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主人は29日に退院して翌日は殆ど飲まず食わずで寝ていた。今朝、起きて銀行をまわるという。今後、自分の病気が重くなったり死んだ時に解約などで、私に負担がかかるのを心配してくれている。ありがたく思う。10時過ぎに夫婦二人で出かけた。1件目で主人の口座から私のに移し、2件目では貸金庫の名義をキャンセルして新たに私が契約し直し、3件目では定期を解約したところで、主人は疲れはてて先に帰ってしまった。3件目の銀行は親切?で「振り込め詐欺にあっているのでは」と心配してくれた。厚着をして帽子を深くかぶり、えらく顔色が悪く、先に帰ってしまった主人の様子がよほど怪しかったらしい。帰宅したのは2時過ぎで、私もえらく疲れた。
2008.01.31
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23、24、25日と主人に告げるごとはできなかった。面会に行って、ベッドの横にすわり雑誌を読んだりしながら2時間過ごしても言い出せなかった。テレビを見たりしてワハハと笑ったり、穏やかにすごしている。そんな人に言えない。抗がん剤の副作用で下痢をしているのはかわいそうだが、余命が残り少ないとは信じられない。でも3人の子供達は末期と告げるべきと言う。26日、朝1番に出かけ、勇気を出してつたえた。先生が言った余命1~2ヶ月だけはふせた。少なめに言っていると思いたいし、ほんとに1日でも長く生きて欲しい。主人は非常にガッカリしたようだった。今まで泣かなかったのに、話しながら涙が出てこまった。帰り道の間も涙がとまらない。どこかで、昼を食べるなり、お茶を飲んで心を静めようかと思ったが、食欲が無かった。スーパーでパンでも買おうかと、ふと写った自分の姿を見て驚いた。真っ青で幽霊のようだった。化粧品売り場でデビュー2日目の美容部員さんにつかまった。春の口紅を買って、パウダーを予約した。非常に下手で一生懸命で、それが気分展開になった。涙は何処かに飛んで行った。パウダーが発売される3月まで元気で、そして一緒にどこかへ出かけられたらと思った。
2008.01.26
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今、主人はタキソテール3回目の投与で入院中である。私の方は毎日、午前に主人を見舞、午後は実家へ行って泊まり、翌日は昼過ぎに実家を出て、主人のところへ行き、自宅に帰り、翌日はまた病院へ行って実家へ泊まりを繰り返していた。ところが昨夜、主人の主治医から電話があった。明日の夜、話があるので来て欲しいとのこと。電話を切った後、どきどきして血圧があがった。今朝、今度は主人から電話があった。「今日は雪が降っているので、来なくて良い。」・・・という事は、私が夜、呼ばれている事は知らないようだ。長男にも一緒に聞いてもらおうかと思ったが、この雪ではかわいそうだ、独りで聞こうと思い直した。 ドクターの話は想像していたよりは悪かった。今度の抗がん剤は効いておらず、放射線も容量いっぱい使っているのでもう無理だ。肝臓、肺、首のリンパ節に転移しており、今後は浮腫、食欲不振、痛みが出て来る。何もしないで経過を見た場合、あとどの位持つのでしょうかと聞くと、胃がんの場合、3~4ヶ月、食道がんの場合、もっと早くて1~2ヶ月だという。「ご主人の落胆を思うと、言えない、もっと抗がん剤を使用してと希望されたら、弱いのを気休めにしますか?食欲不振には点滴に通ってもらおうと思う。」私は、抗がん剤はもういい、痛みだけは除いて欲しい。モルヒネなどの処方をこの病院で出来ますか?と聞くと通院でも入院してでも処置出来るとのこと。主治医とのはなしのあと、病棟へ見舞に行こうかと思ったが、行けなかった。雨の中、自転車をこいで帰った。涙も出ず不思議と冷静だった。だけど、主人に伝えるのはツライ。退院するまで先延ばしにしよう。私に出来るだろうか。
2008.01.22
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