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まるで、ゆるゆると気持ちのいいお風呂に浸かりながら「ああ、明日の予定、なんだっけ?」なんてぼんやり思い描いているような。主人公のとめどない語り口がとても心地良かったです 女の子特有の仲良しごっこの世界を抜け出した18歳の美和。 夢も希望も自信も失って、祖父が経営する銭湯でバイトをしながら、 先が見えない日々を過ごしていたのだが…。 淡くてあまやかな恋と、夢のかけらの物語。 (bk1説明文より)時間って否応なく進んでいくものだと、この年齢になると日々実感するけど十代の頃はやけに停滞しているように感じたものです。ゆっくり、ゆっくり。それでいて毎日同じ事を繰り返しているような不安感。不思議だ…。どうして年齢によって、時間の流れる速さは違って感じられるんだろう。大島さんの文章が好きだな。初めて、『香港の甘い豆腐』を読んで出会ったときのことを思い出しました。
2006.08.31
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先ずは、リンクさせて頂いてるarshaさんに感謝を以前、arshaさんが日記に宇宙食について書かれていたときに、柊が「もしもそんな機会があれば食べてみたい」なんてぽそっと言った言葉を覚えていてくださり、わざわざ柊のところまで宇宙食を郵送して下さいました。今回、貴重な体験をさせていただき、感謝、感謝です。どうもありがとうございました~そんなわけで今回は宇宙食を食してみたレポートを書いてみたいと思います♪arshaさんから届いた宇宙食は次の二品…りんごを加工したものと、きな粉餅です。 子供たちと一緒にいざ、試食~。 乾燥したお餅を水に数秒浸すと、あららという間にのびーるお餅に変身!これにはびっくりしました。味もおいしい!(お正月にフライパンを焦がしつつ焼くお餅よりずっと手軽に味わえる~なんて柊は思ってしまいました☆)何よりお餅が好きな子供達が大喜びですかりかりに乾燥したりんごにシナモンとお砂糖をまぶしてある方はまるでお菓子みたいな味わい。りんごの酸味が生のものよりずっと強く感じます。ビタミンを摂ってる~って感じがしました。なんといっても宇宙にも持っていける食事ということで、これっていざ災害時であるとか、非常食にもいいんじゃないかと思いました。賞味期限もかなり長い間持つようで、びっくりしました。arshaさん、柊の希望を叶えて下さり、本当にありがとうございました~m(__)m今回、この宇宙食を食べたのは地球の日本という国にある自分の家の食卓で、でしたがしばし、宇宙船の窓から地球を眺めつつきな粉餅を食べられたらどんな心地がするのだろう…と想像して楽しみませてもらいました♪background … 素材屋ドロップ
2006.08.31
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たとえそれがやっと塞がりかけた傷口を再びえぐるような行為だとしても。もう一度、ううん何度でも、この悲惨な出来事があったことを自分の心に刻み付けなくちゃいけないような気がしました。この映画を「観に行きたい」と言った時、非難めいた目を向けられたのが印象的でした。その気持ちもわかります。映画にするということは、“脚色する”ということに他ならないし、映画=娯楽作品として観ることに抵抗を覚える人もいることでしょう。2001年9月11日のあの日から、もうすぐ5年という月日しかたっていないのにわざわざ辛い思い出を掘り起こそうとするなんて、と考える人もいるでしょう。柊にとっても、あの日テレビのニュース画面に映し出された映像はとてもショックなものでした。そして衝撃的な映像が繰り返し繰り返し流されるたびに「これは本当の出来事なのか。まるで映画みたいじゃないか。」と思いました。こんなことが現実に起こりうるのかと、認めることがなかなか出来なかった。繰り返し繰り返し、「まるで映画のようだ」と思ったことが忘れられなくて。