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≪周りの人の協力と、夢を諦めなかった少年に乾杯!≫良かったです。泣きました。バレエを習う事を父親に反対されて…という位の内容は知っていたのですが、感動しました。イングランド北部の炭鉱町。母親を亡くし、炭鉱夫だがストライキで失業中の父と兄、そして少し認知症が出始めた祖母と暮らすビリーは11歳。ビリーにボクシングを習わせている父親は、練習毎に50ペンスのお金を払うのも大変な状況にある。そんな時、ボクシングと同じホールに移ってきたバレエ教室のレッスンを見たビリーは、何故かバレエに惹かれて一緒にレッスンを受けるようになる。彼はどんどんバレエに夢中になっていき、教室のウィルキンソン先生もビリーに才能を見出す。しかし、ボクシングに行かずにバレエ教室に通っていた事を知ったビリーの父親は激怒してしまい…炭鉱町を舞台にした話はイギリス映画には多いです。灰色の空のストライキで荒んでしまった炭鉱町。労働者層の人たちの暮らしぶり。その様子を見るだけで大変な状況にあるのがわかります。ストに明け暮れる父と兄。そこに母親を亡くして以来何か変わってしまった家の中、おばあちゃんは少しボケが出始めた。そんな家庭環境でたまたま夢中になってしまったものは、ボクシングでもサッカーでもレスリングでもなく、バレエだった。「ダンスをすると開放感を味わえる」とビリーは踊ります。嫌な事も何もかも、ダンスは忘れさせてくれるのです。周りの環境はバレエ学校に入学できるようなものではない。だけど、このままではイヤだ、ここにいても何も僕を変えられるものはない、と必死でもがいているかのようなビリーが、踊っているときは活き活きと、本当に何もかも忘れてしまっているような雰囲気がすごく感じられました。反対していたものの、一度ビリーの真剣に踊る姿に強く何かを感じた父親は、バレエ学校へ受験させるべく裏切り者になろうとします。無理かもしれないとわかっても、息子の必死な様子にはどんな苦労も厭わない父親の様子、慣れないロンドンへ一張羅の服を着て行く様子、そして町を離れる息子を送り出す様子。泣けてきました。又、あんなにいつもビリーを怒鳴って相手にしてくれなかった兄のトニーも、ビリーを送り出すときには…地方都市から大都会へ出て行く11歳の少年の気持ちも、彼を送り出す家族や周りの人たちの気持ちも、愛おしくてたまらなくなりました。父親には反対され、兄にはいつも怒鳴られ、やり場の無い毎日だがコッソリと無料でレッスンしてくれたウィルキンソン先生。タバコを吸いながらバレエレッスンをする、全然バレエの先生らしくないMrs.ウィルキンソンですが、どんどん上達するビリーの才能を見越して「本格的な事はバレエ学校に行ってから学べばいいのよ」とロイヤル・バレエ学校を受験する事を薦めてくれた先生がいなければ彼の14年後はなかったのです。あの14年後のステージをウィルキンソン先生に見せてあげったかった。女の子みたいにかわいくてユニークな友人との雪の日のシーンも、おしゃまでかわいいデビーとの彼女の部屋でのシーンも、心に残っています。音楽も、T-REXやザ・クラッシュの「ロンドン・コーリング」が流れてすごく懐かしく、クラシックバレエを扱っているけれど、現代的にしたのもいいと思いました。最後のアダム・クーパーのバレエシーン、どうせならもうちょっと観たかったです。でも、あのくらいがいいのな…?主役も脇も素晴らしく、本当にいい映画でした。BILLY ELLIOT2000年イギリス監督:スティーヴン・ダルドリー脚本:リー・ホール振り付け:ピーター・ダーリング出演:ジェイミー・ベル、ジュリー・ウォルターズ、ゲアリー・ルイス、ジェイミー・ドラヴェン、ステュアート・ウェルズ、ジーン・ヘイウッド
2005.10.28
