全6件 (6件中 1-6件目)
1

歴史にイフはないのだけれど、戦後日本が、吉田茂の選んだ「軽武装、経済重視」路線ではなく、鳩山一郎の「再軍備、自主独立」路線を歩んでいたら、ということを時々、考えます。占領軍によって、公職追放されなかったら、吉田が総理になる目はなく、鳩山が長期政権を敷いていた可能性が高い。 この話、たぶん、読者は少ないでしょうが(苦笑)、ちょっと続けます。平和憲法のもと、経済的な繁栄を謳歌した吉田ドクトリンを批判する向きは、左右を問わず、ほとんど日本にはいない。冷戦終結までネットで得をした、というのはその通り、そもそもこの道以外の想定は今の日本人には難しい。 ただ、吉田ドクトリンによって、ネットで儲かったといっても、設備投資を欠いて、その分、人件費に充ててきた企業のようなもので、従業員(国民)は、豊かになったけれど、安全保障のためのインフラ投資は欠いてきた。冷戦が終わってから、さて、自前でやるか、米国依存でやるか、迷走してきた。 自前でやるとなると、莫大なコストがかかる。さらにハードの問題以上に、ソフトの問題が大きい。軍事力を持つということは、軍部を統治するということ。暴力装置を身の内に抱えながら、その抑制も含めて統治できなければ、独立国とはいえない。ところが、そのガバナンスのノウハウも自信もない。 そうしてみてくると、誰がこの国をガバナンスしてきたのか、はっきりしてくる。主権の一部(一部と言っても、生命線にかかわる主要部分ですが)を米国に委譲している状況で、米国に「統治されていない」とか、「完全に独立している」などと言っても、虚しく響くだけ。 でも、米国自身は、日本の内政に関与している素振りは見せず、決して自らの手は汚さないけれど、占領時代に、特捜部という置き土産を残していくことを忘れなかった。「日米同盟の正体」の著者・孫崎氏によると、日本のキャリア官僚の中で、米国駐在経験者が出世する割合は法務省が圧倒的に高い。 現特捜部長の佐久間氏も、外務省に出向し、駐米大使館での勤務経験があります。米国組であることが、法務官僚のエリートコースの重要な条件なのです。他省庁も、米国に留学させたり、勤務させたりするが、法務省のキャリア官僚ほどには、省内の出世との結びつきとの関係は高くない。 孫崎氏いわく、「法務官僚にとって、外務省に出向するとか、大使館勤務になるという自体が重要ではない。米国に滞在している時間が大事。その期間に、この国の権力にかかわる機微を学ぶ」のだそうです。特捜部は、定期的にこの国の統治権力者の首をはねる。米国は決して自らの手は汚さない。 今、起きている事態が、すべて米国にそそのかされてのこととは言えない。また、そんな証拠は簡単に手に入るものではない。ただ、特捜部が、米国によって埋め込まれた、戦後日本の、米国による統治構造に起源をもつものであり、「王殺し」がビルトインされたシステムであることはたしか。 だいたい、普通の独立国で、たかが検察官僚が、「現役の間に、バッジ(国会議員)をあげるのが目標」なんてことを、堂々と公言する国が、あるだろうか? まるで、マン・ハンティングではないか。ずっと疑問に思ってきた。特捜部がこの国の最高権力である理由 日本が独立国であるためのインフラ、特にソフトを欠いているというのは、そういうことも含まれる。政治権力に対する司法権力による監視や牽制が必要なのは、言うまでもないが、その権力行使が制度化・定期化しているなどというのは、異常ではないか。検察は、本来の司法機関として適正化されるべきだ。 【引用】http://www.iwakamiyasumi.com/ いわかみ・やすみ ジャーナリスト大学卒業後、出版社(情報センター出版局)に就職して編集者となる。退職後、週刊誌記者を経て、1987年フリージャーナリストとなる。1989年から94年まで6年間かけて、旧ソ連・東欧圏を取材し続け、1996年にソ連の崩壊とロシアの民主化の実装を描いた『あらかじめ裏切られた革命』(講談社)を出版。同年、第18回講談社ノンフィクション賞を受賞する。2000年10月からフジテレビ系『とくダネ!』のレギュラーコメンテーターTwitterに立て篭もって久しい。システムとして、沢山疑念を抱くものの情報のフローから学び取れるものが少なくはない。危惧するものは多いが、この危機感の募る状況にあってせめて個人のささやかな意思表明をするにはブログではすでにTwitterの指し示した状況に追いつけないのかもしれないのだ。こちらのブログでは、一日数百人。最近のように放置しっぱなしであればせいぜい100人の訪問だろう。また一部は、Twitterに引越しされている向きもあるだろう。ということで、不本意ながらTwitterで連日つぶやきを多産している。不思議なもので、すぐれて日本の「今」の旬な話題も受容することが可能となる事もある。今日は、そんな中でも極めて高い要約度のある岩上安身氏のある日の論述をまとめて引用させて貰った。氏の述べるところは、自分がこのブログで過去数年間一貫して述べてきたことの要約に近い。現状認識として、著しく秀逸だと思われるので各位参考にしていただきたい。凡庸な私が、だらだらと述べて来たことが秀才の極めて高い集約度で現在我々日本人を取り囲む時代状況を描きだされていると思う次第だ。
