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ただいま急性胃腸炎にて寝込んでおります・・火曜の晩から突然具合が悪くなり、胃のものも腸のものも全部出てしまいました。は~、苦しかった~。何かにあたったらしいんですけど、熱も出たので、単におなかを壊したのとは違うような・・・そんなへんなもの食べてないんだけどな。来週検査結果が出ます。とりあえずこんな期末の忙しいときに何日も会社に迷惑かけて情けないな。また、コメントへのお返事が遅れて申し訳ありませんが回復したらお返事しますので、どうぞよろしく~。
2006.03.31
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今日は、先日ブログでも書いたクラブイベントに行ってきた!ジムのダンスクラスで先日話しかけた男の子、fucchiEが歌うし、いくつかのユニットによるダンスLIVEも興味津々。クラブは何回か行ったことがあるけど、六本木は初めてなのでどきどきわくわくしながら地下の暗がりに足を踏み入れた。ダンスフロアと、むき出しの平台を寄せ集めたような休憩エリア、青くライトアップされたバーカウンター、奥にはDJブース。また、別室になったダンサー控え室があった。入っていくと、暗がりなのにfucchiEがすぐ見つけてくれたのは驚いた。いつもジムではTシャツ姿だし、髪をしばってるし、正直、こちらから探して話しかけなければわからないんじゃないかと思ってた。なのに向こうから話しかけてくれ、握手されたり。こんなに快活で人懐っこい人だとは意外だったけど、見に来たお客さんを大事にする人なんだろうな。LIVEが始まるまでドリンクを飲みながらダンスフロアを眺めて過ごした。ハウスの軽快なリズム。ミラーボールの水玉模様の光が暗めなダンスフロアで影となって踊る人たちのボディをなめる。ハウス系のステップを踏む人が断然多かったけど、ポップ&ロックやブレイキングをやってる人もいたり長い髪をざーっと振り回して官能的に踊ってる女の子もいたり。やがてLIVEの時間になると、スタッフが踊っている人たちを上手にラインより後ろに移動させ、座らせてショースペースをつくった。8回目だというこのイベントのしきたりなのだろう、踊ってた人たちはみな急に素直に並んで、大人しく体育すわりをしてショーを見る態勢に入った。クラブなどはスタンディングが当たり前なんだろうと勝手に思いこんでたので、なんだかほほえましかった。それともこれって普通??さっきまで私の隣でぼーっと立っていた、出演者の家族だろうか?普通のかっこうをしたお父さんまでいつの間にかその中にちょこんと座っている(笑)まるで小劇場の桟敷席のように、数列ができ、その後ろに平台に座る人たち、さらに後ろや横で立つ人たちが見守る中、急ごしらえのフロアのステージに、fucchiEが登場!クールなイメージで歌うのかな~と思ってたら、ぜんぜんそうじゃなくて、明るく元気に場を盛り上げていた。まずはこれも意外なことに、1曲目はアメイジング・グレイスをアカペラで。いきなりアカペラで歌っちゃうなんてすごいな・・その後オリジナル曲を2曲歌った。アップテンポで元気な曲。きれいな明朗な声をしている。手拍子や腕の振りにお客さんものってきて会場も盛り上がってまずまず成功だったんじゃないかな?バラードなんかも似合いそうだから、次の機会にはそういうのも聴いてみたいなあと思った。その後、Live-Rallyというユニットによる20分間のノンストップダンス!ヒップホップ、ハウス、ファンク、アクロバット、ポップ&ロックなどいろいろ織り交ぜたフリースタイルのダンスで(小芝居までやってた)男女4人ずつ8人が、入れ替わり立ち代り、息をつかせぬほどの早さで次々フォーメーションを変え、踊りまくる。スピーディでパワフルで、圧倒された。しかもどの子も「踊るのが楽しくてたまらない!」という表情だった。若い、しなやかな弾むエネルギーを見せつけられた。LIVEが終わると、fucchiEは知人のひとりひとりに声をかけ挨拶していた。私にも声をかけてくれ、また握手された。伸びやかで明朗でひたむきな姿、何かとても大切なものを内に秘めているんだろうな。焦りとかぎらぎらが、ない。また見に来たいなあと思った。せっかく来たので、フロアで少し踊ってから(ひとりで(;_;))クラブイベントはまだまだ続いていたけど夜気にもほんのり春らしさを感じつつ、六本木を後にした。
2006.03.26
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「白き世界」何故こうもろうろうと花は降り続けるのだろうそうして昼でも夜でもない白い時空をつむぎ出す花の白さは君のほおをうなじをささやきさえも思い起こさせる花は針ほども重さがないのに私の胸をざんざと切り裂き私の体には花の降る音がこだまする聞こえるはずもない触れられるはずもないのに白い空間の向こうに君の気配を探し続けどれほどの時間が経ったのだろう花を見ていながら もう花は見えなくなる時間が埋没していく私という実体が消えるろうろうと花は降る
2006.03.26
