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おはようございます、紙太材木店の田原です。3月も今週で終わり1年の四分の一が過ぎてしまいました。花粉は相変わらずで杉から桧に変わっただけで症状はむしろひどくなったような気がします。ご覧いただいている上の写真は先般内覧会を開いた今渡の家のダイニングの床を写したものです。最近はサーモカメラで写した写真が一般の方のブログなどにも出ていて技術の進歩と大量生産でお手軽な価格で手に入れることができます。黄緑色の四角い枠のようなものが見えますがこれは剛床の床を支える大引きという木材で、ひとマスがおおよそ90cm角です。大引きの大きさは9cm角が一般的ですがここでは断熱材の厚さの関係もあって10.5cm角です。この四角い枠の中に断熱材が入っています。断熱材の入っているところは色が少し赤っぽくなっていて枠のある所より表面温度少し高いことを表しています。この枠は熱橋と言って熱の橋渡しをしています。つまり熱は温度の高いところから低いところに流れていきますが熱をより流れやすくしているのが熱橋でこの部分からは床の熱が床下に流れやすくなっているんですね。逃げやすくなっているといったほうが分かり易いでしょうか。断熱材が入っているところは熱が逃げにくいつまり逃げていくスピードが遅いので熱が少し溜まっている状態で、表面温度は少し高めと言うことになります。壁も同じことが言えます。窓があってその横に45cm間隔で柱が入っています。窓の右横に3本の柱がありますが両サイドの柱は12cmの幅で真ん中の柱は4.5cmですから少し細めですね。壁の柱も床と同様、熱橋になります。でもこの壁の外側には付加断熱がしてあって柱の外側に更に10cmの断熱材が入っています。でも、熱橋と言うことになりますが照準の温度が26.6度ですから(写真の中心の記号)熱橋の柱のところでも24度程度はありますから寒いなんて心配はありません。もちろん、床も照準が27.9度熱橋の黄緑色の大引きも24度ぐらいはありそうですから足が冷たいなんてことはありません。暖房器具はエアコンですがきちんと断熱し気密をとり換気システムを備えるとエアコンだけで十分快適な環境を作ることが出来ます。*2枚の写真のキャブレーションが異なるので色と温度の表示が異なりますが写真右側の温度バーを参考にしてください。
2019年03月29日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。快晴で気持ちのいい朝霜が降りて気温は低めですが日中は20度近くになる予報ですから上着はいらないかもしれません。FBで西方さんが西方設計の主な断熱レベルと断熱性能の表を掲載されていましたのでご覧ください。出典:西方さんのFB(公開設定)それによると断熱水準の標準の下限がHeat20のグレード2(G2)あるいはQ1住宅のレベル1標準の下限と言うことはそれ以下の断熱性能の設計はされないということと推測されます。青で囲まれた1~4地域は寒冷地赤で囲まれた5~7地域は温暖地ですから1とか2の地域は北海道のとても寒いところ7は九州南部や沖縄ということになります。ちなみに高山は3地域です。美濃地方は4~6地域に分類されます大雑把に言えば西濃、岐阜が6地域中濃が5地域郡上や東濃の多くが4地域表中のUa値やQ値はどの数字も小さいほうが性能が高いことを表していて住宅の1m2あたりから逃げていく熱の量を表しています。つまり簡単に言うと断熱材が少ないとたくさんの熱が逃げていきますし断熱材が厚いと少しの熱しか逃げていきません、ですから数字の小さいほうが暖かい家と言うことになります。注目していただきたいのは国の断熱水準である平成28年基準で日本で一番寒い地域の1地域のUa値の数字0.46は西方設計の標準下限の7地域(九州南部、沖縄)の数字と同じです。美濃地方にいたっては0.34ですから今の国の断熱性能の基準である平成28年基準の北海道の一番寒い地域の数字より更に小さいものになっています。これは西方設計の基準であると同時にHeat20のG2でも同様です。つまり住まいの断熱性能について国の基準は当てにならないと考えるのか西方設計やHeat20の推奨基準が尖り過ぎていると考えるかは人それぞれですが少なくとも欧米の世界基準を知っている高性能な住まいを作っている工務店や設計事務所で西方設計やHeat20の推奨基準が尖り過ぎていると考えるところはないと言っていいでしょう。平成28年基準の義務化でさえ日本では見送られましたが日本の断熱水準は欧米はもとより中国や韓国からもかなり遅れたレベルであることを覚えておく必要があります。ちなみに紙太材木店の断熱水準もHeat20 G2を基準にしています。
