘束されている期間3.老齢期:学校や仕事に拘束されていない期間2つの荷かごの重さが均一でなければバランスを欠いて、とてつもなく歩きにくくなります。 2つの荷かごの荷物を確認しておきます。1.学生期:学校と日常2.仕事期:仕事と日常3.老齢期:日常と日常「日常」とは、学校や仕事(会社)に拘束されていないすべての時間のことです。たとえば「仕事期」なら、出社してから退社するまでの通常8時間を拘束されている時間とします。通学、通勤時間は「日常」に含めます。もちろん、睡眠や食事時間も「日常」の範ちゅうになります。学校や会社に拘束されている8時間を除く、すべての時間(16時間)は「日常」の荷かごのなかにあります。これでは天秤棒のバランスは悪くなります。つまり「日常」のなかから4時間を、「仕事」の荷かごに移さなければならないわけです。日常のなかから、「知的活動」を拘束されている時間の方に4時間分移すことになります。これは勉強や仕事の役に立つ時間のことです。仕事に役立つ読書などは、立派な「知的活動」になります。会社に拘束されていない時間から、いかに「知的活動」時間を見出すか。これが三つの山登りの第一歩なのです。往復2時間の通勤電車では、必ず本を読む。この人は、仕事8時間に知的活動2時間を合算できます。あと2時間を加えると、荷かごのバランスを整えることができます。通勤電車で居眠りをしている人は、残念ながら「知的活動」を放棄してしまっているわけです。仕事バリバリ家でゴロゴロ。これは2つの荷のバランスがとれていない典型例です。会社には仕事はよくできるけど、ちょっとねという人がいます。この人は「知的活動」が欠落しているのでしょう。だから「人間力」が脆弱になっているのです。2つの荷かごの理想的な形は、下記のようになります。1日の24時間を12時間ずつに配分することが、荷かごのバランスを整える第一歩なのです。1.学生期:(授業+知的活動)と日常2.仕事期:(仕事+知的活動)と日常3.老齢期:(知的活動)と日常「知的活動」とは、見聞を広める行為のことです。およそ次のようなものと考えてください。読書をする。新聞を読む。教育テレビ番組を観る。図書館に行く。美術館に行く。博物館に行く。メールを発信する。ネット検索をする。手紙を書く。友と語り合う。旅行に行く。散歩をする。ショッピングをする。骨董を収集する。家庭農園をする。囲碁をする。一方「日常」とは、睡眠、食事、入浴、娯楽などのことです。老齢期の人は、まず「知的活動」と「日常」を12時間ずつに割り振らなければなりません。
2021年01月16日
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374:70歳――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり70歳のお祝いを」古希」というのは、誰もがご存知だと思います。もう一つ「従心」(じゅうしん)という言い方があります。孔子の言葉で、思うままに行動しても道徳から外れることのない年齢という意味です。私は「古い」という字をあてるよりも、「従心」の方を好みます。ちなみに昔の古希は数え歳で祝っていました。数え歳は生まれた時を1歳と数え、正月ごとに年齢が増えるものです。ただし今では満年齢で祝うようになっています。ですから昔のように69歳が古希ではありません。山本藤光2018.05.15
2021年01月15日
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「12321」ってなんだ?■むかし、こんなことを書いています。「知だらけの学習塾」の5回目の文章です。このコーナーはすでに350回超まで続いています。読んでいただくうえでの、原点になっているのが以下の文章です。山本藤光2021.01.15005:人生とは何か――第1章:人生人生を考えるとき、悲喜こもごものなかに出現するのが、次の数字です。何の数字か、わかりますか?12321活字から目を上げて、考えてみてください。「ギリシア神話」のなかに、「423」という数字が出てきます。塾長の「12321」は、この数字からヒントを得ました。「ギリシア神話」の一節を、紹介させていただきます。――朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足になるものは何か? この問いは、クイズの定番になっています。ほとんどの人は、答えられると思います。ただし、種明かしの部分で、間違った解説をする人が多いのが現状です。実は塾長も、誤解していました。「ギリシア神話」に出てくる謎かけであることは、承知していました。正しいストーリーを、引用しておきたいと思います。――女面で獅子の身体をもち、翼のある怪物で、ピーキオン山の上に坐り、一つの声をもち、四足、二足、三足になるものは何か(または、二人の姉妹で、一方が他方を生み、また反対に他方がいま一つの方を生むものは何か)という謎をテーバイ人にかけ、これを解くことができないものを取って食った。(高津春繁『ギリシア神話』岩波新書P138より)この謎かけ部分は、本によって微妙に違います。詳細については、「山本藤光の文庫で読む500+α」の串田孫一『ギリシア神話』(ちくま文庫)で触れています。さて「12321」は、何かに戻りましょう。最初の1は独身時代。次の2は結婚後の夫婦の生活。3は子供ができた家族の時代。3の後の2は子供が独立して家を離れ、夫婦2人に戻ったとき。そして最後の1は、伴侶を失ったときを意味しています。「123」までの人生は、バラ色に輝いています。しかしやがて、下りの「321」のときが訪れます。ここをしっかりと想定しておかなければ、人生は味気のないものになってしまいます。「知だらけの学習塾」は、下りの「321」にフォーカスをあてています。