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金曜はジムでジャズとバレエのレッスン。ジャズはこの先生の振り付けに慣れてきたのか、だいぶついていけるようになった。アップダウンやロックなどのストリートテイストも織り交ぜるけど、基本的にスタンダードなジャズダンスなのでねばりやターンなど、私の体にはとても懐かしく親しみ深い。ときどき振りについていけなくなる原因は大きく踊るくせがついているせいだろうな。振りが身につくまでは、動きをある程度集約して、重心のコントロールを確実にできるようにしないと、体がぶれてリズムに遅れてしまう・・欲張らずにタイトに踊ってみたら、リズムにぴったりはまって気持ちよかった。そのあと、バレエ用のストレッチ、バレエのレッスンにも出た。ストレッチでは毎週少しずつスプリッツ(脚を前後180度に開脚するポーズ)の練習をしているが、やっと形が近くなってきて嬉しい。昔はできてたのに、またできるように回復させるのはすごく時間がかかる。でも痛めないように、焦らず根気よく伸ばしていこう。バレエでは、今日はおなかの引き上げができていなくて先生に指摘された。1週間の疲れが出たのか、体全体引き上げがうまくいってなかったと思う。先週のレッスンでは、前日の通勤途中、右足首をちょっとひねってしまい、センターでの動きの中でのバ・ド・ブレができなくてちょっとショックだったけど、今週は、足首はまあまあ復活してたのに、今度は1番アラベスクのとき、左のお尻の上、腰との境目くらいのところに“ぴきっ!”ときてしまった。ヤバ~っ!ぎっくり腰がくせになってる私は、レッスンを中止したほうがいいか、それとも一時的なものなのか、様子を見ながらレッスンを続けた。先生のデモのときなどに微妙に体を休めていたら、痛みはひき、ラストのジャンプとアラベスクのパでも問題なくやれたのでとりあえずほっとした~。金曜日は精神的には一番解放的だけど1週間の仕事の疲れもあるだろうし、2レッスンやってるし、夜遅い時間だし体の疲労度はかなり高いだろう。より体の故障には気をつけなければ。でもダンスができた日は体も心も弾み、とても嬉しい。幸せー!家に辿り着くと、ごはん食べてバタンキューなんですけどね(^^;)
2006.03.24
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長らくアップできてなかった記事をや~~っとアップしました。またまた長いですけど、お読みいただけましたら幸いです(^-^)3月5日付け東京都美術館「ニューヨーク・バーク・コレクション」3月15日付けギンザ・コマツAMUSER「増永広春展~走墨」
2006.03.23
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今日のファンクは、代行でいつもと違うインストラクターだったのもあるし、Shihoさんとコヨーテさんの影響もあってか、体がオープンになって、いい感じでレッスンができた。このインストラクターは、ストレッチのときはなにしろ力を抜いて、息をはいて、がんばらないでやってくださいと宣言し、自身もとても力が抜けてしなやかな動きをしていた。私もリラックスしてストレッチできた。振り付けも、よかった。細かいことよりも、音のとり方や全体の流れをアドバイスしてくれたので踊りをつかみやすくて、このインストラクターはいいな、と感じた。音については、昨日Shihoさんやコヨーテさんと音楽の話をして私はもっと感覚的に音楽をとらえるようにするといいんだろうな、と思ったのでファンクでも、いつもはすごく気にするカウントを頭から外してみた。そして曲のリズムのほうだけに集中してみた。頭で考えるコントロールから自分を解放すること。自分のダンスでも絵でも、行き詰っているものを克服するにはそのことが大事なんだろう。それをあらためて強烈に感じられたのは、やはり昨日のShihoさんとコヨーテさんの存在のおかげだ。2人は、私に足りないもの、私の欲するものを持っている。そしてそのことに頭をがーんと殴られたような感じだった。頭のコントロール内にいる限りは、頭で考える範囲にしか体は反応しない。安定はするけれど、それ以上のものは出てこない。頭のコントロールを外すと、不安定になるけれど考える以上に動くことができることがある。ダンサーはもともと感覚的に動いてる人のほうが多いだろうけど。私もそちらにシフトしていきたいな・・・今回の振り付けはそうやってリズムに集中して踊った。楽しく、爽快感にみたされた。音に入り込むまではいけなかったけど、音を聴くことはできた。Shihoさんにしろ、インストラクターにしろ、自分とタイプの違う人との新しい出会いによって、慣れ親しんだ「言語的世界」から「感覚的世界」へ乗り出すのはちょっとこわいことでもあり、未知の自分へと向かう楽しみなことでもありどきどきわくわくする。レッスン後、今日は自分がオープンになってるせいか、思い切っていつもレッスンに来てる男の子に、初めて声をかけた。先週クラブイベントのちらしをもらったけれど、まだ話をしたことがなかった。かなり若いし、単なるダンス好きな普通の、むしろ軽めの男の子だと思ってたから、話せると思ってなかったのだ。だいたいジムでは一匹狼な私なので、どんな人でもよほどでないと話をしないけれど。彼はてっきりダンサーかと思ったら、ボーカルをやるのだという。話してみるとすごく感じのいい男の子だった。あまり行ったことのないクラブイベントに行ってみたくなり、行けたら行くね、と返事をして帰ってきた。