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列車が上るには急勾配の坂なのかもしれない。外を眺めて私は少し足が竦んだ。渓谷の谷間を縫うようにして走っているその鉄道を利用する人は疎らだった。私は窓際に座りぼんやりと外の風景を眺めていた。切り立った崖の多い斜面。黒緑から漆黒色のその岩肌が無表情に顔を覗かせている。私はそれを眺めながら横にいる人の事を考えた。彼はゆったり座席に腰掛け目を閉じている。私は重なる左腕の重みと暖かさに心を揺らしていた。‥どうしようもないから、だから、でも、だからこそ‥。思考の渦にとらわれながら私は列車の振動にその身を揺らしていた。‥すると、突然寝ていたはずの彼が小声で呟いた。「見てごらんよ、雪雲丹だよ。雪雲丹ができているよ。」私は彼が指さした方向を眺めた。黒地の岩肌に白い小花が咲いたような結晶が無数についている。岩崖に斜めに咲く可憐な小花、そう見えた。雪の白さとおそらく氷の透明さが重なり合ったものなのだろう。えもいわれぬ色相を醸し出していた。私はほろりとした。「初めて見たわ、やっちゃん??これが雪雲丹って言うの?」彼は笑った。「詳しくは知らないけれど霙が凍っている上に雪が積もり、それがまた溶けかけては凍りまたその上に雪が降り積もる‥そんな現象を雪雲丹と言うらしいんだよ。珍しいものではないのかもしれないけれどこれほどまでに完璧な雪雲丹は見た事がないね。素晴らしいよ。」何層にも重ねられた色の、形の美しさに私は暫く見入っていた。ーなんて綺麗なんだろう。しかもこんなに可憐に健気に見えるのはどうしてなんだろうか。私は妙にもの悲しくなった。気持ちにしみいりそうな風景。列車の走る音のほかは何も聞こえてはこない。私は映画を見ているような、過去の記憶を追想しているかのような錯覚にとらわれた。この景色は‥いつか見たような記憶がある‥。そう、あれはこの人と見たカスミ草の繁る畑を見渡した時だった。私は彼に言ったのだった。ねぇ、あなた。と今こうしていること。これが十年前だったらどうだろう。これが十年後だったらどうだろう。周りは変わり、人も変わっていく。十年‥。いつもあなたとの事を考えるとこんなことを思う自分がいてる。神様、私に時間をください。もしくは巻き戻ししてください。あなたとの事を考えると、そう思う自分がいる。そうは思ってはみてもどうにもならないということは知っている。どんなに大切に想っていてもどんなに真剣に想っていても時間の壁が、距離の長さが私をここに釘付けにする。「青い鳥」そう、どこかにいきたかった。昔は誰かに連れていってもらいたかった。しかし今は違う。行くのなら自分の足で歩いて行くしかないのだと。歩いていくのならそれだけの代償をも覚悟しなければならないということも。そんな事をあの畑を見ながら話をしたのだった。風にたなびくように揺れていたカスミ草。あの時彼はふっとため息をついて私の手を握ったのだった。「ずっと傍にいてほしいんだ。たとえ一緒に暮らせなくても気持ちはずっと傍で寄り添っている関係がいい。」私は彼のどうにもならない状況を知っていた。彼もまた私のどうにもならない状況を知っていた。お互いがお互いの人生に諦念を持ち、周りの状況を羨望していたのだった。あぁ、あの時の手の暖かみを思い出したわ‥。そう思いながら私は雪雲丹を眺める彼の顔を眺めた。彼はあの時の言葉を覚えているのだろうか‥。そう思いながら私は過去を彷彿させるかのような現在の見事な景色をじっと見入っていた。
2007/09/30

