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B737MAXの飛行停止措置の主な順番は、3月11日、CAAC(中国民用航空局)、3月12日、EASA(欧州航空安全局)。 3月13日FAA、3月14日、米国の忠実なる僕、日本国のJCAB(国土交通省航空局)が続いた。 JCABは「思考停止」などと揶揄されたが、米国を無用に刺激したくなかったから、という忖度のあっただろう。 2019年1月30日、野上浩太郎官房副長官は、羽田空港の国際線の発着枠を増やす新たな飛行ルートについて、日米の交渉が基本合意に達したと発表した。 これにより、羽田への飛来便は在日米軍の横田基地が航空管制を担う「横田空域」を一時的に通過できるようになり、その通過する時間帯は日本側が管制を行うという、首都圏の空に関する画期的合意。 2020年の東京五輪・パラリンピックを前に運用開始予定。 「横田空域問題」は、1999年石原慎太郎氏はが都知事選に立候補した際に語られ、世間に知られるようになった。 石原氏は横田基地の「管制空域返還」と「軍民共用化」を唱えたた、米空軍の忠実なる妹、航空自衛隊の一部司令部が移転するなど「軍軍共用化」の進展がはかられただけだった。 横田空域の返還 | 東京都都市整備局 占領下のニッポンは地位協定、日米安保だけでなく、様々なところに残っている。 日本の独立は困難な課題であると認識。
2019年07月03日
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F-35 は、鳴物入りで国際共同開発された。 開発費の高騰と、開発期間の長さ・管制の遅延が話題だった。 画期的な戦闘機を開発・実用化するのだから数々の困難を克服したことだろう。 だが、ステルス性に関わる欠陥を放置したとは由々しき事態。 超音速飛行するとステルス性が失われるという、実用性に大きく関わる問題が報道された。 F-35熱くなった機体の一部を冷却するために燃料を使う。 超音速飛行を連続すると機体の冷却が間に合わないのか。 F-35に新たな問題、超音速ではステルス性発揮せず―米メディア2019年6月15日 Record China 2019年6月13日、観察者網は、米軍のF-35戦闘機に新たな問題が見つかったとする米メディアの報道を伝えた。 記事は、米ディフェンス・ニュースの12日付報道を引用。 F-35に13の深刻な問題が見つかり、中でも最も重大な問題は「F-35Cが超音速飛行中に水平翼と尾翼付近のステルス塗装に気泡が生じ、ステルス性能が失われる」というもの。 この問題は、7年あまり前の2011年11月の検査時点ですでに分かっていたことだという。 そして、この問題は米国の兵器システムにおいて「最も重大な欠陥」のカテゴリに入れられたものの、「米国防総省は根本的な解決策を取らず、海軍に対して超音速飛行を一定時間に制限するよう要求する措置を取ったにとどまっている」と伝えた。 また、製造元のロッキードマーティン社も「極限条件下のテストで偶然発生した事象であり、基本的には起こらない」との見解を示したとする一方で、海軍からはF-35Cが長時間超音速飛行できないことに対して大きな不満が出ているという。 記事はさらに、超音速巡航時のステルス性能に関する問題以外にも、F-35には「操縦席内の圧力ピーク時にパイロットの耳や鼻に極度な痛みが生じる」「ヘッドマウントディスプレイや夜間視認システムの問題が空母上への着陸に影響する」「迎角が20度以上になると制御上の重大な問題が起こる」などの欠陥が存在することが明らかになったと伝えている。 このほか、F-35は製造期間が長くなるにつれ初期ロットと最近製造された機体に大きな差が生じており、米政府の問責機関が「ソフトウェアの変化だけでなく、機体全体に少なくとも39種類の部品ユニットが異なる」と指摘したことを併せて紹介した。(翻訳・編集/川尻) ― 引用終了 ― 「操縦席内の圧力ピーク時にパイロットの耳や鼻に極度な痛みが生じる」こと、初期ロットと最近のロットでの機体が違うことは、航空自衛隊の F-35A 墜落事故と関係ないのだろうか。 安倍自民党・公明党連立政権が、トランプ大統領の顔色をうかがってF-35を爆買い。 F-35の欠陥は「国の守り」に大きく関わる問題。 F-35は、2011年12月に航空自衛隊のF-4EJ改の後継としてA型を選定し導入予定機数は42機とされた。 2018年12月、F-15Jの初期型分の代替する案が閣議で了承され、購入数はB型を含めて合計で147機となった。 深刻な問題ではないのかも知れないが、小柄なパイロットには危険な機外脱出用の射出座席、細心の注意を要するソフトウエアなどの問題も指摘されている。 シリーズ 暮らし圧迫 大軍拡F35 147機 総額6.2兆円中期防単価公表1機116億円 維持費307億円さらに上回る可能性 30年運用2019年1月10日 しんぶん赤旗
2019年07月02日
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2019年4月9日、航空自衛隊三沢基地所属(青森県)のステルス戦闘機F35Aが同県沖の太平洋に墜落。 2019年5月7日、フライトレコーダーの一部が発見されたが、飛行記録のメモリーはなかったと、岩屋防衛相が記者会見で発表。 2019年6月4日、岩屋防衛相は閣議後記者会見で、現場海域で実施していた原因究明のための捜索を3日に打ち切ったと明らかにした。 事故直後から飛行を停止していた事故機と同型の12機は、原因を特定し、再発防止策をとった後に飛行を再開する見通し。 岩屋防衛相、F35Aの捜索打ち切り表明近く飛行再開へ2019年6月4日 産経ニュース 墜落状況については「多機能先進データリンク」把握されているはず、との噂は本当だったのか。 いずれにしろ、原因究明がされ必要な対策が講じられないと、飛行再開できない。 行方不明の操縦士の捜索は継続。 ステルス機能など機密性が高い機体のため、情報保全の観点から破片の回収も継続。
2019年07月02日
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JASDFのF-35A墜落は、パイロットの空間識失調と原因づけられた。 機体関係のトラブルではないことも、結論づけられた。 F35、平衡感覚失い墜落=「機体正常」飛行再開へ-防衛省が原因推定2019年6月10日 時事通信社 …(略)… 事故は4月9日夜に発生。午後7時25分ごろ、高度約9600メートルで訓練中だった墜落機から「2キル(2機撃墜)」と交信があり、近づく米軍機を避けるため約1分後に管制が降下を指示した。 同機は追加指示された左旋回をしながら約20秒後に約4700メートルまで急降下し、「はい、ノック・イット・オフ(訓練中止)」と交信。 その後も急降下を続け、約15秒で水面から約300メートルの高度に達し、レーダーから消えた。 最後の交信の声は落ち着いており、異常を知らせる様子はなく、次の訓練のために発したとみられる。 負担の大きい左旋回直後の交信で、重力により意識喪失した可能性は極めて低いという。 機体に異常があった場合、降下時に減速する可能性が高いが、同機は通常ではあり得ない音速を超えた速度で急降下していた。 空間識失調状態の操縦者が機体姿勢を錯覚し、機首を下げた急降下姿勢のまま、ほぼ垂直に墜落したとみられる。 ― 引用終了 ― F-15でもF-35Aでも、パイロットは適性も経験も保証された人間が努めているはず。 では、なぜ空間識失調状態になったのか、が問題となる。 【空間識失調】(くうかんしきしっちょう) Weblio辞書 加減速のGと重力の混同、視覚と体感重力の食い違いなどによって生じる方向感覚の混乱。 地上を見て確認する事ができない雲中・夜間など、あるいは外界が見えない客室内で発生する事が多い。 眩暈などの症状を伴い、乗り物酔い・映像による3D酔いなどとの関連も指摘されている。 例えば、旅客機の乗客は、離陸直後に「まっすぐ上昇している」と思い込む傾向にある。 しかし、窓をよく注視していると「実は空港の周囲を旋回している」という事がままある。 この時、乗客は空間識を失調し、自分がどの方向に動いているか認知できなくなっているのである。 パイロットがこの状態に陥ると航空機の位置や姿勢を正しく認識できなくなり、大変危険である。 実際、航空機の操縦訓練では「自分の頭の中の認識よりも計器を信用しろ」と教えられる。 それでも、熟練パイロットでさえ空間識失調に陥ったまま、間違った認識で操縦を続けてしまう事はある。 そのため、F-2のようにボタン一つで正常な姿勢に戻す機能を備えた航空機もある。
2019年06月22日
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最新鋭ステルス戦闘機 F-35A は機密の塊であろう。 「かなりのスピードで海面に衝突した可能性が高い」とのことで、遺体、機体は海面衝突時に飛散したと推定される。 機体の捜索打ち切りの報のあと、遺体の一部を発見。 残留しているものは全て回収しているということ。 墜落した空自F35A戦闘機、パイロットの遺体の一部を発見岩屋防衛大臣2019年6月7日 AbemaTIMES 4月に青森県沖で墜落した航空自衛隊のF35A戦闘機について、岩屋防衛大臣は行方不明になっていたパイロットの遺体の一部を発見したと発表した。 岩屋防衛大臣は、F35Aの部品が散在していた海域から、パイロットの体の一部とみられるものを発見したと明らかにし、死亡と判断したということだ。 最新鋭のステルス戦闘機F35Aの墜落事故を巡っては、自衛隊が周辺海域で捜索を続けてきた。 これまでにエンジンや主翼の一部を発見したが、フライトレコーダーは見つかっていない。 機体の捜索は事実上打ち切りとなっている。(AbemaTV/『AbemaNews』より)
2019年06月22日
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2018年10月、ライオン・エア610便、B737MAX-8墜落。 2019年1月、ANA全日空がB737MAXの導入決定を発表。 2019年3月、エチオピア高空302便、B737MAX-8墜落。 ボーイングは当初機体側の非を認めなかった。 エチオピア航空の墜落後、中国民用航空局は国内の航空会社のボーイング737MAX8型機での運航を停止させた。 欧州連合(EU)の欧州航空安全局(EASA)も、欧州空域での同型機の運航を禁止した。 その後、各国の対応をみて反応したかのように、ボーイングは機体側の非、「MCAS(操縦特性向上システム)」に不具合があることを認めた。 737 MAX、墜落2件ともMCAS不具合月産42機に減産へ By Tadayuki YOSHIKAWA2019年4月7日 Aviation Wire 全日空は勇気と自信のなせる業か、導入について揺るがない。 導入までに対策が完了しているという考えなのか。 安全のための自動化だったのだろうが、結果として安全に関して不十分な自動化となっている。 専門技能と最終判断をすることができる人間(操縦士、パイロット)がいることを十分に勘案し、安全の維持向上を図るべきなのだろう。 2019.04.28連載杉江弘「機長の目」ボーイング最新航空機で墜落多発、ANAが導入決定…パイロットの操作性を無視した設計杉江弘/航空評論家、元日本航空機長2019年4月28日 Business Journal …(略)… まずエアバスは失速状態に入ることを未然に防ぐアルファフロアというシステムを導入し、失速に入らないように事前にエンジンの出力が全開に入るようにした。これは失速防止のための自動化システムである。 一方、ボーイングでは777のようなハイテク機になって新たに導入したのが、仮にパイロットが誤って操縦桿を引き上げ続けてもエレベーター(昇降舵)の操舵力が重くなるようにして、あるピッチからはそれ以上機首上げができないようにした方法である。 これはコンピューターを使ったシステムであるが、それでもなお力いっぱいエレベーターを引き上げることは可能で、その意味では自動化システムとはいえないものである。 2009年に導入されたブラジル製のエンブラエル機にも同じシステムが採用されている。 筆者は導入当初から3年間乗務し、訓練中にそれを体験したが、並の腕力であるためあるピッチ以上引き上げることができず、失速防止に十分な効果があることを理解できた。失速対策はここまでの対応で十分である。 …(略)… 失速回復操作に自動化を導入したボーイング ボーイングはこれまで述べたような失速防止のための装置から一歩進めて、失速に入ったらパイロットの操作を待たずして自動的に機首を下げるという新たな自動化システムをボーイング737MAXから導入したのである。 それはエアバスがすでに導入していた自動化に対抗するかたちになったが、その違いは、エアバスのアルファフロアが失速に入らないように事前に迎角が15度に達するとエンジンが推力を増加させるという仕組みであるのに対し、今般ボーイングが導入したシステムは、機が失速に入ったらそれを自動的に回復させようとするもので考え方が異なっている。 ボーイング機の事故が続いているが、エアバス機でも深刻な失速(コンプリートストール)に入ると代替制御則の下では操舵がきかないと思われる事故が続いている。 09年に大西洋で海に墜落したエールフランスのエアバスA330の事故や15年末のエアアジア機のA320の事故で、最後になぜパイロットが失速から回復操作ができなかったのかを知っているパイロットは、私の知る限りではほとんどいない。 それでも平気で今日も多くの同型機が運航されているのだ。 …(略)… ボーイングにとって中国は大きな市場なので、中国民用航空局の決定は大きく影響した。 中国当局の信頼を回復することが重要なミッションとなっている。 ボーイングも短期的収益に執着するあまり、航空機製造社としての本分を忘れてしまったようだ。 警報は事前に発されており、それらが無視された上で、墜落事故が発生した。 FAA(連邦航空局)はボーイングの見解を追認したようだ。 米国だけでなく、世界の民間航空の「空の判事」であることをFAAは忘れたのだろうか。 737MAXの問題点、パイロットは墜落事故の数カ月前に当局に指摘していたRosie PerperMar. 14, 2019 BUSINESS INSAIDER
2019年05月22日
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コロンビアでDC3型機が墜落。 事故の原因は不明。 あのDC3が普通に旅客機として使用されていることに驚愕する。 DC3はダグラス社が開発し、1935年12月初飛行、1936年に運用開始された機体。 超々長寿機。 軍用輸送機としても大活躍。 コロンビアで旅客機が墜落、乗客乗員12人死亡2019年3月10日 AFPBB News コロンビアで9日、旅客運輸会社ラセルアエロ(Laser Aereo)が運航するダグラス(Douglas)DC3型機が墜落し、乗客乗員12人全員が死亡した。 当局が発表した。 コロンビアのサンホセデル・グアビアレ(San Jose del Guaviare)からビジャビセンシオ(Villavicencio)に向かう飛行中だった。 DC3型機は1930年代に米国で生産が始まった双発プロペラ機。 …(略)… DC3の軍用型は米軍では「C-47 スカイトレイン」(C-47 Skytrain)、英軍では「ダコタ」(Dakota)。 日本は海軍の要請でDC-3の製造ライセンスを取得。 1937年(昭和12年)設立の昭和飛行機工業でノックダウン生産を開始。 細部の寸法は異なるものの期待を完全コピーし、三菱の「金星」エンジンを搭載し国産化。 1940年、日本海軍で零式輸送機(L2D2)として正式採用された。 全日空では1958年の発足当時より、国内線の主力機としてDC-3が運航された。 ソ連ではライセンス取得したDC-3をもとに、ソ連の寒冷地・不整地向けに小改良を加え、ソ連製エンジンを搭載した輸送機「PS-84」を開発した。 1942年以降Li-2の名称で軍用輸送機として正式化され量産された。 DC3(旅客機、輸送機)は約10年間で1万6千機以上が生産されベストセラー機となった。 第2次世界大戦前は旅客機、大戦中は軍用機として活躍。 戦後はチャーター会社などで使用され、現在に至る。 2017年5月には、スイスの時計メーカー「ブライトリング」が維持・保存を支援する「ブライトリング DC-3」が日本・神戸に飛来した。 1940年にアメリカン航空に納入された機体で機齢は77年。 2017年6月4日、千葉市の海浜幕張 公園で開かれた「レッドブル・エアレース千葉2017」で東京湾を舞った。
2019年04月03日
