※ 0
全184件 (184件中 1-50件目)
「歌舞伎のセカイ」で木ノ下裕一さん、田中綾乃さん、今井豊茂さんのトークをお伺いしました。補綴をなさるお二人ですので補綴の話がメインと言う滅多にない機会。そしてもっと深く知りたい世界。『三人吉三廓初買』の中に「人魂よりコワイのはヒト」だというセリフがあります。梅枝君や(あ、時蔵さんになられたのね)鶴松君、七之助さんいろんなおとせが串田演出の歌舞伎の中で言ってました。従来の歌舞伎ではカットしたそのセリフを串田さんと勘三郎さんは残したのですが「キノカブは残すの?」と今井さんがたずね 木ノ下さんが大きくうなづきました。理由は、シェイクスピアのようなこのやりとりが人をよく描いているから富裕層と底辺に生きる属性の対比道もわからないお嬢、テキパキ教えるおとせ等々『三人吉三廓初買』文里と一重の恋を描いた「廓初買」は不評だったのは、恋バナがうけるようなのんびりした世相でなかったから?30年後の再演では、白浪の出番に焦点をあてた『三人吉三巴白浪』有名な「月はおぼろに白魚の」の三人の吉三が出逢う場が好評を博し、現在まで続く人気狂言となっていますがキノカブの通し上演を観た時、廓の場面をはじめて知った私は、今、上演されなくなったことがなんてもったいないんだ!ってカンジ今回も文里と一重が観られると思うとワクワクでございます。木ノ下歌舞伎名物の完コピの話題も出ました。今井さん自身が興味深々だったご様子、それゆえ、聴く側が心から知りたいと思う魅力的な話を無駄なく引き出してくれる最高のインタビュアーだったこともlucky。「地獄」(初演後再演されたことがなかった「地獄正月斎日の場」と言う名前の楽しい場面)ウソばっかりついたからってことで紫式部も出るのよ~紫式部はお嬢、朝比奈は和尚、閻魔はお坊の役者が演じます。あれ、朝比奈は鎌倉の英雄なのに何の罪だったかな?来月のまつもと大歌舞伎のお話も出ました。7月に、「まつもと大歌舞伎」で上演される『福叶神恋噺(ふくかなうかみのこいばな)』5月に、初めての歌舞伎町大歌舞伎として『流星』と共に上演されましたが虎ちゃん演じる主人公に恋するお嬢さん、(ハチャメチャでみんなを振り回す)このおきゃぴちゃんに抜擢されたのは扇雀さんのお弟子さんのかなめさん大喜びと思いきや、そうではなかったと。おきゃぴちゃん、大人気だったのになぜ?の理由も教えてくださいました。(C)かなめさんのX (c)松竹かなめさん!(♡˙︶˙♡) いつも、SNSに面白い投稿をして歌舞伎に親しみを持ってもらえるように啓蒙活動?している姿勢がステキだなって常々、思っていましたが、ますます応援したくなりました。補綴に対しての役者さんのとらえ方とかね、もりだくさんのハナシの中で感じたのはお三方の歌舞伎への熱い想い勘九郎さんが踊った『流星』は『三人吉三廓初買』と同じ時代の作品「皆さん、本当によくぞ生き残りました。死んだ人たちをかわいそうだと思うかもしれませんが、いやいや生きている私たちも辛いですよね。こういう世界だけれど、がんばっていきましょう」という黙阿弥からのエールを感じると言うキノカブの『三人吉三廓初買』 今井豊茂さん、田中綾乃さん、木ノ下裕一さん知らなかったこと、知りたかったことたくさん、たくさんお伺いしましたがまた、このメンバーで補綴にまつわる講演の続きがあったらいいのに!まつもと大歌舞伎も、『三人吉三廓初買』も今から待ち遠しいです💗💗
June 23, 2024
コメント(0)
2024年9月上演の木ノ下歌舞伎 『三人吉三廓初買』 2014年京都→→知らなかったなー2015年 東京→→(*´艸`*)観ましたと、上演されてきた5時間の演目3度目は2020年ですがコロナ禍ゆえに上演中止→→興行の損失になるのか勝手に心配と上演記録についてのお話「補綴(ほてつ)としては4回目」ここでえ! 補綴って元の歌舞伎の台本から抜粋して上演作品に剪定する言わば ベースとなる素材でしょうから一回作ったら よいのでは?いちいち作り直すの?せめて中止になった3回目のものは使いまわせないのですか?pinkで書いたのは私の心の声😊『三人吉三廓初買』のお話をうかがっているのは歌舞伎の講座です。スペシャルゲストが歌舞伎の脚本・演出をなさる今井豊茂さん。713場もある長い作品、と木ノ下先生のお話が続き、さぁ、いよいよってところで音響トラブルがあって木ノ下さんが呼ばれたのですが「あら、だいじょうぶかしら」の会場の空気を打ち消すようにすかさず今井さんが「こちらでつなぎます」 ウーン 頼もしい。これまでにたくさんの歌舞伎を補綴された経験がおありで松竹の社員でもある今井豊茂さん。ベテラン、重鎮という雰囲気を醸し出しつつ、鋭い切り口とユーモアと現場ならではのエピソードをほどよく交えて トーク巧者でいらっしゃいます。2016/12/16 「あらしのよるに」脚本家のお話をお聴きしました(今井さんのトークをはじめてお聞きした時の事) 木ノ下裕一、田中綾乃のお二人と今井さん、尊敬と親しみがほど良い匙加減の進行は心地良くずーっとお話をお聞きしたい気持ちになります。『三人吉三廓初買』という演目、特に現在も繰り返し上演される人気の秘密は主役三人が同じボリュームで それぞれ見せ場があることナルホド「完璧ともいえる黙阿弥の台本をどう補綴する?」と今井さんの問いに(これは技術を問うてるのだろうと思いますが)黙阿弥を現代の日本に呼んで、東京見物してもらって「どこをカットしますか?」って聞いてみる体で カットする木ノ下さんは ああ、木ノ下さんだなっていうお答え今までの経験から古典は(リスペクトが故に)バッサリ切ったほうがいいバッサリ切った後、映像を見ながら 戻している と今井さんがおっしゃっていました。『桜姫東文章』からも印象深いエピソードがたくさん。貴重なお話はメモしてあるので読み返してニンマリ(⌒∇⌒)少しだけおすそ分け。書く側は言葉の意味を優先的にとらえるけれど演出していると変わることがある。「お客様はこんなムズカシイセリフを言ってもわからない」と平易な言葉に変えようと主張すると、「わからない言葉を言うから高僧に見える」と郡司 正勝先生がおっしゃった →→ナルホド切り継ぎ屋さん 取捨選択するのが補綴などとお話は続きます。さて、ここで開始から30分経過しました。30分、「補綴」の解説に費やす。この仕事に懸ける男の矜持を見た気がします。会場の赤木神社 併設のカフェでランチ💗補綴には二つの型があると木ノ下先生短いタイプ バサッと切って 緩急をつける猿翁さんタイプ長いタイプまんべんなく全体から間引く 郡司先生の桜姫等南北全集を見ながら郡司先生が補綴された映像をみてカウントしたら約40%カットしながらも南北らしさはしっかり残っていた!とさりげなく語る木ノ下先生この根気のいる地道な作業をなんでもないようにおっしゃるのがヒューヒュー 称賛しかありません!「補綴」。(木ノ下歌舞伎のサイトより)「ほてつ」または「ほてい」と読みます。〈補って綴る〉という読んで字の如く、テキストをカットしたり、書き換えたりすること。主にお芝居の世界では台本の作成作業(それも既存戯曲の再編集作業)を意味します。
June 23, 2024
コメント(0)
(編集中)第9回作者と劇評家のコトバで読み解く歌舞伎の世界 『近松門左衛門vol.3』開催レポ
March 11, 2024
コメント(0)
飯田橋で降りたので、東京大神宮をのぞいてみました。今年の絵馬を見られて良かったと友達が喜んでれたので2014年、2017年、2022年も追加で載せました(⌒∇⌒)2014年、はじめて見た東京大神宮の歌舞伎役者絵馬2回目は2017年 東京大神宮の歌舞伎役者絵馬前回は2022年に診ました。東京大神宮の歌舞伎役者絵馬かけてあるビニールが反射したり、映りこんだりでアングルを変えて 撮りなおしたのもあり、順不同になりました2024年はこちらから👇中村梅玉 田中傅次郎境内社の飯富稲荷神社は、衣食住・商売繁昌・家業繁栄の神様として広く崇敬されています。また、不世出の名優九代目市川団十郎が篤い信仰を寄せていたことから、初午祭には歌舞伎俳優の方々による揮毫の絵馬が奉納されます。今年は3月31日まで見られます。恋愛成就のお願いかたがた力作を鑑賞してみてください。
March 11, 2024
コメント(0)
#10 講演「歌舞伎をつくる ~伝統から未来へ~」歌舞伎脚本家の戸部和久さんの講演を聴きに行きました。友達が歌舞伎の公演があると教えてくれたので「伝統から未来へ」への関心のみで申し込んだのでご本人のお話をうかがうまで、「笑って答えて」歌舞伎座支局長さんとは気づきませんでした。テレビの通りの気さくで明るい方ですが、実は別班だった乃木憂助のごとく人並外れて優秀なお方。携わって来たお仕事のラインナップを見たら新作歌舞伎が軒並み列挙されていて圧巻!!話題作を手掛け、成功を収めるってある意味、ギャンブルみたいなものだと思うのでこのにこやかで穏やかさの裏には勝負師のような一面もお持ちではないかと...それこそ 傾いて(かぶいて)いてほんとに乃木憂助(VIVANT)みたいです😊ワタクシ的に困ったのが お名前が戸部さんってこと。司会の方や鷹之資(たかのすけ)君が「トベさん」とお呼びになる度、ドキ!なぜって昨日、「カムカムミニキーナ」の『かむやらい』を観てきたばかり。『かむやらい』の登場人物の中でもとりわけ心惹かれたのがナグザトベ、ニシキトベ、ニキトベ 滅ぼされた三人のトベ達『かむやらい』の トベのことで頭がいっぱいだったので 混乱🫤今日はまた別の「トベ」😯申し込んだ時点では、ゲストが鷹之資君とは知らず。『刀剣乱舞』ルパン歌舞伎、と成長著しい鷹之資君。第七回の「翔の會」で素晴らしい知盛を観たのに第八回は行けなかったのが残念だったのでこんな機会を得られて、🙌鷹之資君が出演していた『流白浪燦星』のお話などみんなが気になる、興味あるお話が盛りだくさん。φ(..)メモは取りましたが、全部 書くわけにはいかないので(営業妨害?)ひとつ、ふたつ☺️・・・・・・・・・・・・・・・・・・新しい歌舞伎座に建て替える時、今までは廊下が狭くて 道具の出し入れに難儀していたので、使いやすくなるようにと、ゆったりサイズに作ったら(優しくて行き届いて サスガ!と 会場も感心して、聞いておりましたら)あちら、こちらの役者さんから(楽屋の入り口にかける)「暖簾が、かからなくなったぞ」😣間口が大きくなったので、今までの暖簾では、サイズが合わなくなったという悲劇😓一貫して、誰かのせいになさることなく自虐的なエピソードを交えながらどんなお仕事かを平たくわかりやすく伝えてくださいました。