5月6日(水)
「眠れぬ夜のために」(ヒルティ)(第一部)(74)
発行所 岩波書店(1973年5月16日)
(注) あくまでも、訳に忠実にしていますが、簡略化や意訳や
表現の変更(例えば、「…である」を「…です」に変えたり)をしました。
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(前日)一月十一日
ある全く唯物論的(物質的なものを大事にする)な哲学者が次のような美しい言葉をのべています。「わたしたちの目に入るあらゆる悲惨をわたしたち自らの恥とすべきです」とのべています。これはまた、そこなわれていない心の持ち主や富や貧乏のために冷酷になっていない心の持ち主がいだく自然の感情でもあります。しかし、この不愉快な感情のために、多くの人は悲惨な光景を目撃するのを避けようとします。けれども、その逃避をほとんど不可能にしたのは、現代の社会主義の最も大きな功績の一つであるかもしれません。 (よりつづく)
一月十二日
人間は、エゴイズムがつねに自分自身に悪い結果をもたらすものだということを、理性をもって十分に納得しなさい。そうでなければ、たとえ信仰がそのことを教えても、それは多くの場合、生活に実際的な影響を与えない弱弱しいものにとどまります。しかし、その深い理解を得た人は一大進歩をとげます。
(つづく)
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