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2006.05.07
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小さき勇者たち~ガメラ~トトがガメラになった日 (ネタバレがあります。これからご覧になる方はご注意ください)
 ガメラは子どもの時にいくつか見た。
 大人になり、長男が小学生の時に、「 大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス 」を見に行ったら、良くできていたので、「 ガメラ2 レギオン襲来 」も「ガメラ3 邪神-イリス-覚醒」も見に行った。
 そして、久々のガメラだ。子どもが主役らしい。
 今度は小学生の次男を連れて見に行った。
 「小さき勇者たち」というのは子どもたちのことだ。
 正直なところ、最初のガメラシリーズで、ガメラが子どもの味方、というのが納得できなかった。怪獣としては堕落ではないか。もっとわけのわからない存在であって欲しかった。

 というところで、今回のガメラ。
 松竹のマークが現れたので「あれ? ギララの松竹で作ったの?」と思ったが、次に「角川ヘラルド映画」と出た。そうだった、大映は角川に吸収されたのだった。
 1973年、少年が、ギャオス相手に戦うガメラが自爆するのを目撃する。
 今までの映画にはない話だ。最初のガメラのその後の話ということなのだろう。平成3部作は、別の世界の話ということになっているようだ。
 そして時は流れ、現在。
 少年は、妻を亡くし、小学校高学年の息子を一人で育てる中年男。その息子が主人公。
 ガメラの卵を見つけ、孵化を目撃し、ペットにし、トトと名付ける。それがガメラだとは思いもしない。
 よちよち歩きの小亀がかわいらしい。どうやって動かしているのだろう、と思ったら、なんと、本物のカメなのだそうだ。ケヅメリクガメという本物のカメを使っていて、成長したガメラも、そのカメに合わせている所があるようで、愛嬌のある顔をした怪獣になっている。もっとも、大人になったら、もっと怖い顔になるのだろう。
 小亀の時に、目の前に包丁が落ちてきて、切っ先が目の前、という場面の映像は、「 大悪獣ギロン 」を知っている大人へのサービス。
 その頃、沖縄近海では、海難事故が続発し……ということで、怪獣の出現を関知してガメラが誕生したらしいことが見ている大人にはわかる。

 このままでは勝てない。卵の時に一緒にあったガメラのお守りをガメラに渡さなくては、というので、子どもたちが活躍する。
 いい年をして、と思われるだろうが、「トトにね」と、夏帆から少女に手渡され、理屈なく、子どもたちはそれがガメラにとって必要なものだと理解し、手から手へ渡して届けようとする場面で、目頭が熱くなってしまった。
 前日に「 飛ぶ教室 」を見たことも影響していると思う。
 子どもには、大人には理解できない子どもの世界がある。

 ガメラが子どもの味方なのではなく、子どもがガメラの味方なのだ。

 不満に思うところが一つだけある。
 タイトルだ。「小さき」と、わざわざ文語体にしたのはどういうつもりなのだろう。
 現代の話なのだし、「小さな勇者たち」のほうがすっきりする。
 そこだけが残念。

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Last updated  2006.05.07 09:38:27 コメントを書く


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