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おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日まで数日、日中は暖かでしたが朝は氷点下で池に氷が張ってました。ようやく今日は、なんだか残念ですが氷が張っていません。さて、日経アーキテクチャー。日経ホームビルダーが謎の休刊になってからその代役と言うことでしたが、住宅専門と言うわけにはいかず住宅屋としては物足りない雑誌になってました。その日経アーキテクチャーの12月28日号新設された断熱性能等級5が4地域から7地域までが同じUa値0.6という不思議を前先生が解説してます。簡単に言うと東京以西の多くの人口集中地域は等級6Ua値で0.6でそれなりにカバーできるけれど、周辺の4.5地域も同じUa値で行ければ日本のかなりの地域を同じ断熱仕様でカバーできるわけでHMサイドとしては楽チン。一応、25年に義務化される等級4の一つ上を行く等級5をクリアと胸を張って言える・・・つまり、この断熱性能等級5の対象範囲と数値は、住まい手のためだけでなくその他のいろんなところに忖度して出てきた数字・・・実務者であれば当初からなんで?と思っていた断熱性能等級5のエリアと数値国の基準は、必ずしも全て住まい手だけのために出てきた数字ではないことが分かります。さて、2025年に義務化される断熱性能等級42030年には不適格になることが分かってますし断熱性能等級5は、2030年には最低基準になりますが一応今現在その等級の家を建てても最低基準として2030年を迎えることができます。30代で家を建てれば50年はその家に住むことになります。人口が減少していく中お子さんや地域にとって負債にならない家が求められています。どんな性能の家にするかは他人任せではなく自分自身で考えるしかありません。特に、4地域、5地域にお住まいで、実務者から断熱性能等級5を勧められたらきちんとその理由を聞く必要があります。いままで何度もお伝えしてますが国の基準は最低基準目標基準ではありません。等級が幾つ作られようが残念ながらそれは同じです。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2023年12月29日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。明日は仕事納めで大掃除です。今日は追い込みで、土間のコンクリートの打ちこみです。午前中に打ちますし日中の気温も平年より暖かく、凍結の心配がありませんから助かります。コンクリートやモルタル珪藻土や漆喰などは、水分を含んだ状態で施工されます。その乾燥、固化する過程で水分が蒸発するのですが、蒸発するときに気化熱を奪っていきます。液体が気体になる時に周囲から吸収する熱を言います。周りの熱を吸収するので周りの温度は下がります。つまり、氷点下でなくても左官工事で壁に珪藻土を塗ったら凍結する可能性があります。3.4度以下であればその可能性がありますからセルフビルドで珪藻土を塗る場合は室内を暖かくして行う必要があります。最近では室内干しをされる方も多いですが、洗濯物も乾く過程でその水分が蒸発します。もちろん周囲から熱を吸収して濡れた水分を水蒸気に変えていきますから周囲の例えば脱衣室で乾かしていると脱衣室の温度が下がります。温度が下がったところに水蒸気が発生しますから脱衣室などに窓があればその表面が露点以下で結露することになります。水蒸気自体は潜熱を持っいてます。蒸発によって室内が加湿されれば、暖かく感じることになります。冬季の室内干しのポイントは、加湿によって得られる水蒸気の有効利用です。洗濯物は狭い脱衣室やお風呂ではなく広い空間で干し、水蒸気をできるだけ広く家中に拡散させる事。どうしても狭い空間で干すなら、サーキュレーターや扇風機を利用してドアを開けて水蒸気が狭い空間に留まら無いようにする。更に言えばお風呂のフタは閉めずに開けたままにする。お風呂掃除の後も、浴槽に5センチほど水を貯めておく加湿器はいろんな種類がありますが、それなりに消費電力がかかるものだったり加湿量が少なかったりします。室内干しやお風呂の利用はロハでできる加湿ですからお試しください。家族4人の洗濯で加湿できる量と加湿器の加湿量と比較してみると・・・紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2023年12月27日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今日も氷点下、庭の池には氷が張っています。