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暫く続いた凍てつくような気候も漸く緩み、昨日水曜日から寒さのために諦めていた庭仕事を少しずつ再開することに致しました。昨年末は神迎えの為の簡便なお掃除しか致しませんでしたので、当然お庭も門周りや人目に付きやすい前庭を、恥ずかしくない程度に整えただけで、裏庭や中庭は殆ど放ったままで、枯れ草や枯葉が堆積し、見るからに荒れて寒々としています。取り合えず枯草を取り除き、枯葉を集めて綺麗にし、流石に雑草などは少なく、見回せばムスカリやクリスマスローズも可愛い花芽をつけ、この小さなお庭にも、春がひっそりと息づいておりました。昨年植えたミモザの枝も何時も間にか小さな黄色い蕾をつけ、開花の時が楽しみです。マリのこの「椿荘」は、その名の通り椿の花が多く、植樹して然程経っていないものが多い為、小ぶりな株が多いのですけれど、それでも毎年沢山の花を付け、今は白玉などが満開で、椿の花が大好きなマリは、寒さを除けばこの季節が一番待ち遠しいのでした。マリが日記をつけながら、庭仕事を含む家事を何時ものように致しておりますと、夫が日課の「山登り」の為、定刻に階下に降りて参りました。夫は退職してから、知人のベンチャー企業のサポートを暫くしていた後そのお役目も辞し、自らの今後の計画の為。昨秋から元々寝室にある書斎を仕事部屋にして、専門書の翻訳などの仕事をこなしつつ、自宅で勉強に励んでおります。昨年の息子の高校進学以来、マリが毎日早朝に起き出し、お昼のお弁当を拵えていたのですが、夫が自宅を仕事場とし始めたときから頻りと「美味しそうだね」と羨ましがりますので、つい弾み(?)でついでに作ってあげましょうかと申し出ますと事の外喜んで、以来毎日作る羽目となってしまいました(苦笑)。そう、夫の日課の「山登り」とは、お昼時に母屋である夫の実家のジロ(黒柴の雄です)を連れ、お弁当を持参して、椿荘の目の前の小山(町営の公園となっております)に上ることで、晴れた日など展望台から相模湾が一望出来るということですっかりお気に入りで、多少の曇天でも構わず出掛けるのです。元来真面目で律儀な正確ですので、自身に日課を設けるのは性に合っているのでしょうね。極寒時に、足指がしもやけになっても諦めない程で、流石にマリも呆れ気味ですけれど、いい気分転換になるのだからと譲りませんので、放っておくことと致しました。にこやかに手を振りながら犬のジロを伴い、自宅前の小山に向かう夫を送った後、お洗濯物を干し終え、先生のお宅に伺う用意をするマリの日常は変わりません。黒白の猫、栖鳳はゲージの中で丸まって眠りこけ、その姿はマリの心を和ませます。夜の寒さを予想し暖かい装いで屋外に出ますと、鼻の奥につんと、何時もなら冷気が差し込むのですが、今日はいくらか柔らかく、寒さが苦手なマリをほっとさせてくれました。何時もの穏やかな「椿荘」の日常はこうして過ぎて行きます。-- Outgoing mail is certified Virus Free.Checked by AVG Anti-Virus (http://www.grisoft.com).Version: 7.0.269 / Virus Database: 267.14.17 - Release Date: 2006/01/10
January 12, 2006
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今朝は新春の微笑みのような青空が広がっておりました。年が開け、お正月のおめでたい雰囲気に余り相応しいとは思えない曇天続きでしたので、婚家のお墓参りや、お年始のお客様をお迎えしたりと、忙しいながらも空を見上げる気持ちは些か滅入り気味で、時折お日様が顔を出したときなど、嬉しく窓の外を眺めていると、あっという間に掻き曇り、あまつさえ雪がちらつくなど記録的な寒さの故か、雪が滅多に振らないマリのこの「椿荘」のある湘南地域に、ちらほらどころか、うっすらと積る程のお天気でした。