こういうところ、昨日の八嶋さんと通じるところありますねぇ☺️・・・・・・・・・・・・・・・・・・歌舞伎は稽古期間が短くても役者さんの頭の中に様々な演目があるから、イメージを共有することができるってのは三谷さんも三谷かぶきの時に驚いておられましたが😲今回、パロディーの中にあった『四千両小判梅葉(しせんりょうこばんのうめのは)』たまにしか かからないのもあって今回の座組のなかに詳しい人がいなくて、困っていたところ、何十年も前に、だったかな。寿猿さんが出演経験おありだったのでセーフ!とかヽ(^o^)丿『2017年『四千両小判梅葉』感激した日の事 TAP!・・・・・・・・・・・・・・・・・・『流白浪燦星』は準備の時間が足りなくて出来上がった鷹之資君のビジュアルは光秀モチーフの美しいお衣装が似合っていてとっても素敵なんですが最初は今度の役は宇宙人だとか不死身だとか聞かされていて役作りにたいそう 苦労したそうです。ここらへんの鷹之資君、舞台でおなじみの朗々とした声(お父上譲りの)はもちろん話の組み立ても面白くてトークも最高!落ち着いて上品な佇まいは想像通り。意外と茶目っ気を感じるところもあれば、歌舞伎について語る時は熱く、慎重に言葉を選んで、聴衆にちゃんと届くようにと何度も言葉を重ねる生真面目なところ…いろんな表情が見られたのが良かったです。そうそう、役名の 長須 登美衛門(トミエモン)演舞場でその名前を聞いた時はあ、富十郎さんの名前を入れてくれてる。ステキ!とグッと来たのですがナガスネヒコ(別名トミヒコ)がモデルと戸部さんのお話をうかがって、またしても昨日観た『かむやらい』を思い出してしまった‼️神武東征を阻む敵役で ナガスネヒコ(別名トミヒコ)を知ったばかりです。『流白浪燦星』を観ている時は、全く知らない存在だったのにトベと言い、トミヒコといい、なんたる偶然!最後の質疑応答。離れた席の若者からの質問の声が全体には届かず困っていたら、せっかくの質問なのにとスッと立ち上がって、自分のマイクを差し出す鷹之資君😄新しくなった歌舞伎座を牽引してきた戸部さん、鷹之資君君達と手を携えて、古きを尊びつつ、新たな歌舞伎を作って行ってくださるんだと未来を確信できる講演会でした。司会の竹平晃子さんのXより講演「歌舞伎をつくる~伝統から未来へ~」講師:戸部和久さん(歌舞伎脚本家)ゲスト:中村鷹之資さん(歌舞伎俳優)『流白浪燦星』のお話は勿論、お二人のこれまでの歩みや葛藤など、“人となり”が伝わってくる貴重なお話で、聞き手としても、いち歌舞伎ファンとしても、本当に幸せな時間でした。… pic.twitter.com/7idvnXrvRK— 竹平晃子🏮🎶いつも歌舞伎座かコンサートホールにいるアナウンサー (@akiko_takehira) February 10, 2024
February 10, 2024
コメント(0)
今年は辰年ですが この動物はなんでしょう今年はじめての 浮世絵nightに行くために京橋を歩いています確か、このあたりだったよな、と京橋の親柱のあたりで きょろきょろしたらはい、ありました!江戸歌舞伎発祥の地 暗くてよく見えない(>_<)猿若中村勘三郎が中橋(現在の日本橋と京橋の中間)に、猿若中村座の櫓をあげたのが寛永元年(1624年)のこと。早咲きの桜を愛でながら銀座へとさて、辰年にちなんだ話をたくさんしてくださった先生。今日もステキなお召し物だったので帯も!とリクエストしたところ、お茶目な写真となりました。毎月、開催されますがお月謝とか年会費、予約とか申し込みの面倒がなく、「仕事が早く終わって時間が空いた!」って時にフラッと参加できる自由さが魅力です。学びたい気持ちに寄り添ってくださって私の顔を見ると 歌舞伎の話をさりげなく増やして下さったり ありがたい先生です。いつもは淡い色が多いので、今日のカンジはレアです。先生のFacebookによると雲龍にあやかり瑞雲が描かれた付下に初めて袖を通しました。慣れない滅紫色 なんですって。よくお似合いですさて江戸歌舞伎を牽引してきた猿若中村勘三郎。歌舞伎座は、勘三郎さんの十三回忌の追善で中村屋!の二月です。ゆかりの演目と演者が揃って、こちらもワクワク。
January 18, 2024
コメント(0)
勇躍。松本幸四郎丈、華ある歌舞伎職人 って タイトルがステキ(♡˙︶˙♡) 友達が教えてくれたので早速申し込んですっごく久しぶりの花道会ちょっと早めに行ったつもりが会場はほぼ埋まっていて皆様 気合が入っています空いていた席は後ろで端の方ま、あんまり近いと恥ずかしいから ちょうどいいかもと開始を待っていたらなんてことででしょう😳花道よろしく、私の隣を通り抜けて 幸四郎さん登場キャー🥰のっけから「さっきまで 蜘蛛だった。 ここで休んでから相撲取りになる」と笑わせてくれてた幸四郎さん「共に初役。叔父の追善だと思って演じている」と真面目な顔で このギャップにメロメロ(え、メロメロって死語?)もとい キュン🥰お役についてのお話をたくさんしてくださって疲れているはずなのに 吉右衛門さんの口伝とか想い出も交え、良い話をたくさん幸四郎さんから聴けたことは参加者冥利に尽きます土蜘の踊りは、実際踊るとキツイとそれならば こちらも姿勢を正して観ないとね☺️駒形茂兵衛のことも筋書などに書かれた(言わばヨソイキの)コメントのままでなく聴いている人が楽しく わかりやすくなるようアレンジしてくださるので 会場中 和やかな笑顔舞台を観る時は話してくださったこと踏まえたうえで しっかり観劇いたします☺️「元気の秘訣は?」の質問に 「カルビー堅あげ!」と即答そして、冠番組から生まれたコラボ商品の「高麗屋のだし」の宣伝も忘れず背が伸びた染五郎君のことを今までは、下をむいて叱れたのが同じ目線だとやりづらいと仕草をま交えて笑わせ、お父上の『ラ・マンチャの男』のことは(白鸚さんご自身は)「ファイナルと言ってない」(カンパニーの皆さんも)「ファイナルと言ってない」「ファイナルツアーが始まったばかり」とウレシイ発言「東宝さん次第」という言葉の真偽より「いつまでも『見果てぬ夢』を見つづけてほしい。」(『ラ・マンチャの男』を元気で続けられますようにという)息子の気持ちなのかなとウルっとしてしまった帰りに木挽町広場で おだしをコンビニで堅あげを買って シアワセな気持ちでお家に帰りましたとさ🥰
September 9, 2023
コメント(0)
第7回作者と劇評家のコトバで読み解く歌舞伎のセカイ』◆日時:2023年6月19日(月)18:45~20:45◆場所:としま区民センター◆住所:豊島区東池袋1-20-10◆アクセス:池袋駅東口より徒歩7分◆受講料:4500円(定員70名)◆登壇:木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰) 田中綾乃(三重大学准教授・演劇評論家)テーマが近松門左衛門、まだお席が若干残っていますとのお知らせに飛びついたのは 「ちかえもん大好き!」の私です。ハイブリッドでクロスオーバーという例えを使って近松の生涯と足跡、楽しくわかりやすく説明があって猿翁さん、三津五郎さん、時蔵さんと役者さんの話、『傾城反魂香』の今は上演されない場面の話等興味津々。歌舞伎に興味を持ち始めた頃、平成中村座の試演会で橋吾さんが又平を國久さんがおとくを演じたのを観て以来、この話が気になっていました。虎は出てくるけれど傾城は出てこないじゃんそれから、ストーリーをさらい、前段を通しで上演する芝居を観たり元信さんのお墓まいりをしたり(正確に言えば親戚と同じ墓地だったので)たまにレアな場を上演すると聞けば必ず観てました。NHKのドラマを観てから さらに「ちかえもん」熱上昇の一途ただ、ひとつ ひとつ バラバラだった知識がいい塩梅にまとまった感じで有意義な講義でありました。もっと聴きたい!というところでお開き。素敵な企画に感謝です。年末予定という次回が 今から 楽しみです。 劇団山の手事情社 全部見せます『傾城反魂香』
June 19, 2023
コメント(0)
坂東玉三郎 衣裳展 四季・自然・生命 ―時の移ろいと自然美―を観てまいりました。会場はリニューアルしたばかりの和光「セイコーハウス銀座ホール」の6階本日は最終日なので17時まです。お気をつけて😊突き当たりにエレベーターがありますが6階に停まらないエレベーターもあります6階に着いたら すぐ展示会場まず、お席に座って 動画へどうぞ。玉様がしてくださる衣装の解説をお聞きになってから実際のお衣装をご覧になるのをオススメ衣装の見どころがよくわかります写真を撮り終わったら、速やかに移動おしゃべりをしながら いつまでも立ち止まるのは禁物周囲を見ながら 譲り合って 鑑賞しましょうね
June 17, 2023
コメント(0)
2020年の4月はブログを書いてなかった忙しくて 書けない時はまま あったけれど勘三郎さんが亡くなった月は全く書けずにいたそれ以来 数ヶ月更新ゼロ。心が止まっていた頃なんだと今、想う閑散とした木挽町広場 小さめに絞ったボリュームの動画の音声だけが響く4月20日 雨 私が歌舞伎を観始めた頃から楽しみにしていたお弁当屋さんが閉じると聞いたセッセとマスクを縫っては大切な人にエールを送っていた頃右上のアマビエは栗谷さと子さんの作品もう一度食べたいと思っていたのに時間が取れず ようやく訪ねたのが最後の日だった冷めてもおいしいようにしっかりした味付けのそして下町に住まう祖母や伯母が作ってくれたような甘めの味付けが懐かしくて 好きだった戦時中のモノのない頃を過ごしてきたからそして普段が質素で堅実だからなおさら、贅沢で高級なお砂糖ごちそうの日はふんだんに、の想い出につながる甘じょっぱさ並んだ人、みんなに行きわたるといいなと ちょっと遠慮して金時だけ購入幕間に食べるには、ちょうどいいサイズで、手に持ちやすく、眠くならず、食べる時間を占め過ぎずそれもお気に入りだった華美過ぎないのも、好ましかった私が通い始めた頃と歌舞伎座周辺のお店はだいぶ変わっていて、今また、好きなお店が😢コロナがなかったら、受け継いでくれるお店もあったらしいのに思っても詮無いことと知りながらそれでもウラメシイ152年の老舗、歌舞伎座向かいの弁当店20日廃業中村屋ファンの友達からエールが届いた💖真ん中の左の写真は評判堂で見せていただいた17&18 勘三郎 勘三郎さんの娘であり、姉である波野久理子さんが辨松さんに触れてます(そこは短い部分ですが、家族や團十郎さんの話など読み応えあり!)テレ朝POST 私はお金があったらお客様に切符代と辨松のお弁当を付けて返す ...波野家、ほんとに大好きです!!