子供の頃にはお正月には氷の張ったこの池の上で遊んだ記憶がありますが、今では薄い氷が張る程度です。私の住んでいる東海地方では朝のNHKの天気予報は東海3県(愛知、岐阜、三重)と北陸3県(福井、石川、富山)の予報を出しますが見事に東海と北陸の天気や気温が違います。東海は晴れ北陸は曇り雨または雪但し、岐阜の場合は下半分の美濃と上半分の飛騨に分かれそれぞれ近い方のエリアの天気になります。毎回この予報を見るたびに、日本海側に比べ太平洋側は恵まれていると感じます。実際どうなのかと言うことは簡単に比較できます。自然温度差と言って何も暖房していない状態です。つまり、日射や人あるいは待機電力などのエネルギーで室温が外気と何度違うかが計算できます。今打合せ中の美濃地方(6地域)の家の自然温度差が12.44度(美濃加茂市)それを石川県の金沢市で建てると10.62度差は1.82度で約2度ほど違います。全く同じ性能の建物で比較してますから同じ家を美濃加茂市で建てるより、金沢で建てると約2度分の暖房費が余計にかかることになります。気候区分は同じ6地域です。自然温度差12.44度と言うのは実はとてもいい数字でどんなサッシを使うかでも大きく異なります。断熱性を上げて気密を取り性能の良いサッシを使うのが基本で、それを守れば日射の豊富な太平洋側の住まいは相当程度、冬の暖房費を節約できます。南側のサッシに要求される性能は断熱性が良くて同時に日射を取り込むことのできるサッシですが従来この相反する性質のガラスを使ったサッシが極めて限定的でしたが最近は大手のサッシメーカーでも扱うようになってきました。価格は若干高めですが検討の余地はあります。シャノンNS50やYKK430+で従来のガラスに比べて日射取得率が向上しています。なぜだかYKK430+は検索してもあまりストレートに出てきません。生産体制がまだ整ってなくて量産体制ではないため。大々的に宣伝していないのかもしれませんが、見積の受付は今月から始まってますから検討の余地はあります。1.2階の南側の窓の選択肢が増えることになります。北陸の方に比べれば地の利があるわけですから利用しない手はありません。設計者と相談ですがそのサッシを使う場合とそうでないサッシを使う場合で、自然温度差が何度違うかも確認してみてください。検討要素はサッシのサイズ種類軒の出庇の出隣家の影ガラスの種類方位建物配置目標は自然温度差10度でしょうか。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2023年12月25日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝は久しぶりのマイナス3.2度。美濃地方の冬の朝はこうあるべきという温度です。一昔前であればマイナス4度、5度は普通でしたからある意味、少し物足りない気がします。ここまで冷えると室内もそれなりに下がります。昨夜は薪ストーブで10時頃まで暖房していましたが、今朝の事務所の室温は16度。16度では少しストレス。寒くも暑くも感じない気温が理想ですから夜寝る前に暖房を切ったとしても、朝の室温は18度程度は欲しいですね。私の言うこの18度はリビングがとか寝室がではなく、トイレや玄関、キッチンも含んだ家中と言う意味です。高性能な家であれば可能ですが、最近はどこのHMも工務店も「わが社の家は高断熱高気密です」そう言う会社が石を投げれば当たるくらい巷にあふれています。寝る前に暖房を切って翌朝18度と言うのは、相当ハードルの高いレベル。切る前の暖房設定温度や夜間の気温にも左右されますが6地域の場合Ua値で言えば0.3を切らないと難しいでしょう。暖房を切ってしまうわけですからその家の素の断熱性が出てしまいます。実は、断熱や気密など性能的なことに拘っている設計者や工務店であれば、寝る前に暖房を切ったら翌日の朝、家の中が何度になるか誰でも計算してますから、教えてくれます。一般の方がHMや工務店巡りをして藪の中に入ってしまうのは、皆が同じことを言うからつまり、「うちは高断熱高気密です」素直に今はどの家もみんなそうなんだと思うと・・・因みに6地域の場合H28年省エネルギー性能基準のUa値は0.87断熱性能等級4も0.872025年に義務化されるUa値も0.87さて、このUa値0.87断熱性能等級4の家で寝る前に20度で暖房していたエアコンを切ると、翌日の朝、何度になっているか?朝の外気がマイナスまで冷えてれば室温は9.9度24度で暖房していたら11.8度どちらにしても暖房を切って寝ると、翌日の朝はかなりストレスが溜まる気温です。