全30件 (30件中 1-30件目)
1
ロワール AOCロゼ・ダンジュー ロゼ・ダンジュー・レ・クレールコント(クレールコンテ)2015 Rose d'Anjou Les Claircomtes ドナシャン・バユオー Donatien Bahuaud グロロ、ガメイ、カベルネフラン 割合不明 アルコール分11% 輸入:サントリーワインインターナショナル株式会社 購入価格:1028円色はピンクがかった朱色。香りはイチゴ、人参、アンズ?シナモン?味は薄い甘味と薄い酸味。余韻に酸味を伴う薄い甘味と薄い苦味。お、甘酸っぱい。香りもフルーティーで取っ付き易い。苦味控えめ、あっさりした飲み易い味。2012年11月に2010年ボトルを飲んだ事があるが、あの当時よりも もっとキャッチーな飲み口になってる気がする。このソフトな甘味感がイチゴの香りとも相まって万人向けの雰囲気を大いに演出。甘酸っぱい味と余韻と、控えめながらも苦味が上手く果実味を支え、あっさりしつつも存在感を残す。 抜栓20分程(温度上昇)で苦味が増したかも。(室温24℃、湿度62%) でも、これ位ならまだアクセントの内だな。 むしろ香り出力が落ち気味で、 こちらの方がフルーティー感の減退に影響が強い感じ。 なるべく冷温キープで早めに飲むのがオススメ。上出来のロゼワイン。非常に良い意味で、ガブ飲み向け。じっくり飲むには味の底が浅い点は有るものの、ガブ飲みワインと思えば全然欠点にならない。余計な味や香りの要素が無い。↑変化に敏感という事でもあるけれど、違和感を感じる前にサッと飲み切ってしまえばOK。少なくとも、それが出来る味。(赤身、白身どちらでも)魚のカルパッチョとかに最適だな。油の甘味とワインの甘味が上手く噛み合い、塩胡椒がワインの果実感をより際立たせる。歯応えの有るもの、口の中に長く残りそうな料理だとワインの余韻が潰される。肉でも魚でも野菜でも、なるべく柔らかい食感のものがオススメ。値段以上。以前は「1200円超えると埋もれる」とか言ってたが、今回のこれは十分1280円狙える美味さ。何となく安めのロゼに求めるもの、がイイ感じに揃ってる。なんか飲んでて納得してくるw。★楽天検索 バユオー ロゼ★楽天扱い約11件 1061円~1426円~1873円(送料込) 平均1200円前後まずまず納得。1300円以下なら悪くない。1000円ちょっとで買えるところも有るので、なかなかの名作。
2019/08/24
コメント(0)
ロワール AOPロゼ・ダンジュー レ・ドマニエール・ロゼ・ダンジュー2016 Les Domaniales Rose d'Anjou ポール・ビュイス(ビュイッス) Paul Buisse グロロ、ガメイ 割合不明 アルコール分10.5% 輸入:株式会社小川貿易 購入価格:784円色はオレンジがかった薄ピンク。香りはニンジン、粉砂糖、トマト、チャービル、キャベツ?味は薄い苦味と酸味。余韻に薄い苦味と甘味。まあまあ。野菜っぽい要素に甘い雰囲気の香りが絡む。適度な酸と強過ぎない苦味。余韻の甘味が結構明快で飲み易い。この余韻の甘味がすごくよく働き、飲み易さを全力アピール。甘くないはずなのに全体が甘く感じられる。気軽にガブ飲みするのに丁度良いバランスに。"ほんのり甘い飲み易さ" 以外には特長は無いな。この価格のロゼワインが果たす役割としてはそれで必要充分とは思うが、酸の存在感やベリー系の香りを求めてたりすると、妙にダルい味わいに感じるかも。 30分程の時間経過(温度上昇?)で酸の出力が徐々に弱くなってきた。 相対的に余韻の甘味が強まって、中途半端な半甘口ワインみたいな雰囲気に。 元々「やや甘口」と裏ラベルに表記されてたので、 むしろこれがこのワインの本来の方向の味か!?(室温24℃、湿度57%) 開栓直後の味が好みの場合は、冷温キープでシャープな味わいを維持しよう。総合的には、そこそこ飲み易い、ちょい甘のロゼワイン。変に酸っぱい・苦いワインが苦手な人には向いてる(?)。良い意味でガブ飲み向け。コップに氷入れて飲んでも良いかも。個人的には、ガッチリ冷やしつつ開栓後は複数人ですぐ飲み切るのがオススメ。時間経過後は安っぽい雰囲気が強まってくる。苦味が目立つ野菜料理や、オリーブオイルをかけた塩味系の料理。大穴で、辛い料理にも適性を見せるかも。アヒージョとかチョリソー炒めとか。ワインの甘味が、味の強いツマミへの牽制役になれてる。値段相応。相応だが、出来は良い。800円台も十分イケる。流石に1000円は超えない。時間経過後は飲み手の好み次第で評価がブレる。
2019/06/27
コメント(0)
ロワール ACミュスカデ モンルデュック・ミュスカデ2015 Monleduc Muscadet セシール・ピシュラン(?) Cecile Pichelin ミュスカデ(ムロンドブルゴーニュ)100% アルコール分11.5% 輸入:サントリーワインインターナショナル株式会社 購入価格:798円色は薄い黄色。香りはレモン、粉砂糖、アンズ、ゴールデンキウイ、硬水、青草?スライスした新玉ねぎ?味は苦味と薄い酸味。余韻に苦味と薄い甘味。まあまあ。柑橘にほんのり甘い雰囲気が伴い、青臭いニュアンスが後に残る。ミュスカデの割には酸味がかなり大人しい。良くも悪くも水っぽい。一応、これはこれで飲み易さは まずまず。酸味が弱く、柑橘香で支えるには香りも弱く、余韻の薄い甘味が粉砂糖香と連携を取って波を主張。安イタリアに近いガブ飲みワイン。(だがイタリア程酸味の感覚は無い)氷入りのミネラルウォーターに絞ったレモンを皮ごと ぶっ込んだ様な味わい(!?)ある意味の万人向け爽やかな味ではあるが、ワインらしさは少々頼りない。だが、これも飲み易さの内だし、こういうものと分かってれば腹が立つ事もないレベル。 開栓15分前後(温度上昇)で香り出力減退。(室温26℃、湿度66%) 温度が上がった事で酸味の感覚が明快になった気がする。 悪く言うとしつこさが増した、感も有るが、元が水っぽい味だったから こっちの方がまだ飲み応えを感じる。これは好みと飲み方の問題。(体感で11℃位の温度)総合的には、よくある値段なりのガブ飲み白ワイン。開栓直後の冷温状態も、あれはあれでスッキリしてて悪くはなかった。食中のグラスワイン用と考えれば、大体こんなもんでしょ。バランスは良いし、温度で変に味が崩れる事も無いし、意外と(?)時間経過に強いのかも。温度上昇で足りなかった酸味の存在感が増してくるので、安いなりに料理には合わせ易い部類。肉でも野菜でもパスタ類でも何でもOK。塩と油には相性良し。カルパッチョ、生ハム、ピクルス、パスタ類、前菜向け。むしろ料理で、ワインに足りない酸味や塩味を足してやっても良いかもしれない。値段相応。800円以下だからね。水代わりのグラスワインの役割を果たせただけ上等。「ロワール」「ミュスカデ」という部分に何か期待してると、ちょっとガッカリする。しかし「値段なりの安白(水代わり)」と割り切るなら、それなりに良い仕事する。
2018/07/04
コメント(0)
ロワール AOPミュスカデ・セーブル・エ・メーヌ ミュスカデ・セーブル・エ・メーヌ・シュール・リー2015 Muscadet Sevre et Maine Sur Lie ドメーヌ・デ・カントロー Domaine des Cantreaux ミュスカデ100% シュール・リー製法 アルコール度12% 輸入:ローヤル オブ ジャパン株式会社 購入価格:1106円色はやや薄い金色。香りはグレープフルーツ、ライム、塩水、粉砂糖、レタス?セージ?味は苦味と酸味。余韻に薄い苦味と酸味。柑橘メインの香りに苦味と酸味の二面押しの味構成。青臭さが無く、酸味の走りを適度に抑えたソーヴィニヨンブランワインって感じ。味と余韻が香りと一体になって、ゆっくり真っ直ぐ通り抜ける。軽やかで しつこさも無く、苦味の出方とキレが端整でバランスも良い。ミュスカデはもっと酸味が目立つものと思ってたが、このワインはそれほど酸が出しゃばってこない。深く考えずに適当にガブ飲み出来る、飲み易さ・分かり易さはなかなか。ここでもっと甘味のニュアンスが有ってもよかったな。でも多分、そうなるとボルドーの白とあまり変わりがなくなってしまうと思うので、ここは好みと役割の問題か。柑橘感と酸をメインにしつつ、苦味の張りは穏やかで、一歩間違えればちょっと酸っぱ苦いだけのよくある安白ワイン。