全6664件 (6664件中 51-100件目)
中3生の第一回北辰テストが行われている。 北辰はその時点での自分の実力を知り、科目ごとの得点の組み立て方を知り、 さらに全体の位置付けや志望校内順位などを知ることができる。 北辰の公表では受験生の北辰受験率は93%というから、 埼玉では北辰に触れずに入試を迎えるケースはほとんどないということになる。 偏差値や具体的な数字が出るため、自ずと真剣にならざるを得ないが、 第三回(7月)までは「今の実力を知る」という意味合いが強い。 夏の学習成果が表れてくる第四回からは、 北辰はより高い成績を目指す勝負色の強い実力テストになっていく。 今回の北辰は意識の高い生徒は受験を考えたと思うが、 中には親や先生、部活の顧問の先生などの指示、 あるいは予定など諸事情により受けられなかった生徒もいるはずだ。 受けた生徒はよく復習をし、今後に活かして欲しいと思う。 受けなかった生徒も塾経由で問題を入手し、解いてみることを勧める。 私が見てきた受験生たちの大半がそうだが、 春の北辰の成績は飽くまでもスタート地点であり、 今後間違いなく伸びていくということだ。 これから冬に向けて偏差値5~10くらいの伸びは普通に起きていく。 何をどうすればそうなるのかは、本人の意欲と塾の指導内容によるだろうが、 少なくとも今私が見ている受験生たちには、 年末くらいまでに大きな手応えを残してあげたいと思っている。 4日前に北辰の準備勉強について何をすべきか訊いてきたTさん。 用語や基本事項のチェックは入念にできたかな。 今日の北辰は結果よりも見直しが大事だから、 解説を駆使してしっかりと復習しておくことだ。 不明な点があったら次回質問に来なさい。 なお北辰を受けた生徒は、その後1週間は塾に問題用紙を持参すること。 解説するときに無くては困るだろう。 これは次回以降も常識として心得ていたい。
2022.04.24
100の英単語を5日間で書けるように練習していくとき、 100を5で割れば20なので、毎日20個ずつ練習していけばいい。 こういう発想はただ全体量を日数で割っているだけで、 「書けるようになる」という目的とはかなりズレたものだ。 では100を25ずつ4日間に分けて練習し、 残りの一日でもう一度見直すというのはどうだろう。 最初のやり方よりはましだが、まだ発想が甘い。 ではどうするか? 私ならば・・・ 1日目に100を全部やる。 2日目も100を全部やるだろう。 3日目は覚えきれていないものに絞ってやる。 4日目はまた100全部をやり、仕上げる。 5日目・・・いらない。 量が多ければ3日目の絞り込み練習をもう一日増やせばいい。 量が少なければ2日目の反復はカットしてもいい。 学習量を期間で割って計画を立てると「仕上げる」という部分がもろくなる。 学習というものは、内職のように単純作業で数量を重ねる行為ではない。 こなした数量がどれだけ定着しているかが大事なのだ。 だから「どれだけやったのか」ではなく、 「どれだけものにしたのか」を意識した計画と実践を目指したい。 実践可能な量ならば、やるべきことを割り算で振り分けるのはナンセンスである。 「100個全体がひとつ」だと思えば違う発想が生まれる。 たくさんある物をバラバラで捉えるのか、それらをまとめて「1個」として捉えるのか。 日々の勉強の中で意識してみよう。
2022.04.21
毎年この時季になると教室に飾っていたものがあります。 生徒たちに向けたもので、感謝の気持ちを持とうというメッセージでした。 去年から途絶えてしまいましたが、 毎年こんな感じで展開していました →こちら ちょうど新学年が始まり、勉強も私生活も新たな世界が始まるときですね。 小さなことからでいいので、自分で考えたことを実践していきましょう。 考え、行動できるということは、大人への大事なステップです。 プレゼントのような物ではなく、 そういうことが責任を持ってできることが何よりの親孝行なのです。 中学生として何ができるか、 これまでの自分を振り返りじっくり考えてみましょう。 渡された新しい教科書は開いてみましたか。 この先の一年間で触れていく内容がそこにあります。 授業中に先生に言われて教科書に折り目を付けるのではなく、 自分でどんどん先を見て、先取り学習(軽い予習)は進めてください。 結局全部学ぶことになりますよ。
2022.04.13
学校も今週から始まり、来週には授業も本格化してくるだろう。 教室の授業も新学年の内容に入っていく。 中学生の理科は教科書によって履修単元の順番が異なるが、 結局はすべて押さえることになるので、 速度を上げて次々と早めにマスターしていくことだ。 中3,中2とも計算が伴う内容を習うので、 理解力と解答力を上げるために復習に時間をかける必要がある。 社会はほぼ共通なので、まだしばらくは、 ワークを解きながら暗記を進めていけばいいだろう。 中3生は北辰などで判断される既習内容の定着も、 同時進行で高めていかなくてはならない。 そのための暗記の宿題や、反復点検などがどうしても欠かせない。 生徒たちの取り組み姿勢ひとつで成果は180度変わる。 こちらが仕向けたことを忠実に行い、ぜひ秋からの手応えに繋げて欲しい。 授業を受けるときのコツは、とにかくノートに記録していくことだ。 板書や口頭による重要事項、試験頻出の指摘、解法技術、注意事項など、 字は雑で構わないので、控えて持ち帰ることである。 頭では覚え切れないので、頭脳の補佐としてノートがある。 必要な瞬間にサッとノートを開き、その役割をしっかり守ろう。
2022.04.06
お問合せを頂いております。 定期テストはもちろん、北辰成績や受験をも視野に入れた、 理科・社会の効率の良い指導錬成を実施しております。 戸塚3丁目の「名学館東川口校」において、 直近10年間で学年トップを100回以上達成してきたノウハウを、 現在も意欲のある生徒たちに教室にて還元し続けております。 他の塾に通っていても対応可能ですので、 成績を飛躍させたい方はまず一度ご連絡ください。 埼玉県の高校入試は5科全体の本番での得点力で決まります。 内申も入試配点も、「理社」の比重は「英数」の比重とまったく同じです。 英数に注いでいるエネルギーと時間は果たして効率が良いかどうか、 受験までの期間があるうちにぜひ一度検証してみてください。 私は数百人の生徒を受験に送り出してきましたが、 理社の成功により合格できたというケースが予想以上に多いのです。 特に学校選択問題が課されるss60以上の高校は、 英数が難解で差が出にくいため、差のつく理社にかなり高い得点力が求められます。 実際の入試での得点開示では、90点ラインが多数出ています。 どのように組み立てていけば良いかご相談いたしますので、 北辰や実力テストの手応えを一気に上げたい方は、まずメールにてご連絡ください。 新中3生、新中2生を席数限定で受け付けております。 masa-k.mgk19@softbank.ne.jp まで。 元名学館塾長がご対応いたします。
2022.04.02
しりとり ジグソーパズル 間違い探し 将棋(本・挟み・詰め) 回文 暗算 レゴ(積み木) 早口言葉 クロスワード 赤黒(トランプ) 神経衰弱(トランプ) 立体パズル 速読(声を出して) カルタ ワンテーマの言い合い 文字探し(新聞などで) 語呂合わせ オセロゲーム 図鑑(子供向け) 絵本 九九(十の段以上も) 塗り絵 迷路 なぞなぞ これらは子どもの知能にプラスの影響が期待できるものです。 小さいうちからこういうものを積極的に仕向け、体験させることは、 脳の機能を高め、学力の土台を築くことにもなります。 うちの子にもよくやりました。 勉強道具ではなく、興味の湧きそうな身近な遊び感覚のものでいいのです。 幼いころから脳を刺激する環境を作ってあげることが、 その後の学力形成に良い影響を与えるのです。・・・・・・・ 元塾生がお子さんの写真を送ってくれました。 可愛い写真ありがとう。 歩き始め、色々ことばを覚えてきているみたいですね。 以前書いた上の文章を添えておきます。 よかったら、お子さんの情操教育のヒントにしてみてください。
2022.04.01
PCのトラブルのためしばらく更新できませんでしたが、 復旧しましたのでまた宜しくお願いします。 春休みに入り、通う塾を探している中学生も多いと思います。 親御さんも資料を取り寄せ、あるいは訪問し、 どこがベストなのかとお子さんと話し合っていることでしょう。 学習塾の主役は実際に通う「子ども」たちです。 その子どもたちがいつも元気に通塾できる所をぜひ見付けてください。 子どもの気分が乗らない所に通わせても、まず成果は出ないでしょう。 体験授業を遠慮せずに受け、説明をよく聴き、 またグループ全体の進学実績などに惑わされず、 信頼できる先生がいる、仲間と刺激し合える素敵な教室を見つけてください。 さて私が指導している教室では、現在生徒を募集中です。 理科・社会は、たくさんの生徒に高得点を取らせ学年上位に導いてきた、 以前の名学館のときと同じ指導を行っています。 苦手な生徒には基礎力を付け得点の取り方を指導し、 そこそこできる生徒にはトップクラスの得点力を錬成していきます。 苦手な生徒も、得意な生徒も、ぜひ一度体験にいらしてください。 学費は月額 7480円(税込) で、 新中3生、新中2生の募集を席数限定で行っています。 埼玉県の入試に勝てる理社の指導を、圧倒的な質と量で実施中です。 なお数学・英語の個別指導コース(こちらは全学年)もありますので、 週1回から必要教科に合わせた様々な組み合わせが可能です。 お問い合わせは、下記メールまでお願いします。 masa-k.mgk19@softbank.ne.jp
2022.03.31
公立高校入試の合格発表の日です。 今年は教室経営者ではないので生徒による直接の報告はありませんが、 メールなどで結果はそれなりに届いてきています。 合格できた人にはまず「おめでとう」と伝えたいです。 及ばなかった人は、注いだエネルギーを無駄にせず、 明日からの未来に活かして欲しいと思います。 今年もコロナの影響で大変な1年間でした。 みんなよく頑張ったと思います。 私は理科と社会を教えていますが、 私の指導は「入試に向けた実力を付けること」が目的です。 学校の定期テストの点数を上げることを目的にはしていません。 もちろん学校の進度に合わせた学習は行いますが、 同時に実力テストや模試が行われても対応できるように、 単元を戻った復習も大切な指導としています。 なので定期テストの結果が第一に気になる生徒や親御さんは、 期末の実際の過去問などを使い対策してくれる塾を選ぶといいでしょう。 私がなぜ復習に重点を置くのかというと、 学校の進度に合わせた補習だけをしていても受験には勝てないからです。 特に定期テストは学校の先生によって問題はすべてバラバラで、 中には入試に即さない癖のあるものも多数あります。 通知表のためにその点数結果を追っているだけで、 果たして埼玉県の入試に対応できるのかということです。 受験の指針は偏差値で決まります。 内申点の誤差は、偏差値を2上げればカバーしてお釣りが来ます。 だから定期テストや学年順位ではなく、 これまで習ってきた全単元の理解度を上げ、 北辰などに対応できる本物の実力を磨いていく必要があるのです。 復習のカリキュラムは中3受験生に主力を置くのは当然ですが、 中2生・中1生の学習でも大事な時間になります。 特に中2生は受験への導入期間として、この復習の有無が、 中3前半の偏差値の土台形成に大きな影響を与えるでしょう。 新中2生はすでに学習した単元が増え、それの定着が急がれます。 また理科では極めて難解な単元を学習していくため、 中2は成績の鬼門と呼ばれています。 その意味もあり、準受験生としての指導を強化していく計画です。 新中3生はもう立派な受験生ですから、私も攻め込んでいきます。 入試の傾向に合わせて強化すべき部分とそうでない部分を明確にし、 実力テストで点の取れる力の錬成を図っていきます。 現在理科・社会の外部からの受講生を受付中ですが 上記のように受験を視野に置いた指導を希望される方は、 今月よりクラスを編成していきますので急ぎご連絡ください。 地元の高校から御三家レベルまで理社の錬成を行います。 なお現在募集しているのは、新中3生と新中2生です。 教室は東川口駅のそばで、 他の塾に通っている方も受け付けております。 席数限定での募集です。 ご希望、ご相談は、まずメールにてご連絡ください。 masa-k.mgk19@softbank.ne.jp
2022.03.04
