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村上春樹雑文集 [ 村上春樹 ]【内容情報】(「BOOK」データベースより)1979-2010。未収録の作品、未発表の文章を村上春樹がセレクトした69篇。【目次】(「BOOK」データベースより)序文・解説など/あいさつ・メッセージなど/音楽について/『アンダーグラウンド』をめぐって/翻訳すること、翻訳されること/人物について/目にしたこと、心に思ったこと/質問とその回答/短いフィクションー『夜のくもざる』アウトテイク/小説を書くということ図書館から借りてきた本ですが、これは手元に置いておく本かもなーと、ちょっと購入しようかどうしようか迷っています。1979年から2010年までの、村上さんが色々なところに書いた文章が集められています。村上さんがどんなことを考えながら文章を書いているのか、ちょっとだけ垣間見える本ですね。2011年に発売になった本なので、安西水丸さんも、和田誠さんもご存命でした。この本の最後に、お二人の対談が載っているのですが、ちょっと読んでいて切なくなりました。安西さん、突然だったのでね。物凄く悲しかったのを、覚えています。村上さんが、賞にこだわりのない方っていうのは知っていましたが、その理由がこの本には書かれていまして。あー…。なるほどなーと思いました。私も物語を書くときは、全体像が見えないまま書き始めることが多いのですが、それにしては、村上さんの書かれるものとは雲泥の差っていうのがね(笑)そこだけじゃないんだな…って当たり前だけど。村上さんの作る世界に、出来るだけ多く訪れてみたいですね。「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」のことが沢山書かれていて、私的にとても嬉しい本でした。
2020.01.31
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変半身(かわりみ) [ 村田 沙耶香 ]【内容情報】(出版社より)その島はすべてを狂わせるーー。演劇界の鬼才と練り上げた世界観を基に、人間が変わり世界が変わりゆく悪夢的現実の圧倒的甘美さを描いた村田沙耶香の新境地!【内容情報】(「BOOK」データベースより)人類は変態する、ニンゲンを脱ぎ捨てろ。ポピ原人、ポーポー様、秘祭モドリ、海のもんと山のもん、エロコミ天国、遺伝子退行手術etc.歴史は書き換えられ、世界は塗り替えられ、魂は入れ替えられていくー演劇界の鬼才・松井周と練り上げた千久世島ワールドを舞台に、村田沙耶香が圧倒的イマジネーションで紡ぐ新たな人類のための異形の“創世記”ここに誕生!「早稲田文学増刊女性号」で話題の中編「満潮」を併録。【目次】(「BOOK」データベースより)変半身/満潮いやー。さすが村田さんとしか言いようがないというか。こんな発想、普通じゃありえないよなー。ていうか、普通ってなんだっけ?みたいな。けど、なんとなく納得みたいなところもあったりして。限界集落を再建みたいなとことかね。プロデュースが全て…なるほど。 的なね。確かに、なんなの!?このお祭り。的なものって、色んなところに存在しててね。私はあれがあまり好きじゃなかったりするんですけど。どこかで何かが決まっていて、私たちはそれを自分の意志だと勘違いしながら、巻き込まれながら生きてる。そんな感じは、私も前から感じていたことだったりするので。けど、こういう展開になるのは、やっぱり村田さんだからだよなー。凄い人ですね、本当に。
2020.01.18
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フーガはユーガ [ 伊坂幸太郎 ]【内容情報】(出版社より)2019年 本屋大賞ノミネート作品!あらすじは秘密、ヒントを少し。 双子/誕生日/瞬間移動 1年ぶりの新作は、ちょっと不思議で、なんだか切ない。【内容情報】(「BOOK」データベースより)常盤優我は仙台市のファミレスで一人の男に語り出す。双子の弟・風我のこと、決して幸せでなかった子供時代のこと、そして、彼ら兄弟だけの特別な「アレ」のこと。僕たちは双子で、僕たちは不運で、だけど僕たちは、手強い。出版社の内容情報は、あらすじは秘密とな。うん、そうでしょう。これは読んで楽しむしかない。楽しむって言うか…結構ハードな内容も、さすが伊坂さん。暗い気分に落ち込むことなく読ませます。そして、最後はもう…伊坂さん、素晴らしいです。
