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春に、縁に粗いギザギザ(鋸歯)のある長楕円形の葉をつけて枝分かれした茎先から出した花穂に、黄色い4弁花が次々と咲きます。誕生花のない花は、田園の春の花、イヌガラシ(犬芥子)。花の名は、カラシナ(芥子菜)に似ていて、食べられないことからイヌ(役に立たないの意)をつけて名づけられました。 花言葉「平凡の非凡」は、道端で多く見られることからつけられています。花言葉「恋の邪魔者」は、草花の目覚める季節である春に畑や田の畔、路傍、庭の隅や空き地などどこででも見られることからきているのでしょうか。 イヌガラシの小さな花はよく見ると4枚の小さな花弁と4枚の萼が十字形になっていて、咲き終わると次々と弓状に曲がる細長い円柱形の長角果をつけていきます。アブラナ科イヌガラシ属、耐寒性一年草、原産地:日本、朝鮮半島、中国、インド、フィリピンイヌガラシ(犬芥子)の花言葉:品格、恋の邪魔者、平凡の非凡。イヌガラシ(犬芥子)の誕生花:―流通時期:―ホタルブクロ
2021.04.13
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早春に、葉の出る前に、雄株にはおしべの黄色い葯が目立つ淡黄色の小さな鐘形の雄花が半分開いて房状に咲き、雌株には黄緑色の雌花が咲きます。4月6日の誕生花は、春を告げて咲く茶花の黄藤、キブシ(木五倍子)。花の名は、果実が五倍子(フシ)の代用にされることから木を冠して名づけられました。五倍子は、ウルシ科のヌルデの若芽や葉がヌルデシロアブラムシに寄生された刺激によってこぶ状になったものです。別名のマメブシ(豆五倍子)は、つぶらな花や実の形からつけられています。 花言葉「待ち合わせ」は、別名でキフジ(黄藤)とも呼ばれるように、枝の各節から房状に垂れ下がって一斉に花を咲かせる姿からつけられたのでしょう。花言葉「出会い」は、冬眠から覚めやらぬ雑木林や山道などで、他の木の花に先駆けて葉よりも一足先に穂状に連なって咲く半開きの花に出会うことからきているのでしょう。 植物園に植えられているキブシは雄株で、近くで見上げると開ききらない4弁花から8個のおしべとめしべがのぞいていました。キブシ科キブシ属、落葉低木、原産地:日本別名:マメブシ(豆五倍子)、キフジ(黄藤)キブシ(木五倍子)の花言葉:待ち合わせ、出会い。キブシ(木五倍子)の誕生花:4月2日、4月6日流通時期:苗木を秋~春に花を見かけます。あなたの街のお花屋さんイングの森、遊恵盆栽 楽天市場店、日本花卉ガーデンセンター annex、トオヤマグリーン、苗木部 by 花ひろばオンライン、相馬グリーンさんにあります。
2021.04.06
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春に、枝先の葉(奇数羽状複葉)のわきに円錐形のつぼみが出て、雄株には4枚の細長い花弁の小さな白い雄花が、雌株にはめしべの赤紫色の柱頭が目立つ雌花が集まって咲きます。誕生花のない花は、プロ野球でバットに使われている木、アオダモ(青椨)。花の名は、青いタモで、枝や樹皮を切って水につけると水が青くなることからのアオと、トネリコ属の落葉樹の総称のタモから名づけられました。タモは材が粘り強く折れにくいことからの「撓む木」の転訛という説や、丸木舟を作る木を意味するタブノキ(椨、椨の木)のタブで、朝鮮語のt'on-bai(丸木舟)の転訛という説などがあります。 花言葉「未来への憧れ」は、アオダモのバットを振って活躍するプロ野球のスター選手の姿に、少年野球の子供たちが夢を重ね見ることからきているのでしょう。花言葉「幸福な日々」は、枝の先々に小さな花が円錐形にふわふわと白く煙るように集まって咲く様子をたとえたのでしょうか。 晩春から初夏の植物園では、マルバアオダモ(円葉青椨)の雌株の細長い翼のある赤紫色の実が青葉に映えてきれいな花のように見えます。マルバアオダモの名は、アオダモに似て葉の鋸歯が不明瞭なことからつけられています。モクセイ科トネリコ属、耐寒性落葉小高木~高木、原産地:日本、朝鮮半島別名:コバノトネリコ(小葉の梣)、アオタゴアオダモ(青椨)の花言葉:幸福な日々、未来への憧れ。アオダモ(青椨)の誕生花:―流通時期:苗木を春~夏に見かけます。日本花卉ガーデンセンター、グリーンロケット、苗木部 by 花ひろばオンライン、園芸ネット プラス、トオヤマグリーン、関西緑化楽天市場店、千草園芸、SORAさんにあります。
2021.04.02
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春に、新葉と同時に、枝のつぼみが1~2輪と少しずつふくらんで、香りのある白い五弁花が咲き、満開になると一週間ほどで風に散っていきます。誕生花のない花は、緑の葉と白い花の対比が清々しい野生種のサクラ(桜)、オオシマザクラ(大島桜)。花(木)の名は、サクラが伊豆七島の伊豆大島にとくに多く自生することから名づけられました。サクラは、たくさんの花が咲くことから複数を意味するラを加えたとされるサクラ(咲く等)からという説や、木花之開耶姫(このはなのさくやひめ)のサクヤが転訛したという説があります。別名のタキギザクラ(薪桜)は薪炭用にするため古くから植えられたことから、モチザクラ(餅桜)は香りのある葉を塩漬けにして桜餅を包むのに使用されていることからつけられています。 花言葉「純潔」は、新緑の葉にいっそう際立つ花の透き通るような白さからきているのでしょう。緑地公園に咲くオオシマザクラは葉も花も大きく、満開時には遠くから見ると新葉の緑と花の白が混ざって、淡い黄緑色の花を咲かせているように見えます。 オオシマザクラの花弁は長楕円形または卵形で、変異のものも多く、新葉の色は緑から赤紫色まで変異が多くあるようです。バラ科サクラ属、耐寒性落葉小高木、原産地:日本別名:タキギザクラ(薪桜)、モチザクラ(餅桜)オオシマザクラ(大島桜)の花言葉:純潔、心の美。オオシマザクラ(大島桜)の誕生花:―流通時期:苗木を秋~春に見かけます。園芸ネット プラス、トオヤマグリーン、ガーデンタウン、日本花卉ガーデンセンター、苗木部 by 花ひろばオンライン、園芸百貨店何でも揃うこぼんさい、ガーデンタウンさんにあります。
2021.03.28
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早春に、葉に先立って、大きく伸びた緑色を帯びた枝から広がった小枝の先に、丸いつぼみを包む青い苞(ホウ)が黄緑になって開くと、つぼみ一つから複数の淡黄色の花が咲きます。誕生花のない花は、早春のアレンジメントや生け花に人気の雄花のつぼみ、アオモジ(青文字)。花の名は、同じクスノキ科のクロモジ(黒文字)対し枝が青い色をしていることから名づけられました。別名のショウガノキ(生姜木)は実に辛味があることから、ソロバンノキ(算盤の木)はつぼみを算盤の玉にたとえてつけられています。 花言葉「友人が多い」は、一つの小枝につぼみが曲がって伸びた柄でぎっしりと固まってつき、一つのつぼみから複数個の花が咲く様子からつけられたのでしょう。アオモジは雌雄異株で、大きな白い総苞に小さな白い花が5個包まれていて、雄花は黄色い葯が白い楕円形の小さな6枚の花被片より目立っているので、淡黄色の花に見えます。おしべがなくなると茶色くなって、花数がよくわかります。 山道に沿って何本かアオモジが広がった枝に淡黄色の花を咲かせていますが、雌株の白い雌花を今年も見つけられませんでした。クスノキ科ハマビワ属、落葉小高木~高木、原産地:日本、台湾、中国、マレーシア別名:ショウガノキ(生姜木)、ソロバンノキ(算盤の木)アオモジ(青文字)の花言葉:友人が多い。アオモジ(青文字)の誕生花:―流通時期:―クロモジ シロモジ
2021.03.21
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晩夏から秋に、先が尖った楕円形の葉をつけてまっすぐ伸びた花茎の先に、淡紅紫色の小さな唇形花がまばらに咲きます。2月12日の誕生花は、可憐な野の花、キツネノマゴ(狐の孫)。花の名は、花が小さいので孫をあて、花後の花穂をキツネの尾や花の形を顔に見立てという説、ママコナ(飯子菜)に似て品がないの意からのキツネノママコが転訛したという説などがあります。別名のカグラソウ(神楽草)は、花穂の姿形を神楽鈴に見立ててつけられています。 花言葉「可憐美の極致」は、浅く2つに裂けた白い上唇と、先が3つに裂けた下唇の紅紫色の部分に白い斑模様が描かれた淡紅紫色の花の美しさからつけられています。花言葉「この上なくあなたは愛らしくかわいい」は、野辺に咲く小さな花の姿とピンクの花色からきているのでしょう。 キツネノマゴは夏の草花が盛りを過ぎた中で、よく枝分かれして茂った茎先や茎の葉のわきから伸びた花穂に、点々とまばらに咲く小花のピンク色がよく目立っていました。花後にできる細長い実の中には、はじき帯がついたタネが4個入っていて、実は熟すと勢いよくはじけて飛びます。キツネノマゴ科キツネノマゴ属、一年草、原産地:日本、東南アジア別名:カグラソウ(神楽草)キツネノマゴ(狐の孫)の花言葉:可憐美の極致、女性の美しさの極致、この上なくあなたは愛らしくかわいい。キツネノマゴ(狐の孫)の誕生花:2月12日流通時期:―サクラ
2021.02.12
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早春に、雄株は赤い葯から黄色い花粉を出す細長い円柱形の雄花を咲かせ、雌株は長く白い毛の生えた苞が黒い淡緑色の雌花を咲かせます。2月11日の誕生花は、春先の水辺で尾状の花を咲かせるヤナギ(柳)の仲間、イヌコリヤナギ(犬行李柳)。花(木)の名は、イヌ(役に立たないの意)とコリヤナギ(行李柳)で、枝が曲がっていて行李(こうり)を作ることができないことから名づけられました。コリヤナギはコウリヤナギの詰まったもので、枝の皮を剥いで干したものを麻糸で編んで作る箱状の行李に使われるヤナギ(柳)からつけられています。 花言葉「しなやかな心」はコリヤナギと同じ花言葉です。コリヤナギの花言葉は、衣類や身の回り品の収納などに用いられた柳行李を編むことができる枝のしなやかさからきているのでしょう。 イヌコリヤナギの雌株は赤みを帯びた枝の向かい合う(対生)長楕円形の葉のわきに、花弁のない花が花穂に密につけ、晩春に雌花の実は白い綿毛になって風に飛んでいきます。ハクロニシキ(白露錦)はイヌコリヤナギの斑入りの園芸品種で、新芽がピンクから白、白斑と葉色が変化していきます。ヤナギ科ヤナギ属、半耐寒性落葉低木、原産地:日本、朝鮮イヌコリヤナギ(犬行李柳)の花言葉:しなやかな心。イヌコリヤナギ(犬行李柳)の誕生花:2月11日流通時期:ポット苗を秋~早春に見かけます。トオヤマグリーンさんにあります。 ハクロニシキ
2021.02.11