ソーブラから青臭さを引き、香りも柑橘感を程々に抑え、でもフレッシュな酸を活かし軽やかな味わいを形作る。ロワールの白とボルドーの白の使い分け難しさと同時に有用性も思い知る感じ。似た様な味わいでありながら、明らかに違うニュアンスを持ってるのがよく分かる。ボルドーの白に合わせる感じでほぼ正解。だが、マリネやピクルス程、酸味に気を使わなく良さそう。酸味に合わせるならボルドー白だが、苦味に合わせるならロワールの白。魚介系ならボルドーの白だが、野菜系の料理ならロワールの白、その中にあって、ミュスカデは いくらか両対応可能なワイン。値段相応。約1000円と言われて納得。「1000円」の「白ワイン」に「ミュスカデ・セーブル・エメーヌ」の産地&品種補正が付いた。同価格でも、「シャルドネ」より酸味が明快で、しかし「ソーヴィニヨンブラン」より香りが控えめ。香りや甘味はさほど重要ではなく、それでいて特に酸味をメインに楽しめる白ワインを求める人向け。「ミュスカデ」のワインを求める人にならこのワインは手堅い一品と言えるかな。★楽天検索 カントロー ミュスカデ★楽天扱い約8件 1080円~1501円 平均1300円前後約1000円なら素直に納得する。1300円となると、「ミュスカデ」「ロワール(セーブル・エ・メーヌ・シュール・リー)」といった属性への興味が必要。そこでさらに料理で何かしらの補填なりサポートなりが出来れば、上手い事流れが見られる。
2017/11/20
コメント(0)
もらいものヴィンテージ表記が見当たらないが、2015年のコンクールで銅賞受賞したらしいので、2014ボトルかな!? ロワール AOCミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ フィエフ・デ・ノエル・ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー Fief des Noelles Muscadet Sevre et Maine Sur Lie ドメーヌ・ピエール・ルノー Domaine Pierre Luneau ミュスカデ(ムロンドブルゴーニュ)100% シュール・リー製法 アルコール分12% 輸入:株式会社オーバーシーズ 参考価格:1200円前後色は薄い黄色。香りはレモン、グレープフルーツ、粉砂糖、ローレル、セージ、蜂蜜?味は苦味と酸味。余韻に薄い苦味と薄く甘味を伴う酸味。美味い。柑橘、ハーブに蜜感に近い甘い雰囲気。苦味が軸だが出方は穏やかで、後の果実味も綺麗なバランス。ホントにバランス感に長けている。基本的に苦味基調の辛口白だが、香りや余韻の流れとも相まって、全体の構成に完成度を感じる。とはいえ、味だけなら割とシンプルで、シンプル過ぎて飽き易い感覚も有る。酸味が意外と(?)弱めだからか、飲むタイミング次第で水っぽい出方もしてしまう。そこをカバーしてるのが香りの柑橘感とハーブ感。そこも一緒に楽しまないと安っぽい雰囲気になりそう。 時間経過(温度上昇)で苦味の張りが緩くなる。(室温25℃、湿度57%) 香りは変化無し。 これはこれで飲み易さが増したとも言えるが、どうも当初のバランス感と噛み合わない。 冷温キープで、冷たさで苦味の張りを保つのが美味さを維持するのに必要かも。苦味を上手く活用出来ており、これが有るから果実感がより活きる。香りも味構成と一致で連携が取られ、シンプルなのに、複雑さと厚みを演出。思ったより酸味が控えめで温度上昇にも弱みを見せたのは惜しいが、全体では上出来のロワール白。開栓前に強めに冷やして、なるべく早めにサッと飲もう。料理にはボルドーの白に近いイメージ。で、ボルドーよりも香りや酸味が大人しい感じ。とりあえずサラダやマリネに合わせるのが無難。今回、アジの塩焼きと一緒に飲んだが、塩と淡泊な食感自体は合ってたが、引き立てる動きは双方してない。ワインの味がバランス良くて大人しい方向な分、もっと料理の方は勢いを重視した味で問題無かった。酢の味や甘味がもっとハッキリした味付けで良い。その意味では和食系との相性は決して悪くないはず。冷しゃぶの胡麻ダレや、湯豆腐+おろしポン酢とかでもイケると思う。と言うか合うでしょ。値段相応。開栓直後は1500円狙えるかも と思えたが、欠点も有ってトータルでは約1200円相応。しかし冷温キープ可で、合わせる料理もハッキリしてるなら、かなりの高コスパを叩き出すと思う。「フランス」の、さらに「ミュスカデ」ワインである理由を持って選ぶなら、このワインでもう充分。
2016/08/01
コメント(0)
ロワール AOCアンジュー ル・プティ(プチ)・シュナン・アンジュー・ブラン2014 Le P'tit Chenin Anjou Blanc シャトー・ド・ラ・ロールリー Chateau de la Roulerie シュナンブラン100%(?) 500リットル樽でシュール・リー製法 3割はマロラティック発酵 アルコール分13% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:868円色はやや薄い黄色。香りはレモン、オレンジ、粉砂糖、塩水、トマト、百合?オリーブ?味は苦味と苦味を伴う薄い甘味。余韻に苦味と薄い甘味。そこそこのスッキリ系。意外と(?)酸味が出にくいが、そこは柑橘の香りでサポート。余韻の内容は味の延長でシンプルだが、それによって全体の厚み演出には成功。"そんなに甘くないミカン水" みたいな味わいかな。まず柑橘の皮の様な苦味が出て、後から薄く果実的甘味が顔を出す。 15分程の時間経過(温度上昇)で少し余韻の苦味が残り易くなり、酸味の様な感覚が見えてきた。 明確に酸味と言うよりは、苦味感に厚み(良い意味でのしつこさ)が出て、 それが酸味に似てる風に感じるのかな?とりあえず、悪い変化ではない。シンプルな味わい故に、単調さが有るのは仕方ない。グラス1杯をサッと飲むのが良し。その辺をカバーするのが旨味に近い苦味の厚み感。イタリアのトレビアーノや日本の(シュール・リー製法)甲州に近い味。薄味の雰囲気は有るけど、飲んでみると言う程薄くもない感じ。価格の範囲内ではあるが、それなりにスッキリ感と飲み応えの両立が取られてる。サラダ系か、鶏肉や魚のソテーによく合う。淡白な食材に塩や旨味の効いた料理が適任。チーズ類とは食感が合いそうで合わない。値段相応。相応だが、もう少し上の1100円前後も狙える美味さを持つ。同価格のただ水っぽいだけの白ワインよりもずっと見所が有る。
2016/07/29
コメント(0)
ロワール AOCミュスカデ シェロー・カレ・ミュスカデ2011 Chereau Carre Muscadet バロン・ベルナール社 Baron Bernard シェロー・カレ(製造?) Chereau Carre ミュスカデ(ムロン・ド・ブルゴーニュ)100% アルコール分12% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:903円色は薄い黄色。香りはレモン、粉砂糖、塩水、トマト、火打石?味は苦味と薄い酸味。余韻も苦味と薄い酸味。かなりシンプルな味。水っぽさも感じるが、苦味の張りはしっかりしてて、結構綺麗な味に仕上がってる。香りは柑橘を軸に甘かったり青臭かったりするイメージが出る。苦味基調で酸味も控えめ。バランスは取れてて、平坦な起伏にも感じるが、それが逆に変に突出した雰囲気を出さずに落ち着いた味わいを作り出してる。ミュスカデはもっと酸味がハッキリ出る品種だと思ってたが、このワインは大分控えめ。苦味が出しゃばらず、酸味も適度に抑えられてる。出しゃばってない苦味に合わせた酸味の出力なので、どうしても「薄い味」って感覚が強く出る。もう少し酸味が強ければ、明確な個性を持てたはずなんだけど。 20分程度の時間経過(温度上昇)で少し甘味の感覚が出てきた。(室温25℃、湿度60%) 苦味と酸味のバランスの間に割り込んできた様で、当初の特徴とバランス感が薄れた感じ。どうも上手く説明出来ないワインだな。というか、特徴が薄い。しかも特徴が薄いのが欠点なのではなく、それが飲み易さを生む要因にもなってるからなおさら判断し辛い。同価格ならフランスって言ってもイタリアって言ってもスペインって言ってもチリって言っても、それなりに納得出来ちゃいそう。飲み手を選ばない ガブ飲みワインとしてはそれなりに上出来。イタリアかスペインの料理に合いそう。鍵はオリーブオイルと塩。あまり凝った味じゃない、素朴な料理が最適。値段相応。900円前後の白ワイン。ミュスカデワインと思わなければ、何も嘘が無い。このワインからミュスカデ種の雰囲気を察する事は困難と思う。これをシャルドネって言われたら「平坦で薄い」って思い、ソーヴィニヨンブランって言われたら「香りも酸味も乏しい」って思うが、ミュスカデって言われたら「まあ、こんなもんか」って納得してしまいそうになるw。同じ白ワインでも否定的な言葉がイマイチ出ない、何か不思議な感覚。(肯定的な感想も出にくいが)別品種ならもっと美味いのが買えたはずなのに、何故か ミュスカデだからこれでいいんだろう!て謎の説得力w。ミュスカデワインの経験が少ないから、深く考えられない のか!?★楽天検索 バロン ベルナール ミュスカデ★楽天扱い3件 1193円~1318円 平均1250円前後1200円出して買う気にはならないな。1000円以下の「ミュスカデ」が飲みたい人が、買う意味の有るワイン。