April 13, 2023
コメント(0)
浅草で歌舞伎を観ていたら 橋吾ファンの友人から連絡附け打ちの山﨑徹さんもご出演って耳より情報いざ、渋谷!エレベータ前のにぎやかな会場早くから陣取って 橋吾さんの出番を楽しみにしている人お買い物に来て、この人だかりはなに?と目を凝らす人いろいろ昨年の国連デーに合わせてオンライン配信され、注目を浴びた『平和成祈鐘』の 圧倒の パフォーマンス!橋吾さんの平和への想いが届きますように!渋谷PARCO 4F クリエイションの祭典「NEW ENERGY(ニューエナジー)」期間限定POP-UP開催 1/21(土)-22(日)NEW ENERGY 神出鬼没■ 日時:2023年1月21日(土)・22日(日) 11:00~18:00■ 会場:渋谷PARCO 4F 特設会場 フロアガイドはこちら< 3エリアで開催いたします >①4F EAST エスカレーター前 / ②4F EAST タイ料理レストラン CHOMPOO前 /③4F WEST エスカレーター前
January 21, 2023
コメント(0)
お昼休みに歌舞伎座へチケットを預けに行きました。友達の分まで発券したチケットをどこへしまったか 記憶喪失 😨今月のチラシと合せて、クリアファイルにいれて「ハイ」と渡したら 気が利いている女みたいところがどっこい また やっちまった!「当日、発券したら 良かったね」それもそうなんだけど、先日 トラブルがあったの。(悪気はないんだけど)引き換え番号を間違えて教わったことがあって一幕、観られなかったことがあったの。だから用心したつもりだったんだけど。いずれにせよ、私を責めないで、なぐさめてくれた友達に感謝( ;∀;)当日、どちらかが 遅れて来てもいいようにお昼休みに歌舞伎座に預けに行ったのでした帰りは歌舞伎座裏の「歌舞伎そば」11時半なのでまだ空いてる「歌舞伎そば」久しぶりお蕎麦を作るところが見たいので奥のカウンター席に座ったら、ご主人、エンケン(遠藤憲一)さんみたいな声おそばもおつゆもだけどかきあげの玉ねぎが、甘くておいしー♪帰りに「ごちそうさま!」「おいしかった!」って言ったら「また来てくださいね」照れた笑顔もエンケンさんみたいだった元気よく「はい!」年末は27日まで年始は5日からと張り紙がありました φ(..)ここまで来たら 近くなんだもん平日しか寄れない「チヨウシ屋」さんに寄っちゃお!メニューの左はおかずとして右はパンがついたお値段素朴なコロッケパン 早い時間なので行列しないで買えました(o^―^o)お店の温かい雰囲気も変わってません。それもウレシ!一度買ってみたかったハムカツサンドはおやつヽ(^o^)丿オムライスの「YOU」は相変わらず大行列。ランチタイムは避けた方が良さそうです。
December 13, 2022
コメント(0)
とりあえず写真だけ。感想はまた時間がある時に(^-^;
November 16, 2022
コメント(0)
June 26, 2022
コメント(0)
東京大神宮内 飯富稲荷神社の奉納絵馬です。初午祭の為に描かれた絵馬 歌舞伎関係の方、全員分です。ちょうど結婚式があって、ほんのり暖かさが増したよう。お嫁さんを見ていたら神田明神で見かけた菊之助さんの結婚式を思いだしました
March 27, 2022
コメント(0)
「なんで一人で行っちゃうの!」ひどい!と思いつつずっと我慢して見てるけど最後に爆発しそうになる幕切れ名場面ではある 名場面なのであるそれはわかる!なんだかんだで10年だもの(歌舞伎を観始めて)熊谷の16年には及ばなくてもね不条理を描いているのも頭ではわかるだけど!わが子を失った相模を置いて行かないで!「芝翫型は違うんですよ」どう違うの?相模を置いて行かない「熊谷陣屋」それ以来、芝翫型の「熊谷陣屋」がかかるのを心待ちにしている私なので「国立劇場10月歌舞伎公演『一谷嫩軍記』にご出演のお二方による竹本生演奏会がありますのお知らせが「附けの會」から届いた時はどんなに嬉しかったことか\(^o^)/今回はおなじみの「熊谷陣屋」の場面の前段、名前しか登場しない敦盛と熊谷が対する場面から上演してくれる貴重な機会その場面を、今日の舞台を終えたばかりの司太夫さんが語り、豊澤長一郎さんが演奏って「夢だ!」ハズカシイから後ろで観ようでも、最前列のセンターが空いている観客の皆様、遠慮のカタマリ!ホント歌舞伎のお客様ってお行儀よいのです視力が悪いのを建前にこの機を逃してはモッタイナイ!が本音ふんだんな解説と演奏がセットになって展開していく臨場感ハンパなし!の濃密な1時間15分迫力の演奏と軽妙なおしゃべりを同時に楽しめる贅沢な時間を堪能させていただきした竹本の魅力を伝えたいとお忙しい中を駆け付けて下さったお二人の想いは会場の参加者みんなにしっかり届いたと思います豊澤長一郎さん、竹本司太夫さんありがとうございましたこの企画を考えて下さった附け打ちの山﨑徹さん、ありがとうございます!別の演目でもぜひ!お願いいたします
November 18, 2021
コメント(0)
十寄神社(とよせじんじゃ)から商店街を駅に戻るように歩くとご主君の新田義興を祀った新田神社が見えてくる。ああ、ついに新田義興を祀ったところに来たんだと厳かな気持ちで感じ入っていたのだけど2021年の新田神社は、なんだかポップ(⌒∇⌒)御神木のご加護をいただくのが目的とばかりわき目もふらず、鳥居へ向かう女性がふたり私が混ざると、密になってしまうので元気だけがトリエなのでこういう時はご遠慮申し上げ気持ちだけ、大きな欅に寄り添わせて離れてながめていた700年 お疲れ様と声をかけたくもありその強さをわけてくださいと頼りたくもあり今度来る時は、ソッと触れさせてくださいね約180〜240kgほどの重量があり、昔、祭礼の日に若者たちがその石を持ち上げて力比べをし、持ち上げた石に重量や姓名などを刻んで奉納した。由緒あるもの、石碑とか塚などが、そのまま残っている境内大きな木が影を作ってうす暗いせいもあって、室町時代に引き寄せられそうな気になるそれは、怖いんだけど どうしても確かめたいものがある歌舞伎の「神霊矢口渡」のラスト義興の霊によって頓兵衛が射抜かれた矢のエピソード塚の裏にしか生えない不思議な竹恐る恐る近づけば あった! 閉ざされた柵のあちらに不思議な篠竹!とすっかり神秘的な気分だったけれど なんと!現在も初詣で授与していただけるのだそう。ちょっと気が抜けたけれど、ほしくなっちゃった!新田家に伝わる水破兵破の二本の矢にちなみ、破魔矢を二本買って、一本をご神前に奉納し、一本を持ち帰って魔除け「矢守」にしたそうですが今、この買い方をする人はどれくらいいるのかしら?芝のぶさんのお舟と橋吾さんの頓兵衛、もう一回観たいな!
September 19, 2021
コメント(0)
『神霊矢口渡』でお舟を芝のぶさん、頓兵衛を橋吾さんを演じると知ってから「頓兵衛地蔵」と「新田神社」は訪れたかった場所。橋吾さんのblog3年越し!念願叶って、「頓兵衛地蔵」へ。駅まで戻って、今度は商店街を抜け、「新田神社」へ。と思っていたら、「新田神社」の前に「十寄神社」に行かないと願いが叶わないという記述が目に入った。今回はお願いのためじゃないけれど気になって立ち止まる。歌舞伎の『神霊矢口渡』の登場するのは新田義興。太平記でも有名な新田義貞の次男。父や兄の死後も活躍していたが、そのために多摩川で命を狙われたというわけ。(NHK大河の太平記で後醍醐天皇はニザ様、南朝の忠臣である新田義貞はショーケンで足利親子の緒形拳さん、真田さん。矢口渡の頃を知りたいと、3年前に全編観て、改めて感動。楠木正成の武田鉄矢も良かったな!歌舞伎を観てない頃だったので気づいてなかった柄本明さんが高師直で詳しく描かれていて興味深く、仮名手本忠臣蔵で七之助さんが演じた足利直義は尊氏の弟だと ここでようやく知った。高嶋政伸さんは、この役が初大河だそうだけどすでに達者ぶりを発揮してた。)「十寄神社」とは?義興と一緒に討ち死にした十人の家来達(13人説、14人説あり)を併せて祀った神社で、まずこちらに参拝して主君に取りなしてもらうんだそうだ。無念の死を遂げた主君に付き従った皆様を素通りはできないから、もちろん足を運んだ。十騎(じゅっき・じっき)明神・十時明神・十騎社などと称されたが、何時からか十寄と書いて「とよせ」の呼称が用いられるようになったという。村老らが墳墓を築き、社祠を興した神社。多摩川七福神の毘沙門天として、親しまれている。1988(昭和55)年10月に替されたキレイな社殿。地元で大切にされているのがわかる。なんだかねぇ、家来の皆様が、笑って近隣の方たちを見守ってくれてるそんな気がしたよ。
September 19, 2021
コメント(0)
2018年の「第24回 稚魚の会・歌舞伎会 合同公演」で、芝のぶさんと橋吾さんが演じるとわかってから『神霊矢口渡』について詳しく調べましたできれば初日に先駆けて無事上演をお願いしにお参りしたい!ところが、方向音痴の私、大田区方面は特に疎く、断念したのでしたが、最近、ひょんなことからすぐ近くに大切な用事が出来たので、早起きして訪ねました(⌒∇⌒)グーグルマップを見ながら歩いてもやっぱり迷ったけれど「武蔵新田(ムサシニッタ)」の線路沿いに行ったほうがわかりやすかったです駅からでも見えるわかりやすい目印(⌒∇⌒)風の強い河川敷、ポツンと寂しく佇む、暗いイメージだったのに、住宅街に溶け込んでいたのが(大田区の七福神の一つでもある)意外でした新田義興謀殺をした船頭の頓兵衛が罪を悔いて地蔵を作ったと聞いてきましたが、頓兵衛を悼んで建立したとも伝わっているそうですとろけ地蔵と呼ばれているお地蔵さまは今でも見られるのかしらと覗いてみるとふくよかな布袋様のうしろに!お地蔵様が見えました崩れやすい材質の為、こうなったとも義興のたたりであるとも、諸説あるのは太平記の昔のことゆえ、無理からぬこと頓兵衛さんに 芝のぶさんと橋吾さんの『神霊矢口渡』がもう一度観られますようにとそっとお願いして芝のぶさんと橋吾さん(橋吾さんのblog)8/20 芝のぶ・橋吾「心霊矢口渡」頓兵衛住家の場新田神社へ向かいます