2019年03月27日
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大野町の家おはようございます、紙太材木店の田原です。三寒四温のこの頃ですが朝晩はやはり寒いですね。先日、新建ハウジングの記事にSUVACO(スバコ)と言うところが実施した断熱改修に関するアンケートが出ていました。簡単に要約すると「家の断熱改修なんて、寒さ対策に有効でも実施したいなんて思わないという人が半数」全国の500人以上にアンケートを取っているので、これが今の日本の現状でしょう。理由は改修にかかる費用で、断熱改修の許容できる費用は10万以下と言うのが最多の回答とか。多くの方は普通の家=寒い家で生まれ育っていますが、寒い家と言うのは少し語弊があるかもしれません。冬、家の中が寒いのは当たり前の家と言ったほうがいいかもしれません。(どこの家でもそうでしたから)なので、家とはそういうもので暖房器具さえ取り付ければ寒くてもそれなりに過ごせる。実際自分はそういう家で不自由なく育ってきた。なのにそこに10万以上かけて断熱改修するなんて考えられない。だからこそ、断熱は必要だ、義務化しよう!ほかっておいたら何も変わらないんだから、健康寿命を伸ばそう、ヒートショックを減らそう。なんて言う国交省の試みは脆くも崩れ去りました。多くの方が断熱改修について気にしながらもそんなの関係ない、そんなの気にしない。と感じています。イギリスのEU残留についても残る、残らないはほぼ拮抗しています。自分が考えたこともないようなことや関心のないことについて聞かれても、同じような回答になるんじゃないでしょうか。断熱改修の義務化についても同じで半分は反対、あるいは無関心と考えていいでしょう。むしろ残りの半数の方が必要性を感じている、あるいはしたいと思っているわけですからまだ救いがあります。(費用10万以下と言うのが気になりますが)建ててしまってからではそれなりに費用が掛かってしまいますし、欧米では全室暖房が普通ですよ中国や韓国でも断熱の基準はもっと厳しいですよなんて言っても、その気がなければ馬の耳に念仏…だからこそ新しく建てる時に、きちんと断熱する、気密を取る、換気をするということが大切です。一度建ててしまうと今の家はどんな家でも50年はもちます。A 全室暖房の暖かい家で育っていれば、それが普通ですしB 人がいる時いる時間だけ暖かくする家で育っていれば、それが普通となってしまいます。Aの家に住んで、Bの家の暖房費の半分で済むなら、Aの家のほうが暮らし易いといえます。これから家を建てる方はその選択を迫られることになります。3月31日まで残り1週間ですから消費税の事を考えるとハウスメーカーは契約を迫ってくるはずです。どちらにするかはあなた次第ですが、8%と10%、給付金やら減税対策も充実してますからじっくり考えてもいいんじゃないでしょうか。どちらにしますか?と聞かないHMの家は恐らくBでしょうね。でもAの家で一度でも過ごしてみるとBの家には戻れなくなります。Bの家が日本ではまだ一般的ですがそのBの家を建てた人でさえ、実家の古い家では寒いから泊まりたくないという話を聞きます。それと同じことが今現在のAとBの間にはあります。
2019年03月25日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。美濃地方どんより曇った朝で、生暖かい風が吹いています。気温は16度ですが、明日にかけて冷えていくとか暖房はまだまだ手放せません。日経新聞に日本の賃金水準が世界に劣後と出ていました。時給は過去20年で9%下落しているそうでその間アメリカは76%、イギリスは87%、フランスは66%、ドイツは55%、韓国に至っては150%以上、上昇しているとあります。(この場合の時給はアルバイトの時給ではなく、残業代も含めた賃金総額を労働時間で割ったもの)考えてみれば新入社員の初任給は20年前とほとんど変わりがありません。