このレベルの家では寝る時もエアコンは稼働させたままにした方が健康性の観点からみても妥当です。夜間はパネルは発電しませんから、暖房費はそれなりにかかります。断熱性能等級4は2年前まで日本の基準で最高等級。多くのHMがこの最高等級であることを誇らしげに宣伝していました。もちろん、最高等級ですから高断熱と言う、うたい文句です。高断熱、高気密暖かい家立場によって言い方は種々ありますからどんな家なのかは、ご自分の頭で考える以外ありません。残念ながら今の日本の住宅の性能は、皆さんが思っているより相当低いと思っていただいた方が無難です。エアコン切ったら翌朝何度になるか?きちんと数字で答えてくれるか適当なことを言われて言葉を濁すか見分け方は簡単です。
2023年12月22日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今年も残すところ10日余りです。紙太材木店の仕事納めは、28日ですから1週間と言うことになります。この間にいろいろ詰め込んだあれやこれやをしなければ・・・先日、新住協の事務局から今年から始まった鎌田先生の全国ツアーの案内が来ました。オープンセミナーですから誰でも参加できます。リアルとオンラインで新住協の会員以外は3000円既に、東京や名古屋は開催済みです。オープンセミナー内容は『断熱等級6~7はこうしてつくる』です。なぜ、等級6以上か?現在断熱性能等級は1から7まであります。等級4は2年前まで最高等級でした。大手のHMや住宅会社はそのことを宣伝文句にしていましたが、今やそんなことは言えなくなってしまいました。皆さん、お判りのように時代が動いているというか変化しているんですね。しかも、その変化は終わったわけでなく今後も変わっていくことが分かっています。現在のところ住宅の性能において、国が義務化しているのは耐震性だけです。実はこの耐震性も1981年を境にその後何度も改定され強化されています。国の基準と言うのは一度制定されると順次改定され、強化されていくことが分かります。住宅の断熱性についてもいったん制定され、義務化されれば順次強化されていくのは目に見えていましたからそのことに反対するHMも多くいました。実は本来この住宅の断熱性の義務化は、2020年から始まることが決まっていました。それが直前になって無期延期・・・義務化に向けて頑張ってきた人達の多くが失望しましたが温暖化や省エネと言いう時代の流れを背景に、2025年から義務化がスタートすることになりました。(復活までには関係者の不断の努力がありました)さて、その2025年の断熱性能の義務化。義務化と言うのは必ず達成してなければ家を建てられなくなることです。その基準が、2年前まで最高等級だった等級4です。先ほど耐震性も一旦基準が決まると順次改定され強化されていくという話しをしましたが、断熱性能等級についても同じ道筋が見えています。既に2025年の義務化のあと、2030年には更に強化することが決まってます。国交省も既にこう言ってます。「家選びの基準が変わります」断熱性能等級1から7まであると言いました。2年前まで4が最高等級でしたが6と7が出る前の昨年は5が最高等級でした。5が出て、少し間をおいて6と7が出たんですね。2030年にはどういうことになるかと言うと現在の断熱性能等級4の家は建ててはいけないレベル断熱性能等級5は最低レベルになります。更に23年後の2050年はカーボンニュートラルの時代。35歳で家を建てて23年後は58歳です。2030年に最低レベルの等級5で建てた家の評価は?と言うことで「断熱性能等級6~7はこうしてつくる」です。① 2024/1/30(火) 札幌エルプラザ3Fホール② 2024/1/31(水) とかちプラザ講習室402③ 2024/2/14(水) 新潟テルサ2F中会議室④ 2024/2/15(木) JA長野県ビル12階C会議室⑤ 2024/3/7(木) ⼤阪中央公会堂小会議室⑥ 2024/3/19(火) 石川県地場産業振興センター本館1F第7研修室■主催 新住協 ■後援 硝⼦繊維協会■参加費(会場参加、ZOOM配信視聴どちらも同じ)・新住協会員:1,000円 ・⼀般:3,000円■講師 室蘭⼯業⼤学 名誉教授 鎌⽥紀彦先生尚、4月以降も、北東北・南東北・四国中国・九州での開催にむけて準備を進めたいと考えています。お申し込みはこちら銀行ローンで100万円借りると35年返済なら毎月3000円ほどの返済。後から断熱性能を上げようとすると100万円ではムリですし、暖房代は毎年のように値上がりします。