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本日は関西在住の鉄道関係者(つまりはマニア)待望の「阪神なんば線」の開業日である。それに合わせて乗り入れる近鉄側の近鉄百貨店上本町店にて鉄道まつりが行われるので、休日を生かしていそいそ出かける。 その前に地元の南大阪線も本日でターミナルの阿部野橋駅西口が改装されて大きく変わる。今までの改札口は吉野側に後退し、券売機や駅サービスセンターなども変更。通路も全く入れ替わる。このためいつも駅を使っている地元民も勝手がわからず、動線が混乱している。そのうちなんとか慣れるのだろうが。それにしても鉄道系掲示板には阪神なんば線の記事は山ほどあっても、この阿部野橋の工事について触れられているものはほとんどない。阿部野橋と松原の間など、今時珍しく距離計算の変更で運賃が値下げされるという事態まで起こっているのに。やっぱり我が南大阪線はマイナー路線である。 そして上本町への経路もひねる。天王寺から谷町線ならすぐに行けるが、まず環状線に乗り鶴橋へ。件の近鉄で使えないJスルーカードの残りを使い、券売機で連絡切符を購入する。鶴橋でまず近鉄乗り換え用券売機の様子を見る。もちろんながらちゃんと阪神線の切符も買える様である。近鉄側に入り、鉄道ショップに向かう。休日だからか、狭い店の中はかなりの人で溢れている。物色をして、電車型の箱に入ったパウンドケーキを購入。阪神近鉄相互乗り入れ記念なのか、おまけも貰う。 上りホームに降りると、ちょうど三宮行の快急が出発するところ。阪神車6連は先頭部を中心にかなりの乗客である。鶴橋駅で阪神車両を見ると、やはり実感が沸く。こちらは上本町までなので空いている(というかガラガラの)大阪線の普通に乗る。 上本町駅構内ではなんば線開業記念のイベントをしている。改札の前では上本町駅長までイベントに出演していた。こちらは百貨店に入り、9階の催事場へ。まず目の前の近鉄難波線関連のパネルから始まり、阪神なんば線開業直前の試運転のビデオなどを鑑賞する。と、隣で脳みそに直接電波を受けていらっしゃる方が一人でゴチャゴチャ仰っている。その隣にはせ○とくんグッズコーナーがあったが、こちらは人はほとんど寄り付かず。一番広い中心部にはOゲージの運転、その隣にはHOゲージの運転をしている。ベテランモデラーが作ったのか、近鉄関連のマニアックな車両も走らせていたので、じっくり鑑賞する。お子様向けコーナーは当然寄り付かないが、物販コーナーはマニア、そうでない人、お子様など入り乱れて物を漁っている。こちらも品定めをして近鉄特急60周年の折り畳み傘を購入する。下敷きやクリアファイルもそそられるが、見送る。あと車両型弁当箱もそそられるが、弁当を作る機会は無い(買う機会はあっても)のでこれも見送る。模型関連も近鉄百貨店特製品などもあったが、結構お高いし、自分好みの旧型車両などは無かったので、これも見送り。模型運転ゾーンを挟んだ向こう側には鉄道博物館グッズや、菓子販売コーナーがある。なぜか「焼肉たむらの弁当」が1500円で売っていたのが謎だったが(しかも限定50個なのに夕方なのに一杯積み上がっていたが)。御菓子ブースのメインである車両型のケーキはさすがに1日10個とあっては既に売り切れており、桜ロールケーキを代わりに購入する。 以上でここは切り上げ、地下に降りる。そこでジュースを1杯飲み、晩御飯用のおかずと朝食用のパンを頼まれていたので購入する。と、その途中に杜戸より電話が。難波にいて阪神なんば線の写真を撮っているとか(ちなみにこの日記を読む人はほとんどいないか、いても身内なので分かっていると思うが、杜戸は鉄道マニアではなく、記者という仕事上ネタとして写真を撮っていたらしい)。で、近くにいるのでは、と思って電話してきたらしい。ニアミスであるが、後ほど自宅に一度電話していたことが判明。 その後こちらも折角なので乗りに行くことに。上本町から乗車する。地下ホームに降りると、最初に来たのは近鉄LCカーの尼崎行普通。最後部に乗車し、後ろに流れていく風景を見る。先頭部は人がいたが、それ以外はガラガラで最後部を独占する。ちなみに阪神乗り入れではLCカーも全てロング状態で運行される、と聞いていたが、この車両はクロス状態。やっぱりネットの噂は信用ならんか。 この列車のすぐ後方から次の列車のヘッドライトが見える。おそらく難波止まりであることは想像に難くない。難波駅に到着すると、ホームの最後部などにはマニアな方々がたむろしている。