2010年01月31日
コメント(1)

昨年秋に、Twitterの状況が知りたくて巡回を始めた。設定だけは、初夏の頃にしていたのだがどういう利用の仕方かが分からなかった。秋口に、少し必要が生じて眺めてみたがαブロガーが大挙してブログから移動している印象があった。今では楽天で有名どころもかなりTwitterへ移動されている。相当、WEBの利用者を「囲い込む」危険な傾向も印象した。それについては、昨年来こちらでもレポートしている。以後も、その印象は一層酷くなった。やはり時代の政治状況が、日に日に司法ファシズム化しているのと呼応してTwitter内部に2ちゃんねるに代表されるような怪しげな政治思潮が塊のようになだれ込んできているという気がする。路上で、都内や関西であちこちに出没する「在特会」などと呼ばれる、少々セピア色感までするような超国家主義的動機で活動する右傾市民運動が発生している。それと同様な状況だ。また、彼らがそのまま同時にTwitterで実況中継を試みているのだから迷惑な話。残念なことだが、これを観察していて長居をしている。言論封殺するにも準備がいるのだろう。いつぞや、一斉に他者言論を潰しにかかってくる動きも予想される。商業的利用者も、この連中を前におそらく伸びやかには過ごせないだろう。私は、さほど楽観はしていない。日鉄住金鋼板の「正体」その日常○傷害罪(しょうがいざい)は、刑法204条に規定されている罪。人の身体を害する傷害行為を犯罪とし、法定刑は、15年以下の懲役又は50万円以下の罰金。銃や刀剣を用いて傷害を行った場合などには暴力行為等処罰ニ関スル法律によって重く処罰される。○暴力行為等処罰ニ関スル法律(ぼうりょくこういとうしょばつにかんするほうりつ)は、治安警察法第17条の削除に伴って1926年に制定された、団体または多衆による集団的な暴行、脅迫、器物損壊、面会強請、強談威迫などを特に重く処罰する法律である。第1条ノ3(常習的な傷害、暴行、脅迫、毀棄の加重類型)常習トシテ刑法第204条、第208条、第222条又ハ第261条ノ罪ヲ犯シタル者人ヲ傷害シタルモノナルトキハ1年以上15年以下ノ懲役ニ処シ其ノ他ノ場合ニ在リテハ3月以上5年以下ノ懲役ニ処ス ○退職強要(たいしょくきょうよう)は使用者から労働者に契約解除を労働者の意思に反して強いる働きかけであり、労働慣習や法律には規定されていない非合法な行為である。民法第709条による不法行為となり、損害賠償の対象となる。事例によっては刑事事件として強要罪が成立する事例もある。退職強要は、「退職」を「強要」するということから、あるものが、労働者に対して、「自ら労働契約の解除の申し立てを意思に反して強いる」ということであるから、その行為もしくはそれをしようとする行為(未遂)であれば成立する。
2010年01月23日
コメント(0)

Twitterをブログと比較してみる。私には、文明論とかWEB進化の視点はない。「現在有効性」というのか、何に使えてどの程度便利なのかという点だけ述べる。ブログでは、よく言われるようにブログのオーナーのイズムが維持の原動力であってその持ち味、色合いが良くも悪くも個性として発揮される。リピーターは、それが好みでブログが更新されるたびに通って来られるものだと思う。このブログは、いつも気まぐれでほりだしていても数百、少ない日でも100以上のアクセスがある。検索で来られる方よりも圧倒的に更新をチェックに来られているのであろう。ありがたい事だ。だが、Twitterではまったく沈黙したままでは使いものにならない。フォローとよばれる視野のかぎり、つまり働きかけた限りでコンテンツが提供される。つぶやくという表現のたびに、フォローが増える。つまり、WEBの質実はつねに傍観者という訳には行かないのである。そしておそらくフォロー先/フォローが2桁程度ではまだ面白みが明快に姿を現さないという気がする。いまようやく3500人程度のフォローがいただけている程度で、Twitter利用者としては初心者マークぐらいのところにある。