雲の切れ間に太陽の光が差し込んでいる時私は心から安堵した記憶がある。桜の花弁がはらはら落下する様子を見ていてもう終わっちゃうんだ・・そう思った記憶がる。義母が来る前だから確か一年生の頃だったか。感覚は自分に向いていた。自分が見てどうだったか、自分がこの現象を見てどうだったか、だった。離れたところから見てどんな風景が見えるかは考えたことがないわ。私はそういう意味で昔も今も内向きな考え方をしているのかも知れない。自分から見ての感覚・・そういうものが多かったから。たとえば。母が時折見せる遠い目。父の焦燥感入り混じった悲しい目。私は大人の「眼」の色の深さに怯え続けていた事を思い出す。話は飛ぶのかもしれないけれど。そう。 人は誰でも心の中に宇宙を持っている。それが外部・・マクロな宇宙とどう違うのかといえばだれもそれは説明できないこと。境界はあってないようなもの、つながり・・こそが宇宙たる所以なのかもしれない。一生懸命輝き続けている星の光を私達が目にするのはずっとあと。 星が死んでから。 今こうして私達は生きているのだけれども、その本当の価値を他が感じてくれるのはもしかしたら亡くなった後なのかもしれない・・。何かが意味を持つとしたらそれは全てが終わった後でしか得られないものなんだろうね。私は私の感じる感覚を信じなくてはいけないと思っている。信じながら積み重なっていくものを表現していく・・。それが生きる意味へとつながるんだろうね。
2007/09/29

心をいつまでも柔軟に保っていれば世界もいつまでも天国のまま
2007/09/29

私はいろんな人の優しさをもらってばっかりで果たしてその優しさの半分でも相手に返したのだろうか時には傲慢にそれがどんなに大切なものか分かりもしないで文句を言ったりした人間・・分からないことはある意味大胆に慣れるのかも知れない今は・・もう昔のような無鉄砲な行動はできない
2007/09/28

昨日は午前中休みで昼からの出勤だったんですけれど、職場から、受け持ちだった人が急逝されたとの連絡があり、しばらく衝撃を受けていました。「尊厳死」・・と言ったら大げさなんですけれど、今後の療養方針について職場で結構もめたので、この方については思い入れがありました。またブログに書くかもしれません。寝たきりで身動きが取れない・・もちろんご自分で食べることもできない、寝返りも打てない・・見えるのは天井ばかり。「生きてても(この人は)何の楽しみもなくてかわいそう、早く楽にさせてあげよう」「見ているのがつらいから、(容態が悪くなったら悪くなったらで)何もせずそのままにしておこう」そういう見方があったので猛反発^^;「もちろん、いろんな考え方がありますよ!でも少なくとも白衣を着ている人間がいうべき言葉じゃないと思うんです!どんな状態でも白衣を着ている側からは絶対手を放すということだけはしちゃいけません!人間は死ぬときはどんなに助けようとしても死んでいくものです。白衣を脱いだら、そういう考え方を個人で持ってもいいとは思います。でも白衣を着ている以上は絶対にそんな考え方はおかしいです!」なんてね、熱く語ってしまいました。その方がとうとうお亡くなりに・・。今日は、そのおばあさんのお通夜に夕方から出かけていました。高槻のはしっこなので、枚方からでは少し時間がかかりましたが、最後のお別れをしてこようと思って。人の出会いと別れ。恋愛だけに限らず私はいろんな人とのふれあいによって自分の気が付かなかったことをたくさん教えてもらえたと思っています。人に対する優しさ。これは、人に優しくしてもらわないとよくわからないものです。人生のはじまり、誕生の瞬間から母親によって愛情を与えてもらうことからはじまり・・それから出会うたくさんの人に優しさを分けてもらう・・。優しさは感謝する心につながると思います。感謝するから優しくなれるのか・・どちらが先かはわかりませんが。私はこの方に「耐える」優しさを教えてもらったような気がしました。自分の状況を耐える、周囲の反応をじっと眺め受容していく・・。耳はよく聞こえていらっしゃたんですよ。冗談にはよく反応されて笑ってらっしゃいましたからね。枕元で「このまま何もせずに逝かせてあげたほうが本人には楽」そんなことを言われていたときも彼女は表情一つ変えずじっと聴いてらした・・。どこまで意識がクリアであったかは定かではありません。でも感じ取ることはできたと思います。そんな優しさ、ひとつ教えていただきました。
2007/09/28

人の小さな親切がものすごく嬉しい職場で優しさをもらうことが多い「あーあ」とあくびをしたら女の子が「疲れたでしょ」と肩をもんでくれる「ふー」とため息をついたら女の子が「はいお茶」と淹れてくれる「はぁ」と大きく伸びをしたら女の子が「こっちのいすに座ってください」と大きないすを持ってきてくれる小さな親切、でも相手のことを見ていないと分からない親切だからここでちょっとくらいしんどくても頑張ってみようという気になるのかもしれない人の優しさの波及効果は人に活力を与えてくれる
2007/09/28