公立高校の受験生たち、お疲れ様でした。 長い戦いがやっと終わり、ほっとしているところでしょう。 手応えは皆違うでしょうが、答案はもう高校にあります。 発表までの間はあれこれ考えずにのんびりと過ごすことです。 入試の「難度」や「合格ライン」について、様々な情報が飛び交うでしょうが、 どれもこれも推測に過ぎません。 あまり感化されずに、むしろ視点を未来に向けながら、 今できることに時間を費やすようにしましょう。 ただやはり前日まで指導していた身として、 昨年まで同様、問題の感想は書いておきたいと思います。 今年の入試は難化はあれど易化はないという感じがします。 数学は学選とも難化でしょう。国語もやや難化でしょう。 英語は学選とも昨年並みでしょうか。 国語は説明的文章が抽象的で難しく感じました。 他の大問が昨年並みとみると、やはりやや難化ではないかと思います。 社会は微妙ですが少し難化したように見えます。 社会は短文記述問題数が少なくなった反面、 自分で考えて答える問いが幾つかあり、点が取りにくい印象がしました。 ただ基本をしっかりやっておけば答えられる問題も多く、 総合的に昨年よりは少し平均点が下がる感じがします。 必ず出ると練習した雨温図や略称は皆できたかな。 塁進課税、地方財政、国連なども練習しましたね。 公共の福祉は前日に憲法条文を使ってやりました。 漢字のミスなどがないことを願っています。 理科は全体としては点の取りづらい問題が目につき、やや難化でしょうか。 大問2の地学と大問3の生物については予想通りの内容で、今年も的中です。 特に生物は練習したものが結構そのまま出ていました。 大問1の小問集はだいたいできたでしょう。 大問4の化学は水溶液・状態変化・気体のいずれかとしましたが、 一番可能性が低いと踏んでいた気体が出題されました。 でも問3以外は平易だったので結構答えられたのではないでしょうか。 大問5の物理は難しい印象です。 エネルギー・仕事系と思っていましたが、 今回は斜張橋を用いるなどあまり見ない問題が出題されました。 ただ全体として記述問題数が少なく、高配点の問題がないものの、 答えにくい問いが多いなど、問いの質の難化と相殺して、 昨年よりやや低い平均点の予想です。 総合では、国数の難化、社理のやや難化などで、 昨年よりも平均点が下がる可能性があります。 昨年は出題範囲が限定されていたこともあり、 問いの難度もかなり抑えて“基本勝負”にしていた印象でしたが、 さすがに今年は思考力を試す応用問題が増えたように思えます。 名学館を閉校したのちも一緒に頑張って授業を受けてくれたメンバーが、 共にやってきて良かったと思える好結果であることを期待しています。 出題傾向分析、予測演習などは大方当たっていたと思います。
2022.02.25
全員に、入試当日の科目別メモを作るよう指示した。 解く上での注意点やコツ、暗記の点検事項などを書き出し、 当日に見られるようにしておくというものだ。 小さいメモで構わないので科目ごとに作っていく。 そして休み時間に開いて、各科目の試験直前に確認するのだ。 もう日数的に大きく得点力を付けることは厳しいが、 本番での失点を防ぐための工夫(準備)は可能だろう。 「当日の自分に向けたメモ」で癖による失点やケアレスミスを防ぎ、 試験数分前という本当の直前に、弱点や暗記事項の再確認を進めるのだ。 ぜひ丁寧に作成し、科目間の休み時間に開いてみて欲しい。 これは以前書いた『自分に向けたメッセージ』というものです。 入試当日の試験会場において最後の点検を行うときに、 何に注意すればいいかを小さなメモにして用意しておく。 勉強内容ではなく、むしろ解く上での注意点などをリストアップし、 自分への手紙として書き、折りたたんでおくのです。 大事なのはそれが科目によって違うため、5枚用意することです。 よく失敗するクセや、解く時の手順やコツ、忘れがちな注意事項など、 自分にとって必要なポイントを科目別に書いたら、 クリップで綴じるなどしてカバンにしまっておこう。 そして試験前の休み時間に次の科目のメモを取り出し、そっと開き、 最後の点検をしてみよう。 色々頭では分かっていても受験会場では舞い上がってしまい、 大事な注意点を忘れてしまいがち。 それが直前で漏らさず確認できるのは、とても効果があります。 受験生はできたらぜひこの自分への手紙を書いてみましょう。 折りたたんだ表紙に、大きく励みになる言葉を書いてもいいですね。 これまでの頑張りを自信に繋げるような、 手紙としての要素を強くしてもいいでしょう。 入試は実力が拮抗した生徒たちで争われるので、 「注意が行きわたりミスを防げる態勢」がどう取れるかがとても重要です。 ヒントにしてください。
2022.02.21
来年度(3月から)に向けて生徒を募集中です。 理科・社会についての成績改善から入試対策まで、 長い経験やデータを用いた入念な指導を行っています。 新中3生、新中2生で受講を希望される方は一度ご相談ください。 席数が決まっているため1月より予約開始いたしました。 後日満席になりましたら締め切らせていただきますので、 あらかじめご了承ください。 私は昨春まで名学館東川口校にて塾長をしておりました。 そこで800名を超える子どもたちの指導にあたり、 毎年、高校受験に生徒たちを送り出してまいりました。 進学校はスマホの場合「フリーページ一覧」から「高校合格実績」を、 最近3年間は昨年の「2月9日」及び「3月9日」の記事をご覧ください。 私はテキストをただ進めるだけの指導はいたしません。 使う道具に、埼玉の受験に必要な情報や知識を与えながら、 問いや項目の一つ一つのどこが重要なのかを伝えるようにしていきます。 教材やプリントのどこを攻めればいいかを教え、 できるだけ効率のよい成績アップと受験対策を行ってきました。 今年から週回数が減り授業に立ち会うだけになりましたが、 従来通りの教え方で成果を最優先にしている点は変わりません。 入試は理社の成績で有利不利が大きく変わります。 また埼玉の入試は記述問題の比重が高く、適切な準備対策が必須です。 ぜひ一度お尋ねいただき、授業体験ご参加ください。 なお私の指導教室では数学や英語の1対2個別指導も実施しております。 「理社」「数」「英」「理社+数」「理社+英」「理社+数英」「数英」と、 様々なコース選択が可能です。 以前の塾生さんたちもぜひご検討ください。 教室の詳細は郵送しておりますので、よろしくお願いいたします。 お問い合わせは下記メールにお願いいたします。 masa-k.mgk19@softbank.ne.jp
2022.01.31
今、書店に行くと時節柄、 「受験用のまとめ教材」「要点集」などが積極的に売られているが、 これらは3月後半になると、 新学期の「教科書準拠教材」や「厚物の参考書」にガラッと入れ替えが起きる。 そして受験ものがあまり並ばなくなる。 特に次期受験生である中2生たちへのアドバイスとなるが、 書店に並ぶ“受験もの”を今のうちに買っておくと “とても役に立つ”。 中3の初めに中2までの内容の見直しができ、 さらに北辰などの模試に向けた点検や、定期テストの準備にも使える。 3年で習う内容が盛り込まれているだけで、 結局入試に向けて全部覚えるべき内容リストだ。 買う買わないで、入試準備にかなり差が出ると思おう。 要点集のススメ←以前の記事もぜひ参考にして欲しい。 また、入試用の「過去問」なども買っておいて損はない。 5月頃に次年度版が出るが、その前に色々研究できる利点がある。 書店の学参売り場には、次の年末まで手に入らなくなるものが結構あるので、 2月中にぜひ一度受験生の意識を持って観察に行ってみよう。 現学年や3年生のみの内容ではなく、 3年間の内容が凝縮された入試関連の教材が狙い目だ。
2022.01.26
『モグラ叩きの1ストローク』 受験生たちは偏差値が気になる時期だと思います。 成績はグングン伸びていけば嬉しいし安心もできますが、 実際はそうではない生徒がほとんどです。 ある科目が上がると、ある科目が下がる。 その下がった科目に、あるいは弱点単元に重点的に取り組んでいると、 また違う科目から課題が芽を出し始める。 せっかく苦手な科目で自己ベストが出たのに、得意科目がまさかの最悪・・・ ちょうど「モグラ叩き」のような状態です。 あっちを叩けば、こっちが・・・ でもここで「叩く」ことを放棄してしまって、この状況が打開できるでしょうか。 叩かなければ、きっと今のレベルを保持できなくなるでしょう。 あなたが叩くことは前進を意味しているのです。 これは大事なことですよ。 すべての科目を好成績で揃えたいという気持ちは分かりますが、 仮に揃って凄い成績を出してしまうと、むしろその後の反動が大変です。 苦労しながら一進一退を続けているときにこそ、 地力を付けていくチャンスがあるのです。 スランプでグラフが下がってしまうこともあるでしょうが、 スポーツ選手と同じで、それを打開していくには練習しかないのです。 すべきことに取り組むということです。 偏差値が揃わないからと志望校を替えますか? 私が受験生なら、自分の偏差値を揃えにいきます。 そのためにエネルギーをぶつけます。 実際に受験生のときにそうでした。 モグラが出てきたらまた叩けばいいのです。 標的を挿げ替えるのは簡単ですが、 標的が弱いものに変われば、叩く力もリズムも無意識にゆるくなっていきます。 相手が手強ければこそ、叩くハンマーの握りも強くなるのです。 苦労しながら一進一退を続けているときにこそ、 地力を付けていくチャンスがある。 モグラ叩きの1ストロークを大事にしていきましょう。・・・・・・・ 何度か掲載した記事です。 いよいよ公立受験校を決める時期になり、 最終判断をどうすべきか迷っている受験生もいるかと思います。 学校でも面談が行われ、先生からのアドバイスや指示が出るころですね。 以前から話していますが、学校はできるだけ安全策を取ろうとします。 例えば志望校を替えろと言われたとき、実際に合格可能性はどれくらいあるのか。 言われたからと、自分の未来をその通りにしてしまっていいのでしょうか。 受検に向けて指導してきた立場として、受験生たちに願うことは、 後悔のない受験をして欲しいということに尽きます。 3年間通う前提で、ぜひとも自分が成長できる素敵な高校を目指して欲しい。 その実現ができるかどうかが、今の岐路における判断に委ねられているのです。 ずっと温めてきたものがあるのなら、ぜひ大切にしてください。 高校は逃げません。 自分が目指し、追いつき、揃えにいくことで近づいていけるのです。 「偏差値が揃わないからと志望校を替えますか? 私が受験生なら、自分の偏差値を揃えにいきます。 そのためにエネルギーをぶつけます。 実際に受験生のときにそうでした。 モグラが出てきたらまた叩けばいいのです・・・」 過去がどうだったかは変えられませんが、 未来は、今現在の「考え方」や「努力」で変えることができます。 可能性があるのなら、それは手放さずに大事に掴んでいてください。 最後のギリギリまで捕まえていてください。 絶対に合格してやる・・・・。 初夏、目標にした言葉。秋に本気で誓った言葉・・・ それらをやってのけるのは、受検前の今しかないのです。 今のエネルギーにはもの凄い価値があります。 どうしたらいいか。 その答えは執念をぶつけた後で探すのです。 冷静に自分を見つめ、評価し、そして悔いを残さず堂々と進んでいける・・ ぜひ格好いい着地点に繋げていってください。 ※以前の記事に加筆修正
2022.01.25
埼玉県・東京都の私立高校の入試が始まりました。 今の入試の流れは、 事前の相談会にて受験結果が大筋で把握できるので、 試験当日は普通に受けにいけば大丈夫と言われています。 なので受験生は過度に緊張せずに、模試のつもりで受けにいけばいい。 とは言っても「今日は人生初の入学試験」という子も多いだろうから、 「緊張して〇〇し忘れた」などのないように、最低限の注意だけはしよう。 私立入試が終われば単願以外はみな公立入試にシフトを替えていきます。 私立が本日だけの人は、もう今日の午後から公立への最終準備です。 私は毎年この期間を「ラストラン」と呼び、 受験生たちに集合させて知識点検・傾向対策・実戦練習などを行ってきました。 今年も受験生に対して色々と仕上げ的なことを行っていくので、 最後まで攻めの姿勢を保ちながら頑張ってついてきて欲しいですね。 中3生の入試は来月下旬で終わりますが、 入試の翌日からは自動的に現中2生が受験生です。 どうでしょう、中2の皆さんは受験への準備が少しずつできていますか。 もうこの先は定期テストの得点や学年順位の上下ではなく、 埼玉県や地区内での「偏差値」が学習の成果の基準になっていきます。 なので、これまで学んできた単元の理解・定着が大切であり、 ぜひそのための時間を現学年中にしっかり設定するようにしてください。 中3になって北辰や校内実力テストで厳しい結果が出てから、 何とかしなければと慌てて勉強を始めるようでは、 納得のいく志望校の合格には間に合わないと思いましょう。 今から春休みまでの期間で何をどう錬成できるかによって、 その後の成績推移の土台が決まっていくのです。 中2生ももう立派な受験生なのです。 さて来週からはラストラン。 いままでやってきたことの一つ一つを見直しながら、 本番への対応力を上げていきましょう。 いつも言っている「△を〇に」と「線や印を付けながら解く」。 これらは今こそ大事なので、しっかり励行しよう。 もう一つ大事なことは、塾や学校を休まないことです。 欠席はその日の授業が抜け落ちることになり、 特に塾の場合は、今後は超重要な内容が凝縮されていることが多いので、 その機会ロスがとても痛いです。 健康管理はすべての基本ですね。
2022.01.22