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良いシステムでも、十分に訓練された者が取り扱わないとトラブルが起こる。 非常に大雑把にまとめれば、エアバスはシステム優先。 ボーイングは操縦者(手動操縦)優先。 B737MAX の墜落事故は、センサーの不備の判断を含め、ボーイング機に不備、欠陥があったのかは即断できない。 ボーイングの主力機に対する各国の飛行停止措置をみて、企業として緊急の対策をせざるを得なかったのだろう。 当初747専用、世界最大容積をもつ工場として建設され、3本の滑走路を備えるエバレット工場は、今や双発の B777 と B787 の生産に励んでいる。 機体の全長は B747-8 が76.3m。 B747-ERで70.6m。 B787 は 68.3m とコンパクト。 レントン工場で組立てられる B737MAX8 は39.5m。 中型旅客機が主力の時代であり、B737MAXシリーズの売行きは、ボーイングの存続を揺るがす。 ボーイングはB737の信頼回復に必死だ。 19994年4月26日、中華航空140便墜落事故は、ボーイングB737MAX8の事故事例に似通っている。 台湾・中正国際空港(現:台湾桃園国際空港)発名古屋空港(現:名古屋飛行場)行きの中華航空140便・エアバスA300B4-622Rが名古屋空港への着陸進入中に墜落した。 乗員乗客271人中264人が死亡。 【事故経過】 事故機は名古屋空港のILSによる進入許可を得た。 進入は副操縦士による、手動操縦で行われていた。 高度330m で副操縦士が、誤ってゴー・レバーを作動させ、自動操縦の着陸復航モードが起動。 これにより、推力が増加し水平安定板も機首上げ位置に作動した。 機体は降下せず水平飛行を開始。 機長は、副操縦士に着陸復航モードを解除するよう指示。 副操縦士は、着陸経路に戻すため操縦桿を押し、機体は降下を再び開始した。 着陸復航モードは解除されておらず、水平安定板は-5.3から機首上げ位置の限界に近い-12.3度まで動いた。 高度160m で副操縦士がスロットルが固定されたことを告げ、機長が操縦を交代。 機長は、スロットルを引き戻し操縦桿を押した。 機長は「ゴー・レバー(GO LEVER)」と呼唱。 副操縦士が名古屋管制に「名古屋管制、ダイナスティ、着陸復航(Nagoya tower Dynasty going around.)」と伝えた。 直後、スロットルが全開になり、機体は急上昇を開始し、高度530m まで上昇。 その後、機体は失速し急降下し、滑走路34から東北東110m地点の着陸帯に墜落した。 裁判所の判決ではエアバスのシステムの不備は問われなかった。 事故発生後の1994年5月、台湾の民間航空を統轄する民用航空局は、中華航空にエアバス社の手順に従って改修を受けるよう指示し、パイロット全員に訓練を受けさせ、再評価をするよう命じた。 こちらも、中華航空の信頼性回復のための措置。
2019年04月02日
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B737MAX8は、インドネシアとエチオピアで離陸後すぐに墜落事故を起こした。 ボーイングは2019年3月27日、主力小型機 B737MAX の墜落事故後初めとなる記者発表を開いた。 原因として疑われる失速時の飛行システムの改修を発表。 パイロットの操作(手動操作)をシステムに優先させるなどの変更を加えるという。 記者発表は、報道記者の質問禁止で行われた。 併せて、米シアトル郊外にある同型機の生産工場・レントン工場も、事故後初めて報道陣に公開した。 こちらも質問禁止で行われた。 事故は機体の傾きを感知するセンサーにより、失速を防止する「MCAS」と呼ぶ制御システムが繰り返し作動。 パイロットの操作に反し、機首を引き下げたと想定されている。 ボーイング、事故機種のソフト修正へ手動操縦を優先 2019/3/28 日本経済新聞【ニューヨーク=中山修志】 米ボーイングは27日、2度の墜落事故を起こした新型機「737MAX」のソフトウエアの修正を発表した。 システムによる機体制御よりパイロットの操縦を常に優先するよう設定を変更する。 システムの機能や変更点を解説する訓練プログラムも追加する。 ただ米航空当局は安全性の確認がなお必要との認識を示しており、運航再開には時間がかかりそうだ。 …(略)… 対策として、システムを動かすソフトを下記のように改修すると発表。①機体の片側のセンサーに頼っていたのを両側からのデータに改める②非常時にシステムが何度も作動しないようにする③パイロットが機体の制御を取り戻しやすくするなど。 航空機は機種ごとに操縦免許が与えられる。 機種の派生型と新規で、免許のための操縦訓練の負荷は大きく違う。 ボーイングは主力モデル B737 の再設計を迅速かつ円滑に進める必要があった。 そのため、パイロットに義務付ける訓練を可能な限り少なく抑えて最大の顧客に応えたとみられている。 今回の墜落事故を受け、パイロットがシステムの挙動を学ぶ訓練を新たに導入すると発表。 導入当初から必要な訓練だったのでは、との疑惑を招いている。
2019年04月01日
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ボーイング737MAXは2016年1月29日初飛行 2017年5月22日、マリンド・エアで運用開始。 鳴り物入りの新型機が運用開始から2年経たずに連続して墜落事故を起こした。 2018年10月29日、離陸直後のライオン・エア610便、B737MAX 8が墜落。 乗員乗客189人全員死亡。 ボーイング737 MAX初の事故。 インドネシア、ライオンエアのB-737MAX墜落事故の原因 by 松尾 芳郎2018年12月4日 …(略)… インドネシアの事故調査委員会の中間報告によると、自動失速防止装置(MCAS)が誤作動をしたのが直接の原因。 前日にも同種トラブルが発生したがパイロットがシステムの接続スイッチを切り、無事に目的地に着陸した。 …(略)… 2019年3月10日、エチオピア航空302便B737MAX8が離陸から8分後墜落。 乗客乗員157人全員死亡。 エチオピア航空は保有するB737MAX8全機の運航を停止。 同日、英、ドイツ、フランス、アイルランド、オーストリア、ノルウェー、オーストラリア、シンガポール、マレーシア、オマーンなどが運航停止を発表。 これまでにインドネシア、中国の当局も737MAXの運航を停止している。 2019年3月12日、EASA(欧州航空安全機関)は、この事故を受け、EU(欧州連合)域内のB737MAX8およびB737MAX9の運航を一時停止すると発表。 EASAは「入手可能なあらゆる情報に基づき、影響を受ける2モデルの耐空性を確保するため、さらなる措置が必要と判断した」と声明。 FAA(米連邦航空局)は737MAXシリーズの運航を停止しない方針を公表。 米国内でも、共和党の重鎮ロムニー上院議員と2020年米大統領選への出馬を表明している民主党のウォーレン議員は、同型機の運航を一時停止するよう、FAA要請している。 2件とも原因は確定しおらず、2件の事故の関連性も明らかではない。
2019年03月13日
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F-35 ライトニング 2は、スーパークルーズ機能を備えた超音速単発単座の多用途(統合打撃)戦闘機。 情報統合化が進められており、頭部装着ディスプレイによる360°視界まで実現している。 電子装備の充実度はF-22を超えているとされる。 F-35は空軍仕様のA型、海兵隊のB型、海軍のC型がある。 墜落したのはA型、C型よりもエンジンが1基多いこと、開発に時間がかかったことから最も高価であると思われるのがB型。 F35B戦闘機が初の墜落事故 パイロットは脱出 米 2018.09.29 CNN.co.jp 米サウスカロライナ州ビューフォート郡で28日、米海兵隊の最新鋭ステルス戦闘機「F-35B」が墜落した。 米軍当局者がCNNに明らかにした。 現場は同郡にある海兵隊航空基地の近く。 パイロットは無事脱出し、負傷がないか診察を受けているという。 国防当局者はCNNの取材に、F-35の墜落は初めてだと明かした。 海兵隊は同日、声明で墜落があったことを確認。 民間人の負傷者は出ていないとしている。 墜落したF-35Bは同基地を拠点とする第501海兵隊戦闘攻撃訓練飛行隊に所属する機体で、原因は調査中だという。 …(略)… F-35BではV/STOL能力のために軸駆動式リフトファン方式とジェット推力を下方に偏向させる特殊な排気ノズルを採用している。 どういう状況で墜落したのか分からないが、空中静止姿勢から水平飛行に遷移するときは不安定感たっぷり。 高価な兵器は補充が財政的にも、工数の面からも困難。 米国防総省は墜落事故の前に、ロッキード・マーチン社が値下げに応じたことを受け、F-35の次回調達に関する新契約を結んだと発表していた。 値下げ後の価格は、F-35B1機あたり1億1550万ドル(約130億円)、F-35Aは9000万ドルを切る価格。 航空自衛隊が装備するのは、F-35A。 各国共同開発の形態をとるF-35は、各軍からの要求の多くを盛込んだたため、単発戦闘機としては大型で、重量級の機体となった。 F-35は各任務をこなせる汎用性の高い戦闘機。 F-22は空対空戦闘に特化した双発戦闘機。 【軍事ワールド】 F35、開発試験終了 最新鋭機が極東に集中する可能性も 2018.4.24 06:30更新
2018年10月29日
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群馬県から委託された東邦航空が運航する防災ヘリ「はるな」が墜落。 搭乗員9人全員の死亡が確認された。■東邦航空株式会社 1960年、三ツ矢航空として設立。 日本で唯一のヘリコミューター輸送(東京愛らんどシャトル)を行っている航空会社。 川田工業の連結子会社。 川田工業の100%子会社に調布飛行場から、東京都島嶼部の伊豆諸島へ定期コミューター路線を運航する新中央航空株式会社がある。 ■群馬県防災航空隊 群馬ヘリポート内の防災航空隊基地を拠点とし、火災、救急、救助活動を行う。 群馬県内11消防本部から派遣された9名の隊員と、東邦航空(株)職員6名の計15名で構成される。 【防災ヘリ墜落】 ずさん管理常態化か 群馬県、提出ルート確認せず 2018.8.17 産経ニュース 搭乗員9人が死亡した群馬県の防災ヘリコプターの墜落事故をめぐり、国土交通省に「(帰投先の)ヘリポートに到着した」と事実と異なる通知をし、さらに実際の飛行ルートと飛行計画が異なっていたことが判明した問題で、運航主体の県側が飛行ルートと国交省に提出する飛行計画に食い違いがないか確認していなかったことが17日、分かった。 県は過去にも飛行ルートと異なる計画を提出したことがあるとしており、ずさんな管理体制が常態化していた可能性もある。 …(略)…■群馬県防災へり「はるな」 機種名:ベル412EP 登録記号:JA200G 全長(ローター含む):17.1m 胴体長:14.0m 全幅(胴体):2.8m 全高:4.6m ローター径:14.0m 定員:15名 事故暦を眺めていて、東邦航空は勇敢(無謀)な航空会社との印象を得た。 群馬県は15年以上にわたって東邦航空(東京 )に委託しているが、2021年に導入予定の後継機では委託先を抜本的に見直すと8月24日に報じられた。 ■2000年以降の東邦航空の事故 出典:Wikipedia2002年1月6日 - 長野県大町市鹿島槍ヶ岳で山岳救助 中のSA315Bラマ(JA9826)が遭難者4名及び救助 隊員1名を救助用ネットでつり上げ中、民間山岳 救助のパイオニアで救助隊員のトーホーエアー レスキュー社長、篠原秋彦氏が落下して死亡。2002年2月7日 - 東京都御蔵島村で物資輸送を行って いたSA315Bラマ(JA6166)が不時着、中破。2005年8月20日 - 山形県西村山郡西川町で資材輸送中 のSA315Bラマ(JA6117)の吊り荷が落下し地上にい た技術員が死亡。 機体の損壊なし。2007年6月2日 - 岐阜県中津川市で緑化資材散布中の ベル 412(JA9991)が墜落、大破。機長死亡。2007年6月4日 - 長野県松本市の穂高岳山荘で物資輸 送中のSA315Bラマ(JA9826)が墜落、大破。2008年10月23日 - 秋田県仙北市の田沢湖周辺で資材 輸送中のSA315Bラマ(JA6117)が接地面に敷いて あったブルーシートを巻き込み中破。2011年10月3日 - 神奈川県愛甲郡清川村で資材輸送中 のAS350B3(JA508A)が墜落、大破炎上。 乗員2名のうち機長が死亡、機上誘導員が重傷。 2017年11月8日 - 山梨県早川町 から栃木県芳賀郡芳 賀町 の栃木ヘリポートに空輸中のAS332L(JA9672) が群馬県多野郡上野村乙母の藤沢橋に墜落。 大破炎上し乗員4名全員が死亡。 事故前に機体を修理した際に一部の部品を交換を 怠っていたことが判明し、2018年2月2日、国土交通 省東京航空局が事業改善命令を発令した。2018年8月10日 -群馬県前橋市のヘリポートを離陸し、 途中長野原町で消防隊員を乗せ、群馬県草津町付近 を飛行していたベル 412EP(JA200G)が、草津白根 山付近で行方不明になった。 その後、機体の残骸が発見され、乗員乗客9名全員 死亡。
2018年10月28日
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2014年3月8日、マレーシア航空MH370便B777-200が行方不明となった。 クアラルンプールから北京へ向かう同機は、離陸約50分後に機影がレーダーから消失。 乗員乗客239名 各国が協力して捜索したが行方不明のまま。 2014年に失踪したマレーシア機 意図的にルート外れた公算大 Angus Whitley、Chong Pooi Koon 2018年7月31日 Bloomberg 2018年7月30日、MH370便について、マレーシア政府は最終報告を発表。 新しい事実は何も報告されなかった。 そのMH370便らしきものが発見されたとのニュースがネット上を駆け巡った。 【速報】 グーグルアースで「消えたマレーシア航空機」新発見 専門家注目! まさかのジャングル奥地で、データ隠蔽も発覚 =カンボジア 2018年9月5日 tocana …(略)… 英紙「Daily Star」(9月3日付)など複数メディアによると、技術者のイアン・ウィルソンという人物が同紙にMH370便らしき物体を発見したと情報を提供してきたという。 ウィルソン氏は、グーグルマップを使いMH370便の行方を追跡していたところ、MH370便に使用されていたボーイング777-200にそっくりの機体がカンボジアの森の中に落ちているのを発見。 全長は70mほどで、全長63.7mのボーイング777-200より少し大きいが、胴体と尾翼の部分で分断されてしまっていることがその原因だと考えられている。 また、「Daily Star」の独自調査により、機体が発見されたカンボジアの森で飛行機が墜落したという情報は存在しないことが分かっている。 MH370便の予定航路は確かにカンボジア上空を飛行するルートだった。 そのため、墜落当時はカンボジア・ホーチミン市の管制官も、今回ウィルソン氏が機体を発見した場所に近いところに同機が墜落した可能性を示唆していたという。 …(略)… 行方については諸説、世に表れたが、これが決定打になるだろうか。 ……続報を聞かないな。
2018年09月17日
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中国初の空母「遼寧」の艦載機は殲15。 殲15はスホイ33の試作機機T-10K-3をウクライナから購入し、その後、独自の研究と開発を行ったという。 殲撃15(J-15)艦載多用途戦闘機 製 造:瀋陽飛機工業集団 初飛行:2009年8月31日 生産数:21機(2015年) 運用開始:2013年 独自の開発は必ずしも改良にはならないどころか、微妙なバランスを崩したり、重要な配慮を欠くものだったりすることがある。 所期性能の未達は大きな問題にはならない。 安全性の確保に欠けるのは重大な問題。 独自の研究開発は墜落事故の続発に繋がっているようだ。 米軍のベテランパイロットが「緩慢な墜落」と評する空母への着艦が必要な艦載機で、「操縦系統が不安定」なのは重大な問題・欠陥。 どうして事故頻発? 中国機J-15 専門家「飛ばない試作機の改造だから」 2018年7月13日 MONEY VOICE 中国人民解放軍の艦上戦闘機・殲(セン)15は、欠陥による墜落事故を頻発させている。 ロシアの専門家は、中国が、ロシア戦闘機の安価な試作機をウクライナを経由して購入し、これをベースに開発した模造品であるためだと指摘した。 同時に、中国軍は時間と費用をかけて信頼できる艦上機を製造するだろうと分析している。 香港英字紙サウスチャイナ・モーニングポスト(SCMP)は7月5日、中国軍の関係筋の話として、殲15(J-15)には操縦系統の欠陥のため、新たに次世代艦隊機の開発に着手していると報じた。 同紙によると、これまで殲15の墜落事故は少なくとも4回起きたという。 中国初の空母「遼寧」は、中国が旧ソ連開発の未完成の中古空母「ヴァリャーグ」をウクライナから買い取り再建造したもの。 この空母建造計画に合わせて開発されたのが、艦上戦闘機・殲15だ。 SCMP紙は、殲15に取って代わる艦上機に、ステルス戦闘機「殲31」が想定されると報じた。 しかし、ロシアの軍事専門家バシリー・カシン(VasiliyKashin)氏は、この殲31も試験の初期段階であるとし、就役まで数年かかるとした。ロシア官製メディア・スプートニクの取材に答えたカシン氏は、2020年中後期になっても、戦略的な準備態勢に殲31が用意できるかどうかはわからず、中国軍はそれまで殲15を使用し続けるだろうと推察した。 …(略)… 不完全な艦載機(殲15)を国家の威信がかかっているとして、命がけで運用させられるパイロットはたいへん気の毒。 課題が解消されるまで、または、後継機が実用化されるまではこの状態が続く。
2018年08月25日
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2019年の対策終了までの道半ば。 2918年に新たなトラブルが発覚する。 6月に出されたADは、パッケージBエンジンの中圧コンプレッサー1段ブレードに対して、超音波による点検をADの発効日から30日以内もしくは60日以内に実施するよう指示。 2段ブレードについては、ボアスコープと超音波による点検を同30日以内に指示している。 日本航空はB-787のエンジンにGE製GEnx-1Bを採用しているので一連のトラブルは影響しない。 2018年7月4日、全日本空輸(全日空、ANA/NH)は、ボーイング787型機が使用するロールスロイス(RR)トレント1000エンジンの整備作業の影響で、6日から12日までの7日間に、国内線113便が欠航すると発表。 2018年4月段階で、主に国際線を飛ぶ787-9が搭載している「パッケージC」と呼ばれる66基が対象だった。 EASA(欧州航空安全局)が6月12日に耐空性改善命令(AD)を追加発行。 対策実施の対象が、主に787-8を使用している「パッケージB」に広がり136基に増えたことで、国内線の機材繰りに影響が及び、幹線を含む113便もの欠航が決まった。 2018年7月17日、全日空は、ボーイング787型機が使用するエンジンの整備作業の影響による欠航について、8月1日から31日までの1カ月間で、国内線378便を欠航すると発表。 交換部品の供給のひっ迫で交換に時間を要しているとのこと。 B-787のローンチカンパニーであるANAは、大きな不幸を背負っているかのようだ。 RRは改良型が年内に提供されると発表。 大丈夫? ANAはなぜトレント1000を採用したのか。