今日は早く帰るつもりだった・・帰れるはずだった。脳梗塞後遺症由来の無呼吸症候群ありのじいちゃん、92歳、上気道炎をこじらせ肺炎に。SPO2が70台!こりゃ酸素要るよな・・手始めは4Lくらいから流してみようか。しかも認知症ありで治療に対しての理解度の低い・・手ごわいじいちゃんだ。なんとか肺炎と脱水症で診断名をつけ、家族に説明。帰宅したら日付が変わっていた・・きつい。明日は5時起き。起きられるかしら。
2007/09/28

三輪車を一生懸命漕いでいたキミぴたりと止めてくるっと後ろを振り返り私を呼んだキミ眠たいとぐずりだすキミ頬擦りすると柔らかくてすべすべした温かみを与えてくれたキミ一心不乱におっぱいにむしゃぶりつくキミキミは不思議そうに私に訊いたよね「どうして子供は大人になるの」ってね子供と大人がまったく違うものであるように思っていたキミ大人はね子供の自分が作るんだよ子供がなりたい大人になるんだよ
2007/09/27

「あなたを取り戻したい」ささやきかける相手の視線は私を通り越して完全に過去の目だった。グラスのワインがゆらゆら揺れるのを眺めていると現在さえもゆらゆら揺れ動きそうで、私はグラスを手に取ると一気に中のワインを飲み干した。今頃そんなことを言われても・・そういいかけて私は言葉を飲み込んだ。遥かなる過去。遠い思い出。結婚退職する私のために開かれた送別会。帰り際に私のポケットにすべりこまされた一通の手紙。たった一行だけの手紙。「get back to me」手紙をくれた彼とは何の親しい関係でもなくただの同僚だったから余計に驚いた。確かに仲はよかったしいろんな人生観を話したこともある。だからといって「戻ってきてほしい」といわれる関係ではなかった。あまりに違いすぎた境遇で・・私は開業医の妻になるつもりはなかったし、彼もその気はないと思い込んでいた。忘れていたはずだった。お互いに。しかし再会は劇的だった。私はその後子供を産み、育てていく中でその子が先天的な病気を持って生まれてきているという事実を目の前にして絶望しかけた。私は、わらをもすがる思いで大学病院の門を叩き、治療を乞うた。そして・・その主治医として現れたのが・・。彼だった。
2007/09/27

2007/09/27

自分が絶対言わないでおこうと思っている言葉を相手に言われてしまうと、心に響いてしまうときがあるいいことも悪いこともどうしようもないぐうたら旦那だったけれども子供には「いい人だったよ」と言う母親役をしながら父親役もするのは時にはしんどくなるときもある・・・なんてことは決して言えない・・口が裂けてもいえない・・子供の前では「おかーさんは、ノー天気だけが取り柄ののほほんかーちゃんだからね」そういってけらけら笑う決して泣き顔は見せない昨日洗濯物を干し終えて家の中に入ってみると台所の流し台で息子がお茶碗を洗っていた「あら・・ありがとうねぇ、助かるわぁ」そういうと息子は黙々と洗いながらこう呟いた「ボクは、勉強はできへんけどこれくらいやったらできるから・・」「ボクは、遅くまで働いているお母さんが疲れてるだろうと思って・・」そう言いながら、一生懸命にお茶碗を洗う息子の姿を見ていたら涙がこぼれそうになった時折自分の心が涙で溶けてしまいそうになるときがある例えばこんなとき
2007/09/26

遠く煤けた思い出の中に、もうあなたを見つけ出すことはできない必死になって思い出そうとすればするほど遠ざかって行くような気がする人生の中でもう一度過去にもどりたいと思い瞬間が幾度もある過去に戻らないまでも過去に出会った人間が今どうしているだろうかと思いを馳せる瞬間があるただ・・人間が過去に戻れないのと同じように、過去に出会った人間が過去いたまま存在してはいない・・というのを感じるだけでただ・・人間が過去に戻れないのは視線が未来を向いているからであって、自分もまた≒過去なのだ・・というのを感じるだけでだから私は今ここにある「人」を愛せるのだ
2007/09/26