『戒めと励まし』 成績には上下動があります。 常に一定であったり、常に伸び続けていたりということはありません。 目標が伸ばすことにあるのなら、 その上下の動きに合わせて適切な対応をしていくことが大切なのです。 親は成績が上がっているうちは安心します。 勉強しているのだから上がるものという期待を持っています。 子どもが頑張って何回か結果を出し続けると、 やがてそれは「上がって当たり前」という空気を生んでいきます。 頑張って90点を取れば、ミスをなくせばあと5点取れたはずだと。 95点取れば、この問題は練習したのだからできたはずだと。 95点分の頑張りに対する「励まし」の言葉が失われ、 評価はいつしか、問題点や課題を指摘する「戒め」ばかりになっていきます。 でも、子どもがいくら努力しても、下がるときが必ずやって来ます。 良い成績を得るためにノルマをこなし緊張を維持するのは大変なことなのです。 上がっていても厳しく評するのですから、下がったら大変です。 根本的に勉強の方法を変えさせたり、教材を大量に与えたり、 勉強時間を確保するために娯楽を制限したり、課題の点検を強化したり・・・ 誰のための勉強なのかをよく考えてみましょう。 学習は試験結果や評定を出させることが目的ではありません。 子どもが自ら必要性を知り、能動的に取り組んでいくことが大事なのです。 いかにそれに気付かせ、行動させるかということです。 戒めが必要なのは、学ぶ手順ができていなかったり、 やり方がいい加減で自覚のないときです。 自分で取り組む姿勢ができているのなら、 戒めではなく「ヒント」や「アドバイス」に徹するべきなのです。 努力に対する誉め言葉を添え、励ましてあげることが何よりも大切なのです。 子どもが買い物のお手伝いをしてくれたら、頼んだ物をひとつ買い忘れてきた。 お母さん方はどう対応していますか。 そのひとつのために「買い物に行った」という行為を全否定してしまうかどうかです。 袋には他の買って来てくれたものがあるのではないでしょうか。 そこに対する評価ができれば、子どももきっと次は注意しようとなるでしょう。 買い物もちゃんとできないのかと頭から愚痴られて、 「よし次は頑張るぞ」となるかどうかということです。 生徒に定期テストの成績表を提出してもらっていますが、 学校によってはそこに保護者の感想を書く欄が設けられています。 これはご家庭から学校への通信なので、 塾がどうこうコメントするものではありません。 今まで数百(いや、数千かな)の親から子への言葉を見てきましたが、 それには敢えて触れないでいました。 でも、たくさんの言葉を目にし、同時に生徒の様子も観察しながら、 一つだけ避けるべきかなという感想を持った言葉があります。 それは「残念です」あるいは「がっかりです」という言葉です。 経緯がどうであれ、この言葉を子どもにぶつけてしまうことは、 ピリオドを意味します。 試験に対する努力が、どのような経緯があるかを検証する前に、 全否定されてしまうということです。 問題集を何問解いたことも、大事なことを書いて覚えたことも、 眠い目をこすって頑張ったことも、あらゆるエネルギーが否定されてしまうのです。 少なくとも汗を掻き頑張ったことの評価が「がっかり」では、 何ともやるせない話です。 多少なりとも努力が反映された科目や部分があるのではないでしょうか。 それは他者が指摘し、認めててあげるから光を持つのであり、 次の自信やエネルギーに繋がっていくのです。 全否定された子は行き場を失います。 同時に次への強いプレッシャーに支配され、点を取ることに縛られ、 思い切った勉強ができなくなります。 「残念です」「がっかりです」という感想は、 親の抱くものと実際の結果とのギャップからくる言葉でしょうが、 それを全体評価とすべきなのかどうか、言葉の選択は慎重にあるべきです。 時として厳しい評価は必要ですが、 誉めるべき部分との配分は意識していたいものです。 親が「口先ばかりで残念です」という感想を得たのなら、 正面からぶつかり口頭で語ってあげてください。 生徒たちの成績表を見たとき、 いつもいつも、 「よく頑張ったね!」と全面花マルのコメントを書く親御さんがいます。 「次は頑張ろう」「反省を生かして頑張れ!」など、 励ましの言葉を添えてあげれば、前向きのエネルギーが生まれてくるでしょう。 こういうコメント欄には前向きの言葉が似合うのです。 マイナスに後退するやり取りではなく、ぜひプラスに働く共有の場でありたい。 努力を正当に評価してあげることは、 ちゃんと見ているよという親の深い愛であり、 それを見た子どもにとっては、次の行動に繋がる大きなものなのです。 成績には上下動があります。 常に一定であったり、常に伸び続けていたりということはありません。 目標が伸ばすことにあるのなら、 その上下の動きに合わせて適切な対応をしていくことが大切なのです。 評するタイミングには、戒めるべきときと励ますべきときがあります。 生徒が我々に成績表を手渡しするときに、 成績が伸び、評価され、嬉しそうに目を輝かせている。 成績が伸び悩んでも、励まされ、次は頑張ると意欲を語ってくれる。 そんなシーンをもっと増やしたい。 成績というものは、結局外部からではなく、 そういった子どもの内部から湧き上がるものが少しずつ輪郭を作っていく。 そう思うのです。・・・・・・・ 何年も前に書いたものです。 私はここに書いた考えを常に大切にしながら、教室経営を続けてきました。 子どもへの評価はマニュアル的にはいきませんが、 やはり次に続くものを持った意義のあるものであって欲しい。 そう思うのです。 私が生徒たちと向き合うときには、厳しい檄を飛ばしたり叱ったりもしますが、 よくやった、頑張ったと判断できるときは、 できるだけ励ましとプラスの評価を与えるようにしてきました。 そのメリハリが子どもたちが自ら生み出すエネルギーの、 「オン、オフ」の起点を作っていくのだと思うのです。 前塾の塾長という立場から外れましたが、 幸い縁もあり、向き合える子どもたちが今もいるので、 彼らには背を押してあげられる言葉を与えたいと思っています。 ただし、叱られることに慣れていない今の子どもたちにとって、 貴重な「うるさい親父」であることも忘れないでいたい。 「このままの塾長でいてください」・・・ こういう生徒たちの言葉を大事にして。
2022.01.21
前回の記事に対しては、数名様よりさっそく連絡をいただいた。 受験生本人にやる気があるのなら、 私も合格のための処方箋を惜しみなく提供していくつもりだ。 入試まではカウントダウンが始まっており、毎日が貴重な時間だ。 何をどうすればいいか、どうすれば効果的かをアドバイスしていくので、 とにかくできることを実践していこう。 公立入試まで40日を切った今すべきことについては、 先週、今週と、生徒たちに直接伝えている。 受験に何人も送り出しその度に得て来た教訓を、 今の中3生たちに渡し、託していかなくてはならない。 卒生たちのメッセージも何百と貰ったが、 そういう当事者からの言葉も必要なものは生で伝えている。 今の成績で合格できるか不安なら、志望校を下げる選択しもあるが、 この時期に下げて後悔しないのなら下げればいい。 ただ後悔するようならば、どうしたら乗り越えられるかを考え、 そこにエネルギーをぶつけた方が健康だ。 私はいつも生徒たちに少しでも上位の高校を目指せと話している。 上位校には質の良い学びがあり、自分を高められる環境と友があり、 3年後の立ち位置を変えるための準備が施されているからだ。 最終受験校は生徒本人が決めるものだが、 迷ったなら3年後の自分をイメージし、 後悔のない納得のいく選択をすればいいと思う。 あと35日、本気で自分に投資していこう。 深夜勉強していて悔しくて涙が出るくらい、本気で自分に負荷を与えてみよう。 今日はここまで・・・ではないのだ。 その先に自分を追い込める貴重な時間が待っている。 あと10分、5分を、試してみよう。 その時間で何が得られるのか探求してみるのだ。 覚えるべきものがあったら、リストがあるのなら、 執念で睨みつけて片っ端から頭に刷り込んでみるのだ。 よく「頑張っている」というが、そういう評価は自分ではなく他者がするもの。 追い込み期の受験生には自己評価はいらない。 ただ使える時間を逃さずに収穫に繋げていくことを考えよう。 理科の入試出題予想は、今直接指導している受験生たちのみに伝えた。 出るぞと言ったものは必修だが、その他の単元も最低限の準備は必要だ。 今後の授業はそれらを意識しながら丁寧に進め、 入試当日に解答できるレベルを高めていく。 あと接点は数回しかないが、一緒にすべきことを進めていこう。 今年の理科・社会は範囲が元に戻り、難化も想定されている。 どんなパターンの問題が狙われるか、伝授していくので、 しっかり吸収していって欲しい。 何とかなるだろう・・と甘く見てはいけない。 今年の理社は、しっかりした人の指導を受けて臨まないと、 落とし穴があるかも知れないので危険だ。 毎回の貴重な授業を大事にしよう。
2022.01.19
前の教室を閉校したときに在籍していた、当時中2生だった仲間たち。 今は中3になり、受験最後の追い込みに入っているところだね。 受験に向けて最後まで背を押してあげることができず、申し訳なく思っています。 もう1週間で私立入試が来て、私立が終われば1か月で公立入試です。 仕上げに向けて順調に成績は上がってきていますか。 メンバーのうち数名には今も理科・社会の指導を続けていますが、 去年の2月21日のテスト対策を最後に別れたままの生徒も何人かいます。 今会って時間を作ることができれば、 入試に合わせた効率の良い(得点になる)最後の授業指導ができるのですが、 皆それぞれ他の塾で課題に追われて精一杯でしょうか。 でもまあ、もしこのブログを見てくれて私の理社の授業を希望する生徒がいたら、 至急メールをください。 北辰で校長会で、理科が伸びずに悩んでいたりしませんか。 内申点が低く、また志望校の倍率が高く、出願で迷っていたりしませんか。 理科・社会の得点力を磨けばクリアできるのなら、ぜひ頼ってください。 公立入試の得点に反映できる「超重点」と「超攻略法」を伝授します。 今年の理科・社会は昨年より範囲が広くなり、 また難化が予想されています。 毎年のように、受験生たちは入試本番(理社)で90点台を多数取ってきましたが、 それには点をまとめあげるコツを生徒たちが身に付けたからです。 昨年も97点を最高に、90点台が10名出ました。 今年も残りの期間でこのコツを受験生たちの頭脳にスパークさせていきます。 傾向対策と出題予想も実施します。 去年の2月で別れたままの生徒には、 小学生のときから一緒にやってきたメンバーも多数います。 6年生のときは授業料を貰わずに教え、中学学習への基礎を作り、 中にはその後素晴らしい成績を残してくれた仲間もいました。 共に頑張ってきた学びの最後のハードルの前に、 可能ならば背を押して応援したいと考えています。 保護者様、お子様と話をされ、ぜひともご検討ください。 時間がないので急ぎの連絡をお待ちしています。 現在の成績、受験予定校を伺い、至急日程など打ち合わせます。 他の塾への通塾は関係ありません。 とにかく役に立てるよう、無料で行います。
2022.01.16
前の記事で書いた塾にて、中3受験生たちの冬期講習を行っていますが、 入試までもう2か月を切った今何をすべきか、 授業の節々で色々話しかけています。 昨年までは受験生全員を集めた「年末特訓」を実施していました。 通算の指導時間も冬期講習以外に約40時間ぶつけ、 最終錬成に相応しいラストスパートを行ってきました。 トレーニングをただするのではなく、 受験生たちが持っている緩い基準を超える負荷を適度に与え、 それを乗り越えることで実力向上を自覚させ、 自信を持たせていくことが目的でした。 毎年追い込み期としての成果は出ていたと思います。 さあ今年ですが、現時点ではまだ絶対的なトレーニング量が足りていません。 やはり緊張感の中で攻め込まれる「キレのある時間の経験」を、 もっと積んでいくべきだと感じています。 冬期講習も今後の授業もまだ時間はあるので、 とにかく攻めの授業を進めたいと思っています。 全員に向かい、休憩時間にスマホをいじるなと告げました。 5分でも時間があれば覚えるべきリストを広げ睨みつけて欲しい。 そういう執念を見せて欲しい。 多分不評を買ったとは思うが、それでもいいのです。 過去数百人の受験生を見て来て、今伝えるべきことがあれば語ってあげる。 それも大事な指導と考えています。 2度目の休憩では皆スマホをいじらずプリントと向き合っていましたね。 先生はちゃんと見ています。 第一歩には合格につながっていく次の展開がきっとあるでしょう。 自分に投資できるのは今しかありません。 前進することを楽しんでいきましょう。
2022.01.01
名学館東川口校にてお世話になった皆さま、および近隣の皆さま。 今年の春は教室の閉校により、通塾計画や問い合わせ対応などに、 沢山のご迷惑をおかけいたしました。 大変申し訳ございませんでした。 教室運営時は、私の行う学習や精神面の指導に厚いご支持をいただき、 教室の評判も良いまま終わることができて大変感謝しております。 当時の塾生たちもみんなその後頑張っていますか。 さて本年もあと僅かになりましたが、 高校受験に向けた理科・社会の指導について、正式なお知らせをいたします。 本年3月に教室を閉校後、現在私は東川口のある学習塾において、 中3受験生を対象に理科・社会の指導を行っています。 前塾のときと指導のし方、指導理論、こだわり(笑)などは一緒です。 今も厳しいながらも解りやすいというスタンスで、 成績アップを使命として生徒と向き合っています。 年明け3月からは大事な学年である中2のクラスも設けていきます。 偏差値の土台が決まっていく学年なので、しっかり指導していく計画です。 現在の学習塾では数学や英語の個別指導(1対2)を実施しており、 私の理社の講座+数英の指導など、希望に沿った組み合わせが可能です。 理社のみ、数のみ、英のみ、数英、理社+数、理社+英、理社+数英と、 様々な選択が可能です。 成績アップ、入試実績とも大変評判の良い個別指導塾です。 私の理科・社会もますますパワーアップを図っております。 受験に向けて効率よく知識を蓄え、演習を重ね、成績を上げることで、 志望校の合格可能性を引き上げていきます。 苦手対応の方も、高得点を目指している方も、 ぜひ一度お声をお掛けください。 前塾長の私のカラーもそのまま引き継いでおり、 春まで存在していた名学館が復元されたような教室です。 お問い合わせは、まずこちらまで。 masa-k.mgk19@softbank.ne.jp 詳細ご案内いたします。 ※現中3生の最終追い込みの指導も行います。 理社の入試得点を上げます。至急ご連絡ください。
2021.12.27