2018年07月27日
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2016年7月17日、ロールスロイス(RR)はトレント1000エンジンについて声明を発表。 現在は点検と、エンジン内部の耐久性回復に向けたメンテナンスを進めており、検証試験が最終段階にあるとした。 対策を講じたエンジンは、年内をめどに全日本空輸(全日空、ANA/NH)を含む航空各社に提供できる見込みとした。 ANAの787エンジン、19年末までに改良型へ メキシコ用新型は計画通り By Tadayuki YOSHIKAWA 2016年8月31日 Aviation Wire 全日本空輸(ANA/NH)は8月30日、ボーイング787型機のエンジンで起きた、硫化腐食による中圧タービンブレードの破断について、発生までの飛行回数と交換タイミングを明らかにした。 エンジンを製造した英ロールス・ロイス(RR)は、設計に問題があったことを認めており、対策を施した改良型タービンブレードを開発中。 3年後の2019年末には、ANAが運航する787全機のエンジンが改良型に置き換わる。 19年末までに改良型へ交換 トラブルが起きたのは、787に左右1基ずつ計2基搭載されているRR製エンジン「トレント1000」エンジン内で、燃焼ガスを発生させるために必要な圧縮空気を送り出す圧縮機を回す「中圧タービン」のニッケル合金製タービンブレードが破断するトラブルが発生した。 ANAは現在、787を50機保有しており、このうち国際線仕様機が37機(787-8が25機、787-9が12機)国内線仕様機が13機(787-8が11機、787-9が2機)。 同社によると、トラブルが起きたブレードは、保有するすべての787で基本的に同じ構造だという。 RRは、2017年1-3月期に対策を施した改良型タービンブレードの供給を開始予定。 ANAが現在保有する全50機の787用エンジン100基については、3年後の2019年末までには、すべて改良型に交換する。 改良型の供給が始まるまでは、新品や飛行回数が少ない現行品に規定より早く交換することで、トラブル発生を防ぐ。 これまでに100基のうち、17基は新しい現行品に交換済み。 …(略)… 原因は分かっており優先順位をつけて対策を施せば解決する問題と思われた。
2018年07月27日
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高性能ジェット・エンジンのトレント(RB.211)シリーズは英・ロールス・ロイスが技術の飛躍的高度化をはかって実用化したエンジン。 【トレントの技術的特徴】・3軸式 一般的な2軸式ターボファンより軸受機構が複雑化するが、圧縮機設計を最適化できる。 エンジン全体として同規模の2軸設計よりも性能を落とさずに小型軽量化、高剛性・低騒音化、高性能・高信頼化できる。 3軸ユニット各々の規模を拡大縮小する事で、多様な性能と推力の需要に応えるファミリーを形成する事ができる。・可変静翼機構 計画が開始時、圧縮機システムはGEなどとは異なり、可変式の静翼を全廃する予定だった。 研究過程で加速時のサージ耐性を高めるには中圧コンプレッサの最前列を可動にすべきという事が明らかになり、それを採用。 他の2軸式ターボファンでは必須の多数の可変静翼機構が存在せず、簡略化、軽量化、信頼性向上が図られている。・チタン製中空ファンブレード ファンブレードは、摩擦攪拌接合により3枚のチタン薄板の外周部を接合し、金型内で板の間に液体を注入して加圧(ハイドロフォーミング)する事により、3次元的に成型される。 GE等、耐衝撃性に劣る複合材のファンブレードを採用している他社が、バードストライク対策として前縁部のみチタン複合材としている。 ロールスロイスは、堅牢で軽量なチタン製中空ファンブレードを独自開発した。 ボーイング787のエンジン B787のエンジンはロールス・ロイス製トレント1000とゼネラル・エレクトリック(GE)のGEnxが搭載可能。 電気接続のインターフェースを標準化されており、2種類のエンジンの交換が可能となっている。 ANAはロール・ロイス製を選択した。 トレント1000は、エンジン始動と発電の両方を行うスタータジェネレータを採用。 従来ブリードエアとスタータタービンにより行っていたエンジン始動を電動化、エアコンや翼縁解氷装置なども電気化したことで燃費向上を図ることができた。 ANAのB787に搭載したトレント1000のファンブレードに不具合発生。 2016年8月、硫化腐食 によりニッケル合金製中圧タービンブレードが破断したと判明。 ANAは、787を国際線仕様機37機、国内線仕様機が13機、合計50機全てがトレント1000搭載。 ANAの787エンジン不具合、 ロールス・ロイスが改良型ブレード供給開始 2017年1月27日 Aviation Wire エンジン交換のタイミングは、運航した路線や飛行時間、飛行回数、使用した推力、回転数など、エンジンの複数項目をRRが分析し、ANAと協議の上決定し、2.5年以内に完了するとしている。 RR製エンジンの787、ETOPS運航制限 ANAは影響軽微 By Tadayuki YOSHIKAWA 2018年4月19日 Aviation Wire
2018年05月18日
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2018年2月11日、An-148が離陸直後に墜落。 乗員、乗客は全員死亡。 ロシア、ヨーロッパを記録的な寒気が襲っている。 ロシアの機械類は寒さ、凍結を前提して作られ、運用されているが、それを超える寒さだったのかも知れない。 速度計測器、ピトー管の凍結が原因とされている。 露旅客機墜落 71人全員死亡 当局はテロ可能性に言及せず 2018年2月12日 AFPBBニュース ロシアの首都モスクワ近郊で11日、旅客機が離陸直後に墜落した事故で、当局は乗員乗客71人全員が死亡したと発表した。 同国史上最悪の航空事故の一つとなった。 捜査員らによると、墜落したのは国内便を運航するサラトフ航空(Saratov Airlines)のアントノフ(Antonov)An-148型機。モスクワのドモジェドボ空港(Domodedovo Airport)からウラル(Ural)山脈のオルスク(Orsk)に向けて離陸した後、午後2時48分(日本時間同8時48分)にラメンスキー(Ramensky)に墜落した。 ロシア運輸捜査当局は声明を出し、「乗客65人と乗員6人が乗っており、全員死亡した」と発表した。 …(略)… 国土が広大なロシアは、永久凍土地帯、冬・極地であっても移動に航空機を活用せざるを得ない。 地上の移動が安全とはいえないのだから。 An-148は旅客機では圧倒的少数派の高翼、双発配置。 非舗装滑走路での離発着・乗降の容易さ、輸送機ベースであること、STOL性、のいずれかを狙ったものであろう。 An148 出典:Wikipedia An-148(アントノフ148:ウクライナ語:Ан-148アーン・ストー・ソーロク・ヴィースィム)は、ウクライナのANTK アントーノウが2001年に開発を発表したリージョナルジェット機である。概要 An-148は、高翼双発ターボファンエンジンを搭載したジェット旅客機である。 機体構造はアントノフが以前に開発したAn-72やAn-74を踏襲しているが、コアンダ効果を狙って主翼上面にエンジンを配したAn-72/74に対し、An-148はAn-74TK-300のようにパイロンでエンジンを吊り下げている。 また、最新の飛行ナビゲーション器材やフライ・バイ・ワイヤのシステムが組み込まれている。 An-148計画は1990年代初頭に始まり、当時はウクライナのアントノフ設計局でAn-74-68として作業が始まった。 2001年にAn-148に改名されP.V. Balabuevが率いる開発チームはAn-74TK-300輸送機を元に開発した。 胴体が延長され主翼は新設計され、開発者達はモトール・シーチのD-436-148 エンジンを使用することを決めた。 生産は、ウクライナのアヴィアントとロシアのヴォロネジ航空機製造合同(ロシア語版)(VASO)で行われる。 多くの企業がこの計画に参加しており、その中で約70%の部材はロシアの企業が生産する。 地域の航空旅客市場に応じて複数の機種が用意される。 An-148の値段は約2,400~3,000万ドルである。 この計画で主要な問題は生産率の低迷である。 キエフのアヴィアントの工場は当初VASOの増え続ける機体の組み立ての対応に失敗した。 1990年代に開発が開始され、2002年にキエフのアヴィアントで最初の3機の試作機の製造が始まった。 試作初号機は2004年9月に完成し、11月17日初飛行した。 2005年4月には他の試作機が試験に加わった。 また2005年にはモスクワ航空ショーで実機が展示された。 認証取得のための期間中に2機の試作機は合計約600回飛行した。 2007年2月26日に型式証明を取得。 D-436-148 エンジンとAI-450-МS エンジンがロシアとウクライナの航空局から認証された。 An-148の仕様によって最大航続距離は2,100~4,400 kmで68~85人の乗客を運べる。 …(略)… スペック 全長:29.13m 全幅:28.91m 全高:8.20m 機体重量:23,083kg 最大離陸重量:36,800kg エンジン:モトール・シーチ社製D-436-148 ターボファンエンジン×2 速度:820-870km/h 最大限界上昇高度:11,000-12,500m 航続距離:2,200-5,100km 乗員:2名 乗客:最大75名
2018年02月17日
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MV-22 オスプレイは飛行機とヘリコプターのイイトコどりを狙った機種。 ヘリコプター(回転翼機)のメリットは、なんといっても垂直離陸やホバリングが出来、滑走路が不要であること。 デメリットは回転翼で揚力を得るため速度が遅い(200km/h~300km/h)こと。 飛行機(固定翼機)のメリットは最高速が高くでき、長い航続距離が実現しやすいこと。 デメリットは垂一般に直離着陸やホバリングができず、離着陸に滑走路が必要なこと。 その両者のいいとこどりを実現するのがオスプレイのようなティルトローター機。 両翼についた離着陸時にはヘリコプターと同じようにプロペラは水平方向に回転して揚力を得て垂直離着陸が可能。 飛行時には、両翼のプロペラがプロペラ機のように、垂直方向に回転し、翼で揚力を得て、高速飛行が可能。 垂直離着陸でき、ヘリコプターでは実現不可能な550km/hの最高速を実現し、比較的大きな航続距離と積載量(ペイロード)を実現している。 オスプレイ 事故率2.64に上昇 15年9月時点 2016年12月14日 毎日新聞. 防衛省によると、米海兵隊のMV22オスプレイの10万飛行時間あたりの事故件数を示す「事故率」は、米軍普天間飛行場への配備前の2012年9月時点は1.65だったが、最新の15年9月時点で2.64と上がっている。 ただし、この数字は米海兵隊全体の平均事故率と同じ数値で、他の米軍機と比べて突出しているわけではない。 …(略)… 防衛省の資料によると、「10万飛行時間あたり」の「被害総額が200万ドルを超えるや死者を出した」事故率は、2012年4月現在では1.93。 海兵隊の平均2.45よりも低く、米軍が運用している航空機の中でも平均以下だった。 オスプレイの導入を予定している防衛省は“様々な角度から安全性の検証を行った結果、機体の安全性には特段の問題はなく、MV-22オスプレイが他の航空機と比べて特に危険と考える根拠は見出し得ない”と指摘。 垂直離着陸、高速、長い航続距離と大きなペイロードは、米・海兵隊が実施する軍事的侵攻作戦に有効。 陸上自衛隊は2018年度までに17機を購入する予定。 同時に災害救助にも極めて有効に活用できる特徴。 おおすみ型輸送艦と組んで運用すれば、様々な自然災害後の救援業務に大活躍できる。 革新的機構を備えたティルトローター機であるオスプレイを、米軍機の事故の象徴として取り上げるのは非科学的な行為。 ティルトローター機を攻撃して利を得るのは同系機種を実現できていない中国やロシア。 オスプレイに対する言論攻撃は、言葉の悪い意味での政治的行為。 では、なにが問題か。 普天間基地も、横田基地も、厚木基地も住宅街(人口密集地)と近すぎることが最大の問題。 軍隊の飛行機は様々な訓練を行うため、民間機のように堕ちないことが前提ではない。 今回の沖縄での事故も、落ちる場所を選んでおり、不時着と解釈できる。
2016年12月16日
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2014年マレーシア航空は、3月と7月に大型旅客機ボーイング777が墜落した。 2014年3月8日、マレーシアのクアラルンプールから中華人民共和国の北京市に向かっていたマレーシア航空370便、ボーイング777-200ERが行方不明となった。 2015年7月29日、フランス領レユニオンにて、同機の一部とみられる航空機の残骸が発見され、同年8月5日370便の一部であることが判明した。 機体発見に先行して2015年1月29日、マレーシア政府はマレーシア航空370便は消息を絶った後に墜落して搭乗者は全員死亡したと正式発表した。 フィリピン南部で残骸発見? マレーシア英字紙報じる 2015年10月12日 産経ニュース マレーシア英字紙スターは12日までに、フィリピン南部スルー諸島で航空機の残骸が見つかったとの情報が寄せられ、当局が確認に乗り出したと報じた。 昨年3月に消息を絶ったマレーシア航空機の可能性もあるが、地元タウィタウィ州の警察当局者は12日、共同通信の取材に、残骸発見などの情報は入っていないと述べた。 マレーシア機はクアラルンプール発北京行きで昨年3月、南シナ海上空で消息を絶った。乗客乗員は239人。 今年7月にアフリカ東方沖のフランス領レユニオン島の海岸に航空機の残骸が漂着しているのが見つかり、フランス当局がマレーシア機の翼の一部と公式確認した。 スター紙によると今月10日、スルー諸島に近いカリマンタン島のマレーシア領サンダカンの警察に男性が訪れ「親類が9月にスルー諸島スグベイ島のジャングルで航空機の残骸を見つけた」と通報した。(共同) 2014年7月17日、オランダ・スキポール空港からマレーシア・クアラルンプール国際空港に向かっていたマレーシア航空17便、ボーイング777-200ERが墜落。 場所は紛争地であるウクライナ・ドネツィク州グラボヴォ村。 撃墜による航空事故で史上最悪となる298人の死者数を出した航空事故。 墜落現場では、親ロシア派の武装勢力が機体の残骸や遺体を運び出して証拠隠滅を図り、また、犠牲者の所持品から現金や貴金属類などを略奪した。 「ブク」がマレーシア機撃墜と断定…復元し公開 2015年10月14日 読売新聞 【ブリュッセル=三好益史】 ウクライナ東部で昨年7月に墜落したアムステルダム発クアラルンプール行きマレーシア航空17便(ボーイング777型機、乗員乗客298人)の原因調査を主導するオランダ安全委員会は13日、同便が「地対空ミサイル『Bukブク』に撃墜された」と断定する最終報告書を公表した。 ブクは旧ソ連製で、親ロシア派の武装集団が発射した可能性を示唆したが、特定には至らなかった。 一方、ロシア側は、同型ミサイルはウクライナ政府軍も保有しているなどと主張。親ロシア派の武装集団の関与は否定している。 オランダ安全委は同日、調査のため墜落現場から回収した残骸をもとに復元した機体の一部も公開。報告書によると、同便はウクライナ東部の上空約1万メートルを飛行中、機体の左前部でブクの爆発で空中分解し、残骸は50平方キロの広範囲に散乱した。墜落現場で見つかったミサイルの破片からブクだったと断定した。 実行者が親ロシア派を含むロシア側なのかウクライナ側なのかは不明。 ブク中射程地対空ミサイル(NATO名は名はSA11)は、旧ソ連で1980年代後半に本格配備された地対空ミサイル・システム。 高度2万5000mの飛行体への攻撃も可能。 固定翼機やヘリコプターに加え、音速で飛行する巡航ミサイルも撃墜可能とされる。 SA11ミサイル単体は移動可能な無限軌道の自走式。 車両構成は、自走発射機、連隊指揮車、多機能交戦レーダー搭載車、ミサイル輸送再装填車、通信車、整備車両。 発射にあたり、数十人の部隊により、航空機の認識用レーダーと、ミサイル攻撃用レーダーの両方を組み合わせて使用する必要がある。 訓練を受けた軍人でなければ適切に操作できないと指摘されている。
2015年10月17日