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≪オードリーの笑顔が実に少ないのが印象的です≫オードリー・ヘップバーン主演の映画と言うと、多くはファッションがステキでしゃれた映画が多いですが、これは尼さんの話ですから、地味でファッションのファの字も出てきません。しかし、この尼さんの格好が似合うんですよね、オードリー。戦前のベルギー。家族との縁を切り修道院へ入ったガブリエル。厳しい修行のもと、熱帯医学で優秀な成績を修めた彼女は精神病療養所を経て念願のアフリカ、コンゴへ看護尼として派遣される。そこで献身的に、忙しく働く彼女は休む間もなく身体を壊してしまう。宗教の道に入る人の修行は厳しいとは思っていましたが、修道院も大変なのですね。謙譲の心、反省、沈黙、戒め、これらの事を常に頭において行動し、鐘の音で行動する。鐘の音が聞こえたら、例え看護の最中であっても止めて祈りを捧げたり、礼拝堂へ向かったりしなければならないのです。もしそれを破ったりしたら必ず日記に書き反省。私なら一日やっと持つかしら?ガブリエルはもとはと言えば、看護師としてコンゴに行きたかったわけですから、観ていると宗教に従順というよりも医療に携わりたいという気持ちの方が勝っているように思えます。父親がドイツ軍から殺されたと聞いた後も、敵味方中立の立場で接するように、とマザーが言われた言葉に素直にうなずける筈も無く(普通の人間はそうでしょう)医療の使命と宗教戒律との間で悩みに悩み、結局彼女は修道院を去ります。本当に修行を積んだ人間はそれが出来るのでしょうか?きっと出来るのでしょうね。去るときは、実にあっさりとしているのがとても印象的でした。オードリーの美しさは、尼僧の格好をしても変わることなく、いいえ、美しさをよりきわだたせているかもしれません。私利私欲を捨てキリストの花嫁になる。大変な事ですね。THE NUN'S STORY1959年監督:フレッド・ジンネマン原作:キャサリン・ヒューム脚本:ロバート・アンダーソン出演:オードリー・ヘップバーン、ピーター・フィンチ、エディス・エヴァンス
2005.10.27
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≪いくつになっても恋をすると不安になったり、キラキラ輝いたり≫恋愛に適齢期はあるのか?ありませんよね。それは前からそう思っていたことです。ただそのお相手はどうなんだろう。50、60代になってものすごく若い人と結婚する男性は、特に芸能人などには多いですが、女性の場合その年齢で10も20も若い男性との恋愛、特に結婚はあまりないように思います。50代半ばの離婚暦ありの劇作家エリカは、娘のボーイフレンドのハリーが63歳で、30歳以下の女性にしか興味を持たないプレイボーイの業界人だと知って驚く。そのハリーがエリカの別荘で心臓発作を起こし、そこで静養する事になった。何と、駆け込んだ病院の青年医師から一目ぼれされるエリカ。そのエリカは勝手気ままなハリーに対しちょっと困っていたが、お互い次第に惹かれあっていく。ハリー、ちょっとくたびれたあの感じのジャック・ニコルソンがなんでそんなに若い女性にもてるのでしょう。最初はどうしてもそこが納得行かずに嘘っぽくって仕様がなかったんだけど、エリカの娘の「ちょっとした時にすごく優しい」と言うセリフと、ハリーとエリカが海辺を散歩するときの雰囲気で、なんとなくハリーのモテモテぶりもわかるような。海辺のシーンはこの二人がとても自然でステキです。一方、エリカのダイアン・キートンは相変わらず魅力的で、スタイルも良く、白いパンツとタートルネックのセーターがすごく似合います。泣き叫びながらパソコンを打つ姿もかわいい。酸いも甘いもかみ締めてきたはずの熟年の男女も、恋におちると又初心者マークに戻ったように、不安になったり、ハイテンションになったり、ときめいたりと、それは若い人の恋と変わることはない、という映画でした。病院でお尻出して歩くハリーや、彼とエリカの血圧云々のシーンはおかしかったですね。でもお互い老眼鏡を出して時計を観るシーンは微笑ましくて、こういう恋人同士もステキだと思いました。キアヌの方が絶対いい、と私は思うけど、ニコルソンがアマンダ・ピットとどうも不釣合いだと感じたように、どんなにステキなダイアンでもキアヌとはやっぱり恋人同士と言うより、親子にしか見えませんでした。ラストはいかにもハリウッド的ですが、あれがしっくりいくのかな。最初はモテモテのエリカにすごく都合の良いラブコメかと思ってみていたのですが、パリのシーンでこの映画とても好きになりました。キアヌかわいそうだけど、「大丈夫あなたにならステキな女性があらわれるって」。キアヌ普段なら主役級のはずですが、ここではしっかり脇に回って好青年を演じていてステキでした。SOMETHING'S GOTTA GIVE2003年監督/脚本:ナンシー・メイヤーズ出演:ジャック・ニコルソン、ダイアン・キートン、キアヌ・リーヴス、アマンダ・ピット、フランシス・マクドーマンド
