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くまんパパ はるまちびとひとはみなおくりおくられおくりびとはるまちびとの面輪なりけりほのかなる紫微の光の北辰ポラリスはわれらを見つむ秘めがたきかな見わたせばくれなゐにほふ寒椿はた山茶花の冬のあかとき *1ひたむきに生きよと告げて篤姫の夫つま逝きし現千代田区千代田ああ俺は晩稲おくてに過ぎた早稲なりし小島ゆかりとほぼ同い年ほんたうにうれしいときは笑はないおいしいときも恋するときもちまたではクリスマスねと寂しげに基督者クリスチャンなる吾妹子謂へり今でいふデニムショーパン少年はラヂオ作りに神を見てゐきくま君は禁欲的アセティックねと初恋の君に言はれぬ 表向きはねコスプレがやりたかりけり文学がやりたかりけり あ、これ等価か月なんか行く必要はなかつたね地動説さへ無用の御沙汰竹中と金子勝の応酬はおほむね互角 神の手見えず *2商人あきひとの鑑かがみと思ふジャパネット高田明は神にありけるサラ・ヴォーン「バードランドの子守唄」聴く午前二時 締切り間際在日の☆なる朋が韓国の将来像を我に問ひ来ぬひねくれた娘のごとくかはゆくてたまらないんだサンダルの君*1 藤原定家「見わたせば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋のゆふぐれ」(新古今和歌集 363)*2 「神の見えざる手」アダム・スミス「国富論」著作権を有します。© 2009 Kumanpapa Daddy Bear All rights reserved.
2009.02.26
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くまんパパ 「短歌人」3月号掲載作品ひたむきに生きよと告げて篤姫の夫つま死にし現千代田区千代田ああ俺は晩稲おくてに過ぎた早稲なりし小島ゆかりとほぼ同世代今でいふデニムショーパン少年はラヂオ作りに神を見てゐきコスプレがやりたかりけり文学がやりたかりけり あ、これ等価か商人あきひとの鑑と思ふジャパネット高田明は神にありけるサラ・ヴォーン「バードランドの子守唄」聴く午前二時 締め切り間際* 1月号掲載の拙作「スコッチを炭酸ソーダで割れば蘇る鐚銭小路ペニーレインの青かりし空」が、3月号「Selection」欄に選出されました。著作権を有します。© 2009 Kumanpapa Daddy Bear All rights reserved.
2009.02.25
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日本映画「おくりびと」が、映画界最大の祭典・米アカデミー賞の外国語映画賞に輝き、世界映画の頂点に立ったことは、紛うことなき快挙であり、日本の誇りである 慶賀の念に堪えない。滝田洋二郎監督、本木雅弘さん、広末涼子さんはじめ、多くのキャスト・スタッフの皆さま、本当におめでとうございました~っ!!この映画をきちんと評価するとは、アメリカ人も、なかなかやるもんだね~(笑)■第81回米アカデミー賞オフィシャルウェブサイト(英文)先日の記事で、「嵐」の大野君のダンスを絶賛したばかりだが、ジャニーズ事務所の大先輩(現在は独立)の、あのヤンチャだったシブガキ隊のモックンが、世界の MASAHIRO MOTOKI になっつまったよ~ん!!モックンも広末涼子ちゃんも、アイドル出身でありながら、今や堂々たる役者になったね~♪この映画の企画・原案自体がモックンの発案だったというところが、一番の驚きだった。一種のプロデューサー的才能もあることを示したね。モックンはさらにこの秋から、昭和の大作家・司馬遼太郎の代表作を原作とする、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」の主演も控えている。・・・このドラマの登場人物で、明治の大歌人・大俳人の正岡子規を神のごとく仰ぎ見る僕としては、絶対に見逃せない。さて、こちら「おくりびと」は、日本人の死生観を、山形・庄内地方の美しい風景とモデレート(穏やか)なユーモアに包んで見事に表現し、世界に認められたということのようだ。確かに、この短い予告編を見ているだけでもウルウルして来る。そういえば、名作「ゴッドファーザー」で、長男サンティアゴ(ソニー、ジェームズ・カーン)が銃弾の嵐を浴びてむごたらしく殺され、ドン・ヴィトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)が葬儀屋に、「頼むから彼(遺体)をきれいにしてやってくれ。・・・このままでは母親に見せられん」と言って、全編の中でほぼ唯一慟哭する名場面があったのを思い出した。イタリア人と日本人の感情って、似てるのかな~と思った。・・・ただ、実は僕は「おくりびと」を恥ずかしながらまだ見てないので、マスメディアの受け売りで今エラソ~にあれこれ書くのは自粛しておきます~それにしても、歌詠みの端くれとして言うと、「おくりびと」ってタイトルは、絶品だなあ。葬送を指して、古来「野辺の送り」という雅な言葉があるのを思い出した。純粋に言葉としてだけ見ても、美しいよね~。もともとは「納棺夫日記」という仮題だったようだが、事実上の原作者の青木新門さんという納棺師さんとの細かい調整が出来ず、大人の事情で「おくりびと」になったという。これは、かえって怪我の功名だったと思われる。誰もみな、おくり、おくられ、おくりびと。近いうちに本編を必ず見るつもりだ。ところで、日本勢ダブル受賞となった、短編アニメーション部門の「つみきのいえ」もおめでとうございます。加藤久仁生監督の受賞スピーチの締めの「ドモアリガト、ミスターロボット」には笑えた~。これは僕ら中年世代には懐かしい、ロックグループStyx(スティックス)の、当時の日本人を揶揄した作品“MR.ROBOTO”の一節だった。■「おくりびと」オフィシャルウェブサイト■国内地方紙47NEWS関連記事■「おくりびと」映画評■映画生活「おくりびと」評■米ロサンゼルス・タイムズ「日本の『おくりびと(Departures)』外国映画で驚きの勝者」Los Angeles Times;Japan's 'Departures' is a surprise winner for foreign film(英文) おくりびと おくりびと ノベライゼーション おくりびと オリジナル・サウンドトラック
