Mittyoの田舎の暮らし

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September 23, 2016
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佐井村に残る 旧三上家住宅

300年に渡って医師を輩出して地域医療に

貢献してきた由緒ある家系です

なかでも三上家八代目として1869年(明治2年)に生まれた

三上剛太郎の生家として県重要宝に指定されています


三上剛太郎生家



お祭りの飾り付けがされていますね



門をくぐると朱色の引き戸が目につきます

黒塀に朱の引戸と言うのが当時の医者の家だったそうです



朱の引き戸を入ると「たたき」があり患者は履物を脱いで「店の間」で待ち

隣にある「座敷」で診察や処置を受けたそうです


勝海舟から貰い受けた書や歴代の写真が掛かった「小座敷」



「通り」と呼ばれる長い廊下には、往診に使った人力車

山の木を売って購入したというドイツ製レントゲンが展示され

高度な医療が行われていたことが伺えます


「常間」今で言う「居間」には神棚や囲炉裏があります



剛太郎は日露戦争時に軍医として満州・黒溝台における戦いで

ロシア・コサック騎兵に包囲された時

手元にあった三角巾2枚を縫い合わせ正方形とし

軍用赤ゲット(毛布)を切り裂き、十字に縫い付けて

赤十字旗を作り掲げたところ騎兵は包囲を解いて立ち去り
多くの負傷兵の命を救ったそうです

その後、スイス・ジュネーブで開催された赤十字100周年記念国際博覧会で
名誉ある「手縫いの赤十字旗」 として紹介されました
戦後、佐井村に戻り人力車や小型ボートで巡回診療も行い
地域住民の健康を担ったそうです

「手縫いの赤十字旗」仁愛の精神ですね〜





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Last updated  February 9, 2017 10:18:54 PM
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