そして、帰ってからちらしにあった彼のブログをのぞいてみて、昨日に負けぬほど、またもやカルチャーショックを受けた。勝手に思い描いていたイメージとはまったく違う。打ちのめされるくらいに、ひたむきにしかし軽やかに繊細に歌と彼自身の日々に打ち込んでいる姿がそこにはあった。私は、勝手に見た目のイメージで、自分の考える範囲内のイメージで人を決めつけていたんだ。今回のきっかけがなければ、一生こうした人の内面や活動を知ることもなく過ごしていたかもしれない。なんて大きな落し物だろう!今度ジムで会ったら、チケットを買ってそして彼のブログに、彼の言葉に共感したことを伝えよう。きっとクラブイベントも私に新しい大きなものを与えてくれるだろう。こうして一度オープンになり始めると、次々いろんないいものが自分に入ってくるような予感があって、ここ数日めまぐるしく、外面も内面も動いている。
2006.03.20
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約1年半ブログで交流してきたShihoさんが北海道からはるばる会いに来てくれました!と言っても、メインは友人のバンドの解散ライブなのですが(^^;)でもけっこう時間をつくって2日間会ってくれましたね~、どうもありがとう!!土曜日はお仲間(?)のコヨーテさんと3人で下北沢で待ち合わせ。Shihoさんはバンド活動してるので、写真(ボケさせてはあるけど)なども見て、雰囲気はつかんでたから絶対見つける自信があったのに私のほうが先にShihoさんに見つけられちゃいました。(なんでだ?)第一印象、びっくりです。おしゃれだとは知ってたけど、トンでます。なんか腰に真っ赤な唇の大きなアクセをじゃーんとつけてます。日曜日には「どこの国で買ったのそれ?!」と思わず声を上げてしまった、面白い帽子をかぶってたし。(かわいかったです、念のため)タイツは左右別々の色だし。とっても個性的で、さすが活躍中のバンドのボーカルです。土曜は3人で下北でカフェランチして、街をぶらぶらしてワッフルやさんでお茶して、夜のライブ時間までとりとめなくおしゃべり。日曜は恵比寿でまた3人で待ち合わせて夜景のきれいな、おしゃれな和創作料理やさんで乾杯しました。Shihoさんとコヨーテさんは道産子どうしなのでローカルな話題で盛り上がったりもして。仕事のこと、周囲の人間のこと、恋バナ、旅・・etc.いろんな話をして、恋バナもすごく面白かったけど、私が一番嬉しかったのは、ものを創っていく話、かな?デザイナーのコヨーテさん、バンドのボーカルで写真や作詞もやってるShihoさん、とクリエイティブな人が集結して語ったり、何かを感じあったりする空気が刺激的だし、心地いい。とても言葉でいいあらわせないパワーをもらえた気がします。2人は音楽に詳しいので、私が友人から頼まれてる歌詞のことでうまく書けないと言うと、なんかとっても気軽なアドバイスをくれる。私は音楽をつくる人、演奏する人はいつもすごいなあ!って思ってて音楽にはコンプレックスも持ってるので、そんなものなのかなあ?と思ったけれど、私が構えすぎなんだろうなあ。私は言語型人間だけど、2人は感覚的人間だと感じました。今年は左脳より右脳を鍛えよう!感覚を磨こう!と思ってたところだからもっと気軽に感覚的にとにかくやってみればいいのかな?と思えた。自分と違うタイプの人と交流するのってほんと、大事。今の私に絶対的に必要な出会いだったのかもしれない!Shihoさんにはダンスライブやらないの?と何度もつつかれてしまった・・(^^;)そのうちなんかコラボするときが来ると面白いけど・・超遠距離(笑)ShihoさんのバンドのCDは以前買って送ってもらったり、またShihoさん主催の「詩人の会」では詩の投稿をしてお互い創ったものを通じて交流してきましたが、今回初めて、拙いけれど走墨作品の色紙を1枚プレゼントしました。書いた文字はShihoさんをイメージした「春風」・・でも実際はShihoさんは春の嵐のようでした♪Shihoさん、刺激とパワーを与えてくれて、ありがとう!これからも自分らしいものを創っていこうね。私もぐだぐだ言ってられないな・・もっともっと心の望む方向へ、突き進んでいかなくっちゃ。それから、コヨーテさんにはさりげな~くたくさん気を配ってもらってすごく嬉しくありがたかったな。2人に感謝感謝です。2人の優しさと元気に包まれて幸せな、長く短い2日間でした。
2006.03.19
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←mahamoさんのマネして・・うさぎのバレエ講座その1。パッセ。すいません・・どんどん絵が低年齢化してます・・(^^;)
2006.03.17