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厳冬から春に、よく枝わかれした枝のつややかな緑の葉のわきに、淡いピンク色の花弁の重なりの多い花が咲き、咲き終わるとガク(萼)を残して花弁が丸ごとぽとりと落ちます。1月12日の誕生花は、世界三大花木のひとつで春の訪れの喜びを伝えるツバキ(椿)のピンク色の花、オトメツバキ(乙女椿)。花(木)の名は、江戸時代に藩の門外不出とされたことからのお止め椿が転じたという説や、花形が美しい乙女を連想させることからという説などがあります。ツバキの名はつやのある木からの艶葉木(つやはき)が転訛したという説や、葉が厚いことからの厚葉木(あつばき)の略音化という説、葉が丈夫なことからの強葉木という説などがあります。オトメツバキの花言葉と誕生花はツバキ(ピンク)の花言葉と誕生花と同じです。 花言葉「控えめな愛」は、幾重にも花弁を重ねて凛と咲く花に香りがないことと、愛をイメージさせるピンクの花色からきているのでしょう。花言葉「控えめな美」は、東洋的な気品と美しさを備えたやさしいピンク色の花に香りがないことからつけられたのでしょう。 千重咲きの豪華な花ですが、可憐なピンク色で香りがないオトメツバキの特徴が控えめな美人をイメージさせるのでしょう。春になると、近くの公園の片隅が枝いっぱいに咲くオトメツバキ(乙女椿)の明るいピンクの中輪の花で華やいでいます。ツバキ科ツバキ属、耐寒性常緑低木、原産地:日本、朝鮮、中国オトメツバキ(乙女椿)の花言葉:控えめな美、控えめな愛。オトメツバキ(乙女椿)の誕生花:1月12日、3月31日ツバキ(ピンク)の花言葉:控えめな美、控えめな愛、慎み深い。ツバキ(ピンク)の誕生花:1月12日ツバキ(椿)の花言葉:誇り、完璧な魅力、(アレクサンドル・デュマ・フィスの椿姫にたとえて)私の運命はあなたの手に。ツバキ(椿)の誕生花:1月25日、2月3日、4月29日流通時期:苗木や鉢花を冬~早春に見かけます。石田精華園 楽天市場店、苗通販店:ぐりーんべりぃ、園芸百貨店何でも揃うこぼんさい、SORAさんにあります。 ピンク色のツバキ
2021.01.12
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初夏に、主枝から分枝した細い枝についた厚みのあるつややかな長楕円形の葉のわきに、白い5弁花が数個ずつつり下がって次々と咲きます。12月26日の誕生花は、神前にお供えする玉串に使われる美しい葉のついた枝、サカキ(榊)。花(木)の名は、神と木の字を合わせた榊で、神と人間の境界にある木を示す境の木が転じたという説や、神聖な木を意味する賢木が転じたという説などがあります。別名のホンサカキ(本榊)、マサカキ(真榊)は、温暖な気候を好むサカキが育たない地域で代用されてきたヒサカキ(非榊)などと区別するときに呼ばれています。 花言葉「神を尊ぶ」は、古くから神事に用いられて、神棚や神殿などの祭壇に祭られる木であることからつけられています。近くの小さな神社の本殿を取り囲む木々の中に、サカキが2本並んで植えられていて、初夏に順々に花を咲かせたあと小さな緑の実(液果)を結び、晩秋から初冬に黒く熟します。 小正月にしめ飾りをどんど焼きでお焚き上げしてもらうために拝殿前に長年訪れていましたが、本殿裏のサカキの木に気づかずにいました。ツバキ科(モッコク科、サカキ科)サカキ属、半耐寒性常緑小高木、原産地:日本、朝鮮半島、中国、台湾別名:ホンサカキ(本榊)、マサカキ(真榊)サカキ(榊)の花言葉:神を尊ぶ。サカキ(榊)の誕生花:12月26日流通時期:苗木を秋~春に見かけます。苗木の専門店 グリーンでGO!、charm 楽天市場店、園芸ネット プラス、あなたの街のお花屋さんイングの森、苗木部 by 花ひろばオンライン、日本花卉ガーデンセンターさんにあります。
2020.12.26
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光沢のある小さな緑色の卵円形の葉は大きくなるにしたがって、葉の縁から葉脈にかけて羽状に深く切れ込んで、葉の主脈と側脈の間に楕円の穴があきます。12月22日の誕生花は、インパクトのある不思議な観葉植物、モンステラ。花の名は、属名Monsteraの音読みで、属名はラテン語のmonstrum(怪物、驚異)に由来し、独特の葉の形や大きさから連想して名づけられました。別名のデンシンラン(電信蘭)は、気根(太い茎から空気中に出ている根)を電線に見立ててつけられています。モンステラはうっそうとしたジャングルで、下の葉にも光が行き届くように、大きな葉ほど深い切れ込みを入れ、葉に穴をあけて、どんどんつるを伸ばして茂ります。 花言葉「壮大な計画」は、日照不足にならないように熱帯のジャングルを生き抜くために葉におしゃれな切れ込みを入れ、穴をあけるようにしたことからきているのでしょう。花言葉「うれしい便り」は、深い切れ込みや大きい穴の開いた見通しのよい葉から明るい陽の光が差し込んでくる様子をたとえたのでしょうか。 モンステラ デリキオーサ(学名Monstera deliciosa)は成長すると、白い仏炎苞と緑色の肉穂花序をつけた花が咲くそうなので、一度見られたらと思っています。種小名のdeliciosaはdelicious(味がよい)で、実がバナナとパイナップルを合わせたような味がすることに由来しているそうです。フイリモンステラは黄色や白色の斑が不規則に入ります。サトイモ科ホウライショウ属(モンステラ属)、非耐寒性つる性の着生植物、原産地:熱帯アメリカ別名:ホウライショウ(鳳莱蕉、蓬莱蕉)、デンシンラン(電信蘭)モンステラの花言葉:うれしい便り、壮大な計画、深い関係。モンステラの誕生花:9月30日、12月15日、12月21日、12月22日流通時期:鉢植えを春~秋に見かけます。FlowerKitchen for Business、イイハナ・ドットコム、charm 楽天市場店、観葉植物の生産直販 幸せの花急便、園芸ネット プラス、日本花卉ガーデンセンター、ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、ランドプランツさんにあります。
2020.12.22
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春から秋に、不規則な羽状に裂けたギザギザ(鋸歯)のある葉をつけてよく枝分かれした茎先に、筒状花だけの黄色い頭花が咲きます。11月29日の誕生花は、野に咲くつぼみのような形の黄花、ノボロギク(野襤褸菊)。花の名は、野に生えるボロギク(襤褸菊)から名づけられました。ボロギクは沢沿いに多いサワギク(沢菊)の別名で、中央の筒状花を舌状花が囲む黄色の頭花が咲き終わった後にできる白い冠毛をボロ屑に見立ててつけられています。 花言葉「一致」は、舌状花のない黄色い頭花が集まっている様子からつけられています。花言葉「遭遇」は、雪の積もらない暖地では冬でも花を咲かせて、一年中畑や道端などのどこかで花を見られることからきているのでしょう。 最近ノボロギクが春になると田畑の縁や道路わきのアスファルトの隙間などに、次々と芽生えて花を咲かせているのを見かけるようになりました。花後に白い冠毛が伸びると、花の基部を包む先の黒い円筒形の総苞がつけ根まで開いて、冠毛を球形に広げ、白い冠毛をつけたタネが風にのって飛んでいきます。キク科ノボロギク属、一年草(越年草)、原産地:ヨーロッパ別名:ネンジュソウ(年中草)、オキュウクサ(お灸草)、タイショウクサ(大正草)ノボロギク(野襤褸菊)の花言葉:一致、合流、遭遇。ノボロギク(野襤褸菊)の誕生花:11月29日流通時期:―クリスマスローズ
2020.11.29
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秋に、枝の長楕円形の葉のわきに、先が4つに分かれた茶色の斑点のある淡い黄白色の萼筒(がくとう)が開いて、白い花がおしべとめしべをのぞかせます。誕生花のない花は、花弁のない花が結ぶ甘酸っぱく渋みのある実、ナワシログミ(苗代茱萸)。花(木)の名は、実が苗代(田んぼに植える稲の苗を育てる場所)を作る頃に、紅く熟すことから名づけられました。グミの名は、実を口に含みタネを出すことからの含実(ククムミ)の転化とも、渋みがあるので、えぐみからぐみになったとも、グイ(刺)の多い木になる実からのグイミともいわれています。別名のトキワグミ(常盤茱萸)は常緑性のグミであることからつけられています。 花言葉「冬の祈祷」は、冬に白い筒状鐘形の小さな花が葉のわきに数個ずつ垂れ下がって咲く花の姿からつけられたのでしょう。花言葉「心の純潔」は、ぶつぶつと茶色の斑点がついた筒状のつぼみが開くと、白くよい香りがすることからきているのでしょうか。 公園のナワシログミは、先に萼筒の上部が残る長楕円形の茶色の固い実が冬を越して、早春になると少しずつ膨らみ緑からオレンジ色へと色づいていきます。ナツグミは落葉性で、春に花が咲いて、実を結ぶと萼(ガク)がするりと抜け落ち、夏に熟すと枝に細長い真っ赤な実がぶら下がります。グミ科グミ属、常緑低木、原産地:日本、中国別名:タワラグミ(俵茱萸)、トキワグミ(常盤茱萸)ナワシログミ(苗代茱萸)の花言葉:心の純潔、冬の祈祷。ナワシログミ(苗代茱萸)の誕生花:―グミ科グミ属、落葉性低木、原産地:日本グミ(茱萸)の花言葉:用心深い、野性美。グミ(茱萸)の誕生花:6月24日流通時期:苗木を秋に見かけます。植木組合、トオヤマグリーン、日本花卉ガーデンセンター、季の香(きのか)、遊恵盆栽 楽天市場店、園芸ネット プラス、苗木の専門店 グリーンでGO!さんにあります。
2020.11.21
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冬から春に、ピンと立った長楕円形の厚い葉をつけてまっすぐ伸びた太い茎(バルブ)や葉を落とした茎の節々に、唇弁に斑の入った濃いピンクや淡いピンクの花が集まって咲きます。11月13日の誕生花は、育てやすく豪華なノビル系デンドロビウムのピンク色の花、デンドロビウム(ピンク)。花の名は、属名のDendrobiumの音読みで、ギリシャ語のdendron(木)とbios(生ずる)に由来し、原種が他の木に着生して生長することから名づけられました。デンドロビウムはノビル系、セッコク系、ギンギアナム系、夏咲きのフォーモサム系(フォーミディブル系)、コチョウラン(胡蝶蘭)に花が似ているファレノプシス系があります。 ノビル系デンドロビウムはDendrobium nobileを基本種としてつくり出された園芸品種で、品種改良が進み、今では花や草姿のサイズがさまざまあり、花色もバラエティーに富んでいます。デンドロビウム(ピンク)の花言葉「真心」は、女性的なイメージのあるピンクの花色で、花つきと花もちがよいことからきているのでしょう。 小さな鉢植えのピンクのデンドロビウムは茎があちこちに向いて伸び、新年から濃いピンクのつぼみをつけて精一杯大きな花を長く咲かせています。ラン展で見かけるデンドロビウムのようにまっすぐ伸びた茎の上から下まで、葉や茎が見えなくなるほど花を咲かせませんが、毎年冬の室内を明るく彩ってくれます。ラン科セッコク属、半耐寒性多年草、原産地:ヒマラヤからタイ(ノビル系)デンドロビウム(ピンク)の花言葉:真心。デンドロビウム(ピンク)の誕生花:11月13日デンドロビウム(白)の花言葉:純粋、清潔。デンドロビウム(白)の誕生花:12月11日デンドロビウム(デンドロビューム)の花言葉:わがままな美人、天性の華を持つ。デンドロビウム(デンドロビューム)の誕生花:3月2日、11月13日、12月11日、12月12日、12月13日流通時期:鉢花を冬~春に見かけます。デンドロビウム