35年と言う長期で見れば電気代が今より高くなることはあっても下がることはありません。100万円断熱性能を上げることに使うかまだまだ上がる暖房費に使うか50年住むことを考えると迷うことはありません。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2023年12月20日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。土曜日は20度越えなのに、昨日はお昼近くでも6度と寒い一日でした。12月も半ばで20度越えはやはり異常ですね。(宮崎では133年ぶりの夏日だったとか)岐阜県は週の後半3日ほど雪マークがついてました。今日も寒くなりそうです。スタッドレスへの交換は早めにしましょう。(毎年積雪初日にノーマルタイヤが事故して大渋滞、迷惑)雪道でノーマルで運転なんて愚の骨頂やけど必ずそういうのがいます。田んぼに突っ込んでる(自業自得)坂道が登れない(後ろは大渋滞)追突・・・(大迷惑)自分の車だけは滑らないと思ってるとしか思えんけれど、絶対無理。滑ります。この、わかっちゃいるけど自分だけは大丈夫と勘違いしているあるいはそれ自体(滑ること)知らない未来、将来を予測する見通す力は人間ならだれでも備わってますが一方では、気にしながら無視する人たちも一定数います。国はこのように言ってます。2025年には断熱性能を義務化します、一昨年まで最高等級だった断熱性能等級4は最低になりますよ。2030年には更に断熱性能等級4は建てちゃいけないレベルになりますよ。でも2022年に建てられた建売分譲の8割はこのレベル注文住宅の5割がこのレベルたった2年後たった7年後が、見通せないかあるいは気にしながら無視してる更に、2050年には省エネな住宅以外は不要ですよ必要ありませんとまで言っています。昨年の分譲住宅の8割注文住宅の5割は田んぼに突っ込んだ人たちある意味、自業自得なんですが住まい手がそれを知らないで突っ込んだ人たちもいますから、それはそれで自力で何とかするしかありません。問題は建てる側(住宅メーカー側)がそれを知っていて建てさせること。上の数字を見れば残念ながらそんなHMや工務店が少なからずと言うか、相当数いるのが現状・・・田んぼに突っ込んだ車は修理に多額のお金がかかるか廃車にするしかありません。住まいも同じです。坂道を登れない車や追突する車も周りには大迷惑。性能が低い家は将来の空き家予備軍。業者サイドだけでなく住まい手側にも今だけ、金だけ、自分だけの人が増えれば豊かな日本は絵にかいた餅。これから家を建てようとする方は断熱性能だけでなく、耐震性能も含めて住まいの性能、省エネ性を気にしてください。気にしながら無視できる時代はとっくの昔に過ぎ去ってます。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2023年12月18日
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緒方洪庵 適塾 外壁の杉板(40年経過)おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝は雨。ケヤキの葉はほぼほぼ落ちましたが、エノキの葉はまだ残っていますから今日の雨でかなり落ちるでしょう。昨日のTVで12月8日をレノン忌と言っていましたが私の世代は太平洋戦争、開戦の日。同じように12月14日は討ち入りの日ですが、以前ほど報じられないのは少し寂しい気がします。討ち入りの日は雪が積もっていたそうですが、昔の東京の12月14日は寒かったんだと勘違いしている人もいるかもしれません。実は江戸時代は旧暦なので、今の感覚の12月ではありません。新暦は明治からなので、元禄14年12月14日は新暦で言うと1703年1月末頃とか。1月の末なら東京で雪が積もっても不思議ではありませんが、それでも温暖化したこの頃では東京でかなりの積雪となると一大事でしょうね。さて、この二日間ほどKKBの勉強会で関西でした。東福寺と天龍寺は、それぞれ40年以上お寺の庭の手入れをされている庭師の責任者の方の解説を聞きながら回るという贅沢なツアーです。さすがにこの規模のお寺の庭の手入れをされている庭師の方になると、庭というものの捉え方に哲学があります。その範囲は庭にとどまらず、日本文化に対する素養がベースになっていることが分かります。普段は家づくりにおける温熱や耐震、換気や気密などという狭い範囲について色々とお話ししてますが、背景にあるのは日本の建築文化や環境負荷、SDGsをはじめとする住まいの持続性です。