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コルクはノマコルク アルザス エトワール・ド・ロゼ2016 Etoile de Rose ルールマン Ruhlman ピノノワール100% アルコール分11.5% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:1088円色は薄いオレンジ。香りはミカン、シロップ、チャービル、イチゴ、練乳、ローレル?粉砂糖?味は苦味を伴う甘味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と甘味。半甘口。いかにもな女性好み。香り出力は強くないが、甘い雰囲気のものがメイン。ソフトな甘味に薄く酸が追いつつ、苦味が絡む。余韻は逆に薄い苦味を甘味が追う。一言で言って、甘い。すごい甘口って程ではないのに、決して強くはないはずの甘い香りと組み合わさると、味の方も甘味を強く感じられてくる。飲み易さはなかなかで、ワイン慣れしてない人でもそれなりに美味しく飲める、万人向け。ほぼほぼ甘味特化型の味。価格を考えれば難癖だが、何か浅い。味にもう少し酸や苦味を出して、もっと上手く組み合わされば高級感も見えたかもしれない。もしくは香りに紅茶や花の雰囲気を持たせてピノノワール感を主張するのもいい。飲んでて安っぽい雰囲気が強くて(実際高くないけどw)、じっくり飲む気になれない。ガブ飲みワインの類だね。甘味特化ではなく飲み易さ特化。もちろん甘口ワインが好みであるのに越した事はない。甘味がメインというところだけ狙って楽しめれば、バランスは悪くないし、これはこれでOK。サラダやカルパッチョとか、ワインの苦味が邪魔にならず、それでいて甘味が活きる料理に向いてる。ほぼオードブル向け。多少は辛い料理にも適性が有りそう。甘めのワインに合う料理になら大体問題無い。値段相応。「アルザス」の「ピノノワール」の「ロゼ」が「約1000円」、おまけに「半甘口」で飲み易い。この中で「アルザス」「ロゼ」「半甘口」の2つ以上に興味が有るなら悪くないと思う。高価くないしラベルも綺麗、気軽に飲めるアルザスのロゼと考えれば結構アリ。
2019/10/28
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アルザス リースリング・キュヴェ・トラディッション2013 Riesling Cuvee Tradition クンツ・バー Kuentz-Bas リースリング100% アルコール分12.5% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:2488円色は薄い金色。香りはビニール、ライム、シロップ、石灰、アンズ?蜂蜜?味は苦味と酸味を伴う薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄い酸味。まずまず正統派のリースリング。ビニール的な石油製品香に柑橘と蜜感。苦味を軸にほんのり甘酸っぱい果実が伴う。とても手堅い味わい。酸味の伸び方と厚みが1000円台のリースリングとは1.5ランク以上は上。苦味感も適切な出力で、飲んでて綺麗。抜栓100分以上(温度上昇)でも変化は軽微。(室温23℃、湿度55%)あと3年位待てば、もう少し香り出力が有ったかな?苦味と酸味のバランスは綺麗で飲み易く、飲み手を選ばない端整な味わい。じっくりも飲める「ガブ飲みワイン」。先日のブラザーフッドのドライ・リースリングよりは華を感じる。酸の出方が明らかに違うw。違うは違うけど出力は限定的で、それがバランスを取ってる部分なんだけど飲んでてあと一歩が届かない感じも有る。でも、ここは飲み易さと飲み応えの引き換え部分だろう。ここは好みと目的の問題。「甘味は欲しいけど、甘味をメインにされても困る」、そんなワインを求めてる人向け。「それなりに甘味を感じる白ワイン(リースリング)を飲みたい」けれど「あんまり甘味や石油香のうるさいリースリングは苦手」だがとりあえず「柑橘香」と「蜜感」が有れば、香りの部分はどうにでも納得する。味バランスが良いに越した事はないが、「それほど苦味や果実味に偏ったものでなければ」大体問題無い。「ニューワールドではなく」出来れば「ドイツかフランス」で価格は「2000円から2500円程度」。という人にはドンピシャ。料理は、チーズや海産物の類にはよく合う。ドイツと比べれば香りの石油香がうるさくないし、甘味も控えめ。甘口まではいかないが、甘味を持たせたフランスの半辛口白ワイン(?)の一種としては非常に分かり易い。フランスでこの類の味の白を求めるなら、ほぼアルザスにしか選択肢が無いだろう。ギリギリ、値段相応。白ワインとしての格は2000円の壁は超えてるが、2500円を超えてくると流石に「アルザス」の「リースリング」という点に興味が必要になってくる。3000円オーバーとなると、「アルザス」の「リースリング」である事にもっと特別な意味が必要になる。白ワインとしては実力的にいいとこ2200円程度。★楽天検索 クンツ リースリング★楽天検索薬約3件 雫で2764円 イズミックワールド1号・2号店で2971円ん~・・・、何とも言えない この価格。この価格なら「アルザス」である事にこだわりが無いのであれば、素直にドイツに行っといた方が無難かもね。石油香が大人しく、甘過ぎない、綺麗なリースリングであまり値が張らない奴がいいのなら、以前飲んだミューレンホフのリースリング・カビネットとかが十二分に適任。
2018/06/26
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アルザス クレマン・ダルザス・キュヴェ・プレステージNV Cremant d'Alsace Cuvee Prestige ルネ・ミューレ Rene Mure ピノブラン25% オーセロワ25% リースリング20% ピノノワール20% ピノグリ10% 大樽と小樽で熟成18ヶ月 瓶内二次発酵後熟成18ヶ月 アルコール分12.5% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:2700円色は薄い黄色。香りはレモン、小麦粉、塩水、水菜、鉄?イースト?味は苦味と酸味。余韻に苦味と薄く甘味を伴う酸味。スッキリした味。柑橘を軸に、粉と水っぽい感じの香りが少し絡むだけ。苦味と酸味でシンプルに構成し、余韻にちょっとだけ甘味の雰囲気を(ホント雰囲気だけ)乗せる。泡の勢いはまずまずで、飲んでて爽やかな感じ。苦味と酸味のシンプルな味構成で、およそ正統派の「スパークリングワイン」。飲み易い、万人向けの味わい。ここに甘味か、甘味を想起させる香り要素(例えば蜂蜜、溶かしバター、パンケーキ、カリン感等)が有れば、ちょっとしたシャンパーニュとも闘えたと思う。だが、越えられない壁の前で立ち止まってる。越えるのに必要なモノ(特に香り)が色々足りない。味はそれなりに綺麗でバランスも良いが、それだけ。良くも悪くも(やや悪いよりで)普通。 抜栓40分経過でも変化は軽微。(室温24℃、湿度52%) 炭酸の勢いはグラス内では15分位まで、だがボトル内では30分以上経過 でも生き残ってる(残量にも因る?)。この辺は安定傾向と言えるかな。 