隣の奈良方面ホームは一般客とマニア客が多数ごった返している。ちょうど2番線からアーバンライナーが出発していった。うん?この時間に出る特急ってあったっけ?回送かそれともダイヤの乱れか。後ほど帰宅後の情報によると初日の不慣れから相当のダイヤの乱れが出ていたようであった。それにしても今まで1番線からしか発車していなかった特急が2番線から出て、さらに1番線に奈良行快急が到着しているのを見ると、やはり開業を実感する。 難波を出発し、それまで近鉄の引上げ線だった線路を桜川に向かう。当然ここから初乗車区間になる。3線あった引上げ線のうち2線は本線になり、真ん中の1線のみ引き続き引上げ線になっている。先ほど上本町で通過待ちした回送の特急車がその引上げ線に止まっていた。明らかに新規開業区間となった境目もよく分かり、桜川に到着。ここで乗務員が近鉄から阪神に替わる。難波から既に阪神線になっているが、難波の引上げ線が減った分、桜川に新たに2線の引上げ線を設けたので、ここまでは実質的に近鉄の延長線という扱いのようである。相直非対応車両もここで折り返す必要があるということは、信号システムや車両取扱いなどのシステムも全て近鉄仕様でないとダメ、ということ。営業上のみ阪神線という取り扱いなのだろう。 桜川駅はホームがカーブしており、乗務員交替もあるので駅員も多くいる。開業初日だからか余計にたくさん動員しているのだろう。最後部で流れ行くホームを見ていると、後方確認をする駅員とこちらに向かって撮影するマニアが交互に立っている。なにか不思議な風景である。真新しい地下線内を走行し、ドーム前。ここにも多数のマニア達がホーム上にいる。そして急カーブを抜けるとほどなく九条。ドーム前と九条の間は300メートルしかないらしいが、カーブしているので両駅間は見えない。しかしながら300メートルといってもホームの端と端の距離なのか、駅中心距離なのか。おそらく通常は後者だと思うので、ラッシュ時の近鉄車10連なら先頭部が次の駅に差し掛かったころにはまだ最後部は前の駅にいる、というような状態だろう。 九条から地上、そして高架に上がる。かなりの急勾配のはずだが、あまり感じない。そして沿線住民対策として高架線は全て囲いで覆われているので景色は見えない。安治川橋梁のみは景色が見えるが、ほどなく西九条に到着する。ここもマニアが多数ホーム上にたむろしている。 ここで新線乗り潰しは終わったが、折角なので引き続き尼崎まで乗ってみる。途中の各駅は特段感想は無いのだが、阪神線を近鉄車それもクロス状態のLCカーなので新鮮(いや別にかけているわけではないが)である。 尼崎駅にもマニアが多数ウロウロしている。一般客もかなり多いが。一度外に出てみる。駅構内にも開業記念のイベントをしていたと思われる跡がある。駅北口のペデストリアルデッキの公園から駅構内を見る。やはり相当の人でホームは盛況。 折り返すためホームに戻る。折角なので快急で通過する感触を味わおうかと思ったが、次の快急には時間があるのでやむなく普通に乗る。やはり優等列車の増発が必要に思われる。神戸方面ホームに三宮行快急が到着する。先頭部はやはり満員状態。8連を阪神線内に入るため2連の切り離しを行う。そのため長く停車しているが、それにしても長い。やはり駅員も乗客も不慣れなのであろう。後ほど聞いたところ自分の乗った時間帯(17時台ごろ)はさほど乱れはなかったようだが、昼間はなんば線で15分から20分ほど、さらに関連する近鉄京都線や名阪特急、阪神本線でも乱れが出ていた模様。相互乗り入れは便利だが、一旦どこかでダイヤの乱れが出ると、それが広範囲に及ぶというデメリットがある。JRWも奇しくも同じ尼崎で東海道山陽、福知山、東西の各線が乗り入れているため、例えば山陽本線でダイヤ乱れが出ると、それが福知山線三田や片町線四条畷や、果ては北陸本線の特急サンダーバードまで影響が出るのは今では世間にも知れ渡っていることである。 奈良の観光ペイントをされた近鉄シリーズ21車両の普通列車で西九条まで戻る。ここで新設された東側の改札口を使って外に出る。さすがにここは割と閑散としている。商業施設が入れるようなシャッターもあるが、まだ出店は無い模様である。わざわざ不便な出入り口からJRの駅に入り、またもJスルーカードを消費するためこれを券売機で切符に換えて乗車する。ここからはいつも通りのルートで帰宅する。
2009年03月20日
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