2021年01月15日
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373:なあなあ――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり「なあなあで済ます」の「なあなあ」は何ですか。――歌舞伎で内緒話をする場面の演技から。二人の登場人物の一方が「なあ」といい、一方が「なあ」と受ける演技(日本語知識辞典)山本藤光2018.04.15
2021年01月14日
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柳美里『JR上野駅公園口』読むぞ■欠かさず視聴している「虎ノ門ニュース」ですが、1月13日分はひどかった。ケント・ギルバードは、年末から論調が変わっています。発言のたびに目が泳いでいます。石平は先週からの連続登壇ですが、新ネタはありませんでした。上念司が降板になったのはよしとして、キャスティングを見直さなければ、観る気がおきません。■柳美里『JR上野駅公園口』(河出文庫)は全米図書賞受賞作です。探していました。昨日平積みになっていました。即購入。読むのを楽しみにしています。山本藤光2021.01.14
2021年01月14日
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372:どんより――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐりどんよりとした一日でした。ここまで書いて、ハテナマークが灯りました。「どんより」って、どこから生まれた言葉なのでしょうか。広辞苑を引きました。漢字は出ていません。おそらく、「鈍」のイメージなのでしょう。こんなときにネット検索をすると、きっといろいろな解釈が載っていることと思います。でも性急にそれをやりません。考えてみたいからです。鈍夜。ここから、ドンヨリになったのではなかろうか。さて、こんな仮説を見つけたら、いよいよネット検索を行います。ありました。引用させていただきます。――狂言の『附子(ぶす)』「黒い物がどんみりと固まり合うた」とある【どんみり】が語源です。〔黒く濁っているさま〕を言います。(gen_shi_rinさん)山本藤光2018.02.27
2021年01月13日
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楊逸『わが敵「習近平」』がいい■韓国の文在寅は念頭のあいさつで、日本とは「未来志向」でと言及しました。過去をねつ造し、現在を蹂躙するこの人に「未来志向」はありえません。国際常識を無視して、日本国を訴えるような国が何をいっているのでしょうか。無視することです。■中国人の芥川賞作家の楊逸(ヤン・イー)『わが敵「習近平」』(飛鳥新社)は、中国の現状を内側から切りとった作品でした。中国というよりも、共産党の残忍さが手にとるように理解できました。楊逸の著作は『ワンちゃん』(文春文庫)や『すき・やき』(新潮文庫)を読んでいます。本書はそれらよりも、ずっと胸に迫るものがありました。山本藤光2021.01.13
2021年01月13日
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371:丼――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり「丼」と「井」の違いについての解説を読みました。おもしろかったので、おすそわけさせていただきます。そもそも二つは同じ漢字だったそうです。――近世になって「丼」の字の形を、「井戸」に物が墜ちた様子に見立てるようになった。そこで井戸に物が落ちて「ドブン」という音がすることの連想から、この字をドンブリにあてたというわけ。(『ことばの選び方大全』青春出版社)山本藤光2018.06.03
2021年01月12日
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読書はじめは百田尚樹『野良犬の値段』のはずだったのに■2021年をスタートさせます。ただいま午前2時。室温12度。とても寒いです。もっとも日本と米国の状況も、極めて寒いのですが。■首都圏に緊急事態宣言を発動させた菅政権は、中韓などビジネストラック者には、制限をかけないと宣言しました。これは本末転倒の愚策です。日本人には自粛を求め、外国人はフリーパス。これでは日本人は納得しません。■米国の大統領選挙で、不正があったのは事実です。しかし不正選挙が、完結されようとしてています。まずは不正の実態解明。これが米国がとるべき最善策です。ただしトランプには、あと一枚の切り札があります。菅首相のようなある宣言ができるのです。このままバイデン政権誕生なら、日本にも世界にも悪しき影響が及ぶと思います。■『芥川賞候補傑作選 平成編1』(春陽堂)を購入しました。車谷長吉「漂流物」や野中柊「アンダーソン家のヨメ」などが収載されています。期待大なので、:百田尚樹『野良犬の値段』(幻冬舎)の次に読みます。本年度の読書はじめは、明日からの予定です。■『野良犬の値段』をkindleで購入しようとしました。ところが電子版になっていません。拡大鏡での読書はしんどいので、百田さん残念ですが、断念しました。『芥川賞候補傑作選 平成編1』はkindleにありました。今年の読書はじめは、本書になりました。山本藤光2021.01.12
2021年01月12日
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