2014/10/20
コメント(0)
店舗ではピエール・プルミエって名前が付いてたけど、ラベルには表記無し。 クレマン・ド・ロワール Cremant de Loire M(モーリス?).ボナミー・クレマン・ド・ロワール・ブリュットNV M(Maurice?). Bonnamy Cremant de Loire Brut アリアンス(アライアンス)・ロワール Alliance Loire カーヴ・M.ボナミー Cave M. Bonnamy シュナンブラン主体、シャルドネ 割合不明 瓶内二次発酵 アルコール分12.5% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:1890円色はやや黄緑がかった薄い黄色。香りはグレープフルーツ、レタス、石灰、粉砂糖、バター、鉄?味は酸味と苦味。余韻に苦味と薄い酸味。そんなに美味くも無いな。香りが立つ訳でも、味が綺麗って訳でもない。良く言って、「普通」のスパークリング。余計な味がしないって部分は、万人向けの飲み易さを感じる。苦味の張りは程々でキレも良く、しつこさは無い。香りは柑橘にほんのり青臭い いかにもロワールのスパークリングっぽくて、まあ真っ直ぐな出来か。だが、何か飲んでて「普通」以上の感想が出ないな。味も香りも幅が狭く、起伏もイマイチ。飲み易さが有るからって、ガブ飲み出来る程の取っ付き易さも有るのか?と言えば、それも無い。 抜栓10分弱で、グラス内の炭酸はヘロヘロ。 泡持ちはかなり弱い。 ボトル内では やや保つが、それなりのレベル。 抜栓60分弱の経過でも、味は大差無し。 温度上昇があっても、味・香り共に変化は無し。 結構低いところで安定してるな・・・w。バランスは良いのかもしれないが、何も印象に残らないね。飲み易さは有ったけど、このワインならではの特徴は全く見えない。先日のモンヴェルメイユの美味さに比べたら、流石にこれは見劣りが激しい。野菜類を塩胡椒で炒めただけのシンプルな料理に向くと思う。半端に濃い味の物をツマミにしても、長所のバランス感と飲み易さを崩してしまうかも。茹でアスパラやモヤシ、煎ったナッツ類とは相性良い。値段以下。精々、1380円クラスだな。先日飲んだ1280円のモンムソーより、味がホント少しだけ美味い程度。
2014/04/27
コメント(0)
クレマン・ド・ロワール モンヴェルメイユ・ブリュット・テット・ド・キュヴェNV Montvermeil Brut Tete de Cuvee ラシュトー Lacheteau シュナンブラン60% シャルドネ20% カベルネフラン20% 瓶内二次発酵 ステンレスタンク熟成19ヶ月 アルコール分12% 輸入:東亜商事株式会社 購入価格:1050円(1500円の商品入れ替え30%off)色は黄色がかった金色。香りはグレープフルーツ、カスタードクリーム、オレンジ、石灰、蜂蜜?バニラ?味は苦味と酸味。余韻に酸味と薄く甘味を伴う苦味。柑橘に甘い雰囲気の香りが乗り、味もまずまずの正統派。泡のアタックも穏やかで、綺麗な飲み口。色が濃い目で、そこそこ熟成してたのかも。(それとも単にセパージュの問題?)苦味がやや目立つが 出力は控えめで、むしろ後の酸味の強調に働く。香りの甘味感に釣られたか、余韻にうっすらと甘味も感じ、全体のバランスは かなり良い。苦味(ミネラル感)の張りの頼りなさと余韻の浅さは有ったが、そこは値段と格相応だろう。 抜栓30分(温度上昇?)で、ちょっと酸味が間延びする感じに。 控えめな苦味だけでは酸を支え切れなくなりそう。 でも瓶内の炭酸は生き残ってて、まだ乱れを泡で散らすのは出来てる。 抜栓60分弱位で、徐々に炭酸も抜け始めてきたかな。 流石に泡が抜けるとヌベっとした飲み口になって、シャープさが鈍る。 安めのイタリア白みたいな傾向の味わいに。味構成や香りの出方に関しては、凡百のクレマン・ド・ロワールを超える力を見せた。どこかに足りないモノを感じつつも、総合ではそれを気にさせない完成度が有る。クレマン・ド・ロワールっていうスパークリングの枠内で言えば、確実に上位の存在。1500円で値段相応。1700円前後って言われても納得。2000円は超えないまでも、1000円台後半の範囲に座る実力は充分に有る。
2014/04/25
コメント(0)
クレマン・ド・ロワール Cremant de Loire モンムソー・ブリュットNV Monmousseau Brut J.M.モンムソー J.M.(Justin-Marcel?) Monmousseau シュナンブラン50% シャルドネ30% 他、ピノノワールとカベルネフラン 瓶内二次発酵 澱と接触したまま瓶熟成18~24か月 アルコール分12% 輸入:ロイヤルリカー株式会社 購入価格:1280円色は薄い黄色。香りはレモン、クリーム、ビスケット、グレープシードオイル、新玉ねぎ?カブ?味は酸味と苦味。余韻に薄い甘味と薄く酸味を伴う苦味。味も香りも結構大人しい。でも味のバランスは悪くなく、泡のアタックもソフト。余韻の薄い甘味が苦味感を和らげ、そこそこ綺麗に引かせる。酸と苦味が炭酸の勢いで底上げされてる様で、穏やかなりの存在感は有る。余韻のちょい薄感も、この味出力なら 構成の巧さの内。ただ、バランスの良さ故か、味には特に個性は感じないね。香りも柑橘と小麦粉的な香ばしさに野菜的な甘味と青臭さが合わさった、瓶内二次発酵スパークリングによくある類。あえて言えば、同価格以下の出来の良いカヴァと大きな違いは無いかもしれない 温度上昇(?)で、香りに少し蜜っぽさが出てきたかも。 個性らしい個性が見えてきたが、この位の出方なら、 抜栓直後の味をサッと飲んで楽しんだ方が良い感じ。 抜栓25分程度で、炭酸の出力がドンドン落ちていく。 炭酸が弱ると味に締まりが無くなり、安っぽさが出てくる。 酸に偏らない味構成、炭酸で短所を誤魔化さない、という点においては自分好み。良く言えば無難な出来で、万人向けの飲み易さ。時間経過による変化が思ったよりも大きく、安定感には難が有るので、なるべく早めに、冷えた状態でボトルを飲み切るのを推奨。サラダや揚げ物系と相性良し。ゴツい肉料理でなければ、大体何でもイケると思う。でも意外と魚料理に合う気がしない。酸味や炭酸の出方に、魚の方が潰されそう。春らしく、アスパラガス や 菜の花みたいな、苦味を活かした春野菜料理を合わせたい。値段相応。だが、フランスのクレマンである理由が無いのなら、特にコレを選ぶ必要は無いかも。特別美味くも不味くもない、わりと普通のスパークリング。★楽天検索 モンムソー クレマン ロワール★楽天扱い約13件 1388円~1706円 平均1500円前後1300円未満でなければ特に買わなくてもいいな。スパークリングワインとしては、同価格帯のスペイン・カヴァに後れを取るレベル。
2014/04/23
コメント(0)