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3月26日、ジャーマンウイングス9525便墜落事件について仏当局が発表。 仏検察当局は、アンドレアス・ルビッツ副操縦が「意図的に機体を破壊しようとしたとみられる」と発表。 28歳のドイツ人副操縦士は、機長が操縦室から出たあと、機長の再入室要請を拒んでいた。 副操縦士は沈黙したまま機を墜落させた模様。 親会社であるルフトハンザは2009年にルビッツ副操縦士が深刻なうつ病であることを把握しながら操縦を許可していた。 独機「意図的墜落」の副操縦士 パイロットが夢だった好青年 2015年3月27日 AFPBBニュース ドイツの格安航空会社ジャーマンウイングス(Germanwings)4U9525便を意図的に墜落させた疑いが持たれているアンドレアス・ルビッツ(Andreas Lubitz)副操縦士(28)は、幼い頃から空を飛ぶことに強い憧れを持っていた。 ジャーマンウイングスによる心理適性検査にも全て合格し、テロ組織とのつながりもなかったとみられている。 ルビッツ副操縦士はジャーマンウイングスに2年近く勤務しており、子どもの頃から飛行クラブに所属していた。 ドイツ当局とジャーマンウイングス関係者、また近隣住民は、同機を墜落させた動機は思い当たらないと口をそろえている。 同副操縦士が少年時代から所属していた飛行クラブ「LSCウェスターバルト(LSC Westerwald)」の代表は、どこにでもいそうな人物だったと表現。 AFPの取材に対し、「普通の青年で活動的な人生を送っており、異常な点は一切なかった」として、「腕利きのプロフェッショナル」と呼んだ。 同飛行クラブでは、フランスの捜査当局が副操縦士による意図的な墜落という新事実を発表する前日の25日、ウェブサイトに追悼文を掲載。 そこには「彼は夢を実現することができた。 今となっては命まで賭けた夢となった」と記され、10代で生まれて初めて操縦したのは小さなグライダーだったともつづられていた。 ルビッツ副操縦士はドイツ西部の町モンタバウアー(Montabaur)出身。 町長がドイツ通信(DPA)に明かしたところによると、同町に両親と暮らしていた同副操縦士はまた、ジャーマンウイングスの拠点で、スペイン・バルセロナ(Barcelona)をたった同機の目的地だったデュッセルドルフ(Duesseldorf)にもマンションを持っていたという。 ■「礼儀正しく人当たりが良い」 人口1万2500人の小さな町モンタバウアーの近隣住民の話では、ルビッツ副操縦士には交際していた女性がおり、2人でジョギングするのが好きだったという。 また、別の場所に暮らしている弟がいるとしている。 閑静で清掃の行き届いた住宅街で、同副操縦士を知る人たちは報道を聞いてがくぜんとしたという。 一人の男性(23)は、「信じられないし、信じたくない。心底衝撃を受けている」「時々見かけただけだが、いつも正義正しくて人当たりが良かった。 かなり体を鍛えていて、頻繁にジョギングしていた」「うつや病気があったかどうかは分からないが、彼や家族が何か問題を抱えているという話は聞いたことがなかった」と語った。 …(略)… 独検察当局は、ルビッツ副操縦士の自宅を家宅捜索した結果、「副操縦士が病気であったことと、必要な治療方法を示す医療関係の書類が発見された」と述べた。
2015年04月02日
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50年前にサッカーチームと消えた旅客機、アンデス山中で残骸発見 2015年2月9日 AFPBB News 【AFP=時事】 南米チリで約50年前にサッカー選手ら24人を乗せたまま失踪し、これまで見つかっていなかった旅客機の残骸を、アンデス(Andes)山脈で発見したと同国の登山家チームが発表した。 この旅客機は、1961年4月3日に墜落したチリ・ラン航空(LAN Chile)のダグラスDC-3(Douglas DC-3)型機。登山家チームが公開した残骸の映像が8日、同国テレビで放映された。 首都サンティアゴ(Santiago)の南方約300キロに位置するマウレ(Maule)州内で見つかったという。 登山家チームのレオナルド・アルボルノス(Leonardo Albornoz)氏は、「機体があるのは標高3200メートルの山中だ。機体のかなりの部分が残っており、周囲にたくさんの物が散乱している。 人骨もあった。当時、墜落したと言われていた場所ではない」と説明した。 正確な発見場所については、山間地とはいえ荒らされる恐れがあるとして明かさなかった。 …(略)… 有名なアンデスの聖餐とは別の事故。【アンデスの聖餐】 ウルグアイ空軍機571便遭難事故 ウルグアイ発チリ行きのウルグアイ空軍機571便、双発のターボプロップ機フェアチャイルドFH-227Dが1972年10月13日、消息を絶った。 乗客、乗員は45人。 事故機が発見されないまま捜索は打ち切られた。 飛行機はアンデスの雪山に墜落し、28人が生き残っていた。 乗客は全員、自殺が禁じられているカトリック教徒だった。 配給管理された食糧が尽き、自然植生植物も動物も雪で覆われている山には存在しなかった。 機体内で議論が行われ、仲間の遺体を食して生存を続けることが主張された。 人の肉体を食べる行為は聖餐(せいさん)と同一視されると主張され、それが唯一の生存の方法だった。 10月23日、 生存者たちは機体の中で発見したラジオを通して、捜索隊が自分たちを発見出来ないまま捜索を中止したことを知る。 雪崩や飢餓で次々と生存者が倒れる中、決死隊を志願した2人が山越えに成功、12月20日村人に発見された。 12月23日、事故現場で生き残っていた14人が救出された。 『アンデスの聖餐』(原題:Survive!、1973年) 米国の歴史家クレイ・ブレアJr. (Clay Blair Jr.)の著書。 『生存者』(原題:Alive: The Story of the Andes Survivors、1974年) 英国のノンフィクション作家P.P.リードによる、生存者とその家族へのインタビューを元に書かれた著書。 2005年の再版時に Alive: Sixteen Men, Seventy-two Days, and Insurmountable Odds (直訳:生存して:16人の男たち、72日間、そして困難な賭け)と改題された。 日本では、1974年に『生存者 : アンデス山中の70日』の題で平凡社から刊行され、1982年には『生存者』の題で新潮文庫から文庫化された。 『アンデスの奇蹟』 (原題:Miracle in the Andes: 72 Days on the Mountain and My Long Trek Home2、006年) 16人の生存者のひとり、ナンド・パラード著。 日本では2009年に『アンデスの奇蹟』の題で山と溪谷社から刊行された。 『ひかりごけ』
2015年02月15日
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小さな穴がたくさん空いた破片は、銃弾による撃墜を示すものと思う。 ウクライナ軍が撃墜したことが事実なら国際世論はどうなるのだろう。 ウクライナのスホイ25のパイロット マレーシア機撃墜を認める 2014年7月29日 The Voice of Russia ドイツ紙Wahrheit für Deutschlandは、マレーシア航空のボーイング777型機を撃墜したとみられるウクライナのスホイ25のパイロットから話を聞くことに成功したとする記事を掲載した。 Wahrheit für Deutschlandはドイツの主要紙ではないが、同紙は、スホイ25のパイロットが、マレーシア機を撃墜するために、同機に搭載されている砲を使用したと主張している。 Wahrheit für Deutschlandによると、スホイ25は、ロシア参謀本部が提出した画像に写っていたという。 専門家:マレーシア機の痕跡は「ブーク」で撃墜されなかったことを署名している パイロットの名前は明らかにされていないが、このパイロットは、自身が操縦していたスホイ25に搭載されている砲で、マレーシア機が撃墜されたことを認めたという。 なお、パイロットがマレーシア機の撃墜を認めたのと同時に、明確な穴があいているマレーシア機の破片の写真が公開された。複数の専門家たちはこの穴について、地対空ミサイルシステム「ブーク」では、このような穴はできないとの見方を示している。 【攻撃機Su-25】 Su-25は、ソ連のスホーイ設計局が開発した攻撃機(シュトゥルモヴィーク)。 ソ連での愛称はグラーチュ(ミヤマガラス。 ロシアやウクライナに生息する小型のカラスの仲間)。 北大西洋条約機構(NATO)の使用したNATOコードネームは「フロッグフット」(Frogfoot)。 米空軍初の近接航空支援(CAS)専用機,A-10と同じように多量の爆弾を搭載し長時間滞空できる地上攻撃機の必要性を感じたソ連が、スホーイ設計局とヤコヴレフ設計局、イリューシン設計局(Il-102を開発)に対して開発競争を行わせ、スホーイ設計局が開発した機体を採用。 近接支援用の亜音速航空機なので主翼は直線翼に近く、前縁の後退角は19度、後縁の後退角はつけられていない。 主翼配置は肩翼でエンジンも主翼付け根に配置。 A-10の競争試作機であるノースロップ社製YA-9と大まかなレイアウトが似ている。 フェアチャイルド・リパブリック社のYA-10が採用された理由は、防弾性能に優ることと、反動が大きいGAU-8 30mmガトリング機関砲の射撃時の安定性が優れていること、とされる。 Su-25の固定兵装はAO-17A 30mm 2砲身機関砲1門、装弾数は250発。 最大4,400kgまで爆弾などを搭載可能。 エンジンは推力44.18kNのソユース/トゥマーンスキイR-195 ターボジェット。 操縦席周りをチタン合金で補強し、徹底的な防御手段を講じている。 アフガニスタン侵攻の初期にスティンガーミサイルによる撃墜が相次いだため、両エンジンの間にチタン板を入れて片方のエンジンが被弾してももう片方のエンジンが影響を受けないように改修。 この改修で生存性が飛躍的に高まったとされる。 ソ連時代のSu-25は主にトビリシで製造されていた。 グルジア共和国の独立後もグルジアの首都となったトビリシで製造が続けられている。 グルジアとロシアはアブハジアや南オセチアなどを巡って対立状態が続いている。 グルジアはSu-25をロシアに輸出し、ロシアはそれをグルジアなど、カフカースやザカフカース方面に配備するという現状がある。 グルジア共和国独立時の紛争では同じ「赤い星」をつけたロシア、グルジア、アブハジア各軍のSu-25が互いの陣営や町を攻撃しあうという状況が生じたといわれ、誤認射撃による撃墜も何件か起きている。
2014年08月01日
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航空機事故の補償には『国際航空運送についてのある規則の統一に関する条約』が適用される。 締結年次で内容が異なること、国ごとの承認が前提となるため、締結地の名を付して区別している。 モントリオール条約 モントリオール条約は国際線を運航する航空会社の責任などを定めた、1999年採択の国際航空運送についてのある規則の統一に関する条約の通称。 2003年に発効し、日本発着のすべての国際航空便で、万一の事故の際に乗客や遺族に支払われる賠償金の上限が撤廃された。 国際線の上限額の撤廃は、日本の航空会社が92年に運送約款を改定したのが皮切り。 日本は00年に条約を批准し、日本や欧米の航空会社はすでに上限を撤廃していたが、日本に乗り入れる56社のうち21社は「命の値段」について旧条約(通称ワルソー条約)に基づき、280万円から1650万円の上限を設けてきた。 モントリオール条約が適用されるには、出発地と到着地の両国がいずれも、条約に加盟している必要がある。 間に乗継があっても、チケットが連続していれば適用となる。 日本、欧米先進国、韓国、中国などは加盟国だが途上国には非加盟国が多い。 モントリオール条約が適用されない場合はワルソー条約適用 『ワルソー条約』(1953年発効)の賠償額は上限は前記の制限がある。 また航空会社に『過失が無かった』と判断された場合、賠償もなくなる。 裁判地は契約締結地か航空会社の住所地。 ハイジャックについては、1970年に締結されたハーグ条約(通称:ハイジャック防止条約)が適用される。 国内線は事故地の一般法か、航空会社の約款が適用される。 7月18日、マレーシアのナジブ・ラザク首相は、マレーシア航空機の「航路は、国際民間航空機関(ICAO)によって安全と宣言されていた。国際航空運送協会(IATA)も、同機が通過していた空域は飛行制限の対象とはなっていないと言明していた」と主張。 撃墜された航空会社に瑕疵がない場合、航空会社に法的な賠償責任はない。 1983年8月の大韓航空機撃墜事件では、原因は不明だが航路を逸脱し領空侵犯していた事実があった。 遺族が各国で大韓航空に対する損害賠償のための訴訟を起こしたが、大韓航空は賠償請求に対して「事件の原因の不可知論」を理由に拒否。 多くの遺族は大韓航空の提示する条件で和解に応ぜざるを得なかった。 民間航空機への軍の攻撃事故 1973年 リビア航空機(B727)撃墜事件。乗客・乗員108名死亡。 攻撃したのはイスラエル空軍機。 1978年 大韓航空機銃撃事件。不時着できたが乗客15名死傷。 攻撃したのはソ連空軍機。 1983年 大韓航空機(B747)撃墜事件。乗客・乗員269名死亡。 攻撃したのはソ連防空軍機。 1988年 イラン航空655便(A300)撃墜事件。乗員・乗客290人死亡。 攻撃したのは米海軍ミサイル巡洋艦。 2001年 シベリア航空機撃墜事件。乗客・乗員78名死亡。 攻撃したのはウクライナ防空軍のミサイルとされる。
2014年07月19日
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謎の失踪のようなB777。 墜落した場所が特定されれば、墜落の原因は解明されるのだろうか。 マレーシア機、インド洋に「墜落」 =家族に「生存者なし」と伝達―豪軍が漂流物発見 2014年3月25日 時事通信 マレーシアのナジブ首相は24日夜、クアラルンプールで記者会見し、消息不明となったマレーシア航空機について、衛星情報の新たな解析の結果「インド洋南部に墜落した」と結論付ける厳しい見解を明らかにした。 衛星情報を持つ英企業インマルサットと英航空事故調査局が断定したという。首相は、25日の記者会見で詳細を説明すると述べた。 …(略)… 乗員乗客が全員死亡したと考えられている。
2014年03月26日
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3月8日クアラルンプール国際空港32R滑走路から00:41に離陸後消息を絶ったマレーシア航空MH370便、ボーイング777-200型。 乗員12人、乗客227人とともにいまだ行方知れず。 「依然消息が不明のマレーシア機の操縦士は、戦闘機パイロットがレーダー探知を回避する際に行うテラインマスキング航法を実行した可能性がある。同航法で飛行していた場合、正常な高度より8000メートルも低い高度1500メートル前後まで下降していたと思われる」と調査に携わった政府関係者の発言をマレーシアメディアが報道。 副操縦士は、行方不明となる前、地上の管制官と交信した最後の人物。 副操縦士もしくはキャプテンが239人の乗員乗客を巻き添えに自殺を図った疑いがあるとの声が上がり始めている。 台湾・聯合報は18日付けで、台湾の大学生がインターネット上で公開された衛星写真で森の中に墜落した航空機を発見し、8日から消息を絶っているマレーシア航空機ではないかと話していると、報道。 中国の「ガオフェン1号」衛星は消えたマレーシア航空機の破片と思われる物体をベトナム南部、クアラルンプール北東部に発見したと北京で開かれた記者会見で李克強首相が明らかにし、現在確認作業が行われている、とタス通信が報道。 マレーシアの運輸大臣は中国から発表された衛星画像は「誤って公開されてしまったもの」と言及。 謎が謎を呼ぶ展開。 機体が発見されるまで諸説紛々の状況が続きそうだ。
2014年03月21日
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次期戦闘機の更新遅れもあり、老朽化しても使い続けられている韓国空軍のF5E戦闘機が墜落。 事故原因は不明。 航空自衛隊のF-4EJ改は大丈夫かな…。 韓国軍:F5戦闘機が墜落、2000年以降12機目 2013年09月27日 朝鮮日報 次期戦闘機(FX)の機種選定案が否決されたことにより、韓国空軍の戦力に空白が生じる恐れがある中、配備から35年が過ぎた旧型機が墜落する事故が発生した。 韓国空軍によると、26日午前11時58分ごろ、F5E戦闘機(単座)1機が忠清北道曽坪郡道安面の山中に墜落した。 パイロット(32)は、墜落直前にパラシュートで緊急脱出し、空軍病院に搬送された。命に別状はないという。 墜落した戦闘機は26日午前10時48分ごろ、空中要撃訓練のため清州基地を離陸したが、その直後に機体が上を向いて急上昇した、と韓国空軍は説明した。 緊急着陸が不可能になったため、パイロットは戦闘機を民家のない地域まで飛行させた後、緊急脱出した。 韓国空軍の関係者は「高度を下げようとしても、操縦かんが言うことを聞かなかったという。正確な事故原因を究明するには時間がかかるだろう」と語った。 今回の事故を含め、韓国空軍のF5戦闘機は、2000年以降合わせて9件の墜落事故を起こしている。 12機が墜落し、パイロット13人が殉職した。 事故機はいずれも、配備から20?30年以上経過した古い機体だった。 今回墜落したF5Eは1978年11月に配備され、飛行時間は6610時間に達していた。 …(略)… Swiss Air Force F-5 Tiger II F-5はノースロップ社が1950年代に開発した戦闘機。 小型軽量、低価格、運用整備が容易であったため、冷戦時にアジアやアフリカ、南アメリカなどの米国と友好的な途上国にも大量に輸出された。 最高速は亜音速だが、機動性が高いのが特徴。 A/B型がフリーダム・ファイター(Freedom Fighter)、改良型のE/F型はタイガーII(Tiger II)の愛称で呼ばれる。 F-5E/Fは、エンジン強化、レーダー類を追加、空戦フラップ採用など装備を強化したF-5A/Bの改良型。 航空自衛隊のF-4EJファントム2は1981年、ライセンス生産終了。 改修型のF-4EJ改は1987年(昭和62年)度予算で量産改修が認められ、1989年(平成元年)に量産改修1号機が小松基地第306飛行隊に配備。 F-35の配備は開発の遅延から2017年以降とされている。 不足分を補うため、F-4EJ改の運用スケジュールを耐用年数見直す(延長する)可能性が濃厚とみられている。 航空自衛隊のF-15Jも1981年配備開始。 主力戦闘機が古いということは平和が続いた証拠!