2009.02.24
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たきび 巽聖歌(たつみ・せいか)かきねの かきねのまがりかどたきびだ たきびだおちばたき「あたろうか」「あたろうよ」きたかぜ ぴいぷうふいているさざんか さざんかさいたみちたきびだ たきびだおちばたき「あたろうか」「あたろうよ」しもやけ おててがもう かゆいこがらし こがらしさむいみちたきびだ たきびだおちばたき「あたろうか」「あたろうよ」そうだんしながらあるいてく作曲:渡辺茂日本放送協会(JOAK、現NHK)子供テキスト(昭和16年12月刊) 山茶花
2009.02.23
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栃木・宇都宮市東戸祭の祥雲寺にて、けさ写す。早咲きの梅の花が咲きましたが、きのう降った雪と雨で、花びらが少々傷んでしまったようです。・・・「花に嵐」のたとえは、桜ばかりじゃなかったようで。日を改めて、また撮ります~
2009.02.21
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ジャニーズ事務所のタレントたちの日々の努力と実力がモノスゴイということは、いかな中年男の分際といえども、かねがね承知しているところだ。大きな声ではいえないが、僕はSMAPの曲がけっこう好きで、「がんばりましょう」以降のCDはかなり持っている。「セロリ」「ダイナマイト」「夜空ノムコウ」「らいおんハート」などは特に名曲だと思う。ただ、「世界に一つだけの花」は、もちろん名曲だとは思うが、槇原敬之の歌詞の“思想臭”みたいのが若干鼻につき、ちょっとビミョ~な感じ。前回のクラス会では、公安警察幹部になっている同級生と、治安情勢の話の合間に(笑)「夜空ノムコウ」を熱唱して、心に沁みるものがあった。次回は「らいおんハート」を唄ってみたい「セロリ」も好きなんだけど、香取慎吾くんの唄うラップのパートがおっそろしく難しそうで、事前に相当な特訓を要するな~と思う。V6やKinKi Kidsなど、彼らの後輩たちも頑張っているのだが、なにしろSMAPとTOKIOの両雄が痞(つっか)えているので、なかなか上に行けないといったところか。そんな中、何気なくネットサーフィンをしていて、人気グループ「嵐」のリーダー・大野智(おおの・さとし)のステージ動画に突き当たり、一見して驚愕したので、とりあえずご紹介する。何これ~っ!!「神、降臨」と言っても大げさじゃないぐらいのレベルではないか。当ブログの愛読者層の平均年齢は、たぶん比較的高めなので、今の若えもんの実力に、皆さんきっとビックラこきますだよ。このユーチューブ動画からリンクされている関連動画も、どれを取ってもすばらしい。先代の中村勘三郎は「踊りの神様」と呼ばれたが、大野くんは「ダンスの神?王子?」たくさん付いているコメントの中でも、> 黒人並みのダンスセンスだ。知らなかった。バラエティでいじられてる人だと思ってた。・・・ってのが特に笑えた全く同感。不勉強でした~。いつもナイスなボケ役で和ませてくれる、ただの愉快なお兄ちゃんだと思っていたが、まさか本業の方でこれほどスゴイとは~・・・お見それいたしやした振付(コレオグラフィー)も全部自分でやっているらしい。まさにプロフェッショナル。オヂサン脱毛、いや、脱帽
2009.02.20
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北関東の当地では、けさ未明から雪が降りましたが、朝方には雨に変わってしまい、ほとんど積もりませんでした。雪ダルマを作れるかな~と楽しみにしていた幼い娘たちは、ちょっとガッカリしてます~
2009.02.20
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみはふと見てほしくおもふ物辛からくはかりて手に入れしとき志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん 終楽しいのは、ふと目に留まって欲しいと思っていた物を辛うじてやりくりして手に入れた時。註辛くはかりて:辛うじて図って。何とか金の工面をして。* 以上、和歌史上に銘記される名作「独楽吟」連作52首のご紹介でした。
2009.02.19
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは野山のさとに人遇あひて我を見しりてあるじするとき志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、旅先の野山の里でたまたま人と遇ってその人が私を見知っていて、もてなしてくれる時。註あるじする:主となって客人を接待する。もてなす。
2009.02.18
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは野寺山里のでらやまざと日をくらしやどれといはれやどりけるとき志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、野寺や山里を歩き巡って一日を過ごし、知った人に泊まっていけと言われて泊まった時。
2009.02.17
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは数ある書ふみを辛からくしてうつし竟をへつつとぢて見るとき志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しみは、たくさんの文献をやっとのことで辛うじて写本し終えて、綴じて見る時。