2005.10.26
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≪陪審員制度の盲点を突いた、スリリングな上質サスペンス≫陪審員ものの映画と言えば『十二人の怒れる男』が有名ですが、これは陪審員を扱ってはいますけど、陪審員を利用したサスペンスでしょう。銃乱射事件の犠牲者の家族は、大手銃器メーカーを相手に訴訟を起こした。メーカー側は大物陪審コンサルタントのフィッチを雇い、フィッチはハイテクを駆使し、陪審員の個人情報を集め、あらゆる手を使って陪審の評決を勝ち取ろうとしていた。しかし陪審員のひとり謎の人物ニックは、その後フィッチを悩ます存在に。銃と訴訟はアメリカを象徴するものです。その二つと、陪審員というこれもアメリカらしい制度を軸に話は展開し、先の見えないサスペンス、緊迫した状況に一時も目を離せません。あまり多くは語らない方が良いと思いますが、ジーン・ハックマンとダスティン・ホフマンのトイレでの対決シーンが見事です。この大俳優達の迫真の演技はやはり一番の見所でしょう。ただ、傲慢でどうしようもないフィッチのハックマンに対して、ホフマン演じるローア弁護士の人物像が少し弱い気がしたのですが。だけど本当にこんな陪審員選出方法やその後の操作なんかが出来るのでしょうか?陪審員コンサルタントなんてものがあるのも恐ろしいし。もし出来るんだったら、陪審員制度は必要ないですね。とにかく面白いんで観て損なしです。RUNAWAY JURY2003年監督:ゲイリー・フレダー原作:ジョン・グリシャム 「陪審評決」出演:ジョン・キューザック、ジーン・ハックマン、ダスティン・ホフマン、レイチェル・ワイズ、ブルース・デイヴィソン
2005.10.25
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≪暗黒街の男達の定番ファッションと陰のある彼らの表情がシブイです≫ジャン・ポール・ベルモンドの映画って実はあまり観た記憶がありません。いかにも一昔前のフランスらしい映画でした。モーリスは服役中に妻を失い、出所してからは新しい女の元で暮らしている。ある日彼は、妻殺しの犯人だと確信した相手の所へ行き銃で撃ち殺し、札束や宝石をそこから奪って近くの空き地へ埋めた。そして出所後の初仕事の為、仲間のシリアンから金庫破りの為の道具を受け取り、別の仲間と仕事へ向かった。ところが、押し入った屋敷はいつの間にか警察に包囲されていた。モーリスはシリアンへの猜疑心をつのらせる。仲間を警察に売る密告者のことを”いぬ”と呼ぶのだそうです。モーリスはシリアンを”いぬ”だと思い、そこから意外な方向へ展開していきます。ちょっと難解なストーリーで、人物をちゃんと把握しておかないと訳がわからなくなりそうです。でも暗黒街に生きる男達のクールさや渋さが感じられてカッコイイ。黒くのびる影、街灯の下に埋められ又掘り起こされる宝石と札束、そしてそれらを掴む手。モノクロの映像にそういったものが映し出されると、古さと共に今の映画にはない渋さや演出の上手さに惹かれます。これは好き嫌いの分かれる作品だと思いますが、ラストのドンデン返しで私は「好き」だと思った映画でした。男性が好む作品かも・・・LE DOULOS1963年フランス監督/脚本:ジャン・ピエール・メルヴィル原作:ピエール・ルズー出演:ジャン・ポール・ベルモンド、セルジュ・レジアニ、ジャン・ドザイ、ミシェル・ピッコリ
2005.10.24
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菊花賞、またもやディープインパクトが勝ちました。忘れてて呼ばれて慌てて居間に行ったら、もうスタート直前でした。今日はスタートが珍しく良かったらしく前半抑えるのに大変だったとか。それにしても最後の直線のラストスパート、やっぱり見事でした!テレビカメラだとよく分からないけど、横から見たらものすごいんだろうなあ。ああ、素晴らしかった。武騎手の「ホッとした。嬉しい」と言うのは実感でしょう。今日も興奮してしまいました。