やはり例年以上の寒波が到来というのは間違いではないようです。冬らしいとはいえ、悪天候に少々侘しい思いをしていたところに、僥倖と言うには少しばかり大袈裟ながら、矢張り陽光は嬉しいものでした。とは言え、折角のお天気ですけれど、余りの冷え込みにまたもや心臓が怪しい雰囲気で、今日は好天といえども、お家の中でじっとしていた方がよさそうです。前回の日記では「余り変わらぬ日常」と記しましたけれど、やはりある程度の変化は当然で、そこに幾つかの寂しいお別れがありましたことを申し上げねばなりません。それは、マリが懇意にしていたお店が数件閉店してしまったことでした。イギリスから帰国以来、息子が幼かった時分から家族共々しばしば伺って、美味に舌鼓を打った近隣のイタリア料理店が、昨年夏に閉店し(車でしか来店出来ないという立地条件の為、経営が難しくなったようです)、日頃お醤油やらお味噌を求めていた、江戸時代からの老舗のお醤油屋さんは後継者が居ないことを理由として、昨年末に貴重な看板をとうとう降ろすこととなってしまったのでした。こうやって良心的に運営していたお店が無くなることは格別の辛さと理不尽さを感じざるをえません。そしてもう一件、やはり押し寄せる、時の流れに寄る変化を受け入れざるをえなかった「お店」が、マリの極く身近にあったのでした。昨晩、金曜日の冷え込みも尋常でなく、やむない用事が夕方からある為、防寒下着をしっかり着込み、毛織の厚手の上着と、帽子は勿論のこと、裏張りのある長めの皮手袋、毛皮のコートの衿をしっかりと合わせ完全装備で出掛けることに致しました。この日は日本画の先生のアトリエでの、初稽古、初仕事(マリは先生のお仕事のお手伝いを致しております)ですのでお昼過ぎに伺い、お稽古とお手伝いを終え、新年会ということで、先生と軽く乾杯した後、マリのお友達のマダムのお店「女王様のカフェ(勿論本当の名称ではありません)」に打ち揃って出掛けます。タクシーを降り数歩歩きますと、半地下のお店のガラス扉を通して、カウンターの端に腰を下ろすマダムの後姿が見え、ドアに取り付けられたガラスのベルを揺らしながら入りますとマダムの満面の笑顔とともに、カウンター越しに背の高い「女性」の姿がすぐに目に入ります。実は、昨年のクリスマスを持ちまして、体調などの理由からマダムはお店のオーナーを引退し、その後をこのカウンターの中に立つ「女性」、K女史に引き継いでもらったのでした。年齢はマリと然程違わず、マリと同じく黒尽くめの衣装が多く、セミロングの髪型もスタイリッシュなのですが、戸籍上の性別は殿方なのです。このお店を引き継ぐ以前は予備校で理科の講師をしてお出でで、科学好きのマリと先生と趣味や思考が重なることが多く、正直に申しまして初対面では特異な外見(ご免なさいね)に失礼と思いながらも避け勝ちだったのですが、彼(彼女?)の人柄や豊かな知性に徐々に先生共々打ち解けまして、今ではすっかり懇意な間柄となりました。音楽好きで自らお店のピアノの鍵盤を掻き鳴らし演奏することもしばしばで、何よりもこのお店の「女王様」であるマダムの信頼篤く、それゆえ後継者となったのでした。六年間続いたこのお店を閉める決心をした当初、マダムは本当に惑い、思いを募らせ涙を流したそうなのですけれど、悪化する体調やそれに伴う家族の心配など、避けがたい問題を前にやがて気持ちに整理もつき、一次はお店の存続事態を諦めていた状況に、K女史が名乗りを挙げてくれたことに、ほっと安堵したのでしょう。その後の様子は寧ろ晴れやかでさえあり、心配していたマリと先生も胸を撫で下ろし、その日を無事迎えることが出来ました。 そう、お別れと申しましても、マダムにはいつでも会えますし、マリと先生に取りまして、ライブ活動を含め、茅ヶ崎に於ける大切な足掛かりである「女王様のカフェ」を失わずに済んだばかりか、新しい友人を得ましたことは、本当に嬉しいことです。この特筆すべき存在の「マスター(そう呼んで欲しいと言っておりましたので)」は、これからの椿荘日記の新たな登場人物として度々活躍することでしょうね。