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ギンザ・コマツAMUSERにて広春先生の走墨展とワークショップがあり、会社を早退してかけつけました。普段はパーティなどのイベントをやる、がらんと広い空間らしいからどんなふうに個展をやるんだろう?とわくわくしながら入ってみると思ってもみなかった空間が広がっていてびっくり!作品を展示するだけでなく、木と花と葉と石がふんだんにあしらわれ小さな森の小道のような雰囲気。その道々に作品が立てかけてあったり、足元に置かれていたり、桜の枝の間から奥の作品をのぞいたり、葉っぱや花に埋もれていたり、立体的な展示の仕方で「あ!こんなところにも!」と作品を探すのが楽しい。書き損じの大きな作品も(私の目には立派な作品だけど)木に巻きつけたり、くしゃくしゃにして下に敷いてあったり、ダイナミックに効果的に使われ、こんな使い方もすてきだな~と思いました。普段稽古では見られない抽象的な作品も非常に興味深いし、躍動する肉体を描いたものも、初めて原画を目にすることができ、感激。コラージュ作品も面白かった~こんな作品もつくるなんて知らなかった!作品の多彩さに驚いてしまいました。今回の先生のデモンストレーションは、「花」という字でした。畳2畳くらいの大きな紙に、大きな筆で「・・っ!!」と気を発しながら全身でぶつかって書いていく。かすれ、しぶきをあげ、うねり走る、墨。書き終えると緊張感がとけ、思わず会場にいた皆からため息と拍手がわく。すごいなあ、私もいつか大きな作品を書いてみたい。その後、ワークショップがあり私も参加しました。いつもと違うところでのプチ稽古に、ちょっとラフな気持ちでのびのび書くことができました。いつもはお手本があるけれど「好きな字を書いてごらんなさい」と先生ににっこりされ、私は初めて会う約束をしているShihoさんのことを思い浮かべ、「春風」という字を書いてみました。これをShihoさんにプレゼントしよう♪さらにワークショップのあとは米吾寿司というおすしとおいしいシャンパンを別室でごちそうになり、すっかりリッチな気分♪これで入場無料でいいのかしら~と思ったりして。走墨にますます可能性を感じた刺激的な春の午後でした。
2006.03.15
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今日は、走墨の増永広春先生の個展&ワークショップのあと、夜ジムへ行くまで時間があいたので、急遽、ニューオータニ美術館で「ベルナール・ビュフェ石版画展」を見た。ビュフェはこれまであまり興味を持ってなかったけど(デュフィとときどき名前がごっちゃになってたりして・・(^^;))先日の大丸ミュージアム「パリを愛した画家たち」で見た、「静物」という作品が印象的だったので、興味を持ち始めた。まずは油彩画「カフェの男」がお出迎え。これは「静物」と同様、淡い青灰色の単色に近いような抑えた色調でちょっと無機質な雰囲気。細い直線的な線の描き方も独特だ。「静物」と同じく、ものとの親密感がまるでない。一種病的な雰囲気もある。メインの石版画は、「カルメン」から始まり、「モン・シルク」「ドン・キホーテ」「ニューヨーク」「女の遊び」の5つのシリーズ。「カルメン」は、舞台美術や衣装まで担当したという・・う~んすごい。油彩画と違い、こちらは力強い黒の奔放なラインに、原色使いが鮮やか。舞台セットの絵などもある。赤を背景にした、小麦色の肌のカルメンの肖像が、黒い情念を発している。「モン・シルク」は、サーカスのさまざまな人物や動物をやはり黒のラインと、カルメンよりさらに強烈な原色使いで描き、溌剌さと同時に、ちょっとしたシニカルな笑いに包まれている感じ。同じサーカスでも、1月に見たルオーの丸みをおびたラインとは違い、直線が多用され、エネルギーもとんがって放出されてるような気がする。しかしあれだけの強い原色に、ちっとも負けないラインはすごい。動物たちはかわいく、特に「学者犬」はかわいかったな。ショッキングピンクの背景に、白い犬がぶかぶかの帽子や道化の衣装をつけ、深遠そうなまなざしでちょこんと立っている。そのちぐはぐさ。「河馬」は石版画の手法をうまく使って、黒とひっかき傷とでカバのボリューム感を感じさせた。私の気に入ったのは、「ニューヨーク」シリーズ。直線的な執拗な黒のラインでニューヨークの摩天楼を描いている。背景が薄めの黄色で、黄色と黒の組み合わせが、ノスタルジックでもあり、新しい感じもし、黄色でなければいけなかったんだな、と思わせる。青や緑だったら、彼独特の強い黒にひっぱられて画面が暗くなりそうだし、赤だとだいぶニュアンスが違ってくるかもしれない。薄めの黄色が、黒を引き立て、それでいて黒を受け止め、上へ上へ志向するビル群の、ラインの、ありさまをほどよい躍動感と静けさで私たちの前に呈示してくれる。ときどき赤の建物や壁や屋根が配置され、美しいアクセントとなっている。ところでニューヨークというと、ついジャズを思い浮かべてしまう。今日はビュフェを見てから、ずっと頭の中に「テイク・ファイブ」が流れ続けてしまっている・・・ニューヨーク、また行きたいなあ。今の私の目には、ニューヨークは何色に映るだろう?「学者犬」のポストカードを買い、次回のちらしなどもらった。次回は「カンディンスキー、クレー、マルク、ミュンター」とある。ここは浮世絵や近代ヨーロッパ絵画など、所蔵作品もけっこうあるらしく、今回はなかったけど、常設展も楽しみだな。平日だったので、ほぼ貸切状態でした♪宿泊客は入場無料!まあ、私は今後もお泊りすることはないだろうけど・・「ベルナール・ビュフェ石版画展」赤坂見附ホテルニューオータニの6F、ニューオータニ美術館にて3月19日(日)まで。
2006.03.15
