直子の直筆

直子の直筆

2006年04月19日
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テーマ: 子供の病気(2160)
カテゴリ: 胆道閉鎖の三女
☆野先生の説明を聞き終わったのは、再手術が始まってからすでに6時間が経っていた。

「そろそろ終わってると思うんですけど・・・ちょっと見てきますね」

そう言って、☆野先生は手術室に向かった。

夫と私は、カンファレンス室を出て、ナースステーション前のロビーで待つことにした。

消灯時間を過ぎた病室からは、物音ひとつ聞こえてこない。


すぐに戻ってくると思った☆野先生は、なかなか現れなかった。

夫は

「悪いけど、オレは横になってるよ・・・」

と言い残して病室に帰っていった。



ひとりになってしまうと、三女が戻ってくる小児病棟前で待つほうがいいと思い、看護師さんにその旨を伝えて小児病棟へおりた。


エレベーターを降りたところにある大きなガラス窓からは、いつもと変わらぬ高層ビルの夜景がきれいだった。

長イスに座って、どれくらいの時間がたったのか、突然☆野先生が現れ

「あれから手術室に戻ったら、お腹を閉じる段階だったのですが、閉じてしまうと動脈の血流が悪くなってしまうことがわかったので、閉じないで手術を終えることになりました。」


”お腹を閉じてない?”


何がどうなっているか、すぐには理解できなかった。






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最終更新日  2006年04月19日 09時41分03秒
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