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『白夜行』の続編と聞いて手にとってみました。これって…これって…とっても感想書きにくい本ですね。『白夜行』の方が良かった、という感想を多く目にしていたので、「そうかもしれないなあ~」なんて思いつつ読み始めたんですけど。実際、『白夜行』を読んだときほどのインパクトはなくて、展開も二番煎じに甘んじているかな…なんて思ったんだけど中盤以降はいよいよ前作との関連部分が明らかになるのか!?なんてひっぱりもあってやっぱりページをめくる手は止まりませんでした☆ *以下は内容に完璧に触れてるのでご注意を!柊の感想に興味があるという奇特な方は…(笑)『白夜行』&『幻夜』を共に読み終えてからどうぞ読んで下さい。本は内容を知らずに読んだ方が絶対楽しめます!一応隠し文字にしておきますね。読み手にとっての興味はやっぱり前作のラスト以降、唐沢雪穂がどんな人生を歩んでいったのか…に尽きると思います。太陽に代わる存在を失って、ただひたすら闇の中を歩いていくのか。それとも一人でも這い上がってみせるのか。でも、『幻夜』には彼女を思わせる登場人物が登場するものの彼女の本名や、過去のエピソードに直接触れる文章が何処にもない…。ただそれを匂わせるキーワードが散りばめられていて、その度にこちらが「おお!もしや!?」と期待を高めてしまうという、実に思わせぶりな展開に徹底しています。「あああ、じれったいっ!!はっきりしやがれっ!」と何度叫びたくなったことか。それでも不思議なことに、読んでいると桐原亮司の不在がどーんと、大きく感じられるんですよね。名前もエピソードも全然出てこないのに。何ででしょう…。桐原亮司に代わる存在として、水原雅也という人物が出てきますがこちらの人物はむしろドラマ版の山田孝之くん演じる桐原とダブりました。ある女性のために罪を重ねていくものの、自分自身も罪悪感に苛まれていく。小説版の桐原に比べてドラマ版の方は精神的に脆い部分を書き加えたのかと思って観てたけど、実はこの雅也という人物像を盛り込んでいたのかなあ…そんな想像してしまいました。この本を読みながら、自分がどんな雪穂の未来を期待していたのか…だんだんわからなくなってしまいました。意志の強さは変わらずに毅然としていて欲しい、と思っていたような気もするし桐原を失った後はもう少し人間味を取り戻して欲しいと願った気もするし…。でも、彼女と思しき人物のその後はというと…。どこか、何かが壊れてしまったような印象を拭えない。そんな姿を期待していたかというと「違う」ような気がするんですよね…。上手く言えないんですけど。人も植物も、やっぱり陽の光を浴びないと壊れてしまうのかもしれない。少なくとも“自然”な状態ではいられないのかもしれないなあ…なんて思ってしまいました。こういう生き方を選んでいる彼女をみて、死んだ桐原はどう思うだろう…と考えるとやっぱり決して喜んではいないだろう、と思えて。その部分に一番引っ掛かりを感じちゃったのかもしれません。
2006.05.28
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図書館で本を借りてきました。 東野圭吾さんの『幻夜』は延長です。奥田英郎さんの『町長選挙』、ついに手元にやってきました!嬉しいそれから話題も落ち着いてきた?朱川湊人さんの『花まんま』、以上三冊です。中学校の図書室に業務員として勤め始めて早二ヶ月。時計を見なくても、体が授業の終了時間をだんだん覚えてきました。これは休み時間を待ち遠しく感じていた学生時代の感覚かしら!?それにしてもマナーのいい生徒とそうじゃない生徒のギャップが激しい。本を放り投げたり、借りた本を滅茶苦茶に棚に突っ込んだり…。それを修理、整理整頓するのが柊のお仕事といっちゃあそれまでだけどこれって「自分の本じゃないからいいや」という気持ちが前提にあるからだよね。それとも自分の持ち物である本や教科書もこの調子で扱っているのか!?そ、それで大丈夫なのか!?大いに心配になってくるところです。ベランダ越し、窓から出入りする生徒といい貸し出し手続きを経ずに、無断で図書を持ち出す生徒といい(ほとんどはそのまま戻ってこない、ようです。前年度の話を聞くと)図書室内でトランプ遊びに興じる生徒といい…中学生ってこんなだったかしら?