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「パリを愛した画家たち」展を見に、大丸ミュージアム・東京へ。仕事帰りの短い時間だったけど、まったく別世界に運ばれたひとときだった。主にエコール・ド・パリとフォーヴィスムの画家たちの作品が出品され、華やかで奔放な色彩があふれている。もともとエコール・ド・パリは大好き。前半、シャガール、ルオー、デュフィ、ユトリロ、ローランサン、フジタなどほとんど好きな画家ばかり1~2点ずつ並んでいて、しかも平日夜間のせいか空いていて、遠く近くじっくり眺めることもできる、おいしすぎる空間。この適度なボリュームと、広さと、空き具合が大丸ミュージアムの気に入ってるところ。今回のようなシンプルな2部屋のパーテーションも、動きやすく見やすく気に入っている。ストレスが少なく、絵画と向き合うことに専念できる。さて、前半の中で気になった作品は、ヴラマンク「雪景色」、ヴラマンクって普段はちっとも意識に出てこない画家なんだけど、見るといつもうわっ!って思って、気になってしょうがない。好きなんだろうか・・・今回の「雪景色」も目が惹きつけられる。雪の降ったあとの林、雪とぬかるみの入り混じった道、陰鬱な青灰色の空。ただそれだけなのにひどくドラマティックな空気を感じる。木々の根元や道ばたの雪は、白のうねり、木の描き方も、裸木はぞんざいに投げ出されたようにぶっきらぼうに描かれ、対照的に、奥のほうの葉のある木々は、葉むれが空気の色にぼかされ、より不思議な空気感を生み出している。非常に独特。雪の白とぬかるみの茶のまじった道には、わだちのあとが見られ、林の中へと続く。陰鬱な青灰色の空が嫌いではない。太宰治に「女の決闘」というちょっと変わった小説があるのだが、その中の風景をふと思い起こさせるような空の色だ。キスリング「ミモザ」、おびただしい、黄色い小さな花の饗宴。背景の青が黄色をより引き立てている。ミモザってほんと、こういうふうにあふれんばかりに咲くよね、両手いっぱいに抱えて、黄色にむせかえって・・となぜか共感してしまった。春の喜ばしさが凝縮されている。藤田嗣治はやはりよかった!昔はちっとも良さがわからなかったものだが。「裸婦」と「犬」、どちらも秀逸だったけれど、輪郭線の描き方が大きく違っていた。「犬」は太さやタッチを変え、数頭の犬の動きや、毛のやわらかさなどをよく表現している。犬の配置や空間の抜き方などに、屏風や襖絵などのような、日本的なセンスをいかんなく発揮している。また「裸婦」のほうは、均一な輪郭線で描かれている。彼のこの均一な輪郭線はどこから描き始めて、どこで継いだか、どこが終わりか、わからないのだ。その目立たないけど精密な緊迫感。吹奏楽の息長い、抑制の効いたロングトーンのような、線。そのことは、鞍ヶ池アートサロンの若者の肖像を見たときに初めて強烈に感じたことだった。絵の中で、"ライン"に初めて圧倒された。それはまた、私がフジタを好きになったきっかけでもある。彼独特の、裸婦の肌の質感よりも、やはり今回も輪郭線のほうに魅せられた。3月末から開催の、国立近代美術館「藤田嗣治展」がますます楽しみになった。昨年プーシキン美術館展で知ったフォーヴィスムのマルケ、今回はおとなしめな作品だったけど、「ポルクロールの小舟」など離れて何の気なしに見ていると非常に美しく、心やすまる作品でいいと思った。後半は、戦後から現代まで活躍しているフランス画家の作品群と、パリに学んだ日本人画家たちの作品群。知らない画家が多かったけれど、力強く、のびのびした作品が多く前半に負けないくらい充実していた。ポール・ギアマン「サーカス」、これは第一印象でやられた!会場をぐるっと見回して最初に吸い寄せられた作品だ。なんという色の対比!赤に近いピンクが全体を覆い、サーカスの熱狂を象徴しているようだ。走る馬にのった少女(あるいは少年)がジャンプし、目の前で大きな鏡か何かを掲げた少女のスカートのすそがゆれ、その動きの一瞬を、馬も少女たちもステージ上は赤に近いピンクで描かれ、天井はピンクと緑の縞、客席は渋く彩度を抑えた緑、照明のあたらないステージのすそは青の闇に沈んでいる。それぞれの色の中にも他の色がにじんでいたり、白のハイライトが、俊敏な動きをより引き立てている。奔放な色彩の輝きが脳裏に鮮やかに焼きつく。ポール・アイズピリ「ヴェニス」、この画家も初めて知った。いくぶんゴッホを思わせる室内を描いた「テラス」も独特の造形とフォーヴィスム的なはじけた色彩が非常に楽しく、かわいいが、隣の「ヴェニス」はさらに心地いい作品で、部屋に飾りたい感じ。空を広く取っているので、開放的な雰囲気がまず心地いい。わずかに緑をまぜこんだ、明るい空の水色がとても魅力的。そして運河の薄緑色、かわいいヴェニスの街並みと、運河を渡る船。空にはぐるぐるとした雲、運河にはぼてんぼてんとした波、生き生きした筆あとが、見ているこちらの心も一緒にわくわくさせてしまう。この絵をじっと和やかに見ていると、画家の、この街へのゆったりした愛着心を感じ取ることができる。クロード・ワイズバッシュ「バイオリン弾き」、小さな作品だが、非常に印象深い。スタイリッシュである。バイオリン奏者の演奏の動きを写真のぶれの効果のように描き、激しい音の流れと一瞬の時間の流れを見事に表現している。顔や体もぶれ、弦を持つ手は幾重にも描きこまれ、映像的(っていうんだろうか?)。全体が茶色の濃淡のみで描かれていて、格調高いクラシカルな雰囲気。しかも白のハイライトがところどころ心憎いまでに効いていて、残像効果をより高めている。