September 19, 2021
コメント(0)
思うように観劇ができなかった2020年私自身、お仕事がなくなったし、休業や自粛を余儀なくされている大好きなお店がなくならないように伝統芸能が絶えないようにどうしたら良いのかどうすべきなのか悩んだ一年反動というわけではないけれど11月と12月は鑑賞の機会がふえた応援してますよの意思表示をしたかったから年の瀬だし、もう予定を入れるのは控えようと思っていたのでずいぶんと迷ったけれど、山﨑徹さんの歌舞伎にかける熱い想いにほだされて「歌舞伎の未来を願う」と銘打った二夜のうち、23日、築地の会場に参加徹さんと会場のお客様の歌舞伎に寄せる想いにしっかり応えて下さるゲスト揃い紅一点の邦楽囃子方の堅田喜三代さん春からコロナ禍でのご苦労をお話してくださったのですがチャーミングなお人柄で名調子今度は、ぜひぜひお囃子についての講座を「附けの会」でお願いしたいです
December 23, 2020
コメント(0)
「猿之助さん良かった!」と歌舞伎座に行った友達に聞いてうらやましー。そしてなつかしー。「いつ観たんだっけ?」と、日記を探してみたら高麗屋さん襲名の年の巡業の時でした。そうそう、「色彩間苅豆 かさね」が始まって、ふと上手に目をやれば清元の延寿太夫さんが、ご家族でいらっしゃいました日に焼けたお顔(^▽^)/私の中では勘三郎さんのいとこ、のほかに新平家物語の頼朝が忘れられない延寿太夫さんですがなんと!隣に並ぶ二人の息子さんの姿に、「!」三味線方の初代清元斎寿さん、そして栄寿太夫としても襲名された右近さん。(そういえば、件のバラエティ番組で変態ブラザーズの変態ぶりを暴露していたのは右近さんでしたね!(^▽^))思いがけず、良いお声を聴く機会を得ました。幸四郎さんが悪い人の役は観たくないけれど、色悪も最高に素敵です。キレイだから 許せるのかな。10年前に観たこと(この時は海老蔵さんと)思い出しながら観る猿之助さん。連理引きの仕草が、前より控えめになった気がしました。席の違いかな。そう感じたのは。心情的な哀しさが増したような気がしました。さぁ、今年の「かさね」はどんな感じでしょ。
September 1, 2020
コメント(0)
会場は、江東区豊洲文化センターゲストは山崎咲十郎さん近頃は、なかなかお休みが取れなくて遠征できなくなりましたが、勘三郎さんがいらした頃は欠かさず観ていた平成中村座。勘三郎さん達のお芝居運びの達者さはもちろんですがお弟子さん達のスピーディな立ち回りも見ごたえがあって大好きでした。その中でも、いつも一番難しくて重要なポジションを担っていたのが咲十郎さん。咲十郎さんは立ち回りを考える立師としてもご活躍で興味深いお話、いろいろ聞かせてくださいました。山ちゃん同士、附け打ちの山﨑徹さんとも懇意で素顔の咲十郎さんのチャーミングなところも垣間見え楽しいヒトトキでしたよ。山﨑徹さんは進行したり、休憩時間はあちこちのドアを開け換気をしたりと休む暇なし。でも、歌舞伎好きの人たちが興味を持てるイベントを精力的に企画してくださってます。写真は、右から山﨑徹さん、山崎咲十郎さん、堀聡志さん。ダンディーな堀さんは舞台俳優さん。附けの会では浅草散策の時に素敵なガイドさんでした。憧れ過ぎて、質疑応答の時に、咲十郎さんに質問できずにいた私ですが堀さんが俳優さんらしい質問で咲十郎さんから、話を引き出してくださったお陰で思いがけず、楽しくて、懐かしくて、キュンとするお話、綺麗な包装紙にくるんで、そっと持ち帰りたくなるステキなお土産話を聞くことができました。皆様、どうもありがとうございました。
August 10, 2020
コメント(0)
待ってました!の連続講座。参加する方はさておき、木ノ下先生!!おひとりでこの講座をしゃべり倒すというインテリジェンスと言うより格闘技の人ではないかしらという知力も体力も必要な試み。会場はこちら先生と山道弥栄さんが事前に実際に歩いてくださってその時に撮った膨大な写真(今の姿)とあ、この團十郎さん。浅草寺裏の銅像といっしょ!(^^)!落ちた夜鷹は厄落とし、の場面の杭は何だろうと思っていたのです。百本杭の話、知らなかったので 歌舞伎を観る楽しみが増えました。江戸三座は、こんなに近くにあったのですね。山村座を含め、四座だったのが江島生島の事件で取りつぶされて以降は三座。私が最初に江島生島を知ったのはタブンは浜畑賢吉さんが吉宗のドラマ。その時の江島生島誰だったのかしらと調べたら岡田茉莉子さんと坂田藤十郎さん!!一番最近観たのは、有馬稲子さんとニザ様。3日も聞いたのに、もっと聞きたい!と思いつつ無事終了。隅田川の流れと歌舞伎の演目の相関関係とかね。たいそう面白うございました。第二段が今から待ち遠しいです。昨年、いつも青い衣の人だった木ノ下先生。今日、お目にかかったらその理由をお聞きしようと手ぐすね引いて参加したらなんと黒い装い。今年のカラーは黒かしらん。(;'∀')※アオサギと2ショット。こんなに近くても逃げられないのは 鳥にも人気がある?YKKのビルのそばに終焉の地がありました。真っ暗で最初は通り過ぎちゃった。木ノ下歌舞伎のちょっとマニアックなレクチャーシリーズ第一弾 キノカブ版芸能名所図会 ―隅田川編―※この写真は、平成中村座の立っていたあたりの大川(隅田川)木ノ下歌舞伎がお送りする、マニアックレクチャーシリーズ第一弾。今回は隅田川周辺をテーマに、歌舞伎演目から“江戸”を紐解きます。ちょっとディープな、バーチャル江戸めぐり講座に、是非ご参加ください![第一講]1月24日(金)19:00〜21:30 「メトロポリス江戸ざっくり260年史」[第二講]1月25日(土)11:00〜13:30 「向島・鐘ヶ淵之部」[第三講]1月25日(土)14:30〜17:00 「浅草・新吉原之部」[第四講]1月26日(日)11:00〜13:30 「両国之部」[第五講]1月26日(日)14:30〜17:00 「深川之部」この場で、山道弥栄さんの卒展の話を知り2月8日、芸大まで観に行くこと決定。
January 26, 2020
コメント(0)
国立劇場に入るとすぐに目に入る「鏡獅子」の木像。制作者は平櫛田中。六代目がモデルと言うことは勘三郎さんにも似ているので勘三郎さんにゾッコンの私はドキドキでも、ガラスケースに照明が写り込むのでベストショットは難しい新橋演舞場の六代目浅草寺の天龍も田中作日曜美術館「わしがやらねばたれがやる~彫刻家・平櫛田中~」実に22年の歳月をかけて作られた全長2mの彩色が施された木彫の像の制作秘話、田中の生きざまを紹介する番組があります。ゲスト:尾上右近放送時間:10月27日(日)午前9時00分~ 午前9時45分再放送:11月 3日(日)午後8時00分~ 午後8時45分design by sa-ku-ra*第102回 上野・谷中・小平へ 平櫛田中を感じる旅 ↑↑ ゆかりの地を訪ねるレポはこちら ↑↑中村勘九郎襲名~父から子へ“鏡獅子三代”~ NHK特集 鏡獅子三代 ↑↑ 2012年に放送された番組のこと
October 22, 2019
コメント(2)
歌舞伎の概要, 歌舞伎の演目を一人歌舞伎で表現・解説する「ひとり歌舞伎」。今回の題材は「平家女護島・俊寛」の物語にスポットあてての開催となります。正直、今年はいてうさんも、かなめさんもいないのか、とガッカリ。橋吾さんの素晴らしさは歌舞伎の本舞台で堪能できるけれど養成所の仲間たちと切磋琢磨してきた日々の想い出話、しっかり者に見える橋吾さんの天然な素顔そして、やる時はやるぜ!と迫真の同期との共演が魅力でした。今回はひとりか~。ですが、蓋を開けてみたらこの方も同期、三味線の鶴澤公彦さんとの絶妙の掛け合いが見られ、大満足。橋吾さんと呼吸を合わせ、ここは橋吾さんを目立たせたい、ここは曲の良いところを聴かせたいとタブン打ち合わせの時間は十分とれていないでしょうに気持ちが通じ合あっていて信頼というか絆というか熱いものを感じました。帰りは、お座布団を片づけるのも、みんなで協力してサササっと手際よく(このチームワークも気持ちよい)♪帰宅後、俊寛がモチーフのアイシングクッキーを見ながら俊寛のこと、あれやこれや考える時間も至福です。シャイだけど、演奏中はビシッとカッコいい公彦さん視点のワークショップを今度はぜひ!
September 20, 2019
コメント(0)
附け打ちの山﨑徹さんと成駒屋の橋吾さん好きな役者さんはたくさんいますが…平成中村座などを通して勘三郎さんを観ることに夢中だった私にとって、勘三郎さんといつも共にあったお二人には、とりわけ親しみを感じるのです。歌舞伎を未来に遺したい、と願う人たちの中でもとりわけ熱心で、ワークショップの数もハンパない!狎れたりしないで、毎回趣向をこらした演出で参加者の期待に応えようと真摯であり貪欲でもあるお二人毎回、この季節は、橋吾さんをゲストにお呼びするんですと徹さんの紹介の下、仲良しお二人の回が和やかに行われました会場の公会堂の前。お祭り気分ワクワク(⌒∇⌒)カリン、モンキーポット、桜、ケヤキ、ヒノキ、黒檀附けを打つ木は、いろんな種類があるけれど板は必ずケヤキだそうです。板の大きさは36㎝×66㎝ 厚みは手かずが多くなったので昔は8㎝ほどあったものが、現在は6.5㎝位。良い音を出すための工夫に余念ナシ!の徹さんです。白樫やカリンとの組み合わせが徹さんのお気に入りいろいろなお話の中でも、附け打ちの若手の方のデビューを喜んでいたのが印象的でした。橋吾さんは日々のお仕事、演技だけじゃなく、立ち回りの話も。大好きなお仕事の話、楽しそうに語ってくれ、90分のワークショップはあっという間に過ぎちゃいました。お二人がお元気でご活躍なさいますように!