シンプルな味に泡で起伏を作ってるので、この泡の切れ目がワインの味の切れ目だろう。2000円チョイの名ばかりシャンパーニュにも よく有るタイプのクレマン。味だけなら決して悪くないんだが、香りが頼りなくて高級感に(想定を超えて)欠ける。飲み易さは確かだが、それだけならこのワインでなくても良い。苦味と酸味の味わいは最後までブレないので、魚介マリネや野菜系の料理には適任。意外とチーズには合いそうで合わない。パンやクラッカーに少量乗せる程度は平気だが、単独で口に入れるとチーズの粘りがしつこさを生み、ワインのスッキリ感を乱す。残念ながら、値段以下。これに再び2700円出せるか!? というと、自分ならヴーヴ・ド・ノーザック辺りのシャンパーニュ選んじゃうかなww。なんなら、フランチャコルタに行っても良い。スッキリ系ならモノグラムとか互換候補が有る。2000円からの+700円分は「ルネ・ミューレ」と「クレマン・ダルザス」という点に価値を見出すべき。その2つに意味を感じない人には、まずオススメしない。★楽天検索 ルネ ミューレ クレマン★楽天扱い約4件 1998円~3013円 平均2500円前後これはおよそ2000円位の格だな。2000円なら何とかイケる。「ルネ・ミューレ」のブランド込みでも、出して精々2480円。もっと上を狙えるはずなんだけど、上手く行かずに伸び悩む。
2018/06/19
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もらいもの アルザス クレマン・ダルザス・キュヴェ・マネキネコ・ブリュットNV Cremant d'Alsace Cuvee Manekineko Brut クレマン・クリュール Cremant Klur ピノブラン60% ピノオーセロワ40% (ビオ・ディナミ栽培) 瓶内二次発酵 アルコール分12.5% 輸入:有限会社ヌーヴェル・セレクション 参考価格:3200円前後色は薄い黄色。香りは薄い蜂蜜、レモンの皮、ラムネ、セージ、アンズ、銅?味醂? 抜栓45分でレモン、シロップ、メロンの皮、レモン果汁、粉砂糖、ミント?味は甘味を伴う苦味と薄い酸味。余韻に薄い甘味と苦味。なかなか美味い。蜜と柑橘にハーブと甘酸っぱいイメージの物、出来の良いスパークリングなら大抵有る香り要素が一通り揃ってる。ママレードの様な甘苦い口当たりから一定の出力を維持して喉を通り抜ける。実に綺麗なバランス。炭酸の勢いも見た目程強過ぎず、サッと飲める。ママレード的な味に蜜やラムネっぽい香りが相まって、フルーティーな印象を演出する。強いて言えば酸味の出力が頼りないかな?酸味が足りないと言うより、メインの "甘味を伴う苦味" ってのが目立ち過ぎてる。メインが目立って悪い事は無いが、そこに全てを頼り過ぎなのか、口当たりのところでピークに達し、口内に入ってからは少々苦味が間延びする傾向に有る。 抜栓15分弱で泡出力、香り出力共に減退。(室温24℃、湿度61%) 炭酸の勢いが減ると、当初のバランス感と爽やかさが落ち気味。 ボトル内ではもう少し生き残るみたいだが、それでも30分程でややヘタレてきた。 最初の1杯はともかく、2杯目以降は少量ずつ(1~2口で飲み切れる量)だけグラスに。 一瞬ヒネ香の様なものを感じたが、多分蜜香と金属臭が合わさった時の偶発的なものだろう。 抜栓45分以降はもう香りがバラバラ。蜜とかハーブとかはどこかへ行ったw。 個々の部分はワインっぽいけど、全部合わさると缶チューハイ状態。 それでも味はまだ踏ん張ろうとするけど、支援が無い状態では踏ん張りは一瞬で終わる。多分、抜栓15~20分までは上出来。それなりに納得出来る高級感が有った。そこを越えると炭酸がスタミナ切れを起こし、急に各所で不具合が発生してくる感じ。炭酸が苦味を制御してたのか、そこが崩れると味のまとまりに狂いが生じてくる。微炭酸白ワイン状態になっても、まぁランブルスコ・ビアンコ並には美味しく飲めるが、当初のクレマンらしい高級感は望むべくもない。7~10人位で最初の乾杯用。←これが理想。3~4人位で少量ずつ20~30分で消費。←これでもまだOK。1~2人で1時間以上かけて じっくり飲む。←これはいけない。がっかりするかもw。最初の一口は結構良かった故に、逆にそれ以降の粗や難が鼻につく。料理は魚介マリネが鉄板。基本、オードブル向け。ソーヴィニヨンブランに合わせる感じのものが適任。酸味を上手いこと足せる。ちょっと高級なソーヴィニヨンブランから酸味を引いて甘味を足したものに、泡要素を与えつつバランスを整えたものを さらに香りで微調整したもの、と考えれば理解出来る。これで3000円なら値段以下。2500円なら「クレマン・ダルザス」という点に興味を持ったならギリ相応。2000円なら「クレマン」(フランス産瓶内二次発酵発泡ワイン)という点に興味を持ったなら相応。出来の良いカヴァと比べると、流石にコスパに見劣りもしてくる。味だけならスペインの1+1=3・カヴァ・ブリュットの方が上。香りはまだ良い部分が有ったが、それも時間経過で衰える。やはり「クレマン・ダルザス」という点に興味を持つのは重要。単なるスパークリングワインとしては35分~40分までが限界。そこまでは佳作。★楽天検索 クレマン マネキネコ★楽天扱い約22件 3024円~3996円 平均3300円前後「アルザスのクレマン」という部分に興味(目的)を持つのは前提で、なるべく複数人で「抜栓後30分程度で飲み切る」予定、なおかつ「招き猫」のラベルに何か魅かれるものが有った人にならオススメ。3000円以上出すなら、この3要素全ての条件を満たさないと納得し辛いと思う。
2018/06/15
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アルザス クレマン・ダルザス・ジャン・シャルル・ブリュットNV Cremant d'Alsace Jean Charle Brut ルールマン Ruhlmann ピノブラン60% オセロワ(オーセロワ)30% ピノグリ10%(PDF) アルコール分12.5% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:1088円(1248円の期間限定特価)色は黄色がかった薄い金色。香りはレモン、石灰、イースト、塩昆布?味は薄い苦味と薄い甘味。余韻に薄い苦味。細やかながらも、なかなか勢いを感じる炭酸。香りは貧弱だが柑橘はもちろん、イースト香が瓶内二次発酵スパークリングの特徴を持たせる。淡い感じの味で、意外と酸が無い。スッキリ系スパークリングと考えれば、これはこれでそれなりに仕事してる。香りは最低限、味も最低限、余韻も余計な事をせずサットと退く。柑橘香は弱く、酸味も希薄で厚みとかボディとかは有りそうで無い。そこを炭酸の勢いでカモフラージュ。ちょっとした極辛カヴァ並みの無味感。飲み易さは有るけど、スパークリングワインとしては全然面白くない。グラスに注いで10分位は 泡の勢いは生き残り、ボトル内では30分経過でも ほぼ変化無し。泡持ちの良さは悪くないのかな。少量ずつ注いで1~2口で1杯を飲み切るべき。泡の切れ目がワインの味の切れ目。苦味感が歪んでくる。泡の勢いが無くなると、炭酸抜けかけ(カナディアンウィスキー?の)レモンハイボール状態。もっと酸味が有れば味の厚み(飲み応え?)を主張出来たと思うが、香りが弱いからか上手くいってないな。料理はあまりイメージが湧かない。ワインの味が浅いから、甘味に合わせるとか酸味を補填とか、あまり浮かばない。それやって何になるの?的なワイン側の頼り無さ。同価格の安カヴァの方が、安いなりにも分かり易い美味さを見せてる。悪い意味で酎ハイ感が出てる。酸味が弱い(抜けてる?)のが元凶!?1088円で値段相応。1284円で納得するには、「クレマン・ダルザス」という点により価値を感じるかどうか。スパークリングワインとしては正直1000円でもどうかと思うんだがw、そこは土地のブランド代。