2020.11.13
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秋に、縁にギザギサ(鋸歯)のある匙形の厚く光沢のある葉をつけた茎先に、白い舌状花が中心の黄色い筒状花を囲んだ大きな頭花が次々と咲きます。11月4日の誕生花は、太平洋沿岸に自生するノギク(野菊)の花、ハマギク(浜菊)。花の名は、砂浜や海岸の岸壁などに自生するキク(菊)から名づけられました。別名のフキアゲギク(吹上菊)は、海からの風を受けて咲く花の姿からつけられています。ハマギクは日本の固有種であることから、学名はNipponanthemum nipponicumで、属名にも種小名にもニッポンの名がつき、英名もNippon daisyです。 花言葉「逆境に立ち向かう」は、青森から茨城までの太平洋沿岸の砂浜や海岸の崖などに、浜風を受けて群生していることからつけられています。花言葉「友愛」は、恵まれない環境の海岸にしっかりと根を張りあって、寄り添って咲く白い花の清楚な美しさをたとえたのでしょう。 庭植えのハマギクは花が群がって株をおおうように咲いたこともありましたが、茎が木質化して、見栄えが悪くなってきました。春に株元から出ている小さな株を取って更新します。キク科クリサンセマム(キク)属、耐寒性多年草、原産地:日本別名:フキアゲギク(吹上菊)ハマギク(浜菊)の花言葉:友愛、逆境に立ち向かう、単純な美。ハマギク(浜菊)の誕生花:9月3日、10月10日、11月4日流通時期:ポット苗を秋に見かけます。charm 楽天市場店、トオヤマグリーンさんにあります。 ハマギクの仲間
2020.11.04
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晩秋から初冬に、枝先や縁にギザギザ(鋸歯)のある濃い緑色の葉のわきに、一重や八重の淡いピンクや濃いピンク色の花が咲きます。11月3日の誕生花は、晩秋の垣根を彩る童謡 たきび で歌われている多種多様な花、サザンカ(ピンク)。花の名は、古い時代にツバキと厳密に区別されていなくて、ツバキ類を指す漢名の山茶(サンサ)の花、山茶花(サンサクワ→サンサカ→ササンカ)が転化したものです。漢名の山茶は山に生えているお茶の木の意味で、香りのよい葉がお茶のようにして飲まれていることからきています。サザンカは花の時期や花形などの特徴から、サザンカ群、晩秋から早春に咲くカンツバキ群、冬から春に咲くハルサザンカ群に分類されています。 サザンカには赤、白、ピンクの花色による花言葉があります。サザンカ(ピンク)の花言葉「永遠の愛」は、強く冷たい風が吹き始める晩秋から初冬に、愛を連想させるやさしいピンク色の花をひたむきに咲かせる姿からつけられています。 サザンカ群は5~7弁の白い一重咲きの原種のサザンカからできた園芸品種で、花色は基本の白の他、ピンク、紅、紅覆輪やぼかしが多く、一重咲きから二重咲きが中心です。庭のサザンカの丁字車(ちょうじぐるま)は、花芯のおしべが小さな花弁に変形した唐子咲きの淡いピンクの花で、10月下旬から咲き出します。サザンカはほのかに甘い香りがする花が咲き終わると、花弁が一枚ずつはらはらと散っていきます。ツバキ科ツバキ属、常緑高木、原産地:日本別名:イワハナビ(岩花火)、ヒメツバキ(姫椿)サザンカ(ピンク)の花言葉:永遠の愛。サザンカ(ピンク)の誕生花:11月3日サザンカ(白)の花言葉:愛嬌、あなたは私の愛を退ける。サザンカ(白)の誕生花:11月1日、11月5日、12月4日サザンカ(赤)の花言葉:あなたが一番美しい、謙譲、無垢。サザンカ(赤)の誕生花:11月16日サザンカ(山茶花)の花言葉:ひたむきな愛、謙譲、謙遜、愛嬌、理想の恋、困難に打ち勝つ。サザンカ(山茶花)の誕生花:10月30日、11月9日、11月27日、12月4日流通時期:苗木を秋~冬に見かけます。苗木の専門店 グリーンでGO!、苗木部 by 花ひろばオンライン、千草園芸、植木生産販売専門店 芝樹園さんにあります。
2020.11.03
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晩夏から初秋に、枝先や卵形の大きな葉のわきに伸びた長い柄の先に、つぼみを包む薄紅色の5枚のガク(萼)から濃紅色の長い花筒が伸び出て、白く細長い花弁を広げた花が次々と咲きます。10月26日の誕生花は、さわらなければ臭わない枝先でほのかに香るおしゃれな花、クサギ(臭木)。花の名は、枝や葉を傷つけると強い臭気があることから名づけられました。クサギの学名はClerodendrum trichotomumで、属名のClerodendrumはギリシャ語のcleros(運命)とdendron(樹木)に由来し、呪術に使われていたことからつけられています。 花言葉「運命」は、属名の語源であるギリシャ語のcleros(運命)からつけられています。花言葉「治療」は、茎葉や根に降圧、鎮痛作用があり、リウマチや高血圧、健胃や解熱、皮膚病など、薬用に用いられることからきているのでしょう。 山道沿いの生い茂った木の下の暗がりのクサギは葉の濃い緑に引き立てられて、おしべとめしべを長く突き出した白い花も、濃紅色のガクの上にのった実もよく目立ちます。秋が深まって実が熟すと、真っ赤に色づき星形に開いたつややかなガクの中心で、初めは青白い実が次第に青から深い藍色になって、実には光沢があります。クマツヅラ科クサギ属、耐寒性落葉小高木、原産地:日本、中国、台湾別名:クサギリ(臭桐)、クサギナ(臭木菜)クサギ(臭木)の花言葉:運命、治療。クサギ(臭木)の誕生花:10月26日流通時期:―ボタンクサギ 季節の寄せ植え
2020.10.26
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秋から冬に、葉の落ちた枝先に、白や淡い紅色の八重の花が数輪ずつ咲き続け、春は葉を出すとともに花がたくさん咲きます。誕生花のない花は、二季咲きの桜花、ジュウガツザクラ(十月桜)。花の名は、10月頃から咲き始めるサクラ(桜)から名づけられました。サクラの名は動詞の「咲く」に複数を意味する「ら」を加えたという説や、木花開耶姫(コノハナサクヤヒメ)のサクヤの読みが変化したという説などがあります。別名のオエシキザクラ(御会式桜)は、日蓮聖人の忌日に行う御会式のある10月13日頃から花が咲き始めることからつけられています。ジュウガツザクラはコヒガンザクラ(小彼岸桜)の園芸品種で、先が淡紅色をした白い花弁が10~15枚あり、めしべがおしべよりも長く突き出ています。 花言葉「神秘的な心」は、春に咲く整った花と、秋に咲く花弁が少しねじれたような花とでは雰囲気が異なることからきているのでしょうか。花言葉「寛容」は、秋に咲く花に、花弁が反っていたり、ねじれていたり、大きさが不揃いだったり、形の整っていない花が見られることからでしょうか。 植物園のジュウガツザクラは御会式の日に、少し葉を残した枝に数輪の花が見られ、紅葉の頃には咲く花が増えて、春になると一斉に花を咲かせています。フユザクラ(冬桜)はエドヒガン系の園芸品種で、一重の白い小輪の花が秋から春に2回咲きます。最近では、秋から冬に咲くジュウガツザクラ、小輪一重のシキザクラ(四季桜)、縁に切れ込みのある花弁が20枚以上あるコブクザクラ(子福桜)なども合わせて冬桜と呼ばれています。バラ科サクラ属、耐寒性落葉高木、原産地:日本別名:オエシキザクラ(御会式桜)ジュウガツザクラ(十月桜)の花言葉:神秘的な心、寛容。ジュウガツザクラ(十月桜)の誕生花:―フユザクラ(冬桜)の別名:コバザクラ(小葉桜)フユザクラ(冬桜)の花言葉:冷静。フユザクラ(冬桜)の誕生花:12月14日、12月24日流通時期:苗木を秋~冬に見かけます。園芸ネット予約店、相馬グリーン、日本花卉ガーデンセンター annex、苗木部 by 花ひろばオンライン、BONSAI 彩都 楽天市場店、いろは盆栽、園芸百貨店何でも揃うこぼんさい、山野草と盆栽の専門店ヴェールモアさんにあります。
2020.10.24
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秋に、細かく切れ込んだ繊細な葉をつけてまっすぐ伸びて枝分かれした細い茎先に、淡いピンクや濃いピンク色の一重の花が次々と咲きます。10月22日の誕生花は、秋を彩るピンク色のコスモス、コスモス(ピンク)。花の名は、ギリシャ語のkosmos(調和、秩序、美しさ)で、整った花姿や群れ咲く花の美しさから名づけられました。別名のアキザクラ(秋桜)は、花弁の形がサクラ(桜)に似た花が秋に咲くことからつけられています。コスモスは明治時代に渡来して、北の地方からだんだん南へ咲き下り、秋の風物詩となっています。 花言葉「乙女の愛情」は、乙女や愛をイメージする柔らかいピンクの花色からつけられています。花言葉「純潔」も、乙女のイメージからきているのでしょう。 毎年ご近所の休耕田で、コスモスの一重のピンクと赤、白の三色の花が秋の澄んだ空によく映えてさわやかな風にゆれながら咲き乱れています。最近では、赤の蛇の目が入ったピンクの花など、花弁や花色などに変化が見られるようになり、ニューフェースを探して群れ咲く花を楽しんでいます。キク科コスモス属、夏まきの非耐寒性一年草、原産地:メキシコ別名:オオハルシャギク(大春車菊)、アキザクラ(秋桜)コスモス(ピンク)の花言葉:乙女の純潔、乙女の愛情、純潔。コスモス(ピンク)の誕生花:9月5日、10月22日コスモス(赤)の花言葉:調和、愛情。コスモス(赤)の誕生花:10月4日、10月6日コスモス(白)の花言葉:優美、乙女の純潔、純潔、美麗。コスモス(白)の誕生花:9月23日、10月14日コスモスの花言葉:調和、乙女の真心、乙女の心情。コスモスの誕生花:9月3日、9月15日、9月18日、9月22日、9月27日、10月31日流通時期:鉢花を春~秋に見かけます。チョコレートコスモス
2020.10.22
