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2024.05.10
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テーマ: 鉄道(22205)
​165系(モハ164-500番台):急行「ごてんば」



当初は下り4本、上り3本が設定され、その後3往復体制、晩年は2往復となっています。
東海道線区間では急行「東海」に併結され、国府津で解結が行われていました。
使用車両は165系3連となっていましたが、昭和56年10月改正からは167系が使用されるようになっています。



昭和52年 品川駅にて 急行「ごてんば」に使用されたモハ164-500番台

妻板部をアップで撮ったものです。
この写真を撮った頃はまだ中学生であり、簡易運転台付きの500番台に関する知識は持ち合わせていなかったと思います。偶然品川駅で写真を撮っているときに居合わせた急行「ごてんば」にこの車両を見つけ、非常に違和感があったので写真を撮っていたものと思います。
妻板の窓をくり抜くように窓が付いており、雨用にワイパーも設備されています。
運転設備は車内の側面にマスコンやブレーキ軸が取り付けられており、使用しないときは壁と同色の金属カバーで覆われ、格納されています。



昭和52年 品川駅にて 急行「ごてんば」 モハ164-514

モハ164-500番台は全部で14両製作されていますので、写真の514がラストナンバーとなります。
標準のモハ164は妻側に便所、内側に客扉が付く構造となっておりますが、この車両だけは便所が客室寄りで客扉が妻板側となっており、クハやグリーン車も含めても例外はこのモハ164-500番台だけとなります。

モハ164-500番台誕生の元々の経緯は、山陽スジの急行への増結用として用意されたもの(具体的には「鷲羽」だったと記憶しています。)で、3両の増結に至らないこと(又は有効長の関係か?)から2両増結することとなりましたが、最小単位が3両編成となっていたため、モハ164に簡易運転台を設備して対応したとなっています。

当時の山陽急行は平坦区間の関係から殆どの直流急行が153系であるため、最小単位である2両で考えると、165系を使用するしかなかったということだと思います。
そんな目的をもって14両も製造されたモハ164-500番台でしたが、新幹線の岡山開業後は山陽急行が大幅に縮小し、増結編成の運転もなくなってしまったことから、クハ165+モハ164-500+クモハ165として組成されて、簡易運転台を持たないモハ164と同じ用途、共通運用で使われるようになってしまいました。

せっかく特別な設備を持った異色車種でしたが、ほんのわずかしか目的は達成しておらず、異色ながらも地味な活躍に終ってしまいました。

このほかにも167系の「ごてんば」の写真を撮っていますが、ISO1600のフィルムだったため、非常に写りが悪いので割愛しています。
偶然ですが、この急行「ごてんば」に関しては、モハ164-500番台の写真だけを撮っていたような状態でした。

急行「ごてんば」は、昭和60年3月のダイヤ改正により消滅しています。


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最終更新日  2024.05.10 06:15:58
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