2005.10.23
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≪スポーツ・エージェントの仕事と友情と恋のお話≫トム・クルーズ主演の映画。あまり期待してなかったんですけどね、これが意外と面白かったんです。ジェリーは全米一のスポーツエージェント会社の有能な社員。ある日1人の選手の息子の一言で良心に目覚めた彼は、今までの会社や自分のやり方に疑問を持ち、ある提案書を提出したが、それで彼はあっさりクビになってしまう。彼に賛同してくれたのは経理係のドロシーだけ。二人で新しいエージェント活動を始めるが、今までいた多くのクライアントは前の同僚に持っていかれ、残ったのは落ち目のアメフト選手のロッドだけだった。アメリカのスポーツ選手はこういう風にして、エージェントと共に活動しているのだと言う事が良くわかった映画です。エージェントはその選手の年俸アップやコマーシャルから家族の事までいろいろ世話を焼く、マネージャーみたいなものですね。1人で何十人、何百人のクライアントを抱えてしまうのは、エージェントにとってはお金儲けにはなるものの、心底その選手の事を考えてあげられるのは無理があるでしょうね。有能なエージェントが挫折し、理想と正義を追い求めていく姿は良かったです。トム・クルーズもこういった役いいんじゃないですか。レニー・ゼルウィガーが若くて初々しい恋人役を演じています。結局この癒し系の恋人のおかげでジェリーも挫折から這い上がっていけるのです。癒し系ドロシーもステキだけど、ジェリーの最初の恋人もなんか印象的。ドロシーとは正反対のタイプなんですけど、恋人や夫のお尻をひっぱたいて鼓舞するような人ですね。ちょっとネタバレですが、ドロシーはシングルマザー。最初彼女も言っているように、息子を使ってジェリーに取り入ったような雰囲気は観てる方にも伝わってきてちょっとイヤだったのですが、自分から別れを言い出すところは良かったですよ。あの息子のレイが人懐っこい笑顔でかわいくてたまりません!この作品でアカデミー賞助演男優賞を取ったキューバ・グッディング・ジュニア、最初はちょっとうざったくてイヤでしたが、ジェリーとの友情が深まるにつれていい奴だな、と思えてくるあたりもさすが助演男優賞を取っただけのことはあるのでしょうか??ジェリーのオフィスで電話をする時、壁にはフィギュア・スケートの人のポスターが。カタリーナ・ビットかな?と思っていたら電話の相手が「カタリーナ」だったので、やっぱりビットだ、と思っていたのですが、映画の最後に本人がちょこっと出てきたのには驚きました。JERRY MAGUIRE1996年監督/脚本:キャメロン・クロウ出演:トム・クルーズ、キューバ・グッディング・ジュニア、レニー・ゼルウィガー、ボニー・ハント、ジェイ・モーア
2005.10.23
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≪天才を天才だと見抜くのは、本当に才能のある人なのでしょう≫何度も観ているのですが、今回久しぶりに観ました。事実ではなく、モーツァルトは殺されたのではないか?といううわさを元に書かれた戯曲の映画化です。今回はディレクターズ・カット版を観たので、いろんな謎が解けたような気がします。ウィーンのある寒い夜、一人の老人が自殺を図った。「許してくれ、モーツァルト。お前を殺したのは私だ」と言いながら、彼は精神病院へ。命を救われた彼はしばらくして病院で神父に告白を始めた。彼はかつてオーストリア皇帝に仕えた宮廷作曲家のアントニオ・サリエリだった。わずか35歳でこの世を去った天才作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。彼の急逝はいろんな謎を呼び、殺害説まで出てこの映画もそこから生まれたのです。この映画の主人公アマデウスとサリエリ。サリエリは神に祈り、神を信じ、音楽を通じて神の僕になろうと決め、何事にも神に感謝する日々を送ってきました。