今年の大学受験の現役生は3年前が高校受験だった16期生たちですが、 当時の卒生から早々と推薦による合格の知らせが届きました。 高校時代に努力を続けた結果が出たのでしょう。 本当に良かったですね。 合格おめでとう。 彼は小学6年生のときから私の教室に通ってくれました。 在塾4年のあいだ常に高い意欲を持ち、 真剣に勉強と向き合ってくれた生徒の一人です。 自分のことはきちんと管理できたので、 勉強の中身以外はフォローはほとんどいらない生徒でした。 高校進学後もよく自習に来ていましたね。 成績はボチボチだと言ってたけど、 得意科目のキレには高いものがあったのだと思います。 早稲田大学は言うまでもなく素敵な大学です。 自分から本気で学ぼうという姿勢を持ち続けられれば、 きっと4年間で大きな成長が約束されていることでしょう。 サークルなど他の活動での経験も、大学生ならではの貴重なものです。 大学は本人次第で財産にも無駄にもなります。 立ち位置を常に気に留め、 甘えそうになったら新入学のときの感動を思い出すことです。 君ならばきっと踏み外す前に振り返れるでしょう。 コロナが落ち着き、春の入学式が盛大にできるといいですね。 キャンパスは早稲田なのかな。 君はもうすぐ成人となり、大人の責任を背負う立場になるけど、 自分の人生は自分で決めるのがやはり「幸せ」なのだよ。 やりたいことが何なのかまだ曖昧なら、とにかく調べてみよう。 文献や資料を手に研究し、実際に身体をはって体験を重ねてみよう。 その中で見えてきた光る熱いものを大事にして欲しい。 人生はそう長くはない。 やりたいことに思いっ切りぶつかっていけるのは若いうちだけです。 若いうちから消極的になってはいけない。 若いうちから常に否定する習慣を持ってはいけない。 失敗なんか恐れずに、 100回失敗してやるくらいの強い精神を持ち、挑んでいくことです。 卒塾式で語った「疾風勁草」の意味を今こそ噛みしめてみよう。 平凡になるなよ。 「俺にはこれがある」という強い部分を武器にし、 5年後、10年後に飛躍していく君を期待しています。
2021.12.25
中2生から「理科・社会」の授業を受けたいという申し出が多数来ています。 受験学年になってからではなく、2年の3学期から動き、 早めに全体の点検と強化を手がけていくのは良いことです。 中2も終盤になると学校のテスト結果よりもむしろ、 模試や実力テストでの理解度、定着度が重要になってきます。 中3直前より北辰も始まりますが、早めに準備を進め、 受験につながっていく偏差値をきっちり取りに行くことです。 理社は暗記科目だと軽視されますが、 実際は思考や分析、計算、記述など、知識の質や使い方を問われる、 かなり厄介な科目です。 また暗記で対応できないから皆入試が近づいてから慌てるのです。 内申も入試配点も英数2科と比重はまったく一緒ですから、 早めに手を打ち、5教科の全体の力を蓄えていくことが大事でしょう。 英数を頑張っても理社で足を引っ張っては元も子もないということです。 中2の履修希望者は1月より時間割を組み立てていきます。 来年3、4、6月あたりの北辰で成果が出るように、 必要事項のマスターから入っていきます。 私の授業は厳しいですが、一緒に頑張っていきましょう。 なお、他に希望する人がおられましたら早めにお知らせください。 中3の追い込み期でもあり、残席は僅かになっています。・・・・・・・ これは以前の私の記事です。 中2生たちは入試までにまだ1年以上あり、 まだまだ受験の実感が湧かない人が多いことでしょう。 でもみんながそうだということは、チャンスでもあるのです。 中2のうちに学習の見直しを行い、実力テストの準備を進めておく。 偏差値が試されるときに成果が出るように先行させるのです。 中3になってから試した実力判定の結果が悪かったために、 慌てて動くのとは大きな違いがあることをぜひ知ってください。 今中2の皆さんは、どんな計画で年末年始を過ごそうとしていますか。 今から4月の半ばまでの4か月間は、結構、 受験の「運命を決める」ほど大事な期間になるはずです。 甘く見ないで、できることを探してやり始めてください。 理科・社会の復習と定着強化はその恰好の題材となるでしょう。 中3夏に向けて5教科全体(合計)の成績を引き上げるための、 とても有効な方法となるはずです。 塾に通われている人は理社の履修を相談してみましょう。 期末が終わり見直し期間に入った今がベストタイミングです。
2021.12.10
リズムを本番に合わせる この時期になると塾では連日たくさんの受験生が自習に来ていると思うが、 よく観察してみると、 イヤホンやヘッドホンを愛用している者がかなりいるはずだ。 音は何を流しているのだろう。 よく、集中できる音楽とかで、 クラシックや癒しのインストゥルメンタルなどが売られているが、 たぶんその手ではなく、最近の流行曲だろうと思う。 入試まで80数日。 私立までなら50日少々だ。 徐々に学習環境を本番に合わせていく時期になった。 試験のときに集中し、能力をフルに発揮するには、 その前から計画的に同じシチュエーションで練習を繰り返し、 リズムを把握しておかなければならない。 以前ある生徒に訊いたことがある。 「何で聴きながらやってるの?」 「その方が集中できるから・・・」 予測された返答だったが、 何か聴いていないと落ち着かないようでは、 試験のときに困るのではないだろうか。 入試が近づいたなら、 音がない状態でも集中できるというリズムを、 しっかり身体に染み込ませておく必要があるだろう。 以前に書いた記事だが、再度載せておきたい。 そろそろ意識してみても損はない。 そんなタイミングだ。 なお人物のみ今に合わせて書き換えている。・・・・・・・・ 『入試では yoasobi は聴けない』 入試が迫ってきたら、本番に合わせることが大切だ。 本番の空気や状況を想定し、 自分も身の周りも、本番に照準を合わせ、 解くタイミングの 「型」 を感覚的に体験しておかなくてはならない。 普段、斜に構え解いている者は、 入試に合わせ姿勢を矯正しなくてはならない。 普段、足を組んだり、片足を椅子に乗せて解いている者は、 足を揃え、正しい体勢で向き合う習慣を体得しておかなくてはならない。 普段、考えるとペン回しをしてしまう者は、 ペン回しをせずに考えるくせを身に付けなくてはならない。 普段、ゆっくり丁寧に解く習慣が身についている者は、 解く速さを意識し、速く処理する手順を練習しておかなくてはならない。 普段、何か菓子や飲み物を口にしながら解いている者は、 何も口にしないでも集中できる経験を積んでおかなくてはならない。 普段、コンパスや消しゴムを忘れ、友達に借りている者は、 常に筆入れに確保する準備を進めなくてはならない。 普段、イヤホンで音を聴きながら解いている者は、 音がない沈黙の中で、手際よく解くリズムを知っておかなくてはならない。 入試では、足を組み、ふんぞり返って解くことは出来ない。 入試では、ペン回しをしペンを落としても、足でたぐり寄せ勝手に拾うことは出来ない。 入試では、スナックをつまみ、カルピスウォーターを飲みながら解くことは出来ない。 入試では、書き間違えるたびに消しゴムを隣から借りることは出来ない。 入試では、「yoasobi」「ヒゲダン」「ワンオク」「back number」「あいみょん」などを聴きながら解くことは出来ない。 心当たりはないだろうか。 実力の発揮は、体が覚えている普段の延長から生まれるもの。 問題を解くことに夢中になり、意外と軽視されがちだが、 これらはとても大事なことである。・・・・・・ そろそろ仕上げに入っていくという意識が必要な時期になりました。 「本番ではちゃんよやるよ」と言いますが、仮にできたとしても、 普段の延長でないと必ずリズムに歪みが生じるものなのです。 今からどうしたらいいか、考えてみましょう。 北辰の成績が振るわないのは、ひょっとしたら、 試験会場で普段と違いかしこまって受けているからなのかも知れません。 今後の模試や自習などでは、 本番の練習としてどうあるべきかを意識してみるといいでしょう。
2021.11.25
『アウトローでは成績は上がらない』 成績が上がらない子はノートやプリントの管理が正しくできていない。 特例はあるかも知れないが、まず90%以上はできていない。 授業時に先週(或いは先々週)渡したプリントを出しなさいと言うと、 成績が低迷、足踏みしている子はすぐに出せないケースが頻繁だ。 使用したプリントが毎回正しく重ね上げられていないからで、 家でも再度取り出して点検されることもなく、そのままで、 見直しや整理がほとんどできていないのだろう。 だから出しなさいと言われても何処にあるのかさえ判らない。 重要なことを板書しノートに取らせたはずでも、 ノートを点検するとそれが書かれていないことが多々ある。 ノートを忘れ手元のプリントに書いたり、 友達からルーズリーフをもらいそれに書いたりと、 統一性が無いからいつまで経ってもファイルされていかないのである。 教科書を使うから持って来るように指示しても持って来ない。 ワークをやるぞと言ってもそのワークがない。 訊けば教科書は学校に、ワークは自宅にあると言う。 そりゃ何処かにあるだろう。 私が言っているのは勉強道具としてここに揃えよということだ。 成績が足踏みしている生徒の大半はこういった道具の管理が不十分なのだ。 再三ノートやプリントの扱いについては指導しているが、 改善されない子は10回言っても改善されない。 それで成績を上げようとしても、それはアウトローであり、 基本に沿った正しい効率の良いものではない。 先週使ったプリントや板書の情報は、今日の授業の伏線であり、 理解定着していく上での大事なステップなのである。 授業は毎回繋がっているということを知り、 授業時には前回学んだことをしっかり握り締めて参加して欲しいと思う。 宿題も予告の小テストも、本人が準備して臨んでこそ意味がある。 宿題を家に置き忘れ、或いはやり忘れ、テスト準備もせずに授業に参加する。 そんな状況で何かしてくれると思っては大間違いである。 バッグに道具を正しく詰め、ルールに沿って自分から能動的に向き合うから、 学び前進して行けるのである。 ノートがあり、プリントのファイルがあり、宿題が準備されており、 そういう道具を機敏に机に出せる生徒は成績が低迷したりはしない。 北辰の偏差値や学年順位でげんなりする暇があったら、 毎回の授業でノートやプリントの管理が完璧かどうかを考えてみなさい。 見直しができ、ファイルが正確に見やすくできているか振り返ってみなさい。 成績はそういう行為から作っていくものだ。 中途半端な物の管理は中途半端な知識の管理であり、 成績を飛躍させたりしない。 私が出せと指示したときに、素早く出せる。 そういう緊迫感を君の中に築くことが、成績を変えていく第一歩なのである。・・・・・・・・ 定期試験が終わった今は、 自分のすべき課題に向き合っていく、大事なタイミングです。 受験生も下級生も何をすべきか真剣に考えましょう。 受験生は入試への追い込みですが、 下級生たちにもやがて復習型の実力テストがやって来ます。 年末年始は時間の経過がとても速く感じられる期間です。 試験の準備で作ってきた「勉強のリズム」を崩さずに、 習慣や姿勢を上手に継続していくことを考えてください。 塾の授業への姿勢について書きましたが、 これは塾だけではなく学校の授業においても当てはまることです。 成績を上げるうえで道具の管理はとても大切です。 指摘内容に心当たりのある人は、 このタイミングで一度見直してみましょう。 塾では冬期講習など復習中心のゼミが組まれる時期です。 授業に参加しただけ成果が得られるように、 持ち物の管理と活用をしっかり意識してください。 設計図、資材、大工道具などがなければ家は建たないのです。 当たり前のことですが、さあ、ちゃんと揃っていますか・・・ ということです。 ひとつでも欠ければ作業ができないことを知りましょう。
2021.11.24
11月も後半に入り、やがて最終月の12月になろうとしている。 毎年この時期には受験生を集合させ、志望校合格に向けた集会を開いていた。 決起集会というもので、入試までの残りの期間の過ごし方や教室のスケジュール告知、 決意のカード記入、合格ハチマキをつけての集合写真など、 期末が終わりあとはもう入試のみというタイミングで、同期生全員が机を並べ、 互いに結束して目標を確認し合い、本気でギアを入れていく節目としていた。 決意のカードはその後教室に掲示し、自分への戒めにしてもらった。 またその日には前年の先輩たちが残してくれた「後輩へのメッセージ・ボード」を、 みんなの前で消して、次は君たちが春にここに書く番だと檄を飛ばしたりた。 前年の合格校の掲示もその日にすべて剥がし、 新受験生たちが踏み出していくリセットの日とした。 受験生たちはこの時から受験までにガンガン成績を伸ばしていったものだ。 冬期講習の年末特訓もやった。ラストランの缶詰め特訓もやった。 平気で100時間も集合させ、ガンガン鍛えていった。 毎日数字を書き換えるカウントダウンの掲示もした。 激励文やお守り、カイロなども配った。 過去の記事には毎年行っていたイベントやゼミ・講習会の写真がたくさん残っているが、 今年は一切できないのが何だか淋しく思う。 今年の受験生たちはみな順調に成績を伸ばせているか。 私立入試まであと2か月、公立入試でももうあと3か月しかない。 成績は勝手に伸びてはくれない。 力は勝手に身に付いたりはしない。 毎日の実践記録が君の可能性を育てていくことを、 この受験追い込みの入口で再確認しよう。 埼玉の入試には特徴があり、少しずつ傾向に合わせていく仕上げが必要だ。 私が指導していた理科・社会も傾向に沿った錬成と対策を随分やった。 しつこいくらいに繰り返し、刷り込みを行ってきた。 本番で役に立つのは、反復で身に付いた「知識」であり「技術」だ。 曖昧なものがあるのなら、残りの100日で定着にまで持っていこう。 期末のあと、息抜きをしている暇はない。