2018/06/13
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アルザス リースリング・キュヴェ・ジャン・シャルル2013 Riesling Cuvee Jean-Charles ルールマン Ruhlmann リースリング100% ヴァット熟成 アルコール分12.5% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:928円色はやや薄い黄色。香りはライム、白砂糖、レタス、塩水、リンゴ、パプリカ、オリーブオイル?ライチ?味は苦味と酸味。余韻に薄い苦味と酸味。あら、意外と甘味が無いな。香りも白ワインによくあるモノが並んだだけで、リースリングっぽさには乏しい。味のバランス感は悪くないが、シンプル過ぎてて特徴に欠ける。これはこれで、飲み易いのは確か。白ワインとしては、軽めだが酸味はしっかり感じられる。この酸味のおかげで、水っぽいと思われないで済んでる。60分以上の時間経過でもほぼ変化無し。(室温25℃、湿度58%)単なる白ワインとしてはアリだが、品種や土地の特徴ははぼ無し。リースリングにしては意外な程 甘味が希薄で香りも弱い。白ワインなのは分かってもw、これを飲んで「アルザスのリースリングだ」と分かるのはエスパー級ww。まぁ、食中のガブ飲みワインだな。それ以上を期待すると豪快にズッコケる。南フランス、イタリア中部に似た様な感じの安ワインがゴロゴロしてる感じで、日差しの強い地域で、畑のポジションによる日当たりや雨の関係で生育が芳しくなかった葡萄のワインみたいな。分かってて飲んでも、これがアルザスのリースリングとは信じられない。ただし、知らずに飲んで1000円位の白ワインだよ と言われたら違和感無く全力で納得。オイル系パスタ、ボンレスハム、惣菜パンとか、お手軽な料理やツマミに合う感じ。塩の味と相性良いな。ワインの味がシンプルなので、シンプルで安い味に上手く噛み合う。さらに今回、ナッツとドライフルーツに甘味補強・補填の動きが見え、面白い相性だった。値段相応。約1000円弱の「白ワイン」としては、それなりに美味しく飲める。味や品種云々は完全に無視して、「アルザス」の(看板の付いた)白ワインが飲みたい人向け。
2016/10/03
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台風うまい事関東直撃を避けたなぁ。(掠っただけでも大雨ではあるけど) アルザス ゲヴェルツトラミネール・レゼルヴ2013 Gewurztraminer Reserve ドメーヌ・フェルナン・アンジェル Domaine Fernand Engel (音が出ます) ゲヴェルツトラミネール100%(オーガニック栽培?) アルコール分12.5% 輸入:株式会社 日食 購入価格:1296円色はやや濃い金色。香りはライチ、百合、蜂蜜、甘草、チャービル、オレンジ?鉄?味は苦味を伴う甘味と薄い酸味。余韻に苦味と甘味。まあまあ。白い花と白い果実、何か甘い感じのハーブ、ほんのり金属のニュアンス。甘味基調で苦味が全体に絡み、余韻はシンプルに。苦味が立ち易いものの、香りとも相まった甘味の流れが形をつくる。味よりも品種による香りの個性の方がメインっぽい。60分以上の時間経過でも変化は軽微。まぁ味だけだと、良くも悪くも(やや悪い寄りで)シンプルかな。流石に酸味がやたら弱いせいで味の起伏が頼りなく、苦味にも張りが無い。こういうタイプはコップに氷入れて飲んでもいいかもしれない。総合的には、・・・割と普通。品種特有の香りはそこそこしっかりしてて、そのおかげでシンプルな味にアクセントが生まれてる気がする。ガブ飲みワインに近い雰囲気を持ってるが、実際にガブ飲みしても特に美味しくはない中途半端さ。じっくり飲むのも物足りないし、何か悪い意味で普通。熱を通した魚介系との相性はなかなか良さそう。塩味強めのチーズもそこそこ合う。淡白な食材に塩の味のもの。ワインの酸味が弱い分、酸味を補填出来るか、必要としない味付けの料理が望ましい。それ以外だと、料理の邪魔はしないが引き立てる動きも期待出来ない。一応、値段相応。もう少し酸味がしっかり出てれば1500円前後狙えたと思うが、現状香り以外に特長が見え辛い。まだコノスルのゲヴェルツの方が、もっと取っつき易さと分かり易い美味さが有る。コストコで買ったルールマンのゲヴェルツの方がもっと安くて美味かったと思う。同地域・同ヴィンテージ・同品種で似た様な味と香りだったが、ルールマンの方は良い意味で普通、こちらフェルナン・アンジェルは悪い意味で普通なイメージ。温度上昇に強さを見せた部分は上回ったものの、味に関しては特に何も・・。★楽天検索 フェルナン アンジェル ゲヴュ★楽天扱い約3件 ドラジェ、ミュズレ、やまいち で全て1933円。これで2000円弱はちょっとキツイな。現状1300円未満で相応って感覚だったのに。「アルザス」の「ゲヴェルツトラミネールワイン」という部分だけがウリ。上手い事白ワインとして実力(味)を十全に発揮出来てたとしても、精々1680円が上限だったろう。
2016/08/29
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アルザス ゲヴェルツトラミネール・ヴィエイユ・ヴィーニュ2013 Gewurztraminer VV ルールマン Ruhlmann ゲヴェルツトラミネール100% ヴァット樽熟成 アルコール分13% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:1180円色は薄い金色。香りはライチ、シロップ、沈丁花、オレンジ、オリーブオイル?ビスケット?味は甘味と苦味。余韻に薄い苦味と薄く酸味を伴う甘味。おお、これはまさしくゲヴェルツの香り。味も甘味をメインに据え、苦味が底を控えめに支える。オレンジの香りと余韻で酸味の雰囲気も出す。ライチと白系花の香りがハッキリと出ており、味の甘味も明快。味自体は厚みに欠けるが、そこは飲み易さを軽快な甘味に乗せた万人向けのワインと思える。香りの内容が品種の特徴どストレートで、その意味では面白さが有った。間違ってもシャルドネやソーヴィニヨンとは言わないだろうけど、間違えたらヴィオニエって言っちゃうかもw。甘味の感覚は目立ってるが、酸味の感覚が弱く、どうしても薄さと安っぽさが出る。特に温度が上がってくると徐々に苦味の出方がしつこくなり、バランスが崩れてくる。酸の弱い白ワインには共通の弱点だな。底も天井もすぐ見える感じ。冷温キープ推奨。正直、甘味も苦味も張りがユル過ぎて、ヌベっとだらしなく拡がり易い傾向は有るのだが、ガブ飲みワインとしては冷えた状態でサッと飲めば大した問題にならない。コップに氷入れて飲んでもそれなりの美味さと思う。とにかくガッチリ冷やして一気に飲む、味よりも 楽しみ処はまず香り。厚みに欠けるワインなので、旨味が豊富な食材と合わせたい。香りと甘味感だけは強いので、シーフードの塩レモン炒めや、チーズ多めのトマトピザやラザニア等。濃い味の食材を用いつつ、酸味の補填が出来れば理想。値段相応。「白ワイン」よりも、「アルザス」の「ゲヴェルツトラミネールワイン」が飲みたい(と目的を持った)人向け。それならば、1200円弱で充分納得いく。
