今が生死

今が生死

2008.10.28
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テーマ: ニュース(96609)
カテゴリ: 政治
東京都で妊婦が激しい頭痛に襲われ、救急受け入れ病院を探したが7つの病院から断わられ、1時間後に受け入れてもらったが3日後に死亡した事件があり、亡くなった妊婦のご主人が会見した。

誰も恨まない。妻の死を無駄にしないで救急体制、医師不足問題など都、国、医師会などで話し合って2度とこのようなことが起こらないようにして欲しいとコメントした。

涙が出た。まず恨み、そして責任追及、訴える、が最近の風潮である。今回のケースで最初なり、2番目の病院が受け入れてくれていたら助かったか否かは分からない。脳出血の部位や程度によって助かったか否かは分からないが、救急対応してくれたらこんなことにならなかったかもしれない。悔しいし、やりきれない気持だと思うが、それを抑えて今後に対して要望を出して下さった。その言葉を心底で受けとり、実行しなかったら罰があたると思う。

救急を断るのは、特に妊婦の場合、「何か問題が起こったらことだ」が多くの医師の頭に真っ先に浮かぶ。触らぬ神にたたりなしでかかわりたくない、と思う。断れば責任は逃れられると考える。今回の場合、医師不足があり、やむ負えない部分もあったかもしれないが、医師がいても、大野病院事件のように訴えられ、逮捕されてはいやだと考えて他所の病院に回せと考える医師もいる。

新研修医制度を作って医師不足にした政府が悪い、救急にお金を配備していないなど、制度を批判することも必要だが、まず第一に医師一人一人が襟を正すべきだと思う。逮捕されてもいいからまず自分たちでできるギリギリのことをして上げようと考えて動かなくて医師と言えるだろうか?医師の真摯な願いが、政府を動かし、厚労大臣を動かすことにもなる。

まず現在の深刻な医師不足は即刻解消されなければならない。それをもたらした新臨床研修制度は即廃止すべきだと考える。





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Last updated  2008.10.28 20:07:18
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たらいまわし  
おやじぃ♂  さん
たらいまわしが良いとは決して思いませんが,この問題の根底にある事を解決しない事には病院が立ち行かなくなってしまいます。

財政危機の大義名分のもと、厚生省は平成10年あたりから2年ごとの診療報酬改定の度に報酬を引き下げ、あるいは基準をより厳しくして実質的な引き下げをどんどん行ってきました。

そのため、急性期病院は平均在院日数の引き下げのみに固執し、半病人はどんどん病院から在宅あるいは施設へ追い出さざるを得なくなりました。

また、諸外国と比較しても報酬の基準が明らかに低いです。イギリスなら出産費用は100万円しますが、日本では通常分娩なら30万円です。

その中で少ない医師で24時間365日救急受け入れ体制を敷かなければならないのです。その緊張感、ご理解頂けますか?

また、平成16年12月17日に、福島県立大野病院で癒着胎盤を伴う前置胎盤の手術中に、不幸にも妊婦さんが亡くなられたケースがありました。

癒着を伴う前置胎盤というケースは、0.1%未満の確立と言われ、極めて稀なケースなのですが、この際、警察が業務上過失致死罪並びに医師法違反として執刀にあたった医師を逮捕しました。

現在、医師会全体でこのゆゆしき問題と戦っております。

これを期に、産婦人科を志望する医師が一気に減った事も事実です。

簡潔にまとめますと、少ない人数の中で、24時間365日の緊張を強いられ、何かあればすぐに訴訟に持ち込まれるような風潮の中で、医師のモチベーションは非常に低下していると思われます。

根底にある問題を解決しない限り、完璧な受け入れ態勢が整っていない限り、(産婦人科・麻酔科・外科・小児科・内科と必要な医師がすぐに協力できる体制)、受け入れには慎重になってしまいます。
(2008.10.28 23:04:52)

Re:たらいまわし(10/28)  
楽天星no1  さん
おやじぃ♂さん
>たらいまわしが良いとは決して思いませんが,この問題の根底にある事を解決しない事には病院が立ち行かなくなってしまいます。

低医療費政策と新臨床研修医政策導入による急激な医師不足による厳しい医療環境の中で、理想の救急医療をするには医師の良心だけではどうにもならない面があることは分かっていますが、自分も日曜当直などしてますので、自分への戒めとして書かせてもらいました。医療制度改革改善にはあらゆる機会に述べていきたいと思っています。ありがとうございました。 (2008.10.29 13:33:16)

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