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春に、新枝の新緑の葉のわきに、穂状に咲く雄花と雌花が咲き、翌年の秋に、椀型の殻斗(どんぐりの帽子)に半分包まれた丸みのある大きな実が褐色に熟します。10月16日の誕生花は、ドングリの中でひときわ大きく立派な実、クヌギ(櫟、橡、椚、栩)。花の名は、日本書紀の伝承説話からクニキ(国木)、実が食べられることから食之木(くのき)、栗の木に似ていることから栗似木(クリニキ)などが転訛したという説があります。ドングリはブナ科のコナラ属、シイ属、マテバシイ属の果実の総称で、クヌギのドングリは大きくてほぼ球形で、殻斗の回りには細く尖って反り返った鱗片がたくさんついています。花言葉「母なる木」は、多くの昆虫が樹液を吸いに集まり、実が多くの動物の食料になり、木材が炭や薪などに利用されていたことからきているのでしょう。花言葉「穏やかさ」は、クヌギのドングリが大きくて丸みがあることからつけられたのでしょう。春の植物園で、クヌギの雄花は穂状に垂れ下がるつぼみから花が咲くまで何度も見ていますが、新葉のわきに咲くという目立たない雌花は一度も見つけられませんでした。夏には今年の小さな実と秋に熟すドングリの実が見られ、初秋に台風が通り過ぎたあとにクヌギの木を見上げると、緑色の実と茶色の実がついていました。ブナ科コナラ属、耐寒性落葉高木、原産地:日本、アジア東北部~ヒマラヤクヌギ(櫟、橡、椚、栩)の花言葉:穏やかさ、蓄え、母なる木。クヌギ(櫟、橡、椚、栩)の誕生花:10月16日ドングリ(団栗)の花言葉:永遠の愛、もてなし、愛は永遠に、勇敢。ドングリ(団栗)の誕生花:10月16日流通時期:苗木を秋~春に見かけます。苗木の専門店 グリーンでGO!、苗木部 by 花ひろばオンライン、charm 楽天市場店、花と緑、トオヤマグリーン、日本花卉ガーデンセンター annex、インターフェース市、季の香(きのか)さんにあります。
2020.10.16
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晩春から初夏に、放射状に広げた先が鋭く尖った細長い葉の間から伸びた長い花茎に、赤い筒状花が黄色い葯をつけたおしべを突き出して次々と咲きます。10月14日の誕生花は、カラーリーフが美しい観葉植物、ニューサイラン。花の名は、ニュージーランド(新西蘭)原産であることから、新(ニュー)西(サイ)蘭(ラン)と名づけられました。別名のマオラン(真麻蘭)は、葉から強い繊維が採れることからつけられています。ニューサイランの原種はまっすぐ大きく立つ青葉で、葉から採れる繊維はニュージーランドアサ(麻)と呼ばれ、帆布や網、製紙などの原料として栽培されています。 花言葉「素直」は、すらっと大きくまっすぐに伸びた葉の姿からつけられています。ニューサイランにはライムグリーンや深緑、黄色やクリーム色の斑入り葉、銅葉や紫葉、赤葉など、さまざまな葉色の園芸品種があります。 植物園やお店などのエントランスで、大型から小型までのサイズのニューサイランがのびのびと葉を広げた葉姿を見かけますが、花は一度も見たことがありませんでした。一昨年の春に建てられたコーポの出入り口のニューサイランは植えられてすぐ花を咲かせ、今年も花が咲いていました。リュウゼツラン科マオラン属、半耐寒性常緑多年草、原産地:ニュージーランド別名:マオラン(真麻蘭)ニューサイランの花言葉:素直。ニューサイランの誕生花:10月14日流通時期:春にポット苗を見かけます。園芸ネット プラス、花みどりマーケット 楽天市場店、四国ガーデン楽天市場支店、SORA、千草園芸さんにあります。
2020.10.14
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秋に、まっすぐ伸びた茎先や菱状の葉のわきに出した花穂に、黄緑色の花弁のない小さな花が5本のおしべを突き出して固まって咲き、花後に5枚のガク(萼)が閉じて実を包みます。誕生花のない花は、古い時代にインドから中国経由で渡来した薬草、アカザ(藜、阿加佐、赤座)。花の名は、中心が鮮やかな赤色の葉を、仏様の座る台座に見立てて赤座と名づけられました。阿加佐は万葉仮名の表記で、藜は漢名を表記したものです。アカザの学名Chenopodium album var. centrorubrumは、属名のChenopodiumが ギリシャ語のchen(ガチョウ)とpodion(小さい足)で、葉の形に由来しています。アカザはシロザ(学名Chenopodium album)の変異種で、シロザの種小名album(白い)とアカザの変種名(var.)のcentrorubrum(中心が赤い)は若葉の中心の色からつけられています。 花言葉「恥じらい」は、恥ずかしさで顔を赤らめたように、若い葉の中心がきれいな紅紫色の粉状の微細な粒におおわれていることからきているのでしょう。アカザは台風がもたらした雨の中では紅紫色の花穂を垂らしていましたが、晴れると次々と花が開いて、花穂が黄緑色になり、赤い葉は見られなくなりました。 アカザの杖は昔の中国で仙人が作ったとされ、大きく伸びたアカザのまっすぐな茎で作った杖は驚くほど軽くて丈夫なことから、松尾芭蕉も使ったといわれています。鉢植えのアカザは晩夏にのんびり芽を出したので、秋に大急ぎで花を咲かせようとひょろりとして、杖にはなりそうにはありません。アカザ科アカザ属、一年草、原産地:インド、中国別名:レイチアカザ(藜、阿加佐、赤座)の花言葉:恥じらい。アカザ(藜、阿加佐、赤座)の誕生花:―流通時期:―季節の花
2020.10.13
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秋に、球根から長い花筒が伸びて、3枚の外花被と3枚の内花被の中心に目立たないおしべとめしべをのぞかせて、藤色がかったピンク色の花が1~4個、咲きます。9月21日の誕生花は、植えなくても机の上で咲く裸の貴婦人、イヌサフラン(犬洎夫藍)。花の名は、花がサフランに似ていて、めしべが高価な香辛料になるサフランのように食材として、役に立たない(イヌ)ことから名づけられました。別名のコルチカムは、黒海沿岸に隣接したアルメリアの古都コルキス(Colchis)に由来しています。 花言葉「危険な美しさ」は、葉や球根を間違えて食べると食中毒を起こす毒草なのに、咲かせる花が美しいことからつけられています。花言葉「私の最良の日々は過ぎた」は、過ぎ去った夏の日々を惜しんで、秋に花が咲くことからきています。 イヌサフランは数年植えっぱなしで、葉は他の春の花などに隠れ忘れていますが、気がつくとひょっこりつぼみを伸ばして花を咲かせています。早春に新芽が伸びて、つやのある広線形の大きな葉が重なりあって茂り、初夏に枯れます。ユリ科(イヌサフラン科)イヌサフラン属、夏~秋植えの耐寒性球根、原産地:ヨーロッパ中南部~北アフリカ別名:アキズイセン(秋水仙)、コルチカムイヌサフラン(犬洎夫藍)の花言葉:楽しい思い出、私の最良の日々は過ぎた、悔いなき青春、永続、美徳、華やかな美しさ、危険な美しさ。イヌサフラン(犬洎夫藍)の誕生花:9月8日、9月21日、9月27日、10月8日、10月9日、10月19日、11月5日、12月21日流通時期:球根を夏~秋に見かけます。種苗・花苗・球根の専門店 大郷屋、園芸ネット プラス、赤松種苗、Ivyさんにあります。
2020.09.21
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夏から初秋に、長く伸びていくつるの3~5つに裂けた葉のわきに集散花序を出し、小さな淡緑色の5弁花が次々と咲き、蜜が出る花盤から花弁とおしべが落ちて、めしべの花柱だけが残ります。9月17日の誕生花は、白や紫、紅青色など色とりどりのかわいい実、ノブドウ(野葡萄)。花の名は、野に生えるブドウ(葡萄)から名づけられました。ブドウの名は、大宛国(ウズベキスタン)のブダウ(ブドウ酒)から、中国に入ってプタオとなり、ブドウになったといわれています。ギリシャ神話では、ブドウは酒神ディオニュソスが初めて植えた木で、ギリシャ語のbotrusが中国で音訳され、葡萄の文字が当てられたともいわれています。別名のウマブドウ(馬葡萄)、イヌブドウ(犬葡萄)は、実がまずくて食べられないことから呼ばれています。 花言葉「慈愛」「慈悲」は、野生のブドウの実が無償で食べられることからきているのでしょうか。ノブドウの実は焼酎につけると肝臓病などに効果があり、茎葉は関節痛などに効き目があります。ブドウタマバエやブドウガリバチの幼虫が実に寄生すると、実が膨らむので大きさが不揃いになり、色も白や淡紫色、瑠璃色、空色などに様々に色づきます。 ノブドウは用水の側溝近くで花を咲かせながらつるを道路に這わせていて、次々とつける緑の実はブドウの実のようにきれいに連なることはなく、実が落ちる(鳥に食べられる?)のも早いです。細い川沿いに何か所か生えているノブドウの葉は浅く切れ込むものから深く切れ込むものまで様々あり、葉が深く切れ込んだキレハノブドウ(切葉野葡萄)も見られます。ブドウ科ブドウ属、つる性落葉低木、原産地:日本、東アジア別名:ウマブドウ(馬葡萄)、イヌブドウ(犬葡萄)、カラスブドウ(烏葡萄)ノブドウ(野葡萄)の花言葉:慈悲、慈愛、人間愛。ノブドウ(野葡萄)の誕生花:9月17日、11月1日流通時期:鉢植えを晩春~秋に見かけます。園芸ネット プラス、日本花卉ガーデンセンター、おぎはら植物園、ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、遊恵盆栽 楽天市場店、ファーム フローラル、千草園芸、トオヤマグリーンさんにあります。
2020.09.17
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晩夏から秋に、まっすぐ伸びた茎につく細長い狭楕円形の葉のわきに、紅紫色の極小の4弁花が2~5個、次々と咲き、短かい筒型のガク(萼)の中に実をつけます。誕生花のない花は、残暑の中で元気に咲き始める水田の小花、ホソバヒメミソハギ(細葉姫禊萩)。花の名は、葉が細いヒメミソハギ(姫禊萩)で、ヒメミソハギはミソハギ(禊萩)に似て小さいことから名づけられました。ミソハギの名は、禊禊(みそぎ)に使うハギ(萩)に似た花で、花穂に水を含ませてお盆の供物に水をかける風習から呼ばれたミソギハギが転じたといわれています。 花言葉「美人薄命」は、女性をイメージするピンク色の可憐な花の咲いて散るまでの時間が短いことからきているのでしょう。ホソバヒメミソハギの花は朝、左右に張り出した葉の基部の上に開いて、午後には花弁が散り落ちています。 秋が深まった休耕田や田んぼの縁で、花後につけた赤褐色の膨らんだ実が目立つようになっても、よく枝分かれした茎の葉のわきにまばらに花を咲かせています。ミソハギ科ヒメミソハギ属、一年草、原産地:北アメリカホソバヒメミソハギ(細葉姫禊萩)の花言葉:美人薄命。ホソバヒメミソハギ(細葉姫禊萩)の誕生花:―流通時期:―ミソハギ ハギ
2020.09.15
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晩夏から初秋に、まっすぐ伸びてよく枝分かれした茎の披針形の葉のわきに、葉脈状の筋が入った黄色い四弁花が咲き、花弁と花弁の隙間から尖ったガク(萼)が見えます。誕生花のない花は、秋の水辺の可憐な黄花、ヒレタゴボウ(鰭田牛蒡)。花の名は、水田に生え、茎に鰭があり、ゴボウ(牛蒡)のように太い根を持つことから名づけられました。鰭は茎の葉の基部にできる翼(よく)に由来します。別名のアメリカミズキンバイ(亜米利加水金梅)は、アメリカ原産で、水辺に生え黄色の花がミズキンバイ(水金梅)に似ていることからつけられています。 花言葉「温厚な性格」は、柔らかい葉のわきに控えめに咲くやさしい花の姿からつけられたのでしょうか。ヒレタゴボウは休耕田に群生していて、秋に紅葉するところが見られましたが、今は住宅地になり、まだ残っている近くの田んぼの縁で窮屈そうに花を咲かせています。 稲刈りで刈り取られる前に、つけていた四角い筒状の実を取って帰って、鉢に蒔いておくと、翌年の夏の終わり頃から黄色い花を次々と咲かせていました。アカバナ科チョウジタデ属、一年草、原産地:北アメリカ~熱帯アメリカ別名:アメリカミズキンバイ(亜米利加水金梅)ヒレタゴボウ(鰭田牛蒡)の花言葉:温厚な性格、橋渡し。ヒレタゴボウ(鰭田牛蒡)の誕生花:―流通時期:―エバーフレッシュ