そんなふうに思った自分が、9.11を題材にした映画を実際に観たら、そのときは何を感じるのかをどうしても知りたくて、私はこの映画を観に行きました。 *「ユナイテッド93」公式HPは→こちら実際、観てみれば救いなんて何処にもない、辛い映画でした。遺族の人が観たならば、柊なんかよりもずっと痛い思いをするのだろう、と思いました。どうしようもない思いが溢れてきて、「この映画に泣いてしまってはいけないんだ」と思っても涙が止まらない。ラストの沈黙が意味するものが怖くて。それでも、それに向きあっていかなくちゃいけないんだと思って。何のためにこんなテロが起きたんだろう。一瞬前には当たり前の日常が繰り広げられていたのに何故、突然こんなことが起きてしまうのか。本当にわからない。でも、辛い映画ではあるけれど、出来るだけたくさんの人に観て欲しい。たとえ、得るものがなくても。苦しいだけだとしても。なんでまたここで再びあの絶望を味あわなくてはならないのかと疑問に思っても。先日、久しぶりに「コーラスライン」という映画をDVDで観たのですが。(もうすぐ、劇団四季の公演を観に行く予定をしているので)そしたら、映画の冒頭に世界貿易センターが映し出されたんです。本当に何気ない一コマで、登場人物の一人がNYにやって来たということを象徴する為の一場面でした。この映画は1985年公開だから、もちろんこの場面は合成ではありません…。だからこそ、なんとも言葉に出来ない気持ちが込みあげてきて、その場面だけを確かめるように何度も繰り返し観てしまいました。今はもうないビルがここにはある。NY、夢をかなえようと集まってくる人々を象徴するようにこの映画の中では映し出される。未来って…わからない。
2006.08.30
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帯の推薦文を読んで期待過剰になっていたかもしれません。薄いノベルスなのであっという間に読み終えてしまったんですけど…。 大学の同窓会。成城の高級ペンションに7人の旧友が集まった。 当日、伏見亮輔は客室で事故を装って後輩の新山を殺害し、 完璧な密室をつくった。犯行は計画通りに成功したかにみえたが、 参加者の碓氷優佳だけは疑問を抱き…。 もっともっと犯人と探偵との間で緊迫したやり取りが繰り広げられると勝手に想像していたのがよくなかった(笑)あらすじを知らずに読んでいたら、もっとそのやり取りを夢中で楽しめたと思うのに。むしろ驚いたのは犯人が殺人を犯した動機の方で「そ、そういう動機もあるんだ~!」とそっちのほうを新鮮に感じてしまいました。(とはいえ、ページ数も少なめでそれらしい伏線があちこちにあるので勘の良い人ならさっさと気づいてしまうかもしれません。柊には無理でしたが。)馴染めなかったのは探偵役の優佳さんの言動かな。(後半~エピローグあたり)まあそれは柊のキャラクターに対する好みの問題です。 映画『タッチ』をテレビ放映で観ました。 柊は原作漫画、単行本全26巻読んでました。(映画を観たら懐かしくなり、実家に取りに行っちゃいました。)漫画を読んでいた頃は自分が双子の親になるなんて想像もしていませんでした。だから双子の片方が亡くなってしまうエピソードは今になってみるとすごく辛い…。まさかこの漫画を親の立場から見てしまう日が来るとは思ってもみなかった。漫画で読んでた自分には、映画はかなり短縮されていて物足りない(笑)須見工との決勝戦なんて、単行本では一体何冊費やされていたんだ、というくらい長く長く燃えていたというのに、映画ではあっという間だい!新田くん相手に三球で終わるというのは幾らなんでもありえないだろうと突っ込みたくなりましたが…まあいいか。懐かしい、と思う気持ちには変わりありません。思えば、“甲子園の土を持って帰る”というのを知ったのは、あだち充さんが書かれた野球漫画からでした。(『タッチ』以前に書かれた少女漫画から?)野球漫画じゃないあだち充さん、というのを想像できなくて『タッチ』以降の作品は読んでいません。思い込みというのは…根強い(笑)
2006.08.27