2021.11.17
第一回目の進路希望状況調査が発表される。 恐らく週末金曜日(10月29日)あたりになるだろう。 調査結果とはいえ、自分の希望する受験校の倍率が具体的に出るため、 県内の受験生たちにとってはとても気になる数字だろう。 もうお解りかと思うが、実際の受験倍率は今回の数字とは異なり、 最後はかなり低い数字(倍率)に落ち着くものだ。 10月初旬の秋口での「希望校」調査なので、 私立高校を含んだ志望校の変更がこれからたくさん出てくる。 なので数字の見方はまだ参考程度にしておきたい。 募集人員が今年変更になっている高校はその影響が必至である。 枠が狭くなれば倍率は上がるだろう。 また毎年決まって初めはすごい倍率になる高校が複数ある。 昨年同時期との比較をし、 それが最終的にどれだけ下がっていったのかをよく見ておこう。 自分の受験予定校周辺の高校や、同レベルの高校の倍率も見ておこう。 今後の受験生たちの流れが大きく関係するからである。 昨年まで見ていた受験生たちにはよく語っていたが、 こんな秋の調査に惑わされて、 自分の受験すべき高校の軸をグラつかせてはいけない。 他者のアンケート結果で自分の受験校を決めるのかということだ。 他者にどうすべきかを決めてもらうのかということだ。 舞い上がっていてはいけない。 行きたい、行くべき高校が具体的にあるならば、 そこに入るために「すべきこと」を日々していけばいいのである。 入試当日の問題正解率で倍率など意味がないものになる。 たった数問正解するだけで、倍率は簡単にひっくり返ってしまうのだ。 だから不安がっている時間があるのなら、 本番で正解率を上げられるようにエネルギーをぶつけていくべきだろう。 受験生はその基本軸を忘れてはいけない。
2021.10.27
しばらく間が空きました。 カレンダーは10月の中旬を過ぎ、 学生たちの1年も折り返し点を越えて後半に入った頃ですね。 生徒たちと一緒に築いてきた名学館東川口校を閉めてから、 もう7か月以上が経ちました。 コロナの感染拡大もようやく歯止めが見えてきて、 学習塾業界にも徐々に以前のような活気が戻ってくることでしょう。 春まで共に頑張ってきた元塾生たち、その後も頑張ってますか。 他の塾を見て回ってはいませんが、 楽しみながら勉強と向き合い奮闘しているみんなの様子が見えるようです。 受験生はそろそろ追い込みの季節ですね。 私立まであと3か月、公立まであと4か月という時期になりました。 気になる偏差値が伴う模試や北辰の成績結果はどんな感じでしょう。 元塾長の私は理科・社会の指導が専門ですが、 この2教科については追い込み期の仕上げ方がとても大事です。 昨年までは直接見ることができましたが、 今年は各自のメニューを組み立てることができず、歯がゆく思っています。 今でも多くの生徒たちや保護者様との繋がりは継続中ではありますが。 さて北辰や校長会で伸びずに悩んでいる人がおりましたら、 ぜひ一度メール連絡ください(連絡先は6月17日記事をご覧ください)。 成績を上げるための秘策を用意しています。 今年の入試はコロナ明けで出題範囲が復活するなど、事前の分析と対策が重要で、 そのための的確な指導が求められています。 理・社はさらに次回以降の入試問題の難化も予想されています。 覚えるべきもの、計算問題、文章記述問題など、 埼玉県の入試傾向に合わせた効率のよい仕上げが必須です。 もうすでにかなりのお問合せを頂いてますが、 700人近くの受験生を直接指導してきた経験をもとに、 目指す志望校の合格のために効率よく何をどう準備すればいいのかを、 より実践的な指導法を揃えてお待ちしております。 地元の塾も次第に受験に向けたスケジュールを組むときですが、 中には授業内容が理想とずれている所もあるでしょう。 こと受験に関しては塾側への気遣いや遠慮、我慢などは無用ですので、 今後の展開が不安に感じる方はまずご一報ください。 元塾生、外部生、学年を問わず、 必要かつ有効と思われる指導を丁寧に進めてまいります。
2021.10.21
公立入試の過去問はなるべく早い時期から解いてみるといい。 どうせ今やっても出来ないと回避していると、 解くチャンスを失ってしまうことが多い。 私が見てきた受験生たちにも何人かいたので注意したい。 過去問を買ったらまず全体をザーッと見てみて、 どんな感じの問題が出題されるのかを調べてみよう。 難度、問題量、出題パターンや型などを見ておくのである。 初めは無理に解こうとせずに、 そういった傾向分析から入っていくといいだろう。 ひと通り見終えたら、次は解いていく番だ。 まだ習っていない単元など解けない問いもあるだろうが、 それを習い終えるまで待っていては受験直前の2月になってしまう。 なのでひと目で未履修と判るものは外しながら、 できる(履修済の)問題からどんどん解いていけばいい。 解いて、答え合わせをして、解説をよく見ておく。 過去問の解説は知識と情報の宝庫なので、線や印をたくさん書き込もう。 付箋やメモを貼ったってかまわない。 過去問は「実戦練習として本番直前にやろう」などと言ってないで、 早く解いて、早く入試問題を知り、 対策や準備に活かすことを考えることだ。 本番直前に初めて解いてみて全然出来なかったらどうする。 出来なくても今なら対策が立てられるが、直前では間に合わないだろう。 ひと通り勉強し、力が付いてから腕試しという感覚は、 過去問に関しては危険なので捨てることが肝心だ。 力が付くという保証も、付いたという判断基準も曖昧でしかない。 早く手掛けるメリットは、出題の型を知り対応力を育てていくことにある。 云わば、敵を知らずにどう戦うのかということだ。 また北辰や学校で行われる実力テストも、入試に似せて作っているので、 過去問で入試を知るということはそれらの試験準備にもなる。 過去問は時間がある限り開き、どんどん解いてみよう。 解き終わったらまた2度目を解くのだ。 出題の型が染みつくまで繰り返し解いてみるのである。 本番での免疫力はそういう鍛錬によって育まれていくことを知ろう。 まだ過去問を買っていない受験生は至急買い求め、机に並べておきたい。 過去問はただの問題集ではない。 都道府県ごとの入試を記録した受験生のバイブルなのである。 また解ける解けないではなく、実際の問題にぶつかることに意味がある。 そう考えながら、早くからできるだけ開き、頭をひねってみよう。 ボロボロになるまで使い込んだときには、 きっと入試成功の手応えを掴んでいるに違いない。
2021.10.01
私が塾長として生徒を見ていたときの話だが、 受験生が問題を解くときに心得ていて欲しいことをひとつ、 過去の記事に触れて話しておきたい。 以前の『塾長ルール』という記事の中に、 選択して解く問題の取り組み方について私見を述べたものがある。 問題が選択式になっているときに、 「どれをやるんですか」という質問をしてくる生徒が結構いて、 それに対する私のルールとその理由を伝えたものだ。 当時の生徒たちとのやり取りを含め、そのままもう一度書いておくので、 今の受験生たちも参考にしてくれたら有り難い。・・・・・・『塾長ルール』 模試や北辰の過去問の理科には、最後に選択問題があるときがある。 本来はどちらかを解いて採点するものだが、 授業で演習するときは両方解いて両方とも解説するようにしている。 今日久々に生徒から質問があった。 最後の選択問題は選ぶんですか・・両方やるんですか・・・。 生徒に説明した。 「どっちだと思う」 「両方・・・」 「解ってるじゃないか。選択問題は両方やるのが塾長ルールだ」 マジか~という反応だったが、頑張って解いていた。 練習段階で解きやすい方を選ぶメリットなどない。 もし採点するのなら、悪い方の選択問題で行うのもルール。 成績はこういう厳しい環境で積み上がっていくものだ。 そう言えば随分前にこの内容書いたなと思い調べてみたら、 2009年に書いていた。 (12年前なので、今の受験生たちがまだ2、3歳の頃になる。) 以下当時の記事。 北辰の過去問を解いているとき、生徒から質問が来た。 「先生、最後の選択問題はどれでもいいですか?」 社会や理科の場合は、学校の進度に合わせ、 複数単元が選択制になっていることがある。 実力模試などにもその形式は多い。 その時、私の指示はいつも決まっている。 こんな感じである。 「全部だ」 「えっ、でも本番って選択じゃ・・・」 「今は本番か?」 「じゃあ採点はどう・・・」 「全部やって、一番悪いヤツで採点する」 「・・・?」 去年も一昨年もそうしてきた。 目の前に問題があれば、すべて解くのが練習。 機会が増えればセルフチェックの密度も高くなるだろう。 そして、その中で一番いいものを使ったりはしない。 最も悪いものが用いられるとすることで、 すべての問いに対し、真剣になれる。 昨日も久し振りにその指示を出したが、 生徒も苦笑いしていた。 昨年の後半では、もう指示するまでもなく、 受験生は各自すべての問いに向き合っていた。 プリントを配ると、「どれをやるんですか」と訊いてくる者がいる。 まだ私の「型」が呑み込めていないようだ。 「どれをやるんですか」ではなく、 「1番からやっていいですか」と訊きなさい。 待ちの姿勢で指示を仰ぐのではなく、 攻めの姿勢で確認をするのだ。 どうでもいいじゃないかと思うかも知れないが、 これは、長期取り組むと大きな開きを生んでくる、 心得ておきたいことだ。 指示を具体的にしないでいると、生徒は次の問題に移っていく。 暫くして「2番はやらなくてもいい」と告げる。 全員が2番を終えているのを確認し、わざと言っている。 その時の生徒による反応が興味深い。 黙って苦笑いする者もいるが、 「え~っ、早く言ってくださいよ。やっちゃったじゃないですか」 と言う者が圧倒的に多い。 「やっちゃっただと?」 「ええ・・・やらなくていいって知らなかったんで・・・」 「やらなくていいものをやって、損したってことか?」 「えっ・・・はあ・・・」 「積極的に解くことは、損することなのか?」 「いえ・・・」 指示以外に1問多く解くことを、無駄な作業と思っている者は、 最終的に自分で完成を目指せないことが多い。 汗に無駄はないのだ。 指示はあくまでも形式的な区切り。 自分が取り組んだ一つ一つに価値があるのである。 答え合わせの後、その2番の正答を訊いてきた者。 その逆に、やらなくていいのならと、答えが気にならない者。 両者の差は、大河の幅ほどある。
2021.09.24
入試のときに一枚の紙の持ち込みが許される。 要点や暗記事項など、B4サイズの表裏に何を書き込んでいても構わない。 そんな夢のような許可が出たら、 君たち受験生は何を書き込んで持って行くだろう。 苦手な定理・公式・英単語・英作文パターン・理社用語・文法事項・ 暗記一覧・社会の図表・重要記述の・・・ あれもこれもと、気になるものをチェックしまくり、 ここぞとばかりに表も裏もびっしりと書きまくることだろう。 よく解らない公式も、歴史文化も一目で分かる。 でも実際にはそんなものを見て解くことはできない・・・ 公立高校入試まで5か月半となった。 何を重点に勉強すればいいかとよく聞かれるが、 君ならその一枚の紙に何を書き込みたいのか考えてみよう。 紙に書くことは「君が大切だと判断しながら、不安に感じているもの」。 そこには残りの期間に何をすべきかのヒントがぎっしり詰まっている。 要するに、当日に用紙を見ることができないのなら、 前もってそれらをすべて頭に入れてしまえばいいということだ。 紙は頭に入れるための手段であり、最終目的ではない。 でも書き出してリスト化することで、記憶しやすい括りが可能になる。 君は不安ならば、この一枚の紙を実際に作成してみたらどうだろう。 そして持ち歩き、何度も繰り返し見て、頭に入れてしまえばいい。 紙の傷みに比例し、きっと力は付いていく。 受験追い込み期はただ漠然とテキストやノートを眺めていてはいけない。 最終的な仕上がりをイメージし、その状態を目指さなくてはいけない。 すべきことが何なのか。 B4の紙に書き殴ってみよう。 表も裏も小さな字でびっしりと。 その作業中の君はきっと湧き上がる安心とともに、 思わずほくそ笑んでいるに違いない。・・・・・・・ 以前、書いたものです。 これまでに生徒たちに「自分のカルテ」を作ろうと勧めてきました。 自分のカルテとは、間違えた問い・弱点・重要事項・大事な解説や解法・ 役立ちそうな要点やリストなど、 自分自身が見直すべき大切な項目を片っ端から網羅したノートのことです。 あちこちに分散している大事な情報や、失敗したもの、重点リストなどを、 ノートに一元化していくのです。 図表や資料、一覧、解説などは切り取って貼り付けてもいい。 インデックスで項目を区切り、付箋もシールもマーカーもどんどん使っていく。 そうして蓄積していくことで、 最終的にはそれだけを押さえていけばよくなる。 そういう集約された自分だけのノートを作っていくのです。 このノートを作成している受験生はどの程度いるでしょうか。 今回の記事ではそれをさらに次の段階に引き上げ、 追い込み期の今、気になる不安なものをさらに一覧化し、 その作業を進めながら覚え込んでしまおうというものです。 厚みのあるノートではなく、一枚の紙に書き出すと何故か落ち着くのです。 まずは、この一枚をやればいいというゴールが見えるからでしょう。 また紙切れならば折り畳んでどこでも暗記作業ができます。 何をしたらいいのか混乱しているのなら、 今までまとめたノートやプリント、テキストなどを開き、不安なものを抜き出し、 「今自分が押さえるべきもの」として一枚の紙に集約していくのは有効でしょう。 今行えば、秋から冬に向けての偏差値アップにもつながります。 ただ問題を解いているだけの人はいませんか。 成績というものは、有効な情報を、 どれだけ「たくさん」「正確に」頭に収めていくかで変わるものなのです。 ぜひヒントにしてください。 (以前の記事に加筆訂正)