15年前にリフォームの新卒を募集した時は20万前後、今でも初任給はそのあたりでしょうか。終身雇用と年功序列の賃金体系は基本的には変わっていませんから20年前と同じ給与状況が今でも続いている稀有な国が日本と言うことになります。デフレだったから仕方がないと言う考えもありますが意図的に賃金を抑制してきたため様々な分野で弊害が起こっています。建築業界で言えば職人にそのしわ寄せがきています。大工、建具、瓦、畳、左官、基礎、板金と言った住まいに必須の職人の著しい減少はいろんな理由もありますが筆頭は賃金ではないでしょうか。20、30年前の一般的な住宅の坪単価が40万、50万と言われていた時代の感覚は賃金体系の変化が感じられないとそのまま継続している錯覚に陥りますが実際はその間に住まいは大きく変化しました。大別すると、ローコスト住宅に代表される価格を低く抑えた住まいと性能を国際基準に合わせた住まいで外観、内観の見た目はほとんど何も変わりません。一般の方が見るとその違いは住んでみなければ、ほとんどわからないと言っていいでしょう。先般、新住協で春に出版される雑誌の対談があり東海地区で新住協に加盟し、高性能な住まいを普段作っている工務店が10社以上集まって坪単価の話が出ましたが凡そ、坪80万と言った所でしょうか。詳細は雑誌の対談を読んでいただくと分かりますが国際基準に合わせた家づくりをしようとすると30坪換算でで2400万が建物本体の価格ということになります。この金額が高いと思うか安いと思うかは人それぞれですが耐震性も含め(等級3)、性能を国際基準に合わせようとすると頭の中をリセットする必要があります。
2019年03月22日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。快適な室内環境で生活をしていると朝、起きて家を出るまで外が寒いのか暑いのかわかりません。今朝は、南葉山にあるガデリウスのカンパニーハウスにいます。簡単にご紹介すると壁の断熱材はHGW16Kで21cmで付加断熱がしてあります。屋根はEPS14cmに加えて付加断熱が10.5cm窓は木製のトリプルガラス、エリートフェンスターです。換気は第1種の全熱交換機暖房はダイキンのアメニティーエアコン気密、C値は0.4設定温度22度で室温はなぜか26度になっています。下着だけで薄い掛け布団で寝ていても寒さは感じません。海が見えるのでベランダに出ようとサッシの窓を開けて初めて、下着でこの寒さは無理とわかった次第です。周辺にはおしゃれな別荘や洋館風な建物が多くありますが快適性と経済性(ランニングコスト)で勝る建物は恐らくないでしょう。いくら快適でもガンガン暖房しての快適では一般のユーザーには受け入れられませんし、燃費を意識しなければ早晩消えていくことになります。今回の旅の目的は換気システムとエアコンを組み合わせた仕組みの可能性の確認で昨年の新住協の総会でも話題になっていました。アメニティーエアコンも活用方法は様々で換気システムと組み合わせず単独での使用も考えられます。この場合、階間に設置しファンで床下にも送風するというものでトータルなコストでは優位性があります。経済性と快適性のバランスを考慮したどんな仕組みが残っていくのか日本の現状ではまだわかりませんが住まいの性能の変化は一般の方が思っているより相当ダイナミックな動きをしています。そういう時代にあってこれから新築を検討される方は自分自身でもそれなりに勉強しなければババを引く可能性もありますから大変な時代になったといえます。
2019年03月20日
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新しいペン型の放射温度計小さくて使い勝手がいいおはようございます、紙太材木店の田原です。今朝も氷点下の美濃地方。昨日の日中もなかなか暖かくなってくれませんでしたが今日はそれなりに暖かくなる予報です。美濃地方は大きく分けて5つに分類されます。大垣を中心に西濃地区岐阜市を中心に岐阜地区関、美濃加茂、可児を中心に中濃地区多治見、恵那などの東濃地区このうち中濃地区は郡上市を含んでいますが同じ美濃地方でも郡上市は福井県とも接していて、奥美濃と呼ばれています。つまりとても寒い地域で、省エネルギー区分でも4地域となります。西濃、岐阜地区、東濃には名の知られた高性能な住まいを建てる工務店がありますが、中濃地域は実は高性能住宅の空白地帯。