2015/03/30
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アルザス ゲヴェルツトラミネール2011《2本目》 Gewurztraminer クロスフェルデール カーヴ・ヴィニコール・ド・ダンバッハ・ラ・ヴィル共同組合(?) Krossfelder Cave Vinicole de Dambach-la-Ville ゲヴェルツトラミネール100% アルコール分13% 輸入:キッコーマン食品株式会社 購入価格:1380円(1580円→商品入れ替え特価1380円)色はやや金色がかった黄色。香りはライチ、オレンジ、沈丁花、リンゴ、石灰?キンモクセイ?味は酸味を伴う苦味と甘味。余韻に苦味と甘味。甘味が結構来るね。花の香りも目立ち、独特の華やかさを感じる。2013年5月の時と比べて、出力はやや落ちたかもしれないが、内容はほぼ変わらず。ドイツで言うところの、シュペートレーゼ格のワインを飲んでる様な甘味の出方。もう少し苦味が強かった気もするが、大分ソフトになり、相対的に甘味の軸が太く伸びてくる。カビネットレベルの甘味は有ったと思うが、1年で進化したw。甘味がこうも強く感じられてくると、ワインの味の予測が難しくなるな。元々ライチ等の甘い香りが強く、甘味を強く感じ易い雰囲気は有った。そこを牽制してたのが苦味感だったのだが、1年で妙に頼りなく萎んじゃった。甘いのが好きな人なら、むしろ好感触なのかもしれないけど。 抜栓30分程(温度上昇)で苦味が伸びてくる様になった。 甘味の走りを抑制し、トータルバランス感が向上。 でも微妙に余韻の苦味がしつこいかな? でも無いよりは有っていいレベル。総合的には、「ゲヴェルツトラミネール」に興味が有る人なら割と気に入ると思う。香りが品種の特徴を綺麗に出せてて、味もそこそこ万人向け。経年熟成の仕方が読めないのと、味で好みが別れそうなのが難点。チーズ系とは相性良い。ワインの甘味と、さほど強くもない苦味を受け止められればそれで平気。なんなら、唐揚げに柚子胡椒とか、ワインよりも焼酎に合う様なツマミの方が相性が見られる感じ。ワインの甘味をどう制御出来るかが鍵。出来ないなら制御しないで無視し、苦味を利用するのが吉。1380円なら値段以上。今でも1580円で充分通用する。甘口のワインが好きな人ならもう少し高価く(1780円)ても納得すると思う。★楽天検索 クロスフェ ゲヴ★楽天扱い約3件 1814円~1944円 平均1880円前後2000円弱の価格だとイカンな。せめて1600円台後半までで。言われれば それはそれで納得出来るけど、何もお得感の無い、普通のワインにしかならない。この価格だと「アルザス」の「ゲヴェルツ」って理由が無ければ、リピートはしないだろうと思う。
2014/07/14
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ローヌで有名な、ミッシェル・シャプティエのグループ内のブランドらしい。 アルザス シルヴァネール2011 Sylvaner ドメーヌ・シファーコフ Domaine Schieferkopf M・シャプティエ Michel Chapoutier シルヴァネール(シルヴァーナ)100% ステンレスヴァットでマロラティック発酵 フードル樽(アルザス伝統の大容量樽)熟成 (トノー樽が900リットルだから最低でもそれ以上の容量?) アルコール分12.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1500円色はやや薄い黄色。香りはレモン、石灰、レタス、シロップ、カラメル?バター?味は苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と苦味を伴う薄い甘味。薄いな。ちょっとの青臭さに、後から徐々に甘い香りがゆっくり追ってくる。味は苦味基調で果実味は控えめ、余韻もやや平坦。薄いなりに、変に突出した味構成ではないので、飲み易さは有る。苦味もしつこくなく、香りと共に後に続く果実感を相応に底支え。ガブ飲みする分には結構綺麗な味。 抜栓15分(温度上昇)で、香りが少し強まる。(気温25℃ 湿度55%) それに釣られてか、酸味と甘味が伸び易くなった。 薄い味にアクセントが付く様になり、少し向上。まあ元の味が、悪く言えば水っぽいとも取られ兼ねない薄いものだから、言う程特徴が生まれた訳でもない。イタリアの白ワインが好きな人なら、それなりに美味さを理解し易いかも。総合的には、チョイ薄めのガブ飲みワイン。「アルザス」の「シルヴァネールワイン」というのが属性の全て。万人向けの飲み易さは有るし、一度温度上昇(13℃以上?)で変化してからは安定もしてる。薄さの中に在る果実感を楽しめるなら、白ワインとしては割と手堅い部類。料理はちょっと味の濃い魚料理に向いてる。今回カツオの薄切りを出汁醤油でヅケにしたものに、オリーブオイルと粉チーズをかけたカルパッチョをツマミにしたが、オイルで和らいだ醤油の塩味とチーズの甘味で、ワインの薄い味が補強された。アルザスらしく、肉類よりは魚介系と相性の良さを見せる。値段相応。上にも書いたけど、「アルザス」の「シルヴァネール」という点に興味が無ければ、わざわざ飲まなくてもいいかな。シチリア辺りの白ワインをもう少し硬質的にした感じかも。シチリア白の1200円弱位の美味さ。【送料別途ご案内】シファーコフ シルヴァネール 750ML価格:1,500円(税込、送料別)楽天ではやまや のみ気が向いたらどうぞ、のレベル。ドイツのシルヴァーナワインの方がもっと取っ付き易さが有ると思う。
2014/07/12
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もらいもの アルザス リースリング・キュヴェ・ドレイ・エクサ2011 Riesling Cuvee Drei Exa ポール・ジャングランジェ Paul Ginglinger リースリング100%(リュットレゾネ栽培) ステンレスタンク熟成と樽熟成5カ月(?) アルコール分12.5% 輸入:株式会社モトックス 参考価格:2000円前後色は綺麗な金色。香りはライム、蜂蜜、オレンジ、ミント、オリーブオイル?味は薄い苦味と酸味。余韻に苦味と薄い酸味。そこそこ綺麗な香り。味はシンプルだが バランスは良く、万人向けの飲み易さ。余韻の苦味が酸を支え、起伏を生み出す。味から余韻まで真っ直ぐに味が通り、澄んだ印象。香りの柑橘感も味を盛り立て、味に統一感(作り手の思惑通りの出来)を感じさせる。スッキリしてて ガブ飲み可能、でも じっくり飲んでもまあまあの美味さ。 60分程度の時間経過で、味に重みが出始めてきたかも。 シンプルな味に押しの流れが出来た様で、この位なら悪い気はしない。