2021.09.14
昨日(9月5日)の北辰テストの理科については、 久し振りにかなり細かく出題予想を行いました。 地学=①岩石(火成岩)・火山、②または地層 生物=①消化・吸収、②または循環系 化学=①酸化・還元・定比例 物理=①圧力・フックの法則、②または音 と予想しました。 ①としたものが最有力で、化学はそれ以外は考えられませんでした。 で、昨日の出題を見てみると、4ジャンルともすべて①が出題されており、 結果としてすべて的中となりました。 ①の内容は中身や出題パターンまで踏み込んで分析・予想しましたが、 図の使われ方、計算、出題パターンなど、ほぼカバーできていたと思います。 北辰前に私と接触、コンタクトのあった方には解説し、サポートを加えましたが、 試験の手応えにつながったでしょうか。 問われ方、記述問題なども言ったとおりに出たという感じなので、 問題を見てびっくりしたのではないでしょうか。 3、4問でも準備して臨んだことで加点になれば大きいですし、 人によっては40点以上プラスになったのではと思います。 まあ、私のことを信じて準備してくれたらの話ですが・・ 仮に30点加算されれば、5教科の偏差値は3以上上がったことになります。 北辰は「私立の確約」や「受験校選定」のために外せない模試です。 1点でも多く得点するためには、こういう予想の活用も有効でしょう。 ブログなどではなく、関係のある方のみ限定で、今後も直接情報を提供していきます。 入試に有利になれるようにサポートしていきたいと考えています。 もと塾生、外部の方など、受験に向けて理社が気になる方は、 前の記事(6月17日記事)をご覧のうえ、 メールにて遠慮なく(お早めに)お知らせください。
2021.09.06
中3生はこの先10日以内に「校長会」と「北辰」が予定されています。 夏休み、長く括れば期末後の7月頭からの約2か月の間に、 何をどれだけ頑張り、どこまで力として蓄えたのかが検証される、 とても大事な節目を迎えることになります。 今はとにかく、夏に取り組んで来たものの「総復習」「総点検」を行いましょう。 使った教材やプリント、暗記リストなどを全部取り出し、 片っ端から丁寧に見直していくことです。 努力を成果にしていくには、最後の詰めが大事なのです。 定着し使えるようになるまで、即答できるまで、 とにかく飽きるくらいに反復し刷り込んでいくことです。 昨年まで当塾で取り組んで来た「特訓」でも、 しつこいように点検を繰り返してきました。 それが後の成績上昇に影響を与えたことは間違いありません。 選り好みせずに片っ端から覚えていかなくてはいけないタイミング。 そんなときが受験生には必ずあります。 今がその時でしょう。 やる、やらないで、凄く差がつくタイミングに入ったのです。 力が試されるときに君が持っているべきものを、 机の上に広げた教材やプリント等からできるだけたくさん引き出してみよう。 科目の区切りではなく、科目を飛び越えた「単元」で見ていこう。 全体の力はその単元の集合体で成り立っています。 数学のここ、理科のここ、社会のここというように、 単元ごと一つ一つの正解率につながるような仕上げを試みてみよう。 9月も半ばになると日にちの進み方が異様に速くなる。 そこに突入する前のこの期間をぜひ大事に過ごして欲しい。 夏休み明けの成績判定は、陸上競技の途中のラップに似ている。 さあ君の通過タイムはどれくらいか。
2021.08.26
塾を閉校してから5か月以上が経ちました。 知り合いの方、業界の方、或いは元塾生の保護者様、卒生たちなどから、 元教室の話が今でも色々と伝わって来ます。 東川口にはかなりの数の学習塾がありますが、 わが教室の評判はまずまずだったようです。 多くの塾が行う「チラシ広告の宣伝」や「授業料無料、割引などのPR」もせず、 ただひたすら口コミによる問い合わせや紹介で運営してきました。 それでも生徒が毎年潤っていたということは、 スタッフ・システム・実績などがそれなりに評価されていたのだと思います。 私は「姿勢」「感謝」「記録」「貫徹」「上昇志向」などを大事にしながら、 励ましと叱責を交えつつ、 常にプラスになるメッセージを子どもたちに与えていくことにこだわってきました。 当ブログにも随分と書き連ねてきたなぁと、今になって思います。 私の指導法は大きく次の3点でした。 ペンを持ち前を見て、とにかく板書や要点を記録すること。 問題を大量に解き、問いの型を盗むこと。 自分でここまでとラインを引かずに攻め込んでいくこと。 この最後の「攻め込んでいく」は、実際には私が攻めていく構図となりました。 暗記事項の点検も随分やりましたが、 こういうものは自分でやると範囲や量が限定されてしまうため、 他者に決めてもらい繰り返し攻め込まれるのがいいのです。 出来が悪ければ追試を課し、 こうして適度のプレッシャーを感じて向き合うことで力は付いていくのです。 春まで私が指導していた生徒たち。 成績はどうでしょうか。 みんな私から「攻め込まれる」経験がなくなり、定着と伸びが心配です。 新学年の新しい単元でのつまずきもあるでしょう。 何か悩んでいたら、相談してくださいね。 たくさんの先輩たちを牽引してきた経験から、 役立てることがきっとあると思います。
2021.08.21
強くなる、上手くなるには、練習するしかない。 何度も何度も上達するまで繰り返してみるしかない。 学習で言うならば、 何度も目にし、ペンを持ち、 圧倒的な回数を攻め込んでいくということだ。 知ることと、ものにすることは違う。 いくら知っていても、使えなければただの飾りなのだ。 そこに魂を吹き込み、使えるものにしていく過程に、 練習というものがあるのである。 練習はすればするほど、上手くなり、強くなっていく。 時間も短縮され、失敗も減っていく。 頭に入れた瞬間に「解った」と勘違いしてはいけない。 それは解ったではなく、「知った」なのである。 君はその知った情報や知識を加工し、 使えるものに変えていかなくてはならない。 待って得るのではなく、動いて掴みに行く。 解るという感覚は、そういう行為から生れてくるものなのだ。 いくら覚えても成績が伸びない。 試験前は出来たのに、本番になると点が取れない。 理由は明らか。 練習を疎かにしているからだ。 成績が伸びない生徒の「99%」がこの理由であろう。 頭の中の数千、数万という知識はコレクションではない。 いじり、使わないものはやがて消えていく。 手にしたものにしっかりと向き合い、 どうすれば定着するのかを考えてみよう。 一輪車を買っても、乗ってみなければ乗れないのである。 手に入れることで完結するのではなく、 どうすれば乗れるのかという、その後の行為を考えてみよう。 手元にある道具を整理し、使えるものに変えていこう。 そして使えるという感覚を練習しながら育てていこう。 集めただけの錆ついた武器はただの道具だ。 常に使える状態に保ってこそ、本物の武器なのである。 伸びている生徒はそこに気付き、時間を注いでいる。
2021.08.12
北辰テストの7月実施分の成績が出て、 受験生たちはいよいよ志望校合格に向けた本戦に突入です。 このブログでもう何年も語ってきましたが、 受験は涼しくなる季節までのレベルアップの度合いで大筋が決まると思ってください。 そうですね、上着が必要になる11月くらいでしょうか。 もちろんその先にも日数があるのでまだ伸びていきますが、 さすがに他の受験生たちも本気モードに入ってくるため、あまり差が出なくなるのです。 10月いっぱいまでにどこまで積み上げ、力を磨いていけるかということです。 年末からの追い込み期に入る前に、ぜひ本気で自己投資を進めてください。 公立高校入試のカギは理科・社会にあると何度も話してきました。 埼玉県の入試は数学・英語で高得点が出にくく、また国語が比較的平易なため、 残りの理科と社会で勝負が決まるケースが多いのです。 学校選択問題実施校を受ける場合は、さらに数英の得点が取りづらくなるため、 理社の出来栄えがより大きな影響力を持つようになります。 特に次の入試は理科・社会とも難化しそうなので注意です。 夏休みも折り返しに入りますが、理社のトレーニングは順調でしょうか。 北辰の結果を受けて、 この2教科のいずれか(または両方)が課題と感じている受験生はいませんか。 毎年年末に向けて志望校を再検討する受験生がたくさん出ますが、 再検討せずに本命校を出願校にしていくためには、 9月~12月に実施される北辰や校長会テストで、とにかく手応えを出していくことです。 今年は秋に修学旅行を組んでいる学校が多いようですが、 北辰との日程重複は大丈夫でしょうか。 限られた回数の実力判定の中で結果を出していくために、今こそ頑張りましょう。 ご相談についてですが、 どこか他の塾に通っていても大丈夫ですので、気になる方は一度ご連絡ください。 こちらにてご案内しております。
2021.08.07
しばらく更新できずにいました。 もうじき7月が終わり盛夏に入っていきます。 夏バテせずに無事に過ごせていますか。 子どもたちも夏の計画を立てて頑張っていると思いますが、 勉強ばかりでなく、娯楽・休養・好きな事の研究・旅行・スポーツ、 更には夏休みにしかできない思い出に残る体験をしてみるなど、 メリハリのある日々の過ごし方ができるといいですね。 なお、学校・学年によって量が異なるでしょうが、 学校で出された夏休みの宿題は、できるだけ早く終わらせることです。 当然解っているとは思いますが、特に受験生は7月中の終了を目指してください。 8月からは自分個人の課題と取り組んでいく期間です。 私の塾では毎年夏期講習期間に「特訓」を組み、 受験生たちの秋以降の成績の底上げを図ってきました。 受験というものは、結構素直にエネルギーの大小によって変わっていくもので、 マイペースのやり方では低い到達点で終わってしまうことが多い。 なので我々指導する側が負荷をぶつけ、攻め込んでいくのです。 そうすることで未達のものが次々と力に変えられていきます。 夏の特訓でどんなことをやったのか、また書いていきたいと思います。 優良なお勧めの教材、勉強法などにも触れていきます。 夏期講習は納得のいく所が見つかりましたか。 参加したことでやった気になり納得しているだけでは、力は付きませんよ。 何を得ることに成功したのかをしっかりと記録していきましょう。 その記録こそが付いた「力」です。
2021.07.27
毎年、受験生に伝えていた言葉がある。 『△を○にしなさい』 曖昧な知識、即答できない知識を、 安定した知識、即答できる知識に変えていく。 曖昧な安定していない知識は、本番では役に立たないからだ。 授業中、生徒たちに質問を投げかけて思った。 問題を解かせ、その答案用紙を見ながらいつも思った。 中途半端なものを集め、解った気になっている子供たちがいかに多いことか。 一つ一つの積み重ね。 たった一つの知識を馬鹿にしてはいけない。 定着させることは自信となり、やがてその集合体は得点の核を作っていく。 「えーっと、何だっけ・・・・」 「この前、やったやつだよなぁ・・・」 試験は時間との闘いだ。ロスタイムをいかに減らせるか。 間違えて理解し、同じミスを繰り返すときもそうだ。 いずれも、正しく定着せよという、自分にとってのシグナルである。 きみの頭の中は、△の知識で溢れ、もやもやしてないだろうか。 曖昧な△の知識は、短文記述問題などでボロが出る。 △をつなぎ合わせても、点になるうまい文は作れない。 外せない用語やポイントは、 即答訓練で培ったひらめきとリンクしていくものだ。 それは安定した語彙力となり、得点源となるだろう。 ○の知識をいかに増やしていけるか。 △を10個集めるのなら、○を3個集めなさい。 記憶のメンテナンスがいかに大切か。 受験生は入試問題を解く季節になって、それが嫌というほど分かると思う。 △を〇をに変えていく勉強は、 受験生以外であっても同じく大事なことだ。 中1生、中2生たちよ。 定期試験で点が思うように取れなかったことはないだろうか。 〇の知識として定着させていれば正解できた問いが、 さて一体いくつあるだろう。 試験で点数が取れないときは、ほとんどが仕上げが不十分のとき。 解ったつもりでいて、定着までの反復刷り込みができていないとき。 「学ぶ」という奥深い行為と、試験用の「準備」は別物だ。 試験で点を取りにいくのなら、試験用の仕上げを意識しなくてはならない。 反復し、〇の情報をとにかく増やそう。 △をいっぱい持っていても高得点は取れないよ。
2021.07.12
