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2021.03.15

食べるジュエリー、泳ぐ宝石、加熱する「めだか」ブーム

テーマ：水系ペットのお話(2827)

カテゴリ：愛すべき動物たち

メダカブームはいらない！

泳ぐ宝石 、ともてはやされているメダカ。
観賞用に改良されたカラフルなメダカが、ブームになっているという話です。

食べ物で ジュエリーのようなキレイなブリスボール 、ご紹介しましたが、生き物でブームを作ってはいけません！

メダカの犠牲！安易に繁殖、飼育放棄で捨てる人も

メダカは飼いやすいから、安易に飼育したり繁殖をする人もいます。
素人でも繁殖を楽しんでいるっている話です。

珍しい特徴を持つものが高値で取引されるため、一攫千金を狙ってにわかブリーダーが増えているらしいです。
それが加熱しすぎて、犯罪や野生のメダカの生息環境を危険にさらしています。

模様も、錦鯉のようだったり、ラメが入っていたり。

物珍しさから購入者が殺到するって、野生動物のエキゾチックアニマルブームを思い出します。

繁殖も容易だから、素人がよけいに手を出してしまう。
ダルマメダカ といって、金魚みたいに体が丸くなって、小さい金魚みたいに見えるものもあるそうですが、それは背骨が癒着したことで体が丸くなっている状態。
ということは、奇形なんじゃないでしょうか？

猫でいえば、スコティッシュフォールドの耳だったり。

「折れ耳」スコティッシュ　繁殖は動愛法に抵触 「sippo（シッポ）」より

実は折れ耳は、骨軟骨形成不全症の症状のひとつ。症状に程度の差はあるが、四肢に骨瘤（りゅう）ができて脚を引きずって歩くようになるなどし、鈍痛に苦しみ続ける、根治困難な病気だ。

障害を持った生き物をわざと作り出して、病気にかかりやすくしている、ペット産業。
メダカもペットとして飼われている時代ですから、魚も猫も関係ありません。

メダカの野生種は近年、絶滅危惧種にリストアップされています。

 体を伸ばせないヘビ、金網の床で暮らすサル　動愛法は犬猫以外の動物にも新飼養基準を 「sippo（シッポ）」より

人と違うものを欲しがる、珍しいものを自慢したいという、人間の欲望の犠牲になっています。

あるインターネットオークションサイトには、3000件近いメダカが出品されているそうです。数千円～数万円の入札価格が並んでいると言います。

メダカの寿命は2年ほどらしいです。
その間、きちんと健全に飼育できるかどうか。飼育知識が必要なのはいうまでもありません。

飼えなくなったら安易に川や池などに放す（捨てる）ため、生態系に深刻な影響を与えるおそれが指摘されています。

ヒカキンも飼い始めたという猫種「スコティッシュフォールド」。折れ耳で丸顔が人気だが、海外では繁殖を問題視している。

人間がメダカという生き物を欲望に任せて扱っている・・・
これ以上、欲望で生き物を犠牲にしたり、命を弄ぶことはやめていきましょう。

犬を殺すのは誰かペット流通の闇

犬を殺すのは誰かペット流通の闇 [ 太田匡彦 ]
売れ残った子犬を冷蔵庫に入れて殺すペットショップ。違法業者たちがはびこるオークション販売。そして「飽きてしまった」という身勝手な飼い主たち。ペットブームの水面下に潜む「犬ビジネスの闇」に厳然と迫る。動物愛護法改正の舞台裏を大幅加筆。

「奴隷」になった犬、そして猫

「奴隷」になった犬、そして猫 [ 太田匡彦 ]
「猫は照明を1日12時間以上あてると、年３回は産める」。ペット流通の闇を暴いた『犬を殺すのは誰か』から約10年。犬に続き、空前の猫ブームではじまった増産態勢。「かわいい」「いいね」の裏側で消えてゆく命。信念の取材が暴く、人間の愚行と、理不尽な社会。

VEGAN とは、動物搾取を可能な限りなくそうとする考え方です！

ビーガンという生き方 [ マーク・ホーソーン ]

動物解放を目標とする社会正義運動であることを網羅した本。
単なる食事法や健康法、宗教とは違うことを知るために。
「 動物のため 」という目的を理解し、動物を助けるために、動物を犠牲にしないライフスタイルを送りましょう。
動物搾取に加担しない倫理的な生き方を目指すことを始めましょう。

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