ロワール AOCアンジュー シャトー・ド・モーニー・ブラン2004 Chateau de Mauny Blanc ブロール・フレール(?) ル・カーヴ・ド・ラ・ロワール(?) Brault Freres Les Caves de la Loire シュナンブラン100%(?) アルコール分11% 輸入:三井食品株式会社 購入価格:298円色はやや金色がかった黄色。香りはグレープフルーツ、粉砂糖、べっこう飴、蕪、カラメル?中濃ソース?味は薄い苦味と酸味。余韻に薄い甘味と酸味を伴う苦味。香りが特殊な領域に行く一歩手前。ロゼの時もそうだったけど、ちょいヒネのギリギリタイミング。やっぱり298円という価格は、訳アリ放出品の売り切り特価なんだな。味はまあまあ大人しい感じで、余韻の甘味がふくらみを演出。香りは微妙な感じだが、味だけなら意外と(?)悪くないかも。酸味と余韻の甘味が全体の中で旨味みたいな味わいを生んでる。経年で味が諸々抜けて、独特の美味さが感じられる様に。香りさえ生き残っていれば、今でも十分通用する味だったと思う。香りのヒネ香がどうしても柑橘感やシロップ感を覆う時があり、ワイン的な香りを乱すことがある。まだ お香や灰の香りが出るところまでは行ってないが、それも時間の問題だろう。 60分以上の時間経過で、香りが全体的に弱体化。 良い要素も悪い要素も目立たず、味だけに集中出来る様に。 出汁みたいな旨味の伸びが大きく感じられ、不思議な味わいに。多分、総合的には上出来だったんだな。決して強い力の葡萄ではないだろうし、新しい内にフレッシュな勢いを楽しむのが本来の役どころのはず。今のこの味は瓶差や経年で上手い事化けただけで、再現性は無い。一応、白ワインとして飲む分には、わりと美味しくいただけたので大きな不満は無い。特に時間経過後は出し汁的な深みや奥行が面白くて、素直に「こいつ凄いな」って感じた。料理は焼き魚とかに合いそう。独特の旨味感が、和食とかシンプルな料理とのの相性を高めてる。日本酒の代わりになれる雰囲気。当然値段以上。全盛期なら1000円前後のレベルだろうけど、今のこの味も結構需要が有ると思う。狙って出せる美味さでもないと思うので、298円で飲めたのはラッキー。
2013/10/30
コメント(0)
ロワール AOCロゼ・ダンジュー ロゼ・ダンジュー・シャトー・ド・モーニー2004 Rose d'Anjou Chateau de Mauny ブロール・フレール(?) ル・カーヴ・ド・ラ・ロワール(?) Brault Freres Les Caves de la Loire セパージュ不明 アルコール分10.5% 輸入:三井食品株式会社 購入価格:298円色は朱色がかった薄紫。香りはカラメル、カシスリキュール、べっこう飴、クレヨン、ミント?塩水?味は甘味と薄い酸味。余韻に薄い甘味と薄い苦味。ほどほどにヒネ香。甘味が伸びて、余韻も大人しい。カラメルやリキュールの香りが甘味を底上げし、余韻はジンワリと残る。味も香りも強過ぎず、変な方向の熟成もしないで、飲んでて悪くない感じ。年代と価格から察するに、何らかの理由で流れてきた処分品だろう。約9年の経過で半リキュール化したか、キャンディーみたいなチョイ甘ワインに。一昔前のスポーツドリンクみたいな味にも近いかな!?せっかくなら もっと酸が欲しかったトコだが、そこは経年で摩耗したとこか。流石に現在は味も香りも伸び切ってしまい、良くも悪くも全体的にダレてる。これはこれで飲み易さの内と言えばその通り。ただし、飲んでて飽き易い。総合的には、熟し切ったロゼワイン。これが良い熟成をしたのかはよく分からないが、少なくともスカスカって事はない。人によっては甘味やカラメル香がうるさく感じそうだが、強烈なモノでもないし、こういうものと分かってれば納得いくレベル。締まりの無い甘味感に関しては、何か適当にツマミで散らせばいいだろう。適度に塩味が有る料理が望ましい。生ハム、アンチョビ、塩テンプラ等。ワインのだらしない甘味を受け止められる程度の強さの塩味が理想。これで298円なら値段以上。全盛期なら1100円位はしてそうな雰囲気。年がこれ以上進むと、香りや甘味の流れがあらぬ方向に行ったかもしれないので、このタイミングで飲めて幸運。本来この位のロゼワインは、遅くても4~5年で飲んでおくべきなんだろうな。
2013/10/27
コメント(0)
ロワール AOCトゥーレーヌ トゥーレーヌ・ガメイ2011 Touraine Gamay ドメーヌ・デ・クレモンディエール Domaine des Clemendieres ガメイ100% アルコール分12% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:780円色は濃い紫。香りはカシス、インク、カカオ、玉ねぎ、ミント?味は渋味と酸味。余韻に酸味と苦味。まあまあシンプルな味。カシス系の甘酸っぱい香りに、苦味や青臭さのニュアンスの香りが混じる。ワインの渋味と果実感が素直に通る感じ。渋味や酸の勢いは意外と(?)控えめで、思ったよりも飲み易さ重視のつくり。ガブ飲みワイン系の構成だが、渋味のボリュームはやや目立った主張をする。下手なACボジョレーの様な 酸の突出は無く、これはこれで飲み易さとバランスは上々。もう少し葡萄の甘味の感覚が明確に出てくれてもよかった。安めのガメイらしく、控えめなりに渋味の出方が妙にしつこくなりがちで、酸の押しだけだと潰される。酸が潰れた後は、余韻の苦味と結びついた鈍臭い渋味が口内に居座るように。元の勢い自体が強くないから、とりあえずツマミ一つで制御可能なレベルだが。全体的には、適度に軽さを活かした 正統派のガメイワイン。40分以上の時間経過でも変化は軽微。少し渋味が強まった気がするが誤差の範囲。渋味とスパイス香が大人しい、安ローヌワインみたいなイメージ。良くも悪くも、およそ想定内のガブ飲み向けワイン。ツマミは渋味の伸びを適度に抑えつつ、有る程度 甘味を補填出来るものが望ましい。アブラの甘味を活かし、それでいて濃い味を楽しめるものが相性良いと思う。例えばマルゲリータピッツァ や ツナマヨとか、あまり手の込んでないシンプルなものほど良い。値段相応。相応だが、同じ程度のラングドックやボジョレーのガメイと比べると、結構良い出来と感じなくもない。ただ、「ロワール」の「ガメイ」で「900円未満」の3条件の内、「ロワール」の点に気が向かなければ、わざわざこれを買う意味は無いと思える。
2013/02/05
コメント(0)
ロワール アンジュ地区 ロゼ・ダンジュー・レ・リゲリアンス(リジェリアンス)2006 Rose d'Anjou Les Ligeriens レ・ヴィニュロン・デ・テロワール・ド・ラ・ノエル Les Vignerons des Terroirs de la Noelle カベルネフラン?、ガメイ、グロロ 割合不明 アルコール分11% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:980円(1470円の特価品)色はやや紫がかった朱色。香りはチェリー、アセロラ、粉砂糖、青草、カラメル、ミント?キャンディー?味は酸味と甘味。余韻に苦味と薄い甘味。赤系ベリーの果実感に、甘い雰囲気が漂う正統派ロゼ。味と香りのイメージはピタリ一致。シンプルなロゼワイン。やや甘味優勢な果実メインの味、で余韻にほんのり苦味。小細工無しに、甘酸っぱい味を素直に通していく。余韻の苦味で適度に間延びを牽制。でもまあ、良くも悪くも普通だな。香りの拡がりも程々で、味も大分平坦で飽き易い。普通なりの分かり易さ や 飲み易さは有るが、ロゼワインとしては大した驚きも感心も無い。まずまず それなりの正統派ロゼ・ダンジュー。ロワールらしい軽さや青臭さも有りつつ、基本は果実押しで分かり易い出来。60分以上の時間経過でも変化は軽微で安定傾向。味の平坦さに関しては2006年ヴィンテージだから、経年で味が弱ってるところも多いのかも。料理はよほど味の濃い物でない限り、大体何でもいい。野菜系と相性良さそうで、ポトフやロールキャベツに向いてる感じ。今のこの状態は980円で値段相応。通常の1470円だと、あまり納得出来ない。もっとも、980円でもリピートする気にはならないが。同じロゼ・ダンジューならレ・クレール・コンテの方が美味いと思えたし、単なるロゼワインとしてなら南アフリカのアーニストン・ベイ・ザ・ショア・ロゼの方がコスパで上回る。
2013/02/01
コメント(0)
