私のNゲージ考古学
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わが国のNゲージの歴史の中で,永大が展開したNゲージ「エーダイナイン」の先進性には特筆すべきものがありました。すなわち,1979年という比較的後発のメーカーであったにもかかわらずハイディテールの車両はもとより,TOMIXのようにNゲージをトータルシステムとして展開。1980年の倒産により,あまりにも早い幕切れとなりましたが,製品のほとんどは学研に引き継がれました(エーダイナインについては,山下貴久雄「エーダイナイン誕生から30年」(RM MODELS 173号(2010年1月号)所収)に詳しく取り上げられています)。今回は,その永大が,エーダイナイン以前に,鉄道とどのように関わっていたのかを簡単に振り返ってみたいと思います。過去のブログと重複する点が多いですが,ご容赦ください。<プラモデル>永大では,1971年から,HOスケールの鉄道プラモデルを展開しました。ラインナップとしては,旧EF58,新EF58,EF15,D51,EF65 1000,貨車6種があり,当時としては高い水準を誇っていました。永大倒産後は,新旧EF58とEF65 1000が大滝に引き継がれています。なお,貨車は,もともとは鉄道模型社/中村精密から発売されていたものです。(鉄道模型考古学N愛蔵版より。永大のHOスケールプラモデル)<グリップミニトレイン>鉄道100年に当たる1972年には,「グリップミニトレイン」として,1/130のプラ製ゼンマイ式D51を製品化しました。ゼンマイねじは動輪型となっており,標準型となめくじ型がありました。また,「グリップマイティ」として,レール・炭水車を省いたバージョンもありました。(グリップミニトレイン。下の黒い箱にレール,リレーラー,ゼンマイねじが入っている)(グリップマイティの半流型。右側の大きな車輪がゼンマイねじ)(グリップミニトレインの説明書)(玩具商報396号(1972年7月15日)よりグリップミニトレイン)<グリップゼッケン>ミニカー「グリップゼッケン」シリーズのNo.30 D51蒸気機関車(標準型)(1975年,1/130)と,No.32 D51蒸気機関車(半流線型)(1975年,1/130)は,「グリップミニトレイン」から動力を撤去した製品のようです。「グリップゼッケン」シリーズには,他にNo.35 新幹線ひかり号21型(1976年,1/170)がありました。いずれも実車の特徴をよく捉えた製品となっており,また,「21型」と明記したことからも,永大の鉄道モデルにかけた情熱がうかがわれます。(グリップゼッケンNo.32 D51蒸気機関車(半流線型))(グリップゼッケンNo.35 新幹線ひかり号21型)<ミニックトレーン>1976年に永大から発売されたのが,「世界最小モデル」を謳った縮尺およそ1/300のダイキャスト製鉄道車両「ミニックトレーン」シリーズでした。ポピニカや超合金といったダイキャスト製玩具の隆盛を意識してか,重量感あるつくりとなっています。基本ラインナップは下記のとおりで,いずれも4両編成。パッケージに「21型 25型 26型 22型」(No.1 新幹線ひかり号の例)などと形式が明記された点は,他のダイキャスト製鉄道玩具にはない特徴です。他に,8両編成のセットや,レール・情景部品も入ったセットもありました。なお,永大倒産後は,バンダイ系列のマミートに引き継がれています。(トイジャーナル1976年9月臨時増刊号よりミニックトレーン)1 新幹線ひかり号,2 C62 SL特急列車,3 EF58特急貨物列車,4 583系寝台特急電車,5 167系修学旅行電車,6 DD51ディーゼル特急貨物,7 167系急行電車,8 EF58特急列車,9 C62 SL貨物列車,10 DD51ディーゼル特急列車,11 485系特急電車,12 103系国電,13 101系国電,14 地下鉄6000系丸の内線,15 EF81特急列車,16 地下鉄6000系千代田線,17 EF81特急貨物列車
2022.09.01
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