ある学習塾の塾長先生との繋がりで、今月何度かその先生の塾を訪ねています。 私が経営していた教室と違い、個別ブースがたくさんある、 綺麗で塾らしい空気に満ちた教室です。 試験の近い中3生・中2生のサポートとして、 久し振りに他の塾の生徒さんに理社の指導を行いました。 何百人、何万回と教えてきたものがまだ感覚的に染みついているようで、 教材というよりは頭の情報を拾いながら大事な部分を説明していった感じです。 そしてプリントによる重点の補足を行いました。 テスト前、生徒さんへのサポートが役に立ってくれたら嬉しく思います。 中3は期末が終わると、いよいよ受験に向けた長い錬成期間が始まります。 7月8月は秋の成績の土台を作る大事な期間ですので、 本気で乗り越えて欲しいと思います。 指導した中3生たちは、理科・社会に関しては、 全体的に少し復習が足りていない印象でした。 この2教科は夏休みの取り組みが勝負となるため、 期末後はぜひ率先して復習の時間を作ってください。 中2は中学学習の折り返しに入り、ぜひ一度この時期に、 これまでの学習の総復習を手がけてください。 2年の後半からは定期テストだけではなく、 様々な実力テストで前学年からの定着を見られるようになります。 次第に偏差値の重みが増してきますので、 夏のうちに全体の点検を済ませ、有利な状況を作ってください。 夏のターゲットとしては、 特に理科・社会の総まとめや、英語・国語の暗記物が有効です。 中2の生徒さんに話しましたが、これから2学期で習う理科の電流は、 難解なので要注意です。 入試必出でもあるので、塾などの指導を受け、 絶対にクリアしておきたい重要単元です。 塾の生徒さんはみな姿勢よく受けてくれて、 また意欲的な姿勢の子もたくさんいました。 教えてあげたいことは山ほどあるのですが、時間が限られているため、 大事なものから順に押さえていった感じです。 頑張った分、成績に手応えが生まれるといいですね。 理社が苦手そうな子もいました。 時間を掛ければ修正できるレベルなので、 試験対策だけでなく、普段から少しずつ積み上げていけるといいと思いました。 中2生はまだ塾でも理社を習っていないケースが多いため、 率先して取り組めば差を付けやすい教科です。 理社に特化した成績アップをぜひこの夏に計画してみてください。 元名学館東川口校塾長の私でよければ成果の出るサポートいたします。 定期的に知識を受け、演習を重ねて行けば誰でも学年上位は可能なのです。 中3生にとってはいよいよ天王山の夏休みです。 9月10月の北辰で5科全体の偏差値を上げるためには、 この夏に理社をどこまで伸ばせるかが勝負です。 中学の理社はまず覚えるべき骨格があるので、そこを適切な指導で効率よく押さえ、 次に良問の演習を重ねていくことで、ぐんぐん力を付けられる教科です。 他の塾に通っている生徒さん、通塾していない生徒さんを含め、 中3・中2などの学年を問わず、 理科社会が気になる方にはサポート指導しますのでご相談ください。 地元における長い指導経験と実績をもとに、 優先順位にそった質と量を追求してまいります。 埼玉特有の入試を視野に入れながら、苦手対応からトップ校対策まで、 納得のいく成果を提供していきます。 定期試験、北辰など、理社の成績に不安をお持ちの、 東川口周辺の中学に通う生徒さん、保護者様。 ぜひ一度ご相談ください。 現在の塾に通いながら成績を上げるヒントと方法を用意しています。 二つ前の6月17日付記事「受験は理社の成績がカギになる」に、連絡先を明記しておりますので、 ご覧のうえお問合せいただければ幸いです。
2021.06.29
期末テストが近くなり準備に追われている頃だと思います。 中学の場合は試験と一緒に「提出物」が課されるのが一般なので、 その作成のタイミングがどうかは、試験結果にかなり影響を与えます。 作成が後手になり、期日ギリギリまでやっているようでは、 弱点補強や見直しなど、自分がすべきテスト準備の時間がとれません。 当然試験結果は芳しいものにはならないでしょう。 解っているとは思いますが、提出物は早めに仕上げ、 テストの前には必ず自分のための勉強時間を設けるようにしましょう。 塾などでは定期テスト前に対策のようなものを行う所が多いですが、 その対策だけで理解が高まり準備OKとは、当然いかないものです。 普段からの計画的な積み上げが最大の対策であることは言うまでもありません。 塾のテスト対策はその自分の理解の最終点検として利用してください。 私もテストの対策を数え切れないほどやりましたが、 その当日の「理解の完成度」には、生徒間でもの凄い開きがありました。 チェックしてみれば生徒ごとのおよその点数も予想できましたが、 中には100点取ってくるのではと予想して、 実際に取って来た生徒も何度かありました。 テストの準備は基本的に満点を目指して行うものです。 70点とか80点とかを目標に準備している人は、 一度試験とは何なのかを再確認してみましょう。 7割や8割できればいいなどという学習はそもそも存在しません。 目標設定がズレているのでなかなか結果も出ないのです。 70点を目標に置いて90点は取れないのだということを是非再認識してください。 そしてできるだけ満点のための準備を目指してみましょう。 もう準備期間があまりない人もいるでしょうが、 たった1日でも本気でやればかなり追い込めますよ。 テスト結果で成績(評定)が左右されやすい実技教科の準備もぬかりなく。
2021.06.27
勉強には締切りが必要です。 「いつまでに」という期限があるとないとでは、 最後の完成度がまったく違ってしまいます。 クラス発表会、催しもの、コンクール、体育競技会、定期試験、入試・・ 予め日程が組まれ準備期間を設けているものが結構ありますね。 社会における仕事にもスケジュールがあり、 製造業やクリエーターなどは工程や納期が生命線でもあります。 勉強に締切りがないと、行き当たりばったりなものになり、 未完性が目立ち成果にばらつきが生じやすくなります。 締切りを設け「この日までにこれを終わらせる」とすることで、 到達点に向けた仕上げがスムーズに行くようになるのです。 勉強するときには全体量を把握した上で計画を立て、 いつまでに完成させるのかという「締切日」を設けましょう。 そしてその日に勉強の成果をベストな状態にしていくのです。 試験範囲表が配られる時期かと思います。 範囲表は自分の学習計画を立てるガイドになります。 定期試験の締切りは試験当日をさすわけですから、 やるべき事を把握したら期日までに「理解」が納品できるように、 コツコツと作製に取り掛かってください。 与えられた日数は全員一緒です。 日にちがあるのですから、くれぐれも、 数が全然足りなかったり、粗悪品を作ったりしないように。
2021.06.19
塾で英語と数学を習っている中学生は多いと思いますが、 何故、社会と理科を塾で本気で習おうとしないのでしょうか。 英数は基礎から積み上げるため、成果がでるまでに時間が掛かる科目です。 しかも、特に苦手だからと塾通いする場合によくありますが、 数年掛けても成果が出ないことが多い科目でもあります。 理科・社会は教え方によっては即効性のある科目なので、 同じ時間を掛ければ手応えが数段違って現れてきます。 親御さんは恐らく英語・数学が勉強の軸であり、 理社はまず暗記だと考えているのではないでしょうか。 でもその方法を1年続けて、理社の暗記が進み、成績が伸びましたか。 塾で英数に長時間費やし、その成果がはっきり出ましたか。 英語・数学は苦手になると修正に大きな時間が掛かる科目なのです。 それを把握せずにただ塾に通って言われるままに指導を受けていても、 英数の成績が一気に上がることはありません。 演習したり触れたりする時間が足りないのです。 理科・社会は同じ時間があれば、すぐに成果が期待できる科目です。 基礎からの積み上げではなく、やるべきことが決まっているからです。 押さえるべきことを押さえ、質のいい演習を積んで行けば、 信じられないくらいに成績改善が可能になります。 定期テストの配点、5科偏差値の比重、内申点の比重、入試での配点、 いずれも英数と理社は同じ配分です。 英語・数学を塾で学び、評定2が4になりましたか。 2のままなら、自力でも可能ではありませんか。 理科・社会の場合は、2の生徒が正しい指導を受ければ、 ほぼ例外なく2のまま伸びないということはありません。 即効性があるので苦手な生徒ほど加点が期待できます。 中間テストの点数はどうでしたか。 内申点も入試も、5教科の総合力での判定です。 大学入試でも、文系は社会、理系は理科が必須になるのですが。 理科・社会を真剣に極め、ポイントを上げ、内申や入試で優位に立ちたい。 英数は普通なのに、理社が最悪で足を引っ張り何とかしたい。 難関校に合格するために、差の出る理社をスパークさせて高得点にしたい。 そう考えている中学生および親御さん、ぜひ一度ご相談ください。 何をどうしたらいいか、成績状況に合わせてサポートいたします。 授業速度が一気に速くなり、差が出始めるタイミングです。 偏差値を伴う模試も今後増えてきます。 自分は私立受験だという人であっても、模試は5教科の判定が基本です。 今から計画的にしっかり準備を進めておきましょう。 元塾生の方々、外部の方々、他塾在籍の有無を問わず、 試験の得点や偏差値のアップにつながる、 理社に特化したサポート指導を探されている方は、まず一度ご連絡ください。 ※初めての方には、お子様についての最低限の確認事項がございます 理社が苦手のお子さんには殻を破る一定の力を、 平均程度のお子さんにはトップクラスの力を育てていきます。 ※地元中学の定期試験(理社)では、学年1位がこの10年間で145回出ました 北辰の偏差値を冬に向かって引き上げ、入試本番でも高得点が取れるように、 傾向に沿ったサポート対策を行います。 学習姿勢や勉強法、学びに役立つ情報なども提供してまいります。 週1回、中3受験生をメインに、中学全学年対応します。 定期試験、北辰テストの理科・社会はどうでしたか。 入試を本気で考えている皆さん、 ぜひこの夏にチャンスをつかまえに来てください。 ※ご相談メールは masa-k.mgk19@softbank.ne.jp まで。 「理社の件」と明記してください。 人数の制限がございます。 地元戸塚地区で18年生徒指導をしてきた経験を、 悩んだり困っている皆さんに活かしたいと思っております。
2021.06.17
受験生たちは「受験校」が決まりましたか。 現時点で受験を考えている高校で、もちろん目標校を含みます。 まだ具体的に絞れていない人は、ガイドなどを参考に早く決めましょう。 今後夏、秋、冬と受験のための勉強をしていくと思いますが、 成績の伸び方は、目標やゴールをどう描くかでかなり変わります。 今の実力相応校で納得せずに、より高い高校を目標にすれば、 その目標が努力に繋がり、自分を引き上げてくれることがあります。 今から継続的に力を磨き、最終的に到達する予定の高校を受験校とし、 ぜひ自信を持って挑戦の計画を練っていってください。 塾の夏期講習案内を目にする季節ですが、 夏期講習は値段やPR文に惑わされず、ぜひ中身で選びましょう。 まず講習会の目標をどこに置いているのか。 その具体性と指導の仕組みを確認してみるといいです。 ただ復習をするだけで到達点が曖昧なところは敬遠すべきでしょう。 「9月、10月の北辰で偏差値を〇〇上げる。そのためのメニューとして、 国語は〇〇を、社会は〇〇を・・・」 というような計画が仕込まれているかということです。 その講習会が終わると何がどれだけ力が付くのか、 特に力を入れている内容のチェックも必要なのです。 それが今後の模試や入試にリンクした傾向と内容なのか、 どんな工夫が凝らされているかの確認ができるといいですね。 大手の塾だから大丈夫だろうという考えはいけません。 毎年決まったテキストを繰り返すだけという塾も結構ありますから。 夏期講習の話をしましたが、受験生の基本は自宅での学習です。 塾に鍛えてもらうのは大いに結構ですが、 やはり力を定着させるためには「自学習」の存在は欠かせません。 暗記、演習、再まとめなど、 捕まえたものを頭にしまい込む家での時間を大事にしてください。 また、夏期講習も自学習も結局は「受験校ありき」です。 受験の最終ゴールを描き、そのための手段として夏をどう過ごせばいいのか。 一度じっくり考えてみましょう。
2021.06.14
生徒が授業を受けに来たときに学習塾がすべきことは、 生徒たちが頑張ろうという気持ちになるような空気をぶつけることだ。 明るい演出、声掛け、イベントの張り紙、励ましの言葉の掲示・・ 色々なことが塾長の裁量の中にある。 機械的ないつもと同じ空気で、どこまで生徒がやる気になるか。 我々は考えてみる価値がある。 私は以前教室の入口近くに「落書きボード」を設置したことがあった。 少し遊び感覚で設けたものだったが、子どもたちの本音や面白い発想がどんどん書き込まれ、 気が付けば教室の人気コーナーになっていた。 何か楽しい期待感やワクワク感がある塾は生徒たちの楽園になる。 ピリピリした空気はメガホンを叩いてからだ。 授業前の導入はできるだけ遊ばせ、笑顔を引き出したい。 「何これ、超ヤバイんだけど、マジ受けるぅ!」 「あっこれ知ってる~、こないだテレビでやってた」 友との会話、できるだけ塾と異なる言葉を引き出す。 掲示や演出などで、そういう仕掛けを私はたくさんやってきた。 そして表情を崩しながら着席し授業に集中していく。 この落差が自らメリハリを作ることになり、いいのである。 生徒たちが頑張ろうという気持ちになるためには、 頑張るに値する不思議ななノリと、 何だか引きずり込まれてしまう “光” のようなものが必要だ。 そういう空気は塾長の考えで幾らでも変えられる。 幾らでも作れる。 もうじき七夕だが、短冊を書いて飾る塾は何割だろう。 私の教室では毎年生徒に書かせ笹に飾ってきた。 中学生ともなると今は学校でも家でも短冊を書く機会がない。 小学低学年のときにしたためた「〇〇できますように・・」。 子どもっぽい願いを、久し振りにみんな目を輝かせて書いている。 そんな素敵な光景を私は毎年見て来た。 学習塾は勉強をするところだが、その勉強のための心のアイドリングは必要だろう。 私は長いこと教室にワクワクする空気を求め、様々な試みをしてきた。 生徒がその仕掛けを覗き込み、笑みを浮かべる。 その空気を大事にしたいと思う。 塾にやって来てから授業を受けるまでに、何が発見できるか。 塾と生徒との勝負が過熱するほど、塾はどんどん面白くなる。
2021.06.09
