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被爆地を這ふほかになき山楝蛇 (やまかがし)
(いわき市)馬目空
昨年の7月くらいから、朝日新聞の投稿欄「朝日歌壇」、「朝日俳壇」から原発事故に関連して詠まれた短歌や俳句を 抜き書き
している。上の句は今年の4月8日付の新聞に掲載された金子兜太の選による句である。
人間も家畜もペットも、放射能汚染と放射能被爆によって悲惨な状況に追いやられている。そして、人間も家畜もペットもその一部は避難できたり救出されたりしているが、多くは見捨てられたままである。それでも、見捨てられていることを人々は口の端に登らせ、不十分とはいえマスコミも時として取り上げることがある。
しかし、野生であるものたち、おそらくは人間よりももっとずっと太古からその地で生き続けてきた野生の命の被爆は無視され続けている。少数の生物学者が多くの形質異常を発見するのだが、それだけである。被爆地を這うほかに彼らの生のありようはないのである。
そして、放射能にまみれた地を這うヤマカガシの姿は、様々な事情に阻まれてその地を去ることのできない人々の生に重なってしまう。それぞれの交換不可能な生を、東京電力はおろかどのような政治も贖うことはできない。
今日は東北大学片平キャンパスの北門前に集合だが、集会はなくてそのままデモに出発である。先々週は発熱で、先週は唯一私に残されているパブリックな仕事でデモはお休みだった。連休もあったので本当に久しぶりという感じである。
会場についてすぐ、私のブログを見ているという人に話しかけられた。あるイベントでお世話になった人をブログに書いていて、その人の友人だという。デモで見かけている人なので、厳密には「見知らぬ人」ではないのだが、なぜ私の顔が分ったのだろうと一瞬不思議に思ったが、何のことはない。ネットで探せば、私の写真が何枚かは見つけられる。それに、ホームペ-ジも三つのブログもFacebookもtwitterもすべて実名なので、何の不思議はないのである。
東北大学(片平キャンパス)北門前を出発。 (2013/5/17 18:34)
五ッ橋通を横断する。 (2013/5/17 18:38)
南町通を渡っていく。 (2013/5/17 18:41)
青葉通を渡る。 (2013/5/17 18:45)
一番町には青葉祭りの山車(山鉾)が展示されていて、その脇を進む。 (2013/5/17 18:49)
広瀬通に出て、ここを左折。 (2013/5/17 18:52)
広瀬通から晩翠通へ左折する。 (2013/5/17 17:01)
晩翠通から青葉通へ。 (2013/5/17 17:07)
一番町を横目に青葉通を進む。 (2013/5/17 17:13)
東二番丁通(大通り)を渡ってまもなくゴール。 (2013/5/17 17:19)
デモを歩きながら、この脱原発金曜デモの最初が昨年の7月20日で、まだ1年もたっていないのだな、などと考えていた。いつかの集会のスピーチで、「私の目の黒いうちに全原発の廃炉を目指す」と語った人がいた。何年かかるのか皆目見当がつかないが、私よりずっと若いその人には十分に可能な望みだろう。
上記の句と同じように、5月6日付けの朝日新聞、「朝日歌壇」に次のような短歌が載っていた。佐佐木幸綱の選である。
原発反対叫びて過ぎし三十年上関の里に春は来にけり
(山陽小野田市)淺上薫風
30年も闘い続けていて、まだ闘いは続いている。そして、いつものように季節はめぐっているのである。これからの30年という反対運動を想像してみる。当然ながら、私は生きてはいない。「私に目の黒いうち」とは言わないが、それでも30年経ったころには全原発廃炉が実現していればいい、そう願っている。
「3月17日 脱原発みやぎ金曜デモ」 学術… 2023.03.18 コメント(5)
「2月17日 脱原発みやぎ金曜デモ」 規制… 2023.02.17 コメント(6)
「1月20日 脱原発みやぎ金曜デモ」 法理… 2023.01.20 コメント(6)