今回の研修では、もっと広く深い所まで勉強する必要があると感じた次第。住宅を設計する実務者にとって建築の勉強はもちろんですが、時間軸である歴史を知ることで未来を予測する能力も養えます。12月8日や14日をどう捉えるか住宅の建築とは何の関係も無いように見えますが、どこか深い所で繋がっているように感じます。今回の京都の勉強会東京でも座学でもZOOMでも無理で、参加しなければ得られない多くのものがありました。今後の紙太材木店の家に乞う、ご期待!ですが、一朝一夕と言うわけにはいきませんのでその点はご容赦下さい。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2023年12月15日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日の日経新聞の建築費が過去最高になっているという記事。2015年を100として、2023年11月の木造住宅は133.2この建築費は建築費指数と言うもので工事原価のこと。指数や原価では一般の方には分かり難いので隣の記事では丁寧に、住宅の価格が出ています。東京23区が一戸当たり7273万円・・・敷地の面積が50m2から100m2未満最寄り駅まで徒歩30分以内(バスで20分以内)という条件です。土地込みの価格なので調査対象は恐らく建売分譲価格と思われますが、東京23区の土地の値段が港区の坪単価は1500万前後それに対し足立区は150万で10倍の開きがあります。一口に7273万と言っても土地がどの程度なのかは見当が付きませんが、どちらにしても7273万のうち土地の値段は4000万から5000万くらいはあるのではないでしょうか。そうなると残りが建物価格となりますが、建売分譲となれば外構工事も含んでいるわけでその分を引けば建物としては2000万から3000万くらいと思われます。土地があまりに高ければ、性能向上にまわす予算は削られる傾向にあります。上のグラフのように建売分譲では82%が断熱性能等級4以下になります。ZEH基準に住宅にするためには断熱性能等級を5以上にする必要があるため、ZEH基準になってなければ必然的に断熱性能等級は4以下と推認できます。現在のところ高額な土地に性能の低い住宅が建つといういびつな構造になっていますが、国も手をこまねいているわけでなく新築の住宅の性能向上には順次法整備を進めているところです。つまり、性能の低い住宅は順次建てられなくなるような法整備です。同時に進めているのが、既存住宅の性能向上リフォームに対する補助金の拡充です。昨年に引き続き今年も窓のリフォームには、1350億円という多額の補助金が出ています。注意していただきたいのは残念ながら窓だけでは効果が低いこと。今年の新住協の研修で会員の断熱改修の事例が発表されましたが、その内容が窓リフォームをするのにとても参考になりますし、鎌田先生が先月名古屋で行った会員だけでなく一般の方向けでもある講演でも触れられていました。国の補助金は単に窓を付けることだけに向けられてますから、実務に携わる者はそれがより効果を発揮できる姿にする必要があります。単に内窓を付けて窓リノベをするだけなら誰でもできますが、工務店の役割はその先やプラスアルファができるところにあります。新築で低い性能の家に住むか中古でも(リフォームして)性能の高い住宅に住むか今後ますます重要になってくる中古住宅の性能向上リフォーム。特に断熱性を向上させるリフォームは結露や気密に関係してきますから十分な知識と経験が必要で設計者や工務店の技術が問われます。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2023年12月13日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。週末は春先のような暖かさ。とても12月とは思えませんでしたが、これからが冬本番ですので寒さ対策は怠りなくお過ごしください。さて、寒さ対策となると昭和な家では圧倒的に断熱と隙間対策となります。窓も断熱の一部と考えると、サッシの交換あるいは二重サッシにすることはとても効果があります。今年度の二重窓やサッシ交換の補助金は来年度も継続されますし、リフォームでの窓の補助金は今年度より充実されるようなので、今年逃した方は来年是非検討してください。窓のリノベーションに何故多額の補助金が税金から出るのか?疑問に思われる方も多いと思われますが、その理由を建築的な側面から言えば容易にその効果が発揮でき持続性がある、に尽きます。