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2012.08.03
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カテゴリ: Travel(日本、九州)

いかにも「湯治」という雰囲気の山口の 柚木滋生温泉 にはないエンターテインメント性を備えた炭酸泉を楽しめる場所、それが九州大分県にある長湯温泉 ・ラムネ館 だ。

100_0060.JPG

藤森照信氏による建築は、遊び心がいっぱい。

100_0061.JPG

モダンなモノトーンのストライプ模様の壁、日の光を浴びて輝く銅版の屋根、そして屋根の真ん中から空に伸びる松ノ木・・・

写真は撮れなかったが、脱衣場から浴室、露天へと連続空間の演出も凝っている。木をふんだんに使ったひなびた雰囲気の脱衣場から、身をかがめないとくぐれない小さな木の扉を抜けると、とたんに白壁の天井の高い浴室空間が目に飛び込んでくる。

この一瞬の驚きのために脱衣場を、わざわざ狭く、やや暗く、古びた空間にしつらえたのだ。

浴槽こそ古い日本の湯治場そのものだが、白い壁に(やや意味不明の)ニッチ空間をもうけた浴室は、どことなく異国情緒が漂う。

15.jpg

                                   (写真はHPより)

しかし、緑のツタの這った、異様に高い吹き抜けの天井を見上げながら、これはちょっと空間の無駄遣いでは・・・という気がしないでもない。とはいえ、建築家の遊び心と演出のおもしろさは唯一無二のもので、こんなデザイン性の高い温泉施設は、ほかに思い出せない。

野外の開放的な空気と日の光に導かれて、浴室から露天に出てみると、白いキャンバス地の布をパラソルのようにひろげた、小さなプールのような浴槽が目に飛び込んでくる。

屋内の「にごり湯」に対して、こちらのほうが「ラムネ湯」。炭酸を多く含んでいる。

炭酸泉は温度が上がると泡が飛んでしまうとかで、湯の温度は低め。それでいて、さすがに温泉。体が冷えるという感じがない(酷寒の季節はわからないが・・・)。暖かい季節でも、長く入れるのが魅力だ。

長湯温泉郷は、ひなびた田舎にあるが、山奥の秘湯という雰囲気ではない。山間の開けた土地にある。近くの林の中には、 長湯B.B.C という洒落た宿泊施設もあり、効能豊かな炭酸泉とあいまって、長期滞在したい魅力にあふれている。

少しクルマでいけば、ラムネ館以上の炭酸含有量を誇る 七里田温泉・下湯 もある。

ところで、長湯といい、七里田といい、「日本一の炭酸泉」をうたっているようだが、その根拠はというと、もうひとつ納得できない。

ウィキペディアによれば、

七里田温泉・下湯は、炭酸含有量は1250mg(温度37.5℃)、長湯温泉のラムネ温泉は781mg(温度32.8℃)。

山口県の柚木滋生温泉は、看板に炭酸含有2107mgとあった。どこでどうやって測ったのかはっきりしないが、数値だけ見ると、柚木滋生温泉が圧倒的!?

どうもわからない・・・

だが、長湯温泉・ラムネ館が魅惑的な温泉施設であることは確か。血行をよくするという、炭酸泉の効能は短時間の入浴でも実感できるほど。

ワイルドでいながら洗練された感覚が隠れている、緑に囲まれた開放的な雰囲気の中で、建築家の遊び心とともに、湯浴みを楽しむには絶好の場所。






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最終更新日  2012.08.07 11:01:11


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