2013年09月28日
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NTSB(米国連邦交通安全委員会)、7月7日サンフランシスコ空港で発生したアシアナ航空機滑走路衝突事故についての後続調査を29日から8月7日までソウルで行う。 NTSBは今回の訪問調査を終えしだい第1次調査報告書を作成する計画。 最終報告書に関するを意見を韓国・中国などに確認した後、テボラ・ハスマン委員長(43)など委員団5人の最終審議を経て、早ければ今年中に調査結果を発表する。 アシアナ機事故めぐり韓国世論沸騰 「米国は韓国に責任を押し付けるな!」 2013/7/11 J-CASTニュース 米国で発生した韓国・アシアナ航空機の着陸失敗事故をめぐり、韓国内の世論が沸騰している。米国家運輸安全委員会(NTSB)やメディアが、事故の原因を同社韓国人パイロットの「操縦ミス」ではないか、と疑惑の目を向けているから もちろん韓国は猛反発、航空会社から政府までがそろって「原因の決め付けは時期尚早」などと唱え、空港設備や機体に「真犯人」を求めようとする。 凄惨な悲劇への追悼ムードは一転、なんとも生臭い空気になってきた。 操縦未熟説に「うちのパイロットは優秀だ」 事故は米サンフランシスコ国際空港で2013年7月6日(日本時間7日)に発生、着陸失敗により機体が大破し、中国人乗客2人が死亡、また182人が負傷した。 エンジントラブルなどが確認されていないこともあり、原因としては早くからパイロットの「操縦ミス」説が指摘されてきた。 特に操縦していた副機長は、事故を起こしたボーイング777機での飛行経験が43時間と少なく、「教官」をつけての習熟期間中だった。 その教官も、飛行はベテランだったが指導はこれが初めて。 速度維持装置が誤って切られていた可能性も指摘されている。 米NTSBがこうしたパイロット側に不利な事実を次々と公表していることもあり、米国では「操縦ミス」説がすっかり主流だ。 …(略)… 脱出まで90秒の「空白」 アシアナ機長、避難指示保留 2013年7月11日 朝日新聞デジタル アシアナ航空機が米サンフランシスコ国際空港で着陸に失敗した事故で、米国家運輸安全委員会(NTSB)は10日、機長らは客室乗務員から避難指示を仰がれてから約90秒間、避難指示を保留していたことを明らかにした。 結果的にはその後の迅速な脱出誘導で最悪の事態は免れた。 …(略)…
2013年08月08日
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アシアナ航空のOZ-214便、ボーイング777-200ERがサンフランシスコ国際空港着陸に失敗し、機体を大破。 同機はソウルインチョン(仁川)国際空港を出発し、乗客291名乗員12名が搭乗。 28L滑走路着陸しようとして地面に激突。 2基のエンジン(P&W PW4090)は機体から外れ、機体前方で火災が発生、機体後部は分断。 当初、2人死亡、130人負傷、60人行方不明と報じられた。 韓国旅客機、着陸失敗=2人死亡・130人負傷 -機体大破炎上・米サンフランシスコ 2013年7月7日 時事通信 米カリフォルニア州サンフランシスコ国際空港で6日午前11時半(日本時間7日午前3時半)ごろ、韓国仁川国際空港発のアシアナ航空214便ボーイング777型旅客機(乗客291人・乗員16人)が着陸に失敗、機体は大破した。 サンフランシスコ市の消防当局によると、2人が死亡し、130人が負傷した。 病院に搬送された負傷者のうち10人が重体。依然、約60人の行方が不明という。 …(略)… 死亡2人、負傷182人。うち重傷者は49人、重体10人が重体と続報。 標準型のボーイング777-200に対して、燃料タンク容量の増加、それに応じたエンジン推力の増強により航続距離を延長させたものが200ER (Extended Range)。 アシアナ航空株式会社は、1988年に設立された韓国の航空会社。 2007年には同じスターアライアンスメンバーのANA(全日本空輸)と株式を持ち合うことで合意。 LCC(格安航空会社)エアプサン(釜山国際航空)の筆頭株主。 サービス面で他社との差別化を図っており、 高品質のサービスを提供したことが高く評価されている。 2009年、米エア・トランス・ワールド(ATW)誌の「エアライン・オブ・ザ・イヤー2009」受賞。 2010年、スカイトラックス選定の「エアライン・オブ・ザ・イヤー 2010」受賞。 2011年米グローバルトラベラー誌「エアライン・オブ・ザ・イヤー」受賞。 2012年12月Premier Traveler誌「エアライン・オブ・ザ・イヤー」受賞。に選出されるなど、世界的に権威がある評価機関から、4年連続「エアライン・オブ・ザ・イヤー」の評価を受けたことで航空業界内での存在感を増している。 2011年「スカイトラックス」選定の「世界最高乗務員(World's Best Cabin Staff)賞」等の7部門、2012年米エア・トランス・ワールド(ATW)誌の「広告大賞(Ad of the year)賞」受賞。
2013年07月08日
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2013年6月19日、防衛省は、海上自衛隊の最新鋭哨戒機「P-1」の試験飛行中にエンジンが停止するトラブルが発生したため、飛行を停止したと発表。 4発のP1の全エンジンが停止するトラブルと伝えられる。 次期哨戒機:全エンジン止まる…形状変更原因か 2013年06月21日 毎日新聞 …(略)… 同省航空機課によると、メーカーの川崎重工業が5月13日、愛知県沖の太平洋上で、速度超過の警報機の作動確認をするため、高度1万メートルから約8000メートルに急降下させた後、エンジン出力を急激に下げながら飛行姿勢を立て直したところ、エンジンが止まった。手動でエンジンが再起動し、無事着陸した。 エンジンの形状を一部変更したのが原因とみられ、追加配備予定だった2機のP1の飛行試験は5月14日以降行っていない。防衛省幹部は今回のトラブルについて「想定内で危なくはない」と説明する。しかし別の幹部は「P1は独自に開発した純国産機。影響が大きくなると思ったのだろう」と指摘している。 P-1はIHI製のF7ターボファンエンジンを装備。 省燃費、低騒音が特徴。 一段あたりの圧縮比が高いため、構造的にサージ、ストールを起こしやすいという。 設計の無理がたたり、形状変更をしたのだろうなぁ。 なあに、米海軍では圧縮機失速 (Compressor stall)を起こすような主力戦闘機F-14トムキャットを世間を欺きながら使っていた例もある。 エンジンが止まるぐらい何さ! ・・・・・・という人は滅多にいない。 テスト機時代の事故の多さで嫌われているオスプレイのようにはなりたくないだろう。 お隣の韓国では、国産にこだわった主力戦車のエンジンに問題発生。 韓国軍:K2戦車用パワーパック問題、いまだ解決せず ⇒解決策は日本製部品の使用だろう…分かっていても死んでも言えんよな、本当に可哀そうな国だ。 2013年4月23日 Hashigozakura KTX改めK2戦車も小型、大出力(1500hp)がウリだった。 戦車はエンジンが止まっても墜落しないのが救い?
2013年06月29日
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中国で国産旅客機開発構想が発表されたとき、一番嫌がったのは、その飛行機に乗ることになる中国人の旅客との報道があった。 どのような事態で機体が折れたのか不明だが、信頼性を大きく損なう事故であることは確か。 新舟60は、2011年5月7日、メルパティ航空所有機が西パプア州沖の海域で墜落している。 中国製旅客機が緊急着陸、機体真っ二つに 死者はなし―インドネシア 2013年06月12日 Record China 2013年6月10日、インドネシアの国営航空会社ムルパティ・ヌサンタラ航空の旅客機が、同国東部に位置する東ヌサ・トゥンガラ州の州都クパンのエル・タリ空港に緊急着陸した。 旅客機は中国産のプロペラ機・MA60(新舟60)で、機体が二つに折れ、前輪も折れて脱落したが、乗客に死者はなかった。中国のポータルサイト・捜狐(SOHU)のニュースチャンネルが11日付けで報じた。 事故が起きたのは10日午前9時40分ごろ(現地時間)。同機は乗客46人、乗員5人が搭乗し、東ヌサ・トゥンガラ州南部のバジャワからクパンに向かっていた。 機体中ほどの着陸装置は脱落しなかったものの、胴体着陸となったことで胴体中央部と主翼が接合する部分から大きく破損した。 …(略)… 第二次世界大戦中、日本陸軍が中国でトラックを利用するとき、日本製ではなくどんなに古くとも米国製のトラックを選んだという。 故障、停止が命に関わるからだ。 機械の信頼性は総合力の賜物であることが伝わるお話。 新舟60は西安飛機工業公司が開発、製造。 エンジンはプラット&ホイットニー・カナダ製。 新舟60(MA60) 運航乗員: 2 乗客: 60名 全長:24.70m 全幅:29.20m 全高:8.85m 翼面積:75m² 空虚重量: 30,864kg 全備重量: 48,060kg エンジン: 2× Pratt & Whitney Canada PW127J 巡航速度: 504km/h 航続距離: 2,600km 西安飛機工業公司はリージョナル・ジェット(地域路線用ジェット旅客機)ARJ21の翼および胴体部分のパーツの製造担当。
2013年06月13日
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オーバーランしたネパール航空の国内線チャーター便は、デ・ハビラント・カナダのDHC-6ツインオッター。 ネパール航空は強風と機体の不具合が事故の原因だと説明している。 機体の不具合とは何だろう。 ネパールで旅客機墜落 …邦人ら負傷、死亡者はなし 2013年05月17日 中央日報 アンナプルナ連峰へのトレッキングに出かけた日本人観光客8人ら21人を乗せたネパール航空の双発旅客機が16日明け方(ネパール時間)、ネパールの首都カトマンズから北西に200キロ離れたジョムソン空港に着陸しようとしたところ滑走路をオーバーランしてKali Gandaki川の堤防に墜落した。死亡者はなかったが重体4人を含む搭乗者全員が負傷した。救助隊が旅客機の残骸を調べている。 ネパール航空は1958年7月、それまでインディアン航空が運航していたネパール国内線を引継ぎ、ロイヤル・ネパール航空として創業。 1960年、国際線運航開始。 2006年、国名改称とともに、社名から王国をあらわすロイヤルが削除されネパール航空となる。 本拠地はカトマンズ。 2013年現在、ネパール国内外24都市に就航。 ネパール航空(NAC) 保有機材 国際線 ボーイング757-200 2機 190席(ビジネス16) 国内線 デ・ハビランド・カナダ DHC-6 5機(ビジネス0)3機運行不可 ジョムソン空港は、ネパール・ダウラギリ県ムスタン郡ジョムソンにある、最も危険な飛行場の1つとして有名。 フライトシミュレーターファンの間で人気だそうだ。
2013年05月20日
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ボーイング787ドリームライナーは再発進。 原因不明でも飛ぶのは航空業界に実績のない電気系のトラブルだからか? 日本国政府専用機はボーイング747-400 2機。 2018年頃まで運用する予定と伝えられる。 一時期は代わるもののない大型機として世界中を駆け巡ったボーイング747も退役がすすみ、旅客用が貨物用に転換される例も増えているという。 アフガニスタンでのボーイング747-400Fの墜落シーンの貴重な映像が撮影された。 ボーイング747―400墜落シーン ボーイングの大型貨物機がまさに墜落し爆発炎上するまでの一部始終を偶然捉えたムービー 2013年5月2日 GIGAZINE 4月29日にアフガニスタンで発生した貨物機の墜落事故をかなり近い距離から撮影していたムービーがYouTubeで公開されています。 この事故ではナショナル・エアラインズの乗員7名が死亡しています。 …(略)… バグラム飛行場離陸時に墜落したのは、ナショナルエアラインズのボーイング747-428貨物機。 事故発生は4月29日午前11時20分。 乗員7名は全員アメリカ人で死亡。 ナショナルエアラインズはミシガン州に本社があり、3機を運用。 悲劇であることにかわりないのだが、旅客機と異なり貨物機の墜落は、報道を見かけない。 B-2 crash
2013年05月02日
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エジプトのルクソール(Luxor)は、ルクソール県の県都。 古代エジプトの都テーベ。 日が昇る方角であるナイル川の東岸には、カルナック神殿やルクソール神殿など生を象徴する建物がある。 日が沈む方向のナイル川西岸には死を象徴する、ツタンカーメン王の墓もある王家の谷や王妃の谷などがある。 市内にある遺跡の多くが、世界文化遺産に登録されている。 【送料無料】ボードゲーム テーベ 完全日本語版 (Jenseits von Theben)「強風に流され炎上、畑に墜落」…熱気球事故 2013年2月27日 読売新聞 エジプト南部の観光地ルクソールで26日に起きた熱気球の事故は、日本人4人を含む観光客19人が犠牲となった。 古代エジプトの遺跡を上空から巡る人気ツアーは、突然の爆発で暗転。炎や煙が上がる中、飛び降りる人もいる惨事となった。この気球ツアーでは過去にも事故があり、安全面の問題も指摘されていた。 「強風に流され、炎上し、畑に墜落したという報告だった」。旅行を企画したJTB子会社の「JTBグランドツアー&サービス」の今枝敦社長は、26日午後77前から国土交通省で記者会見し、硬い口調で事故の様子を説明した。 …(略)… 熱気球の仕組みが分かる解説書付き。 富士コスモ おひさま熱気球 熱気球は、球皮(エンベロープ)中の空気を下部に取り付けたバーナー等で加熱し、外気との比重の違いにより発生する浮力で上昇する。 球皮の下に取り付けられたゴンドラ(バスケット)に乗員、乗客が乗る。 バーナーは熱交換コイルで液体プロパンを加熱し、一気に蒸気に変えて高い出力を得られるような構造を採用し、ゴンドラ側から支えられ球皮との間に位置する。 球皮内の空気を加熱すれば高度は上昇する。 火災が発生すると、加熱で急上昇、球皮の損傷で過熱された空気が漏れ急降下となる。 日本で熱気球を操縦するためには、日本気球連盟が発行する熱気球操縦士技能証が必要。 国内法では熱気球も航空機ではないため、国家資格はない。 飛行に当たり空域によっては、航空法に基づき、飛行・浮遊させる場合に事前に国土交通大臣への届出が必要な場合がある。 JTBグランドツアー&サービスは、JTBが90有余年のノウハウをもとに、ヨーロッパ、中南米、アフリカ、中近東などの情報が少ない地域でも安心して観光ができるよう豊富な知識と経験を備えた専門旅行会社。 2006年春、分社化により設立された。
2013年03月01日
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航空自衛隊の次期機種に選定されたステルス戦闘機F-35。 2011年5月9日にロッキード・マーティン社からアメリカ空軍にF-35Aが納入された。 現在米軍で51機が運用されているが、未だ開発中。 F-22同様、開発の長期化とともに開発費は増え、3,957億ドル(約37兆円、当初計画の104.3%)。 自衛隊は日米同盟の観点から高い買い物をしているようだが、買える日は遠そうだ。 米軍、F-35の飛行を中止 エンジン部品に亀裂 2013.02.23 CNN.jp 米軍は22日、現在開発・試験運用中のステルス戦闘機F35について、カリフォルニア州で行われた機体の通常検査中にエンジン部品に亀裂が見つかったとして、飛行停止の措置を取った。 F35戦闘機は、米海軍、空軍、海兵隊に配備が予定されているが、米国防総省は今回の亀裂発見が計画全体に及ぼす影響を評価するのは時期尚早としている。 …(略)… F-35はその開発に際し空軍、海軍、海兵隊の要求の多くを実現しようとした(統合打撃戦闘機:Joint Strike Fighter)。 多機能を盛り込むため単発戦闘機としては重量が増加。 そのため、双発戦闘機に劣らぬ大推力のエンジンを搭載することとなった。 そのエンジン、プラット・アンド・ホイットニー F135(Pratt & Whitney F135)の推力はドライ出力で125kN、アフターバーナー使用時191kN。 双発のダッソー・ラファールのM88は、ドライ出力:50.04kN×2=100.08kN、A/B出力:75.62kN×2=151.24kN。 自衛隊のFX候補だったユーロファイターのEJ200は、ドライ出力:60kN×2=120kN、A/B出力:89kN×2=178kN。 同じくFX候補にあげられたF/A-18E/FのF414は、ドライ出力:62.3kN×2=124.6kN、A/B出力:97.9kN×2=195.8kN)。 F135は、通常離着陸型 (CTOL)、短距離離陸垂直着陸型 (STOVL)、艦載機型 (CV) と3機種に使用することが決まっている。 開発の困難さ、トラブルは想定されていたようで、GE・アビエーション社とロールス・ロイス社が、F-35シリーズ用の別のエンジンであるF136を開発中。 共同開発とはいえ、戦闘機でエンジンが選択できる方式は珍しい。