今はこんなふうなのかしら?うーん。本職の先生方が、この状況を見てもやんわり注意する程度だったり傍観する感じなので「中学生はこんな感じだから」と理解しているのか、それとも諦めているのか…。うーん。でも、今は「中学生だから」なんて大目に見てもらえたって高校生、大学生、社会人になってもそんな調子だったら絶対大目になんて見てもらえないぞ!?(と、思う)それがわかっているから甘えているのか、それとも何にもわかっていないのか。感覚としては、こちらを(柊のことを)試しているのか、と思うときもあります。なめられているのか、と思うことも。挑発してんのか!?と思うことも。・・・さて、どう反応しようかな。
2006.05.27
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「誰を守るか、何を信じるかー。」ラングトン教授とソフィーの間で何度か交わされていたこの言葉こそが原作者が読者(そして観客)に投げかけたテーマなんじゃないのかなあ、と思いました。 *「ダ・ヴィンチ・コード」公式HPは→こちらなにせ観る前から、こんなに食傷気味になってしまう映画も珍しい。ネタバレおかまいなしの特集番組、映画公開後の観客の反応などなどあまりにテレビで流し過ぎです柊自身はその手の番組や報道は観ない、聞かないを通していたけど余計なおせっかいやさんが「カンヌ映画祭で、上映後に失笑をかったんだってー!」とか耳に入れてくれるのですっかり楽しみが半減してしまいました。ううう…。柊はミステリ、謎解きに関しては原作を読んだ時点で充分堪能していたので映画ではどんなロケが行われたのか、というのがこの映画の一番の関心事でした。特に撮影許可を出したルーブル美術館の場面などなど。でも長い原作を二時間に纏めるために、せっかくの場面もどんどんどんどん先へ流されていってしまう印象だったのは勿体ないなーと思いました。仕方ないな~とは思うんですけど、…やっぱり勿体ない(笑)映画中ではソフィー役のオドレイ・トトゥが一番しっくり画面に嵌っていたという印象を受けました。「アメリ」みたいな女の子だったらどーしよーと思ってましたがさすが役者。アメリとは全然別人に見えました。映画を観ているとこういう驚きが一番嬉しかったりする柊です。噂に聞くほどハチャメチャではないじゃないですか~(笑)というのが柊の正直な感想です。原作から逸脱しすぎず、無難に纏められていて好感持てました。 映画の、というか原作の内容については喧々諤々意見が飛び交ってるようですがキリスト教を信仰していない柊にはそこはまったく興味なしの分野です。そもそも歴史に諸説はつきもの。定説と語られているものだって、新たな史料が発見されればあっという間に覆されてしまうのが当たり前な世界だということを念頭に置いておかないと。但し、史料(=言葉で記述されているもの)を読み込むにあたっては言葉が持つ曖昧さゆえに、幾通りもの解釈が生み出されるということも忘れてはなりません。諸説あるなかで、どれが一番もっともらしく、正しく聞こえるのか。それだって、人の数ほど意見が分かれるに違いありません。『ダ・ヴィンチ・コード』のなかで導き出される結論だって、そんな多々ある説の中の一つに過ぎない筈です。それをまともに受け取って、批判や運動が起きちゃうなんて柊にはどうも腑に落ちません。そもそもこの内容を読んだ人が“信仰心を失ってしまうのでは”と恐怖すること自体ありえない気がするんですが…。ときに学問(とくに宗教学など)と信仰心とをごっちゃに捉えてしまう考え方を、柊は危険じゃないかなあ…と他人事ながら心配になります。そもそも信仰している人は何を信じているのでしょうか。キリストが神だという事を?キリストが起したとされる奇跡を?キリストが弟子たちに伝えた言葉を信じているのならば、それをいった相手がたとえ神だろうと人間だろうと変わらず信じていればいいんじゃないのかなあ。…こんなことを言ったら「極論だ」と責められるでしょうか(笑)ミステリ、謎解き、架空の物語として鷹揚に構えるくらいの余裕を見せてくれてもいいのになーなんてテレビの向こうの騒ぎを観ながら柊は思うのでした。
2006.05.26