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夏休みも今週いっぱいでおしまい。来週月曜日からは新学期がはじまって、再び喧騒の日々を送ることになると思われます。つまり…心残りを残してはいけないということそういうわけで柊は「パイレーツ・オブ・カリビアン2 デッドマンズ・チェスト」、二回目を観に行ってきましたどうしてだろう~。二度目の方が、最初に観たときよりもじっくり楽しめたような気がします。先のあらすじがわからないどきどきはもう味わえないけれど、その代り前回見逃した細かいニュアンスまで楽しめた、ということかしら。観終えた後にまたすぐ三度目を観たくなる…うう、もはや中毒かしらん。一作目の歯切れの良いエンディングと違って、いかにも「完結編に続く」的終わり方をしている分印象は損している気もしますがこうしてじっくり観てみると、見所が多くてやっぱり「デッドマンズ・チェスト」も前作と変わらず好きだなあ。 サウンドトラックも今度レンタルして来よう!って気になってます。エンドロールを眺めつつ聴いてたらすごく良かった。鎮魂歌風…というのでしょうか。ずっと耳に残ります。聴いてるだけでドキドキさせてくれる音楽、好きだ~柊にとって2006年の夏を思い出す映画は「パイレーツ…」になりました。秋は…なんだろ。とりあえず、次に観に行く映画は「ユナイテッド93」に決めてます。観るにはかなり辛さを覚悟しなければならないような、そんな不安もありますがなんとか行ってみたいと思ってます。
2006.08.24
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久しぶりに有栖川有栖さん、読みました…。 友人の作家・有栖川有栖と休養に出かけた臨床犯罪学者の火村英生は、 手違いから目的地とは違う島に連れて来られてしまう。 絶海の孤島に集まり来る人々。奇怪な殺人事件…。 火村シリーズ、4年ぶりの長編。 (bk1説明文より)いっとき、文庫から何から既刊のものは全部読みつくしたと思った有栖川さん。しばらく間があいたなあ…と思ったら知らぬ間に長編が出ていたようです。火村さん&有栖川さんコンビのやりとりを懐かしい…と思いつつもミステリとしては「おおっ!」というインパクトが薄かったような気がします。うーん、「事件はまだか事件はまだか」と(不謹慎ではありますが)じりじりしている時間が長すぎた…といいますか。島にいる人々が隠している秘密がかなり突飛だなあ(非現実的)…といいますか。せっかく外界から遮断された孤島にいるという舞台立てなのだから密室とか不可能殺人とか、謎に次ぐ謎のオンパレードとか、そういうのをついつい期待してしまうじゃないか~…!なんて…ははは。ようは柊が今、「バリバリの推理小説を読みたい!」気分だということです。むむむ。実は有栖川さんの本はミステリーランドシリーズの『虹果て村の秘密』というのも平行して読んでいるところです。『乱鴉の島』のなかで登場人物の有栖川さんが子供向けのミステリを書いたという設定になってますが、それって『虹果て村の秘密』のことかな、なんて思ったり。更に平行して石持浅海さんの『扉は閉ざされたまま』も読みはじめた柊…。こちらは「このミステリーがすごい!2006年版第二位」ということでかなり期待しています
2006.08.23
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小説中の人物相手といえど、他人の生き方・考え方についてとやかくいうことは出来ないからなあ…なんてつい、ため息をついてしまいそうになる短編集でした。恋ってなんだろ。結婚ってなんだろ。「うーんうーん、でも人生ってそれだけじゃないだろー!?」と思いたい…。 秘めたせつなさ。昔の男。終わった恋。 6人の女性たちが織り成す、さまざまな恋愛のかたち。 日常にひそむ危うい感情をあざやかに描き出す、優しくてちょっと 怖い大人の恋愛短編集。 理性(正論とも言う?)と感情の間で割り切れないものを抱えてしまう、そこのところを上手く文章ですくい上げるのが「おおっ!」