ロワール ロゼ・ダンジュー・レ・クレールコント(クレールコンテ)2010 Rose d'Anjou Les Claircomtes ドナシャン・バユオー Donatien Bahuaud グロロ、ガメイ、カベルネフラン 割合不明 (PDF) アルコール分11% 輸入:サントリーワインインターナショナル株式会社 購入価格:948円色はややピンクがかった朱色。香りは粉砂糖、ニッキ、アンズ、アセロラ、ごま油?味は薄い甘味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。何か・・・悪くない。ボルドーとか他国のロゼと比べて酸が大人しく、フルーティーで飲み易い。苦味も控えめだし、良い意味でのガブ飲みワイン。香りが少々粉っぽい 不思議な感じだが、飲み易さは確かで あっさりしてる。余韻の苦味が甘味をちょいちょい強調してくれてる様で、長所を強調。 抜栓20分(温度上昇?)で苦味が強まってくる。 ガブ飲みワインとしては何でもないが、当初のフルーティーさが少々衰える。総合的には、シンプルな分かり易いロゼワイン。渋味ではなく、甘味と酸味を素直に活かした白ワインテイストの「極薄赤ワイン」。白ワインの延長線上にある赤ワインの味。万人向けで料理も選ばず。中華料理との相性は結構イケるはず。胡麻油やオイスターソースとの組み合わせが上手くハマる。値段相応。約1000円のガブ飲みロゼとしては充分に及第点。むしろ変に酸っぱ苦いだけのロゼよりも はるかに完成度の高さを感じられる。★楽天検索 ロゼ バユオー★楽天扱い4件 1084円~1323円 平均1150円前後まあ、こんなもんか。それでも1000円台ならいい感じ。1200円を超えてくると他に埋もれ始めてくるな。
2012/11/21
コメント(0)
ロワール AOCミュスカデ・セーブル・エ・メーヌ ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー・セレクション・デ・コニェット2010 Muscadet Sevre et Maine Sur Lie Selection des Cognettes ステファン・エ・ヴァンサン・ペロー Stephane et Vincet Perraud ミュスカデ100% アルコール分12.5% 輸入:株式会社ファインズ 購入価格:1170円色はやや金色がかった薄い黄色。香りはグレープフルーツ、アンズ、ミント、梅肉?ライチ?味は苦味と酸味。余韻に薄く甘味を伴う酸味と薄い苦味。柑橘主体の香りに甘酸っぱい雰囲気の香りを追わせ、ほんのりハーブ。味は苦味基調でスッキリさせつつ酸味押し。余韻の甘味で苦味を和らげ、適当なところでカット。口当たりはクリアーで、苦味基調でも突出はせず、後の酸や余韻の甘味を引き出す形で動いてくれる。飲み易さ重視のライトな傾向の味だが、決して薄くなく、酸の存在感が明確。ソーヴィニヨンブラン的な青臭さが無い、ミュスカデならではの ロワールのもう一つの顔を感じられる。飲み手の好みによっては、このスッキリ感が悪い意味で水っぽい感じに働くかもしれない。ソーヴィニヨンブランやイタリアのトレビアーノに心得の有る人なら多分大丈夫だろう。イタリアの白ワインが好きな人の方が、もっと取っつき易い味なのかも。シュール・リー製法の共通点が大きく見えるだけかもしれないが、日本の甲州ワインに近いニュアンス。でも甲州よりも酸の出力やミネラルの張りがしっかりしてて飲み応えが有る。基本的に万人向けでバランスは良く、じっくり飲んでもガブ飲み用にしてもイケる。料理は炙ったショルダーベーコンを混ぜたラタトゥイユ や 鶏肉のカスレ に合いそう。この酸味を活かすなら野菜系、苦味を活かすなら旨味豊富な肉とチーズ。プロヴァンス料理に合いそうな感じ。和食なら鶏の水炊き等のあっさり系鍋物にポン酢と紅葉おろし。値段相応。美味しいワインだけど、価格を考えればおよそ標準的なところ。「ミュスカデ」という点を重視するなら 値段以上と評価出来る部分も少なからず有るのだが、純粋に白ワインとしては 「まぁこんなもんか」というレベル。この辺は好みと経験に左右される部分なので仕方ない。★楽天検索 ミュスカデ コニェット★楽天扱い約8件 1176円~1439円 平均1380円1380円はちょいと微妙。1280円以下ならまあまあ納得。「ミュスカデワイン」を飲みたいのでなければ特に気にしなくてもいいと思う。
2012/10/26
コメント(2)
ロワール IGPヴァル・ド・ロワール ル・ソヴァージュ・シャルドネ2011 Le Sauvage Chardonnay アウグスト・ボンホム Auguste Bonhomme シャルドネ100% アルコール分12% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:598円色は薄い黄色。香りはライム、グレープフルーツ、粉砂糖、青草、セロリ?小麦粉?味は苦味と酸味。余韻も苦味と酸味。単純だが、土地の特徴には忠実な香り。品種はシャルドネでも、ソーヴィニヨンブランとも大差無い香りと味。苦味と酸味の二面押しで、平坦なりにも厚みを感じる。香りも味のイメージと一致しており、違和感は無し。意外と(?)しつこい感じは少なく、飲み易さは有る。とはいえ、シャルドネらしい果実の繊細さは無く、青臭い感じの苦味が最初に形を作ってしまう。ロワールワインを飲んだ事が無い人にとっては、ただ酸っぱ苦いだけの白ワインとしか思われないかもしれない。でも90分以上の時間経過でも変化は無く、安定感は有った。とりあえず、ロワール白ワインとしては そこそこに万人向け。シャルドネらしさはラングドックにも劣るが、ロワールワインとしては適度な青臭さと酸が個性を生んでる。多少は飲み手と料理を選ぶ雰囲気を感じるが、白ワインとしてはまあまあ。安めのソーヴィニヨンブランが好きな人なら、美味しく飲める。料理はやはり野菜系に合う感じ。豚肉野菜炒め や、野菜餃子等の、肉絡みの過熱料理に向いてる感じ。酸の伸びに対応させ、オイスターソースを使ったレバニラ炒めも悪くない。意外と乾き物にも相性良く、韓国海苔 とか 炙りスルメとか、柿の種ピーナツとかも上手い事苦味や酸に対応できそう。値段相応。598円ならまずまず。全体的にロワールらしい雰囲気は有り、それなりにスッキリした味わい。シャルドネらしさは あまり無いが、ロワールらしさに関しては充分感じ取れる。
2012/10/22
コメント(0)
もらいもの ロワール AOCプイィ・フュメ プィイ・フュメ2010 Pouilly Fume ドメーヌ・タボルデ Domaine Tabordet Yvon et Pascal Tabordet ソーヴィニヨンブラン100%(リュット・レゾネ栽培) ステンレスタンク熟成6~12ヶ月 アルコール度12.5% 輸入:株式会社モトックス 参考価格:2100円前後色は薄い黄色。香りはライム、青草、塩水、シロップ、メロンの皮?味は苦味と薄い酸味。余韻も苦味と薄い酸味。香りは割としっかりしており、やや硬質的でミネラリーな印象。味も結構な辛口。辛口薄味系だけど、軽い飲み応えでもない。苦味基調のスッキリ系で、甘味や酸味は希薄。余韻の伸びは意外と長めに続き、軽さの中にも存在感を主張。少なくとも土地と品種の香り・味のイメージは綺麗に一致で、違和感は無い。 まぁでも、結局ミネラル感による苦味にしか特徴が見えない。ミネラル感のおかげで 平坦とまではいかないが、水っぽさに近い飲み口で拡がりに乏しく、好む飲み手を選ぶ味。もう少し、分かり易い果実味が有って欲しかった。 ・・・・おや? 温度上昇で、ほんのり甘味が出て来た感じ。 この変化は僅かな変化だが、辛口でミネラリーなこのワインにおいては大きな変化。 水っぽい、辛口の味に なけなしのアクセント。 この位だと、それでどうと言う事もないレベルだが。好みの問題も大きいが、そんなに美味しいワインでもないな。辛口ワインらしく、料理と一緒ならそこそこは活躍を期待出来る。料理抜きで ワイン単独で考えた場合、チョイ苦の薄味白ワインでしかない。それでも “辛口白ワイン” が好きな人なら、それなりに見所を感じ取れるのだと思う。これなら当然、料理との相性は悪くない。薄味・辛口・苦味基調ということで、どんな料理とでも合わせられる。油脂の甘味に岩塩の塩味が重なれば、上手くハマるはず。国産鴨ローストをスライスして粗挽き塩胡椒、或いはスモークサーモンのサラダドレッシングマリネとか。正直、値段以下。料理との相性はそれなりに認めるが、これで2000円以上はどうだろ!?「プイィ・フュメ」の看板代で300円~400円以上乗ってるんじゃなかろうか!?自分なら同じロワールでも1000円程度のミュスカデ か、ニュージーランドのソーヴィニヨンブランをコスパ重視で選びたくなる。★楽天検索 タボルデ★楽天扱い約10件 1974円~2604円 平均2100円前後という訳で、何か特別な料理と合わせてロワール白を飲みたいのでもなければ、オススメはしない。このワインなら、せめて1600円台以下でなければ、選択肢に入れられないな。いっそ「プイィ・フュメ」の看板外して、ただの「ロワール」として1480円以下に設定した方が良いのでは?ウリ文句は「ACプイィ・フュメをACロワールに格下げ!」「実質2000円クラスの品質!」とか、楽天ショップの見出しによくある感じでw。