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『フライ、ダディ、フライ』で知り合った“ザ・ゾンビーズ”の面々にまた再び会えるなんて…懐かしいような、嬉しいような、そんな気持ちで読みました。 表題作のほか「ラン・ボーイズ・ラン」「異教徒の踊り」の三編を収録。『フライ、ダディ、フライ』…映画化された作品を観たい!と思ったまままだ観ることが出来ないでいますそれでも柊の頭の中では、朴舜臣役を岡田准一くんがしっかり演じてくれてました(笑)普段の生活では依存しすぎず、頼りにし過ぎず。でも、いざという場面ではがっちり信頼できる“仲間”関係が柊には一番理想の人間関係に思えます。ザ・ゾンビーズの面々にはまた別の作品で会いたいなあ。(高校卒業しちゃったみたいだけど、その時は話が過去に遡るのでしょうか。)
2006.05.25
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「館」シリーズの最新刊、読み終えました。 あああ、やっぱり…「館」シリーズは少年少女向けじゃなくて、がっつり大人向けに書かれているので読みたい~!『暗黒館の殺人』のあとなら尚更・・・かな。綾辻さんらしく、ホラーっぽい展開等など、満足できなかったわけじゃないけどもっとずうううんと作品世界に浸りこみたかったです。文字の大きさ、ページ数の制限などの壁に阻まれてそれは叶わなかったような。何が残念かっていったら、表紙をめくったあとに付随しているお屋敷全体の見取り図がなかったことが寂しいじゃないですか。「館」シリーズを読む前に、屋敷の見取り図をしばし眺めて場所や雰囲気を想像するのが楽しみの一つだったりするんですから…。しかし、『暗黒館・・・』以上の「館」シリーズを求めるとなると、かなり長い間待たされることは必至であるし…ジレンマに陥っちゃいますね少年少女たちが、ここから綾辻さんに嵌っていく入門編としてはぴったりな本ではないかと思います。「Ku:nel」と「天然生活」の最新号を買いに出かけた際、文庫の新刊などもいろいろ見つけて一緒に買ってしまいました乙一さんの『ZOO1』、『ZOO2』と、中山可穂さんの『ジゴロ』です。 乙一さんの本、『GOTH』といい文庫になると分冊されちゃうのは何故??それぞれにボーナストラック付き(CDみたいな呼び方ですね)と聞くと買ってしまうんだなあ…。それほど自分は乙一さんの文章に飢えているんだなあと改めて認識する次第。もうすぐ発売!?の新刊…早く読んでみたいな♪ →
2006.05.21
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こういう映画を観て何が辛い…って自分の偽善的な部分を痛感させられることです。言葉なんて何の役にも立たない。何を言ってみたところで、自分の今の生活を捨てられっこない。どんだけ自分を嫌悪して見せたところで、家に帰れば夕飯の支度が待ってる。冷蔵庫の中にはその日の食材がちゃんと詰まってる。安心して眠れるお布団がある。私には今の生活以外考えられない。それを嫌というほど思い知らされることです。 *「ナイロビの蜂」公式HPは→こちら安く見積もられる命。(そもそも命に高い、安いと値段をつけることが間違ってる筈なんですが)莫大な利益の前には人間の倫理観なんて消し飛ぶものなんでしょうか。一人の人間の考え、行動だけではどうにもならない現実。目の前の一人を助けることができたとしても、それと同じような状況にある何千という人を助けられない現実。それでも立ち止まったり、諦めたりすることが出来ずに行動し続けるテッサのような人が、この世の中には本当にいるんだろうな。テッサを演じたレイチェル・ワイズがこの映画でアカデミー助演女優賞を受賞しました。…納得。映画がはじまって数分で死体となって発見される女性の役とは思えない存在感です。この映画を象徴する役柄でした。テッサの夫、ジャスティンを演じたのはレイフ・ファインズ。ときに猟奇的殺人犯、ときにヴォルデモート卿に扮したとは思えない献身的な役柄で、その演じ分け方はさすがだなあ~と思います。そして音楽。ずっと耳に残る響き…なかなか席を立ち去りがたかったです。ラストといい、観ていて辛くなる映画ではあるんだけど観に行ってよかった。・・・そう思える映画でした。一つ難点があるとすれば、ドキュメンタリー風にみせる演出の為かカメラが固定されていないところかな。視点が常に流れるので、体調が不完全なときに観に行っていたら多分酔ってしまったかもしれないです。字幕を追うことで、酔わずに済んだような?そんな気がしてます。
