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今日、もらった感動へのお礼を綴りたい。
そう思って書いていると嬉しさがよみがえって
笑っているうちに楽しくなる。
読み返した時、また嬉しくなる。
だから、明日が楽しみ!
March 16, 2019
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カテゴリ: 歌舞伎に親しむ
芝居貧乏なので、基本 遠征はいたしません。
交通費をかけるなら、
安いお席でもいろいろなお芝居が観たいので。



ただし、木ノ下歌舞伎に関しては
関八州での公演ならば
「近いので行く!」という選択

プチ旅行気分を味わえる横浜の魅力もあるね

この日は、ソフトクリーム食べてから、
肉まんとフカヒレ入り肉まんをシェアして




さて、糸井版「摂州合邦辻」
木ノ下歌舞伎にハマった理由の一つ
「心中天の網島」のおさんを演じた伊東沙保さんに
また会える楽しみもあり、心待ちにしていた。

整理番号順にKAATのスタジオへ入場。自由席。
それぞれ、お気に入りの場所を選んで座る。

でも、糸井版って?
そして、じつのところ「合邦が辻」は観たことない。
主人公俊徳丸は、蜷川さん演出藤原竜也主演の「身毒丸」と
ベースを同じくする?くらいの知識で観始めた。

現代劇の服装の人たちが登場し、歌い、踊るシーンで始まった。



だったのが、
進んでいくにつれ、
違和感がいつしかフィット感に移行。

「心中天の網島」の時は橋で横たわっていたので
心中して逃げるときに落ちやしないかと心配だったセット。


今回は柱だったので、立っている時も転換の時も
倒れやしないか、役者さん、お怪我がないかと気になった。
安全面はきっと、徹底して考慮されているんだろうに、ね。

「心中天の網島」に出演されていた
武谷公雄さん 西田夏奈子さんが玉手の両親だった。

西田夏さんの達者さに唸り、
この夏、「切られの与三」で何度も拝見した
武谷公雄さんに親しみを感じたりして。


全然そうじゃなかった。
内田慈さんの玉手の可愛らしさ、悲しさ、切なさと
歌舞伎はたいていそうだけど。

幸せという正解はすぐそこなのに
止められない、些細な勘違い。

選ぶ道がちょっとズレただけなのに、元に戻れなくなる。
ボタンの掛け違いのように、気づいた時に直せたらいいのに。

すっかり物語の世界に入り込んでいたけれど、
突然、現実に戻った瞬間があった

玉手が打ち明けた秘密
「寅の年、寅の月、寅の日、寅の刻に生まれた女の生き血」が
「切られの与三」で観音九次が叫ぶセリフと男と女こそ違えど、全く一緒。

俊徳丸と与三郎がそれを受け入れたか否かは別として、
木ノ下さんは前後して補綴をしていたわけでしょ。
「déjà vu」のようなこのドンデン返し。

ここで急に現実に戻ってしまったけれど
ますます、キノカブワールドのトリコになって
今から次の作品が楽しみ
(もちろん再演もね!)


摂州合邦辻、木ノ下さん、糸井さんと主演の二人による会見

最後に玉手を囲んで数珠をまわすシーンを見ていたら、
「北斎漫画」の百万遍を思い出して、
チラシを引っ張り出してみたら、そこに「合邦辻」のことも書かれていた。
その頃はキノカブも「合邦辻」も知る由もなかったけれど。

声明と百万遍(北斎漫画)と羽根渕章洋さん

観劇の興奮をクールダウンしてくれるような
ホンワカした木ノ下さんのアフタートークを聴く。
私の好きな歌は、3番だった。
1番になれなくて残念!よりも、3番選んだ人への
親近感が♥
ちょっと長い帰り道は、いろんなシーンを思い出しながら
浸るのにちょうどいい







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最終更新日  May 3, 2019 02:17:49 AM
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