あるところに王様が住んでいました王様はコレクションすることが好きで何でもため込んでいました金銀財宝、もらえるものなら何でも。けちんぼの王様は、もらいたがるばかりで与えるということを知りませんでした人からの好意はもらいたがっていましたが、自分の好意を人に与えるなんてもってのほかだと思っていましたでも好意はもらいたいものですから、にこにこ手は出して「ちょうだい」とおねだりしていました気持ちは目には見えないから与えなくても平気だと思っていたのですある日王様の体にぶつぶつと大きな発疹ができ始めました痒くて痒くてたまりません国中の名医を呼んで治療させますが、名医も首をかしげて理由を突き止められません仕方ないので魔術師に秘宝を使って治してもらいましたやれやれと思ったのもつかのま、今度は大きな痛みが王様の体を襲ったのです痛くて痛くてたまりません国中の名医を呼んで治療させますが、名医も首をかしげて理由を突き止められません仕方がないのでまた魔術師に秘宝を使って治してもらいましたやれやれと思ったとき、その魔術師はこういいました「私の秘宝は3回しか使えません、あと1回しか使えません」王様はそれなら自分が病気にならないで健康な体になるよう秘宝を使ってほしいと頼みました魔術師は笑いました「それでいいのなら・・」秘法を使って王様は病気にならない体になりましたしかししばらくしてその王様は発狂しました体からあふれ出てくる感情の波に氾濫され頭がパンクしてしまったのです
2007/09/26

ちょっとやっぱり調子が悪いです今日一日様子見て改善されなかったら病院へ行ってきますきっと疲れているだけなんでしょうけれど痛みさえとまれば・・・(再発していませんように)
2007/09/25

2007/09/24

やりたくないことをすると疲れるやりたいことをすると楽しいその違いはどこにあるんだろうこれからすることの中に自分なりの楽しみを見つけたらいいのかもしれない毎日ボクたちは餌を探してさ迷い歩く餌にありつけるために、人間ににゃーと鳴いて見せたり、ゴミ箱の中をあさらなきゃならない仕事はいやなもんだ・・・一日昼寝していたいし、美味しいもの食べていたいでもたまには、にゃーと鳴いた時にボクの鳴き声に誘われてカワイイ猫ちゃんが寄ってきたり、ゴミ箱をあさっていたら上等のお頭付きの鯛と出会うこともあってラッキーだと思うこともあるまんざら仕事もイヤじゃなくなる疲れてイヤになったときは、それに自分なりの楽しみを見つけられなくなった時なのかもしれないそんなときは大きいあくびをしてみたらいいそして大きく伸びをしてみたらいいなにか見えてくるものがあるかもしれない
2007/09/23

昔はケロケロ鳴いていた蛙うるさいといわれ段々とその心も硬化していった気がつくと動けぬ石に成り果てていた
2007/09/23

好きって言葉は安心しないと出てこない言葉なのかもしれないよねあなたに気持ちを預けますそんな思いを含む言葉なんだろうね
2007/09/22

2007/09/22

スキルス型5年生存率が低いのに私は10年後の夢を見るねぇもう遠くの空を眺めたりしないで私は5年生きられるという確率に思いを込めるからあなたも・・・5年間私を想って・・・
2007/09/22

花は散り行けど実は結びて夢こぼるる
2007/09/21

風のいたずらで一緒になって風のいたずらで離れ離れになって風のいたずらで同じところに着地して風のいたずらでしっかり抱き合う枯れ葉が・・身を潜めあい手を握る二人の姿にも似て・・
2007/09/20

「なぁ、この観覧車が一周するまでに自分のこれまであった人生を全部喋ることができるか?」不意に言われて私は思わず横にいた人の顔を見た。その人は無邪気に笑っている。「それは・・」そういいかけて私は急に笑い出したくなるような感覚に襲われた。「私はね、極端なのよ。自分が許せないと思うようなことをされたら損得を考えないでその相手をスパッと切っちゃう・・・・だめよねぇ。それでかなり苦労してきたわ・・。」家庭を顧みない遊び歩いていた自己中の旦那を切り、二股かけていた奴をばさっと切り、秘密はなしにしていたいと言っている矢先からこっそり別でブログを作って息抜きをしている奴をばさっと切り、自分がどこで移されてきたか分からぬウイルス感染を人のせいにして私が陰性だと分かった瞬間言い訳をしだした奴をばさっと切り・・・。全ての積み重ねを無にしてもいいやと思えるくらいの爆発的な感情はいったいどこから出てくるのだろう・・・そんなことを言った。おそらく私が何かを「作り出している」限りはそんな尖った生活なのかもしれない。また新たにプロディースできるという機動力がある限り。人に依存し始めたり、消費することで喜びを覚えるようになりだすのは・・・少し生命力が弱ってきた兆候かもしれないね・・・。そんなことを言っているうちに観覧車が一周を終えた。
2007/09/19