良くも悪くもシンプルな味で、流石に飽き易い味と言えなくもない。欲を言えば、もう少し甘味の感覚が有っても良かったと思うが、それならドイツのちょい甘リースリングを飲めば良いだけの話だな。あくまで「アルザス」の「辛口」「リースリング」であるのが、このワインの存在価値。余計な味の弄りが感じられないので、食中酒として かなり上出来。基本的には料理と一緒向けだが、単独でもまずまず。時間経過にも比較的強く、万人向けのイメージは崩れない。生魚よりも火を通した魚との相性が良さそう。料理で甘味の要素を補填出来れば、ワインの格も上がる。野菜や鶏肉系のテリーヌなんか良いかも。ギリギリ値段相応。正直2000円の壁を越えるか疑問だが、1000円台後半でなら、なかなか綺麗な味を楽しめた。アルザスの辛口リースリングとしてなら信頼できるワイン。リュット・レゾネ補正がなければ1680円位でイケるのかもしれない。★楽天検索 ジャングランジェ ドレイ エクサ★楽天扱い約8件 1880円~2280円 平均2000円前後2000円以下なら納得いかなくもない。「アルザス」の「リースリング」が目的でないのなら、あえてこれを選ぶ理由は薄いと思う。同じシンプル傾向でも、先日のアルテュール・メッツのキュヴェ・アン・ロール・リースリング2011より、苦味の張り方や酸のノリ、香りの澄み方が明らかに上。まあ、あちらはあちらで微妙なレベルのワインだったけど、600~800円以上の差が付くとは、意外な感じ。そこまで大きな違いになるとは思わないんだが、それはまだ自分がアルザスへの理解が浅いだけか・・。
2013/05/19
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もらいもの アルザス コート・デギスハイム・トラディッション2010 Cote d'Eguisheim Tradition エミール・ベイエ Emile Beyer ピノブラン85% ミュスカ15%(ミュスカオットネルとミュスカダルザスを半々に) ステンレスタンク発酵(発酵は品種別に非マロラティック発酵) アルコール分12.5% 輸入:株式会社フィラディス 参考価格:1600円前後色は薄い金色。香りはオレンジ、蜂蜜、キンモクセイ、ミント、シナモン、オリーブオイル?シロップ?味は酸味と薄い苦味。余韻に薄い甘味と甘味を伴う薄い苦味。なかなか綺麗な香り。澄んだ酸味に苦味がゆっくり拡がり、余韻までソフトに着地。酸や苦味感にしつこさは無く、とても飲み易い。クリアーな口当たりに 落ち着いた酸が、綺麗な印象を生み出す。蜜や花の香りが、薄めの甘味をサポートする様に働き、バランスも良好。スッキリした味わいで、飲み手も料理も選ばない。飲み手の経験に因っては、スッキリ感に物足りなさも感じるかもしれない。スッキリ感と引き換えだが、どうしても飲み応えが無い。決して水っぽさでは無いけど、もう少し果実感が明快だったら無視出来た部分だな。 抜栓20分程で、香りの出力が衰えてくる。 味自体は大差無いが、香りの花や柑橘類の香りが弱った事で、 味の出方にブレが出てきたかも。 抜栓30分強(温度上昇)で苦味が強くなり、当初の澄んだ味が崩れ始めてきた。 苦味の出方次第だろうが、口内をヌベッと拡がる感じで綺麗さが無い。 一応飲み応え要素と言えなくもないけど、わりと普通の味わいに。 冷温キープ推奨。上出来の白ワイン。繊細な味と香りの出方で、飲んでて綺麗。時間経過後の変化は料理とかで散らすとして、ガブ飲み も じっくり飲みも出来る分かり易いワイン。抜栓直後の綺麗な飲み口を楽しめられたら、充分このワインの良さを堪能出来たと思える。料理は赤身の肉でなければ大体何でもOK。ワインの味のスッキリ感を考えると、あまりアブラがノッてたり、味が濃かったりしないものの方が向いてると思う。ただ、時間経過後で苦味が強まった状態の場合は、逆にちょっと位濃い味の方が上手く合いそう。余計な苦味を打ち消せる程度の味だから、チーズや白身魚のヅケとか。この辺は味付け次第か。値段相応。相応だけど、綺麗な味と香りで なかなか高級感が有る。時間経過での変化は惜しいが、この位なら想定の範囲内。料理と一緒なら問題無い。★楽天検索 エミール ベイエ デギス★楽天扱い約2件 古武士屋で1575円 湘南ワインセラーで1680円まずまずの価格。どうしてもリースリングと比べるとマイナーな品種なのか、タマ数は少ないね。
2013/05/16
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アルザス ゲヴェルツトラミネール2011 Gewurztraminer クロスフェルデール カーヴ・ヴィニコール・ド・ダンバッハ・ラ・ヴィル共同組合(?) Krossfelder Cave Vinicole de Dambach-la-Ville ゲヴェルツトラミネール100% アルコール分13% 輸入:キッコーマン食品株式会社 購入価格:1580円色はやや黄色がかった金色。香りは桃、ライチ、ライム、沈丁花、粉ミルク、ミカン、キンモクセイ?シンナー?味は苦味と甘味。余韻に苦味と苦味を伴う薄い苦味。ゲヴェルツっぽい、ライチやライムの後を花の香りが追う正統派の出方。味は苦味基調でニュートラルな傾向。やや重みや粘性を感じる口当たり。余韻の苦味の張りにミネラルを感じ、全体の味をスッキリさせる。口当たりの苦味感で後に続く甘味を強調し、余韻で補強しつつ上手に締める。飲み易さ と 分かり易さはなかなかで、万人向け食中酒向けの雰囲気。ドイツの何か適当なカビネットクラスに近い甘味出力。 抜栓20分程で急速に香り出力が衰えてくる。 味は大筋では大差は無いが、香りが落ちた分だけ甘味も落ちた気がする。 そして苦味が半端に伸び始めてきたが、苦味に関しては軽度の温度上昇も有るかな。総評としては、そこそこ良い感じのアルザスワイン。苦味と甘味のバランスは取れてて飲み易く、酸味は香りから連想出来るレベルに控えめでしつこさも無い。万人向けの食中酒としては かなり上出来。料理はわりと何でもイケそう。酸よりも甘味の感覚が強いのと、飲み口の重みを考えると、魚よりも鶏肉やテリーヌ系が合う。和食でも問題無いが、塩や醤油等のダイレクトな味と相性が良く、出汁系の旨味を活かした繊細な料理とは相性悪そう。値段相応。アルザスの食中酒向け白ワインとしては、結構悪くない。ただ、正直「ゲヴェルツトラミネール」という品種のややレア(?)な部分にもう+200~300円乗ってる部分は有ったかも。これがもっとオーソドックスなリースリングとかのワインだったら、もう少し安いのかもしれない。どうでもいいが、コルクに記載された「UNE PASSION & DES HOMMES」って何か意味が有るんだろうか?直訳すると「情熱と男」という意味らしいが、何やらアッー!な感じwww。ニュアンス的には「情熱と人間」みたいな意味なんだろうけど。★楽天検索 クロスフェルデール ゲヴ★楽天扱い5件 1764円~2514円 平均1890円前後この価格だとイマイチお得感は無いなぁ。特に鎌仁商店の2514円は論外。1580円で相応と感じたレベルなので、1900円弱出すには「アルザス」の「ゲヴェルツ」でないとならない理由が必要かも。何か適当な ちょい甘ドイツワインと競合しがちで、1900円弱だとコスパでは分が悪い。
2013/05/14