2006.05.18
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まわりが気になって自分がメチャクチャになりそうなとき、 心の中でリズムをとるんだ。 まわりがどんなに変わっても、自分のままでいられるように。 まわりの音なんて関係ない、自分だけのリズムをー。 13歳のさゆきの物語。居心地のいい場所、大好きな人には変わらずにいて欲しい。いつまでもこのままの状態でいたい。そう願ってしまうけど、どうしたって時間の流れは止められなくて。だけど、そういう寂しさも前向きに受け止められるのが十代のしなやかさ、若さだったりするのかなあと思います。年を重ねてくると、「大事なものは手放すまい」としがみつく傾向が強くなってくる気がして…『リズム』は森さんが二十歳の頃に書かれたデビュー作。でも、森さんらしい印象的なフレーズはもう既にここに現れてる。こういう瑞々しさがいつまでも失われずに心に残っているなんて羨ましくなってきます。その秘訣を教えていただきたいです(笑)『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(上・下)買ってきました。 ・・・が、いつ頃読めるのか未定なところが悲しい…。
2006.05.17
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むろん、原作の方が百万倍面白いのは自明のこととして。それでも伊坂さんの作品を映像化しよう!という心意気はかってあげてももいいんじゃないでしょうか(笑)あらすじが面白いだけでなく、文章そのものに味のある人の作品を映像化するのはとってもとっても難しいことだと思うのです。とくに伊坂さんの本は登場人物たちの台詞まわしが独特。それを役者さんたちが「声」にして、耳から伝えるものにするんですから…。 柊は結構楽しんで見てきました・・・ですが、これから観に行こうと思っている人は「映画を観に行く前に、再読しておこう!」なんてしない方がいいかもしれません。原作との違いとか、そればかり気になり始めると…寂しくなるかもしれませんので(笑)四人の主要キャラクター、皆さんはまり役だったなあ~。柊が原作を読んだときには既に配役が決まったあとだったので、そのイメージで読んでいたせいもありますが。佐藤浩市さん演じる響野とか、思わずぷぷぷと笑ってしまいました。佐藤さんはどちらかというとビシっとした役柄で観ることが多いので、こういう響野みたいな役柄で観るのは新鮮な感じがしました。冷めた感じの久遠とのやりとりは好きなシーンの一つです。成瀬さんは職場でもくもくと仕事しているシーンが好き。雪子さんに至っては京香さん以外考えられない(笑)一歩間違えるとコメディ映画かと思われそうですが~。難しいこと考えず楽しみたいときにはこういう映画が一番ぴったりかと思われます。*「陽気なギャングが地球を回す」公式HPは→こちら ・・・映画を観た後で再読しはじめる柊です。続編の『陽気なギャングの日常と襲撃』は図書館にリクエスト中。早く読みたいです。伊坂さんの作品の映画化といえば、次は『アヒルと鴨のコインロッカー』の映画化が決まったのだとか。ロケはもちろんオール仙台市。(らしい)配役は瑛太さん、大塚寧々さん…とききました。仙台市で先行上映されたのち全国公開となっていくらしいです。しかし…『アヒルと鴨のコインロッカー』って映像化可能なんですか!?ネタバレせずにどうやって!?そっちの方が気になる~。(でも、殊能さんの『ハサミ男』ですら映像化されていたのだし。脚本家の手腕によるのでしょうかー。)期待して待ちたいです。
2006.05.16
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ちびちびクッションを作ってみました毛糸の季節が終わってしまったので、一度は編み針を閉まったのですが…。なんだか手が寂しくて。本を読む時間も楽しいけれど、それだけじゃ手持ち無沙汰で。毛糸じゃなくて、綿や麻等の素材の糸を使って、もう少し編み物を続けてみようかなーと思いました。さて、次は何をつくろうかな~。design by sa-ku-ra*
2006.05.14