Nさんに作品を見せるのは初めてでした。おっかなびっくり恐る恐るといった感じで・・(笑)数日後わざわざ私の職場にまで出向いてくださったNさんが私の顔を見るなり言って下さった言葉は・・・「感動したあまりいらないことをしてしまいました」「いらないこと」どころかこれは・・。・・うぅ。。。感涙でした、しかもお手紙まで添えて下さって・・。私のしょぼい詩もアートディレクターさんの手にかかったら一個の作品になりうるんですねぇ。。。
2007/09/19

2007/09/19

この山に何回登ったことだろう。山といっても途中までは車で行き少し登るだけのものなのだけど。晩秋の薄の穂垂れ下がる頃、夕暮れに照らされ映える薄の物悲しさに思いを込めていたことを思い出す。秋の静かな訪れに心澄ませ ホウズキ ふぅっと ふくらませ その朱色に どこかにおいてきた過去と希望 どこにあるんだろ と そう問いながら じっと見つめている
2007/09/18

「なぜ私は生きているの?」 それは私が幼い頃自分自身で問いかけていた言葉だ。 私は自分でも自覚するほど「ぼんやり」とした子供だった。 樹になりたかった。 そんなことを夢想する位だったから、人に対しての反応が鈍かったし、心はいつも夢の世界へ飛んでいた。 「お前みたいなうすのろは見たことがない、よくそんなんでおめおめ生きてるな」 私はそういわれるたびに生きていること自体が罪に思えるようになった。 「何で生きてるの」 その後には「あんたは生きていても仕方のない人間なんだ」というカッコが常についているように思えた。 20代の頃は夜が恐ろしかった。 夜寝ながらこれまでの人生を回想していく。 いやな思い出しかない。 人に怒られたり、嘲け笑われたり、拒否されたり、本当にいやな記憶しか思い出せないでいた。 考え方がマイナス思考だったんだろうね、きっと。 人生そんなにいやなことばかりでもないだろうに。 あの当時私は自分の「頭」をもぎ取られ、代わりに他人の「べき」に縛られ、他人の顔色ばかり伺ってきたような気がする。 生きる意味を必死に考えていた。 何で私のような人間が生きているのだろう、と。 しかし、いつからだろう。 生きる意味を考えなくなってしまったのは。 今は生きる意味を考えていない。 というより面倒くさくて考える気になれない。 昔あれほど考えて悩んだのにね・・。 生きている毎日のありようが、すなわち生きているという意味を成していると開き直ってしまった頃からかな。 ぼんやりしているようでも、それが一日。 力を出し切って疲れ果てたときでも、それが一日。 人生と言う模様を描き出しながら、人間は生きていく。 きっとその全体がつかめるのは、自分ではなく、自分の一生を終えた後のもっと先の人間だけが見えるものなんだろうかな、と思ったりする。 そんな風に思っていると、最近人の人生がいとおしく思えたりする。 そう思えるようになって初めて私の人生も「がんばってきたやん」と微笑ましく思ったりする。 今は痴呆で人格破壊されている人でも、必死にがんばってきた時代があったもの。 どんなに極悪非道なことをしてきた人でも片鱗に「優しさ」の垣間見えることもある。 昔は人が怖くて嫌いだった。 今は・・。 人が好き。
2007/09/17