2011/09/01
コメント(0)
クレマン・ド・ロワール ドゥ・シャンスニィ・ブリュット・エクセレンス2003 De Chanceny Brut Excellence アライアンス(アリアンス)・ロワール社(?) シャルドネ80% シュナンブラン20% 瓶内二次発酵 瓶熟成12ヶ月以上(?) アルコール度13% 輸入:ドウシシャ株式会社 購入価格:1550円色はやや黄色がかった金色。香りはレモン、グレープフルーツ、石灰、食パン、クリーム?味は苦味を伴う酸味と軽い苦味。余韻に軽い苦味と軽い甘味。おや?意外としっかりしたミネラル感。酸味も炭酸も適度な出力で、綺麗にまとまってると思う。香りは標準的な内容と出方かな。酸味よりも苦味の方が優先的に感じられ、そのおかげかスッキリ感は有れど もう少し厚みを出せてるよう。塩気みたいなのも有るかな!?酸が出しゃばらない分、泡の感覚がよりクリーミーに感じられ、それがソフトな口当たりを演出する。時間経過や温度上昇でも大きな変化は無く、安定してる。値段なりと言えば値段なりだが、流石に余韻がちょっと弱い。香りも柑橘系要素から離れられず、イマイチ拡がりに乏しい。グラスに注いでからの泡抜けも 思ったより速いかも。良くも悪くも「まぁこんなもんだろうな」って感じが有って、こういう処がシャンパーニュとの 越えられない壁 か・・・。軽い苦味感とソフトな喉越しがウリのクレマン。香りには別に特色は無いが、飲み易い中庸の味で 飲み手もタイミングも選ばない。シャンパンのワンランク下と思えば何も嘘は無く、存在意義が明確で好感が持てる。料理は生もの系よりも、グラタンやクリームシチュー等のホワイトクリーム系の方が合う感じ。和食なら天麩羅や、ウナギ以外の丼物と相性良さそう。値段相応。ありふれたスペイン・カヴァよりも炭酸の当たりが優しく、味も やや一面的ではあるが綺麗で膨らみが有る。“シャンパン”ではない “クレマン”としては充分及第点で疑問の余地は無く、むしろ よくやってる方。こういう泡物を飲んで改めて、以前ワイン会で飲ませてもらったエグリ・ウーリエって、あれ相当美味いシャンパンだったんだな・・という事を思い知った。BBR・グラン・クリュもかなりの高コスパであったようだ。
2011/01/30
コメント(0)
ロワール AOCヴーヴレー ヴーヴレー・クラブ・ブリュットNV Vouvray Club Brut C.F.G.V社 シュナンブラン100% アルコール度12% 輸入:ドウシシャ株式会社 購入価格:795円色は薄っすら黄緑がかった金色。香りはレモン、ライム、石灰、青草、蜂蜜?小麦粉?味は苦味を伴う酸味と薄い苦味。余韻に薄い酸味と苦味。抜栓のために針金を取ったら、触れてもいないのに いきなりコルク暴発。相当ガス圧が強いのか!?と思ったら、単にコルク栓が細いだけの様だ(△じゃなくて( )←みたいな形状)。とりあえず、香りは思ったよりも悪くない。柑橘系の香りに青草の香りも漂わせ、ロワールの雰囲気を崩さない。味も苦味がやや強めだが、炭酸のアタックのおかげで それ程悪い感じはしない。むしろ苦味が酸をソフトに引き立たせ、味を整える。別に期待してはいなかったが、これ泡抜けが異様に速いな。5分もしない内に微炭酸状態で、炭酸のアタリが薄れると 曇ったようなロワール白ワインになって味がはっきりしなくなる。最初の一口は悪くなかったけど、炭酸が弱るのと同じペースで味も衰えてくるみたい。 20分程度の時間経過で炭酸の感覚はさらに微弱に。 炭酸が有ればこそ味を整えられたので、それが薄れると 苦味や酸味がかなりしつこく出てきて、安っぽさが大きく目立ってくる。良くも悪くも泡入りロワール白。香りは思ったよりも見所が有り、ロワールらしさとヴァン・ムスーらしさが上手く合わさって個性を発揮。味はまぁ普通。泡抜けが速いので、注いだらなるべく早く飲んだ方が良い。値段相応。泡が無ければ600円程度の安ロワールワインだが、スパークリング要素が有る分だけ面白さと汎用性を感じられ、795円が意外と良心的にも思える。でも泡が抜けたら600円台の普通の安白ワイン。★楽天検索 ヴーヴレ クラブ ブリュット★楽天扱い2件 玉川屋で980円 ドラジェで1180円・・・う~ん、微妙な価格設定だが まぁ980円なら何とかギリギリ。少なくとも1000円以上出すようなワインじゃないな。
2011/01/28
コメント(0)
ロワール VdP du ヴァル・ド・ロワール キウイ・キュヴェ・ソーヴィニヨンブラン2007 Kiwi Cuvee SauvignonBlanc 造り手不明 ソーヴィニヨンブラン100%(トゥーレーヌ産) アルコール度11.5% 輸入:株式会社ドウシシャ購入価格:896円色は薄っすら黄緑がかった薄い黄色。香りはグレープフルーツの皮、青草、セロリの茎、シロップ?レモンクリーム?味は苦味を伴う薄い酸味と軽い苦味。余韻に薄い苦味と弱い酸味。薄いな。でも青臭い香りはセパージュに忠実。苦味と酸味で構成された味は正統派ロワールの印象。柑橘系果実の香りのイメージで、苦味基調の薄めの味に張りを持たせてる。香りの青臭さを利用して味を補強し、酸味で全体を押し出す、シンプルだが計算された味に。香りと苦味以外に大きな特徴は無いが、それはそれで余計な事をしない 分かり易さが有って悪くない。ボルドーのソーヴィニヨンブランほど甘味の印象が無く、味だけだと殺風景な感じ。飲み手の好みの問題だが、この香り、或いは苦味をどこまで許容できるかで評価が決まる。もうちょい甘味か甘い香りが有れば、もう少し万人向けの方向に持っていけたと思うが。基本は正統派のロワールの安ソーヴィニヨンブラン。60分以上の経過でも変化は無く、薄めの印象は有れど、可も無く不可も無く の良く言えば手堅い味。でもニューワールド系のソーヴィニヨンブランと比べちゃうと、ちょっと普通過ぎてパンチが弱いかも。値段相応。まあ1000円位は狙えそうだが、1000円出すならもっと良いソーヴィニヨンブランワインを買えると思う。「ロワール」「ソーヴィニヨンブラン」「900円弱」の3点中、「ロワール」の点にこだわらないのなら、あえて買う理由は無いかな。★楽天検索 ロワール キウイ キュヴェ★楽天扱い約5件 1050円~1344円楽天だと最安でも1050円からか・・・。これは なおさらロワール好きでなければ納得し辛い価格だな。ロワール好きでも、1200円を超えたらもう首を横に振るだろうと思う。
2010/11/05
コメント(0)
