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7月30日に金デモがあって、その後は「まん延防止等重点措置」が「緊急事態宣言」に切り替えられ、また9月末までの「まん延防止等重点措置」となって、ほぼ1カ月半、デモは休みだった。しばらくぶりの脱原発デモである。
このブログはMS Wordで下書きを書き終えてから投稿しているので、テンプレート用に7月30日のWordファイルを立ち上げたら、写真だけで文章はまったく書かれていないのだった。つまり、デモには出たが、ブログが書かれずじまいだったということである。さぼったのだ。ブログは2ヶ月ほどの長期休暇だった。
元鍛冶丁公園から一番町へ。(2021/9/17 18:17~18:37)
家を出るときにはすでに薄暗くなっていたが、元鍛冶丁公園は周囲の飲食店の電飾の明るさもあっていっそう完全に夜の雰囲気である。1枚目の写真は、7月30日の金デモの「写真だけ原稿」の1枚目の写真とほぼ同じ時間、同じ構図なのに昼の写真、夜の写真ほどの差がある。1カ月半の間に仙台の秋は急速に深まっているのだ。
7月30日18:23の元鍛冶丁公園
集会は、女川原発の硫化水素漏出事故のスピーチから始まった。廃炉が決まっている女川原発1号機の廃棄処理建屋の洗濯廃液貯留タンクから硫化水素ガスが配管を通じて2号機の制御建屋内に流出し、協力企業の作業員7人が体調不良になったという7月12日の事故の話である。
硫化水素という猛毒ガスが廃炉の決まった1号炉関連施設から再稼働を目論んでいる2号炉の原子炉制御建屋に漏出するという女川原発全体の構造的欠陥が明らかになった事故で、廃棄作業中に発生する放射能気体や粉塵も漏洩してくるのではないかという疑念を抱かせるものだ。
そのような状態の2号炉制御建屋で再稼働が許されるのか、そのような構造的欠陥を有する女川原発2号炉が新規制基準に適合しているとした原子力規制委員会の判断は適切だったのか。そのような観点から、県内38団体が連名で規制委員会に女川原発2号機の適合性審査のやり直しを求めたという報告がなされた。
集会の最後に、来週の金デモは休みで、9月26日(日)14:00から勾当台公園市民広場で開催される「STOP! 女川原発再稼働『さようなら原発 宮城県民大集会』」の告知があった。このイベントは、例年通り3月に開催予定だったのだが、コロナ禍のために延び延びになっていて、やっと実施できるようになったのである。
しばらくぶりにデモを歩く参加者は30人だった。
一番町。(2021/9/17 18:38~18:42)
女川原発の硫化水素漏出事故は、大量の放射性物質(固体のみならず液体や固体)を扱う施設としての安全管理能力を疑わせるに十分の一大事だと思うのだが、以前も女川原発では定期検査が必要な機器、装置類を未検査にもかかわらず検査したと報告したり、もっと簡単なAとDを聞き違えてバルブ操作を誤ったりということがあった。
チェルノブイリ原発事故もそうだが、いったん事故が起これば東電福島第1発電所のような回復不可能な重大事故に至ることが明らかになった現在、電力会社が原発を安全に管理する能力があるのかどうかは決定的に重要である。
ところがここ最近の原発のニュースは、電力会社が原発の安全管理能力を著しく欠いていることを示している。そんなニュースが多すぎてその一つ一つについて述べることは面倒なので、記事のタイトルだけを並べてみる。
(1) いったい何が 柏崎刈羽原発で発煙 電源ケーブルには焼けた跡( 9月6日 FNNプライムオンライン
)。
(2) 日本核燃が点検で不正 火災感知器20年虚偽報告( 9月10日 毎日新聞
)。
(3) 伊方原発の緊急時対応要員、宿直中に無断外出繰り返す…再稼働遅れる可能性( 9月12日 読売新聞オンライン
)。
(4) 福島第一の汚染水処理設備で排気フィルター破損 東電が公表せず交換( 9月13日 朝日新聞デジタル
)。
(5) 福島第一、認可外の廃棄物保管が急増…規制庁「マネジメントできていない」 ( 9月13日 読売新聞オンライン
)。
(6) 福島第一原発建屋上部で高い放射線量 燃料デブリ並み、廃炉に影響も( 9月14日 朝日新聞デジタル
)。
(7) 福島第1、地下水の放射性物質の濃度を下げる装置が停止 警報ならず ( 9月16日 毎日新聞
)。
(8) 敦賀原発2号機 安全証明の壁さらに高く データ書き換えで審査中断( 9月17日 毎日新聞
)。
最近の10日間ほどの間のニュースでこのとおりである。電力会社が自省的な判断力のある人間によって成り立っているならば、原発を諦めるに十分な事故ばかりである。
青葉通り。(2021/9/17 18:48~18:54)
久しぶりのデモで少しばかり疲れた。疲れたが、帰り足はいくぶん軽い。家を出る前に、鍋一つの「肉じゃが」を作っておいたので、夕飯の準備は少しならず軽減するはずである。
「肉じゃが」というのはたいへん有用な料理である。いい加減に作ってもそこそこ食べられるというのが何よりである。ジャガイモをたっぷり入れれば、主食でもいいくらいである(そんなことを言って妻に睨まれたことがあるが………)。
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