January 9, 2006
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今朝は新春の微笑みのような青空が広がっておりました。 年が開け、お正月のおめでたい雰囲気に余り相応しいとは思えない曇天続きでしたので、婚家のお墓参りや、お年始のお客様をお迎えしたりと、忙しいながらも空を見上げる気持ちは些か滅入り気味で、時折お日様が顔を出したときなど、嬉しく窓の外を眺めていると、あっという間に掻き曇り、あまつさえ雪がちらつくなど記録的な寒さの故か、雪が滅多に振らないマリの、この湘南にある地域に、ちらほらどころか、うっすらと積る程のお天気でした。やはり例年以上の寒波が到来というのは間違いではないようです。冬らしいとはいえ、悪天候に少々侘しい思いをしていたところに、僥倖と言うには少しばかり大袈裟ながら、矢張り陽光は嬉しいものでした。とは言え、折角のお天気ですけれど、余りの冷え込みにまたもや心臓が怪しい雰囲気で、今日は好天といえども、お家の中でじっとしていた方がよさそうです。 前回の日記では余り変わらぬ日常と記しましたけれど、やはりいくつかの変化は当然で、そこに幾つかの寂しいお別れがありましたことを申し上げねばなりません。一つは、幾つかのマリが懇意にしていたお店が閉店してしまったことでした。 イギリスから帰国以来、息子が幼かった時分から家族共々しばしば伺って、美味に舌鼓を打った近距離のイタリア料理店が、昨年夏に閉店し(車でしか来店できないという立地条件の為、経営が難しくなったようです)、日頃お醤油やらお味噌を求めていた、江戸時代からの老舗のお醤油屋さんが後継者が居ないことを理由として、昨年末に貴重な看板をとうとう降ろすこととなってしまったのでした。こうやって良心的に運営していたお店がなくなることは格別の辛さと理不尽さを感じざるをえません。そしてもう一件、やはり押し寄せる、時の流れに寄る変化を受け入れざるをえなかった「お店」が、マリの極く身近にあったのでした。 昨晩、金曜日の冷え込みも尋常でなく、やむない用事が夕方からある為、防寒下着をしっかり着込み、毛織の厚手の上着と、帽子は勿論のこと、裏張りのある長めの皮手袋、毛皮のコートの衿をしっかりと合わせ完全装備で出掛けることに致しました。この日は日本画の先生のアトリエでの、初稽古、初仕事(マリは先生のお仕事のお手伝いを致しております)ですのでお昼過ぎに伺い、お稽古とお手伝いを終え、新年会ということで、先生と軽く乾杯した後、マリのお友達のマダムのお店「女王様のカフェ(勿論本当の名称ではありません)」に打ち揃って出掛けます。タクシーを降り数歩歩きますと、半地下のお店のガラス扉を通して、カウンターの端に腰を下ろすマダムの後姿が見え、ドアに取り付けられたガラスのベルを揺らしながら入りますとマダムの満面の笑顔とともに、カウンター越しに背の高い「女性」の姿がすぐに目に入ります。 実は、昨年のクリスマスを持ちまして、体調などの理由からマダムはお店のオーナーを引退し、その後をこのカウンターの中に立つ「女性」、K女史に引き継いでもらったのでした。年齢はマリと然程違わず、マリと同じく黒尽くめの衣装が多く、セミロングの髪型もスタイリッシュなのですが、戸籍上の性別は殿方なのです。 このお店を引き継ぐ以前は予備校で理科の講師をしてお出でで、科学好きのマリと先生と趣味や思考が重なることが多く、正直に申しまして初対面では特異な外見(ご免なさいね)に失礼と思いながらも避け勝ちだったのですが、彼(彼女?)の人柄や豊かな知性に徐々に先生共々打ち解けまして、今ではすっかり懇意な間柄となりました。音楽好きで自らお店のピアノの鍵盤を掻き鳴らし演奏することもしばしばで、何よりもこのお店の「女王様」であるマダムの信頼篤く、それゆえ後継者となったのでした。六年間続いたこのお店を閉める決心をした当初、マダムは本当に惑い、思いを募らせ涙を流したそうなのですけれど、悪化する体調やそれに伴う家族の心配など、避けがたい問題を前にやがて気持ちに整理もつき、一次はお店の存続事態を諦めていた状況に、K女史が名乗りを挙げてくれたことに、ほっと安堵したのでしょう。