それでも、数千ぐらいの分母となればそれなりに質の高い話題が循環してくるようになる。なるべく早くに質のよい(つまり自分の表現上の個性と合致した利用者との遭遇環境)状態に持っていったほうが良いと思うが、さりとて拙速にそれを行っても意味がない。まだ、WEB利用者の10%前後の浸透だという。遠い昔のような60年代、70年代を思い起こすと、それでも瞬時に自分のショートメッセージが国内にさながら数千枚のビラのように配布されるのは恐ろしいような事態である。 会社名 日鉄住金鋼板株式会社 NIPPON STEEL & SUMIKIN COATED SHEET CORPORATION 本店所在地 東京都港区東新橋1-9-2 汐留住友ビル16F 設立 昭和25年2月 資本金 110.19億円 資本金の推移 決算期 毎年3月31日 事業内容 ・ 亜鉛めっき鋼板、 アルミ・亜鉛合金めっき鋼板(ガルバリウム鋼板)の製造・販売 ・ 耐摩耗性鋼板、フッ素樹脂塗装鋼板、塩ビ鋼板等、各種塗装鋼板 、表面処理鋼板の製造・販売 ・ 金属サンドイッチパネル建材 (イソバンド、イソダッハ等)の製造・加工・販売 ・ 金属屋根、壁材成形品(エバールーフシリーズ等) の製造・加工・販売 ・ 建築物の設計、監理及び工事請負 従業員数 968人 ※平成20年12月1日現在 名も無きマテリアルさん[]:2007/07/15(日) 14:00:51 Q.新日鉄って何を作っている会社ですか? A.不良品と無駄と鬱を作っています。 Q.新日鉄に入るとどんなことをやれますか? A.日々黙々と与えられた作業をするだけで、特に目的を持って何かをやるということはありません。 Q.従業員は鬱病になる人が多いと聞きましたが、本当ですか? A.本当です。 Q.どういう人が鬱になるのですか? A.考える人です。 Q.どこの事業所が一番鬱になりやすいですか? A.どこもひどいので順位をつけても意味がありません。 Q.新日鉄に合っているのはどんな人ですか? A.従順な人、無責任な人、人のものをパクれる人です。 Q.新日鉄で偉くなるには何が必要ですか? A.上長に従順であること、人の成果をパクること、失敗の責任を人に押し付けること、減点対象となるようなよけいなことを一切しないことが必要です。 カルテルの日新・淀川・日鉄住金、罰金の判決2009年9月15日11時21分 建材用亜鉛めっき鋼板の価格カルテル事件で、独占禁止法違反(不当な取引制限)の罪に問われたメーカー3社に対し、東京地裁(半田靖史裁判長)は15日、罰金1億8千万~1億6千万円(求刑罰金各2億円)の判決を言い渡した。3社の当時の担当役員や幹部ら6人も、いずれも執行猶予のついた懲役1年~10カ月(求刑懲役1年~10カ月)の有罪とした。 罰金額は、日新製鋼(東京)と淀川製鋼所(大阪)が各1億8千万円、日鉄住金鋼板(東京)が1億6千万円。 半田裁判長は「鋼板の原材料価格の高騰で製品価格も引き上げの必要に迫られる中、単独で値上げをするとシェアが減るため、共同値上げを図った」と指摘。「別のカルテルで公正取引委員会の立ち入り検査を受けた後も、食事会を開くなどの方法で価格調整を繰り返していた。価格カルテルの根は深く、被告会社内の法令順守の意識も低い」と非難した。 判決によると、担当役員ら6人は06年4~6月、めっき鋼板の販売価格を値上げするための会合を開き、7月の出荷分から1キロ10円引き上げるカルテルを結んだ。この事件ではJFE鋼板(東京)が公取委にカルテルを自主申告し、告発の対象から外れた。 http://www.news.janjan.jp/living/0910/0910161733/1.php大手製造業出身取締役の「暴力肯定」発言戸坂潤一郎2009/10/19 昨年来、世間を独占禁止法違反で騒がれている日鉄住金鋼板だがご当地滋賀にもその製造拠点がある。亜鉛メッキ鋼板の販売をめぐる価格カルテル事件で、独占禁止法違反(不当な取引制限)の罪に問われた新日本製鉄子会社の日鉄住金鋼板(東京)であるが、まさにその事件の中心にある製品を世に送り出している拠点である。 地元の地図には今も大同鋼板と記されているものが多いが、湖南市高松の工業団地の古株で地域の雇用を提供しているという点で、ながらく嘱望されてきた大手製造事業者だと思ってよい。 日鉄住金鋼板株式会社 ところが、最近この工場の所轄であるハローワーク甲賀を始め草津、大津などで解雇された方がビラを配布している姿が目につくようになった。その内容によれば、相当な長期間の退職強要に、暴行傷害といったパワーハラスメントの域を遥かに越えた労働者虐待行為があったと述べられている。 