2009.02.17
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは鈴屋大人すずのやうしの後のちに生れその御諭みさとしをうくる思ふ時志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しみは、本居宣長先生の後に生まれそのお諭しを受けたと思う時。註鈴屋大人すずのやうし:国学の大成者・本居宣長。
2009.02.17
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは蝦夷えみしよろこぶ世の中に皇国みくにわすれぬ人を見るとき志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しみは、異民族の文化を喜ぶ世の中に日本の伝統を忘れない人を見つけた時。
2009.02.17
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは神の御国みくにの民として神の教へをふかくおもふとき志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん註「日本は天皇を中心とする神の国」という森喜朗元首相の発言みたいだが、明治維新を思想的に主導した国学者の一人として、神道は橘曙覧の根本思想であった。
2009.02.17
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみはほしかりし物銭ぜにぶくろうちかたぶけてかひえたる時志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、かねてから欲しかった物を巾着(財布)を逆さに傾けて、やっと買えた時。
2009.02.16
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは庭にうゑたる春秋はるあきの花のさかりにあへる時時ときどき志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しみは、庭に植えた春秋の花の盛りに命あってまた逢えた時々。 栃木・宇都宮市内で、昨年3月3日と18日に撮影。
2009.02.15
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは好よき筆をえて先まづ水にひたしねぶりて試みるとき志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、いい筆を手に入れて、先ず水に浸し舐めて筆おろしをする時。註ねぶる:「舐める」の意味の古語。
2009.02.15
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみはわらは墨するかたはらに筆の運びを思ひをる時志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、子供たちが墨を磨っている傍らで運筆を思いめぐらしている時。
2009.02.15
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは衾ふすまかづきて物がたりいひをるうちに寝入りたるとき志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、蒲団にもぐって寝物語をしているうちに寝入ってしまった時。註衾ふすま:「ふとん」の雅語的表現。かづく:「潜る」「かぶる」意味の古語。「物がたり」の相手が、妻か子供らか、あるいはその両者なのかは、原文からははっきりしないが、いずれにしても家族を詠んで微笑ましい一首である。
2009.02.14
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは田づらに行きしわらは等らが鋤鍬すきくはとりて帰りくる時志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、田んぼのあたりに行っていた我が子らが鋤や鍬を手に取って帰って来た時。註自家の田畑で、子供たちが甲斐甲斐しく草取りの手伝いでもしてきたのだろうか。農薬が未発達の当時、萌え出る雑草の処理は大変な作業だった。
2009.02.14
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみはいやなるひとの来たりしが長くもをらでかへりけるとき志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、嫌いな人が来たものの長居もせずに帰って行った時。
2009.02.13
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは小豆の飯いひの冷えたるを茶漬てふ物になして食ふ時志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、小豆ご飯の冷えたのを茶漬けというものにして食べる時の野趣。
2009.02.13
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみはつねに好める焼豆腐うまく烹にたてて食はせけるとき志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しみなのは、かねがね好物の焼豆腐を妻が上手く料理して食べさせてくれた時。
2009.02.12