2020.09.11
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晩夏から秋に、3枚の小葉からなる葉(3出複葉)のわきから伸びた花茎の先に、花弁の大きさがそれぞれ異なる左右非相称の黄色い花が次々と咲き、細長い豆果をつけます。誕生花のない花は、アズキの原種のきれいな花、ヤブツルアズキ(藪蔓小豆)。花の名は、花がアズキ(小豆)に似て、つる性で藪に生えることから名づけられました。アズキの名は、赤色の「あ」と、「溶ける」意の「つき」「ずき」で、赤く煮ると他の豆よりも早く柔らかくなることからとされています。 花言葉「へそ曲がり」は、マメ科の蝶形花(大きい旗弁1枚、翼弁2枚、竜骨弁2枚)に多い左右相称花ではなく、左に偏って渦を巻いて曲がる花の姿からつけられたのでしょう。ヤブツルアズキの花の2枚の竜骨弁は合着してねじれて左に寄り、右翼弁がその上にかぶさって包み、竜骨弁の突起を抱くように左翼弁が突き出しています。 ヤブツルアズキは線路沿いのフェンスの向こうで、他の草花にまじってひっそりと鮮黄色の花を咲かせていましたが、翌年の秋には道路際のサツキの植え込みの中に生えていました。細長い線形の緑の豆果は熟す前に刈り払われてしまったので、食べられるという小豆より小さい豆は見られませんでした。マメ科ササゲ属、つる性一年草、原産地:日本、朝鮮、中国~ヒマラヤヤブツルアズキ(藪蔓小豆)の花言葉:へそ曲がりの、へそ曲がり。ヤブツルアズキ(藪蔓小豆)の誕生花:―流通時期:―秋植え球根
2020.09.09
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夏から晩秋に、枝分かれした茎の葉のわきから伸びた花茎の先に、黄色い筒状花の周りに白い花弁(舌状花)が広がった小さな頭花が咲き、タネ(痩果)が束になってつきます。誕生花のない花は、タネのトゲでくっつくひっつき虫、コシロノセンダングサ(小白の栴檀草)。花の名は、花が白のコセンダングサ(小栴檀草)から変化したもので、コセンダングサは仲間のセンダングサ(栴檀草)より小さいことから名づけられました。センダングサの名は、葉のつき方(羽状複葉)がセンダン(栴檀)の木に似ていることに由来します。別名のシロバナセンダングサ(白花栴檀草)は舌状花のないコセンダングサの変種で、舌状花が白いことから呼ばれています。 花言葉「不器用な」「不器用」は、白い舌状花の形や大きさが不揃いで、枚数も一定でないことからつけられています。花言葉「忍耐」「忍耐力」は、舌状花が黄色いセンダングサと同じ花言葉で、タネの先についているトゲが3~4本あり、服につくと簡単に取れないことからきているのでしょうか。それとも、生命力が強く、刈り取られても、刈り取られても生えてくることからでしょうか。 センダングサの仲間は畦道や空き地などに夏草にまじって生えていますが、晩夏に夏草と一緒に刈り取られても、また芽を出してすくすくと伸びて秋には花を咲かせています。昨年初めて、駐車場のブロック塀と道端のアスファルトの隙間で、コシロノセンダングサが咲いているのを見かけました。一輪として同じ白い舌状花をもつ花がなく、毎日開く花を楽しみにしていましたが、大きくなると抜かれて、今年は見られなくて残念です。キク科センダングサ属、一年草、原産地:熱帯アメリカ別名:シロバナセンダングサ(白花栴檀草)コシロノセンダングサ(小白の栴檀草)の花言葉:不器用な、不器用、忍耐、忍耐強い、忍耐力。コシロノセンダングサ(小白の栴檀草)の誕生花:―流通時期:―ビデンス コスモス
2020.09.05
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初夏から秋に、這うように伸びた赤紫色の茎につけた縁がギザギザで濃紫色の斑紋のある長楕円形の葉のわきに、小さなつぼ型の紅紫色の花が咲きます。誕生花のない花は、舗道などのわずかな隙間に咲く路傍の極小の花、コニシキソウ(小錦草)。花の名は、在来のニシキソウ(錦草、二色草)より小さいことから名づけられました。ニシキソウ(錦草、二色草)の名は、茎の赤と葉の緑の2色から呼ばれた二色草が錦草と誤記されて定着したといわれています。 花言葉「執着」は、さまざまな方向に枝分かれして伸びていく茎が立ち上がらず、小さな葉と細い茎が地べたにへばりつくように生えている草姿からきているのでしょう。花言葉「密かな情熱」は、ごく小さな花が茎に沿う葉のわきに固まって数多く咲くことからつけられたのでしょうか。 コニシキソウの花は、白い花弁のような付属体と虫を誘う蜜を出す腺体、おしべ、めしべ、子房で構成されていて、結実すると短い白毛が生えている蒴果ができます。炎天下の中でも、アスファルトの隙間などに広げた茎葉に、目立たない極小の花を咲かせ続け、主にアリに受粉やタネを運んでもらっています。トウダイグサ科トウダイグサ属、一年草、原産地:北アメリカ別名:アカクサ、チチクサ(乳草)コニシキソウ(小錦草)の花言葉:執着、密かな情熱、変わらぬ愛。コニシキソウ(小錦草)の誕生花:―流通時期:―シュウメイギク
2020.09.03
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夏に、縦にひだが入った剣状の葉の間から伸びた花茎の先に、3枚の大きな花弁を広げて中心に赤い斑の散る鮮黄色の花が朝咲いて、夕方にしぼみます。9月1日の誕生花は、ユニークで存在感のある斑模様の一日花、チグリジア。花の名は、属名のTigridiaの音読みで、ラテン語のtigris(虎)に由来し、花に虎斑模様があることから名づけられました。別名のトラユリ(虎百合)、トラフユリ(虎斑百合)は、虎をイメージさせる斑模様が花の中心に入っていることからつけられています。 花言葉「誇らしく思う」は、大きな花弁3枚が三角を形作るユニークな花形の中心に入る鮮やかな斑模様からつけられたのでしょう。花言葉「私を愛して」は、華美な花の中心に恐ろしいトラやヒョウを思わせるインパクトのある模様がくっきりと入っていることからきているのでしょうか。 チグリジアの花は基部に斑模様のある3枚の大きな外花被と3枚の小さい内花被があり、丸くくぼんだ中心にめしべとおしべが合着して1本にまとまっています。チグジリア・パボニア(Tigridia pavonia)は赤や白、黄、ピンクの花色混合の球根でしたが、今年咲いた花は黄色のみで、1本の花茎に数輪咲いた中に、外花被が2枚の花が1輪ありました。アヤメ科チグリジア属、非耐寒性春植え球根、原産地:メキシコ、グアテマラ別名:トラユリ(虎百合)、トラフユリ(虎斑百合)チグリジアの花言葉:鮮やかな場面、誇らしく思う、私を愛して、私を助けて。チグリジアの誕生花:9月1日、10月5日流通時期:秋~春に球根を見かけます。チューリップ グリーン系
2020.09.01
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夏から秋に、つるから伸びた花茎の先が平らに枝分かれして、4枚の花弁を反らせた小さな淡緑色の花が次々と朝開き、昼頃に花弁とおしべが落ちて、オレンジ色の花盤が残ります。誕生花のない花は、オレンジ色からピンク色に変わる花盤にあふれ出る蜜、ヤブガラシ(藪枯らし)。花の名は、繁殖力が強く、藪を覆いつくして他の植物を枯らしてしまうことから名づけられました。別名のビンボウカズラ(貧乏蔓)は、家の周りに繁茂するといかにもみすぼらしく見えるので、庭の手入れまで手がまわらない貧しい家ということから呼ばれています。 花言葉「積極性のある」は、野原や道端、家の庭などに生え、あらゆるものに細い巻きひげで絡みつき、上へ上へと這い上がるように伸びて草木などを覆っていく様子からつけられたのでしょう。花言葉「不倫」は、小さな花盤にあふれるように出す蜜を求めて、アリやチョウ、ハチ、ハナアブなど多くの種類の昆虫が訪れることをたとえたのでしょうか。 何年か前にいつの間にか庭に生えていたヤブカラシは抜いても、抜いても地下に広がる地下茎から新しい芽を出し、5枚の小葉を広げた葉(鳥足状複葉)をつけてつるが伸びてきます。つるは成長が早く、油断すると花を咲かせながら、四方八方に伸びて庭木に覆いかぶさり、猛暑で手入れの行き届かない庭にはびこっています。ブドウ科ヤブガラシ属、つる性多年草、原産地:日本、中国、マレーシア別名:ビンボウカズラ(貧乏蔓)ヤブガラシ(藪枯らし)の花言葉:不倫、積極性のある、攻撃性に富んだ。ヤブガラシ(藪枯らし)の誕生花:―流通時期:―敬老の日
2020.08.17
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夏から初秋に、小葉3枚の葉(3出複葉)をつけた茎先や葉のわきから伸びた花茎に、旗弁の基部に黄緑色の斑が2つ入った紅紫色の小さな蝶形花が穂状に咲き、豆の入った莢(さや)をつけます。誕生花のない花は、深くくびれた豆莢でくっつくひっつき虫、アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)。花の名は、荒れ地に生えるヌスビトハギ(盗人萩)で、ヌスビトハギは2つの豆が入った莢の形が抜き足差し足で家に忍び込む泥棒の足跡に見えることから名づけられました。アレチヌスビトハギは豆果(とうか)の一種の節果(せつか)をつけ、莢が一つの豆ごとに深く切れ込んでいて、3〜6つの分果を作ります。 花言葉「略奪愛」は、ヌスビトハギと同じ花言葉で、花の名前の盗人に由来しています。アレチヌスビトハギは繁殖力が旺盛で、群生して他の草花の生えている場所を奪い、人の衣服や動物の毛にくっついてタネを運ばせ、落ちた場所でまた繁茂することからもきているのでしょう。 アレチヌスビトハギはどこからきたのか気がつくと庭に忍び込んでいて、朝開いた紅紫色の花が夕方しぼむと淡青色になり、数日後にはくびれた扁平な豆莢をつけていました。豆莢は触るとざらざらしていて、服にくっついてきたので、ハギの仲間でないことに気づきました。マメ科ヌスビトハギ属、多年草、原産地:北アメリカアレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)の花言葉:略奪愛。アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)の誕生花:―流通時期:―ノボタン
2020.08.12