と思う恋愛小説なら有吉さんの『月とシャンパン』はかなり“本音”の部分がが描かれているようでどきり、としました。でも…。あとがきにある世代ごとの特徴には「なるほどー!」と大きく頷いてしまうのですが登場人物たちの恋愛・結婚観には逆にどーも同調出来ない…というか。「うじうじと悩んだり、結果として自分を傷つけたり駄目にする様なものならすっぱり切り捨てちゃえばいいのにー」なんてすーぐ思っちゃう柊にはきっと(自分の感情にのめり込んじゃってるような)恋愛小説は向かない、と改めて思うのでした。期待も、焦りも、後悔も…柊にだってわかるよ。毎日「こんなんでいいのか」と迷っているし。でも、そこに過去の恋愛であるとか、現在の結婚生活への不満であるとか自分の外に原因や解決を求めようとする姿にはどうも同調出来ないのです。それで解決するわけないもん。(←なんかえらそうだな…)世の中いろんな恋愛小説があると思うけど、どれも読んでいると他人への愛なのか自己愛なのかわかんなくなってくるのが多い気がする。自己犠牲なのか自己満足なのかわからなくなってくるような。そういうのは柊は苦手です。のめりこめず、突き放して見てしまうんだなあ…。自分でもこれって、とってもつまらない恋愛小説の読み方だとはわかってるんですが。そんなわけで。収録作品中では柊は「春に踊る」と「月とシャンパン」が良かったです。「春に踊る」は主人公の冷静な自己分析が。「月とシャンパン」では「自分が自分でいられることが、一番のしあわせなのだ」という文章がぴたりときました。逆に一番わからなかったのは「スパーク☆」で、こんな家族をコケにしていいのか、それでいいのかって問い詰めたくなりました。「恋によって、生きられることを知った。」って…恋以外にだって、人間生きられるだろー!?そんな馬鹿なと思いました。うーむ、久しぶりに恋愛物を読んだせいかやけに感情的になってしまいました。落ち着こう、落ち着こう…。
2006.08.22
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WEB上でこの旅行記の存在を知ったときから「書籍化したらまとめて読もう!」と思っていました。Vol.1はWEBで読むことが出来ます。2以降は単行本巻末にあるパスワードを入力すれば読むことが可能のよう。本に収録されているものよりHPで見る写真の方が写りが鮮明かも。 定金伸治さん、乙一さん、松原真琴さんという三人の作家さんによるトルコ旅行記。(・・・“ダメ人間”作家トリオの脱力旅行記と銘打たれています。)柊は乙一さんの小説しか読んだことがないのですが、この旅行記から醸し出されている雰囲気は乙一さん著作の『小生物語』を思い出しますね…。松原真琴さんがあとがきに書いてらっしゃる「やる気のなさ、だらしのなさ、ヘタレ具合、だるさ、ゆるさ、駄目さ」が柊の性にもあっているのでしょう。この旅行記、とても楽しく読ませていただきました海外旅行となると「言葉の壁」を意識してしまい「私には無理だ…」と想像するだけで断念してしまうのが常ですが、こういう楽しい旅行記を読んでいるとつい、「いつかは」なんて夢見てしまいそう。(↑無謀。先立つものもなし。)旅行記って何処へ行ったかというよりも誰と、そしてそのどたばたした過程を読む(楽しむ)ためのもののような気がします。巻末に乙一さんの短編が袋とじの形で収録されてます。本文中にてちょこっと口を滑らせたら本当に執筆しなければならなくなった、という顛末らしいです。どのような経緯であれ、寡作な乙一さんの未読作品が読めるのは嬉しいです。でも気になるのは出版社に依頼され、二年以上〆切をぶっちぎっているという小説の方…。え、?早く読みたいじゃないですか。気になるー。トルコについて書かれた本の中では、こちらもお薦め『とるこ日記』を読んでいたら無性に再読したくなりました。 高橋由佳利さんの漫画『トルコで私も考えた』。友だちから借りて読んだのですが、これを読むとすごーく、トルコという国へ行ってみたくなります。今は四巻目まで出ているかな…。
2006.08.20