すれ違う人 通り過ぎる人 交差する人 絡まりあう人 人の「縁」を想うときいろんな思いが胸をよぎる。 人と人とが結ぶのだからお互いの気持ちが結び合っているのでなくては縁はいつか切れてしまう。 はじめから仲がいいという縁もあれば 忘れた頃に再会して思い出す縁もある。 忘れた頃・・といっても相手の心の中に何かが残っているのだろう。 それが再会を呼ぶのかもしれない。 前世。 それがあるのかどうかは分からない。 でもあっても不思議ではないと思っている。 何がどう結び付けたのか 何でこの人と そんな因縁めいたことを考えると 「前世」からの縁なのだと思えば妙に納得できる。 この人とは出会うべくして出会ったのだ。 出会った事によって自分の今生のなにかの促進作用を促すのではないかと。 それと「縁」を実感するのはやはり「時機」も必要なんだと思える。 「縁」のある人と巡り合っても自分の中での縁に対する「準備」ができていなければ「縁」はまた今度・・といって通り過ぎ次回のチャンスを待て・・というようなことになる。 自分の中で。 「縁」と出会える時機を感じて出会った縁は、それこそストレートに胸に響いてくるのだろう。 私には師匠がいる。 師匠といっても本人には全く自覚はない。 私は師匠と呼ばせてもらっているだけである。 はじめ変な人だと思い血液型を訊いたら「AB型です」という答えが返ってきて思わず笑ってしまった。 師匠と出会ったのは今から3年前。 始めは変な人としてしか思わなかった。 そう。 心に響かなかったからである。 言葉は素通り。 才女でもある彼女は言葉も巧みだけれど洗練されている。 ソフトで淡々としながら「ぎく」とするようなことも言う。 5年前までは響かなかった。 今年になってじわじわ彼女のすごさを実感することになる。 なににすごさを感じたか。 少しずつ日記で語っていけたら、と思う。 一時期全く連絡を途絶えさせてしまったこともある。 こちらが「忙しい」と連発して会おうとしなかったせいもあるけれど。 その時も彼女は 「私の生きている場所はここなんだから。何処にも行かない。ここで待っている。気が向いたら返っておいで」 となんだかまぁ、恋人にでも言うような台詞をさらっと吐いて彼女は沈黙した。 それから半年。 普段と変わりなく話している二人がいる。 私にしては勝手なことで、と少し後ろめたいものがあったのだけれど、彼女は「くすっ」と笑ってこういった。 「縁があればまた再会できるものよ。私は強いて追うこともしないし避けることもしない。ただこのまま待つだけ。」 すっげーとまた感心する。 私はまだそういう意味では「青い」(笑) 遠ざかろうとする縁に関してはこちらからも拒絶したいと思ってしまうし、仲良くなりたいと思ったら仲良しになろうねと思ってしまうから。 彼女のように老成して淡々と生きていけるってある意味うらやましい、本当にうらやましい。 「淡々と」 と言うのは諦めきっているのではなく、あるがままを受け入れる「強さ」があるっていうこと。 流れに闇雲に逆らうことではなくじぶんの「意思」で流れを決めそれに向かって潔く流れていける人のこと。 そんな強さに憧れてしまう。 そんな彼女は静かに仏閣や山林を歩くのが好きだ。 何枚も写真を送ってくれる。 風邪を引いて寝込んでいたときも 「ごめんね、一人で行ってきちゃった、はい、おすそ分け」 といって写真を送ってくれた。 彼女は来年定年になる。孫のお守りに回らなきゃと笑っていた。こんな年のとり方をしたいと思う。
2007/09/16

夢を見た。香港の繁華街のようなところでタクシーを拾い乗り込むと、運転席にいた男性と助手席に座っていた女性が車を止めこちらに話しかけてくる。「5万円だせ」と・・。丁度相手先に現金を支払いに行く予定で、かばんの中にはたくさんの現金が入っていた。かばんの中身を知られたら殺される・・と思い少し焦る。その男女は30代前半くらい・・若いいでたち。男性が言う。「じゃ、オレがフラダンスをするからその見物料3万円くれ」何が何でもほしいらしい。女性は「えびちゃん」にそっくりだが、よくみるとあごのところから地肌が見えていてマスクをかぶっているみたいに見える。財布を出すとき必ず多額の現金からお金を抜き出すのを見られてしまう・・。どうしたら・・。そう焦っているとドアが開くことに気がつき、思い切って外に飛び出し逃げる。追いかけてこない・・気がついていないのか、わざとか・・。坂道を登っていくと大きな鐘のあるお寺につく。少し日が暮れかけていて哀しい様子ではあるが、このお寺はさっきのマフィア?の関連のお寺であるという可能性にはっと気がつき、もしかしたらわざとそこへ入るように逃がしているのではないかと気がつき、そこからこっそり出ようとする。何とか出られるが、体が異様に重い・・足がなかなか上がらない。追いつかれてしまう・・そう思いながらも足はなかなか上がらなくて進まない。しばらくして横断歩道を歩いてふと見ると下げていたかばんが見当たらない。慌てて横断歩道を引き返す。横断歩道の真横に露天商のおっちゃんがいて「黄色いかばんを見かけませんでしたか」と訊くと知らないと答える。ところがそのおっちゃんの足元を見ると私のかばんが隠されてあり奪い返す。しばらく歩いていくと祇園の小料理屋に似たような店がたくさん並んでいるところに出る。その中の一つの店に入る・・長い通路がある。目覚まし時計をスヌーズ機能にしていて5分おきにアラームがなるようにセットしているが、5分ごとにアラームは消しているが、その後すぐに眠りに落ちてこの同じ夢を繰り返して見た。小料理屋へ入った後は?誰と会うために何の目的で?あのマフィアらしき男女は?謎は尽きないが、スヌーズの度に起きて、またすぐに眠りに落ちて同じ夢を繰り返して見ることのほうが自分にとっては、驚嘆することだった。なんだったんだろう・・いったい。
2007/09/15