特に関市、美濃市、郡上市となるとそれなりの寒い地域なのに住んでいる人の意識も「寒いなぁ」と言いながら我慢している…あるいは冬が寒いのは当たり前だから、家の中でも寒いのは当たり前と思っている人が多く住んでいる地域。ただ、これは建てる側の工務店の責任も大きく、住まいは暖かかくなるということを全く知らしめてこなかったことが大きいと思われます。昨日は、郡上の方から断熱改修のご相談を受けました。「とにかく寒い、盆地になっていて夏は暑い」とのこと。昨年の7月に郡上が全国最高気温を記録しましたが、郡上がそんなに暑いなんて同じ中濃地域の人も驚いたくらいのニュースでした。きっかけは新住協が出している「東海北陸の高断熱住宅」と言うマイナーな雑誌。美濃加茂で断熱改修した実例が出てましたからそれをご覧になった様子。城下町で京町屋のように住宅が通りに面して並んでいて落ち着きのある街並みは、高山へ行く途中の外国人観光客がよく立ち寄る町。徹夜踊りは有名です。鮎の塩焼きも美味しいところ。来週には現地調査の予定ですが断熱改修が今年の冬に間に合うかどうか微妙なところです。
2019年03月18日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝も薄氷の張っている美濃地方。鵜沼山崎町の家の二日間にわたった建前が昨日終了しました。初日の天気は朝の8時から雨、しかもとても冷たい氷雨です。8時半にはあがりましたが寒さは一日続きました。二日目の朝は起きみると屋根に雪が積もっているではありませんか。天気予報ではそんなこと言って無かった…2日間の建前で大工さんの延べ人数は24人。普通の家の屋根に比べてかなり手間がかかります。完成予定は10月ですから、もう少し肌寒くなってるかもしれません。さて、国交省が長期優良住宅の認定基準の見直しを進めているようです。大手のHMは型式認定を取ってますから特別な申請や手間がかかることはありませんが、型式認定なんて取れない中小工務店は注文住宅ですから建てる住宅毎に申請をしなければなりません。でもこの申請の事務手続きが煩雑なんですね。提出書類の枚数は数多く、出向かなければならないところもあります。私の友人の工務店などは長期優良住宅の基準を標準でクリアしてますが、認定の取得は住まい手の判断に任せています。つまり、認定取得にそれなりの費用が掛かるわけです。彼にとっては普段当たり前に建てている住宅を、国が長期優良住宅と認定してやるからお金を払えと言われているようでどこか気持ちの上で釈然としないんですね。そんな工務店は実はかなりあります。実際、工務店の建てる住宅で長期優良住宅の認定を取っているのは2割に満たない数です。それに比べて大手のHMは8割ですからこの数字だけを見ると技術力や性能に大きな差があるように見えますが、実際はこの数字ほどの性能差はありません。ただ、住まい手に取って税制上の優遇措置などもありますから、性能よりもそちらに目が向いているというのが実態ではないでしょうか。ただ、長期優良住宅にするかしないか認定を取るか取らないかにかかわらず意識していただきたいのは、修繕費用あるいは維持管理費用です。どんな住まいでもメンテナンスが必要でドイツでは月に1.6万円の積み立てを見込むと聞いたことがあります。年間におよそ20万弱ですから10年で200万円です。日本では住まいは一度建てれば終わりで維持管理のための積み立てをしている方というのを聞いたことがありません。(中にはちゃんとされてる方もいると思うのですが)外壁にしても設備機器にしてもあるいは内装にしても必ずメンテナンスをする時期が来ます。早めの手入れが長持ちさせる秘訣であることは世界共通です。これまでの戦後の家はどちらかと言えば壊して建替えが主流でしたがこれからの家はそんなに簡単に建替えしなくなるんじゃないでしょうか。きちんと毎月積み立てをすることが個人の資産を守りことにつながります。長期にわたって優良住宅だから維持管理もしなくていいわけではありません。