容易にと言うのは工事自体が比較的短期間で工事中の住まい手の負担が軽く施行者の工事の難易度が低いつまり、それほど失敗が無い住まい手にとってもその効果が実感しやすい更に、同じ50万円のお金を使ったとしてエアコンやファンヒーターのような設備機器を高効率なものに交換しても暖房代自体は毎シーズン必要になるしCo2自体の消費は無くなるわけでは無いさらに設備機器自体に寿命があって何年かすれば買い替える必要が出てくるつまり住まい自体の性能が上がっているわけでは無いから常にメンテナンスを考慮しなければならないしランニングコストも必要になってくる住まい手が変わって設備機器の交換やメンテナンスが持続されなければ、残るのは昔ながらの性能の低い昭和な家だけになります。それに対し、断熱リフォームや窓のリノベーションは一度工事をすればサッシの交換や二重窓の設置はその効果は持続的であり、住まい手が変わっても向上した断熱性のある家は残ることになります。しかもそれを稼働させるのにランニングコストがかかるわけではありません。住まい手の世代が代わっても性能の向上した家は残ります。最初の住まい手は断熱改修次の住まい手は耐震改修その次の住まい手は・・・性能の向上した家を住み継ぐことで、各世代は新築を建てるより低い経済的負担で暮らすことができます。低い性能の家が有り余っている日本ではその性能を向上させることが、喫緊の課題。コロナ以降、新築で高性能な家の建設費は相当上がっています。性能的に筋のいい中古住宅はお値打ちな価格です。断熱改修や耐震改修の費用も、筋が良ければそれほど多額になることはありません。新築でも、低い性能の家はまだまだあります。上のグラフからZEHだから高性能とは言えませんが、注文住宅の52%建売分譲住宅の82%の断熱性能等級は7段階あるうちの4以下と思われます。2030年以降これらの家の多くは残念ながら(当然?)既存不適格になります。性能の低い新築住宅を建てるか性能の良い中古住宅を買って断熱リノベするか中古はもちろん固定資産税も安いので、そのこともお忘れなく。また、中古住宅や既存住宅の長期優良住宅化リフォームにも補助金が出ます。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2023年12月11日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝は1.2度の川辺町ですが、感覚的には4度くらいの印象でそれほど寒さは感じません。事務所の外に温度計が設置してあります。今朝は何度かを予想して、当たり外れを確認してます。ただ、毎日やってるのになかなかぴったりと当たりません。自宅から事務所までは道路を挟んで30mほど。その間に今日は何度くらいかなとあれこれ想定してます。着るものは毎日同じにしているので、厚手の服だからとか服装の違いが理由で感じる温度が異なることはありません。温度を感じる感覚が鈍いかあるいは睡眠時間とか体調や代謝が影響しているのかもしれません。昨日は一日缶詰、3年に一回の建築士の定期講習でした。考査試験もありますから寝ている人はいません。と言うのも、建築関係の法令が毎年のように変わりますし今回は4号特例の廃止や省エネ再エネに関する法令も相当変わっているので、講習を受けないと時代の変化につていけない建築士も・・・法令だけでなくテキストの4割ほどは、最近の新技術、最近の重要技術項目等として紹介されています。その半分以上は省エネ、脱炭素化と木造建築に関すること残りが異常気象と災害対策とBIMもちろん、気密や断熱に関することも図解や写真入りで解説されています。建築士であれば必ず受講する訳でその必要性については、誰もが認識しているはずです。この講習は法律で建築士に課されるもので受講しないと懲戒処分もあります。ある意味テキストは建築士の教科書ですからYouTubeやSNSなどの匿名や出所のわからない情報より遥かに信頼性があります。熱交換換気扇についても設置例や清掃状況が、図解や写真で紹介されてます。テキストには国内メーカー品では極めて少ないが欧米ではこのタイプが主流でその理由は云々・・・建築士向けの教科書で書かれていることと国内メーカーや住宅会社が実際に採用したり設置したりしている換気装置には、大きな乖離があることが分かりますが一般の方はそんなことはご存じありません。設計者が建築士であれば(営業マンのケースもあります)当然、上記の事も習っているわけです。何年かかるか分かりませんが、欧米の周回遅れでそちらに向かうと思われます。