ロワール ACミュスカデ・コトー・ド・ラ・ロワール Muscaedt Coteaux de la Loir ミュスカデ・コトー・ド・ラ・ロワール・シュール・リー・レ・フォリー・シフェ2008 Sur Lie Les Folies Siffait レ・ヴィニュロンズ・デ・テロワール・ド・ラ・ノエル アライアンス・ロワール社(?) Les Vignerons Des Terroirs De La Noelle ミュスカデ100% シュール・リー製法 アルコール度12% 輸入:株式会社ドウシシャ 購入価格:896円色は金色がかった薄い黄色。香りはレモン、ライム、シロップ、リンゴ、甘草?パイナップル?味は酸味と苦味。余韻に苦味と酸味を伴う軽い塩味。口当たりは軽めだが、ミュスカデらしい しっかりした酸味。香りは柑橘系果実を主に、後から甘い雰囲気を出す。最初はボルドーのソーヴィニヨンブランに近い印象を受けたが、香りのニュアンスに違いが有った。味の出方は少々単純だが、香りが上手く味を送り出し、意外に高級感を感じさせる。余韻の塩気のニュアンスが ほのかに甘味の感覚も引き立たせ、バランスは良好。味・香り共に青臭い感じも有るにはあるが、それはそれでロワールらしいと言えばらしい。香りと上手くコンビネーションを取ってくれないと、単純で平坦な味で終わる。飲むタイミングや飲み方次第では、「ちょっと酢っぱ苦いだけの水」みたいな印象を受けるかもしれない。温度が上がるとやや塩味のニュアンスが強まるが、これは全体の味わいには大きな影響は無い。軽めながらも芯の有る酸味と適度なミネラル感が良い感じ。料理は選ばないし、変なアリゴテみたいな酸の突出も無い。後は香りの動き次第で美味さが揺らぐ部分が有るが、この辺は好みと経験の問題にも因る処が有るので欠点でもない。スワリングして しっかり香りを感じ取ってから、ゆっくり口に運べば大体大丈夫。値段以上。900円弱で購入の割りには かなり出来は良い。これは充分1100円以上を狙える実力。【6本以上ご購入で送料・代引無料】ミュスカデ・デ・コトー・ドゥ・ラ・ロワール・シュール・リ...価格:892円(税込、送料別)うきうきワインで現在売り切れ中
2010/10/19
コメント(0)
もらいもの 名前が2つ有るんだけど、どんな事情なんだろう? ロワール トゥレーヌ地区 AOCブルグイユ フィリップ・ド・ヴァロワ(ラ・ヴィネ・デュ・ロイ) 2008 Philippe de Valois(La Vinee du Roy) カーヴ・ド・ヴァン・デ・ブルグイユ Cave de Vins des Bourgueil カベルネフラン100% アルコール度12% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 参考価格:1980円色は透き通った鮮やかな紫。香りはカシス、チェリー、草花の茎、紅茶(アッサム)、インク?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に軽い苦味と酸味を伴う渋味。香りは悪くない。ロワール特有の青臭さや土臭さは控えめで、まずはフルーティーさを前面に出す。味もシンプルで苦味を絡める分かり易さ。渋味はしっかり有るはずなんだけど、どこか飲み口が軽やかな感じでボジョレーワインみたいな味わい。重すぎず軽すぎずで、そこそこ飲み易さがある。フルーティーさに若草のニュアンスが伴い、とにかく魅力が分かり易い。味自体はシンプルだが、余韻の苦味がどうもしつこいかな!?これがシンプル過ぎる味に厚みとアクセントを付加する役割を担ってるし、土地と品種の個性を生む部分だが、軽やかさ・飲み易さの長所を削る部分でもある難点。ロワールの赤として、どこまでも正統派。嫌味にならない程度のほのかな青臭さに、渋味基調だが軽やかな味わい。苦味の出方には少々難が有るが、それも重さと軽さの両立故のもの。ツマミは肉って感じじゃないな。山菜の天麩羅みたいな、野菜系の料理に合う赤ワイン。でなきゃテリーヌとかのあっさりしたもの。それでも肉と一緒にいくなら、蒸し鳥肉のスライスにバジル等のハーブ系ソースとパルメザンチーズまぶし位か。値段相応。もう少し苦味を抑えるか、甘味を出すかが出来れば化けたと思う。ロワールのカベルネフランワインとしてはなかなかの佳作。★お奨め!ブルグイユ[2008フィリップ・ディ・バロワ価格:1,995円(税込、送料別)楽天ではアサヒヤのみ。標準的価格設定。
2010/06/27
コメント(0)
今週からはローヌ系で攻めると言いつつも、ぶっ通しは飽きるので合間にロワールも挟んでみた。 ロワール AOCシノン AOC Chinon レ・ブルマール・キュヴェ・プレステージ2007 Les Bremards Cuvee Prestige ドメーヌ・パスカル・ガスネ ドゥルエ・フレール Domaine Pascal Gasne Drouet Frere カベルネフラン100% アルコール度12.5% 輸入:キッコーマン株式会社 購入価格:1424円色はやや薄めの赤紫。香りはカシスリキュール、若草、グレープフルーツの皮、ローズマリー、胡椒?シンナー?味は軽い渋味と苦味を伴う薄い甘味。余韻は軽い渋味と軽く甘味を伴う苦味。結構美味いかも。薄味で、目隠しで飲めば同じロワールの白ワインと間違えそう。何やら甘い香りを纏いつつも、草や柑橘類のニュアンスをはずさないロワールらしい香り。味は軽薄だがなかなか上品で、ちょっとしたハーブティーや薄味系ピノノワールの様相を呈す。突出する味覚は無く、ワインの渋味と葡萄の甘味を静かに流していく。香りのせいか苦味の絡み方がしつこくなりがちで、ロワール特有の青草等の香りがちょっとうるさ過ぎる。グラスから離れた所で嗅ぐともう少しベリー系の甘酸っぱい香りも分かるが、近距離でいくと鼻にツンとくる様な青臭い香りにせっかくの上品な味が喰われそうになる。余韻の苦味の引っ張り方も味の綺麗な伸びを遮り、香りとも相まって当初の繊細さを阻害する方向に。薄味系ワインとしては綺麗で悪くないのだが、香りと余韻の負のコンビネーションが味の綺麗さを打ち崩す様で、味自体は悪くないのにどうも美味さがノリきれない。せめて香りの部分だけでも、もう少し穏やかでいてくれれば高級感すら感じただろうけど、そうは上手くいかなかった。青草等の苦い香りが気にならず、かつ薄味ワインに理解が有る人なら意外に高評価かもしれない。値段相応。乱暴に言えば、ちょっと高級なガブ飲みワインなんだと思えば腑に落ちる感じ。全体の完成度(特に香りのクオリティ)を見るともうちょい安目でもいいと思えるが、ロワールの赤というマイナーな所を突いて1400円台ならおよそ良心的なラインか・・。約500ml弱残しで冷蔵庫保存(抜栓約20時間経過)香りはいくらか収まったかと思ったら、5分もしない内に昨夜とさほど変わらないレベルまで復活。しかも土っぽいニュアンスも感じ、品種と土地の特徴としてはより忠実だが香りの洗練感は半歩後退。味は酸味が生まれてきてて苦味も強調し、安ガメイ的しつこさもある。香りはもう仕方ないものとして目を瞑るが、味は初日よりももう少しワインらしくはなった。だが安ガメイに近い酸味と苦味で、このワインならではの個性は大分薄れてる。これなら始めから1000円チョイ位でピノノワールか、カリニャン混じりのラングドック系ガブ飲みワインを飲んでも同じだろう。2日目もやはり好みで評価が左右される、人を選ぶワインだった。初日で飲み切った方が良かったかな。うきうきワインの玉手箱 シノン・ルージュ・レ・ブルマール2007 1081円結構前から売り切れ中っぽい。あー、1100円弱なら何も悪い事は無いんだよな。むしろかなり立派な方だと思う。1400円オーバーになると流石に特別な理由が必要になってくる。
2010/04/30
コメント(0)
2007年5月から新設されたロワールのヴァン・ド・ペイ規格。 ロワール ヴァン・ド・ペイ・デュ・ヴァル・ド・ロワール VdP du Val de Loire ジャン・ド・ラロッシュ・ソーヴィニヨン2007 Jean de Laroche Sauvignon レ・セリエ・ド・ラ・ロッシュ クロード・ミシェル・ビション氏 Les Celliers de la Roche Claude Michel Bichon(?) ソーヴィニヨン100% アルコール度12% 輸入:キッコーマン株式会社 購入価格:498円色は薄い黄色。香りはグレープフルーツの皮、灰、若草、薄い蜂蜜、ショウガ?火打石?味は苦味と酸味。余韻に苦味を伴う酸味。苦味の目立つ、随分とキレた味だな。香りもミネラル感を強調する様な類の種類が多い気がする。ソーヴィニヨンブランらしいといえばらしい。透明感のある澄んだ味で、これはこれで綺麗な口通り。ミネラル感をメインに据えつつも、やんわりと酸味を絡めて安めのシャブリに近い味わいを出す。でも何かなぁ、これだけだと(ロワールとして)足りないものが確実に存在する感じ。味も香りも一面的かつ一直線で、膨らみや拡がりが見えてこない。ロワールの白といえばミュスカデを連想するけど、このワインはミュスカデほどの酸味の明快さは無い。