オーストリア皇帝に仕え自分の才能に自信を持っていたサリエリ。しかし天才モーツァルトに出会ってから、神への感謝も音楽の自信も打ち砕かれてしまい、彼の運命は大きく変わってしまうのです。感激で涙が出そうなほど素晴らしい楽曲。そして書き直した跡のない美しい譜面。こういうものを見るたび、アマデウスの音楽を聴く度に、彼の素晴らしさを認めざるを得ないサリエリ。アマデウスに憧れを抱きつつも、一方で激しい嫉妬に憎悪を燃やし、彼の下品な行動を軽蔑し、やがては彼を死へと追いやる。きっとサリエリも才能ある音楽家だったのでしょう。だからこそアマデウスの才能が理解できた。実際に手を下すことなしにアマデウスを死に追いやった、嫉妬で殺したくなるほどの天才だと言う事をこの映画では存分に表現されています。そのサリエリを演じるエイブラハムが憎らしい程上手い。彼はこの作品でアカデミー賞主演男優賞を受賞しています。そしてもう1人の主役を演じたトム・ハルス。彼も又あの高笑いの天才、破天荒な私生活を送るアマデウスを見事に演じていました。最初にあの映画を観た後、しばらくはモーツァルトの肖像画を見るたびにその肖像画からあの高笑いが聞こえてきそうな気がしていましたもの。音楽的見せ場が大変多く、実際のオペラを観ているような気になりますし、素晴らしい歌や舞台を堪能できます。このオペラの舞台装置だけでもすごいですし、宮廷や当時の衣装の豪華さも見事です。実際レクイエムの作曲途中で死んだとされるモーツァルトのその謎を、依頼人も含め実に想像豊かに上手く仕上げています。「彼の頭の中に既に曲は完成していて、後は書くだけ」というセリフがあります。彼が天才だと言われる理由に下書きをしない、記憶力がすぐれていた事があげられるそうですが、昨今彼の音楽には癒しの効果があると言われています。癒す事の出来る音のゆらぎというものが、他の音楽家の曲にに比べて圧倒的に多いとか。もちろんこれを計算して作っていたわけも無く、それが自然に出来ていたということは、やはり彼は天才だったと今の世の中で改めて認められたようなものです。来年はモーツァルト生誕250年。再び『アマデウス』を観てみるのもいいかもしれません。これは本当に素晴らしい作品。ディレクターズ・カット版おすすめです。AMADEUS1984年監督:ミロシュ・フォアマン脚本:ピーター・シェーファー衣装デザイン:マイケル・チャンドラー、テオドール・ピスティック美術:カレル・サーニー出演:F.マーリー・エイブラハム、トム・ハルス、エリザベス・ベリッジ、ジェフリー・ジョーンズ
2005.10.22
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≪乗りがいい、音楽がいい、とってもさわやかな青春映画≫トム・ハンクスの初監督作品、最初観る前は「どうなんだろう?」って思ってました。でも60年代の音楽満載と言うことだったのでそれにはすごく興味があったのです。何故か観る事なしにもう10年近くも前の作品になってしまったのですね。でもとても良いというおすすめレビューを読んで、早く観なくちゃと思っていたのですが、さわやかでとっても良かった!1960年代初め、ペンシルベニアのエリーと言う町。ガイは怪我をしたドラマーのピンチヒッターでバンド"ワンダーズ”に参加。彼がドラムを速目のテンポで演奏したらそれが大受け。地元のバンドコンテストで優勝。ライブハウスにも出演。自主制作レコードも売れる。そしてレコード会社のミスター・ホワイトがメジャー契約を申し出た。ツアーも成功し「すべてをあなたに」(That Thing You Do)はヒットチャートを上昇。ついにロス行き、映画出演、新曲レコーディングの話が進むが…1曲のヒットを残し消えていくバンド、いえ、1曲のヒットも生まれないままに消えていくバンドの方が多いでしょう。”ワンダーズ”は最初の地元での成功からあっという間のトントン拍子で成功へと突き進んでいきますが、やっぱり世の中そう上手くはいかないものです。ビートルズの再来風に紹介されるワンダーズですが、この曲"That Thing You Do"がまさにビートルズの初期、いわゆるリヴァープールサウンドでもう大好き!覚えやすくって、この映画を観て以来あのメロディーがよく口をついて出てきます。