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いったい、あの予言はなんだったんだろう。今ではとんと耳にしなくなってしまった“ノストラダムスの大予言”。「1999年に人類は滅ぶ」なんて大騒ぎさせておきながら…世界は無事に、今2006年を迎えています。でも、そういえば半信半疑でこそあったけれど、「もしこの予言が成就するとすれば、自分は三十代まで生きられないんだな。」とやたら思い詰めていた時期が確かにありました。そう、あれは自分の将来がやたら不安に思えた十代のときです。「自分の進路が思うように叶わなかったら。どうせ…」と逃げに使っていたような気がします。それを思い出しました。この『つきのふね』を読んで。 人より壊れやすい心に生まれついた人間は、それでも生きていくだけの 強さも同時に生まれもってるもんなんだよ。 (文庫版P173抜粋)思い起こしてみれば、あのときほど真剣に生きること、将来のことについて考えていたときはなかったかもしれない。俗にいう“世の中”のことなんて何も知らないのに、そういう現実をつきつけられて頭の中だけで想像して、考えて、不安にならない人はいないのに、何だか自分ひとりがうじうじと悩んでいるような気になっていたと思う。そして、そんな時期を通り越してしまった今だからこそ、客観的に当時の自分を受け止めることが出来るんであって…ううっ。目の前にいる中学生たちに、森絵都さんの本を薦めたい。でも、そういう時期真っ只中にいる中学生たちにはどう受け止められるんだろう~。不安だったり、悩んだりするのは自分一人だけじゃないんだよ。そんな気持ちが通じるだけでずっとずっと心が楽になると思うんだけどな…。図書館からまた本を借りてきました。 東野圭吾さんの『幻夜』、金城一紀さんの『レヴォリューションNo.3』、そしてまたしても延長願いの綾辻行人さんの『びっくり館の殺人』です。いろいろリクエストも出してきましたので、それらが手元に届くのも待ち遠しいです。明日から観たい映画も目白押しです。「陽気なギャングが地球を回す」、「ナイロビの蜂」は観たいなあ。「ダ・ヴィンチ・コード」も来週に迫っているので観たいと思ったらすぐ足を運ばないと…見逃してしまいそう~☆
2006.05.12
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ここまでなら。ここまでの痛みなら、耐えられる。そんなふうに著者が頭で計算しているように感じるのはうがち過ぎかなあ…。これぐらいの表現ならば、まだ嫌悪感を抱かれなくてすむ…とか。それは勘繰り過ぎかなあ。 自殺した元恋人の部屋で、「私」は地図の描かれたメモを見つける。 地図を頼りに辿り着いたのは、スラム街にある1軒のアパート。 住人たちが職業としているのは、個室で客の「告白を聞く」という商売だった…。 主人公の女性がある街で聞き屋という仕事を始め、いろんな人の告白を聞いていく。挿入されるお話は興味を惹かれるし、それを誘う著者の文章も上手いんだけど喪失を味わうなら吉本ばななの『白河夜船』を読みたい、とか(何故か読んでいるとき、このお話がすごく頭に浮かんでしまった)刹那的な痛みを読みたいなら中山可穂さんを読みたい、とか(この物語が同性愛を描いているからか)どうしてかこの物語そのものに集中出来ませんでした。(うーん、本の返却期限が迫っているからか!?)物語の冒頭の文章とか、一気に惹き込まれたんですが。後半にいくに従って、舞台となっている街がとても日本とは思えない異国を思わせる描写になっていくことや、(それとも最初から舞台は外国だったのか・・・!?)宗教や戦争や、音楽や童話や、暴力や・・・いろんなものを詰め込みすぎるのか、それとも広げすぎるのか。登場人物の名前が一風変わっているのは、物語の現実味を欠くため?なんだろうけど…どうなんでしょう。こういう文章が書けるなら、もっと違った物語で読んでみたいかも、と思ってしまいました。賛否両論あがっていると聞きましたが、何だかどちらの意見にも頷いてしまいそうな柊です(笑)そんなわけで、柊の感想文は決して鵜呑みにしないで下さいね。お願いします
2006.05.11