その後の様子は寧ろ晴れやかでさえあり、心配していたマリと先生も胸を撫で下ろし、その日を無事迎えることが出来ました。 そう、お別れと申しましても、マダムにはいつでも会えますし、マリと先生に取りまして、ライブ活動を含め、茅ヶ崎に於ける大切な足掛かりである「女王様のカフェ」を失わずに済んだばかりか、新しい友人を得ましたことは、本当に嬉しいことです。 この特筆すべき「マスター(そう呼んで欲しいと言っておりましたので)」は、これからの椿荘日記の新たな登場人物として度々活躍することでしょうね。 -- Outgoing mail is certified Virus Free. Checked by AVG Anti-Virus (http://www.grisoft.com). Version: 7.0.269 / Virus Database: 267.14.15 - Release Date: 2006/01/06
January 7, 2006
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平成14年から書き始めたこの日記を、昨年五月にちょっとした切掛けで中断し、いつの間にか翌年、この平成18年の一月を迎えてしまいました。日記の掲載を止めるかどうかひとしきり悩んだのですけれど、拙いながら楽しみ、歓びを覚えながら続けたこのサイトを閉めるのは忍びず、やはり今一度とキーボードに向かってみることに致しました。気がつけば世の中は空前の「ブログ」ブームとのこと。マリのこのささやかな呟きなどにお耳をお貸し下さる奇特な方がまだいらっしゃると信じつつ、実に八ヶ月ぶりの日記を付けてみましょうか。そう、最近の暮らし振りなどが一番良いかもしれませんね。そういった意味では昨年と余り変わりはありませんけれど、この「椿荘日記」を書き始めたころは中学生だった息子は、今やこの四月に進級し高校二年生の生活を待ち受ける、心身共に少年から青年と申し上げましても不思議ではない年齢となりましたし、夫も昨年三月末を持ちまして、長きに渡って職を奉じていた企業を早期退職し、今も黙々と次に控える技術者としての飛躍を睨み、準備と研鑽を続ける日々です。そしてこの日記に於いてもうお一人、重要な登場人物である、敬愛して已まない先生、マリの日本画の師匠である「先生」も勿論御健在で、以前よりも増えた仕事を前に相変わらず頭を抱えて(?)お出でです(笑)。そう、実はもう「一人」、今はこうして日記を書くマリの傍らで、可愛らしい三角の頭を寝床のタオルに埋めてぐっすり寝ている、9ヶ月の雄の猫「栖鳳(せいほう、と読みます。由来はまた何れお話致しましょう)」が新しく家族に加わりました。でも残念なことに、この子はマリが5月に自宅近くの川岸で拾った子猫ではありません。このお話はまた機会を得て、触れることとなるでしょうけれど、今は敢えて控えさせて頂きますね(このお話を始めますとすっかり長くなってしまいますので)。こうして思い返しますと、やはり時は確実に流れているようです。今は暖かい部屋で、大好きなスコッチソーダを頂きながらの記述ですので、書き始めより随分と寛いで来たようで、ぎこちない書き出しなど修正しつつ進めて行きますと、始めた頃の胸が躍るような感覚が蘇って参ります。自分の書いた文章、「日記」を人様にお見せして、感想を頂き、意見を交えるなど今まで経験の無かった事で、様々な方とお知り合いになり、良い刺激を受けつつ、綴り続けたこの「椿荘日記」はやはりマリの宝物なのでしょうね。今度こそゆっくりと、たとえ途切れ途切れでも、日々の楽しみとして続けて行きたいと願っております。趣味や暮らし、大好きな音楽など、どうぞマリの打ち明け話を、聞きにいらして下さいね。
January 5, 2006
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