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妄想逞しく…でもその一方でそんな自分を冷静に観察できる目も持っていらっしゃる。それが穂村さんのエッセイの面白さじゃないかしら…なんて柊自身、にんまり笑いつつも冷静に分析していたりして?(笑) あっという間に読み終わってしまいました。ああ、もっとたんまり読みたいです。気分転換に、毎日数ページずつ読みながら半年くらい持たせたい感じ。最近知って悲しくなったニュース。Something Elseが解散してしまう~、というのをHPで知りました。ショックです…彼らの歌声とギターと大好きだったのに…。ライブも二度ほど行きました。おしゃべりがすごく面白くて。思えばクラッシック以外のコンサートに行こうと思ったのは彼らのコンサートがはじめてでした。持ち歌の替え歌バージョンとか、カバー曲とかライブでしか聴けない曲がすごく良くて、今でも印象に残っています。あうう、夏の終わりに悲しいニュースを知ってしまった。「LAST LIVE」に行きたかったけれど、予定が会わないいい~ 今「夏唄」を聴いてます。夏の唄をカバーした曲がいろいろ収録されてます。(+オリジナル曲も)夏の終わりを歌う歌詞とあいまって…悲しいよー、うるるー。
2006.08.20
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読んでいるとき、とても凪いだ水面を思い浮かべていました。その水は海水ではなく、淡水という気がして。水面の下には透明な水がずっとずっと深い底の方まで続いていて…。底にあるのはとても静かな感情の蓄積。…そんなイメージで読みました。 高校からの幼なじみの千波、牧子、美々。千波が不治の病を宣告され、 3人はそれぞれの思いや願い、記憶の断片を思い起こしていく。 かけがえのない友よ、時間たちよ-。 『朝日新聞』に連載された、北村薫の心ゆさぶる長編小説。(bk1説明文より)ここから先にある人生は、嬉しい出会いよりも悲しい別れの方が多いのだろうな、と思うと寂しくなってしまった。それは仕方のないことと思っても、決して割り切れる思いじゃなくて。お盆の時期に読んだからかなあ…余計に登場人物たちの気持ちが胸に沁みてきました。喪服の黒やお線香の匂い。子供の頃には縁遠かった、非日常のものものがだんだん近しいものになっていく。それは自分の順番が来る時まで続くのかな・・・何だか悲しいな。後ろ向き、というのとも違うのです。ただじっと待って、耐えるしかないことがあるんだな、という感じなのです。諦めるのとも違うのです。時間をかけて受け入れるしかないことなんだな、と思うのです。ここ二年ばかり、冬に大事な人、自分に近い人を亡くしているのでなんだか夏を過ぎて冬がやってくるのが怖いです。寂しいです。とても。それにしても、北村さんはどうしてこんなに女性の感情を語るのが上手いのでしょう。読んでいると北村さんが描かれる女性に憧れる気持ちが湧いてきます。月の砂漠の替え歌と、さばの味噌煮にこんなところでまた会えるなんて…!と嬉しくもなりました。本の内容が内容だけに、ちょっぴり苦い再会だったけれどー。図書館から本を借りてきました。穂村弘さんの『にょっ記』、乙一さん他の『とるこ日記』、有吉玉青さんの『月とシャンパン』の三冊です。 有吉さんを読むのは初めてです~♪
2006.08.18
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一風変わったタイトル。どんなお話なんだろう…と読み始めたら…。 日本人だけが地球に居残り、膨大な化学物質や産業廃棄物の処理に 従事する近未来。エリートへの道は唯一、「大東京学園」の 卒業総代になることであった。 しかし、苛酷な入学試験レースをくぐりぬけたアキラとシゲルを 待ち受けていたのは、前世紀サブカルチャーの歪んだ遺物と、 閉ざされた未来への絶望が支配するキャンパスだった。 (内容紹介文より)すごいぞ。一体どうしたらこんな設定思いつくんでしょう~!しばしお話のノリについていけるまで時間を要しましたが(笑)各章ごとのタイトルが映画の題名、というのも惹かれるし、それぞれの巻末についてる「20世紀サブカルチャー用語大事典」が良い。