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは木の芽煮やして 大きなる饅頭まんぢゆうをひとつほほばりし時志濃夫廼舎しのぶのや歌集 「独楽吟どくらくぎん」連作楽しいのは、香ばしい茶を淹れて大きな饅頭をひとつ頬張った時。註* 原文の「にやす」には、さんずいに「論」の字の旁(つくり)の文字が使われていますが、ネット上で表示できないので、やむなく「煮やす」と表記します。木の芽(を)にやす:茶を淹(い)れることの雅語的表現。茶を熱湯で濾し出す。「煮やす」には「業を煮やす」などの成句もある。
2009.02.11
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみはたのむをよびて門かどあけて物もて来つる使ひえし時志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、「お頼み申す」と家の者を呼んで、門をあけて到来物を持って来た使いを受けた時。註たのむをよぶ:他家や他所を訪れた際に、最初に「頼もう」などの挨拶をすること。
2009.02.11
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは明日あす物くるといふ占うらを咲くともし火の花にみる時志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、明日戴き物があるという占いを咲いた灯火の花に見る時。註当時、燈火の芯が花のように咲いて見えた時には、翌日良い到来物があるという俗信があったという。現在でも言う「茶柱が立つ」などの類いの縁起担ぎであろう。占(うら):「占い」の古語。「うらない」の「ない(なひ)」は「行い」「商い」などと共通の、継続的動作を示す造語成分。
2009.02.11
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは人も訪とひこず事もなく心をいれて書ふみをみる時志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、人も訪ねて来ず、何も変わった事もなく熱中して書を見ている時。
2009.02.11
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは三人みたりの児こどもすくすくと 大きくなれる姿みる時志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、三人の子供がすくすくと大きくなってきた姿を見ている時。註三人の児ども:今滋、咲久、早成。
2009.02.10
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは機はたおりたてて新しきころもを縫ひて妻めが着する時志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、わざわざ機織りをして、新しい着物を縫って、妻が着せてくれる時。註たて:わざわざ・・・する。cf.「言い立てる」「荒立てる」。■橘曙覧の世界
2009.02.10
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは家内やぬち五人いつたり五いつたりが風だにひかでありあへる時志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいことは、家族五人が五人とも風邪さえ引かず(まして重い病気などはせず)揃っている時。
2009.02.10
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは客人まれびとえたる折しもあれ瓢ひさごに酒のありあへる時志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、突然の客が訪ねて来た折も折、瓢箪に酒がたまたまあり合わせた時。註客人(まれびと):語源は「稀人」。まれに来る人の意。音便化して「まらうど(まろうど)」とも訓ずる。
2009.02.09
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみはとぼしきままに人集め酒飲め物を食へといふ時志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、乏しいなりに人を集め酒を飲め、物を食えと言っている時。
2009.02.09
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは湯わかしわかし埋うづみ火を中うちにさし置きて人とかたる時志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、湯を沸かし沸かし灰に埋もれて半ば消えかかった炭火を火鉢の中に抛って置いてしみじみ人と語らっている時。
2009.02.08
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは昼寝目ざむる枕べにことことと湯の煮えてある時志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、昼寝から目覚めた枕辺にことことと鉄瓶の湯が煮え滾(たぎ)っている時。
2009.02.08
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近所で、けさ写す。これは5日(木)の昼下がりの惨事だったようで、外壁こそかろうじて残りましたが、内部はほぼ全焼だったようです。翌日の地元新聞によりますと、82歳のお年寄りの一人住まいだったようですが、犠牲者は出なかった模様です。現場は、僕の母校の小学校のすぐ近くの住宅密集地で、子供の頃からよく知っている庭みたいな場所です。隣接している栃木県庁前通りというメインストリートが通行止めになるなど、現場周辺は、当日大騒ぎだったようです。空気が乾燥している季節です。お互いに、くれぐれも火の元には気をつけましょうね~っ!!
