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2009年05月15日
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カテゴリ: 地球環境
風車(ふうしゃ)といえば、オランダを想像する人も多いでしょう。 オランダで干拓地の排水用に風車が多用され始めたのは15世紀ごろ。

電動機や内燃機関の発達でほとんど廃れてしまったが、製粉・揚水などに使用されていました。 また 風車の回転数を元に、風速を測る風速計としても使われています。

オランダの風車は、本来の使命を終えたあとも、各地で観光用として使われています。 日本でもハウステンボスなど、各地で観光用のものが存在します。

近年はエコロジーなどの台頭により、発電用の風車も多く見られます。 風力発電は従来の集中型電源とは様々な点で異なる特徴を持ちます。

まず 温室効果ガスの排出が少ないこと。 これがエコロジーと言われるゆえんです

運転用燃料が不要で持続的に利用できる他、経済面での効果などが重要視される。 特に離島など、燃料の確保や送電コストの高い地域にて独立電源として活用できる利点があります。

また 太陽光発電と異なり、夜間でも発電が可能。 ただ 夜間も発電するため、他電源の出力や需要の状況によっては夜間の余剰電力を増大させる欠点もある。

の変動に伴って出力変動が大きいなどの欠点もあり、改善が今後の課題を要することもあります。

では 日本の発電用風車はいつごろ出来たのか?


ということで、本日のお題は 「風車(ふうしゃ)」

尚、昨日のお題は 「 豚インフル
ご覧になってない方はこちらもどうぞ


幕末の1857年、唯一の国際貿易港だった長崎港に、船舶修理用ドックとして「長崎鎔鉄所」が開設されました。 幕府がオランダの技術協力を得て建設した初の西洋式工場。

明治維新を経て84年7月、岩崎弥太郎が借り受け、造船事業を始動させた。 後の三菱重工業の誕生です。 尚、前回の「 鉄道の発祥地 」もご参照ください



数々のを建造し、長く「東洋一の造船所」と呼ばれたが、1970年代の2度の石油危機に揺らぐ。 タンカーの受注が激減し、また 主力の一つだった火力発電装置も不振に陥った。

原油高の「余震」がなお続く中、上司から「一緒に風車をやらんか」と 入社2年目の松浪さんに声がかかった。



「まさにゼロからのスタートでした」と 松浪さんは思い起こして言う。


現在 波頭きらめく長崎港に面した三菱重工業長崎造船所の一角に白く巨大で、流線形の造形物が横たわって船出を待つ。

長さ45メートル、幅2.5メートル、重さ10トンというその造形物は、繊維強化プラスチック(FRP)製の羽根。 最新型風車の部品。

3枚を取りつけて仕上げる完成形は地上約120メートル。 30階建ての超高層ビルにも匹敵し、日本最大の規模を誇る。 出力は2400キロ・ワット。

わずかに枝葉が揺れるそよ風で回転を始め、年間でドラム缶1万1000本分の石油と同じエネルギーを生み出すという。

今や地球温暖化対策に不可欠と言える発電用風車。 その国産1号機もこの造船所で開発された。 早くから西洋文明に触れた地だからこそ息づく技術力の伝統が、商業用の風力発電を軌道に乗せた。

開発当時、欧米では発電用風車の大型化が進んでいたが、故障が多く壁に突き当たっていた。

国内でも終戦直後、木製の小型風車が北海道の農家を中心にして数千基規模で使われたが、50年代後半、送電網の発達で廃れ、参考になる先例が見当たらなかったのだ。

「故障しない風車を造る」  自らも含めて3人のメンバーでそう意気込んだが、研究費はごくわずかだった。 船舶エンジンの開発で培われた流体力学や制御工学といった高度技術を用いて何とか設計したが、材料調達も難しい。

をつけたのが、ヘリコプターの中古羽根の再利用だった。 自衛隊にかけ合い、29枚を入手した。 土台にも困り、タンカー用タラップの残骸を使ったという。

「新品は発電機だけ」というつぎはぎだらけの1号機は開発開始から9か月後、工場の桟橋で回り始めた。

誰もが感慨より恐怖を感じたらしい。 「バタバタ回る羽根に、見物していた社員は逃げ出した」という。 実際、羽根が折れ、歯車が壊れたことも数知れない。

出力は40キロ・ワット。 風がある時だけ工場の湯を沸かすというささやかな役割を果たしつつ、試験運転を続けた。

トラブルを受けて様々な技術が生まれ、中でも、羽根の取り付け部を可動式とし、角度を自動制御して風を効率よく使う技術は後に世界標準となった。

風力による電気が国内で初めて送電線を流れたのは82年11月。 1号機のデータを生かした2号機が鹿児島県・沖永良部島で民家300軒にをともした。 成功を機に、米ハワイ州から37基の注文が舞い込む。

中古羽根では対応できず、軽くて強いFRPを用いて量産体制を整え、93年当時、世界のトップメーカーに躍進した。

現在松浪さんは主席技師。 当初メンバーで唯一の現役として、送り出した約1300基のアフターケアに飛び回る。

90年代後半以降 欧州で風車生産が進み、市場占有率は落ちたが、7代目の最新型まで開発にかかわった自信は揺るぎない。

「国産の風車は台風が多い自然に学び、鍛えられている。 いつも大自然から恵みを分けてもらうという気持ちになるんです」と言う

岸壁に100年前のクレーンがいまだにそびえる。 国の登録有形文化財でもある歴史的構造物だが、今も稼働が続く。

「うちの創業は江戸時代。 会社より古いからねぇ」
と長崎鎔鉄所の伝統を継ぐ技術者らの口癖にも誇りがにじむ。

商業用の発電用風車を建造し得たのも、その技術の誇りだろうか。


  大阪花博記念公園の風車
大阪花博記念公園

本日  26万OVER しました。 お昼前ごろにOVERしたと思われますが、出かけていたため確認できません。 気がついたら26万100以上過ぎてました。
よって今回のキリプレはお流れです。

今日はやたらyahooのアクセスが多かった。 やはり話題の「豚インフル」のせいでしょうか?



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           前回は「 アトランティス伝説 」 こちらも見てね





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最終更新日  2009年05月15日 21時00分38秒
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