もともと彫刻から入ったというこの画家の、他の作品もぜひ見てみたいと思った。パリに学んだ日本人画家も、東郷青児、荻須高徳、香月泰男、林武、など私の好きな、気になる画家が並んでいた。今回初めて知り、気に入ったのは浮田克躬(うきたかつみ)「海辺の午下り」。かなり横長の作品で、ヨーロッパのどこか半島の突端の街、といった風情。手前には海がすぐ広がり、背後には岩壁がそびえている。厳しく陰鬱な風土、といった印象だ。まるで背水の陣のように、ぎりぎりのところで切り立った岩壁に身を寄せるように窮屈そうに立ち並ぶ家々。濃く深い緑の海、マットな緑灰色の空、もうこの先には何もない、岬の突端。狭苦しい街並みの、オレンジの屋根屋根が救いのように美しく、目に心にしみる。画面の中でもアクセントとなっている。この絵は、キャプションに「心象風景とも捉えうる」とあったが、そうなのかもしれない・・・私がこの作品が気になるのは、自分の中の心象風景にも共鳴したからだろう。また好きな画家がひとり増えた。こうして好きな画家を発見していくのは、とても楽しく、嬉しいことだ。もう会うこともできない、言葉をかわすこともできない人と、作品を通じて、何ものかを感じ取り、耳をすまし、心の対話をする。それはなんて幸せなことだろう!そして、それをできる環境にあること、とても恵まれてる!密度の濃い、幸福な時間を過ごした。「パリを愛した画家たち」は東京駅大丸ミュージアムにて2006年3月2日(木)~14日(火)まで。
2006.03.09
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今日のHIPHOPのレッスンでは、生まれて初めてHIPHOPが踊れた気がする!!HIPHOPは始めてから何年かは経ってるけどブランクがありまくりなので、実質ではどうかな?とりあえず振りやHIPHOPの身体の使い方についていくだけで、いつもは精一杯。それが、だいぶこのインストラクターの振付に慣れてきて、短い振付ではあるけれど、今日はラスト近くになってものすごく集中し、リズムに乗れ、パワーも発散し、なんというか、"踊りきれた"感覚があった。HIPHOPが初めて身体をつきぬけた感じ。そういうときはほかのダンスなどでもあるけど、恐らく、スタジオ全体にそういう"気"が満ちてるはず。そして多分、スタジオの外から見てる人には「何かが起こってる!」と感じられたりする。このインストラクターのレッスンではときどきそういうことが起こる。私もそのいい"気"の流れの中に、音の中に入って踊れたみたい。心地よかった。"気"にひっぱられてか、音にのれてるせいか、「自分の身体がこんなに動くのか!」と思えた瞬間があった。全部の細胞が、踊るほうへ駆け出していくのを感じた。大音量の音楽と同じ流れの中にいた。自由だった。・・・その後、集中力が切れてしまい、次に2回通したときはボケボケで、先ほどの輝かしい瞬間は遠のいてしまったけれど(^^;)休んで男性たちの振りを見てたら、ひとり割りと上手な子がいて、ステップがとても軽い。私はさっき、これまでの中でHIPHOPを一番スムーズに踊れたけどパワーがあるのはいいとして、力が入りすぎてるだろうし、ジャズ的な身体の使い方もだいぶ混じってるだろうし、彼のような脱力、軽さ、身体の使い方など、まだまだ次の課題だなあ!と思った。でも、なんだか初めてHIPHOPでつきぬけることができ、身体が喜びに満ち、心は弾み、足取り軽く帰途についた。
2006.03.08
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mashenkaとアートを語る会vol.2とvol.3の参加者募集のお知らせを掲載しました!興味をもたれた方はご一報くださいね~。ご参加、お待ちしております★
2006.03.07
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混むな~と予想しつつ、とうとう最終日になってしまったけれど東京都美術館へ「ニューヨーク・バーク・コレクション」を見に行った。“日本の美 三千年の輝き"とサブタイトルにあるように素晴らしい作品がいっぱい!でもあまりの混雑で、残念ながらじっくり見る環境ではなかったな・・鳥文斎栄之「雪・月・花図」、右に雪の風景、左に月の風景、中央に横向きに立つ女と桜の図の3幅の掛け軸からなっていて、派手ではないがとても心ひかれた。女は、桜の木の下にいるのに花を愛でているのではなく、どこか遠く視線をなげ、想いをはせていている。どことなく風格がある女。ゆったりした着物が風になびいている。ごった返す人がひけてから改めて近くで見た。キャプションを読むとまた新たに興味がわく。女は花魁(おいらん)で、右の雪の風景は男が遊郭へ向かう舟の乗り場、左の月の風景は男が花魁に気に入られるかどうか占う松の木、でそれを3幅の掛け軸で表現した洒脱な絵だという。客と花魁の会う前と会ったあとの流れが伺える。花魁かあ・・確かに花魁特有の大きなかんざしをしているし、腹部がふくよか、と思ってたけど帯が前でしめてあるからだった。なるほど~。でも中央の花魁の遠い視線、花の下で花を見ていない視線は、心に秘めた男のことを想っているように感じられ、それでも日々浮世の流れに身を任せている自分を卑下も憐みもせず淡々と生きているように見える。味わい深い作品だ。酒井鶯蒲「六玉川絵巻」は、小品ながら好ましく印象深い。