2013年02月24日
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2012年、ボーイング旅客機の実績は、受注が1,203機、引渡し数が601機。 受注機数は、2007年の1,214機に次ぐボーイング史上2位の記録。 また、1,203機のうち1,124機は737。 またボーイングの全旅客機の受注残は、同社史上最多の4,373機。 2013年、ボーイングは発達型787の生産と開発に注力する模様。 「787」トラブル続く 航空業界の戦略に影響も 2013.1.9 MSN産経ニュース 米ボーイングの最新鋭ジェット旅客機「ボーイング787」が米ボストンで2日続けてトラブルを起こした。787は燃費効率が良く、全日本空輸や日本航空をはじめ世界の航空会社がこぞって採用。航空機にとって最も重要な信頼性に疑念が生じる事態になれば、ボーイング社はもとより航空業界の今後にも影響を及ぼしかねない。 …(略)… 787、ブレーキ不具合も 山口宇部空港で欠航 2013.1.9 MSN産経ニュース 9日夕方、山口宇部空港で出発前の点検中だった羽田行き全日空698便ボーイング787で、左翼側タイヤのブレーキに不具合が見つかり、同便は欠航した。 …(略)… リチウム電池のリスク露見「787」出火 米当局安全性検証へ 2013.1.11 Sankei Biz 日本航空のボーイング787 が米ボストンのローガン国際空港で出火した問題は現代社会でさまざまな機器に使われるリチウム電池が抱えているリスクを浮き彫りにした。 同空港の消防隊員が、出火した日本航空の787のハッチを開けたときに発見したのはリチウム電池だ。この電池は米電子機器大手アップルのタブレット端末「iPad(アイパッド)」や充電式の自動車などさまざまな製品の電源として使われている。米政府の試験によると、エネルギー密度は高いが、発火すると極めて燃えやすく、炎や溶融金属を噴出することから消火が難しくなる恐れがある。 …(略)… ボーイング787でまた不具合操縦席のガラスにひび 2013/1/11 J-CASTニュース 全日空(ANA)が運航する最新鋭中型旅客機のボーイング787型機で2013年1月11日午前、操縦席の窓ガラスにひびが入るトラブルがあった。トラブルがあったのは羽田発松山行きのNH585便。9時37分に羽田を出発し、兵庫県上空を飛行中の10時45分頃、左側にある機長席の前方の窓にひびが見つかった。松山空港には11時14分に到着し、乗員9人、乗客237人にけがはなかった。修理のため、折り返しのNH590便が欠航した。 …(略)… 旅客機は通常の使用で離着陸、飛行時にトラブルが発生しないよう万全を期して設計、テスト、製造されている。 飛躍的な性能を実現するため、多数の新機軸を導入したB787。 トラブルの要因もそれだけ多岐に渡るということらしい。 連続した事故の発生を受けて、2012年1月12日、米連邦航空局(FAA)は包括調査に着手と声明。 電気系統に重点を置き、設計や製造・組立工程について調べると説明。 高度化する技術の集大成となるものを製造することのリスクが、かつてなく大きくなっていることを示している。
2013年01月12日
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安全性が懸念されている米海兵隊のティルトローター機、V-22オスプレイ。 “Widow Maker”(未亡人製造機)というありがたくない名も紹介されているが、過去の軍用機にも“Widow Maker”聞く。 とりわけ有名なのは(悪名高いのは)第二次世界大戦中の米陸軍爆撃機マーティンB-26マローダー(略奪者)。 B-26は高速で、重武装かつ防御力の優れた爆撃機だったが、高速力を目指したために翼面荷重が非常に高かった。 低速での操縦はかなり難しく、着陸速度は200km/hを超えていたため離着陸時や低速飛行時の事故が続発した。 戦後のでは超音速ジェット戦闘機ロッキードF-104スターファイター。 こちらも極端な高翼面荷重。 不十分な持続旋回性能、制御入力に敏感なこの機を戦闘爆撃機とし、低空侵攻訓練を繰り返したドイツ空軍で事故が続出した。 ドイツ語の未亡人製造機は“ Witwenmacher”(ヴィトヴェン・マッハー)。 ロッキード製だが、搭載力や航続距離の不足が問題視され、米軍では少数の配備に留まった。 V-22 オスプレイ 出典:Wikipedia V-22はアメリカ合衆国のベル・ヘリコプター社とボーイング・バートル(現ボーイング・ロータークラフト・システムズ)社が共同で開発した軍用機であり、回転翼の角度が変更できるティルトローター方式の垂直離着陸機である。 本機の愛称であるオスプレイ(Osprey、オスプリー、オスプレィ)は猛禽類のタカの一種である「ミサゴ」のことである。 用途:輸送機 分類:ティルトローター機 製造者:ベル・ヘリコプター、ボーイング・ヘリコプターズ 運用者: アメリカ合衆国(海兵隊、空軍) 初飛行:1989年3月19日 運用開始:2005年12月8日 運用状況:現役 ユニットコスト:6,227万米ドル (FY2008 - FY2012) 安全性に対する懸念 試作中から "Widow Maker"(未亡人製造機)とも呼ばれたオスプレイ。 米海兵隊所属のMV-22の事故率は、2012年4月11日の事故で、1.93。 事故前は、1.12(CH-53Dは、4.15)で、米海兵隊所属の飛行機平均の2.45を大きく下回っている。 米空軍向けの特殊作戦型のCV-22の事故率は2012年6月15日現在13.47。 V-22の危険性は垂直離着陸時のオートローテーション機能(自動回転の機能)が欠如に起因するとされる。 適切に操作しないと、着陸に向けて降下中、急激に揚力が失われる危険がある。 滑空して着陸することも可能だが、ヘリコプター・モードから固定翼機モードへの切り替えには12秒かかり、その間に機体は最低約480メートル落下する。 2012年4月のモロッコでの墜落事故、6月のアメリカ合衆国フロリダ州での墜落事故は両方ともヘリコプター・モードから固定翼機モードへの切り替え中に発生した。 現在開発中の民間用ティルトローター機は、ベル/アグスタ・エアロスペース(BAAC)が開発したBA609。 2003年3月7日初飛行。 狙いは垂直離着陸とヘリコプターを凌ぐ速度と航続距離。 開発は慎重にすすめられている。 AW169とBA609 2011.3.8/追記2011.3.10 航空の現代
2012年07月23日
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5/9、8人のロシア人を含む45人を乗せたインドネシアでデモ飛行中のスホイ・スーパージェット100が墜落。 5/13、ブラックボックス発見。 原因が解析されるのは時間がかかるが、パイロットの責任説が流布された。 航空業界では墜落事故をパイロットの責任とすることは過去からよくあった。 個人の責任にすれば製造会社、運航会社に傷がつかないからだ。 ただでさえ、安全性について疑いの目で見られているロシア製旅客機の場合は、営業的な判断もあり、なおさらと考えられる。 パイロット、なかでもテストパイロットは茶目っ気が多い人物も多いが、事故の危険を冒すような飛行する人物に飛行させていたこと自体が問題。 SSJ100の墜落原因 パイロットのふざけた行為 2012年6月7日 The Voice of Russia ロシアのスホイスーパージェット100旅客機がインドネシアで墜落した事件について、原因は「人的要因」であり、亡くなったパイロットであるアレクサンドル・ヤブロンツェフさんに責任があるとの見方が持ち上がっている。 ブラックボックスの解析によれば、パイロットが飛行機の性能を自慢するために、危険な飛行を行ったという意見が強まっているという。 飛行性能を見せびらかすため、かなりふざけた行為を行ったと見られている。 録音の中には、山に近づきすぎだという警報音のほかに、乗組員の1人が山間部でしかも悪天候のなかでは不可能なそのような飛行を行わないよう止めようとしている声が聞かれた。 非公開株式会社「スホイ民間航空機」の専門家で、録音を聞いた人物が、7日付けの「モスコフスキ・コムソモレツ」紙で引用されている。 …(略)… 中央航空力学研究所の専門家らは、グロモフ名称飛行研究所の専門家らと共に、提供された情報からスホイスーパージェットの飛行を再現しており、事故までに2つの似たような山を問題なく通過しているものの、3つ目で衝突したとの結論に至っている。 …(略)… *中央航空力学研究所 通常の翻訳では「中央流体力学研究所」や「中央航空流体力学研究所」の表記が多くみられる。 略称はツアギ(TsAGI)。 「ロシア航空界の父」ニコライ・ジュコーフスキーとアンドレイ・ツポレフがレーニンにソ連航空界の遅れを直談談判して1918年に設立された。 ソ連がロシアに変わっても組織は存続。 現代の戦闘機、MiG-29とSu-27の形状が酷似しているのは、製造するときに使用された流体力学のデータがTsAGI提供のものだったからとされる。 1/144 スホーイS-37 ベルクト ドイツレベル
2012年06月10日
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ナイジェリア最大都市のラゴスの人口密集地に、着陸態勢に入ったダナ航空(Dana Air)のボーイングMD83が墜落。 乗員6名、乗客147名全員死亡。 4日に収容された遺体は110体。 巻き込まれた住民の被害は不明。 153人全員死亡、住民巻き添えか …旅客機墜落 2012年6月4日 YOMIURI ONLINE 【ヨハネスブルク=黒岩竹志】 ナイジェリアの最大都市ラゴスで3日、旅客機が墜落した事故で、APは乗員乗客153人全員が死亡したと伝えた。 墜落現場は人口密集地で、周辺住民にも多数の死傷者が出ている可能性がある。 旅客機はナイジェリアの民間航空会社「ダナ航空」が運航し、首都アブジャからラゴスに向かっていた。 …(略)… 墜落により発生したと思われる火災は3日午後6時鎮火と発表された。 MD-80シリーズ MD-80シリーズはマクダネル社が開発した双発リアエンジン、ナローボディの大型短距離ジェット旅客機。 リアエンジンとすることにより高能率な主翼を実現。 T字型尾翼が特徴。 マクドネルダグラス社の前作DC-9の後継機。 座席配置は横5列で、エコノミークラスの座席配置に最適。 1980年に就航し、その後派生形が相次いでデビュー。 ライバル機は、ボーイング737-300/400/500。
2012年06月05日
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2012年5月10日、インドネシア山間部で消息を絶ったロシア製のスホイ・スーパージェット100が、ジャカルタの南60キロのサラク山で発見された。 現場で標高2,000m級の山岳地帯。 インドネシアのユドヨノ大統領は記者会見で、旅客機は飛行中に山の壁面に衝突し、墜落した可能性が高いとしている。 ロシア製新型旅客機 デモ飛行中にインドネシアで消息絶つ 2012年 5月 10日 WSJ日本版 インドネシアの航空会社幹部ら50人を乗せたロシア製の新型「スホイ・スーパージェット100」が9日、デモ飛行中にインドネシアの山間部で消息を絶った。 同機は現地時間午後2時半ごろ、1時間のデモ飛行のためにジャカルタの軍用基地を飛び立った。 同国国家遭難救助庁のトップのダリアトモ氏は、同機はそのまま戻らなかったと述べた。 ロシア人乗員8人のほか、同機に搭乗していたのはほとんどがインドネシア人だった。 …(略)… ロシア政府が支配するスホイにとって墜落は大きな打撃となる可能性がある。 ロシア当局者は、同機がソ連崩壊後に落ち込んだロシアの民間航空機産業の再生をもたらすと期待している。 調査結果にもよるが、これまでも外国の買い手から懐疑的にみられていた同機の販売がさらに難しくなるかもしれない。 …(略)… スホイ・スーパージェット100はロシア製のリージョナルジェットで、三菱航空機のMRJのライバル。 リージョナルジェットは中距離運航に最適化した旅客機で、カナダのボンバルディア、ブラジルのエンブラエルが独占的していた分野。 BRIC'sなどの経済発展とともに、大きな成長が見込まれる分野となり、ロシアはスーパージェット100、中国はARJ21を開発、製造。 信頼性がネックと言われてきた。 燃料経済性がウリの日本製MRJは先月、開発遅延を発表した。
2012年05月10日
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空飛ぶホテルのような、総2階建ての超大型旅客機、エアバスA380。 世界中で運用中のエアバスA380およそ60機のうち20機が欧州航空安全庁(EASA)の滞空改善命令)(AD)の対象となり,主翼内構造部分rib-feetで亀裂が発生していないかを検査することになった。 A380 を最初に就航させたシンガポール航空、同機の最大の運航者であるエミレーツ航空がこの対象となる。 エールフランスのA3801号機も点検対象。 【ホーガン・ウィングス】[1/400] A380 エールフランス航空 新塗装 エアバス社は亀裂の発生原因を、ブラケットに荷重をかけすぎたまま主翼表面とリブが取り付けられた、製造中の問題と考えている。 原因を解明すべくエアバスは一機を使い、主翼の耐久荷重そのものに誤りがあったのかを検証中。 主翼の組立工場はイギリス、ウェールズ北部のフリンシャー、ブロートン。 欧州エアバス: 「A380」の主翼に亀裂-2段階で対応進める 2012年1月26日 ブルームバーグ 世界最大の航空機メーカー、欧州のエアバスは、超大型機「A380」で点検中に見つかった主翼の亀裂について、2段階で対応を進めていることを明らかにした。 亀裂の原因については、製造プロセスと使用する材料の要因が絡み合った問題と説明している。 同社のプログラム責任者トム・ウィリアムズ氏によると、短期的な補修作業は、亀裂が見つかった部分を取り除き新しい部品に交換するもので、1機当たり5日間かかる。 より長期の問題解決策には、新しい材料の使用や製造手順の変更が含まれるという。 同氏はダブリンで開いた説明会で記者団に対し、「A380の飛行は安全だ」と語った。欧州の航空安全当局は同型機20機の検査を指示。6機は4日以内に、残りは6週間以内に実施することを求めた。 問題となった部品は主翼の表面を主翼内リブに接続しているL字型ブラケット。 主翼にそれぞれ2,000個のL字型ブラケットがあり、主翼内には60個のリブがあり、各リブに30から40個のブラケットが使用されている。 そのため単一のブラケットの不良は直ちに安全問題とは受け止められないが、点検には主翼内燃料タンクを一度カラにし、アクセスパネルを開ける事が必要。
2012年02月10日
