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16位 9202 ANAホールディングス (東1、3・9月優待)
○(バリュー株投資家としての評価)~
◎(優待族としての評価)
PF時価総額16位の準主力は、国内線をJALと二分するANAです。最近の原油安に伴うまさかの株価上昇で、前回の19位から順位を上げてきました。
現在の株価は304.5円、PBR1.33、株主持分比率は35.1%、今期予想PER30.45、配当利回り1.3%(4円)、総合利回り3.0%(4+5=9円、優待券はヤフオク平均落札価格の1枚2500円で換算)で、優待は1000株保有で年に2回普通運賃50%割引の株主優待券+グループ優待券です。
ANAは2012年に大型増資爆弾投下があり、
株価暴落で我々ホルダーが「枕を並べて仲良く討ち死」したのは記憶に新しいところです。また、テロ等の世界情勢不安定化の影響を強く受けること、飛行再開したものの依然不安定さの残るボーイングB787型機の問題など、常に悪材料には事欠かない状態です。
そのためANAは、バリュー株投資家としての観点からはPF上位でホールドするなど、「言語道断&完全にクレイジー」な悪魔の所業ですが、優待族的にはその高い知名度や優待券の実用性などから超鉄板銘柄であり、またJALやスターフライヤーなどの他の空運優待株と比較した場合にも、優待券の使い勝手の良さ、最低単元の安さなどの観点から見て相対的な魅力があります。
それにしても最近の原油安に伴ってのJALやここANAの急騰には本当に助かりました。私は優待族として「パフォーマンスを大きく劣化させることは覚悟の上」で両社を大量ホールドしていたわけですが、まさかの株価急伸でPFの成績が大きく改善されたからです。
これは例えるならば、クラスでダントツで成績不良でいつも赤点の生徒2人がいきなり平均点を取ってくれるようになった、ということなのですが、教室を預かる担任の立場としては非常にホッとします。「出来の悪い子ほど可愛い」とは言っても、株式投資は命の次に大切な全財産を賭けての勝負なので、騰がってくれるに越したことはないですからね。
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