自分が生きてきたという道を一本残しておきたい
2007/09/14

邂逅の灯開口の日怪光の碑カイコウノヒ麻薬取締官の兄さんから電話があった。何年ぶりだろう・・・きっと女に振られたのだろう。彼はブーメランのように、忘れた頃に話しをしに来る。大概女に振られたとき。私のことは男だと思い込んでいる(笑)こんな色っぽい男がいるかよ。「また連絡するからな」が口癖。実家の母親からの電話があった。定期的に電話をしてくるが、これがまた今日は2時間超というロングロングタイム。お昼ごはんのうどんが伸びてしまった(笑)邂逅し開口し重い想いを打ち明けにくる。あれからもうそろそろ一年がたとうとしている。私も思い出をフリーズするまでもなく空へ飛んで行ったかのような気分。私も邂逅し開口しに出かけてみようか。相手との邂逅に乾杯。相手の開口に完敗。何事もなく一日が過ぎていく。何もないことが幸せ。何でもないことが幸せ。
2007/09/13

恋人とラブホへ行く夢を見た。お化け屋敷のような作りで入るときは緑の蛍光顔料を体に吹き付けられ、精算した後はその顔料をとってもらう仕組みとなっている。私はラブホに入りながら、時間が気になって気になって仕方ない。おそらく夜中の2時過ぎくらいか。車を自宅から10キロくらい先に駐車させていて、そこからラブホまで電車で出かけている様子。5時までにかえらなくっちゃ・・などと思っている。・・・・・変な夢(笑)でも時間に追われている感覚・・ううん、プレッシャー感覚っていうのは、普段の生活でも感じているかも。リラクゼーションできていないのかも。こんな夢を見るって^^;
2007/09/13

クークーの話をしたときグレアムは何と言った??
2007/09/13

2007/09/12

何でこんな時間に起きちゃうんだろう・・。睡眠薬、ぜんぜん効かないやん・・・。
2007/09/12

BGMは「魅せられしギター」今日はノックアウト状態・・・ちょっと体調不良
2007/09/11

2007/09/10

Oh Danny Boy, the pipes, the pipes are calling From glen to glen, and down the mountain side The summer's gone, and all the roses falling 'Tis you, 'tis you must go and I must bide But come ye back when summer's in the meadow Or when the valley's hushed and white with snow 'Tis I'll be here in sunshine or in shadow Danny Boy, oh Danny Boy, I love you so And when ye come, and all the flowers are dying And I am dead, as dead I well may be Ye'll come and find the place where I am lying And kneel and say an Ave there for me And I shall hear, though soft you tread above me And all my grave shall warmer, sweeter be For you shall bend and tell me that you love me And I shall sleep in peace until you come to me
2007/09/10

