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2007.07.28
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カテゴリ: 本・音楽・映画等


インターポールといっても、銭形警部のいる国際刑事警察機構のことではない。おとといの 日記 に書いたニューヨーク出身のバンドの話である。

10年前、厳密には11年前だが、30歳のオイラが最後に見たライブは、Weezerのベーシスト(当時)のMatt Sharpが副業的にやってたThe Rentalsというバンドのシカゴでのライブであった。別にレンタルズなんてCDを聴いたことさえなかったのにどうして観に行ったものか。当時好きだったWeezerみたいな曲が聴けるとでも思ったに違いない。

ちなみにその前に観たライブはNYに住んでいた時のビョークと、その前はCBGBで見たSlowdiveだったなあ。

…で、41歳のオイラはおととい日記を書くに当たってたまたまウェブサイトを検索していてインターポールがツアーでデトロイトに来ていることを知り、急遽行くことにしたわけである。

The Fillmore Detroit というシアターに来ていた観客は1000人程度か。人種構成は白人97%、黒人・東洋人・インド系・アラブ系がそれぞれ約0.5%(5-6人)ずつである。ちょっぴり驚いたのは、聴衆の中に、例のブルカを被ったイスラム系の女性がいたことだ。そばでお喋りを聞いていたら、フツウの若者の会話をしてたけど(笑)。

年代別構成では、ティーンエージャーから10代から20代後半までが85%、30代風情が100数十人程度、40代以上のオッサンは、「子供に付き添いで来た」という感じのオッサンを含め10人ちょっと程度か。だから、今回の聴衆の中で40代の東洋人のオッサンはブルカを被ったイスラム系の女性と同じくらいマレであった(笑)。ちなみに男女比は5.5対4.5くらいで若干女性の方が少ないかな。

interpol.JPG

ついでに言うと、若者はオタク系やルーザー系が多い。これが日本ならインターポールのライブに来ている若者の大半はオシャレなスカシ系だと思われるが、アメリカのライブではどちらかというと虚弱そうで、でも勉強はできそうなタイプが多かった。凝ったファッションのパンク/ニューウェーブ系は意外にごく少数で、過半数はTシャツに短パンにサンダル/スニーカーで観に来ていた。

前置きが長くなったが、インターポールをライブで観て、オジサンは悔しい。若い頃は(規模はぜんぜん小さいけど)ステージのあっち側に居た者として、あんなカッコイイ演奏を見せつけられ、その演奏にノリながらもついシットしてしまうのである。

interpol2.JPG

このバンドは演奏中はバンドメンバー同士ほとんどコミュニケーションをとらず、それぞれ淡々と自分のパートを演奏しているのだが、スゴイ息が合っているのだ。同じようなお揃いのファッションに身を包んだ仲良しバンドの演奏の息が合っていても別に驚かないが、これだけそれぞれ個性の強そうなメンバーがてんでんに自分の思うように演奏していて、全体としてはそれが絶妙に調和した音楽を奏でているのはやっぱりスゴイ。

おとといの日記にも書いたが、ロックバンドというとみんな視線はボーカルに集中し、たまにギターソロなんかで多少ギターに注意が移動することもあるが、ベースやドラムスは基本的にオマケであって、よほど派手なアクションでもない限り視線を引くことはない。しかしこのバンドではそれぞれのパートが同じ程度の存在感をアピールしている。

interpol5.JPG

…とはいえ、やっぱりポールのボーカルはシブイ。
さいきんキュアのロバスミ並みの恨み節っぽい歌詞もあるようだが(笑)、あの飾らない気取らないスタイルと声は真摯で、胸に染みるんだなあ。

interpol3.JPG

テクもなかなかだったよ。3年前に1stアルバムを聴いたときは「この程度のテクならワシらでもイケたな」とか思ったものだが(笑)、やはりスタジオ・セッションやライブ演奏を重ねて上達したのか、カルロスのエッチな指使いとか、ダニエルの自己陶酔の弦の上を走る右手とか、サムの一打入魂の渾身のドラムとか、堂に入ってたよ。

ああ、あんな複雑で独創的な世界を演出して、比較的知的レベルの高そうな複雑な聴衆を陶酔の世界に導くなんて、インターポールは実力あるなあ。その不思議な時空で束の間の非日常の陶酔を味わせられたと当時に、ステージのあちら側に立つ快感を呼び起こさせられちゃったなあ。

今日のオープニング :新譜より 『Pioneer to the Falls』
アンコール 『NYC』 『PDA』
今日のマイベスト 『Public Pervert』





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Last updated  2007.07.29 15:49:21 コメント(7) | コメントを書く
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郡山ハルジ @ Re[1]:おひとりさま(07/31) 放浪の達人さんへ あ〜なるほど、そう言え…
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