この曲いいわ~。60年代の地方都市の電器屋さんの雰囲気も好きです。アメリカのあの時代の電器屋さんってあんな感じだったのですね。何故かあのお店が出てくると嬉しくなってしまいます。トム・ハンクスが敏腕マネージャー役で出ています。DVDのパッケージはトムが大きく出ていますが、実際の主役はバンドのメンバー達。ドラマー、ガイ役のスコットは、昔のトム・ハンクスに感じが似ていてとても好感が持てます。ボーカルのジミーは歌っている横顔がTOKIOの長瀬智也にそっくりなんだなあ。レニーの軽さや海兵隊に入隊するベースプレイヤーもそれぞれ持ち味を活かしていていいです。リブ・タイラーは相変わらずかわいいし。ガイの最初の恋人役でシャーリーズ・セロンが出ていますが、時代もそうだけどまるでバービー人形のよう。やはりここでもセクシー系でした。一発屋というと聞こえが悪いけど、それで思い出すのが"My Sharona"のザ・ナック。本当は他にもヒット曲があったらしいですが、"My Sharona"の印象があまりに強くてどうしても一発屋の観があります。でもいまだにいろんな番組や映画で使われる曲ですから、すごいですよ。彼らもビートルズの再来なんて言われてましたね。とにかく、よくあるような話ですが、サラリと恋愛も入れて実にさわやかな青春映画をトム・ハンクスが上手く作っています。THAT THING YOU DO!1996年監督/脚本:トム・ハンクス出演:トム・エヴェレット・スコット、リヴ・タイラー、ジョナサン・シャーチ、スティーヴ・ザーン、イーサン・エンブリー、トム・ハンクス
2005.10.21
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≪笑いは恐怖心を和らげてくれた…ありがとうゾゾ≫戦争中の話を深刻なタッチで描くか、コメディタッチで描くかどちらかに別れますが、これは後者。そういう意味では、同じフランス映画の『陽だまりの庭で』にも似た雰囲気があるかもしれません。『クリクリのいた夏』のジャン・ベッケル監督が、今回もジャック・ヴィルレとアンドレ・デュソリエの二人と仕事をしています。1960年代初頭、フランスの田舎町。小学校教師のジャックは、毎週日曜日に赤い鼻をつけたピエロに扮して町の公民館で人々を笑わせている。思春期の息子リュシアンは、大好きなパパがそんな風に人前に立つのがいやでたまらなかった。この日も満席の観衆の前にピエロ姿でおどけてみせる父を、リュシアンは笑えずにいた。その様子を見てジャックの古くからの友人アンドレがリュシアンに話し始めた。ジャックがピエロになる理由を。それは第二次世界大戦中、フランスがドイツの占領下のときの事…特典映像で監督は、「深刻なものが一転してコメディになる、そんな軽いものにしたかった」と言っています。確かに、深刻であるはずのドイツ占領下時、若い頃のジャックとアンドレのとった行動はびっくりするくらい幼稚で、軽々しくて本当にコメディになります。深刻なものが軽く、というより、軽いものが深刻な場面に陥ってしまいます。ただ、その命の危険にさらされるような深刻な時に笑いがあった。この作品のテーマはそこなのでしょう。「笑いは最高の武器だ」・・・映画の冒頭にセバスチャン・ジャプリゾのこの言葉が流れますが、彼らを死への恐怖から救い出してくれたのが「笑い」だったのです。しかし、この笑いもそれを演出してくれたその本人の悲しい運命には胸が痛み、ジャックとアンドレの引き起こした出来事で傷ついた人の行動、言動にはちょっと信じられないような気もするのですが、ある種のプライドも垣間見る事が出来ます。でも、私が彼の奥さんだったら、あんなふうには言えないと思うけど。軽いタッチの中にさらりと反戦メッセージが込められているところが、フランス映画らしい。深刻さと軽さ、笑いが交互に襲ってくるようで、監督のやさしさが溢れているような作品です。ただ、マジメルを除く全員、特に主人公の二人の戦時中の様子は、カツラをつけてはいるものの、あの馬鹿げた行動をするまだ多分若かったであろう青年を演じるにはかなり無理があります。皺はいっぱいあるし(女性もですが)、動きも鈍いしで、ちょっとそのへんは辛かったですね。名優達ですから存分に出したかったんでしょうけど。EFFROYABLES JARDINS2003年フランス監督:ジャン・ベッケル原作:ミシェル・カン脚本:ジャン・ベッケル、ジャン・コスモ、ギョ-ム・ローラン出演:ジャック・ヴィルレ、アンドレ・デュソリエ、ティエリー・レルミット、ブノワ・マジメル、シュザンヌ・フロン、イザベル・カンドリエ