2019年03月15日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝は曇り空。昨夜の雨も予想外でしたが日中も不安定な天気になりそうな美濃地方です。本日は鵜沼山崎町の家の建前で空が気になる一日になりそうです。今渡の家の見学会の帰り信号待ちしていて何気に助手席の窓を見ると・・・カメムシや~なんで車ん中におるの?会社の薪ストーブ用の薪棚の薪の中で、越冬しているカメムシはたまに見ます。動きが鈍く冬眠状態なので見つけるとふっと吹いて、薪と一緒に燃やさないようにしてます。薪をせっせと事務所に運び込むのは私の仕事。気づかぬうちに私の体のどこかにくっついてそのまま車内に…と言うのが唯一考えられる。と言うことはどうでもいいけど、なんとかこのカメムシを外に出さなければ!窓を少しずつ下げてガラスに張り付いたまま窓を開け切ったところで、ドアの上にいればふっと吹いて外に出せる。で、やってみるとあかん失敗。助手席とドアの間に落ちた!あの匂いが車内に充満・・・会社に帰るまでの15分は・・・本日は建前のため簡単ブログでご容赦m(__)m
2019年03月13日
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おはようございます紙太材木店の田原です。可児市、今渡の家。9日土曜日の朝は薄氷の張る寒さで完成見学会的には絶好の気温!と言うのも 住まいの暖かさが体感できる からですが、見学会に来られる方の多くは家が暖かいのは想定済みなんですね。家のあたたかさに驚いていただけると思っていましたが、少し拍子抜けで残念…。多くの方がご自分でそれなりに勉強されているので、Q値やUa値が1とか0.3台なら冬も暖かいのが当たり前という感覚です。全ての方がそうと言うわけではありませんが感覚的には7割前後の方が該当します。でも、そうなると私としてはとても楽です。何も知らない住宅初心者の方に家が暖かいのはなぜなのか一から説明するとなると、それなりの工夫と時間が必要です。同時に他のHMや工務店で余分な知識や?の付く理論を真実のように聞かされている方の考えを変えようとすると、それはそれで難しいものです。紙太材木店で最近家を建てられる方の多くは、既にご自分で断熱や気密、換気についてある程度勉強されていて、どちらかと言うと理系脳の方が多いように感じます。既に住まいの性能の勉強されている方と実際の建物を体感し、デザインも確認しながら構造や熱や空気の流れあるいは日射取得や遮蔽についてお話をすることで、住まい手の方はより多くの理解が得られます。そして自分自身が勉強したことが、果たして実際の建物ではどのような状況になっているか?あるいは実務者はどう考えているのか?を知ることができます。多くの方は最初はネットで手軽に情報を収集しますが、ネットでは検索すればするほど広大な情報の坩堝に入っていきます。つまり魑魅魍魎の世界とでも言っていいでしょう。そんな状態のまま、HMの総合展示場に行ってみたり様々な工務店のオープンハウスに行くと更に迷いの渦に入っていくことになります。今回見学会をさせていただいた今渡の家の住まい手の方も当初はネットでの情報収集。限界を感じてその後は本に移行されています。西方さん、松尾さん、前先生、鎌田先生というこのブログでもお馴染みの方の本です。西方さんの本が分かり易く、読んでハマってしまって…次々と上記の方の本や情報を集めると言ってることは上記の皆さん同じであることが分かり、同じようなことを言ってるところを探したら紙太材木店に辿り着いたというわけです。p.s.住まい手の方との雑談ここ数年自分の家づくりについて随分勉強し本もたくさん買って時間も費やして来たけれど、家づくりが終わってしまうと何かぽっかり穴の開いたようなああ終わってしまったんだないままで家づくりのために蓄えてきた知識が使い道がなくなってしまって残念…頭のいい方が、たとえ2年、3年という短い時間でも家族のために真剣に住まいの性能について勉強すると、その知識の量は目を見張るものがあります。とてもとても普通の実務者では敵いません。せっかく勉強していただいたのですから、これから新築をご計画の方のお役に立てるような何かを考えたいですね。でないとせっかくの知識と経験がもったいない。そんな方が全国には数多くいるんでしょうね。工務店や設計事務所の実務者もうかうかしてはいられない時代になりました。ご来場いただきました皆様とお住いをお貸しいただいたK様ご夫妻にこの場をお借りして御礼申し上げます。m(__)m
2019年03月11日
