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このところNHKの大河ドラマの舞台が群馬に移り、生糸産業が出てきました。じゃあ、あの話も出るかなと注目してますが、ここまで子細な話は出ないかもしれませんね。それは生糸の印紙の話題。これです。<生糸の鉄砲造用-中結印紙(製造人が封印)><生糸の鉄砲造用-化粧紙印紙>世界最大の印紙でもあります<生糸の鉄砲造梱包>図のように、印紙を生糸に巻きつけて出荷しました。写真の上の方の細長い紙が父の切手コレクションに交じっており、いったい何だろうと調べてみてわかりました。父は印紙もコレクションしていたのです。(実物は横浜に残して来たので、写真は古谷厚一氏編集の「日本印紙カタログ」より拝借しました)生糸については、すでに江戸末期より欧州への重要な輸出品目でした。と言うのも、欧州では蚕の疫病のために養蚕業が全滅に近いダメージを受けていたからです。また中国がアヘン戦争などで政情が安定してなかったこともあり、日本からの輸出量は年々増大していきました。生糸の品質に関しても評価が高く、欧州では良質な生糸のことをマイバシ(前橋のこと)と呼んでいた程です。また、蚕の卵をボール紙に貼りつけた「蚕種(さんしゅ)」と言われるものも需要が高く、年間に100万枚も輸出されていたそうです。ところが蚕種も生糸もあまりに売れるのものだから偽物や粗悪品が出回ります。死んだ卵やゴマを塗り付けた蚕種とか、粗悪な糸を混ぜたり、重さをごまかしたりした生糸が増加して、大きな問題となっておりました。これを防ぐため明治政府は役所を置き、制度を整えて信用を取り戻そうとします。この時発行されたのが「蚕種免許印紙」(明治5年)と「生糸印紙」(明治6年)なのです。品質検査と徴税の印しです。これが日本における印紙の初まりなんですね。維新後の日本を立て直すためには、実に様々な苦労があったようです。テレビはストーリーだけを楽しむのも面白いですが、その時代背景に思いを馳せるのも興味深いことです。参考:古谷厚一氏編集「日本印紙カタログ」ほとんど収集家がいない印紙をまとめた貴重な資料です。
2015/11/23
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先日(ずいぶん経ちましたが)、蓄音器の話をしましたが、その時オーディオの歴史を探していて見つけたのがこの動画。オーディオの変遷を日本の歴史に例えたこじつけドキュメントです。「#27 狩猟から稲作へ 原始オーディオ文化の黎明」 (約18分)内容は、・オーディオ校倉造、レンガによる高床式スピーカー・レンタルレコードの勃興による「飛鳥えす文化」・レコードが廃れ、ナガオカ京からカセッ都への遷都・釈迦シャカ三尊像にみられるウオークマンの繁栄 などなど馬鹿らしいたとえでありながら、どこか、なるほどと納得させる深い考察と冴えた切り口が素晴らしい。よく練られている。見付けたのがニコニコ動画だったので、出典元が不明のため、いろいろ探したら、YOU-TUBEにもあり、「カノッサの屈辱」という番組だったことが判明。25年も前にフジテレビの深夜に放映されてました。「カノッサの屈辱」という番組名は知ってましたが、意味不明のタイトルなので、どうせくだらない番組だとアタマから敬遠してました。こんな内容と知っていたら絶対ビデオに撮ってたはずなのに。まことに残念だ。でもそういえば、その頃は娘が生まれた時期で、私は終電車で帰宅する毎日。テレビを見る余裕はほとんどなかったけれど..。そして制作元を探ったら「ホイチョイ・プロダクション」でした。漫画「気まぐれコンセプト」は笑わせてくれましたね。1980年代に発行され、広告代理店マンを通した業界ネタで時代のトレンドをうまく取り扱い、大変ウケました。彼らは「タイムマシンはドラム式」などの映画も作ってますね。なるほど、あの人達が作ってたのか。<漫画「気まぐれコンセプト」>さて、この「カノッサの屈辱」の内容を見れば、#01 ホテル四大文明の謎#04 デパート大航海時代#13 インスタントラーメン 帝国主義国家の宣戦#14 古代シャンプー王朝の黎明とヘアニズム世界#20 戦乱の世 お笑い武将の萌芽と栄華#28 のど飴積分法 未知数の謎を解く#34 幕藩・酒場改革史 婦女子の流入と台頭#35 お風呂戦国時代 下克上から娘封建社会へなど様々なものを取り上げています。これら42話は1990から1991年にわたって放映されてます。放送終了後も人気は続き、2000年に入ってからも特別編が作られてます。その幾つかはYOU-TUBEにアップされてますので、興味ある人は消されないうちにご覧ください。DVD出てたら欲しいなあ。VHSでは発売されてるようだけど、もう使えないし。この手のくすぐりは私のツボにはまって、笑いをこらえるのに苦労しましたが、最近はこのようなセンスの、手の込んだ番組を見ることがないので淋しい。(数年前にテレビ東京が放映した「ジョージ・ポットマンの平成史」は面白かったが)ま、こんなのを喜ぶのは私だけかもしれないけど、当時生まれてなかった若い人達はどんな反応をするのか、ちょっと興味あります。
2015/11/01
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