リバーサイド・カフェ
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先月末に下御霊さんの祭りを取り上げましたが、その追記を書こうと思いながらイベントや雑務に流され、1か月近くが過ぎ去りました。現代の寺社仏閣は時代の変遷によって、とても苦しい経済状況下に置かれているようです。政権分離された戦後以降、政治的なバックアップがなくなったのも大きいでしょうが、天災、病疫、健康、経済など、科学や医療や学術の発展に伴って、人々が寺社に頼ることが少なくなったことも一因と考えられます。経済的支えとなる檀家さんも年々少なくなり、今では観光や駐車場経営、恋愛、受験、金儲け、災難避けのお守りでなんとか糊口をしのいでいるようですね。<写真:年代を経た樹の根が灯篭や石碑などを覆す>この下御霊さんも平安時代からの長い歴史を持ちながら、今では建物の維持管理もままならず大変そうなご様子。塀は瓦が落ち、歪んで道側に崩れ落ちそうになっている。門扉は腐って崩れ、プラスチックの波板で補修され、崩れた灯篭は散乱している。見事な漆喰飾りのある神輿倉もその壁は剥がれ落ち、屋根瓦には雑草が生い茂る、という、なんとも哀れな風情。<写真:崩れかけた土塀、門扉は簡素な板戸と鉄パイプ><写真:江戸期に作られた神輿倉の扉は外れかけ、壁は落ち、屋根には雑草が...あれ?雑草は抜けばいいのに...。(やる気あんのかな?)>昨年、さすがに応急処置が施されて危険性はなくなりましたが、本殿の屋根が木製カバーで覆われたのは修理のためでなく、修理までのボロ隠しのようです。かっての隆盛の歴史があるだけに、その落差にはもののあわれさえ感じる次第です。そこで、下御霊さんの社殿修復事業が持ち上がりました。これにかかる費用は3億円。府や市や保護基金に「期待」する額を除いても2億数千万円が必要。それを広く寄付を募るという。我々近隣の町内も5年にわたって数千円ずつの寄付の徴収があります。しかしそれでとても足りないように思います。テレビのチャリティみたいにうまく行くわけでもなし、どうするんだろう?そういえば一昨年に社務所に行って娘の名前で3万円寄付してきた事を思い出しました。ちょうど定期が満期になって気が大きくなっていた時でした。その時控えも何もくれなかったので、忘れないようここに書き留めておきましょう。誰にも言ってないし。娘にも言っとかなくっちゃ。いや、言ったらそれより小遣いの方がいいのにと安月給の愚痴をこぼされるかもしれません。まあ、京都に仮住まいする身としての、せめてものお布施です。梨木神社が参道をマンションに分譲したという話はこのブログでも取り上げましたが、TVや新聞でもニュースになっていました。気になるので、先日行ってみると建物はもう完成してました。意外にも3階建ての和風のシックな建築で、けっこう環境に馴染んでました。気になった鳥居前はさすがに出入り口は作らず、壁が続いていました。本殿側の鳥居前も壁で、2階と3階のベランダが。ここに住む人は毎日、この有難い景色を眺めて暮らすんでしょうなあ。この件については参道にマンションなどけしからんと非難轟々でした。しかし破産する神社も出ている昨今、梨木神社側としても生きるか死ぬかの瀬戸際だったらしく、反対する神社本庁からも脱退し、定期借地権というかたちで土地を貸出し、その収益で運営していくとのことです。これだけ難しい問題を、他人が無責任にあれこれ言うべきではないでしょうね。消えてゆく歴史資産のそれぞれの事情は理解出来ます。しかし、いやだからこそ、将来も京都が文化資産で食って行こうとするなら、政治的、経済的面での強靭な権限を持って打開策を打たない限り、京都の崩壊は止められないでしょう。そうしないと、京都は自らの体を食い尽くして滅びて行くような気がします。氷河の崩壊を見るようです。<追記> 201506303-4日後に新聞チラシが入ってました。あと1戸の募集です。70平方メートルで7500万円弱。京阪電の駅やアニメで人気の出町商店街まで15分、てところですが、毎日、梨木神社の名水「染井の水」が飲めます。こうして敷地図を見るとマンションは1/4を占めていますね。
2015/06/22
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