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秋から春に、枝先の深紅やクリーム色など花弁のように色づく苞葉(ほうよう)が開くと、松ぼっくりのような球形のつぼみから小さな花がめしべとおしべをのぞかせて咲きます。8月10日の誕生花は、つぼみや花を包む苞葉が美しくユニークなワイルドフラワー、リューカデンドロン。花の名は、属名Leucadedronの音読みで、属名はギリシャ語のleukos(白)とdendron(樹木)に由来し、仲間に銀白色の葉をつける種があることから名づけられました。別名のギンヨウジュ(銀葉樹)は、英名のSilver leaf treeの直訳からつけられています。ギンヨウジュの学名はLeucadendron argenteで、種小名argente(銀白色の)は葉や茎に銀白色の毛が密生していることに由来しています。 花言葉「もの言わぬ恋」は、枝先の赤く色づく苞葉に幾重にも包まれた花の姿からつけられています。花言葉「閉じた心を開く」は、つぼみを守るようにしっかり閉じていた苞葉が花弁のように少しずつ開いていく様子を表したものでしょう。 リューカデンドロンは、昨年は春に花を咲かせましたが、今年は暖冬だったので、つぼみが早々とふくらみ、苞葉が赤く染まって開き、真冬に小さな花を咲かせていました。リューカデンドロンは雌雄異株で、品種によって、葉の形や苞葉の色、花色などが違います。ヤマモガシ科リューカデンドロン属、半耐寒性常緑低木、原産地:南アフリカ別名:ギンヨウジュ(銀葉樹)、レウカデンドロンリューカデンドロンの花言葉:もの言わぬ恋、閉じた心を開く、沈黙の恋、絢爛たる情熱。リューカデンドロンの誕生花:1月22日、8月10日、9月4日流通時期:鉢植えを春~秋に見かけます。遊恵盆栽 楽天市場店、ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、日本花卉ガーデンセンター、、、、さんにあります。
2020.08.10
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夏から秋に、地下茎から長く伸びて水面に浮かぶ切れ込みの入った丸い葉のわきに、ぽっかり顔をのぞかせたピンクのつぼみが朝開いて、日差しが弱くなる夕方に閉じます。8月5日の誕生花は、涼を呼ぶ水辺のピンク色のスイレン(睡蓮)の花、スイレン(ピンク)。花の名は、ヒツジグサ(未草)の漢名の音読みで、咲いた花が眠るように夕方に閉じることから名づけられました。別名のヒツジグサは、未の刻(午後2時)に花が咲き始めることからつけられ、日本には1種類が自生しています。 花言葉「純情」は、水面に立ちあがり空に向かって開く花色のピンクから乙女を連想してつけられたのでしょう。花言葉「信頼」は、水面にピンク色の花弁を放射状に広げて咲く花のどこからきているのでしょう。 耐寒性(温帯性)スイレンは花が水面に浮かぶように咲くタイプと、少し飛びだすように咲くタイプがあり、熱帯性スイレンは夜咲きと昼咲きがあり、水面から高く立ちあがって咲きます。水槽の白や黄、ピンクの耐寒性スイレンはここ数年の猛暑で日中に庭に出られなくなって、夕方水やりで、気がつくと花を閉じています。スイレン科スイレン属、水生多年草、熱帯性スイレンの原産地:主にアフリカ、温帯性スイレンの原産地:ヨーロッパ中心別名:ウォーター・リリー、ヒツジグサ(未草)スイレン(ピンク)の花言葉:純情、信頼。スイレン(ピンク)の誕生花:8月5日スイレン(白)の花言葉:純粋、潔白、心の純潔。スイレン(白)の誕生花:7月10日スイレン(黄)の花言葉:優しさ、甘美。スイレン(黄)の誕生花:5月7日スイレン(睡蓮)の花言葉:清浄、清純な心、信仰、甘美、遠ざかった愛。スイレン(睡蓮)の誕生花:4月27日、5月8日、7月1日、7月7日、7月23日、7月24日、8月8日、8月14日。流通時期:ポット苗を春~夏に、開花株を夏に見かけます。千草園芸、石田精華園 楽天市場店、e-フラワー、遊恵盆栽 楽天市場店さんにあります。
2020.08.05
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夏から初秋に、太い茎先にいくつも集まった濃いピンクのつぼみから長いおしべとめしべを四方に突き出して、ピンクの4弁花が夕方に咲き、花色が白く変わって散ります。7月29日の誕生花は、夏花壇の背景を飾る夜咲きの美しい花、クレオメ。花の名は、属名Cleomeの音読みで、ギリシャ語のkleio(閉じる)に由来し、花が夕方に開花し、翌日の昼頃に閉じることから名づけられました。別名のセイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)は、明治初期にヨーロッパから渡来し、花姿が風に舞う蝶のように軽やかなことから呼ばれています。 花言葉「秘密のひととき」は、夕方に咲き始め、翌日の夕方には散ってしまう一日花であることからきています。花言葉「風に舞う胡蝶」は、別名でフウチョウソウ(風蝶草)と呼ばれるように、花の形が風に舞う蝶の姿を連想させることからつけられています。 クレオメは一日花が次々と絶えることなく、上へ上へと咲きのぼって、花後につけたさや状の実は熟すと割れてタネをはじき飛ばします。残暑の頃に、こぼれダネから芽を出して、秋に咲く花はコンパクトです。フウチョウソウ科フウチョウソウ属(クレオメ属)、春まき一年草、原産地:南アメリカ別名:セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)、スイチョウカ(酔蝶花)、フウチョウソウ(風蝶草)クレオメの花言葉:秘密のひととき、あなたの容姿に酔う、思ったほど悪くない、風に舞う胡蝶。クレオメの誕生花:7月29日、8月8日、8月18日、9月24日、10月15日流通時期:タネを春に見かけます。プルメリア
2020.07.29
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晩夏から秋に、先が尖った長卵形の葉のわきから出した花柄の先に、漏斗形の白い小さな花が朝開いて、昼過ぎにしぼみます。誕生花のない花は、目立たず控えめに咲く白い小さな野の花、マメアサガオ(豆朝顔)。花の名は、花がアサガオ(朝顔)に似て、小さいことを豆にたとえて名づけられました。アサガオの名は朝の容花(かおばな)で、朝早く美しく咲き、昼にはしぼんでしまうことから朝の美人の顔にたとえてつけられています。別名のヒラミホシアサガオ(平実星朝顔)は、タネがやや扁平の球形で、花が星形であることからつけられています。 花言葉「見つけたら幸せ」は、白い花が小さく、葉に見え隠れするように咲いていることが多く、見逃してしまうことからきているのでしょう。花言葉「固い絆」は、アサガオと同じ花言葉で、支柱にしっかりとつるを絡ませることからつけられています。 マメアサガオの花は、浅く5つに裂けて先が尖った真っ白い花からのぞくおしべの葯の紅紫色と花糸の白色とが混じって、目を引きます。長年、庭のマメアサガオは園芸のアサガオより遅れて、夏の終わりから秋にこぼれダネから芽を出して、フェンスの猫よけ網に絡みついて花を咲かせています。ヒルガオ科サツマイモ属、つる性1年草、原産地:北アメリカ別名:ヒラミホシアサガオ(平実星朝顔)マメアサガオ(豆朝顔)の花言葉:見つけたら幸せ、固い絆。マメアサガオ(豆朝顔)の誕生花:―流通時期:―バナナ
2020.07.28
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晩春から秋に、鋭いトゲ(棘)のあるつるの三角形の葉のわきから伸びた花茎の先に、深く5つに裂けたガク(萼)の基部が白く先が淡紅色の花弁のない小さな花が咲きます。誕生花のない花は、インパクトのある名前の野の花、ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)。花の名は、鋭い逆トゲのある茎で他の草などに絡まって伸びていく姿を継子(ままこ)いじめにたとえ、継子の尻を拭うことに見立てて名づけられました。別名のトゲソバ(棘蕎麦)は、トゲをもち、花や実がソバ(蕎麦)に似ていることから呼ばれています。 花言葉「見かけによらぬ」は、見るからに痛そうな下向きの鋭いトゲをつけた茎先に咲くピンク色の花の可憐さからつけられたのでしょう。花言葉「変わらぬ愛情」は、ほんのりピンク色の花が終わると、ガク(萼)が閉じて実が熟すまで抱いていることからきているのでしょうか。 ママコノシリヌグイは花枝に金平糖のようなつぼみをつけ、花をちらほら咲かせ、実を結ぶとつぼみより大きくふくらみ、閉じた花被(ガク)の間から黒いタネをのぞかせている花もあります。数年前にはママコノシリヌグイだけがよく分枝するつるで線路わきのフェンスに巻きつき、線路際まで藪をつくっていましたが、今では夏のつる性の多年草に埋まれて、花を咲かせています。タデ科イヌタデ属、つる性一年草、原産地:日本、朝鮮半島、中国別名:トゲソバ(棘蕎麦)ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)の花言葉:変わらぬ愛情、見かけによらぬ。ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)の誕生花:―流通時期:―セイロンライティア
2020.07.25
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夏から秋に、茎先や先が尖って縁にギザギザ(鋸歯)がある卵形の葉のわきに、ピンクや白、赤色などの大きな五弁花が早朝に咲いて、夕方閉じます。7月19日の誕生花は、晩夏を彩る大輪の花、アメリカフヨウ(亜米利加芙蓉)。花の名は、北アメリカ原産のフヨウであることから名づけられました。フヨウは中国ではハス(蓮)の花の別名とされる漢名の木芙蓉の略で、フヨウがハスの花に似ていることからつけられています。別名のクサフヨウ(草芙蓉)は、仲間のフヨウやハイビスカスが木本性であるのに対し、草本性であることからきています。 花言葉「日ごとの美しさ」は、日々新たに次から次へと美しく大きな花を咲かせることからつけられています。花言葉「華やかな生活」は、赤、ピンク、白などの大きな花が葉に見え隠れしながら咲き乱れる様子をたとえたのでしょう。 アメリカフヨウは5枚の花弁が重なり合い、円形に見える花の中心に、おしべとめしべが合着して1本の花柱になって突き出しています。かつて育てた小さな鉢植えのアメリカフヨウは小型品種で大きくならないと思っていましたが、翌夏には背丈ほどに伸びて、びっくりするほど大きな赤い花を何日か一輪ずつ、咲かせました。アオイ科ハイビスカス(フヨウ属)、耐寒性多年草(宿根草)、原産地:北アメリカ別名:クサフヨウ(草芙蓉)アメリカフヨウ(亜米利加芙蓉)の花言葉:しとやかな恋人、日ごとの美しさ、はなやかな生活。アメリカフヨウ(亜米利加芙蓉)の誕生花:6月29日、7月19日流通時期:鉢花を夏に見かけます。フヨウ タイタンビスカス
2020.07.19
