年度内のデブリ取り出し断念=福島第1原発、10月に延期―東電
福島第1原発事故で溶け落ちた2号機の核燃料(デブリ)について、東京電力は25日、今年度中に予定していた試験的取り出しを断念し、今年10月までの開始を目指す方針を明らかにした。デブリ取り出しの延期は3度目。
東電福島第1廃炉推進カンパニーの小野明代表は記者会見で「見積もりが甘かったのは間違いない」と釈明。「安全最優先で作業を進め、地元の皆さんの安心につなげていきたい」と述べた。
年度内のデブリ取り出し断念=福島第1原発、10月に延期―
東電 (msn.com)
斎藤健経済産業相は 26 日の閣議後記者会見で、東京電力が福島第 1 原発の溶融核燃料(デブリ)の採取開始を延期したことについて、 総額 8 兆円 を見込む廃炉費用の変更は想定していないと述べた。
斎藤氏は「デブリの取り出しは技術的に難易度の高い作業で、安全性を第一に着実に進めることが重要だ。廃炉作業の進捗を確認し、東電を指導していく」と強調した。
東電は 25 日、 2 号機で目標としていた 2023 年度中の採取開始の断念を発表。 ロボットアームを使う従来の工法の利用は当面困難と判断 し、別の工法で今年 10 月までに開始するという新たな目標を示した。
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