分野が多岐に渡っている上に、これだけの題材のパロディが本文中に使われているんだーと思うともうそれだけで感嘆の一言に尽きます。根底にあるのは恩田さんが一番好きだといわれてる映画「大脱走」だと思われますが…うーん、パロディとして用いられている元の作品やら事象を全て知った上で読んだなら、更に楽しめるんだろうな~。これは映画や都市伝説にも詳しい恩田さんならではの世界かもしれない。この作品、痛烈な現代社会批判と受け止めることも出来そう!?ですよね。このお話を読んでて柊が一番懐かしく感じたのは「アメリカ横断ウルトラクイズ」のパロディでしょうか。毎年楽しみに観てたんですけど…いつの間にか終わってしまって!?テレビを観ながら「いつかは参加してみたい」なんて夢見てたのに。(恐らくは最初の○×で敗退したと思うけどー。ちぇ。)図書館からリクエスト本が届きました。北村薫さんの『ひとがた流し』。 図書館本はとりあえずこれ一冊だけなので、じっくり取り組もうと思います。
2006.08.12
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ジブリ作品は、脚本がオリジナルのものの方が(原作がない方が)面白い。…とは巷でよくきく噂なのですが。この作品は宮崎駿監督ではないし、ル=グウィンの原作でしかもシリーズ一作目からの忠実な映画化ではないようだし、うーむうーむ、とか二の足踏んでいたら結構、良かったです。実は(恥ずかしながら告白しますと)原作本は一冊目の「影との戦い」しか読んでいなくて…映画では既にゲドが大賢人となっているので物語についていけるかどうかすら、不安だったんですよねでもそのおかげでむしろ期待し過ぎるところがなくて良かったのかも。テナーとゲドの過去にあったお話とか、クモとの前のいさかいの事とか、原作を知らないと「?」なのかもしれませんが、柊はこれから読む楽しみが出来た感じです(笑)監督者が違うから?それともこれが「ゲド戦記」の世界だから?なんとなくだけど、これまでのジブリ作品とは異なる印象を受けました。音楽も久石譲さんじゃなかったし…。でもそれをむしろ柊はプラスに感じました。難解さを残すより、観客へのメッセージはすぱっとストレートな方がいいです。(ただ単にそれは柊の好みですけど)ゲドがアレンに語りかけるシーンにはじん…ときました。若かりし頃、ゲドも影に追いかけられ対峙したことがあったから、とか大賢人に至るまでにいろんな出来事を経てきたから、とかそういったエピソードがわかっていれば尚重みのある言葉に聞こえてきた筈・・・にしてもタイトルは「ゲド戦記」だけど、これはアレンとテルーの物語ですね(笑)菅原文太さん演じるゲドはとっても渋くて素敵だったけどもっとばりばり活躍するシーンも観たかったですー。(なんといっても“戦記”だし)クモを演じる田中裕子さんの声が低めで、とっても怖くてぞくぞくしました。子どもたちは観終わった後「怖いー」と言ってたけど、柊はこういうキャラクターが結構好きですファンタジー物は悪役が格好よかったり素敵じゃないと燃えません(笑)挿入歌のテルーの歌は、子どもたちもお気に入りです。 *「ゲド戦記」公式HPは→こちら<余談>真(まこと)の名、なんて聞くと柊はあしべゆうほさんの漫画「クリスタル・ドラゴン」を思い出します。もう一つ、「陰陽師」でも名は「呪」の一つ、と説かれてますよね。名前を大切なものとする考え方は東西共通の考え方なのかな~なんて思い馳せてしまいました。
2006.08.11