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晩春から晩秋に、粗いギザギザ(鋸歯)のある長卵形の葉をつけた枝先に、黄色の筒状花のまわりに、先が3つに裂けた白い舌状花を5枚つけた小さな頭花が咲きます。誕生花のない花は、世界でさまざまな名をもつ帰化植物、ハキダメギク(掃溜菊)。花の名は、大正時代に東京都世田谷区の掃き溜めで最初に発見した植物学者の牧野富太郎博士によって名づけられました。 花言葉「不屈の精神」は、掃き溜めと呼ばれるような環境にも負けずに生えて、かわいい花を咲かせることからつけられています。花言葉「豊富」は、一年のうちに何度も芽を出し、小さな花を咲かせ続けてはタネをつけるという旺盛な繁殖力で世界中に広まったことからきているのでしょう。 ハキダメギクは晩春に大通りの1本の街路樹の下に咲く花を初めて見た数年後には、その他の街路樹の下にも広がっていて、草抜きがされない場所では冬も花を咲かせていました。花弁の先が3つに裂け、隣の花弁と花弁が離れている純白の小さな花が大きな葉の上にちょこんと乗っている姿が目を引きます。キク科コゴメギク属、一年草、原産地:熱帯アメリカハキダメギク(掃溜菊)の花言葉:不屈の精神、豊富。ハキダメギク(掃溜菊)の誕生花:―流通時期:―タニワタリノキ クロサンドラ
2020.07.17
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夏から晩秋に、枝分かれした茎の葉のわきから伸びた花茎の先に、先が開いた黄色い筒状花が集まった花弁(舌状花)のない小さな頭花が咲き、タネ(痩果)が束になってつきます。誕生花のない花は、タネのトゲでくっつくひっつき虫、コセンダングサ(小栴檀草)。花の名は、仲間のセンダングサ(栴檀草)より小さいことから名づけられました。センダングサの名は、葉のつき方(羽状複葉)がセンダン(栴檀)の木に似ていることに由来します。コセンダングサの筒状花は開くと、花筒からめしべの毛がある柱頭と集葯おしべ(全部の葯が合着して管状となったもの)が伸び出てきます。 花言葉「近寄らないで」は、タネの先についている3~4本のトゲのある角が服につくと簡単に取れないことからきているのでしょう。花言葉「悪戯好きな子供」は、川原や空き地などを通ると服に、放射状になった細長いタネがいっぱいくっついてくる様子をたとえたのでしょう。 小学校の頃、いたずら好きな男の子が女の子たちの服にくっつけるため、道端のタネのついた茎を折ろうとして、自分の服の袖口にあやまってタネをつけて笑われていました。暖地では、コセンダングサが冬の暖かい日に、枯れ枝につくトゲトゲの丸い実の傍らで花を咲かせています。コセンダングサは道端のアスファルトの隙間などでは、春から夏も花が咲き、秋に夏草が刈り取られた畦道などでは、群生して咲いています。キク科センダングサ属、一年草、原産地:熱帯アメリカコセンダングサ(小栴檀草)の花言葉:味わい深い、悪戯好きな子供、移り気な方、近寄らないで。コセンダングサ(小栴檀草)の誕生花:―流通時期:―マンデビラ・サンパラソル
2020.07.12
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晩春から夏に、枝先の光沢のある厚い葉の上に、ピンク色の小さな装飾花がにぎやかに集まって球になった大きな花が咲きます。7月1日の誕生花は、梅雨空を明るく彩るピンク色のアジサイ(紫陽花)、アジサイ(ピンク)。花の名は、青い小花が集まって咲くことからのあづさい(集真藍)が転訛したという説や、花がかたまって咲くことからのあつさき(厚咲)が転訛したという説などがあります。別名のハイドランジアは、ギリシャ語のhydro(水)とangeion(容器)で、水を好むからとも、果実の形が水瓶に似ていることからともいわれています。ハイドランジアは、江戸末期から明治にかけてヨーロッパに渡り、ヨーロッパで鉢花用に改良された花の大きいアジサイを指します。 花言葉「強い愛情」は、淡い黄緑色の花がどんどん愛を表すピンク色に色づいていく花の印象からつけられています。花言葉「元気な女性」は、梅雨の曇り空に長く咲く花の、柔らかく優しい印象をもつ女性的なピンク色のイメージからきています。 ハイドランジアは装飾花の数によって手まり咲きやガク咲きがあり、咲き始めはガク咲きで、開花が進むと手まり咲きになる中間品種もあります。アジサイの花色は同じ品種でも用土や肥料によってブルーにもピンクにもなり、酸性土壌では青く、中性から弱アルカリ性土壌では赤みを帯びます。ユキノシタ科(アジサイ科)アジサイ属、耐寒性落葉小低木、原産地:日本別名:ハイドランジアアジサイ(ピンク)の花言葉:元気な女性、強い愛情。アジサイ(ピンク)の誕生花:7月1日アジサイ(青)の花言葉:忍耐強い愛、あなたは冷たい、無情。アジサイ(青)の誕生花:6月2日、6月4日アジサイ(紫陽花)の花言葉:移り気、浮気、冷淡、あなたは美しいが冷淡だ、辛抱強さ、辛抱強い愛情。アジサイ(紫陽花)の誕生花:6月2日、6月3日、6月13日、6月14日、6月17日、6月19日、6月27日、6月29日、7月1日流通時期:鉢花を早春~初夏まで見かけます。パパイヤ
2020.07.01
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夏に、剣形の葉の間からすらりと伸びた長い花茎に、筒形の6弁の赤い花が穂状に、下からだんだん上に咲きのぼっていきます。6月29日の誕生花は、夏を彩るゴージャスなグラジオラスの赤い花穂、グラジオラス(赤)。花の名は、ラテン語のgladius(剣)で、まっすぐ伸びた葉が剣のような形をしていることから名づけられました。グラジオラスは花色別に花言葉がありますが、色のイメージと重なっていないところがあります。 花言葉「用心深い」は、古代ヨーロッパで、人目を忍ぶ恋人たちが逢瀬を誰にも邪魔されないように、咲いている花の数で密会の時間を知らせていたことからつけられています。花言葉「堅固」は、花名の由来の細長く先が尖った剣形の葉に守られて情熱的に咲く赤い花色からきているのでしょう。 グラジオラスは繁殖力が強く、新球のまわりにたくさんできる木子(きご)と呼ばれる豆粒大の小さな球根が大きくなって、何年かに一度思い出したように花を咲かせます。ガーデニングを始めた頃に庭に色とりどり植えたグラジオラスの木子がどんな色の花を咲かせるのか気長に待っています。アヤメ科グラジオラス(イトショウブ)属、春植えの耐寒性球根、原産地:地中海沿岸、アフリカ別名:トウショウブ(唐菖蒲)、オランダショウブ、オランダアヤメ(阿蘭陀菖蒲)グラジオラス(赤)の花言葉:堅固、用心深い。グラジオラス(赤)の誕生花:6月29日グラジオラス(ピンク)の花言葉:たゆまぬ努力、ひたむきな愛、満足。グラジオラス(ピンク)の誕生花:3月29日、6月14日グラジオラス(紫)グラジオラスの花言葉:情熱的な恋。グラジオラス(紫)の誕生花:6月24日グラジオラス(赤紫)の花言葉:楽しい思い出グラジオラス(赤紫)の誕生花:9月15日グラジオラスの花言葉:情熱的な恋、忍び逢い、慎重な愛、忘却、密会、用心、勝利、武装の準備ができた。グラジオラスの誕生花:3月23日、6月16日、7月2日、7月8日、7月13日、8月6日、11月26日。流通時期:球根を秋~春に見かけます。ペンタス
2020.06.29
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初夏から晩秋に、深く切れ込んだ掌状の葉のわきから出した花柄の先に、花筒の内側が濃い紫色をした淡い青紫色の漏斗形の花が朝に開いて、夕方にしぼみます。誕生花のない花は、葉がモミジ(紅葉)のような青紫色のヒルガオ(昼顔)の花、モミジバヒルガオ(紅葉葉昼顔)。花の名は、ヒルガオの仲間で、葉がモミジのように切れ込んでいることから名づけられました。ヒルガオの名は、朝咲いて昼に花がしぼむアサガオ(朝顔)に対して、朝咲いて昼の間も咲き続け夕方にしぼむことからつけられています。別名のモミジバアサガオ(紅葉葉朝顔)は、宿根アサガオ(学名Ipomoea indica)の仲間で、葉がモミジのように掌状をしていることからつけられています。 花言葉「常夏の夢」は、暖地では一年中開花して、朝に開いて夕方にしぼむ花の儚さからきているのでしょう。モミジバヒルガオ(学名Ipomoea cairica)のつるは長く伸びるので、夏の暑い日差しを遮る緑のカーテンに利用でき、行燈仕立てにもできるので、コンパクトに育てられます。 鉢植えのモミジバヒルガオは夏の盛りには早朝から昼すぎまで咲き、秋になると終日咲いて、暖地では戸外で冬越しして、何年か花を咲かせていました。ヒルガオ科サツマイモ属(イポメア属)、非耐寒性つる性多年草、原産地:北アフリカ別名:タイワンアサガオ(台湾朝顔)、モミジバアサガオ(紅葉葉朝顔)、モミジヒルガオ(紅葉昼顔)モミジバヒルガオ(紅葉葉昼顔)の花言葉:常夏の夢。モミジバヒルガオ(紅葉葉昼顔)の誕生花:―流通時期:ポット苗を春~初夏に見かけます。花の王国さんにあります。宿根アサガオ
2020.06.22
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晩春から夏に、枝先の光沢のある厚い葉の上に、澄んだ青や空色などの青色系の小さな装飾花がにぎやかに集まって球になった大きな花が咲きます。6月4日の誕生花は、梅雨の庭を彩るボリューム感たっぷりの青色のアジサイ(紫陽花)、アジサイ(青)。花の名は、青い小花が集まって咲くことからのあづさい(集真藍)が転訛したという説や、花がかたまって咲くことからのあつさき(厚咲)が転訛したという説などがあります。別名のハイドランジアは、ギリシャ語のhydro(水)とangeion(容器)で、水を好むからとも、果実の形が水瓶に似ていることからともいわれています。ハイドランジアは、江戸末期から明治にかけてヨーロッパに渡り、ヨーロッパで鉢花用に改良された花の大きいアジサイを指します。 花言葉「あなたは美しいが冷淡だ」は、淡い黄白色の花がどんどん色づいて涼しげな青色に染まった花の印象からつけられています。花言葉「忍耐強い愛」は、花期の長さと、鎖国時代に長崎に来日して異国へ戻った夫のドイツ人医師シーボルトを愛し続けた楠本滝(お滝さん)のイメージからつけられています。ドイツに帰国したシーボルトは、日本から持ち帰った花の大きなアジサイをお滝さんと呼んで愛した妻の名前からとり、オタクサとしてヨーロッパに紹介しました。 アジサイは装飾花の数によって手まり咲きやガク咲きなどがあり、水色のガク咲きの森の泉と手まり咲きの雨の物語が紅色のガクアジサイと並んで咲いています。秋色アジサイの大輪で鮮やかな青色の大空や、ブルータイプとピンクタイプがある西安はグリーンに咲き進み、秋まで花色の変化を楽しめます。アジサイの花色は同じ品種でも用土や肥料によってブルーにもピンクにもなり、酸性土壌では青く、中性から弱アルカリ性土壌では赤みを帯びます。ユキノシタ科(アジサイ科)アジサイ属、耐寒性落葉小低木、原産地:日本別名:ハイドランジアアジサイ(青)の花言葉:忍耐強い愛、あなたは冷たい、無情。アジサイ(青)の誕生花:6月2日、6月4日アジサイ(紫陽花)の花言葉:移り気、浮気、冷淡、あなたは美しいが冷淡だ、辛抱強さ、辛抱強い愛情。アジサイ(紫陽花)の誕生花:6月2日、6月3日、6月13日、6月14日、6月17日、6月19日、6月27日、6月29日、7月1日流通時期:鉢花を早春~初夏まで見かけます。ハイビスカス
2020.06.04