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アルザス キュヴェ・アン・ロール・リースリング2011 Cuvee Anne-Laure Riesling アルテュール・メッツ Arthur Metz リースリング100% アルコール分 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1280円色は薄い金色。香りはライム、レモン、薄い蜂蜜、輪ゴム?シンナー?味は酸味と苦味。余韻に苦味。まあまあリースリングらしい香り。ハイトーンな酸味が顔を出し、すぐに苦味が追い着く。余韻は良くも悪くもシンプル。酸味はかなり控えめで、苦味がシャープに主張。余韻はあっさりで、それなりにキレはいい。ニュートラルな味と言う程 各要素平均的な出力の味覚とは思わないが、万人向けの飲み易さは備えてる。飲み進めると味全体の薄さを感じる位 酸の張りが無く、苦味の押しばかりが目立ってくる。このワインの苦味は酸を押し上げるでもなく、しつこく残って口内を汚すでもない、ただそこにあるだけの味。飲んでてあまり面白みを感じない。これはこれで料理の邪魔をしない、食中酒として使い易い雰囲気は有る。ワイン自体には余計な味が無いから、何にでも合わせられる。品種の雰囲気は持っており、辛口でも取っつき易さはそれなり。ただ、ワインだけで言ったら、あまり面白いものでもないのは確か。料理は大体何でもOK。肉でも魚でも野菜でも対応可能。足りない甘味を補填出来る様な調理だったり、旨味をきちんと押し出した食材だったりすると上手くハマるかも。ギリギリで値段相応。もし980円位なら、もっと高評価で素直に納得しただろう。「アルザス」ってのがボルドーやロワールの白と比べてマイナー(?)な分、ちょっと上乗せ入ってるかも。好みや慣れの問題も有ろうが、これで1280円なら自分はボルドーやローヌの白を選びたくなる。
2013/05/10
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アルザス ファニー・エリザベス・ピノグリ1999 Farny Elisabeth PinotGris ドメーヌ・ジュリアン・メイヤー(メイエー) Domaine Julien Meyer ピノグリ100%(ビオディナミ栽培) アルコール度12.5% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:2730円(500ml)色はやや濃い金色。香りはレモンの皮、ミント、蜂蜜、カラメル、べっこう飴、セロリ?味は甘味と薄い苦味。余韻に薄い苦味と甘味。微妙にヒネ香入りかけ(?)だが、まだ熟成感の範囲内。香り出力は標準的なレベル。味は甘口に近くなってるが、しかし軽めの味わいなのは これまでのピノグリワインと同様。甘味を基調に苦味が追いかけ補強。年代相応の綺麗な熟成感を感じる。香りは好き嫌いが出そうだが、味とのイメージには違和感無し。500mlというボトルサイズが何とも違和感w(←味への文句はあまり無い)あとは香りの寿命がもう少し持ってくれてれば良かったが、まあビオワインが12年も生きてたんだから 味が良かっただけでも十分か。総評としては、上手い事熟成してくれた白ワイン。量がちょい少ないのと、香りの経年状態がギリギリだったのを除けば、味は良好だった。酸が控え目で、軽い口当たりになるのはやはり品種の特徴なのだろう。料理は魚よりも海老(アマエビ か ボタンエビ)かな。塩味の効いたチーズとかでも良し。ある程度の濃厚さが有り、さらにワインの甘味を活かせる味のツマミが理想。あえて値段以下。2730円購入だが、500mlというミドルサイズのボトルなので 750ml換算で4095円、大分割高。とはいえ、味は悪くなかったし「1999年ヴィンテージ」の「ピノグリ」という希少性を考慮すれば、まあまあ納得いく感じもする。まあ自分の勉強代だな。欲を言えば、2300円(フルボトル換算3450円)辺りで抑えてくれれば もう少し高評価出来た。ジュリアン・メイエートカイ・ピノ・グリ 「ファニー・エリザベス」アルザス 2002価格:3,990円(税込、送料別)楽天ではジュリアン・メイエーのワイン自体はそこそこ売ってるようだが、この「ファニー・エリザベス」はAlcoholic Armadillo のみ。現在売り切れ中。2002年ヴィンテージはどうだか分からないけど、特別この作り手に興味が無いのなら 4000円弱はあまりオススメは出来ない。
2012/03/28
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アルザス シナチュール・ピノグリ2010 Signature PinotGris ルネ・ミューレ Rune Mure ピノグリ100%(ビオロジック栽培?) アルコール度12.5% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:2310円色はやや薄い金色。香りはレモン水、カリン、水菜の葉、薄い蜂蜜?味は苦味と薄い甘味。余韻に薄い苦味。あまり香りは出ないな。味も弱いが、これはこれでスッキリした綺麗な味。特に酸味が弱いが、余計な味がしない このシンプルな味構成は なかなか良好。とにかくクリアーで透明感を感じさせる、良い意味で水の様な飲み口。一方で控えめな苦味が弱い甘味を支えてくれる、バランス感も有る。この綺麗さが長所であり短所。飲み易さは確かだし、万人受けすると言えばその通り。それ故に特徴が見えにくく、「水っぽさ」と背中合わせの「繊細な薄味感」は人を選び易い。せめて香りがもっと主張していれば、かなり違った評価が出来たと思う。ワインとしては飲み易く、大人しい軽やかさのあるワイン。シャルドネやソーヴィニヨンブランに慣れ過ぎてると 飲み応えに物足りなさを感じそうだが、これはこれで繊細さをウリにした静かな味で、悪くない。食事の時に、単なるガブ飲みワインより高級感を出しつつも、ワインを主役にしたくない場合には重宝しそうな雰囲気。40分以上の時間経過でも変化無し。料理は割りと何でも合いそう。分厚いステーキとかでもなければ、肉でも魚でも野菜でも大体何でもイケる。味が弱いのが逆に、ニュートラルな立ち位置を可能にしてるのが面白い。あえて値段以下。これはこれで美味いし 相応でも良いが、1980円位で何とかならんだろうか!?香りは弱いし、味もクリアー過ぎてパンチに欠ける点が、最後まで評価が伸び悩む難点。この辺は飲み手の好みと経験によっても左右される部分だろう。http://plaza.rakuten.co.jp/ken2137/diary/201203200000/http://plaza.rakuten.co.jp/ken2137/diary/201203230000/ここまででピノグリのワインを3本飲んでみたが、シャルドネに近いけど、シャルドネのスケールをわざと小さくした様な雰囲気。品種そのものの評価は、リースリングよりも酸味を控え、ゲヴェルツよりも甘味を控える、個性が無いのが個性みたいな葡萄にも感じた。面白いけど、結構使いどころが面倒なタイプのワインになりそう。さらにここから2007年ピノグリージョが2本と1999年ピノグリが1本控えてる。今週まだまだ飲んでいくよー。ドイツのグラウブルグンダーも何か飲んでみようか!?
