宇宙は本の箱
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日本は 何もしないこと。出来るだけ何もしないこと。 これはドイツも同じなんだそうで。エマニュエル・トッド氏の言を俟つまでもなく、私はずっとそう思っている。日本を憂えるなんぞともっともらしい言説を繰り返している愛国者の多くは間違っていると思う。のらりくらり。今は何もしないことなのだ。そして既に本来の国家としての態をなさなくなった米の後追いを日本や韓国や台湾がしないように、高等教育の充実ではなく、まだ子供が生まれる以前から小学校までくらいの人間としての精神教育に力を注ぐべきなんである。であれば、多くの勤勉な日本人。日本はまだ救われる筈。私はエマニュエル・トッドという学者さんを知らないが、なんでも今回出した本は世界十数各国語で翻訳されているにもかかわらず、英語版は拒否されているんだそうで。実に面白い現象だ。それもそのはず、米英、EU諸国はもう取り返しのつかない没落だからね。欧米、ロシア、中国、インド、日本などの考察が実にもっともだと思える内容だった。私はロシアの女性はなぜにああも美しくカッコいいのか、モスクワの街はなぜにああもすっきり美しいのか、古のヨーロッパ的で。地下鉄は芸術的でと。雪の積もる白い国が子供頃には憧れだったことを思い出しては、戦争のことなど忘れて動画に魅入ってることがある。子供の頃、一番先にギターで弾いていた曲はカチューシャで、私はロシア民謡のレコードも買って、外文で最初に好きになったのはプーシキンで、勿論、ドストエフスキーは別格で。というわけで、私は今回の戦争のことでロシアのことを知るまでは、なにも深く考えることなく日本とロシアは心情のよく似た人種だとずっと思っていたのだったが、エマニュエル・トッド氏の指摘で、本質が似ていることの訳がよく分かるような気がした。それははからずも子供頃私が嫌っていた家族というものの正体みたいなことだが、それが伝統的な農家の家族の在り方ということになる。なぜに欧米はロシアをああも嫌うのか?欧米は上部のごく一部の者達の民主主義国家で、ロシアは独裁的民主国家、中国は一党独裁共産主義。つまりロシアや中国は全体主義だが、欧米のロシアと中国への反応は全然違う。それはなぜか?実に面白い指摘であった。この本を英語圏の人に読ませたくないのがよく分かる。
2025.01.27