2009.02.08
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近所で、けさ写す。
2009.02.08
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは昼寝せしまに庭ぬらしふりたる雨をさめてしる時志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、昼寝をしていた間に庭を濡らし降った雨を目覚めて知った時。註小野小町の名歌「花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせし間に」(古今和歌集113、 小倉百人一首9)や、「うたた寝に恋しき人を見てしより夢てふものは頼みそめてき」(古今和歌集553)などの本歌取りと思われる(くまんパパ説)。 松岡映丘「うたたね」
2009.02.07
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは心をおかぬ友どちと笑ひかたりて腹をよるとき志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、気のおけぬ友同士と笑い語り合って腹をよじって抱腹絶倒する時。
2009.02.07
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは炭さしすてておきし火の紅あかくなりきて湯の煮ゆる時志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、炭を注(さ)し捨てておいた火が真赤に熾(お)きてお湯が沸く時。註おき:「置き」と「(火が)熾きる」を掛けている。
2009.02.07
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは銭ぜになくなりてわびをるに人の来たりて銭くれし時志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、金がなくなって侘しい思いをしているところに人が来て金をくれた時。註揮毫などの潤筆料。昔の文人墨客(ぶんじんぼっかく)には、こういう臨時収入があった。
2009.02.06
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは世に解きがたくする書ふみの心をひとりさとり得し時志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、世に難解だとされる書物の真髄を独りでに理解し会得した時。
2009.02.06
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日頃、日本の悪口ばかりせっせと書いている、韓国を代表する反日ゴシップ新聞「中央日報」が、何をトチ狂ったのか、たまにステキな記事を書くことがある「日本料理は世界最高、西洋で韓国料理といえば」という記事もその一つ。これはなかなかいい記事だね~天下のミシュランガイド社長、ジャン・リュック・ナレ氏へのインタビュー記事である(・・・ただ、韓国語が読める事情通のコメントによると、日本語訳は若干情報操作されているとのこと)。もっとも、日本に擦り寄って経済援助を引き出そうとする魂胆があるとしたら願い下げですから、そこいらへんのとこは何とぞよろしくご賢察下さいね~我が国といたしましては、IMF(国際通貨基金、インターナショナル・マネー・ファンド)を通じて、すでに十分な手は打ってありますから~、以上です、ハイ美食家(グルマン)が一致して認める、世界最高水準のフランス料理に深甚な影響を与え、ついには「ヌーベル・キュイジーヌ(新潮流の料理)」を生み出させるまでに至った日本料理/和食が、これまた世界最高水準であることは、わざわざ言われまでもない自明な事実だが、まあ韓国の新聞が改めてそう書くのなら、読んでやってもいいだろう(・・・傲慢?)。ただ、竹島はさっさと返してよね(・・・関係ないけど)。
2009.02.06
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは書ふみ読み倦うめるをりしもあれ声知る人の門かどたたく時志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、読書に飽きた折も折、声を知っている人が訪ねて来て門を叩く時。
2009.02.03
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは雪降るよさり酒の糟かすあぶりて食くひて火にあたる時志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、雪降る夜に酒粕を炙って食べて火鉢の火に当たっている時。註よさり:夜が来ること。転じて、夜そのもののこと。「さり」は動詞「さる」の連用形体言。「さる」は、現代語「去る」の語源だが、古くは方向を問わず移動することを指し、多くの場合「来る」の意味に用いられた。英語「come」の用法と似ている。
2009.02.03