May 13, 2019
コメント(0)
芝居貧乏なので、基本 遠征はいたしません。交通費をかけるなら、安いお席でもいろいろなお芝居が観たいので。ただし、木ノ下歌舞伎に関しては関八州での公演ならば「近いので行く!」という選択プチ旅行気分を味わえる横浜の魅力もあるねこの日は、ソフトクリーム食べてから、肉まんとフカヒレ入り肉まんをシェアして眠くならない程度に腹ごしらえしてGO!さて、糸井版「摂州合邦辻」木ノ下歌舞伎にハマった理由の一つ「心中天の網島」のおさんを演じた伊東沙保さんにまた会える楽しみもあり、心待ちにしていた。整理番号順にKAATのスタジオへ入場。自由席。それぞれ、お気に入りの場所を選んで座る。でも、糸井版って?そして、じつのところ「合邦が辻」は観たことない。主人公俊徳丸は、蜷川さん演出藤原竜也主演の「身毒丸」とベースを同じくする?くらいの知識で観始めた。現代劇の服装の人たちが登場し、歌い、踊るシーンで始まった。おっと!正直苦手な展開。だったのが、進んでいくにつれ、違和感がいつしかフィット感に移行。「心中天の網島」の時は橋で横たわっていたので心中して逃げるときに落ちやしないかと心配だったセット。(うまく出来ている、と感心しながらもね)今回は柱だったので、立っている時も転換の時も倒れやしないか、役者さん、お怪我がないかと気になった。安全面はきっと、徹底して考慮されているんだろうに、ね。「心中天の網島」に出演されていた武谷公雄さん・西田夏奈子さんが玉手の両親だった。西田夏さんの達者さに唸り、この夏、「切られの与三」で何度も拝見した武谷公雄さんに親しみを感じたりして。玉手は、あらすじのところまでだと悪女に見えるけれど全然そうじゃなかった。内田慈さんの玉手の可愛らしさ、悲しさ、切なさと歌舞伎はたいていそうだけど。幸せという正解はすぐそこなのに止められない、些細な勘違い。選ぶ道がちょっとズレただけなのに、元に戻れなくなる。ボタンの掛け違いのように、気づいた時に直せたらいいのに。すっかり物語の世界に入り込んでいたけれど、突然、現実に戻った瞬間があった玉手が打ち明けた秘密「寅の年、寅の月、寅の日、寅の刻に生まれた女の生き血」が「切られの与三」で観音九次が叫ぶセリフと男と女こそ違えど、全く一緒。俊徳丸と与三郎がそれを受け入れたか否かは別として、木ノ下さんは前後して補綴をしていたわけでしょ。「déjà vu」のようなこのドンデン返し。ここで急に現実に戻ってしまったけれどますます、キノカブワールドのトリコになって今から次の作品が楽しみ(もちろん再演もね!)摂州合邦辻、木ノ下さん、糸井さんと主演の二人による会見最後に玉手を囲んで数珠をまわすシーンを見ていたら、「北斎漫画」の百万遍を思い出して、チラシを引っ張り出してみたら、そこに「合邦辻」のことも書かれていた。その頃はキノカブも「合邦辻」も知る由もなかったけれど。声明と百万遍(北斎漫画)と羽根渕章洋さん 観劇の興奮をクールダウンしてくれるようなホンワカした木ノ下さんのアフタートークを聴く。私の好きな歌は、3番だった。1番になれなくて残念!よりも、3番選んだ人への親近感が♥ちょっと長い帰り道は、いろんなシーンを思い出しながら浸るのにちょうどいい
March 16, 2019
コメント(0)
ひとりで歌舞伎が出来るのでしょうか?一人芝居は聞いたことがあるけれどひとり歌舞伎って はじめて聞きました成駒屋の中村橋吾さんが解説も実演もぜーんぶ一人でなんて、どんな風だが気になります。有名な「車引」、梅王、松王、桜丸と個性の異なる三つ子をどんなふうに演じ分けるんでしょうか。女方の出番のある「寺子屋」、こちらはどんな感じになるんでしょ。妹背山の時に、いじわる官女の橋吾さんは拝見しましたが良妻賢母にはどんなアプローチがあるんでしょ。興味が尽きません。まだ仕事が休めるかどうか微妙だったので念のため、主催者の方にお聞きしたらまだ定員になっていないけれど、好評で出足が良いのだそうです。早めに申し込んでくださいねって、ことでした。場所は築地社会教育会館、ってことは東劇から演舞場へ行く途中左に行ったところですよね。歌舞伎座の最前列より、間近で歌舞伎役者さんを見られるのはなかなか得がたいチャンスです。慣れ親しんだ演目の新しい魅力に触れてみたいとこのカッコいいチラシを眺めながら、スケジュールとにらめっこ(@_@)
March 14, 2019
コメント(0)
歌舞伎十八番の「毛抜き」はユーモラスなお話ですがそれを、こどもでもわかる紙人形劇にしちゃったのは「かぶこ」赤ちゃんから歌舞伎に親しめるようにと、斬新なイベントを企画する歌舞伎大好きの「かぶこ」のお二人が、人形劇を見せてくれる、それだけでも楽しそうなのにゲストは附け打ちの山﨑徹さん。この方も、歌舞伎の裾野を広げるべく精力的に活動されておられる方。こりゃ、行かねばならぬと歌舞伎座タワーの「花籠」へ参りました。人形劇はおとなが観ても子どもが観ても楽しい。お人形も演技も本格的そして、こんな風に自由に附けが体験できます私たちも子どもたちに混ざって、実際に音を出したらハズカシさもどこへやら、なんてイイ気分♪♪背景の歌舞伎絵も手掛けた茜さん歌舞伎の為なら NO!と言わない徹さん東奔西走して大活躍ですご自身も小さなお子さんがいらっしゃるのに若い人たちが歌舞伎に親しめるようなアイデアいっぱいの亜弓さんとイラストレーター、モデルさんとマルチな才能の茜さんの「かぶこ」これからも、ますます楽しみですかぶこっこ人形劇をみて附け打ち体験をしよう!かぶこっこのサイト
February 24, 2019
コメント(0)
THE GINZA SPACE で開かれた岡本隆史さんの写真展ことのほか、小さな会場ただ、地下へと続く階段も、会場も真っ白で余計な飾りがないから玉三郎さんの写真の展示に向いているお役ごとの玉三郎さんの色を、その美しさ、透明さを損なうことなく、あるがまま存在するのでどんな艶やかな玉三郎さんに会えるのだろうとドキドキしながら入るとなんと最初に目に入るのは外国の田園風景の中に佇む素顔、私服の玉三郎さんだった予想外の展開、フェイントに力が抜け、でも、その写真の中の、くつろいだ表情に会えたのが嬉しい前より、親しみを感じる風景の一部のような玉三郎さん(それは、亡くなる直前までゴッホが過ごした村。教会を描いた絵が有名)絵画 <オーヴェルの教会> 6号 ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ 【複製画】ポストカード 【アート】 ゴッホ「オーヴェルの教会」【148×105mm】(VD4113)そうして、もちろんさまざまなお役の大写しのお写真が飾られていてお芝居の中のシーンを声を表情を思い出しながら見入るどれもステキだったけれど阿古屋を観たばかりだからとりわけ阿古屋への執着があったかな玉三郎さんを観て隣に並んでいたはずの勘三郎さんを思い浮かべたりもする憧れの人を間近にして眩しくて、まっすぐに見られない恥ずかしさと手を伸ばしたくなる衝動が混在する受付の方はふうわりとした笑顔の男性で撮影時のエピソードなど楽しそうに話してくださる何度も同じ話をされておられるのでしょうが来てくださる方にとっては初めて足を運んでくださってありがとう!とばかり来る人ごとに丁寧に説明をしてくださる玉三郎さんと写真家さんのお客様を大切にしてくれてありがとうございます(って、私が言うのもヘンだけど)一緒に撮影OKのパネルもあったけれどその前に並ぶ勇気は持ち合わせず四方を玉三郎さんに囲まれて私ひとり!の超贅沢、至福、 眼福の時間を過ごした帰りには、一階の玉三郎さんと同じ化粧品のサンプルもいただいた!(もったいなくて使えない)(これを塗ったら、玉様になれるかしらん)と他愛ないことを思いながら、駅へと「坂東玉三郎 写真展 -すべては舞台の美のために-」「THE GINZA COSMETICS GINZA」歌舞伎座の帰りに玉三郎さんの写真展へすでに始まっていて、わたしが知った時には会期終了まで数日を残すのみ逃さないためには、今日しかない!MAPでだいたいのアタリはつけたけれど、銀座には小さなギャラリーがたくさんあるので探すの大変そう。例外なく、その度迷ううまく見つかるといいなと会場らしきビルに近づけばなんと!前回、健診でお世話になったクリニックの地下だった。ご縁にビックリ
February 8, 2019
コメント(0)
築地社会教育会館は東劇と新橋演舞場の間にあるから東銀座になじんだ人には、便利な会場今日のワークショップは、歌舞伎のお化粧に必要な紅。粉を溶くところから実演して見せてくれました。お弟子さんのお仕事の一つ。お家によって、やり方が異なるそうです。これがかなりの力仕事。滑らかに出来上がるようにと一心に打ち込む橋吾さん。参加者の質問があると、フッと笑顔に。ひとしきり、楽しいこぼれ話に花が咲きます。練っても、練っても めっちゃ固い。根気のいる仕事です。でも、いい塩梅に出来た時は努力した分、嬉しいでしょうね。橋吾さんと「はしご車」さん。歌舞伎ファンのお客さまにとってワクワク興味深いワークショップを企画してくださる。橋吾さんの舞台出演やお稽古の合間ができる時だけなので間際に告知されることが多いので毎回参加は難しいけれど、一人でフラッと参加しても、居心地良くて話題もタイムリーなので参加して良かった!と思うから今年は、出来るだけ参加したいな♪
January 12, 2019
コメント(0)