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2010年7月5日午前10時半ごろ、川久保裕二3等空佐(当時37、事故後2等空佐に特別昇任)が操縦するF-15が那覇基地の北西約200kmの訓練空域で右旋回しながら急降下し、約20秒後に海面に墜落。 墜落直前には機首を上げる操作を2度していたが、事故を避けられなかったことなどから、航空自衛隊は「パイロットの意識レベルが下がっていたとみられる」と推定。 FDRでは機体の異常は確認されなかったが、重力に耐えるための装置に異常があったかわからず、何らかの問題があった可能性も否定できないとした。 何かおかしな発表だ。 この飛行での最大G(重力加速度9.8m/s)は6.85Gだったとされる。 輸送機であれ救難機であれ、航空自衛隊のパイロットになるには最大7Gを10秒間耐えるテストがあるはず。 推定時間で墜落まで60秒以内。 戦闘機パイロットはGスーツを着用することなく9Gの負荷が試される。 Gスーツは体感で2G程度軽減する効果が有るとされるので、このテストでの9Gは、戦闘機上の11Gに匹敵することになる。 人間は長時間の高Gに耐えられないが、機体であるF-15の9Gは実用領域。 6.85Gで何らかの機体、装置側のトラブルがあったとしたらそれが問題のはず。 7月の時点で墜落の経緯について航空自衛隊那覇基地の谷津裕通防衛部長らは、操縦士の川久保3等空佐(37)が墜落直前に訓練を離脱する「ノック・イット・オフ」と通信した後、60秒以内の「短時間のうちに墜落に至っている」とした。 事前に訓練離脱を宣言した後、射出座席を使用することなく、意識を失ったというのだろうか? この時点では事故原因として下記の2点を推定。 (1)機体に何らかの異常が発生して短時間のうち に通常の飛行ができなくなった (2)操縦者に何らかの異変が発生して短時間のう ちに通常の操縦ができなくなった 再発防止対策として、F-15の操縦系統、エンジン系統など整備上の特別点検、重力による操縦者の意識喪失対策などの安全飛行教育をあげた。 空の守りを疎かにできないことから、途中経過を結論として発表したのだろう。 7月5日は「航空幕僚監部が(撮影に)応じていない」との理由で映像、写真の撮影を許可しない「説明会」で対応。 回収した機体等もごく一部しか公開していない。 航空幕僚監部の事故があったことすらも隠蔽したい意向が随所に漂う。 同様の事故の犠牲者が出ないこと、別途、真の原因追究が密に続けられ、対策が施されることを願うのみだ。 F15墜落 操縦士意識喪失か 2011年11月10日 7時3分 NHKニュース ことし7月、航空自衛隊のF15戦闘機が沖縄本島沖の東シナ海に墜落した事故で、自衛隊は、パイロットが意識を失ったか、それに近い状態になって、正常な操縦ができなくなったことが墜落の原因とみられるという調査結果を発表しました。 この事故は、ことし7月、航空自衛隊那覇基地所属のF15戦闘機が訓練中に那覇市の北西およそ185キロの東シナ海に墜落して、パイロットの川久保裕二2等空佐が死亡し、自衛隊の調査委員会が原因を調べていました。 9日、航空自衛隊那覇基地が発表した調査結果によりますと、回収したフライトレコーダーを分析した結果、事故機は右に旋回しながら降下した直後、急速に高度を下げていました。 当時、機体には最大で6.85Gという強い重力がかかり、これによりパイロットが意識を失ったか、それに近い状態になって正常な操縦ができなくなり、墜落したとみられるということです。 一方、訓練中のパイロットにはさらに強い重力がかかることもあることから、なぜ意識を失うような状態になったかは分からないということです。 航空自衛隊那覇基地の山田真史司令は「住民に不安をおかけし申し訳ありません。事故を教訓にして、重力がかかった際の技術を向上させるなど再発防止に努めます」と述べました。 【G-LOC】 「Gによる意識の喪失」を「G-LOC」という。 足下方向に高いGがかかると血が脳に回らなくなり、次第に視野が狭くなるグレーアウト、そして視野を失うブラックアウト現象を生じる。 さらに脳への血流が衰えると意識の喪失に至る。 G-LOCが原因で死亡事故に至った例は数多い。 【耐Gスーツ】 戦闘機や攻撃機などの、激しい機動を行うパイロット・搭乗員はの耐Gスーツを着用する。 飛行服の下半身部分に追加して穿く形式のものが多い。 激しい機動を行って、強力なGが体にかかった時、下半身に装着したスーツの内部にある気嚢(きのう)が膨張して腹部や脚部を締め付け、血液が下半身に偏ることによる意識(脳の活動)への影響を下げる。 気嚢はコックピットのコネクタからホースを通して供給される空気によって膨張し、Gの大きさに応じて圧力を調整する。
2011年11月11日
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F15戦闘機の燃料タンク落下 小松基地近く、けが人なし 2011年10月7日 47ニュース 7日午前8時45分ごろ、訓練中の航空自衛隊F15戦闘機(石川県・小松基地所属)から、燃料タンク1本と模擬空対空ミサイルの一部が同基地の北北東約4キロの地上に落下、タンクなどは石川県能美市の下水道施設など約10カ所で見つかった。 けが人の情報はないが、空自が被害の有無の確認を急いでいる。 …(略)… F-15J イーグル航空自衛隊 航空総隊 中部航空方面隊 第6航空団 第303飛行隊 小松基地・石川県 航空自衛隊の発表では、F-15の機外燃料タンクは3本装備可能。 落下したのは左主翼側のタンク。 長さ6.6m、直径0.8m、重さ155kgで、燃料は入っていなかった。 操縦士が、落下直前に「ボン」という音と機体外部の炎を確認しており、小松基地の管制官も機体から火が出たのを目撃している。 落下した部品等は石川県能美市の下水道施設など約10カ所で見つかった。 事故機の飛行時間は2,178.8時間。 一川保夫防衛大臣相は10月11日の記者会見で、訓練中の航空自衛隊F-15の燃料タンクなどが落下した事故への防衛省の対応について「直後に(地元に説明に)行くべきだった。常に国民の目線で物事を判断したいといってきたが、防衛省にそういう観点が浸透していない感じを受けている」と苦言を呈した。 航空自衛隊は、地域の各戸を訪問し、家の屋根や庭などに落下物がないか確認した。 10月11日、航空自衛隊小松基地所属F-15の部品落下事故を受け、福岡県行橋市、みやこ町、築上町は、同型機約20機が配備されている航空自衛隊築城基地(築上町)に、同種の事故の防止に向けた機体整備の徹底などを求める申し入れ書を提出。 10月14日、石川県議会は小松基地に対し事故の原因究明と再発防止策を申し入れ。 技MIX 航空機シリーズ 航空自衛隊F-15 第5弾 AC18 F-15J 第304飛行隊(築城)[トミーテック] F15訓練中止、長期化の見通し 燃料タンク落下事故で 2011年10月15日 産経新聞 一川保夫防衛相は15日夜、金沢市内のホテルで開かれた民主党石川県連パーティーに出席し、航空自衛隊F15戦闘機(石川県・小松基地所属)の燃料タンク落下事故について「国民の理解が得られない限りはF15の訓練再開はしない方がいい」と述べ、対領空侵犯措置(スクランブル)を除く同型機の飛行中止が長期化する可能性を示唆した。 一方、空自が事故調査委員会を設置して進める事故原因の究明に関しては「来週にでも中間的な報告ができればいいなと思っている」と述べた。 一川氏は参院石川県選挙区選出。 防衛大臣のいう「国民の理解」は、「近隣住民の理解」と読み替えた方が適切だろう。 本当に中国、ロシアの脅威があり、韓国の軍事的脅威が増大している環境下、F-15の飛行訓練は国民にとって必要なはず。 必要ないなら、自衛隊の存在自体を問い直す話になる。 小松基地は、同基地所属のF-15の機外燃料タンク落下の再発防止に万全を期すため、10月29日(土)に予定していた小松基地開庁50周年記念行事を延期。 また10月30日(日)に予定していた航空祭を中止した。 航空自衛隊 三沢基地/小松基地 航空祭2010(DVD) ないものねだりの自衛隊幹部が買えもしないF-22の取得に拘泥したこともあり、次期主力戦闘機(FX)の選定は遅れている。 現時点のFX選定はF-4の後継機だが、F-15も十分老朽化した機体。 米軍のF-15では空中分解事故が続いたし、今年の7月沖縄で墜落したF-15はいまだ原因不明。 機体も老朽化しているが、自衛隊の管理運営も老朽化(時代とあっていない)のかもしれない。 小松基地は事故後に隊員の不祥事2件。 大多数の隊員が真面目にやっているの中、組織の歪みに耐えられなかったのではと思ってしまう。 トミーテック AC07技MIX 1/144 F-15J 第303飛行隊 小松基地開設40周年記念塗装機 また小松基地、26歳3曹が今度は窃盗 2011年10月16日 スポーツ報知 石川県警津幡署は15日、窃盗の疑いで航空自衛隊小松基地(同県小松市)の3曹・小堀俊容疑者(26)を現行犯逮捕した。 同基地は、13日に空士長が恐喝容疑で逮捕されたばかり。 8日には、同基地所属で訓練中のF15 件戦闘機から燃料タンクが落下するなど、短期間で不祥事が相次いでいる。 小堀容疑者の逮捕容疑は15日午前11時頃、同県津幡町のショッピングセンターでナップザックや下着など15点(約1万2000円相当)を盗んだ疑い。 ガードマンにとがめられ逃走したが、取り押さえられた。容疑を認め「金を払うのがいやだった」と供述している。 13日には同基地の空士長・須藤友博容疑者(23)が、体が接触した男性に言いがかりをつけ現金を脅し取ったとして小松署に逮捕されていた。 燃料タンク落下事故もあり、基地側は「痛恨の極み。地元の信頼を失うような不祥事が続き、おわび申し上げます」とコメントを出した。
2011年10月17日
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中国の国産戦闘機J-10が10月8日に墜落したと報道された。 J-10(殲撃十型)は成都飛機工業公司によって設計、生産されている 中共の「国産」戦闘機。 ロシアのAL-31Fを元に開発したl国産エンジン「渦噴10A太行」が搭載されている可能性もある。 フライバイワイヤ関連技術は、イスラエルが開発に協力したとの見方が強い。 西側のコードネームはヴィゴラス・ドラゴン(猛龍)。 1998年初飛行、2005年運用開始。 2010年4月22日、「殲10」1機が湖南省南部の上空を飛行中、山村に墜落しパイロットが死亡したと伝えられた。 2009年にも3機が墜落しパイロット2名が死亡したと伝えられる。 13億以上の人民を抱える中共にとって、1人や2人パイロットが死ぬことより、国防と国家機密護持の方がはるかに重要なことなのであろう。 中国の国産戦闘機、試験飛行中に墜落 …香港紙 2011年10月8日 読売新聞 【香港=槙野健】 香港紙・星島日報は8日、中国の国産戦闘機「J(殲)10」の改良型機が数日前に陝西省西安市閻良で試験飛行中に墜落したと伝えた。 パイロットは死亡したという。改良型機は性能検査の最終段階にあり、中国軍の配備計画に影響する可能性もあるという。 J10は米国のF16戦闘機に匹敵する能力があるとされ、改良型はレーダーの性能強化などが図られたとみられる。 香港メディアによると、昨年4月にも湖南省でJ10の墜落事故が起きている。 60周年閲兵式訓練中、主力戦闘機 三機墜落か=中国 2009年11月7日 大紀元日本 中国軍関係者の話として、先月北京で行われた中共政権樹立60周年記念の「大閲兵」で披露された中国空軍の主力戦闘機3機が、パレードの訓練中に墜落し、パイロット2名が死亡、1名は脱出に成功したという。 海外中国語ニュースサイト「阿波羅ネット」(http://www.aboluowang.com/)が伝えた。 「阿波羅ネット」が軍部の情報筋の話を引用して伝えたところによると、墜落したのは、「J-10(殲撃10型)」の主力戦闘機3機。 場所は河北省三河県と天津市の境目。 墜落した時間について、同情報筋は説明していないが、中国政府報道機関の「J-10」に関する報道から推測すると、8月か9月の間だった。 J-10は今後10年間、中国空軍の主力戦闘機として位置付けられ、性能は世界レベルの第三世代戦闘機であると謳っている。 中国の政府報道機関は、「J-10が墜落することはありえない」と報じている。 国営通信「新華社」3月27日付の報道では、J-10はエンジンが停止した状態で緊急着陸に成功したと報じ、J-10の性能をアピールした。 一方、中国国内では、同墜落事件が報じられていない。 軍機の墜落事件はいつも極秘に扱われているが、稀に海外で公表されるケースや、軍内部の派閥争いから故意にリークされるケースもあるという。 PLA's J10 Fighter Demonstrates Excellent Manuverbility 単一の大きな垂直尾翼を持ちデルタ翼の主翼に近接してやや面積の大きなカナードを置く翼の配置。 欧州の第4世代戦闘機、タイフーンやラファール、グリペンの配置に近い姿。 J-10の公表された情報は少ない。 J-10 全長 16.43m 全幅 9.75m 全高 5.43m 翼面積 45.5 m? 一部のエンジンは、2005年7月、ロシアに発注した二次元推力偏向型エンジンAL-31FNに換装されたとみられる。
2011年10月09日
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2011年9月28日、待望のボーイング787が羽田に到着。 ANAにとっては晴れがましい思い出の日になるはずだった。 同日、国土交通省運輸安全委員会は、9月6日、エアーニッポンが運航する全日空140便が約30秒間に約1900メートル急降下するトラブルの調査で、一時背面飛行状態になっていたことが判明。 ANAのお祝い気分は吹き飛んだはず。 背面飛行状態になった全日空140便はボーイング737-700 当日の乗客112人、乗員5人。 急降下トラブルの原因は、副操縦士が操縦室のドアの解錠スイッチと、方向舵の調整スイッチ(ラダートリムコントロールスイッチ)を取り違えて操作したこと。 負傷した方々、体調不良、恐怖を経験された方々にはたいへん申し訳ない話だが、飛行機好きの私と中学生の息子は、「乗りたかったなぁ」というもの。 本当に、ほんとうに搭乗していた方々には申し訳ないと思うが、旅客機で背面飛行を体験できる機会は通常「ない」こと。 通常、機体の傾きは旋回で上下30度、機首はプラス20度からマイナス10度の範囲。 131.7度、機種35度は、経験したくない人にも、命懸けで経験したいという奇矯なヒト(乗っていた人にはいないと思う)にも、一生モノの「あり得ない」経験。 あわやバラバラ!急降下全日空機が背面飛行 2011年9月29日 スポーツ報知 今月6日、浜松市沖の上空で高度約1万2500メートルを飛行中、約30秒間に約1900メートル急降下するトラブルを起こしていた那覇発羽田行き全日空140便が一時、ほぼ上下逆さまの背面飛行をしていたことが28日、国土交通省運輸安全委員会の調査で分かった。 旅客機が背面飛行状態に陥ったのは日本の航空史上初。 ひとつ間違えれば大惨事につながる危険な状態だった。 …(略)… 機体は高度約1万2500メートルから最初に少し右に傾いた後、左に傾きながら約1900メートル急降下。 機首は最大35度、下向きになった。左への斜度は最大131.7度となり、背面飛行に近い状態となった。 傾きが90度を超えた時間帯は約5秒間。 …(略)… 急降下の間、機体の内外には最大で地上の2.68倍の重力がかかっていた。 乗客乗員117人は一時、頭を下にした状態で座席に着いていたことになり、調理室にいた客室乗務員2人が軽傷を負った。 …(略)… 3D背面飛行 ラジコンヘリコプター ラジコンフルセット 3D背面飛行(調整済)【ARC社HM2000 5ch 2.4G 電動ヘリコプター】 パイロットの一時的不在時に副操縦士がトラブルを起こすという、今回と似たような事例が昨年インドで発生している。 機種はボーイング737-800。あわや大惨事!副操縦士パニックで恐怖の急降下、インド格安航空機2010年11月30日 AFPBBニュース インドの国際線旅客機の副操縦士(25)が飛行中に誤って操縦輪を前に倒し、機体が約2100メートルも急降下していたことが、29日に公表されたインド民間航空総局(DGCA)の調査報告書で明らかになった。 ことし5月26日、格安航空エア・インディア・エクスプレスのボーイング737型機はアラブ首長国連邦のドバイを経ち、インド西部プネーに向けて高度3万7000フィート(約1万1000メートル)を飛行していた。 機長(39)がトイレに行ったあいだに座席の位置を調節しようとした副操縦士は、誤って操縦輪を前に倒してしまった。 機体は2000フィート(約600メートル)急降下した …(略)… 副操縦士出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 副操縦士(ふくそうじゅうし 英: First Officer, Co-Pilot)は、航空機乗員のうちの最高責任者・管理者である機長の補佐・機長業務の代行などを行う乗員。 航空業界では英語からファースト・オフィサー、コ・パイロット(F/O、コ・パイと略す事がある。 発音は「コーパイ」)と呼ばれる事が多い。 航空法上で2人の操縦士が乗務することが義務付けられている航空機では通常、機長と副操縦士が1名ずつ乗務し操縦を行う。 コックピットでは右席に座る。 航空輸送操縦士訓練を行うアドオンソフト第9弾 3機種収録 エアロシム ATP Checker Flight ~TOKYO Base~ 問題の根本は操縦士資格の厳密化で、副操縦士が操縦士の経験をできない、機会が大きく減ったことあたりにもあると、私はみている。 昔は飛行中、操縦士が許可して、副操縦士が操縦を代わることができた。 最近の副操縦士はいつでも操縦士の代わりができる経験を積む機会が訓練中にしかない。 十分な経験なしにいきなり操縦士並みのことができるものではないことは、事故事例から明白。 副操縦士「不要」と許可求める海外の格安航空会社2011年6月8日 8日付英紙フィナンシャル・タイムズによると、アイルランドの格安航空ライアンエアのオレアリー最高経営責任者(CEO)は、長距離便以外は副操縦士は不要だとして、航空当局に操縦士1人での運航の許可を求めていることを明らかにした。 実際に許可が下りるかどうかは不明。 同CEOは「飛行の大部分はコンピューターが制御している」と指摘、「航空産業全体にとって大きな節約になる」と強調した。 …(略)… 操縦士資格の厳密化で役に立ちにくくなった副操縦士の不要論がでてくるのも当然の流れ。 空の安全は地上を走る交通機関と次元が異なると考える私は、副操縦士廃止に反対。