2005.10.19
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人生どうにもならないことがあるものです。そんな事はわかっているのですが、何だか今日は悲しくてたまりません。私の周りの二組の夫婦が、近々離婚しそうです。一組は一週間ほど前に聞いたのですが、もう一組はひょっとしたらよりが戻るんじゃないかと期待していたけど、やっぱり無理みたい…今日その話を聞いて、胃に穴があいたような感じ。虚しくて悲しくて、泣けてきます。お腹は空いているんだけど、食べたくないです。
2005.10.18
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≪大人の為のロマンティック・コメディ≫ウディ・アレンの映画って、やたらセリフが多かったり毒が強すぎたりして全部が全部好きなわけではありません。ブログで紹介する映画は基本的に好きなものを書いていますが、今日はアレンのお気に入りの作品のレビューです。1940年ニューヨーク。保険会社の腕利き調査員ブリッグスは、最近入社のベティとは犬猿の仲。ある日同僚の誕生パーティで、呪文を唱えると二人はお互いに惹かれ合うという催眠術を魔術師にかけられた。そしてその日から謎の宝石泥棒が出没する事件が頻繁に起こり始める。調査員のブリッグスは犯人探しに奔走するが…アレンがなんだか一見ヨレヨレなんです。バリバリのキャリアウーマンのベティの毒舌でその容貌などを容赦なしにつかれ、かわいそうになる位。でも催眠術にかかった瞬間のボーっとした表情なんかは上手いなあ。あの表情はホント笑える。哀愁も感じますが。ストーリーは魔術がとりなす縁だったり、仲の悪かった二人が最後はくっつくという典型的なパターンですが、夢があって好きです。この人の作品っておしゃれだと思うんです。30,40年代が背景の作品は特にその映像とかも昔っぽく撮っているし、バーのインテリアや女性のファッション、そして音楽のセンスも好きです。毒づいたセリフをサラリと言ってのけ、ウィットに富んだ会話。以前に比べアクは弱まったけど、大人が楽しめるロマンティック・コメディを作ってくれたという感じがします。シャーリーズ・セロンが、一瞬「見たことあるけど誰だったっけ?」と思わせるようなセクシーさを振りまいて出ています。この人昔はこんな役が結構多かったのかな?それにしてもかなり年齢の離れた美女相手に、しかもその美女から(セロンからも)モテモテの役のウディ。こういう役はさすがにもう無理があるんじゃないかなぁ。もうちょっと年配の方相手ならもちろん文句は言いませんが。THE CURSE OF THE JADE SCORPION2001年監督/脚本:ウディ・アレン出演:ウディ・アレン、ヘレン・ハント、ダン・エイクロイド、シャーリーズ・セロン
2005.10.17
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回ってきた「髪バトン」です。Q1.現在の髪型を教えて下さいショートから伸ばしている途中です。やっと肩位の長さになりましたが、サイドはまだ短いです。 Q2.現在のヘアカラーは?ワインがかったブラウン。Q3.今までにやっていた髪型は?☆小学生 低学年はわかめちゃんカット。中学年から普通のショートカット。☆中学生スポーツやってたんでほとんどショートカットでしたね。ちょっとボブっぽくしてた時もあったかな。☆高校生 段カット。ちょっとカリメロ風な。BCRのウッディやパットみたいなの。☆大時代 いわゆる聖子ちゃんカットみたいなの。サーファーカットとか。その後はソバージュやボブやいろいろです。Q4.失敗した髪型は? カットした日はいつも「失敗したー」って思いますが、翌日は「あら、いいじゃない」って思います。Q5.今度挑戦したい髪型はなんですか? 