今が生死

今が生死

2020.06.27
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テーマ: 人種差別(12)
カテゴリ: 教育

アメリカでは黒人の被疑者が警察官に首を圧迫されて死亡するという事件があり、人種差別だとして大問題になり大きなデモのうねりが世界中に広がった。
今私が読んでいるオバマさんが書いた「マイ ドリーム」ではオバマ青年が黒人の意識改革のために教会などと協力してセツルメント活動をしている様子が書かれているので、黒人問題について今回の事件との関連で私見を述べさせて頂こうと思う。
シカゴでセツルメント活動を始めて3年目の時、シカゴ市長ハロルド・ワシントンが激烈な選挙戦を勝ち抜いて2期目に当選した直後、心不全で突然死してしまった。これから20年市長をすると言っていた矢先の突然の悲報に人々は悲嘆にくれた。彼は1983年に第51代シカゴ市長に選出されたがそれは黒人が市長になった最初の人物だった。その写真をみると目には強い意志と包容力がたぎっており見るからに立派な人物でアンクル・トムというあだ名で呼ばれていた。白人市会議員からも黒人市会議員からも尊敬されており、葬式には市民による長い行列が出来て何日間も悲しみの呻き声が聞こえた。ここでは差別問題はそれほど大きな問題になっておらず問題は黒人の意欲の欠如、教育程度の低さ、仕事についている黒人の少なさだった。シカゴ市長もオバマ青年も黒人に仕事を与え、教育レベルを上げるように努力していた。しかし仕事のない黒人は多く犯罪者も多かった。
今回の事件の犯罪行為が何だったのか詳細は分からないが何らかの罪をおかして逃げようとしたので押さえつけられたのだと思う。私の考えではこの事件の本質は人種差別ではなく、黒人の意欲と意識の問題だと思う。かっさらい、万引き、恐喝、交通違反、暴行などの犯罪が黒人に多いのだ。「根底に差別があって職を与えないからそのような犯罪を犯すのだ」の見方もあるが、黒人の職業ランキングでは一位技術者、二位医者、三位会計士、四位組合活動のリーダーなどとなっており、意欲のあるものはそれぞれの職業についている。警察官からみると犯罪を犯しながら警察官に歯向かってくるのは黒人が多く手荒な対応が多かったのだと思う。黒人だから死なせたというより抵抗してきたから対応したのだと思う。
従って人種差別、人種差別と騒ぐのではなく、黒人の教育を充実させることこそ急務だと思う。アメリカでは数年後には白人と黒人の人口比率が逆転すると言われている。ハロルド・ワシントン氏が黒人市長第一号だったが今では大勢の黒人市長がいる。大統領にも黒人が就任した。今回の事件をきっかけに銅像を引き倒すとか、映画「風と共に去りぬ」の配信を停止しろなどと叫ぶのではなく、教育の充実に各州、連合国(USA)は取り組んでもらいたいと思う。





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Last updated  2020.06.27 17:10:12 コメント(5) | コメントを書く


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