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一番最初に収録されている「溶けていく」を読んだ後、「他の八つの作品も全部こんなふうに怖いお話だったらどうしよう~!」と不安になりました。…が。それは杞憂に終わりました。ほっ。痛みを伴うものでなくても、こう精神をじわじわ侵していくような怖さは苦手なのです~でもこの「溶けていく」と「俺の席」以外はユーモアも含んだお話がほとんどでさくさく読み進めることが出来ました。好きなのは表題作の「紙魚家崩壊」と「白い朝」「おにぎり、ぎりぎり」かな。ちょっとした謎と、北村さん独特の優しい語り口がぴったりあわさったお話が柊は好きです 「紙魚家崩壊」はなかなか身につまされるお話でした(笑)連休も最終日…お天気は雨です。でも、おかげでのんびり本を読んで過ごすことが出来ました。明日からまたお仕事がはじまります。実は未だに長年の習慣で?「求人」の二文字を見ると吸い寄せられて、給与、勤務条件などを読み耽ってしまう柊です。しばし、読んだ後、「あ、そういえばもう仕事ついてるんだった」と気がつく次第。まだまだ仕事に馴染んでいない証拠だったりして明日からの一週間は長く感じられそうだなあ…。
2006.05.07
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「ドラえもん」を観なくなったのはいつからかな…。原因はあれかな~。ドラえもんの四次元ポケットから取り出される未来の道具にわくわくするよりも、のび太くんの「ドラえも~ん」という呼び声に不安を感じるようになっちゃったから。都合の悪い出来事があるとすぐにドラえもんに泣きついて、便利な道具に頼ってなんとかしようとする。ドラえもんも、のび太くん自身の力で解決させようとせずにそんな便利な道具をすぐにポケットから取り出してみせる。「いいのか、それで~。根本的な解決にならないし、ドラえもんはのび太を甘やかしてるんじゃないのか??」とえらそ~なことを考えてしまったからですね。でも、『凍りのくじら』を読んでいたらそんな考え方、見方は間違ってた…と気がつきました。どんな便利に思える道具も使う人の心、使い方で悪い結果を招いてしまうことがある。のび太くんは失敗してしまうことも多いけど、そこから学ぶことも出来る人。それがわかってるからドラえもんも道具をポケットから取り出してくれるんだってことに。柊は、のび太にドラえもんみたいな存在が傍にいることに嫉妬していたのかも。すぐに、助けて欲しかったのは自分だったのかもしれないな…と気がつきました。でもって、柊は道具の便利さばかり追求して、それを使いこなすことは出来ない人間なのかも…と思いました。何だかとっても「ドラえもん」が観たくなってきました。でも柊が観たいのは馴染み深い、大山のぶ代さんの声のドラえもんです(笑) カメラマンの父が失踪してから5年。 毀れそうな家族をたったひとりで支えてきた高校生・理帆子の前に現れた 青年・別所あきら。 彼の優しさが理帆子の心を癒していくが…。 家族と大切な人との繋がりを描く「少し不思議」な物語。(bk1内容説明文より) 各章のタイトルにドラえもんの道具の名前がつけられてるのが効いてます。どこでもドアとか、カワイソメダルとか、どくさいスイッチとか。道具として実在していなくても、その機能を使いこなしている人って確かにいるなあ…ってその着眼点に感心してしまいます。著者は人を見る目に長けているんだろうな、と思います。辻村さんの本はどれも途中で止めるってことが出来ません☆特に中盤からラストまでは、どんどんどんどんひっぱっていかれます。読んでいたら後半、涙がぽろぽろ出てきて参りました。ミステリというよりもファンタジーかなあ…。謎解きというより、不思議なラストが心地良かったです。「ああ。ああ、そうだったんだ…!」って。柊の作った12番目のあみねこが完成しました お天気が良かったので、外で記念撮影してみました *柊の別宅案内 →
2006.05.06