2011年09月29日
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9月25日、ネパールの乗客・乗員19人を乗せたブッダ・エアの小型機が墜落。 場所は首都カトマンズの隣、ラリトプル市ラマタール村のコットダラと呼ばれる丘。 マウンテンフライト(ヒマラヤ遊覧飛行)を終えカトマンズに戻ろうとする直後に墜落。 乗客名簿に日本人男性らしき名前があることから日本大使館が確認中。 生存者0。 ネパールで19人乗りの小型機墜落 日本人も搭乗か 2011年9月25日13時46分 ロイター ネパールの首都カトマンズ近くで25日、乗客乗員19人が搭乗した飛行機が墜落した。 現地テレビによると、乗客は16人ですべて外国人旅行者、乗員は3人だという。 在ネパール日本大使館は、搭乗者名簿に日本人らしき名前があることを明らかにした。 匿名の現地救助調整センターの関係者によると、墜落したのは民間航空会社「ブッダ航空」の小型機で、エベレスト眺望の遊覧飛行からカトマンズの空港に戻る途中だった。 「救助隊員らが現地に到着し、詳細な情報を待っている」という。 Buddha Air [DVD] 東京空撮クルージング/快適・遊覧飛行の旅 ブッダ・エアは国内線にATR42-320とビーチクラフトB-1900Dを使用している。 マウンテンフライトはB-1900D。 ビーチクラフト キングエアをベースに15座席としたコミューター機がビーチクラフト 99エアライナー。 99エアライナーの胴体を延長、高出力エンジンへの換装、空力的洗練行ったのが、ビーチクラフト1300と1900(19人乗り)。 双発、ターボプロップ、T字尾翼で、与圧キャビンを装備。 B-1900D 乗員:2名 乗客:19名 機体長:17.63 m 翼幅:17.67 m 機体高:4.72 m 乾燥重量:4,831 kg 最大離陸時重量:7,668 kg エンジン:Pratt & Whitney Canada PT6A-67D型、955 kW × 2 最高速度:480 km/h 航続距離:2,776 km 実用上昇限度:7,600 m (25,000 ft) 2011年5月16日制定のマウンテンフライト利用料金は171US$(運賃140+燃油料31)。 ビンテージZippo ビーチクラフト T-34メンター練習機 1955年製エクセレント【中古】 ATR42はフランスとイタリアの航空機メーカーが合弁事業で興したATR製のターボプロップ双発旅客機。 42は標準の42席(ピッチ81cm)を意味する。 ATR72はATR42の胴体・主翼を拡大したモデル。 【herpa】ATR42-300 ダニッシュ・エアトランスポート(デンマーク) OY-JRY 1/200
2011年09月25日
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16日の米国ネバダ州リノのエアショーで戦闘機P-51マスタングが観客席に墜落。 9人が死亡した。 エアレース中のパイロットは、ジミー・リーウォードさん74歳。 トリムタブの脱落が原因ではないかとの説があった。 P-51の初飛行は1940年。 <予約受付中> 12月下旬発売予定 P-51Dマスタング ジャージー・ジャーク・スペシャル 翌日、17日、ウエストバージニア州マーティンズバーグのエアショーで練習機T-28トロージャンが墜落。 アクロバット飛行を行っていたパイロット1名が死亡。 T28トロージャン は1949年初飛行、1957年生産終了。 単発、二人乗りの初等練習機。 T-28Dは1425馬力、最高速度552km/h。 1/72 英・ホーカー・シーフューリーT.20複座練習機[バウマン] 古くてもちゃんと整備すれば飛行機は飛ぶことはできる。 きちんと整備できなければ飛ぶことはできない。 9月20日、ロシアで民間機事故が相次ぎ、原因の一つとして機材の老朽化が指摘されていたことめぐりレビチン運輸相が下院で報告した。 ロシアの民間航空会社の保有機材は、使用年数を示す平均機齢が21年だと大臣は明らかにした。 日本のANAの11.3年、JAL9.7年のほぼ2倍。 ロシア 相次ぐ船舶・航空機事故 2011年7月25日 毎日新聞 交通インフラが老朽化 ◇田中洋之(たなか・ひろゆき=毎日新聞モスクワ支局) ロシアで旧ソ連時代から使用されている船舶や飛行機の事故が相次いでいる。メドベージェフ大統領が掲げる「近代化」政策とは裏腹に、その足元では交通インフラの老朽化が深刻さを増している。 7月10日、中部タタールスタン共和国のボルガ川で208人乗りの遊覧船が沈没し、129人が犠牲となった。 1955年に建造された老朽船でエンジンが故障しており、定員を50人超過するなど人的要因が重なったとみられる。 翌11日には西シベリアのトムスク州で旧ソ連製の旅客機アントノフ24がエンジントラブルを起こして川に不時着し、6人が死亡した。 6月20日にも北西部のカレリア共和国で同じく旧ソ連製の旅客機ツポレフ134が墜落、47人が死亡する事故が起きていた。 国家統計局によると、ロシア国内の河川や湖で運航している客船のうち、建造から50年以上が9%、40~50年が16%、30~40年が25%を占める。 10年以内の新しい船は5.7%にすぎない。 民間航空機も老朽化が進んでいる。建造から30年以上の古い機体が占める割合は過去10年で1.7%から27.6%に増加。 15~30年の機体も40%から58%に増えた。 逆に建造後5~15年の機体は57%から7.2%に減った。 ロシアの航空会社は国際線や国内の主要路線でボーイングやエアバスの新型機を導入しているが、地方路線は今も旧ソ連製の機材に依存しているのが現状だ。 ロシア下院のシシュカリョフ交通委員長は頻発する重大事故について「システムに起因する現象」と指摘。乗客の安全を守るには、テロ対策とともに、老朽化した船舶や航空機の使用禁止を検討すべきだと主張している。 事故の原因は機材の古さだけが原因ではないだろう。 機材の傷みが多く、整備士も含めてモラルが低下しているため、正気では操縦できないのだろうか。 補修方法、基準が確立していないこともあるだろう。 古い機体、機材をちゃんと、きちんと整備するには、技術と判断力のある整備士か、整ったマニュアルがなければ難しい。 1985年8月、御巣鷹山に墜落した日航機123便事故は、1978年6月に伊丹空港で起こしたしりもち着陸事故後の、ボーイング社の修理が不適切だったことによる圧力隔壁の破損が事故原因とされている。 即ち、様々な経年変化、補修が原因となるトラブルが発生する前の新しい機体がよい、ということになる。 【デジタル アルコールチェッカー】 「酒気帯び」が事故原因=ロシア機墜落 20111年9月20日 【モスクワ時事】 ロシア北西部カレリア共和国の空港で6月、旅客機が着陸に失敗し47人が死亡した事故で、航空当局は19日、航空士(50)が「酒気帯び状態」にあったことが事故原因の一つとする調査報告書を公表した。 報告書によると、航空士の血中アルコール濃度は0.08%(呼気1リットル中0.40ミリグラム相当)で、事故当時「気分が高揚していた」ことがフライトレコーダー(飛行記録装置)から判明した。 ロシアでは今月7日にも北西部ヤロスラブリでチャーター機が墜落しアイスホッケー選手ら44人が死亡するなど、航空機事故が後を絶たない。
2011年09月21日
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P-51が観客席に墜落したことによる死者は5人程度と報じられていたが9人になった。 自由と自己責任の国米国は死者が出ても大会を継続開催できる。 日本で同じことが起こったら、継続開催は難しい。 米航空レース事故の死者9人に 過去にも28人が犠牲 2011年9月18日 ロイター 米ネバダ州北部リノで16日に開催された航空レース「リノ・エアレース」で小型機が観客席に墜落した事故は、17日までに死者が9人に増加した。 地元警察当局が明らかにした。 それによると、墜落現場で7人が死亡し、2人が搬送先の病院で亡くなった。 当局は当初、死者数についてパイロット(74)を含む3人と発表していた。 また、負傷者も50人以上に上り、病院に運ばれた35人のうち、6人が重体だという。 米運輸安全委員会と連邦航空局が現地に入り、事故原因を調査している。 ウェブサイトによると、レースは低空飛行によるスリルを売り物にしており、広報担当者は、航空機が高速で地上約15メートルの高さを飛ぶこともあると話した。 今年で48回目となる同レースでは過去にも死亡事故が発生しており、これまでに計28人が死亡しているという。 【アエロバティック日本グランプリ】 ツインリンクもてぎでのアエロバティックは1999年から開催された。 アエロバティックは1000m四方の空域で曲技飛行専用の飛行機を操り、演技を行うもの。 速度を競うエアレースと異なり、飛行機で行うフィギアスケートや新体操のように演技を競う。 使用されるアクロバット専用機の一つ、ロシアのスホーイSu-26は±10Gもの耐G性能を持ち、レシプロ機でありながらコブラ機動が可能。 1999年のエキジビジョン 死傷者は出なかったが栃木県のツインリンクもてぎで開催されていた、アエロバティック日本グランプリも2003年、練習中に墜落事故が起き、2004年、2005年は開催されなかった。 2003年のアエロバティック日本グランプリは10月31日~2日が予定されていた。 事故は開催初日の10月31日、練習飛行時にクロトフ選手のスホーイが、高度10mで照明ポールに翼が接触しコントロールを失って墜落した。 クロトフ選手は大けがをしたが、観客その他に被害はなかった。 事故発生後、FAIとの協議の結果、全てのイベントが中止された。 2006年再開。 2008年、ツインリンクもてぎでの開催終了。 今後の開催の見込みはない。
2011年09月19日
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リノで開催されたエアショーでP-51が墜落。 観客を巻き込んだ事故となり5人の死者、多数の負傷者がでたと報道されている。 事故は単発エンジン機が会場上空を周回するレース中に発生。 3位でエアレース中だったP-51マスタングが高度120~150mから急降下し、機首から特別観覧先に激突し大破。 P-51 Mustang Crashes At Reno Air Races ムスタング墜落、3人死亡75人負傷 …米競技会 2011年9月17日 読売新聞 AP通信などによると、16日午後4時半(日本時間17日午前8時半)頃、米ネバダ州北西部リノで開かれていた航空競技会で小型機が墜落し、74歳のパイロット1人を含む3人が死亡した。 観客ら75人以上が負傷、うち15人が重体とみられ、13人が重傷を負った模様だ。 主催者側は「多数の死傷者が出ている」と語った。 墜落した小型機は第2次世界大戦でも使われていた戦闘機「P51ムスタング」。 目撃者によると、同機は急に角度を変えて、主観客席付近に墜落したという。 死亡したパイロットは120回以上も競技会に出場し、映画などのスタント飛行でも活躍したベテランだったとみられる。 米テレビが放映した事故当時の模様をとらえた動画投稿サイトの映像によると、複数の小型機が飛行した後、1機が垂直に墜落して煙とともに破片が飛び散り、観客らが不安そうに立ち上がっていた。 墜落原因など詳細は不明だ。 94年 ゼロ戦&ムスタング VOL・1 空のF-1リノ・エアレース(DVD) 【26%OFF】[DVD] P-51 マスタング
2011年09月17日
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2011年9月7日午後4時ごろ、モスクワ北東のヤロスラブリ州で離陸直後にヤク42旅客機が墜落。 高度不足のため敷地内のアンテナに接触したとみられ、機体はバラバラになって炎上した。 メドベージェフ大統領は同国の調査委員会に事故原因の究明を指示した。 43人が死亡、2人の生存が確認された。 生存者はロシア人選手1人と乗員1人で、各々集中治療室で手当てを受けている。 ロシア・プロリーグの今季開幕戦に出場するため、ベラルーシの首都ミンスクへ向かっていた選手、コーチなどが犠牲となった。 NHL Center Ice S/S Tシャツ ニューヨーク レンジャーズ (ネイビー) Reebok【2011春夏ウエア】 インタファクス通信によると、試合が予定されていた会場のアリーナは1万5000人のファンで埋まり、ベラルーシのルカシェンコ大統領も出席した。 鎮魂の曲が荘重に流れる中、ディナモ・ミンスクの選手が、亡くなった相手チームの選手に代わって次々と自分たちのゴールにパックを送り込んで「不戦勝」させ、ライバルの突然の死を悼んだ。 NHL Heritage セーター バンクーバー カナックス 国際アイスホッケー連盟のレネ・ファゼル会長は「アイスホッケーの歴史で最も暗い日になった。計10カ国の(外国人)選手、コーチが犠牲になっており、ロシアだけの悲劇ではない」と語った。 機をチャーターしたチーム、ロコモティブには北米アイスホッケーリーグ(NHL)経験者が多数いた。 NHLコミッショナーのギャリー・ベットマン氏は追悼の談話を発表。 今回の事故は「ホッケー界にとってあまりにも大きな損失」と犠牲者を悼んだ。 ウクライナ・Aモデル プラモデル 1/72 ヤコブレフYak-200双発練習機[バウマン]《予約商品10月発売》 スポーツ界最悪の航空機事故に ロシアIHチャーター機 2011年9月8日 【ロンドン共同】 7日にロシアのプロアイスホッケーチーム「ロコモティブ」がチャーターした旅客機がモスクワ北東のヤロスラブリ州で離陸直後に墜落し、搭乗していた選手ら43人が死亡した事故は過去にスポーツのチームが巻き込まれた航空機事故では最悪のものの一つになった。 AP通信によると、NHLのレンジャーズでスタンリー・カップを制したカルポフツェフ・コーチら10カ国の選手、コーチが犠牲となった。 Yak-42は、ソ連のヤコヴレフ設計局が開発したリアエンジンレイアウトの3発ジェット旅客機。 機体後部に引き込み式タラップを備え、 ボーディング・ブリッジや外付けタラップが無しで乗降可能。 Yak-42 運航乗員 2 乗客 120(最大) 初飛行 1975年3月7日 初就航 1980年 全長 36.38m 全幅 34.20m 生産継続中
2011年09月09日
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