2012/03/26
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アルザス キュヴェ・アン・ロール・ピノグリ2009 Cuvee Anne-Laure PinotGris アルテュール・メッツ Arthur Metz ピノグリ100% アルコール度12.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1280円色はややオレンジがかった黄色。香りはグレープフルーツ、ローリエ、レーズン、シロップ、鉄、カラメル?土?味は酸味と苦味を伴う甘味。余韻に薄い酸味と甘味を伴う薄い苦味。微妙に生臭い感じの香りが出たが、これはすぐに消えた。味は大人し目で、弱めの酸味に甘味が乗る。ロゼ寄りの不思議な色合いで、味も一瞬ロゼっぽい印象にならないでもない。味は酸を出しつつ、ドライフルーツみたいな甘味が通り、余韻で苦味が締める。バランスは良好で、リースリングとは違った性質の面白さを感じる。色合いに似て、葡萄よりも 甘くないオレンジ っぽい雰囲気と味わい。何となくだが、苦味の出方がどうも気になるな。これ自体は柑橘フルーツ的で、決して悪いタイプの苦味でもないんだが、どうも引っ張り方がしつこい。香りの金属やハーヴの香りとも合わさって、妙に生臭い何かの方向に引き摺られる。総合的には、悪くない白ワイン。柑橘系フルーツの皮の様な苦味がしつこく感じる部分も有るが、品種の個性だと言われれば納得も出来る範疇。シャルドネでもリースリングでもない、良くも悪くも "葡萄っぽさ" が控えめな、独特の酸と甘味。40分以上の時間経過でも変化は無く、苦味も料理で何とかなるレベル。料理はクリームパスタとか、ホワイトソースっぽいものに合いそう。濃厚で甘味がノッた料理だと、苦味も牽制出来そうで綺麗にハマるはず。このワインのオレンジっぽい雰囲気を活かせれば理想。値段相応。相応だが、もう少し安く 1100円位で収めてくれると、他の品種そっちのけで見所が生まれてくると思うが。ピノグリワインの入門用のボトルの一つとしてはよく働いてくれたと思うので、あれこれ言う程不満も無い。
2012/03/23
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アルザス ゲヴェルツトラミネール2004 Gewurztraminer ルネ・フライト・エシャール Rene Fleith-Echard ゲヴェルツトラミネール100%(ビオディナミ栽培) 非樽熟成 アルコール度13% 輸入:株式会社 千商 購入価格:1000円(2000円の在庫整理品50%off)色はやや薄い金色。香りはライチ、オレンジ、灰、金柑、キンモクセイ、線香?ローレル?味は苦味を伴う薄い酸味と薄い甘味。余韻に苦味と甘味を伴う薄い苦味。ゲヴェルツらしい、白果実にオレンジ系果実が混じる綺麗な香り。灰の様な煙い感じのニュアンスも有るが、基本的にはクリアーな印象。全体に苦味がガシガシと顔を出してくるのだけ違和感。香りに関しては何も言う事は無い。ゲヴェルツトラミネールの魅力と特徴を包み隠さず真っ直ぐにアピール。ワインのボディも硬質的だが、口通りは綺麗。と言っても、味の苦味が かなり強めに感じるのが どうしても気になる。未熟な柑橘果実の皮だけを豪快にかぶりついた様な、ミネラル感とは質の大分違う苦味のしつこさ。苦味に耐性の有る人なら何とか目を瞑れるレベルだろうが、苦味が嫌いな人にとっては それだけでこのワインを全否定されかねない。どこまで行っても味と余韻に苦味が喰らい付く。。この硬質的で持続的な苦味が良くも悪くも人を選ぶ。ゲヴェルツって時点で甘めの味を想像してたが、ちょっと違った。苦味が目立つのは仕方ないとしても、そこで香りの良さを活かせてないのが残念。ドイツほど甘くもなければ、チリやオーストラリアほどあっさりした味でもない。香りは本当に良いんだけど、香りに勝負かけ過ぎて 味に手が回ってないと思う。でも味がしつこくて粘っこい感じの料理と一緒なら逆に強烈に噛み合い、口の中に残る違和感を一掃できそうなほどの底力が有る。素材の味を活かしたあっさり系の料理はワインに喰い潰されるが、口内の主張の強過ぎるしつこい料理にはむしろ味を整え、仕切り直す役割を望めそう。これはもしかしたら、おせち料理とか 塩辛・漬物とか味覚の偏った食べ物には絶好の白ワインかもしれない。臭みの強い内臓系でもイケそうで、日本酒的な役割を期待出来るアルザスワインなのが分かった。一応、1000円で買えたのなら値段以上。2000円だとこの味に落胆する人もいそうだが 香りは華やかで、白ワインの苦味が気にならない人なら名作アルザス。味に納得いかない人でも1500円弱位なら、この香りのために出せる。ワイン単独では危ういが、合わせる料理次第では評価が(上方向に)変わる可能性は高い。
2011/01/17
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せっかくだからチリとアルザスで同品種飲み比べ。 アルザス キュヴェ・アン・ロール・ゲヴェルツトラミネール2008 Cuvee Anne-Laure Gewurztraminer アルテュール・メッツ Arthur Metz ゲヴェルツトラミネール100% アルコール度12.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1280円色は黄色がかった金色。香りはシトラス、ミント、杏露酎(シンルーチュウ)?トニックウォーター?味は甘味と薄い苦味。余韻も甘味と薄い苦味。おぅ・・これは甘いな。柑橘系果実やハーブの香りはあるけど、味から余韻まで甘味に引っ張られて香りの出力が頼りない。それでもこのシトラスやミントの爽やかな香りが、甘味にデロ~ンと偏りそうな味に何とか歯止めをかけている。ミントのニュアンスを漂わせたジントニック、又はウォッカトニックに近い。良く言えば、ワインに馴染みの無い人でも違和感無く飲めそうな、カクテルの様な味。だが甘味の出方がしつこくてあまり沢山飲む気にはなれない。