気まぐれなページ
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函館なる郁雨宮崎大四郎君 同國の友文学士金田一京助君 この集を兩君に捧ぐ。 予はすでに予のすべてを兩君の前に示しつくしたるものの如し。 從つて兩君はここに歌はれたる歌の一一につきて最も多く知る人なるを信ずればなり。 また一本をとりて亡兒眞一に手向く。 この集の稿本を書肆の手に渡したるは汝の生れたる朝なりき。 この集の稿料は汝の藥餌となりたり。 而してこの集の見本刷りを予の閲したるは汝の火葬の夜なりき。 著者 あめつちに わが悲しみと月光と あまねき秋の夜となれりけり 「石川啄木:一握の砂」より 若くして亡くなった啄木だが たった 24日しか生きられなかった息子がいた 病児の為 東雲堂にこの原稿を売り 見本組みを荼毘の夜に手向けた 歌も息子も 命の破片 児の名は 真一だった 真白なる大根の根の肥ゆる頃 うまれて やがて死にし児のあり (明治43年)
2004.10.01
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