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何かと話題に聞く「ハチミツとクローバー」。原作漫画も未読だし、観に行こうかどうしようか迷っていたら偶然にも友人が一巻目を貸してくれました(笑)こ、これは観に行った方が良いという啓示かもしれない?と都合よく考える柊 *「ハチミツとクローバー」公式HPは→こちら原作そのままのはぐみちゃん、って可能なの?と思ってたんですが蒼井優さん演じるはぐちゃんが原作そのまんまの雰囲気でびっくりしました。前回観たのは「花とアリス」だったんけど、それとは雰囲気の異なる不思議少女っぷり~。演技って…すごいなあ、なんて改めて感心したりして☆登場人物たちがみんな“誰かに片思い”しているのですが何だかそんなふうに恋出来ることが羨ましくなってしまいました。当人たちにとってはもちろん辛い状況にあるんですけど。若いっていいなあ、学生っていいなあ(←ばばくさい感想…?)青春って痛いよね。うんうん、なんて浸ってみたりして。美術の世界って不思議、というか変ですね。絵を描いたり、彫刻を彫ったり、それらは自己表現である筈なのに他人から評価されたり、値段を付けられたり、そのために妥協したり。 「どうして絵を描くんだろう」 「絵を描きたいから。それ、どうして生きるんだろうって質問と同じだよ」 (台詞のニュアンスはちょっと違ってるかも)描きたいから、という気持ちで絵が描けた。まわりの評価なんて気にせずに画用紙だけに気持ちを向けられた。そんな子ども時代が柊にもあったはず…なんて思いました。そんな気持ちで絵を描き続けられるはぐちゃんが羨ましいな。映画のあちこちで流れる音楽が印象的。サントラ盤を聴いてみたくなりました。 design by sa-ku-ra* 蛇足。山田さんのかかと落としが映画中でも観てみたかった…なんて。
2006.08.09
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綾辻行人原作&佐々木倫子漫画という組み合わせ。上巻を某古本屋さんで手に入れて以来、「下巻はいつ読めるのだろう~」と思っていたらつい先日書店で見かけて衝動買い。下巻は正規の値段で購入しました(笑) 柊は鉄道ファンではないので、ここに登場する“テツ”たちの知識、行動には驚かされちゃうこと多々!うーん、とてもここまで柊は嵌れません…。上巻を読んでいる時点では登場するキャラクターたちのユーモア感覚とか佐々木倫子さんの色が強いかな、なんて思っていたのですが下巻の展開(解決編)はばりばり綾辻さんでしたねー。思わず「うけけ」と嬉しくて笑ってしまいそうになりました。そうきたかー。ふむふむ。なぜかこの漫画に子供達が興味を示し、読み耽られてしまいました。感想を聞いてみると描写を怖がるよりも「真犯人の名前は×××なのー?」とか「ピアニストで料理人で…の人はあれから何処へ行ったのー。」とか妙にするどい(というか細かい)突込みを入れていました。柊よりも推理小説向きかもしれない、と思ってしまいました。柊はミステリが好きなのですが、時刻表を使ったアリバイトリックとか旅行とか鉄道ミステリは数字の細かいのを理解するのが不得手で苦手なのをを思い出しました~。でも佐々木倫子さんの漫画が絶妙で、楽しく読むことが出来ました♪
2006.08.08
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あちこちで参加している人を見かける、WEB本の読書部に柊も参加してみました。 ■WEB本の読書部とは? 誰もがマイページを持って自由に感想を発信できる 読書ネットワークです。 ■こんなことができます! 【1】読書ノート 日記感覚で本の感想を書けます。・・・柊の場合、楽天日記に投稿した日記を そのままコピーすることになりますが。 自分の感想にみんなからコメントが付きます。 「読書ノート」にオリジナルの名前を付ければ、 アナタだけの切り口でオススメ本を発信。 他の人の気になる読書ノートをブックマークできます。 【2】蔵書リスト 気になる本をポンポン投げ入れれば アナタだけの本のデータベースができあがり。 これから読む本も、もう読んだ本も一目瞭然。 ★評価で絞り込みもらくらく。 ラベルを「単行本」「文庫本」にカスタマイズすることも。 【3】コミュニティ ジャンル別の掲示板で、本や作家、ジャンルなどなど 好きなテーマで会話ができます。 同じ興味の人が簡単に見つかるかも! もっと本が好きになる、もっと本で繋がる 「WEB本の読書部」にアナタも入部しませんか? ■読書部のトップページ 機能をさらに詳しくご紹介しています。 ぜひご訪問ください。 →こちら そしてWEB本の雑誌読書部 柊のページは→ こちら もし時間がありましたら、興味がありましたらのぞいてみてください …なんて、まだ全然感想もUPしてないし形も出来上がってないのですが。ははは。design by sa-ku-ra*