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春から夏に、地際に広がるへら形の葉の間から長く伸びた花茎の先に、線状の白いめしべと葯が白いおしべを突き出した小花が円柱状の穂になって咲き上がります。誕生花のない花は、オオバコ(大葉子)の仲間で踏みつけには強くない帰化植物、ヘラオオバコ(篦大葉子)。花の名は、葉がへら(箆)のような形をしているオオバコで、オオバコは広く大きい葉の形から名づけられました。ヘラオオバコは咲き終わりかけた花穂とこれから咲き上る花穂があり、ひとつの花穂の下から実、おしべ、めしべの順に見られ、風が吹くたび、白いおしべが極小の旗のようにひらめきます。 花言葉「惑わせないで」は、長い花穂のまわりで花弁のように白い輪になってひらひらと風に舞うおしべの様子からつけられたのでしょう。花言葉「素直な心」は、スマートに伸びた花茎の先で、花穂のおしべが風に花粉を運んでもらう姿をたとえたのでしょうか。 ヘラオオバコは、ヨーロッパでは牧草地に見られる雑草で、スコットランドでは古くから葉を切り傷の治療に、根を去痰薬として利用していました。牧畜が導入された江戸時代末期に牧草種子に混じって渡来し、今では日本全土に広がっているそうですが、買い物に行く途中の歩道に生えているヘラオオバコを初めて見かけました。オオバコ科オオバコ属、耐寒性一年草~多年草、原産地:ヨーロッパヘラオオバコ(篦大葉子)の花言葉:惑わせないで、素直な心。ヘラオオバコ(篦大葉子)の誕生花:―流通時期:―ノブドウ
2020.05.17
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晩春から夏に、先が尖って羽状に深く裂けた大きい濃緑色のつやのある葉の中心から長く伸びた太い花茎に、花弁に紅紫の脈模様の入った白い唇形花が穂状に咲き上がります。5月10日の誕生花は、生命力の象徴とされた美しい葉と雄大な花穂、アカンサス。花の名は、属名のAcanthusの音読みで、ギリシャ語のakantha(刺)に由来し、花を抱く苞にトゲがあることから名づけられました。別名のハアザミ(葉薊)は、明治末から大正に渡来したアカンサス・モリス(Acanthus mollis)の葉がアザミに似ていることからつけられています。 花言葉「美術」「建築」「技巧」は、古代ギリシャ建築のコリント式の円柱にアカンサスの葉が装飾化されて彫られたことからつけられています。紀元前5世紀のアテネの彫刻家カリマコス(Kallimachos)が考案し、アカンサスの葉形を図案化したアカンサス模様は様々な文化に取り入れられ今でも用いられています。 アカンサスの花は上部の赤紫色でひさしのようなガク(萼)の下部に刺の生えたあごのような苞の間から白い花弁(下唇花弁で上唇は退化)を舌のようにのぞかせています。植物園のアカンサス・モリスの花を横からのぞいてみると、上のガク(萼)の下にめしべとおしべがのぞいていていました。キツネノマゴ科アカンサス属(ハアザミ属)、耐寒性多年草、原産地:地中海沿岸別名:ハアザミ(葉薊)アカンサスの花言葉:美術、建築、技巧。アカンサスの誕生花:5月10日、6月10日、6月20日、6月27日、7月11日、8月13日、10月13日流通時期:ポット苗を春に見かけます。ファーム フローラル、園芸ネット プラス、花みどりマーケット 楽天市場店、おぎはら植物園、ハッピーガーデンさんにあります。
2020.05.10
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春に、線形の葉の間から伸びて上部で枝分かれした花茎の先に、細い花弁の純白の6弁花が放射線状に十数輪、午前に開いて午後に閉じます。5月3日の誕生花は、草原に降りそそぎキリストの生誕を知らせた伝説の花、オオアマナ(大甘菜)。花名は、アマナ(甘菜)に似て大形であることから名づけられました。アマナは鱗茎や葉に甘味があり食べられることからつけられています。学名Ornithogalum umbellatumは、属名がギリシャ語のOrnithos(鳥)とgala(乳)で、花の姿が鳥に似て、花芯の子房が乳首のように飛び出していることに由来します。種小名のumbellatumは、ラテン語の散形花序で、花軸の先に花が放射状につくことからきています。 Star of Bethlehem(ベツレヘムの星)は、救世主の誕生時に東方の三賢者をイエスの元に導いた星が野に飛び散って花になったという伝説から呼ばれています。花言葉「純粋」「無垢」は、星形に開いた白い花の清楚な佇まいからつけられています。 オオアマナは草丈が低い矮小種で、白い筋が入った緑のつぼみが開くと、6本のおしべが中央の黄色い柱頭の先が五つに分かれためしべを引き立てている端整な花です。キジカクシ科オオアマナ属、秋植え球根、原産地:ヨーロッパ南部別名:ベツレヘムの星、オーニソガラムオオアマナ(大甘菜)の花言葉:純粋、潔白、無垢、才能。オオアマナ(大甘菜)の誕生花:2月27日、4月1日、5月3日、11月11日流通時期:球根を晩夏~秋に見かけます。クチナシ
2020.05.03
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春から秋に、放射線状に広げた細長く羽状に切れ込んだ長楕円形の葉の中心からまっすぐ伸びた花茎が枝分かれして、舌状花の先が5つに裂けた黄色い小花を次々と咲かせます。4月30日の誕生花は、暖地では冬も咲いている小さな野の花、オニタビラコ(鬼田平子)。花の名は、タビラコ(田平子)に似ていて、大きいことから名づけられました。タビラコは、田んぼで平たく葉を広げていることからつけられ、オニタビラコより小さいことからコオニタビラコと呼ばれるようになりました。 花言葉「純愛」は、純粋や潔癖をイメージする白ではなく、快活や陽気、幸福などを連想させる花色を持つ黄色い小さな花のどこからきているのでしょう。花言葉「想い」は、ロゼットの中心から何本もすっと伸びた花茎の先に群れ咲き、次々と実を結び白い冠毛で舞い立つ花のどこからつけられたのでしょうか。 オニタビラコは道端や畑、荒れ地など、どこにでも生える乾燥に強い野草で、育つ場所によって大きさに変化があります。庭の隅では大きくのさばって、鉢植えの中では鉢主に遠慮がちに草丈を合わせて花を咲かせています。キク科オニタビラコ属、耐寒性越年草(一年草)、原産地:日本、朝鮮、中国、東南アジアオニタビラコ(鬼田平子)の花言葉:純愛、想い。オニタビラコ(鬼田平子)の誕生花:4月30日流通時期:―スイレン
2020.04.30
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春から秋に、放射線状に広げた細長く羽状に切れ込んだ長楕円形の葉の中心からまっすぐ伸びた花茎が枝分かれして、舌状花の先が5つに裂けた黄色い小花を次々と咲かせます。4月30日の誕生花は、暖地では冬も咲いている小さな野の花、オニタビラコ(鬼田平子)。花の名は、タビラコ(田平子)に似ていて、大きいことから名づけられました。タビラコは、田んぼで平たく葉を広げていることからつけられ、オニタビラコより小さいことからコオニタビラコと呼ばれるようになりました。 花言葉「純愛」は、純粋や潔癖をイメージする白ではなく、快活や陽気、幸福などを連想させる花色を持つ黄色い小さな花のどこからきているのでしょう。花言葉「想い」は、ロゼットの中心から何本もすっと伸びた花茎の先に群れ咲き、次々と実を結び白い冠毛で舞い立つ花のどこからつけられたのでしょうか。 オニタビラコは道端や畑、荒れ地など、どこにでも生える乾燥に強い野草で、育つ場所によって大きさに変化があります。庭の隅では大きくのさばって、鉢植えの中では鉢主に遠慮がちに草丈を合わせて花を咲かせています。キク科オニタビラコ属、耐寒性越年草(一年草)、原産地:日本、朝鮮、中国、東南アジアオニタビラコ(鬼田平子)の花言葉:純愛、想い。オニタビラコ(鬼田平子)の誕生花:4月30日流通時期:―スイレン
2020.04.30
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春から初夏に、卵円形の葉のわきから伸びた花茎の途中で2~3つに枝分かれした先に、黄色い舌状花が集まった花が日の光を受けて咲きます。誕生花のない花は、大地を縛るように這い広がる野の草、ジシバリ(地縛り)。花の名は、次々と分枝した茎が地面を這って根と葉を出し伸び広がる様子が、地面を縛っていくように見えることから名づけられました。別名のイワニガ(岩苦菜)は、ニガナ(苦菜)の仲間で岩の上に生えることから、ニガナは葉や茎に含まれる白い乳液が苦いことからつけられています。 花言葉「束縛」は、花名に由来し、茎が地面を縛るように伸び広がって、節ごとに根と長い柄のあるやわらかな葉を出す様子からきています。花言葉「人知れぬ努力」は、少しでも土があれば岩の上にも生えて、日当たりのよい山野と同じように美しく花を咲かせられる強さからつけられたのでしょう。 植物園のロックガーデンの岩場やコンクリートの遊歩道の片隅に集まった土に茎を這わせ、次々と咲かせるジシバリの黄花は可憐で目を引きます。ジシバリやニガナは民間療法で、開花期に採取して乾燥した全草が鼻詰まり、健胃などに用いられています。キク科ニガナ属、耐寒性多年草、原産地:日本、中国、朝鮮半島別名:イワニガナ(岩苦菜)ジシバリ(地縛り)の花言葉:束縛、束縛する、人知れぬ努力、いつもと変わらぬ心、忍耐。ジシバリ(地縛り)の誕生花:―流通時期:―アジサイ
2020.04.26
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春から初夏に、白い毛で覆われた銀白色の披針形の葉の間から伸びた花茎の先に、白い花弁の先がハート形に切れ込んだ5弁花がじゅうたんのように咲き広がります。4月18日の誕生花は、マット状に広がる銀葉と愛らしい白い花、セラスチウム(セラスチューム)。花の名は、属名のCerastiumの音読みで、ギリシャ語のcerastes(角状の)に由来し、多くの種子に角があることから名づけられました。別名のシロミミナグサ(白耳菜草)は、白く細かい毛に覆われた葉の形がネズミの耳に似ていることからつけられています。 花言葉「幸福」は、ハート形に切れ込みの入った花があふれるように咲く姿からつけられたのでしょう。花言葉「思いがけない出会い」は、別名でナツユキソウ(夏雪草)と呼ばれるように、夏に見られない粉雪が降り積もったように咲き広がる純白の花の様子からきているのでしょう。 晩春の公園の花壇の縁取りに植えられたセラスチウムが花を咲かせながら匍匐して広がり始めていました。初夏には、白い小さな花がたくさん咲いて、離れて見ると冷たい雪が積もっているようにも見えて涼し気です。ナデシコ科ミミナグサ属、耐寒性多年草(秋播き一年草扱い)、原産地:南ヨーロッパ、イタリア別名:シロミミナグサ(白耳菜草)、ナツユキソウ(夏雪草)セラスチウム(セラスチューム)の花言葉:幸福、才能、思いがけない出会い。セラスチウム(セラスチューム)の誕生花:4月18日、4月25日流通時期:ポット苗を冬~早春に見かけます。ここなぎ、みんなの花屋さん ほのかさんにあります。 ハツユキカズラ
2020.04.18
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