江戸まち たいとう芸楽祭の「歌舞伎体験ワークショップ」中村橋吾さんが登場!ということでお仕事早めに切り上げて参加してきました。いてうさん、かなめさんと楽しいお話を聞かせてくれた「十五夜歌舞伎ばなし」の余韻が残る時でしたので駆け付けてみれば、同じ会場。違うのは、いつもの橋吾さんの歌舞伎体操の時とは異なる顔ぶれ。浅草のご近所の方、台東区の芸楽贔屓の方、それとお若いお嬢さん方は浅草歌舞伎を観に来て、ワークショップ開催に気づいた方?コンパクトな会場だから質問しやすかったみたいで体験する時も積極的に参加されていて、歌舞伎の裾野が広がりを感じ、下町大好きの私は(*^^)vかなめさん達との会は、歌舞伎を目指す若者たちが切磋琢磨する様子が青春ドラマのようにキラキラ。今回は、歌舞伎の歴史を語り、歌舞伎の様々な役柄、荒事から女方まで、その場で違いを見せてくれるという、わかりやすいうえ、歌舞伎の深さ、凄さがダイレクトに!続けて見ていると、ひたすら歌舞伎に精進してきた若者が今や、歌舞伎のワークショップの講師を務めるなんて!と朝ドラ見ているようで、ホロリときたりしてね。今年の新春浅草歌舞伎で附けを担当している丹崎健一さんがいらしてくださって実際に附けてくださるので説得力が増したことも大きいかな。こんな至近距離で附けを聴ける機会はそうそうあるもんじゃない。私たち迄、丹崎さんの附けで見得の体験。こいつぁ、春から縁起がいいこと、間違いなし!J:COMの方が収録していらしたのでワ~ウレシと思ったら、エリアごとのデイリーニュースでの放送なのですみだ・台東の方のみのお楽しみです。1/11夕方の放送。契約されているはlucky♪ニュース番組の中なので、たぶん尺は短いでしょうが、昨日の素晴らしい実演の雰囲気が伝わるように編集されていたらいいなー。先代芝翫さんが常におっしゃっていた「ふだんが大事」の言葉、当代芝翫さんの見得に、錦絵のようだ!とヒトメ惚れし、その想いは今も変わっていない、等々、歌舞伎体操に何回か参加していると、馴染んだ話ですが何回聞いても大好きな話。師匠との絆を感じて、その度 この師弟が好きになります。J:COMチャンネル 「デイリーニュース」 すみだ・台東 月~金曜 18:30~(再放送)22:00~と23:30~design by sa-ku-ra*
January 10, 2019
コメント(0)
十五夜歌舞伎ばなし・浅草公会堂かなめ、いてう、橋吾2018年11月12日いてうさんと橋吾さんのワークショップ前回は、先約アリのため、泣く泣くあきらめた私にとって、どれほど楽しみな企画だったことでしょう。しかも!今回は、かなめさんもいっしょ!誰よりも勘三郎さんが大好きな私たちにとって勘三郎さんの夢である「平成中村座」に行くことは勘九郎さんや七君はもちろんだけど同時に笹野さん、彌十郎さんの存在も鶴ちゃんや新悟ちゃんや虎ちゃんの成長も、みーんな楽しみだったのです。どんなに良い作品でも、それだけでは成り立たない。裏方さんもお茶子さん達もみんな、みんなのお陰ですがでもね、もし、中村座のカッコいい、息の合った立ち回りがなかったら面白さがだいぶダウンしたとも思うのです。「平成中村座」を観に行くってことは、かなめさんを、いてうさんを、橋吾さんを観に行くことでもあったので、その三人に会えるなんて!(もちろん、カッコイイ立ち回りは咲十郎さんがいて彌十郎さんのとこの彌風さんや彌紋ちゃんたちも欠かせませんが!)勘三郎さんの七回忌 追善の「平成中村座」の舞台がはねた後、駆け付けてくれた三人♪優しいお顔立ちのせいか、おっとりしたイメージだったかなめさん実は切り口がシャープで間が抜群!!かなめさんの屋号は成駒家さすが、扇雀さんのお弟子さん!かなめさんの屋号は成駒家中村座の座組の中で兄弟の他に勘三郎さんの役を引き継いでくださる扇雀さん。鶴瓶さんの『スジナシ』のゲストの中で扇雀さんが歴代トップだとワタクシ確信しております。成駒屋の橋吾さん。芝翫さんのお弟子さん。ワークショップ参加し始めた頃は初々しい感じだったのにトークも上手になって堂々と頼もしくなった橋吾さんですが同期のふたりといると天然ぶりを発揮して微笑ましいシーンがたくさんありました。勘三郎さん譲りのひょうきんな演技で舞台をもりあげて大活躍しているのに三人の中では最年少のせいか意外と(⌒∇⌒)物静かだったいてう(いちょう)さん養成所時代の話、芸名の話、師匠の話、いろいろ、いろいろ切磋琢磨して研修時代を過ごし勘三郎さんや師匠の薫陶のもと平成中村座で舞台経験を積んでそれぞれが真摯に歌舞伎の道を進んできた個性豊かなお三人が語ると、どんな題材でも面白くて時間の経つのが早いこと、早いこと。もっともっと聞きたいと思ったのは私だけではないでしょう。会場には中村屋を観に行った時にお見かけするなつかしいお顔がたくさん揃ってお元気な姿がウレシイ仲良しの三人の姿に会場は幸福感に満ちていたいました。きっと、勘三郎さんも成長を喜んでどこかで笑って見ていてくださると思います。(同じ15期の)竹蝶さんがいたら、もっと面白いねと一緒に出来たら良かったねと口々に言っていた三人(c)歌舞伎名鑑 中村竹蝶さん竹蝶さんを迎えての十五夜歌舞ばなしが実現しますように!※第一段が十五夜の頃だったので、「十五夜歌舞伎ばなし」 今回は、11月になぜ「十五夜」? でも「15(期)」の「夜」の「歌舞伎ばなし」ってことでOK!(⌒∇⌒)かなめさんになったばかりの頃ついつい 前名の「扇一朗」さんって呼びそうになりました。「扇一朗」さん時代の公演 5月5日(木・祝)に北九州芸術劇場大ホールで、中村扇雀一門の中村扇一朗による舞踊会「第三回 若扇会」が開催されます。 扇一朗は、平成20年に第41回北九州市民文化奨励賞を受賞。北九州市文化大使も努めていることから北九州芸術劇場での「若扇会」を企画。今回の公演が決まりました。(歌舞伎美人より)追記竹蝶さんは時蔵さんのお弟子さん菊五郎さんとの座組が多いので3人となかなか一緒になりません梅枝君の息子さん 大晴(ひろはる)君のお世話でも大活躍大晴君のInstagramより2024/2/17
November 12, 2018
コメント(0)
全部の講義に出られたら卒業証書がもらえるそうです。全部出られる人がうらやまし…3時間目「義太夫の名盤を聴く」木ノ下先生と一緒に名人と謳われた文楽の太夫の音源を聴き比べ。これも面白かった。 可愛らしいお嬢さんがアシスタント?と思ったら、義太夫の知識が豊富なばかりじゃなく、 三味線で弾き語りもも出来ちゃうの。 これからのキノカブが楽しみ。卒業証書は無理なので、その代わりに入学記念?の写真です♪帰り道、両国まで歩きました。イルミのキレイな緑町公園 後ろに見える建物は すみだ北斎美術館。両国からも錦糸町からも離れていて不便なので足が向かなかったけれど両国から歩いて来られそう♪(木ノ下歌舞伎 「学校ごっこ」 2018.11.11 YKK60ビル 墨田区亀沢)
November 11, 2018
コメント(0)
バスタ新宿から向かったのはココでした。亀沢2丁目にあるYKK60ビル。すみまるくんを降りたのは亀沢3丁目のバス停。ほんとうは錦糸町駅から歩ける距離だそうですが方向音痴なので、循環バスのお世話になりました。キノカブ学校ごっこに行きました11時半から17時40の授業がありました私の参加した日は、前半の2日目1時間目「木ノ下の勝手に古典芸能史[センチメンタル≒狂言]」木ノ下先生のレクチャーですいっぱいメモしたけれど、今読むとミミズがダンスしているみたい2時間目「隅田川の映してきたもの」児玉竜一氏隅田川にまつわる古典作品の世界の変遷についてのお話なんですが、児玉先生がね、木ノ下先生が大学生の頃早稲田の学生じゃないのに一番前で聴講していたと裏話を披露。その頃に帰ったみたいな二人の会話が微笑ましく和やかな雰囲気の中の講義でした。 次へつづく
November 11, 2018
コメント(0)
11月10日今朝、阿弖流為の碑の前で読経を聞いて阿弖流為に手を合わせ、今は、歌舞伎の祖と呼ばれる阿国の碑の前。二人とも数多くの伝説を残し、その中にはホントじゃないことも多々含まれているのだろうけれど私の中ではヒーロー(ヒロイン)だよ!阿弖流為の法要で歌を捧げる恩人の晴れ姿見届けに清水寺へ行く決心をしてせっかく、ここまで来たんだからと夜のバスを待つ間に南座へ。附け打ちの山﨑徹さんのワークショップで女方の素晴らしさを披露してくださった扇乃丞さん。遠征の縁のない私が、上方に来たんだから、扇乃丞さんを観られたらいいなーって思ったけれど残念ながら、私の観られる夜の部の出演はなし。それでも、阿弖流為を演じた幸四郎(7代目染五郎)さんを観られたんだもの、良しとしなくちゃ。久しぶりの「勧進帳」は、東京の時より一段と風格が増し、「雁のたより」でがんじろはんと関西弁のやりとり聞いてたらね、南座で上方歌舞伎を観るのは、東京で観る時の倍楽しめること発見!だから、欲張りはいいかげんにしなくちゃね!と思っていたら、奇跡が起こった。扇乃丞さんにお目にかかれた。持っていた本にサインもしていただいた。そばにいた美少年がシャッターを押してくれて2ショットも。(※上方の役者さんに詳しくないので後から調べたら 美少年は、秀太郎さんの部屋子の千太郎さんだった。 夜の部で大活躍の姿を観て嬉しかった)私が京都行きの間に読もうと持参した本は、扇乃丞さんのおじいさまの本。扇乃丞さんは優しい笑顔でお話してくださった。早起きして、一日歩き回った疲れも吹っ飛んでああ、京都に来て良かった!って大感激。阿国さんと調右衛門さんのお陰だと私は信じている。次は、扇乃丞さんの舞台が観られますように!阿国さんと調右衛門さん、またよろしくお願いいたします!
