全2件 (2件中 1-2件目)
1
この景況の激しさと勢いは、まるで津波のようだ。ブログの更新を停滞しているのは、サボっているということもあるのだろうが身辺で深刻な相談事が増えているせいでもある。ネット上で知り合った方や、日常で接触のある方からもさまざまな相談が来る。ただ話をお聴きするだけという場合も多い。だけれども、自分が過去に死線を越えての経験をしてきていることもあって、かぼそいアドバイスやちょっとした示唆で強く反応される方もいる。けして、丁寧な助言を差し上げているわけでもないのだが、熱心に質問を繰り返しくださる人もいる。少しでも身辺の整理が進めばよいのにと願うばかりだ。一昨年のうちに、この景況があることを繰り返しお伝えして当時(2007年時点)で求職活動を勧めていた方たちの中に優柔不断でついに絶好の機会を逃した方も多い。タイタニック号に乗っているという自覚は、みな無いものらしい。氷山がみえている者がいたとしても、その声は警鐘に反応する人たちは、むしろ少ないのだろう。このブログでも、2006年ごろにこのブログで主婦のSさんが熱心にコメントをくださって予言的に話題に取り上げさせていただいた記憶がある。あの時、Sさんは私のアドバイスを真剣に受け止めて配偶者と意見交換を開始されていたとの事だったが、残念ながら配偶者はカジ取りを奥さんの意見では変更されなかったとのことだった。その方が、大多数だったのだと思う。軌をいつにして、ミニバブル期にマンション購入された方や家を購入された人たちの中で就労先を解雇されローン返済に立ち往生されているという声もあった。時代状況は、みな同じようなものなんだと痛感する次第である。去年少しこのブログで触れたように、ふたたび株価は暴落の気配を示している。悪材料は、けして出尽くしているわけではない。オバマ新大統領誕生の直後、戦争経済が始動するとコメントした記憶がある。ヤフーチャットでも同様の意見を述べたたが、誰も信じなかった。案の定昨年のうちにイスラエルの爆撃である。このような展開も、少しトレーニングすれば皆読み解きできることなのだが・・・
2009年01月10日
コメント(1)
新年が冬来るのはいい。時間の切りかへは縦に空間を切り裂き切面は硬金属のようにぴかぴか冷たい。精神にたまる襤褸をもう一度かき集め、一切をアルカリ性の昨日に投げ込む。わたしは又無一物の目あたらしさとすべての初一歩の放つ芳しさとに囲まれ、雪と霰と水と霜と、かかる酷寒の一族に滅菌され。ねがはくは新しい世代というに値する清潔な風を天から吸おう最も低きに居て高きを見よう。最も貧しきに居て足らざるなきを得よう。ああしんしんと寒い空に新年は来るといふ。(高村光太郎)
2009年01月01日
コメント(2)
全2件 (2件中 1-2件目)
1