温度が上がると食後のデザートワインに近い甘さ。もう少し酸味と香りに力が有れば総合バランスがしっかりしたはず。決して不味くは無い。甘い味で飲み易く、香りも爽やかな感じ。食事には合わせ辛いが、甘口の白ワインが好きな人なら大いに気に入ると思う。ドイツの同程度の甘さの白ワインよりは香りに特徴があるかも。食前酒かデザートワイン向けの様な味なので、チーズのクリーミーさと塩味には上手く合う味と思う。塩かバターの濃厚さやミネラルの感覚があれば、食中酒としてそれなりに使いどころが見られる。値段相応。アルザスのゲヴェルツが1300円弱ならこんなもんだろうかと納得出来る。アルザスや品種云々は抜きにして、これは普通の「甘口」の「白ワイン」。まぁ簡易的な感想だけど チリ ビオビオ・ヴァレー コノスル・ゲヴェルツトラミネール2009 ConoSur Gewurztraminer コノスル ConoSur ゲヴェルツトラミネール100%(テクニカルシートPDF) ステンレスタンク3~10ヶ月熟成 アルコール度13.5% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:698円色は黄色がかった薄めの金色。香りはライチ、薄い蜂蜜、パイナップル、キウイ、シロップ?味は酸味と苦味。余韻に苦味と甘味。やや硬質的な口当たり。香りはフルーティーで華やか。綺麗な酸と苦味感でとてもクリアーな味に出来てる。味の起伏がなだらかで飽き易い部分もあるが、基本的には飲み易い万人向けの味わい。 時間経過で余韻の甘味が強まり、味に厚みが生まれてくる。食前酒・食中酒・食後酒と全方位に対応可能な驚異の汎用性。値段以上。1100円以上でも納得。安白ワインとしてのコスパと完成度は屈指の高さ。今回のチリとアルザスのゲヴェルツ飲み比べ。アルザスの方はかなり極端な味のボトルを選んでしまったっぽいので、それを考慮した上でだけど、普段飲みなら断然コノスル・ゲヴェルツトラミネール。ツマミ完備でたまに飲むならアン・ロール。★楽天検索 コノスル トラミネール★扱い店舗数30件以上。700円前後から購入可能。キュヴェ・アン・ロールの扱いは無し。
2010/02/16
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フランス アルザス テュルクハイム・アルザス・リースリング2006 Turckheim Alsace Riesling テュルクハイム醸造所 La Cave Des Vignerons A Turckheim (Haut-Rhin) France リースリング100% アルコール度12% 輸入:株式会社リラックス 購入価格:1344円色は薄い金色。香りはレモン、蜂蜜、メロン?塩?味は酸味と苦味。 余韻に苦味と酸味。すっきりした辛口。口当たりの酸味の感じ方の割りに口内ではあっさりしてて飲み易い。白ワインとしての存在感は確かだが、それでもこの飲み易さはやや個性に欠ける。味も香りもワインの主張が程々に抑えられてて、良くも悪くも料理の特徴を左右しないつくり。アルザスワインにはよくある、ほぼ完全に料理と一緒向きの味。 抜栓30分で少し水っぽく感じるようになり、苦味も微妙に増したかも。 温度上昇が大きな原因のひとつだろうが、高熱の影響も少なからずあったのかな!?30℃オーバーの場所に2日以上置いてたので噴出やら変質やらちょっと心配だったが、大した問題は無かったようだ…多分。一見噴出は回避出来たかと思えたが、指で触るとキャップシールの内側がベタつき、キャップシールとコルク裏の臭いが一致したのでやっぱり噴いたんだろうなぁ。総合的には普通の白ワイン。味は悪くないが、同じ価格・同じリースリングのワインならドイツの方が味覚が豊かで自分好みだな。単体では途中で力不足に。値段以下。取っても1200円弱位で頑張ってほしい。“1000円台前半”で“アルザス”の“リースリング”が飲みたいのならオススメ。しかし“アルザス”の部分に興味や思い入れが無いのならわざわざ買う理由は無いと思う。★楽天検索 テュルクハイム トゥルクハイム★
2008/07/17
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スーパー棚落ち品50%off 買い漁りシリーズ フランス アルザス マル2002 Maru ドップ・オ・ムーラン Dopff Au Moulin ケヴェルツトラミネール リースリング シルヴァーナ 割合不明 輸入:サントリー株式会社 購入価格:620円(本来なら1239円)色は薄い金色。香りはグレープフルーツ、シロップ、蜂蜜?。 抜栓40分以上経過でグレープフルーツ、酒粕。味は酸味と苦味。余韻も酸味と苦味。 抜栓40分で酸味と甘味。余韻は酸味と苦味。キャップシールが張り付いてて黄色い塊がついてたから、ちょっと噴いてたみたい。味自体は悪くない。が、ワインのインパクト・ヴォリュームがやや弱め。同じ値段なら普通にドイツのリースリングワインの方がいいんじゃないかと思える。だが酒粕の香りがしてくる様になると、この全体的なインパクトの薄さが強味に化ける。ワインらしくなさが、米っぽい甘味からくる日本酒の様な淡麗なイメージを強め、魚を始めとする生もの全般の味を引き立てるかのように働く。葡萄を使いながら日本酒のイメージを再現した実に面白いワイン。抜栓後40分から真価を発揮する。といってもワイン特有の酸味からはどうしても逃れられないので、当然日本酒にはなりきれない。値段相応だが、味は日本酒で言えば普通の純米酒レベル。一升の量でなら吟醸酒が買えるな。今回半額で買えたから文句は無いが総合的にはやや力不足。日本酒のような印象からSushiに合うというのはまぁわからんでもないが、でもそんだったら最初から日本酒飲んどけよ、という最終結論に。フランスならまだしもここ日本だしね。日本酒は簡単に手に入る。個人的には、寿司に白ワイン合わせようとしたらシャルドネかセミヨンだな。
2007/12/20
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