子供と話をしていて、「ねぇ、お母さんは困っている人を助けてあげたことって例えばどんなこと?」と訊かれた事がありました。いろいろ思いつくままに話をしました。その中で子供が目を丸くしたことがありました。さりげない優しさ、思いやり・・それもあるけれど火事場の馬鹿力的なものには衝撃を受けるみたいです。地下鉄の御堂筋線の淀屋橋駅で、専門学校から帰る途中に気分が悪そうに蹲っている一人の男性を見つけました。40過ぎの男性だったでしょうか。顔は真っ青で額にはびっしょり冷や汗をかいていました。私は少し不安になって「大丈夫ですか?救急車頼みましょうか?」と尋ねました。その男性は「ボクは退院してきたばっかりできっと・・自律神経失調症なのかもしれません」と途切れ途切れに答えました。「空気が・・この地下の空気は、ボクには・・。」と大きくため息をつき顔をうずめてしまいました。脈もしっかり打っているし、脳梗塞や心臓病でもなさそうだけど・・。「空気を吸いたい・・苦しい・・。閉じ込められているみたいで・・。」とりあえず駅員さんに助けを求めようとしましたが、あいにく誰もいずで・・。気がつくと私はその人を背負ってエレベーターのボタンを押していました。ただし身長は180センチ以上はある成人の男性ですが。・・・よっこらしょ・・・しかし担ぐ、引きずる、寝かせるのは得意技です(笑)よく吐血した人を担いでベッドに寝かせていました。・・・こういうのは得意技とは言わないか^^;背筋や腹筋を鍛えていたおかげです。(今はカラオケでの歌くらいにしか本領発揮されませんが)いえいえ話を戻し。エレベーターに乗っている途中でその男性も段々意識もはっきりされてきたのでしょう。「あ、すみません、なんて事を・・・。」そう謝られました。私は駅長室の前まで来るとその男性を降ろし、中にいた駅員さんに、こうこうこういう状況なんだとお伝えしました。男性はものすごく恥ずかしそうに「気分は戻りました・・女性におんぶしてもらうなんて・・初めての経験です。」とおっしゃったのです。・・私も男性をおんぶするのは初めての経験(笑)いたくその男性は、感謝したらしく私から住所を執拗に聞きだし・・。そして夏の初めに・・梅干の樽漬けを送ってこられました。そしていくばくかのやりとりがあった後・・。そして二人は恋人同士になりました。そして彼が鬼籍に入るまで、それはしばらくの間続きました・・・。もちろん、子供にその人が恋人になったのだとは言いません。助けた部分だけ・・そうホームでのおんぶの件だけを伝えただけです。子供は「ボクも困った人を助けたいと思う」と言っていました。何か打算を働かせてその結果を望むということも人生の中では幾つかあるのでしょうけれど、何にも見返りを期待しないで行った結果・・いろんなことがありますが、それは自分の心の中に楔のように響いて来るようなことも起こるんだよと伝えたくて・・・。
2007/09/10

2007/09/09

2007/09/08

私のカメラで長男が撮りました。
2007/09/07

写真を貸し出してもらいました。
2007/09/06

2007/09/05

知らなかったら、ごく普通の日常生活を営んでいられただろうに知ってしまったから・・・・もう戻れないと思いを反復させながら・・・・無神経な慰めの言葉もしたり顔の説教も今の私には不必要で
2007/09/04

いろんなことを中途半端にしてやりっぱなしにしている片づけない部屋、片づかない心@介護保険法の勉強(まずいよ、10月に試験がある)@特別支援に対するプランニングの参加(問題提起しなきゃいけない)@エッセイの上梓(まだテーマも決まってない!)先延ばしにすればするほど課題がたまっていく。・・・とりあえず部屋の片づけからかな。すっきりした部屋でちょっとずつやっていこう
2007/09/03

裏返し相手に求めているのは自分の姿の裏返し心の池に石を投げ込んだ見えていたものが見えなくなった穏やかに穏やかにまた見えてくるものがあると信じて
2007/09/03

気がついたら 「おはよう」「今から帰るよ」のメールしかなくなっていていつの間にこんなに、心を通わせるメールをしなくなっちゃってたんだろうと涙ぐんだことがあった退廃的な終わりのイメージを漂わせサヨナラと心の中で呟きながらも、相手に笑顔を向けているのが自分でも哀しかった
2007/09/02

ボクのかわいい子猫ちゃんお願いだから君のそのかわいい指の中に爪を隠しておいておくれよ君をだきしめほおずりしたいからボクのかわいい子猫ちゃんお願いだから君のそのかわいい口でボクをかまないでおいておくれよ君をだきしめ口づけしたいからボクのかわいい子猫ちゃん君がかわいくてかわいくて仕方ない そんな不器用なところがそんなまっすぐなところが君が愛しくて愛しくてたまらない
2007/09/02

過去をたどっていったら始発点にたどりついた
2007/09/02
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