実務に携わる方だけでなくこれから家を建てようとお考えの方も一度読んでいただくと、これからの日本の住宅行政の方向が分かりますしネットやSNS上で発信されている情報が今だけ金だけ自分だけなのかあるいは誤解に基づいたものなのか勉強不足によるものなのか住まい手に立脚点を置いた考えなのかいろんなものが見えてきます。現在、住まいを設計中の方は設計者に定期講習の事をお聞きになってみてください。何かしら見えてくるものがあるはずです。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2023年12月08日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。週明けの月曜日は氷点下で初氷でしたが、今朝は4度ほどで少し暖かく感じます。事務所の室温は朝の6時で20度昨夜11時ころまで、薪ストーブを焚いてましたから暖かさが残っています。最近はUa値(外皮平均熱貫流率)とか言いますがある意味、親しみの無い言葉ですから言葉自体にピンとこないという方も多くいます。事務所に暖かさが残っていたのはそれなりに断熱性があるからですが、より身近な言葉で言えば保温性、あるいは保温力。ポットや水筒の飲み物の暖かさが持続するのは保温性があるからですが、断熱性があるからとは言いません。住宅の断熱性についても実務者的には断熱性ですが、一般の方の感覚からすると保温性の方が理解しやすいのではないでしょうか。一度暖めた熱を外に逃がさないためておくには、住まいの保温性が大事。保温性を高めるには・床壁天井の断熱材を厚くする・サッシをいいのにする・隙間風が入らないようにする保温性が高ければ逃げていく熱が少なくなるだからUa値は小さい方がいい隙間のC値も小さい方がいい逃げていく熱が少なければ一度温めればいつまでも暖かい夜、暖房を切っても翌日の朝まで暖かい天気が良ければお日様がタダで温めてくれるから暖房しなくていい断熱と言う言葉よりも保温あるいは保温性とか保温力の方が住宅には合ってるように感じるのは、私だけではないのではないでしょうか。保温と言う言葉、漢字、語感から受けるイメージは断熱と言う言葉のそれとは大きく異なり、冬の住まいの暖かさの必要性をダイレクトに感じさせてくれます。ただ、これは一つ気になる点があって保温は冬はまさにピッタリの言葉ですが、夏はと言うと真逆のイメージが出てしまいます。実際は冷気を保温するという意味で正しいのですが、保温のイメージをどう捉えるかとなると夏はどちらかと言えばマイナスイメージで残念なので冬は保温夏は断熱と使い分けて頂くと、分かりやすいですね。冬は保温性が大事です。Ua値で言えば、0.3くらいまでもっていくと、寝る前に暖房を切っても翌日の朝18度くらいあります。(5.6地域)紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2023年12月06日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝は今シーズン初の氷点下でマイナス0.2度昨日の日中も10度を越えませんでしたから、いよいよ冬本番のようです。週末に、本荘町の家の1年点検に行ってきました。ご主人とお子さんは素足日中はエアコンオフ室温は25度前後(1階24.9度、2階25.2度)パネルを6Kw載せていて売電も含めて年間の電気代はプラスになっています。お日様エコキュートではなく普通のエコキュートですが、夜間ではなく昼間の沸上げ設定してあります。住み始めた当初は通常の夜間設定でしたが電気代が1万前後だったので、昼間設定にしたところ数千円ダウン。お日様エコキュートでなくても通常のエコキュートの沸上げ時間を昼間設定に変えるだけで、かなり効果があることが分かります。環境共創イニシアチブの2023年のZEH報告会の資料がアップされています。左が注文住宅右が建売分譲住宅です。ZEHも実は基準が色々あって4種類もあります。色の一番濃い「ZEH」は注文住宅で22.7%建売分譲住宅では2.7%その他一般の方には分かり難いのが3種類ありますが、それらをまとめてZEH基準と言います。その合計が注文住宅で48.0%とほぼ半分になっています。ゼロエネルギーハウスが新築の注文住宅でほぼ50%誰もが年間の電気代がプラスになってる?冒頭紹介して家のように年間の電気代がプラスになってると勘違いされる方もいるかもしれませんが、そうではありません。実は、家電や調理に使うエネルギーは計算に入れなくていいことになってます。IHや食洗器、ガスコンロ、TV等で使うエネルギーは無いことで計算しましょう。