(この画家はそんなに有名ではないけれど、酒井抱一のお弟子さんらしい)横長の小さな巻物で、“玉川”と名のつく6つの川のそれぞれの風景を瑞々しく描いた6枚一組の作品。川の澄んだ濃い水色が、あまりにもさやかで豊かで美しい。遠く雲はたなびき、山はかすみ、花はちらちらと愛らしく咲き、そんな風景の中で人々はゆったりと憩ったり、洗濯をしたり、馬で進んだりしている。それぞれの発色がとても鮮やかで、目に新鮮な感じ。山や土手の部分のにじみやぼかしもやわらかく効果的で、日本の水彩画の原点かと思った。絵本のような優しさ。この絵を見ていると、日本は“水の国”なんだなあ、と思い至る。日本の山水の美しさにあらためて喜ばしい気持ちがわいてきたが、欧米の人たちの目には、どんなふうに映るんだろう。酒井抱一「桜花図屏風」には、驚嘆!金箔のバックに咲き誇る桜の木を描いた大きな屏風だが、特筆すべきは幹の表現、これがすごいと思った。黒と緑のにじみ、目をみはるばかりだった。苔の表現なのか点線で囲われた物体が面白い造形をかもし出している。そして桜の花よりも目立つのが赤く彩色された葉々、なんだか通常主役のはずの桜の淡い色は、葉と幹の迫力に押されてる印象。全体には装飾的でいかにも琳派、といった感じだが、花びらや葉の表現は近くで見るときれいな写実がなされ、繊細で目においしい。伊藤若冲「月下白梅図」は、淡い青鼠の品のいい背景に、節操のないほど画面を覆う白梅のつぶがすさまじい執着を感じさせる。抑えてあるけれど、その執拗さ、狂おしい燃焼・・彼の心のありかを想い描く。「双鶴図」のほうは、すっきりシャープな鶴の図。まるっこい胴体に、唐突に突き出したあまりに直線的な脚の表現。脚は非常に微細に描き込まれているのに、胴体は大事なものをなるべく触れないように壊さないようにまるく両手でそっと包んでいるかのように白くほとんど塗り残し、最小限しか描き込まれていない。しかしその先端の黒い羽先からすーっと水がしたたるかのような繊細な羽の描き方をしていて、たおやか。今回のちらしになっていた曾我蕭白の「橋渡図」は数百もの獅子たちが険しい滝や岩をのぼっていく図で、生き生きしていて非常に面白いのだが、あまりの人気のために、まったく前が開かなくてほとんど近くでは見ることができなくて残念。その他、興味深い作品がたくさんあったな~。日本の美術はほんとに奥深くて楽しい。まだまだ知らないことがいっぱい、これからゆっくり見ていこう。帰りに上野の公園を歩きながら、ソメイヨシノの幹をじーっと見た。「桜花図屏風」の幹の表現があまりに強烈だったので、実感してみたかったのだ。確かに桜の木の幹には緑色が混じってる。桜の木はいつも、花しか見ていない。でも幹の中にも、生命と本源的な美しさが宿っているのだ。そのことを改めて教えられた。すみません、この展覧会はもう終わってますね。東京都美術館「ニューヨーク・バーク・コレクション展」2006年1月24日~3月5日まで。
2006.03.05
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先日の「大いなる遺産 美の伝統展」で「樹上の鷲」に頭をがーんと殴られ、これはぜひ見に行かなくてはと竹橋の東京国立近代美術館「須田国太郎展」に行ってきた。けっこうなボリュームがあったので、ざざっと全体を見てから最初に戻ってゆっくり見た。あの独特の赤褐色やオレンジ、ピンク、あれはどこから彼の中に入り込んだのだろう?特に初期の作品はあたたかく密度のあるオレンジがかったピンクにむせかえっているように感じた。「アーヴィラ」残照を受けているのか、おそらく白壁の街が一体となって優しいオレンジがかったピンクに輝いている。なんともいえない懐かしいようなあたたかみのある色。近景に本当は黒っぽい木が描かれていたらしく、でも塗りつぶされているのが伺えた。小さな作品なので、確かに手前に木がないほうが、空気のほどけた感じが、ほんわりとより前面に伝わってくる気がする。「法隆寺卒塔婆」「法隆寺卒塔婆」も、なんとも言えないピンクの色調で描かれている。手前の電柱、街の生活感があふれてしまうはずなのに、この電柱もまた卒塔婆のように見えてくるから不思議だ。つまり、墓の群れであるかのように。立ち枯れた卒塔婆たちの屹立、静けさ。「発掘」、大きな作品だ。どこか中近東での風景だろうか、遠景の砂漠に、手前に3人の男が大きな身体を動かして作業している。ドーミエの作品のように、背景には光があふれ、人物はほとんどシルエットとなっている。初期のこの作品以外にも、彼の作品にはこうしたシルエット的な構図がときどき見られ、光と対象との関係を独特なやり方で追究したのだろうと感じた。「歩む鷲」「歩む鷲」、これもシルエットまで行かないけれど、背景がひどく明るい。暗めな色調で描かれている鷲は、その背後の光に背を向け、背を低め、太いしっかりした足で歩み、何かを担っているよう。左手から鷲に覆いかぶさるように弧を描く木々の枝はそんな鷲を応援しているようにも、また威嚇しおびやかそうとしているようにも見える。「冬の空」、これも少しシルエットっぽい絵。背景の水色の空に、「樹上の鷲」の背景と同じようにさまざまな色が下に塗りこまれている。やや平面的な作品だが、それによって木の枝と鳥たちの様子が網目模様のように、浮いて見える。また、右手手前に大きめに描かれた唯一のカラスは、画面での断ち切り方がかなり思い切っていて、並々ならぬセンスを感じさせる。