労働者のMさんは、この製造所の作業を請負する元請会社の正規雇用職員だ。大同商運という会社で、旧大同鋼板時代から当地で日鉄住金鋼板の構内作業を担当している。派遣労働者もこの大同商運との契約という事だ。 雇用調整助成も受けているMさんらが、8月20日即日解雇を申し渡しされているのだがその内容が、予告手当てを午後3時に手渡して4時に構内から退去を強いられたというので驚く。当人は、いまも会社側と交渉を続けているという。 ビラの内容は、激越なものでハローワークや湖南市の住民から表現にやや過剰なものがあるのではないかと思う向きも多い。ところが、昨日早朝からMさんらが日鉄住金鋼板湖南製造所正門前で街宣活動を行っているのだが、その内容を聞いて驚くばかりだ。現在Mさんは京都に所在する個人加盟労働組合「きょうとユニオン」に加盟して争議を重ねているとの事だ。 きょうとユニオン ところが、その団体交渉の席上で、大同商運の取締役の許可を取った議事を録音していたそうなのだが、この中で堂々と取締役が構内における暴力的な業務指導を肯定する発言を残しているのだという。大同商運の取締役といっても、もともと日鉄住金鋼板の製造所勤務歴のある出向役員である。 またMさんの所属班の長も、日鉄住金鋼板の出身者である。当然、暴行事件や傷害事件を承知している。それだけでも十分、大事件なのだけれどもこの班長は、その刑事事件性のある傷害事件を示談するようにMさんに強要したという。この示談強要は、ほとんど恐喝行為に近い。これが継続して行われた果ての解雇なのだとすれば、この事件性は日鉄住金鋼板の「環境配慮義務」に及ぶ可能性も濃厚である。 ところがそれらの一連の行為を重々知ったる上で、なおかつこの日鉄住金鋼板出向者である大同商運側取締役部長が、団体交渉の席上で暴力肯定発言を記録に残した。同取締役は、Mさんと団体交渉に参加した組合員の前でまたこの構内で、正規雇用者を数名解雇する予定だと言明したとの事。 独占的カルテルで課徴金を55億円支払い命令を受けているこの製造者は、ほかにも罰金1億8千万円(東京地裁 半田靖史裁判長)の支払いを言い渡されている。地裁判決などによれば、この9月15日に執行猶予3年(求刑懲役1年~同10月)を受けたばかりである。この罰金の規模などを考えれば、今回の即日解雇にはどのように考えても当事者のMさんを含め近隣地域住民の釈然としない思いがわくのは致し方ないであろう。
2010年01月16日
コメント(0)

2010年01月12日
コメント(0)

チェスというゲームは、高校生時代ぐらいが無性にやりたくなるようだ。自分がチェスを教えて貰ったのは、911テロの直前に夏休みの高校生たちからYahooゲームや、hangeだった。実に、成長が早く同じ日に始めた高校生らに、秋にはまったく勝てなくなった。ゲームのどこかに、脳の成長期に必要な要素が何か含まれているのかもしれない。娘は、まだまだ強くはないけれど数日で相当成長した。チェスに必要な手筋が感覚的に理解できてきたのだろう。こちらには成長ということが心の体験として昨今あまりにも少ない。ついでに並行して小説を書くという。自分は、一度も小説を書こうという意欲を抱いた記憶がない。頭が散文的に出来上がっているのだろう。そういうトンデモナイものを書こうという意欲そのものがない。小説を書こうという発想は、いったいどこから潜りこんでくるものなのだろうか。確かに、小説を読んでいた時期は記憶にあるのだが、読み物として多少は読んだ事がある。だが、小説を書きたいという心的な体験はまったくなかったし、いまもそういう発想がない。模してみたいと思った文体もない。文体が無いということは、小説的な文芸の世界構築の意欲がないせいもあるけれど、多分脳の世界理解がまったくちがった報酬系になっているのだろう。つまり、嬉しい悲しいの形式が多少違っているのだろう。こういう隔たりが生じるのは当然なのだけれど、隔たりを自覚するのは楽しいものだ。
2010年01月03日
コメント(2)
新年が冬来るのはいい。時間の切りかへは縦に空間を切り裂き切面は硬金属のようにぴかぴか冷たい。精神にたまる襤褸をもう一度かき集め、一切をアルカリ性の昨日に投げ込む。わたしは又無一物の目あたらしさとすべての初一歩の放つ芳しさとに囲まれ、雪と霰と水と霜と、かかる酷寒の一族に滅菌され。ねがはくは新しい世代というに値する清潔な風を天から吸おう最も低きに居て高きを見よう。最も貧しきに居て足らざるなきを得よう。ああしんしんと寒い空に新年は来るといふ。(高村光太郎)
2010年01月01日
コメント(1)
全6件 (6件中 1-6件目)
1