November 10, 2018
コメント(0)
右團次さんがテープカット10月17日にオープンした「なんばスカイオ」で歌舞伎衣装や小道具の展示もあって(触ったり、乗ったりできるものも多数)東京だったら、駆け付けるのに大阪の方がほんとうらやましい。「KABUKI WORLD IN SKYO」入場無料のこのイベント、さらには、中村扇乃丞さんの「藤娘」が見られます。19日、20日に行われ、立ち見もでるほどの盛況でした。今週末、27日、28日も「藤娘」の実演が見られます。歌舞伎役者さんの「歌舞伎の見方」は、27日が國矢さん、28日が鴈洋さん。國矢さんは立役の中でもワイルドで男前、一方鴈洋さんは、可愛らしい女方さん、両日通いたくなっちゃいますね。扇乃丞さんは上方歌舞伎の第一人者、坂田藤十郎さんのお弟子さん。師匠に憧れて入門以来尊敬する師匠の下、ひたすら歌舞伎に取り組んでこられました。藤十郎さんをはじめとして有名な歌舞伎役者さんはたくさんいますが、主役だけでなく、その舞台に出てくるだけで、スッとお芝居の時代を感じられるような優れた役者さんの存在はとても大事です。映画やドラマで言ったら、笹野高史さんのような存在でしょうか。善人も悪人も刑事さんも犯人もなんでもこなす。(最近は、スカッとばあちゃんで女方も経験済み(^-^;)舞台で主役を務めることはありませんが、脇を固める役者さんなくしては歌舞伎はなりたたない。そんな扇乃丞さんが歌舞伎でも有名な「藤娘」を踊る。かつらをつけたり、着付けをしたり、女方ができるまでの工程も見られ、子煩悩のステキなパパが、可愛らしい女方となり、踊り始めたら、恋を知り染めし少女のように見える。そんな素敵な体験はめったに出来ません。上方の役者さんに詳しくない私は、ワークショップで扇乃丞さんの存在を知り、その素晴らしさにふれ、一目惚れ。そして、歌舞伎座さよなら公演で藤十郎さんが演じた「藤娘」のあまりの可愛らしさに、感動した身としては、ぜひとも拝見したい「藤娘」です。なんばスカイオで、歌舞伎の魔法にかかってみてください。以上、大阪までの遠征が叶わず、切ないあまりお近くの皆様へ、僭越ながら、PRしてみました。画像掲載の許可もいただいております。
October 21, 2018
コメント(0)
勘九郎さんと玉三郎さんで「吉野山」十月は、勘三郎さんを偲ぶ歌舞伎座 夜の部です。友達のお嬢さんのために書いた普段は歌舞伎を観ない若い人向けの紹介を載せました。最初は、欲張りすぎなくて大丈夫。わ、桜 キレイ 玉三郎さん キレイ で十分です。詳しくわかるともっと面白いのですが、詰め込み過ぎると楽しめない。不思議、の部分はあっていい。残したところを次の楽しみに取っておく。さ、新富座子ども歌舞伎の時に撮った写真で解説スタート。最初に出てくる静御前。言わずと知れた源義経の恋人です。踊るのがお仕事。歌舞伎の中では義経は絶対的なヒーロー。平家との戦で大活躍したのに、いろいろあって大好きなお兄さんと仲たがい、今や命を狙われる身。勘九郎さんの役は義経の家来で名は忠信。静を守って二人旅です。「いっしょにいると危ないからね」と別れる時義経は静に鼓を与えました。鼓は一般的には子馬の皮で作らるそうですが、このお話では狐の皮で貼られている設定。昔は子馬以外でも作られていたこともあったそうなのですが、それでも狐はレア。なのはナイショ。静といっしょにいる忠信は、実はその狐の子ども。親を慕ってそばに居たい想いから忠信に化けたのです。!ファンタジー!義経恋し、義経ひとすじ、の静と、静に淡い想いを抱く狐忠信の可愛いおはなし。を表した踊りです。それだけわかれば、はじめはOK。役者さんの紹介をしますね。坂東玉三郎さん。人間国宝、名実ともに第一人者。今は、若手の歌舞伎役者の指導にも情熱を傾ける玉三郎さん。玉三郎さんはご自身の当たり役でもある静御前で、大親友の勘三郎さんの息子勘九郎さんと共演です。「奇跡の女方」と呼ばれる玉三郎さんを観られるのはかなり幸せなことなんですよ。悲しいお話だけではつらいので、そういうお話には楽しい場面を用意してくれるのが歌舞伎。親切で優しいでしょ(^-^♪下は花四天(はなよてん)と言って、歌舞伎のアクロバティックは部分を担当するお役。四天というのは動きやすいように裾の両脇が割れている短い衣装。花槍を持っているから花四天。悪い人をつかまえる時に飛んだり、宙返りしたり若くて運動神経の良い役者さんたちがカッコイイとこ、見せてくれてワクワクします。下の写真は、上演後、地震の被災者への義援金を呼び掛ける新富座の子どもたち。真ん中の面白い人がここの隊長さん。おっかなビックリ部下を率いて面白、おかしく盛り上げてくれる。この人たちがいるからお芝居が面白くなる。名前は早見藤太(はやみのとうた)今月の歌舞伎座は三津五郎さんの忘れ形見の坂東巳之助さん。坂東三津五郎さんは踊りの名手かつ勘三郎さんの好敵手。幼なじみの三津五郎さんに代わり、ワンピース、ナルト等新作歌舞伎でも注目されている若手実力派の巳之助さん。新富座の子どもたち、とっても上手でした。動画もありました。ぜひ、ご覧ください。ご贔屓に!平成28年の新富座こども歌舞伎の「吉野山」歌舞伎座 芸術祭十月大歌舞伎のサイトはこちらから 歌舞伎座のサイト
September 19, 2018
コメント(0)
稚魚の会の芝のぶさんと頓兵衛さんがあまりにも素晴らしかったのでそのお話がうかがえるのならどこだって行く~と中央区築地社会教育館3階和室(大げさなわりに新橋演舞場からちょい、の近さで すみませんm(__)m)役作り、お稽古のこと、タップリ聴けて楽しかった!芸歴30年で卒業なので、稚魚の会への芝のぶさんの出演が最後そのことが悲しかったけれどそれ以外は、へぇ~だって、わー、だったり橋吾さん、お話も上手!あっという間の1時間半でした。<2018中村橋吾の歌舞伎噺~神霊矢口渡~>日時:9月8日(土) 18:30~20:00(受付18:15~)最初に参加した頃のシャイな感じから堂々と頼もしい役者さんに成長されましたが謙虚と爽やかさは変わらない橋吾さんでした。
September 8, 2018
コメント(0)
ホームにズラーッと並んでいる歌舞伎紋。ひとつ写しては移動、はちょっと恥ずかしかったけれど。どなたの紋にも敬意を表して、残さずに、と思ったので全部を収めました。少し前に、Facebookで「歌舞伎役者さんの紋を田原町で見つけました」と投稿があって田原町駅なら、あさくさ劇亭さんに行く時に見たいな、と思っていろいろお聞きしたら、その方が詳しく教えてくださいました。劇亭さん以外に田原町に行かないので、いつか行けたらな、と思っていたらちょうどいい塩梅に、浅草に飴を買いに行くことになったのでチャンス!あら、こんなところに公衆電話。浅草辺りは携帯をお持ちでない年齢層のお客様でしょうから、ホームにあったら助かるね。「でも、歌舞伎紋がなぜ田原町に?」と通りかかった若い駅員さんに由来を尋ねたら「さぁ、ホームページとかに載ってるんじゃないですか?」とかわされた。(^-^;開通当時、この辺りに歌舞伎役者さんがたくさんお住まいだったご縁からのようです。2017年、駅がリニューアルされた時にガラスケースに入って再登場したそうですが名前の表示がなくなってしまったのが残念。今活躍している役者さんと違っていたり、時代考証が難しかったからでしょうか。名前や由来を調べようと探していたら、こんな記事がありました。90年前の役者魂「芸能紋」が、ホームに残っていた!秋ですねぇ。浅草まで歩いて帰りました。
September 7, 2018
コメント(0)
ここが会場の歌舞伎座の花篭。落語の高座の設えになってます。篠原さんもちょっと興味があったけれど、会社帰りに間に合う時間ってこともあり橋吾さんが出演される日をチョイス。落語や歌舞伎のパフォーマンスの合間に江戸切子、銀細工、組紐、と伝統芸を間近で見られ、気に入ったものは購入することも出来ます。東京でも友禅があるんですよ、初めて知りました。職人さんたちの話を生でお聞きするのは、こういう機会がないと経験できないこと、どの方のお話も印象に残りました。帰りには手仕事の豪華な図録と、組紐のチャームまでいただきました。ご本だけでも5000円はしそうですが、お弁当付きで4500円。コスパ最高のイベント、参加してホント良かったです。こんな胡蝶蘭、はじめて見ました。これも手仕事、だからででしょうか。橋吾さんの実演は迫力満点、もっといろんなシーンが観たいし、演じる側のエピソードをもっと、もっと聞きたいと思いました。この日の司会進行は落語家の林家たけ平さん。大きいやんちゃ坊主のような雰囲気ですが、本職の落語は面白いし、職人さんの話に真摯に耳を傾けその手仕事の良さが生きるように上手にまとめるところも同世代の橋吾さんとテンポの良い楽しく会話するところも人柄も頭の回転も良くてステキでした。3日にして良かった!
August 3, 2018
コメント(0)
早稲田大学演劇博物館開館90周年記念三代襲名スペシャルトークショー「待ってました、高麗屋!」めでたくワタクシも当選いたしまして、再び大熊記念講堂 大講堂へ。入場を待つ高麗屋ファンのお上品な方が炎天下、行列していました。当日券を問い合わせる声も何度か耳にして、大盛況のトークショー。整理番号を見せて、入場券に引き換えたら、キャンパス散策。食事をしたり、演劇博物館へ行ったり、トークショーが18時半開始。帰りは真っ暗になるだろうから、陽の光が射す間に見とかなくちゃ。この前は染五郎君が主役。今日は、高麗屋三代だからさらにゴージャス。白鷗さんと幸四郎さん、椅子をすすめられたら、スッと座ってそのまま一切動かず、前を見据えている。親子がシンクロしていて、見事すぎて目に留まった。一方、染五郎君は座り直し、袴を直し、慣れない様子。なかなか思うように決まらないのか、集中までに時間がかかった。染五郎君一人の時は、さすが御曹子、若いのに堂々としていると感心したのにこうして並んだから、比較できてしまった。何十年も舞台で主役を張っているお二人だからこそ、美しくそして楽に長時間に耐えうる)一度で決まるんだろうな。トークのほうは、美少年と騒がれ、注目されているから見るたびに、10代目幸四郎父さんのように返しが巧くなってきている。白鸚さんの周囲を気遣い、柔らかな話しぶりもたいそう魅力的でそれだけでも感動的なのに、白鸚、幸四郎親子で、坪内逍遥作「桐一葉」の朗読までしてくださった。さっきまでの和やかなムードが一転。迫力満点、本番さながらの熱演に心震えました。贅沢で幸福な時間をありがとうございます。演劇博物館の皆様、ぜひまた高麗屋さんの企画をお願いいたします。※エンパク、演劇博物館の正式名称は早稲田大学坪内逍遥博士記念演劇博物館。 坪内博士の古稀を祝って、学界、演劇界の有志によって建てられたそうです。
July 30, 2018
コメント(0)