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木製建具の荏油塗りおはようございます紙太材木店の田原です。今朝は快晴だけど寒い・・寒い部屋にいると体が緊張しているのが分かります。それは恐らく血圧にも影響しているであろうことも容易に想定できます。それが冬になると毎日のように繰り返され長い年月の間には相当な負荷が体にかかることになります。暖房負荷と言う言葉があります。これは部屋の中の温度を一定に保つために必要な暖房エネルギーの量を言い床面積で割ることで個々の住宅の暖かさを保つための必要エネルギーを知ることができます。つまり、大量のエネルギーが必要な家は寒い家であり少しのエネルギーしか必要なければ暖かい家と言うことになります。暖房負荷は主に次の三つの要素で決まります。断熱性日射取得量気密性全て数字に表わすことが出来ますが一般の方はそれを聞いても比較対象が分かりませんから理解しにくい事になります。断熱性は熱貫流率や熱抵抗の数値で表すことができますがそれを聞いてもピンときませんが断熱材の厚さを知るとなんとなくわかるんじゃないでしょうか。壁の断熱材の厚さが5cmなのか10cmなのかあるいは20cmなのか厚ければ断熱性がよさげなのは感覚的に理解できます。もちろん個々の断熱材の性能値に違いがありますが熱貫流率なんていう聞いたことのない言葉の数値ではなく厚さであれば普段身近に使う言葉ですから感覚的に分かります。同じように日射取得についても南側に大きな窓が沢山あれば日差しが多く入る家であることは容易に理解できます。窓が小さかったり、少なければ日射の取得量も少なくなります。最後の気密感覚的にそれを知ろうとするとちょっと難しいかもしれませんが気密が相当程度良ければ第三種換気であれば玄関のドアを開けた時に空気が室内側に入っていくのが分かります。暖かい家の構成要素は上の三つです。最初は感覚的なところから入って徐々に勉強して数値を理解できるようになると暖かい家はぐっと身近になります。暖房負荷が小さい家に住むのか大きな家に住むのか30代で家を建てると50年ほど住むことになりますからよくよく考える必要があります。手摺の年輪は70歳
2019年03月08日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。本日は実務者向けの内容です。先日、2019年のMOKスクールの案内が送られてきました。今年の講師陣は例年にも増して豪華と思うのは私だけかもしれませんが楽しみな講義が続きます。講師陣は下記の通り全20講義で4月から12月まで7日間あります。受講料はMOKスクールを運営している三澤さんの意向で7万円とお値打ち1講義あたりに換算すると3500円程度更にお値打ちなのは一度受講すると翌年度からは受講料が18000円となること1講義あたり900円・・・こんなに安いのは三澤さんの想いに賛同して多くの建築家が手弁当で講師をしているからで講師料は破格の安さとか。申込書を張り付けておきますから興味のある方は是非一般の方でも木の家が好きなら問題ありません。何千万ものお金を出して家を建てるのですからその前に7万円で色付きでない木造の本質が分かる講義です。一年間講義を受けるとそこらの工務店の親父より木の家の本質が分かります。
2019年03月06日
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ポール ヘニングセンおはようございます、紙太材木店の田原です。来週、鵜沼山崎町の家の建前に向けて基礎工事中ですが今渡の家の見学会が週末にあるのでその準備やら建前の段取りで忙しい一週間になりそうです。さて、上の写真の人物が誰か一般の方ですぐにわかる方はインテリアセンスがあるかもしれません。HMの営業や設計と言った実務に関わる仕事をしていても知らない方は知りませんしそもそもそんなことに興味がない実務者も数多くいます。(本当ですよ)でも、顔は知らなくてもルイス・ポールセンと言う名前はどこかで聞いた覚えがあるのではないでしょうか。名前も顔も知らなくても上の写真の箱に写っている照明器具はどこかで見たような、と思っている方がいるかもしれません。この照明はルイスポールセンのPH5と言うシリーズで1950年代に発売されていますから既に60年以上の長きにわたって売れ続けています。言ってみれば照明器具の古典とも言うべきものですが古さは全く感じません。照明器具は部屋のインテリアやデザインに大きな影響を与えます。日本では部屋の隅々まで明るくする照明器具や非常に多くの器具を設置する傾向がありますが実際生活が始まると必要なところだけ点灯しているケースが大半です。