2020.01.17
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くらやみガールズトーク [ 朱野 帰子 ]【内容情報】(出版社より)女性の人生には通過儀礼が沢山ある。たとえば結婚。もう21世紀だというのに、当然のように夫の名字を与えられ、旧姓は消えてしまう。気づいた時は自分が自分でなくなり、夫の家の「モノ」とされてしまうのではないかという不安は、胸の奥にとじこめればとじこめるほど、強いエネルギーに育って、くらやみの扉をこじあけてしまう。他にも、独り暮らし、恋、子育て、親の痴ほう……。自分で選んだ人生のはずなのに、古い社会通念の箱に押し込められ、じわじわと別のものに変容させられていくのはなぜなのだろう? そんな誰にも言えない恐怖を、静かに見つめ、解放してくれる物語。新しい時代を自由に自分らしく生きたいと願う女性たちへの応援歌。30代、40代の女性たちの代弁者・朱野帰子の最新作! 鏡の男花嫁衣装ガールズトーク藁人形獣の夜子育て幽霊変わるために死にゆくあなたへ(かきおろし)帰り道なんだか、装画からは想像出来ない感じの内容(?)でした。ちょっとホラーチック?見えないものが見えちゃう的な…けど、そこは朱野さん。女性が生きづらい世の中に対して、問題提起している内容ではあるんですけどね。なんだろなー。やっぱりまだまだ、女性にとっては生きづらい世の中なんでしょうかね?男女平等って、どこまでいったら平等なのかな?と思わないでもないですけど自分の人生を、自分の好きに生きるってことに関しては、やっぱり不平等感は否めないわけでして。まーね。男性側だって、男性だっていうだけで生きづらくなっていることはあるわけで。どっちも幸せって思える世の中になるにはどうしたらいいんだ?ってのは、これからも考えられていくことなんでしょうけども。どのお話も、うなずける内容でした。これから自分の人生、どう生きていくのか。その辺を再度、考え直す必要があるのかもしれません。
2020.01.11
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迷宮 (新潮文庫) [ 中村文則 ]【内容情報】(出版社より)胎児のように手足を丸め横たわる全裸の女。周囲には赤、白、黄、色鮮やかな無数の折鶴が螺旋を描くーー。都内で発生した一家惨殺事件。現場は密室。唯一生き残った少女は、睡眠薬で昏睡状態だった。事件は迷宮入りし「折鶴事件」と呼ばれるようになる。時を経て成長した遺児が深層を口にするとき、深く沈められていたはずの狂気が人を闇に引き摺り込む。善悪が混濁する衝撃の長編。平成24年6月に発売された本の文庫本です。楽天ブックスにて購入して読みました。そっか。震災後、初めて中村さんが書かれた本だったんだ。なので、そこらへんのことも多少書かれています。被害者側の話でもなく。加害者側の話でもない。その迷宮入りした事件が気になってしょうがない青年側の話。なので、ミステリーではないのですが。数々起きる事件って、報道されている当初は、いろんな方が興味を持っているけど、次の事件が起きたらもう、その事件は忘れられていく存在で。けれど、その事件にかかわってしまった人は、その時だけの話ではなく。ずっと先まで、そのことを忘れられるわけもなく過ごしていかなければいけないわけで。特定の人が陥るわけではない、そういう人間の闇みたいなものを、中村さんは本当に表現するのが上手いなーというか。中村さんご本人は、決してぱっと見、そういう感じは受けないんですけどね。まー、誰にでもあるものなんだろうなと。そういう結論が見えたりするわけで。深いですね。闇が。そこから出てこられるのか、どうなのか。いや、出たところで、楽な人生が待っているわけでもないんですけど。色々と考えさせられる本でした。再読しようと思います。
2020.01.10
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