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2014.06.08
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カテゴリ: Travel(日本、九州)




「昔、顔に醜いできもののできた都の玉津姫が、夢のお告げにしたがってこの地へやってきて、臼杵の水で顔を洗ったところ、きれいに治った。そして炭焼きで生計を立てていた小五郎青年と夫婦になり、のちに青年は長者となった」。

記憶ベースなので、ガイド氏が語った話と多少違うかもしれない。

この伝説は、大分県に伝わる「真名野長者伝説(まなのちょうじゃでんせつ)」と言い、いくつかバリエーションはあるもののだいたい次のようなストーリーになっており、臼杵磨崖仏の由来を語っている。

顔に痣のある都の身分の高い姫(玉津姫)が仏のお告げに従って豊後国深田(臼杵)に来て、貧しい炭焼き小五郎と出会い、金色の亀がいる淵の水で体を清めると痣が治る。2人は結ばれて財をなし、美しい娘ができる。娘は身分を隠して来ていた皇太子時代の用明天皇と結ばれるが、即位した用明天皇を追って都にのぼる途中で亡くなる。姫の死を悲しんだ長者(炭焼き小五郎)が岩崖に仏像を彫らせた。

実際には、石仏は12世紀ごろの作だから、6世紀の用明天皇(聖徳太子の父)とは関係がない。だが、大分市坂ノ市にある 萬弘寺 は用明天皇の病気平癒を祈願して建てられたとされており、同じく用明天皇の病気平癒のために聖徳太子が完成させたという説のある法隆寺と同等の伽藍配置を持っていた可能性が指摘されているから、このあたりには用明天皇につながる「何か」があったのかもしれない。

そんな伝説に思いを馳せながら、石仏見学を終えて駐車場に戻ると、「後藤製菓 製造直売所」とデカデカと書かれた店舗の前で、一人の青年が客引きをしていた。

パッと見ると、女性顔負けの色白美肌の青年!

ちょうど、ここの水で美肌に戻った姫の逸話を聞いたところだったので、

玉津姫の生まれ変わりが!



「臼杵の水は美肌効果があるのか?」

などと思ってしまった。

店内に入ってみると、この店の臼杵煎餅は、

IMG_20140503_121507.jpg

岸朝子選「全国5つ星の手土産」に選ばれたそうではないか。

ちょっとばかし…いや、相当、くたびれた本の表紙の写真は、六花亭(北海道)の「マルセイバターサンド」(笑)。

六花亭は大好きな店なので、ここ後藤製菓の煎餅も好みに合うかもしれない。

試食させてもらったのだが、メインの生姜味の煎餅が今一つ…のような気がした。黒糖味のほうが気に入ったのだが、パッケージのデザインに石仏が使われている生姜味の煎餅を外すわけにはいかない。

色白美肌の青年も、客を逃すまじとそばに張り付いて、「生姜が使われているのは、昔この一帯で生姜が取れたので…」などと、熱心に説明してくれる。

とても感じがいい。

…なんという、伊香保の直売子宝饅頭屋との違い…

ということで、両方がミックスされているものを購入。



IMG_20140509_100325.jpg

で、試食時にはさほどでもなかったこの臼杵煎餅だが、あ~ら、不思議。家に帰って、食べれば食べるほど、だんだんに好きになってきた。特に、最初は違和感のあった生姜味にハマってきた。

不思議と飽きがこなかった。むしろ、あればあるだけ食べてしまいそう。

食べているうちに思い出したが、この臼杵煎餅、子供のころに誰かにもらったことがある。そのときは、むしろ嫌いで食べなかったはずだ。

ものすごく「変な味」だと思った記憶がある。

昔嫌いだと思った煎餅が今は好きになった。たいして関心をもたなかった臼杵が、とても興味深い場所になってきた。



ではなく、ただ単に加齢による味覚と旅の嗜好の変化だろう。

ちなみに、臼杵では、後藤製菓以外の場所では、とびぬけて色白美肌の人には会わなかったのだった。
















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最終更新日  2014.06.09 00:21:55


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