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物語の舞台となっている仙台近郊に住んでいるってことがすごーく嬉しくなってくるお話でした。世界があと三年で終末を迎えるという状況下のお話なので、そこは暴力も、強奪も、殺人も、なんでもありな状態になっちゃってるんだけど。その一方で、自分を手放さずに日常を生きる人がいるってのが嬉しい。例えば「八年後、地球に小惑星が衝突する」なんて報道されたら。自分は狂っちゃう方だろうか、それとも何とか自制しようとするだろうか、とやっぱり自分に置き換えて考えてしまうけど。たとえ自分が狂っちゃっても、きちんと自分を最後まで通せる人がこの街にはいるに違いない、って思えることが嬉しい。どの短編も、短いようでいてどれも含蓄がある(笑)「篭城のビール」に登場する兄弟とか、「冬眠のガール」に登場する女の子、美智とか、「鋼鉄のウール」に登場する苗場さんとか、「天体のヨール」に登場する二ノ宮くんとか、「深海のポール」に登場するおじいちゃんとか。伊坂さんの描くキャラクターは、漠然と前向きで大好きです~(しみじみ) 『終末のフール』公式HP ←小説を読み終えた後にも楽しみがあるって素晴らしい♪「アンダーワールド・エボリューション」観てきました。 *「アンダーワールド・エボリューション」公式HPは→こちらうーん…。現実(人間世界)からとことんかけ離れた闇の世界へようこそって感じでしょうかなかなか描写が残酷で、血で血を洗うってこんな感じか~なんて思いながら観てました。前作のお話をすっぽり忘れ、「えーとえーと、そんなお話だったっけ?これ、誰?」なんて状態だったのがよくなかったのかしら。・・・違うな。吸血鬼VS狼人間だったら果たしてどっちが強いんだろう~という結果が知りたくて観に行ったようなものだから良くわからない理屈を並べられて混乱したのかも。(「エイリアン対プレデター」など、観に行く気にはなれないけれど、結果だけ知りたい…ってそんな感じと同じかな??)狼人間はともかく、吸血鬼の一族は美男美女…とまでいかなくても美しくあって欲しかったんだよな~。美しいのは主人公のセリーンだけ、なんてあんまりだー。勝手な思い込みですが、吸血鬼の一族は美しくあって欲しい…というのが柊の願いです。…でないと応援する気になれないのよ
2006.05.05
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今年はとてもお天気に恵まれたゴールデンウィーク。今日、出かけたところは一面の菜の花がとてもきれいでした。ここは一人の観光客もいない、静かな秘密の場所。いるのは蝶々たちだけ。ぜいたく~。 background … uno-com
2006.05.04
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図書室での仕事が一段落したとき、生徒たちによく読まれる本をパラパラとめくってみたりします。そのうちの一冊がこれ、『夜回り先生』です。(続編に『夜回り先生と夜眠れない子どもたち』もあります) 昨日までのことはみんないいんだよ。 まずは今日から、水谷と一緒に考えよう-。 不登校、ひきこもり、リストカット、薬物乱用…。 12年間夜の街を回り、5000人の生徒と向き合った「夜回り先生」が、 激動の半生を振り返る。 (bk1の内容紹介より)人気がありすぎて(?)貸し出し手続きを経ないまま無断持ち出しされて行方不明になっていたのですが、今日ふいに戻ってきました。表紙もなく、ぼろぼろになって修繕し、再び貸し出せる状態にした後で、つい読み耽ってしまいました。こういう内容の本が生徒たちを惹きつける、というのは何だか寂しいです。自分の内側に、ここに登場する子供たちとどこか共通の寂しさや悩みがあるから手に取るのかなあ…と思うと。この本を読むべきはむしろ大人たちであるべきだ、と思うのに。それでも、この本を読むことによって多少なりとも寂しい気持ちが癒やされたり信頼できる大人がちゃんと存在してるということに目を向けられたらそれはそれでいいことなのかな、とも思います。今日、買ってきた本は・・・。ダン・ローズの『ティモレオン』、米澤穂信さんの『夏期限定トロピカルパフェ事件』、奥田英郎さんの『イン・ザ・プール』の三冊です。 『ティモレオン』読んでみたいなあ…とずっと思ってたら文庫になってました。「おお!」と思い衝動買いです。本の帯に江國香織さんの推薦文が載ってました。米澤穂信さんの『夏期限定トロピカルパフェ事件』、やっと書店で見つけて買えたけど、果たして読めるのはいつ??奥田英郎さんの『イン・ザ・プール』、図書館から借りて読んだ後、文庫になったら買おうと思ってました。精神安定剤代わりに常備してあるといいんじゃないかなあと思って。いよいよ連休です。わーい、何をしよう!
2006.05.02
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