2006.08.06
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近頃は、ちっとも本の感想が書けてません。このままではどんどん、印象が薄れていってしまいますー。とりあえず、第一印象だけでも( ..)φメモメモ・・・ 瀬尾まいこさんの『強運の持ち主』瀬尾さんの文章はいつもどこかあったかい感じがしてほっとします。今回の連作短編集は“占い”がテーマ。柊自身は占いは信じない主義だけど、こういう占い屋さんになら、あって話を聞いてもらいたいかも…なんて思います。瀬尾さんの前作、『優しい音楽』があと一歩な印象だっただけに、今回の『強運の持ち主』は好きなお話です。装丁も可愛らしい… 畠中恵さんの若だんなシリーズ、『うそうそ』え、若だんなが湯治目的とはいえ箱根に旅行!?(できるの!?)というのに先ずびっくり。しかも短編ではなく長編…というのはシリーズ初めてでは。このシリーズも読んでいるとついつい和んでしまいますね。最近は特に若だんなの袖に隠れている鳴家たち(と、その泣き声)が可愛くてお気に入りかも…。人それぞれに持っている悩みも、その重みも違うわけだけど、それをホントに納得できるか、理解できるかって言われたら難しいかも?病弱とはいえ、食べるものにも寝る場所にも困らない境遇にある若だんなを妬ましく思わない…羨ましくないといったらきっと嘘になると思う。でも、若だんなのキャラクターってやっぱり憎めないんですよね。どうしてなのかな。そこらへんが、このシリーズの一番の魅力でもあると思う。 最近読んだ本の中で一番読み甲斐があって、面白かったのは辻村深月さんの『ぼくのメジャースプーン』でしょうか。『子どもたちは夜と遊ぶ』の姉妹編、続編と位置づけていいのかな。独立したお話ではあるのだけれど、『子ども… 』を読んでおけば一層深いところまで読み込めると思います。物語終盤の「あっ!」と思わせるタイミングの取り方、伏線の明かし方なんかはもう素晴らしいの一言。ミステリの醍醐味。こればかりは作家の天性のもの、といえそうです。小学生が主人公、ということで気楽に楽しめる内容なのかと思ったら大間違い。罪の種類、罰の重さについてこんなにまで真摯に問い詰めていくミステリーってなかなかないと思う。ミステリーって謎解き、トリックの面白さが先ず第一にあげられるぶん、「犯罪を娯楽として扱ってる」なんて色眼鏡で見られることも多いでしょう?辻村さんのこの作品はそういう答えのなかなか見出せない問いに対して真剣に取り組んで挑戦している点ですごい、と思いました。とても可愛いタイトルだけど、善悪をはかる、罰の重さをはかる、という意味も込められているのだろうかと思うと…がらっと印象が変わりますね。最近の柊は…夏休みの図書室で、先月末にどーんと購入した本の受け入れ作業に追われています。自分が読んで面白かったものを主体に、これから自分が読んでみたいものなんかも織り交ぜて選んだ本ばかりなので、作業自体はとても楽しい。(むしろ脱線しそう)時折部活動の休憩時間などに顔を見せる生徒たちに「借りたい本がいっぱいあるー」なんて言われると、どれを買おうか、選ぼうか迷った甲斐があった…!なんて思っちゃう。夏休み明け、二学期にはどーんと借り出されるようにもくもくと作業を進めていきます。それにしても昨日あたりからえらく気温があがってきて体がだるいです。明日ははじめての胃がん検診を控えています。原因のよくわからない腹痛に時折悩まされているので、何でもいいから受けてみよう、と思ったんだけど…。いざとなると面倒というか、怖いというか。うううむ。
2006.08.04
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