山行・水行・書筺 (小野寺秀也)

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小野寺秀也@ Re[1]:薬師堂(陸奥国分寺跡)の桜(2026年4月9日)(05/06) 元お蝶夫人さんへ 高校時代からの60年…
小野寺秀也@ Re[1]:薬師堂(陸奥国分寺跡)の桜(2026年4月9日)(05/06) 歩世亜さんへ ほんとにバタバタとで歩い…
元お蝶夫人 @ Re:薬師堂(陸奥国分寺跡)の桜(2026年4月9日)(05/06) 小野寺秀也さん こんばんは(*^。^*) 桜の…
歩世亜 @ Re:薬師堂(陸奥国分寺跡)の桜(2026年4月9日)(05/06) こんにちは。 桜は散るのも早いので写せ…
歩世亜 @ Re:賑わう松音寺山門(2026年4月8日)(04/28) 今晩は。 可なり立派な桜の木ですね。 …

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2014.01.28
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テーマ: 街歩き(692)
カテゴリ: 街歩き

世界における人間の生活は、それを満たす諸対象を超えては進まない。われわれは食べるために生きていると言うのはおそらく正しくないが、われわれは生きるために食べると言うのも正しくない。食べることの究極の目的は、食べ物のうちにある。花の香りを嗅ぐとき、この行為の目的は香りに限定される。 散歩すること、それは外気を吸うことであるが、その目的は健康ではなく空気である。 世界におけるわれわれの実存を特徴付けているのは様々な糧である。
                       エマニュエル・レヴィナス [1]

  新大久保は、一度は見ておきたい街だった。日本国民の歴史的アイデンティティの中でもっとも醜悪な部分を現代に引きずって体現する人々がデモをする街だ。いわゆる「在日特権を許さない市民の会(在特会あるいはザイトク)」が人種を差別する言葉を叫びながらデモをするいわゆる「ヘイト・デモ」の現場だ。

  福島原発事故に次ぐ憂慮すべき最悪のことがらである。自民党の中でも最右翼に位置する阿倍晋三政権が成立したので、すっかり自信をつけたらしい日本のネオナチは「良い朝鮮人も悪い朝鮮人もみんな殺せ!」などというプラカードを持ってデモをするのだ。
  しかし、そのニュースが流れたあとでは、彼らの数倍にものぼる人たちがレイシストたちのデモを囲んで差別に反対する抗議の声を上げるようになった。いわゆるカウンターデモがなされるようになったのは心強い。劣悪な精神に蝕まれたレイシストはごく少数には違いないが、その少数が多くの人の心を傷つけている。

  新大久保駅を降りて、大久保通りを左(西)に行くか、右(東)に行くか悩んだのだが、結局山手線の内側(東側)を歩いて最終的には新宿駅東口に向かうことにする。
  西の方も気になるので、少しだけそちらに歩いたら皆中稲荷神社(Photo A )という小さな神社があった。皆中は「かいちゅう」と読むらしい。その境内でザックからカメラとガーミン(GPSトラック記録装置)を取り出し、今日の出発点とした。

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Photo A  皆中稲荷神社。 (2014/1/28 13:20)

  皆中稲荷神社には例大祭として「鉄砲組百人隊行列」がある、と境内の案内板にある。江戸時代にここ百人町にあった幕府の鉄砲組に由来すると言う。

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Photo B (左) 百人町文化通りの路地。(2014/1/28 13:20)
Photo C (右) 大久保通りと山手線。(2014/1/28 13:21)

  神社から新大久保駅の方向に戻ると、道向こうに百人町文化通りの商店街(Photo B )、山手線の下をくぐって続く大久保通り(Photo C )が見える。百人町文化通りに入ってみる。
  日本語とハングルの看板に混じって、私の知らない言葉の看板があってspiceやfoodの文字が見えるので食料品店のようだ。そんな店が数軒あるが、商店街はすぐに尽きたので、左の路地に入って、また左に折れて大久保通りに戻って来た。

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Photo D  大久保通り、山手線のガードをくぐると。(2014/1/28 13:28)

  大久保通りには確かにたくさんの外国人が歩いているし、通り沿いの店には確かにハングルの看板が目立つけれども圧倒的というわけではない。大久保通りに交差する路地を眺めてみるが、ほとんどふつうの住宅街のようだ。

  新大久保駅からの距離に反比例して、人通りも店も少なくなってくる。駅の反対(西)側の方がよかったかなとちらっと考えたりしたが、そのまま直進する。

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Photo E  全龍寺の参道と山門。 (2014/1/28 13:33)

  大久保通りの右手の奥に全龍寺が見えている。普通に寺があってもなんの不思議もないのだが、外国人と外国語が多い街並みを歩いて来た後では何かしら奇妙な感覚がある。
  以前に築地市場を歩いていたとき、コンクリート造りの築地本願寺がインドあたりの石造りの寺院に見えたのだが、そのときの感覚とちょうど逆の感じなのだ。

sokb-f Photo F  「大久保二丁目」交差点付近の柳。(2014/1/28 13:41)

  大久保通りも「大久保二丁目」交差点付近まで来ると、そろそろこの通りから離脱して南に向かったほうが良さそうである。交差点を渡ろうとしていると、道向かいに緑の柳並木(二本ほどしかなかったが)がみえる(Photo F )。
  銀座周辺がそうだったが東京には柳の並木道が多いな、と思ってなんとはなしに見ていたのだが、今は真冬である。なのに、柳の葉が青々としている。仙台では絶対にこんなことはない。東京は、まるで南国ではないか。
  そういえば、山手線のガードをくぐって最初の信号のところで、私は冬物の上衣を脱いでザックにしまったのだった。

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Photo G  戸山公園(?)。 (2014/1/28 13:45)

  交差点を過ぎて、大きなマンションと東戸山小学校に挟まれた緑地に入ってみる(Photo G )。戸山公園の一部なのかどうか判然としないが、なんとなく荒れた感じのする緑地だった。

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Photo H  アパートとマンション。(2014/1/28 13:51)
Photo I  やはり、アパートとマンション。(2014/1/28 13:54)

  戸山公園に続く緑地を出て、狭い道に入って南に向かう。民家もあるが、アパートやマンションの多い道が続く。都道302号線という広い道に出る。地図では、この道の下を地下鉄・都営大江戸線が走っている。


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U は写真撮影ポイント。地図のベースは、「プロアトラスSV7」。

[1] エマニュエル・レヴィナス(合田正人訳)「時間と他なるもの」『レヴィナス・コレクション』(筑摩書房、1999年)p. 260。

【続く】






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Last updated  2014.02.05 10:57:25
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