つまり無駄に照明器具を付けているわけです。陰影礼賛ではありませんが家の中では暗さも必要で、明るさと暗さの対比があって明るさが引き立ちます。日本人のDNAにある感性は明るさだけを求めるものではありませんでした。戦後の急速な電化によって明るさこそ豊かさの証明のような風潮がありましたが今はそれが少しづつ元に戻っているように感じます。現代の住まいはLDKがほぼ一体化していてダイニングの照明に何を使うかは一般の方が思っている以上に部屋イメージに大きな影響を与えますし住み始めると食卓の上にある照明器具の存在の大きさに驚かれるかもしれません。伊礼さん設計の食卓はルイスポールセンのトルボーが定番ですし中村好文さんもトルボーによく似た器具を使われています。時間の流れと言う時の審判を受けたデザインはいつの時代にも通用するものでこれから新築をご検討される方にも是非検討していただきたいものです。流行は色あせていき早晩飽きが来ます。と言うことで(笑)このPH5がどんな雰囲気の部屋を作り出しているかご覧になりたい方はお越しください。今渡の家の完成見学会開催日時 3月9日(土) 10日(日)予約受付帯(10:00~15:00)close16:00完全予約制です見学のお申込み要領・HPのイベント予約からお申し込みください。・希望の時間帯にチェックを入れ、必要事項をご記入ください。・お申込みのお客様に改めて現地へのアクセスを案内いたします。高性能な家の性能とデザインが体験できます。Ua値は0.28Q値は0.9C値は0.3前後の予定(未測定)過去物件全棟平均0.3
2019年03月04日
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土佐のお座敷遊び 可盃(べくはい)おはようございます、紙太材木店の田原です。今日から3月朝晩の暖房が要らなくなるのにはまだしばらくかかりそうです。昨日は一日今渡の家の床下に潜っていました。床下で発泡ウレタンやコーキングを使うところがあるのですが毎回何故だか髪の毛にウレタンやコーキングが付いてしまいます。髪の毛に付着したコーキングとウレタン薬品を使うわけにもいかず固まってから爪でこそげ取るしかありません。どちらが取りにくいかと言うとウレタンです。一般にアパートやマンションにお住いの方が一戸建ての新築住宅を建てて不満に思うことの一つが浴室の寒さ特に床の冷えでしょうか。浴槽自体は断熱され保温仕様になっていますが床の断熱はオプションが多いですしその断熱もユニットバスのグレードによってピンキリグレードが高いバス、イコール価格も高くなりますからそれなりの断熱がしてありますから効果もあります。標準レベルの価格のお値打ちなバスはやはりそれなりの断熱ですから余り期待しないほうがいいかもしれません。どちらにしても建築工事側として何らかの対策が必要と言うことになりますがそのやり方も実は様々効果のある仕方や?のつくやり方まで千差万別新住協の白鳥さんが床断熱仕様の時の浴室の断熱についてこちらで解説してますので気になる方はご覧ください。このやり方も様々な浴室断熱手法の内の一つですが浴室周りを基礎断熱するだけではマンション住まいの方から及第点をいただけるか疑問です。浴室だけ基礎断熱という局所的な対策だけでなく基本は家全体としての断熱性を考えることがまず先でその上での浴室基礎断熱です。白鳥さん自身は超が付くほどの高性能な家に住んでますからそのあたりのことは十分ご存知ですがこの美濃地方で省エネ基準を達成したくらいの家で浴室基礎断熱をしてもそれほど満足感は得られません。裸になって素足で浴室に入ることを考えると最初の一歩はユニットバスの床です。床の温度が15度や16度では素足では冷たく感じてしまいます。Heat20のグレード2でも浴室の温度は17.2度しかもそれはドアを開けた状態にしての温度です。ドアを閉めていると15.9度H25年の省エネ基準ではなんと11.9度です。(Heat20 設計ガイドブック+PLUSより)基礎断熱にしても床断熱にしても床の温度は浴室の室温より上がることはありません、設計者や施工者には住まい手の健康のために更なる工夫が求められます。
2019年03月01日
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