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみはそぞろ読みゆく書ふみの中うちに我とひとしき人をみし時志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、何気なく読んでゆく書物の中に私と志(こころざし)が同じ人を見た時。註伊勢物語「思ふことただにぞ言はでやみぬべき我と等しき人しなければ(思うことをそのまま言はないで自重すべきだね、私と同じ人はいないのだから)」の本歌取り。
2009.02.03
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大成功裡に完結した昨年の「篤姫」に続き、今年のNHK大河ドラマ「天地人」も、ここまで視聴率は絶好調で推移しているという。データは→こちらです~ 第4回「年上の女」は26.0%。■NHK「天地人」公式ウェブサイト僕も3回目からハマって、5回目まで見て、とっても楽しんでいる。確かに面白い。主演の妻夫木聡の芝居も、躍動感があって楽しい。これから1年弱かけて、次第に重厚な年輪が刻まれてゆくのだろう。その過程も楽しみ~。ロッカーにして、最近は歴史評論家(?)でもある吉川晃司の信長、いいっ!!あの、あまりにも有名な信長の肖像画から抜け出て来たみたいだ。広島出身で吉川といえば、もちろん彼の中にも戦国武将・毛利元就の血が伝わっているのだろう。今回はそのご先祖の敵方・サル殿のお屋形様の役、真っ向アウェーの不思議なめぐり合わせ。「結婚できない男」だった阿部寛は、今や結婚しない謙信だ~ビックラこいたのは、病気がちな兼続の生母(聖母?)お藤の方の田中美佐子。も~、猛烈にタイプです~!!ヒ~、このオヂサン殺し~!いつの間にこんないい女になってたんだ~!?・・・毎週うっとり見とれてまする~。ただ、歴史や大河ドラマ通の皆さんに言わせると、時代考証がメチャクチャだったり、役者の演技が軽量級だったりと、ツッコミどころ満載であるらしい。通のたまり場は→こちらです~しかし、皆さんお詳しいな~。え~? 長沢まさみの初音って、真田幸村のお姉さんなの~っ!?しかも、妹から姉に設定が変更になったって、そんなのアリ~!?(・・・すいません、ネタばれでした?)通というより、歴史オタクの皆さんというべきか。まあ考えたら、去年の皇女・和宮さまも明治天皇の叔母さまだったりして、歴史のつながりってスゴイよね。僕なんか(皆さんもそうだろうけど)、直江兼続って人自体をよく知らなかったぐらいで(「直江状」という、徳川家康を激怒させた書状の逸話が、これまでも大河にチョコチョコ出てきたので、名前だけは知っていたが)、上杉家内部の人間模様なんて今回初めてドラマで勉強してるようなもんだ。・・・で、この記事の結論ですかい?別にありません短歌人「4月号」の原稿締め切りが迫って来て、個人的に緊迫してきているところなので、今日のところはこの辺で~
2009.02.02
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみはまれに魚うを烹にて子等こら皆が うましうましといひて食くふ時志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん連作楽しいのは、たまに魚を煮て子供ら皆が「うまいうまい」と言って食べている時。註作者・橘曙覧には男の子ばかり三人の子がいた。長男の井出今滋(いで・いましげ)は、明治維新後教育畑を歩み、のちに山梨県師範学校(現・山梨大学教育人間科学部)校長。明治天皇の行幸(ぎょうこう・みゆき)の供奉(ぐぶ・お供)などを務めた。また、父・曙覧の遺稿をまとめ、「志濃夫廼舎(しのぶのや)歌集」として明治11年(1878)上梓。明治の俳人・歌人正岡子規などの激賞を受け、近代短歌の魁(さきがけ)と目されるに至った。
2009.02.02
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは門かど売りありく魚うを買ひて烹にる鍋の香かを鼻に嗅ぐ時志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しみなのは、門前を売り歩く行商人の魚を買って妻が煮炊きする鍋の香りを鼻で嗅いでいる時。註ありく:「歩く」の古語。「魚」も、ここではもしかすると上古語「いを」と読ませるのかも知れない。烹にる:調理・調味して煮る。割烹(かっぽう)する。
2009.02.02
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみは物識人ものしりびとに稀まれにあひて古いにしへ今を語り合ふとき志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しみは、物識りな人と稀に出会って今昔(こんじゃく)のことを語り合う時。
2009.02.02
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橘曙覧(たちばなのあけみ)たのしみはあき米櫃こめびつに米いでき今一月ひとつきはよしといふとき志濃夫廼舎しのぶのや歌集 独楽吟どくらくぎん楽しいのは、空だった米櫃に米の蓄えが出来、あとひと月は大丈夫だという時。
2009.02.01
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