なので、ZEHの家で電気代がゼロのはずだけど、毎月電気代を払っている家はそれなりにあります。毎年3%ほど電気代が上がればその分、支払いは増えることになります。今現在、日本では電気代が補助されていますが来年からはその額が削減されることが、発表されています。政府が新築住宅に毎年多額の補助金を出すのは何故なのか?もちろん景気対策や選挙対策もあるでしょうが、それだけではありません。エネルギーコストは過去のデータを見れば、必ず上がっていくことが分かっています。人口が減少していく中、生産性はそのマイナス分を上回って初めてプラスになりますが、そうではありません。エネルギーコストの上昇分と人口減少に伴う生産性の低下その合計以上に毎年の給料が上がれば問題はありませんが・・・生活の基盤である住宅。そこで使うエネルギーを削減するもっとも効果的なのは3つ・断熱と気密・高効率な設備・太陽光パネルこれらを備えた住まいを今作っておけば、子供たちの世代は住宅ローンを30年以上払う必要はありません。冒頭に紹介したような家に住んでいる方は数多くいますが、ある意味サイレントマジョリティ。自分の家は電気代がかからない家だとか冬は素足で過ごせるなんてことは、誰も大声で言いません。皆さん、静かに黙って過ごされています。高い性能の家を建てている工務店や設計事務所としてはそんな住まい手にもっと話して欲しいのが本音ですが、話される方はほんの一部の方。それはそれで仕方がありませんし、ある意味成功している人は他人にそれを言いふらしたりしません。これから新築を検討される方はZEHシリーズは4種類あることをお忘れなく。(ZEH基準ですはZEHとは限らない、ZEHですは電気代ゼロとは限らない)家電や調理を含めて実際にその家で生活すると年間にどれだけエネルギーの必要な家かは、計算することができます。ZEHのどのシリーズかよりもそっちの方が大事なはずです。恐らくZEH22.7%の内エネルギー代がゼロ又はプラスになっている家は皆さんが思っているより遥かに少ない割合でしょう。
2023年12月04日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝は2.5度の川辺町朝の予報で全国的にこの冬一番の寒さになるとか太平洋側で日中南面のサッシに日差しが当たる家なら、カーテンは開けて日射を家の中に取り込んでください。仕事や学校で昼間家の中に誰もいなければ、カーテンを閉めておく必要はありません。1階の掃出し窓や2階の腰窓からどれだけ日射エネルギーが入ってくるか窓の面積1m2当たり何Wか測定するのがソーラーパワーメーターです。各室毎の暖房負荷や冷房負荷を計算する時には、置いておきたい治具です。南面の窓からの日射が冬には陽だまりの暖かさと感覚的には分かっていますがそれがどれだけか?見える化してくれるのがこの機械です。もちろん、お金に換算することもできます。1KWhは1000w1KWhを38円とすると1w÷1000×1時間(h)×38円=0.038円1wは1時間当たり0.038円となります。例えばソーラーメーターで測定すると1m2当たりのw数が出てきます。測定した腰窓が巾1.6m、高さ90cmであるとすると面積は1.6×0.9=1.44m2ソーラーメーターで測定したら300w/m2であれば1.44m2×300w/m2で432w432w×0.038円=16.4円/hお金の方に話しが反れました。サッシのガラスには日射取得率が書かれていますし、計算ソフトにはその数値を入れれば計算上は暖房負荷や冷房負荷は出てきますが、実際はどうなのか?1.44m2の腰窓が幾つあるか1.6m×2.2mの掃出しサッシが幾つかるか合計でどれだけ?それぞれ3セットあると1.44x3=4.32m21.6x2.2x3=10.56m合計14.88m2だと14.88m2x300w=4.464Kw窓が、2.2KWのエアコン2台分で暖房しているのと同じになります。冬は、日射の利用にはお金がかかりません。取り込んだエネルギーを外に出さないためにはきちんとした断熱と気密が必要です。但し、そもそも論として南面にサッシが無いと利用できませんが。夏は?サッシから入ってくる熱量はもっと大きくなりますから、遮蔽が必要になります。お日様はロハで使える暖房器具利用しない手はありません。PSもちろん、部屋ごと冷暖房負は異なりますから各部屋で必要な暖房エネルギーも冷房エネルギーも異なります。
2023年12月01日
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