「ヴァイオリン」、これはとても気に入った作品。"黒々"といえるほどのチョコレート色のかたまりで、ヴァイオリンとしての表情をわざと消して、マットに描かれている。背景は荒いタッチで、またさまざまな色で塗りこまれているのでヴァイオリン本体は静けさの中に目を閉じているのに、かえってその楽器のかもし出す音の情感の激しさを感じさせる。「ある建築家の肖像」、今回の作品群の中でももっとも抽象的な作品。右端に描きこまれた顔は、白くデスマスクのよう。全体黒っぽく、しかもがさがさした黒なので、不吉な感じがする。そして、他の作品にあまり見られないような青緑、朱赤、彩度の低いターコイズ、赤紫、群青などがところどころに利いていて、色の噴出、といった感じ。葛藤を感じる。かなり遠く離れて見ると、実は窓から光が差し込む室内のようにも見え、もしかしたら具象作品なのかもしれない・・「犬」ちらしにもなっている「犬」、同じ黒でもきれいな黒。遠景の家の屋根の緑も近くで見ると色が混じっていてきれいではないのだが、離れてみると、犬の黒と屋根の緑が光っていて、それぞれ宝石のようだ。「樹下」、木の根元にへんな動物がいる!目を光らせ、鋭い歯をむき出しにして何かをかじっている。獰猛さ。荒々しさ。ある意味、異形なものを見たようなざわざわ感。晩年の珠玉の小品コーナーの「鷲」、オレンジと黒の、珍しく柔らかなリッチな味わいが胸に残る。黒が暖色的な黒で、目に美しい。これは茶色が下塗りしてあるからだろう。目は鋭いが茶目っ気あるかのように上目遣いし、くちばしも微笑さえ感じる。鷲や鳥が好きなのだろう、たくさん取り上げているがここまで表情を描きこんでいるのはほかになかった。また、能や狂言のスケッチが数多く出品されていた。線に息吹が感じられる。そこから作りあげた油彩の作品もいくつか展示されていたが、スケッチのほうがより興味深かった。特に「弱法師(よろぼし)」「葵上」「野宮」などの比較的簡単なスケッチは、簡単だからこそ、よくその少ない線で、しかも短時間で、これだけ役者の姿勢、衣装、動きを表現できるものだと舌を巻く思いだった。線の力、確かな目と技術に感嘆の思いを抱いた。また、「道成寺」の連作はアニメのように、役者の刻々と動くさまが描かれ、面白かった。「須田国太郎展」は東京国立近代美術館にて2006年1月13日(金) ~3月5日(日)まで。いつもぎりぎりの情報でごめんなさい!
2006.03.03
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「蘇生」春 肌寒い午後遅くまだかさかさと痛む心を身体のまんなかにはめこんだまま街を歩くすれ違い 流れゆく人波は輪郭を失い 単なる色彩となって街に溶け小さな小さな灰色のしこりである 私だけつかつか と歩く歩く華やかに黒々とうずまきながらあらゆるものを呑み込み容赦なく吐き出していくそんな街のさなかでようやく遠いひとつの感覚が海馬から身を起こし ゆっくりこちらを振り向く私をそのまま見つめ 許しうなづく私はその小さな懐かしい感覚を注意深く しかし確かな素早さでむさぼろうとするひとくちの水を両手ですくい すすりこむような求め方で 私はどこにいるのか 私は何ものであるのかほんの少し忘れかけていた呼吸が戻ってくる細胞が声を上げるまだささやかな無闇な急ぎ足で白い春へと倒れこみたい 欲求ただいま と
2006.03.03
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まだ上の看板&ボタンをかえただけだけど・・看板にいるうさぎは、ねむねむうさぎと言って、トップでばんざいしているうさぎ(うさきょん)とは別なうさぎさんなのです。(なんてどうでもいいですかね~?)さて「大いなる遺産 美の伝統展」の洋画&工芸編をアップしました!またまた饒舌になってしまいましたが、よろしかったら、ぜひごらんくださいませ♪
2006.03.02
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今日は珍しく定時(18時)に上がって雨の中ジムへ向かいました。3ヶ月ぶりくらいのHIP HOPのクラス・・どうだろう?久々にHIP HOPの曲が大音量で流れる中に浸ると、アップダウンのリズムに身体を任せるのがとてもここちよく、血が騒いだ。心配したけど、ステップはけっこう大丈夫だった。初級クラスだし、ステップそのものは余裕でできるんだけど、でも相変わらず、ちょっと姿勢がブザマ・・(^^;)う~ん、何かが違う。多分腰とひじが原因のように思う。振付に入ると、すっかり振りに追われてしまう。なんていうのかな・・HIP HOPはまだまだ初心者だけどエネルギーを向ける方向はわかってる気がする。あと、ロックするところも多少つかんでる気がする、アイソレーションやステップのレッスンでは1こずつは出来る、ところが、振りに入ってしまうとそれらがばらばらになってしまって流れてしまう。つながっていかないのがもどかしい。なんかくやしいなあ。HIP HOPはちょっと時間が早めなので、残業になるととたんに出られなくなるクラスだけどがんばって来るようにしたいな。
2006.03.01
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