白鸚さんが18歳、新幸四郎さんが14歳で演じた『ハムレット』の最年少記録を、今なら塗り替えられる!との発案から実現の運びとなった今回の企画。早稲田大学に演劇博物館があることも、そこで高麗屋のイベントがあることも友達に教えてもらった。私は、なんたって「与三郎」のことで頭がいっぱいだったからちっとも気づかず…おまけに申し込んでおくね、とありがたいお言葉。とんでもない倍率だったそうだけど奇跡的に参加できました!友達には足を向けて寝られません。会場は小講堂。定員は300人。落選した人のために大講堂には中継されたとのこと。大講堂に入りきれず、小講堂へサテライト中継されることはままあれど逆はめったにないことらしい。人気のほどがうかがわれます。美少年で話題になっていることだけでなく「14歳のハムレット」のことを知っているファンの方がこれは、特別!と気合が入ったんじゃないかと推察いたす。(祖父や父と離れて)一人で頑張る染五郎君を応援したい気持ちで応募したのだけれど「今日は幸四郎さん出ないんだよな」とちょっと物足りなさも否めず。実際に始まってみれば、ハムレットの相手役はすべて幸四郎さん♪(が録音した声?)染五郎君は、丁寧さ、真面目さを感じる素直な朗読。ちょっと危いところも多少あったけれどなかなかの首尾。特に、もう一役のフォーティンブロスと変わるところ。将来がホント楽しみです。ひとりで朗読って、相当なプレッシャーだと思うけれど彼のいちばん素敵なところは自信なさげにフラフラすることなくピッと姿勢よく、堂々としているとこ。高麗屋の若君は生まれながらの気品があって、その佇まいだけで魅了する。アフタートークになって台本はお父上が書いたこと、こだわりが多いせいか、熱を入れ過ぎたのが原因なのか完成が遅くヤキモキしたことなど、幸四郎さんと親しい司会者が染五郎君から面白い話を引き出そうとしていたら染五郎くん、何度もチラチラと袖のほうを気にして視線を送るので「え!」「もしや!」「まさか!」「いらっしゃる?」❤️はたして、司会の方に呼び込まれ、幸四郎さん登場。❤️❤️❤️❤️❤️フワフワ夢心地で家路へ。やっぱり10代目は、私の王子様だと思い知った夜❤️詳しくは↓の早稲田ウィークリーに写真と共に載っていました。思い出しながら読んでニコニコ13歳染五郎の『ハムレット』 留学生が感じた歌舞伎役者の演技力早稲田大学演劇博物館 イベントレポート 13歳の染五郎が「朗読」でハムレットに初挑戦
May 25, 2018
コメント(0)
今年のこんぴら歌舞伎は、成駒屋さんがご出演。成駒のお弟子の橋吾さんはもちろん、金丸座へ。毎年、大盛況、チケットを取るのが困難なので私は、うらやましいな、いつか行きたいなと思うのが常。その金丸座で、ビックリする出来事がありました。平成30年4月15日(日)に、第22回「研修発表会」を旧金比羅大芝居(金丸座)で、地元の児童と生徒の皆様をご招待して開催します。☆日時 平成30年4月15日(日) 午前8時45分開演☆会場 旧金比羅大芝居(金丸座)☆演目 一、「ご挨拶」中村芝翫 二、『義経千本桜』鳥居前千本桜の静御前を芝のぶさん、忠信を橋吾さんが!こんな夢のような共演があるなんて。それなのに、観られないなんて悲しすぎ(T_T)海を泳いで渡れるものなら行きたい!くらい。ですが最終的にはお子様のみならず、地元の大人の方もご招待された由粋なはからいに思わず拍手です。いつかどこかで再演されることを願ってせめて、今はお話だけでもお聞きしたい!必死で予定をやりくりしたら、どうにか参加できました歌舞伎体操のワーク。金丸座がすっかりお気に召したご様子で、表情豊かに語る橋吾さん。最初に参加した頃より、堂々とした講師ぶり。でも、明るさ、謙虚さ、礼儀正しさは変わりなく楽しい時間はあっという間に過ぎちゃいました♪
April 28, 2018
コメント(0)
台東区の浅草神社を会場に、奥山おまいりまち商店街振興組合の主催NPO法人まちづくり推進機構の共催で「浅草奥山こども歌舞伎まつり」が毎年行われています。新富町の子どもたちは21日に出演すると聞いて、お墓参りの後、浅草まで足を延ばしました。雨の中、開始をジッと待つのはつらいので開演ギリギリまで、期間限定で公開中の伝法院のお庭を観て過ごしました。それくらいこの日の雨は冷たかった。新富座の子どもたちの熱演を知らなかったら、帰ってしまったかも。一所懸命練習した子どもたちの気持ちを思ったら寒くてお客さんの少ないからこそ、しっかり見守りたくなりました。雨が強いので、お練りが中止になったそうです。衣装を濡らすわけにも、子どもたちに風邪をひかせるわけにもいかないのですがなんとも恨めしい花時雨。春の雨と言えば、植物を育ててくるから「春の雨は花の父母」と呼ばれるそうなのですが、この日ばかりはカメラを持つ手もかじかんで。新富座の子どもたちは、芽吹いた花と同じで、節分会で観た時よりも確実に成長した姿を見せてくれました。お疲れ様、降りやまぬ雨のようにずっと ずっと ひたむきな想いが続きますように
March 21, 2018
コメント(0)
以前、「神田de歌舞伎」でお話を伺ったことのある藤波小道具の近藤真理子さんが小道具のお話をしてくださるというので、清澄白河の「リトルトーキョー」で行われたイベントに参加。20時開始では、歌舞伎仲間は誘えないので、リトルトーキョーってどこ?の方向音痴の私は、好奇心旺盛の悪友にお願いして、付き合ってもらうことにした。近況を話しながら、お好み焼き屋さんで腹ごしらえしていざ、会場へと向かえば、すでに満席。大盛況。藤波小道具の成り立ち、小道具さんのお仕事、近藤さんはニコニコ柔和な笑顔で、時々ユーモアも交え、話してくれるので、会場は和やかなムード。歌舞伎大好き!と嬉しい話だけでなく買えるものはほとんどなく、こしらえなくちゃならないものが多い現状。作れる人がいないもの、いたとしても日本中で一人とか二人と差し迫った問題点も語ってくれました。日本らしさの象徴のようにイベントに引き合いの多い岐阜の和傘などもそうなんですって。深刻。かたや、物静かだけれど、仕事への情熱を持つ頼もしい女性がたくさん!お手伝いで会場に。昔は女性はほとんどいなかった藤波小道具。そこで、今や大活躍の近藤さん。その後継者が歌舞伎の継承のため、力を合わせているのがわかって 良かった!!開始時間を過ぎてからも、お仕事帰りなのかな、若い人が一人、二人と。最終的には20人くらい駆け付けて大盛況。座学のような一方通行でなく、ここは、「しごとバー」と言ってお酒を飲みながら自由に語らえる空間。ワンピース歌舞伎、獅童さんや松也君たちの人気と役者さん以外にも歌舞伎に携わる方の努力があって最近、若い人の歌舞伎への関心は高いのだと思う。異業種の人が出会うことで、今閉ざされつつある小道具達が生き残るための道が開ける可能性があるんじゃないか。手をこまねいて、嘆いているばかりでなく少しずつでも、手探りでも、自分たちに出来ることを探そう、前に進もう!という意志が感じられた。歌舞伎の貴重な小道具が飾られた会場狭しと熱気にあふれた「伝統芸能の小道具ナイト」。SNSへの写真掲載はNGとのことで、写真はないのですが…忠臣蔵の5段目の勘平を思い出す蓑を身につけさせていただいたり(想像以上に軽くて、裏側が美しく編まれていたのにビックリ)生首(資料を見ると切り首って言うみたい)を至近距離で見たり、イノシシは前足しかないことがわかったり(後ろ足は役者さんの足なので)歌舞伎にちなんだグッズもあったしね、収穫タップリ。関係者の皆様、ありがとうございました!
March 17, 2018
コメント(0)
歌舞伎でタッチ!は、そんなに変わっていなかったかな。高麗屋さんの展示も充実だし、初心者の人も楽しい、体験型の展示がたくさん♪歌舞伎座ギャラリーの帰り道屋上庭園最初はなんて殺風景と思ったけれど来るたびに少しずつ、お庭らしい風情が整ってきてのんびり進化中。
February 25, 2018
コメント(0)
昭和56年、先代白鸚さんとの三代襲名披露口上の録画の上映は必見。と、強いおススメがあって観に来たのですが、歌舞伎に興味を持ち始めた頃、もっと知りたいと読んだ歌舞伎の本の中にたくさん出てきた名優の皆さん、お名前のみ知る憧れの方たちが列座してお話しする姿ましてや、高麗屋さんへの祝辞を述べる場面なんて最高のシチュエーション、見ごたえのあるものでした。羽左衛門、雀右衛門(4)、権十郎(2)三津五郎(9)團十郎、松緑(3)吉右衛門、松緑(2)高麗蔵)、染五郎(7)、幸四郎(9)、白鸚(初)、歌右衛門、芝翫(7)、梅玉、魁春、左團次、宗十郎、菊五郎、梅幸歌右衛門さんが九代目幸四郎さんを「てるあきちゃん」って呼ぶところなど、なんとも言えません。憧れの名優さん達のお姿が拝見でき、活字で見ていた時よりも(お役を離れているから、なおさら)その役者さんの性格、人となりが伝わってくるような気がしました。そして今の歌舞伎座で活躍するベテランの皆さんが初々しくてお行儀のよい若者であるところも新鮮で良かったです。コリャイイや、開幕の時の記事白鸚さんのステキな奥様の紀子さんの手料理を作る様子が見られるのも楽しいです。こうして、高麗屋を支えて来てくださったのかと、ありがたく拝見いたしました。「ギャラリーレクチャー 三代紀夢窓 II 夜」の一夜目、染五郎、幸四郎の親子対談も観られてウレシ!司会の方が歌舞伎に詳しい方なので、テレビのバラエティ番組の時より、くつろいで自然体で話せるのでしょう、中身が濃いのもイイところ。会場では、海洋堂作 幸四郎さん等身大のフィギュアがお客様を出迎えてくれますよ♥好評につき、歌舞伎座ギャラリー 三代同時襲名記念特別展「コリャイイや」が、3月27日(火)まで会期が延長されました。とは言え、なかなか観に行く機会を作るのは難しい3月。私は2月中に観ておいて良かったです。ただ、もし、機会があれば、もう一度♪、と思っています。内容充実の特別展でした。
February 24, 2018
コメント(0)
ほんとは彼女と大事な約束があったのに私が高麗屋贔屓と知っている彼女が「先日観てきたけれど、内容が充実して良かったわ。 高麗屋さんが好きなのに、まだ観ていないなんて。 こちらの用件は、またにして、明後日が最終日、 ぜひ、今から、歌舞伎座ギャラリーへ行ってらっしゃい」思いやり深い彼女の親切に応えるべく、急いで東銀座まで、向かいました。歌舞伎座ギャラリーが高麗屋襲名披露仕様になっていました。どこを見ても、興味深いものばかりの展示に時間の経つのも忘れます。それぞれの新しい名前のサイン、自画像、染五郎君の犬丸座のことも幸四郎さんがblogやトーク番組で紹介していた幼少期からの創作というか妄想というかアレコレ 盛りだくさん「前回の三大襲名の口上の上映もあってそれもおススメ!上映時間を確認し、必ず観られるように行ってらっしゃいね」とお墨付きの口上がもうすぐ始まります。
February 24, 2018
コメント(0)
ちゃんとセリフが言えるかしら と心配になっちゃう幼い役者さんですが杞憂に終わりました。2年生の子も3年生の子もりっぱに務められました。そんなお兄ちゃんたちに憧れる未来の千両役者達捕り手はもっと小さいの、1年生が多いんだよね。お練りの時から大活躍でした。母さんたちも卒業生もみんなで心を一つにしてこの日を迎えたんですね松竹衣装、金井大道具、前進座をはじめ協力を惜しまない地元の人達に支えられて今年で11年目の新富座こども歌舞伎関係者の皆様と歌舞伎を愛する子ども達ずっとずっと受け継がれていきますように・・・・・・この子たちに、また会いたいなと思っていたらウレシイ ニュースを教えてもらいました。3月21日から29日、「浅草奥山こども歌舞伎まつり」が浅草寺の隣、浅草神社で行われます。新富座の子どもたちは、3月21日(土)に出演します。詳細はこちらです。浅草こども歌舞伎まつり観に行かれる方、こちらのブログが詳しいです。
February 4, 2018
コメント(0)
全184件 (184件中 1-50件目)