勉強の成果は「気持ち」や「姿勢」によってかなり違ってくる。 気持ちが入っていれば自然と姿勢も良くなり、 目や耳の使い方が変わり、大事なところの見逃しも減っていくはずだ。 ダラダラしていて姿勢悪く集中できていない子で、 理解にキレがある子は見たことがない。 理解が高い子は例外なく心が授業と向き合っており、 また姿勢がいいので、大事な点を見逃さずキャッチできる子だ。 私のしてきた授業ではよく子どもたちに、 「目、耳、指先を遊ばせるな」と話してきた。 ボードに書かれたものをどれだけ逃さずに控えられるか。 重要だと説明されたことをどれだけ正しく控えられるか。 気持ちが入っているかいないかで、これらにはもの凄い差が出るもので、 それは間違いなく後の成果(の差)につながっていく。 だが我々指導者も一方的に攻めているだけではダメで、 子どもたちに攻めさせるような「受け」の時間を作ることも必要である。 そういうオン・オフを上手く機能させることで、 子どもたちの気持ちも前向きになり、より成果も期待できるようになっていく。 気持ちや姿勢は挨拶にもつながることであり、 私は授業後の「ありがとうございました」の発語には長いことこだわった。 何度もブログで書いてきたが、最後にこの言葉を発することは、 ただ先生に対して礼の気持ちを示すだけではなく、 今やってきた自分の学習に「ピリオド」を打つという大事な面があり、 自ら区切りをつけることで、 今日ここで頑張ったのだという記録がしっかり残るのである。 言葉がないとそのまま何となく終わり記録も曖昧になってしまう。 そのことを何度も子どもたちに説いてきたものだ。 塾などに通い、勉強時間は確保しているのに、成績が伸びない。 ならばどこまで気持ちや姿勢が入っているかを一度振り返ってみよう。 何をしようとしているのかという動機付けも大事だ。 動機がなければ動かない。 姿勢も意欲も動機がどれだけ強いかで大きく変わってしまうだろう。 いやいや塾に行っても成績は上がらない。 当たり前だ。 動機が弱く、気持ちが伴わず姿勢も悪いなら当然だろう。 塾通いをするならまず家で目的や動機付けをよく話し合い、 塾の授業をどう利用したいのかくらいはまとめておきたい。 もちろん塾の指導の質も大事な要素だが、 その指導を受けたり活かしたりするのは子どもたち本人だ。 だから本人に気持ちや姿勢が伴っていることが大切なのである。 姿勢よく前を見て、ペンをしっかり持っているか。 ぜひ意識してみて欲しい。
2021.06.08
15年前の6月に書いたものだけど・・ システムを盗ませる 塾もやはりこういう発想が必要なのかも知れないね。 夏の特訓などで修了検定を設け、合格できないと帰れないとすると、 本当に成績の悪いやつも最後には合格していく。 要するに壁やハードルを作ってさえあげれば、 子どもたちは素直に食らい付き、自分を高めようとしてくれるのだ。 その壁を塾の「門」に設けて入塾・退塾を管理することは、 力を引き出す目的として、あながち間違ってはいないのかも知れない。 やっている塾はぜひその成果を見てみたい。
2021.06.05
中3生は1学期の期末が終わるときに大きな節目を迎えます。 学校での勉強や成績を追いかけていた生活から、 高校受験の準備を軸にした生活への転換です。 勉強の中心は、現学年のものから復習中心の定着確認に、 試験も、定期テストから北辰などの実力試験にシフトしていきます。 中間期末で何位上がったという話よりも、 受験に直結する偏差値の変化が大事になっていきます。 中3生は7月を特別な月と考えましょう。 この7月での積み上げは、秋以降の手応えに大きな関係があります。 期末のあと夏休みの始まりまでだらだらと過ごし、 さあ夏休みだと何だか計画ばかり立てて中身が伴わない日が1週間続き、 気が付いたら8月も2週目に入っていた・・ 受験生にとっての夏の記録はやり直しがききません。 7月の最初の段階で自分に投資していく学習習慣をつくることです。 最初の中間目標は、9月の実力試験で収穫を得ること。 そのためにすべきことを組み立て、7月8月を乗り切ってください。 生徒(特に受験生)たちに何度も言ってきましたが、 夏の最大のテーマは「パワーアップ」です。 気絶するくらいの量のインプットに挑んでみましょう。 覚えて覚えて覚えまくり、脳の情報量と機能を高め、 後に問題を処理していくための能力を引き上げるのです。 解いたときの正解率を上げるには、情報の植え込みが最大の武器なのです。 私の指導経験にも、 全然解けなかった生徒が9割以上解けるようになったという事例が多数あります。 何をしたかといえば、暗記と反復演習です。 成績が悪い、苦手だ、解らないとブツブツ言っている君。 知らなければ解けないよ。 この7月を超暗記月間にしてごらん。 夏の終わりごろには、きっと別世界が見えてくるはずだ。
2021.06.04
北辰テストでA判定を連発しながら、 受験で失敗してしまう生徒が少なからずいます。 実際の入試で大失敗したわけではなく、 まあ北辰と同程度の出来栄えにもかかわらず・・ その理由はひと言で言えば、内申点が悪かったからです。 悪さにも度合いがありますが、 受験高校の合否ラインの想定内申点(換算後の実数)に対して、 15点とか20点とか明らかにハンディがあるケースです。 このハンディは当日のテストでの失点と同比重なので、 仮に15点の差がすでにあれば、不利になるのは当然です。 北辰等の模試はこの内申点を加味せずに志望校判定を出しているので、 受験者はそのことをよく考えて対応しなければなりません。 換算後実数でマイナス10点未満ならば誤差の範囲なので、 当日の試験でしっかり得点できれば大丈夫なはずです。 高校ごとのこの想定内申点は塾が把握しているはずなので、 およそどれくらいかを聞いてみるといいでしょう。 内申は1:1:3とか学校によって基準が違いますが、 大半は3年での成績を掛け算して大きな比重に変えています。 なので3年生での1学期、2学期の通知表はとても大事です。 通知表がどうなるかは、もうすでに入試が始まっていると捉えるべきです。 基本9科の合計で資料とされるので、実技4科が結構大切になってきます。 多くの中3生が塾で英語・数学に時間を掛けていますが、 なかなか評定は劇的に上がるものではありません。 この実技4科にさらに社会・理科まで含めると、合計6科目。 この6科目に照準を合わせれば、 かなり評定を上げることが可能ではありませんか。 個人差はあれど、英数2科目の合計よりも伸びしろはあるはずです。 中3生はあと1か月で期末テストです。 中間テストがあった人はその結果を踏まえて、 無かった人は範囲が広い一発勝負になることを前提に、 何をどう準備すればいいか真剣に考えましょう。 1学期通知表での1科目1評定ごとの貯金の大切さは、 2学期の後半になって嫌というほど分かりますよ。 1月になり内申が悪いから志望校を諦めるということにならないように、 期末前のこの6月を計画的に過ごしましょう。
2021.06.01
令和4年度公立高校入試の「出題基本方針」と「学校選択問題実施校」が、 本日27日に県教育委員会より発表されました。 まず昨年は削減された出題範囲ですが、今年は一切削減の文言はありません。 出題方針も従来通りで、文章記述やリスニング(英語)の出題も、 昨年と同じく書かれています。 範囲の削減は今後の状況によって変わる可能性もありますが、 よほどの長期間学校が休校にでもならない限り、まず無いと考えていいでしょう。 受験生たちは今のうちから中学学習の全範囲を前提に、 学習理解を高めていく努力を続けていってください。 なおこの削減無しを受けて、昨年削減範囲の大きかった数学・社会・理科は、 その削減されていた内容が今年はかなり大切になると予想されます。 これについてはまた詳しく触れていきたいと思います。 学校選択問題(数学・英語)の実施校は、さいたま市立大宮北高校が増え、 全部で22校になりました。 昨年実施した21校はそのまま今年も実施となっています。 実施校です。→ 令和4年度入試実施校 学校選択問題実施校を受検する人は、 年末あたりから発展問題を含む傾向に沿った準備が必要になるので、 まず秋までに数学・英語に関しては、基礎基本の徹底を図っておきましょう。 地元の近隣では、川口北高校、川口市立高校、越ヶ谷高校などが該当します。
2021.05.27
中3生は理科で難しい単元を習っています。 「力・運動・仕事・エネルギー」という内容で、 理論と計算、図の理解などを伴い、問題の処理も非常に難しい単元です。 応用や発展の内容も組み入れやすく、入試の大問でもよく使われるものです。 今春の入試では大問として使われそうだったのが回避されたため、 次の入試では出題される可能性が高い単元でもあります。 なので今学校で習っている内容の理解が、今年は特に肝要になっています。 また前回の入試では理科・社会の平均点がいずれも高かったので、 次の入試では難化する可能性が高いことも考えておかなくてはなりません。 皆さんいかがでしょうか。 戸塚中は中間テストでこの単元の一部が出題されたようですが、 内申評価につながるようにしっかり解答できましたか。 期末では後半の難解単元と、さらに突っ込んだ内容の出題が予想されます。 マズイ結果にならないように理解を高めてから臨んでください。 中間のない戸塚西中は範囲が広くなるのでさらに注意Maxです。 中3生は2学期にも難しい「イオン・酸とアルカリ・中和」を習い、 年末から年始には次回の入試必出の「天体」が待っています。 このように今年の中3はキーポイントになる単元が目白押しだけに、 この初夏からしっかり時間を掛け、 発展問題の対応まで丁寧に学んでおくことが必須な年なのです。 社会も範囲削減されたため次回入試で必出の「公民」がそろそろ始まります。 塾の学習は活用できていますか。指導の質や効果はどうですか。 英数国ばかりで理社への取り組みがが薄くなっていませんか。 戸塚中の生徒さんなど、中間テストや北辰などの結果を受けて、 お悩みがあれば適切なサポート指導いたします。 こうすればいいというヒント、試験対策ですべきことなど、 理科と社会について相談および効果的な学習の実践を行っていきます。 内申が大事なときです。 私の指導のもとで、過去に理社の定期試験で学年1位が多数出ましたが、 ではどうすればそれが可能になるのでしょう。 成績を上げたい希望者には、その答えを履修単元に沿って提供いたします。 ※5月7日記事「内申や入試で優位に立つには」 4月30日記事「理科・社会の学習相談」も併せてご覧ください。 ※連絡先 masa-k.mgk19@softbank.ne.jp 「理社の件」と明記ください。
2021.05.24
私立高校入試まであと8か月、公立高校入試まであと9か月になりました。 受験生たちは受験への準備が計画的に進んでいますか。 8か月、9か月と言っても、それは入試当日までの期間であって、 成績を安定させて出願校を決める時期は、それぞれその1~2か月前です。 私立の場合は夏頃から受験校を絞り始め、 計画的に個別相談に出向かなくてはなりません。 なのでまだ先だと考えていると、日程や成績に制約され、 受験カレンダーに大きなロスを生みかねないので注意が必要です。 私立の確約に用いられる内申点は、3年の1学期のものです。 受験生は今学校で進んでいる学習を大事にし、 1学期の評定をできるだけ上げることです。 〇〇高校の確約が欲しい・・というときは、 この1学期内申点か北辰の偏差値が基準を超えていなければなりません。 一部校長会も見てくれるようですが、偏差値の基本はやはり北辰です。 北辰偏差値が11月まで伸び悩んだときは1学期の内申点が頼りになるので、 とにかく実技科目も含め高い評定を目指すことです。 すでに中間テストが終わり成績が見えて来た人は、 1学期後半の在り方をここで修正しておきましょう。 中間が無かった人は、範囲が広いであろう期末に全力を注ぎましょう。 6週間もすると期末も終わり、すぐ目の前に夏休みが見えてきます。 受験勉強のコアとなる本格的な復習錬成が繰り返され、 秋からの志望校判定を納得のいくものにしていくわけです。 せわしいですね。 でもどう自分を律していけるかで、自分を限りなく変えることができる、 やり甲斐のある期間です。 9か月間のハードルの一つ一つをカレンダーで確認し、 週単位で見ながら、すべきことにしっかり取り組んでいってください。
2021.05.23
毎年5月下旬になると中学校で理科実験の事故のニュースが流れる。 中2生の化学変化の学習で取り扱う「硫化水素」である。 鉄と硫黄を混ぜたものを試験管で加熱し、硫化鉄を作る。 もとの鉄とできた硫化鉄に、それぞれうすい塩酸を反応させて、 発生する気体の色や臭いを比較するという実験。 鉄+塩酸は水素が発生、硫化鉄+塩酸は硫化水素が発生する。 硫化水素は扱い方を間違えると極めて危険な気体なので、 臭いは手で扇ぐようにして少し嗅ぐようにと注意も付されている。 でも毎年のように吸いすぎたとか、発生気体の濃度が高すぎたとか、 換気が不十分だったとかで事故が起きるんだよね。 地元中学でも4年前に事故が起き、救急車が来る騒ぎが起きている。 当ブログでも取り上げた。 こちらの記事 原因は換気が不十分だった、塩酸の濃度が高すぎた、多く反応しすぎた、 生徒が注意を守らなかったなどが考えられるが、 無理に行わなくても良い実験のように思う。 化合による物質の変化なら他にもあるのではないか。 もしくはこの反応に関しては先生のみが代表で行うとか、工夫が必要だろう。 今年から指導要領が変わり、教科書も改訂されたが、 中2の理科にはこの実験観察がしっかり載っている。 今年は全国の中学校で同様の事故が起きないことを願う。
2021.05.19
全6664件 (6664件中 51-100件目)