或いはプイィ・フュメからリンゴや蜜や粉砂糖のニュアンスが抜けたみたいな、物足りなさ。「ロワールのソーヴィニヨンブラン」というだけのボトルなのか、“珍しさ”以外にボルドーの白程の美味さや面白さが感じられない。下手するとただ“苦い水”で終わりそうな嫌な安っぽさも持ってる。美味くなれそうな雰囲気は充分持ってるのに、中途半端な所で立ち止まってるのが残念。色々気になる点は有るけど、とりあえず白ワインとしては何も悪くない。確実に料理と一緒向きの味だが、チリの同価格・同品種の白よりも香りは複雑で、ミネラル感に存在感がある。もう少し味に甘味を出すか、甘味を連想する様な香りの軸を持たせて欲しかった。一応、498円なら値段以上。1000円は超えないまでも、800円台あたりまでなら充分手を伸ばせる質。ロワール白ワインの味がこの価格で楽しめるなら結構頑張ってる方だと思う。400ml弱残しで冷蔵庫保存の次の日。(抜栓約20時間経過)香りは柑橘系果実のニュアンスが弱まり、蜜の感覚が前方に出る余裕が出てくる。味は酸味が出てきて苦味とのバランスが取られてきた。初日の変に苦味や青臭さばかりが突出した状態と比べると、2日目の方が確実に美味い。これはこれでまだミネラル感の強い味わいだが、白ワインに欲しい(必要な)要素がより感じられる様になった分高級感がアップ。安いなりに熟成の余地有りということか。★楽天検索 ジャン・ド・ラロッシュ ソーヴィニヨン★うきうきワインで1081円 ビッグボスで1080円 の2店舗。う~ん・・1000円オーバーだと何も有り難味が無いな。500円じゃないのなら、普通のただの辛口白でしかない。コスパで普通に同価格・同品種のチリに負ける。
2010/02/07
コメント(0)
先日のキュヴェ・バーバラの造り手がブルグイユで修行したという事でブルグイユワインを飲んでみた ロワール AOCブルグイユ AOC Bourgueil “レ・ヴァン・リュー・ディ”2006 “les Vingt lieux dits” ドメーヌ・デュ・ベレール ピエール・ゴーティエ氏 Domaine du Bel Air Pierre Gauthier(Pierre et Rodolphe Gauthier) カベルネフラン100%(完全無農薬栽培) ステンレスタンク発酵 上位キュヴェで使用した2~5年目樽でシュール・リー状態熟成 アルコール度12.5% 輸入:野村ユニソン株式会社 購入価格:2380円色は透き通った紫。香りはアンズ、ブラックベリー、青リンゴ、ミント?ニッキ飴? 抜栓15分弱でブラックベリー、インク、カカオ?味は渋味と軽く苦味を感じる酸味。余韻に苦味を伴う渋味と薄い甘味。そんなに美味しくもないな。普通のワインって感じで全体的にはやや軽い印象。でも渋味はいくらかしっかり出てて味はまあまあ。抜栓直後はまだ甘酸っぱい果実の香りにハーブ系の爽やかな感覚があって期待しかけたが、飲むと味は半端に鈍重で香りのイメージと味の印象とが噛み合わずに違和感が襲う。青臭さが抜けそうで抜け切れず、味も何か歪んでて(?)口通りが悪い。ボトル状態が悪かったのかな? 時間経過で香りの方が歩み寄ってくるが、鈍重な味に合わせたら今度は香りも冴えなくなった。 確かに先ほどあった違和感は軽くなったが、エラい安っぽくなって有り難味が薄れる。 抜栓100分位で香りがやや持ち直し、味もこなれてきたのか 多少は滑らかさが出てきたが、安っぽい印象は変わらず。香りはまだそこそこだが変化も早く、味もヌベっとしてて起伏に乏しい。熱劣化ボトルに近い症状だがコルクやキャップシールに噴出等の形跡は見られないし、たまたま妙な質のボトルに当たったのかも。100分以上の時間経過でそこそこ向上する部分はあるけど、2000円以上の価値は見えない。もしこれがこのワインの普段の実力ならリピートは無い。価格から言ってもラングドックかローヌのネゴシアン物飲んでる方が満足感がある。カベルネフランはボルドー右岸でメルローとコンビを組んでる方が持ち味を活かせるんだろうなぁ。もしピンで行くならカリフォルニアで香りに合わせた甘い味を作りあげるとか。値段以下。味だけで判断すれば1600円前後レベル。ボってせいぜい1980円。微妙にマイナーな産地のカベルネフラン100%ワインということで数百円分の希少価値代が乗っかってると思わなきゃ納得いかない。ロワールはミュスカデかプイィ・フュメの辛口白だけ飲んでればよさそうだな。たかだか1本飲んだだけで判断するのも早計とは思うが、同じ価格なら絶対白の方が美味いでしょ!?★楽天検索 ブルグイユ★
2009/04/30
コメント(0)
ロワール ギィ・アリオン クレマン・ド・ロワール ブラン・ブリュット2003 ドメーヌ・ギィ・アリオン(?) シュナンブラン80% シャルドネ20% 輸入:株式会社 千商 参考価格:2000円弱色は薄い黄色。香りはレモン、バニラ。味は綺麗な酸味。クリーミーで柔らかな味。炭酸も強すぎず、ヘタなシャンパンとかよりもずっとレベル高い。ギィ・アリオンのワインってなんだか共通してミルク(バニラ)の香りがするな。値段以上の美味さ。1000円台のスパークリングワインとしてはかなり良い出来。
2007/11/23
コメント(0)
ロワール(?)プイィ・フュメ レ・シャン・ド・クリ1995 Pouilly-Fume Les Champs de Crisアルフォンス・ショタール Alphonse Chotard輸入:有限会社カツミ商会 参考価格:1600円前後色は透明度の高い金色。香りはリンゴ、蜂蜜。味は綺麗な酸味。余韻はやや甘味。ブドウというよりリンゴ味が強いが、なかなか飲みやすい味。とてもすっきりしていて構成がわかりやすい。だがあまりワインらしくないかな。ジュースみたい。リンゴの様な味が強すぎて、他が感じ取れない。値段相応。言っちゃあ何だがこれは飽きるのが早いかも。ホント2杯途中でどうでもよくなる。4~5人でちょっと一杯、ここらでちょいと気分を変えてこんなワインも、のつもりで開けられれば理想。
2007/11/19
コメント(0)
ロワール ミュスカデ セーブル・エ・メーヌ シュール・リー クロ・デ・ブリオール2005 ドメーヌ・ド・ラ・ペピエール マルク・オリヴィエ(オーナー) ミュスカデ(ムロン・ド・ブルゴーニュ)100% 参考価格:2000円弱色は非常に薄い黄色。香りはグレープフルーツ、石灰?。味は強めの酸味、少しの甘味。余韻に酸味。喉を通り抜けても余韻とは別に酸味が口に残る。良く言えば力強い、悪く言えばしつこい印象。ミュスカデといえばまず酸味を連想するものだし、短所ではないだろうが酸味がパワフル過ぎる気がする。ただ、普通のミュスカデと比べるとこのワインにはワンランク上の高級感が感じられる。セーブル・エ・メーヌのショバ代の見返りなんだろうか!?酸味が口の中に長く残るので、料理も味が口に長く残るものがいい。粗く作ったテリーヌとか豆腐ステーキおろしポン酢ソースとか・・。値段相応(気持ち高めかな?)。ミュスカデが好きな人なら相応以上に感じるだろうが強い酸味が苦手な人にはオススメできない。
2007/11/17
コメント(0)
もらいもの ロワール ギィ・アリオン シャルドネ 2003 ドメーヌ・ギィ・アリオン(?) シャルドネ100% 輸入:株式会社 千商 予想参考価格:1600円前後?色は黄緑がかった薄い黄色。香りはレモン、スキムミルク。 抜栓30分でリンゴ、杉、シンナー?ミネラル香?。味は酸味メイン。余韻も酸味。シャルドネの割りにはさほど甘味を感じず、酸味が少し強めだが余韻はあっさりでしつこくない。味は酸味中心であるが余韻のあっさり感とミルク(或いはバニラ?)の様な甘い香りから甘味も想起できそうな気がする。スキムミルクの粉っぽい甘い香りが特殊。軽い味わいの割りに喉の奥に苦味が残る、というか引っかかるような感じがある。だがこの感覚は余韻の軽さに柑橘系果実のアクセントを加えてるような感じで悪い気はしない。時間経過でリンゴの香りがしてくる頃には余韻の軽さはさほど変わらないものの、味が落ち着いてきて、よくある酸味の効いた辛口白ワインに。値段相応。味は良いけど余韻が軽い。もうちょっとコクがあってもいいな。だがこの軽さは短所でもあり長所でもある。食事の邪魔をしない味。
2007/11/11
コメント(0)
全30件 (30件中 1-30件目)
1