一度セシルカットみたいに短いのにしたかったんだけど。若いと時ならいいけど、今やるとちょっとなあ。あれはもう諦めた方がいいでしょう。黒木瞳みたいなのもいいなあ。Q6.使用しているシャンプーは何ですか? パンテーン エクストラダメージヘアー タイプQ7.過去に使用したことのあるシャンプーはなんですか?エメロン、メリット、ソフトインワン、ウエラの何かは忘れた。ちょっとたくさんありすぎて思い出せません。Q8.好きなシャンプーのCM 特になし。Q9.美容液使ってますか?昔は使ってた時もありましたが、今は使ってません。Q10.バトン回す人ごめんなさい、バトンは回しませんので、興味のある方はやってみてください。
2005.10.16
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≪家なんて砂の上に立ち霧に隠れてしまう存在なのでしょうか≫珍しく日に2本の映画紹介ですが、これもまた重いテーマです。亡父が兄と自分の為に遺してくれた海辺の家。夫が去り、悲しみに打ちひしがれるキャシーはひとりそこに住んでいた。ある日、税金未納ということで家を差し押さえられてしまう。しかし、それは郡の手違いだと判るが、家はすでに競売にかけられ新しい主の物となっていた。その主とは、政変でイランから亡命してきたべラーニ大佐一家だった。理不尽なんです。郡のミスなのに郡にもっと詰め寄ったらいいんじゃないでしょうか。お互いが自分のことばっかり主張するからこうなるんだ、執着しすぎだ、と思いながら見ていたのですが、それぞれに家に対する思いがあったのですね。家を取り戻そうとするキャシーは家族との思い出、家を守ろうとする大佐は祖国の家の思い出。この人たちの一見利主義だと思えるような振る舞いや考えも、実は家そのものよりも、温かな家族を求めていたからではないかと思えます。お互いの欠点に気付き、事態は収拾するのかと思っていた矢先に、当事者ではない保安官のせいでとんでもない悲劇をうむことに。マイノリティーに対する偏見、誤解、弱い者への高圧的な態度など、アメリカの抱える問題点を訴えた作品だと思います。祖国では高い地位にあったけど、アメリカに来て日雇いの仕事をし、それを家族には隠しているというべラーニのプライド、家族を守る為に必死に生き抜こうとしている彼に起こる悲劇はどうしようもなく哀れでなりません。ベン・キングスレーの迫真の演技に胸が痛くなります。シナリオも俳優も素晴らしい作品だと思います。でも救いようがなくて辛すぎます。HOUSE OF SAND AND FOG2003年監督:ヴァディム・バールマン原作:アンドレ・デビュース3世脚本:ヴァディム・バールマン、ショーン・ローレンス・オットー出演:ジェニファー・コネリー、ベン・キングスレー、ロン・エルダード、ショーレ・アグダシュール
2005.10.15
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≪父は最後に"ワーニャ”と叫び、息子は最後に"パパ”と叫んだ≫ロシアの映画ってものすごく久しぶりに観ました。これが心にズシーンと来る作品でして。万人が好む作品では決してないと思うのでおすすめにはしませんでしたが、心に残る作品です。アンドレイとイワンの兄弟は母と祖母との4人暮らし。ある日突然12年ぶりに父親が帰ってきた。兄弟は写真でしか父親を知らなかったが、父も母もこれまでの事は何も語らなかった。父親と言う存在を改めて感じる二人に、父は湖へ旅行へ連れ出す。いきなり現れる父親。だけどその父は旅行中息子達に対してとても高圧的に振舞います。笑顔も見せず、今までの事を語らず、息子達にも何も聞こうとしない。そんな中でも父親を慕う兄に対して、弟はどんどん反抗的になっていきます。父はイワンに親しみを込めた呼び名の”ワーニャ”とは決して呼びませんし、イワンも自分から"パパ”とは呼べずにいます。父は父で息子達にいろんな事を教えているのではないかと思うのです。いろんな場面での対応の仕方、キャンプでのテントの張り方、何でも人を頼らずに自分でやるように旅の中で自然とそういう場面をこなさせていっているようにも思えます。それは父親の愛情の表現なのかと。ただその表現はあまりにも粗野で、ああいうやり方では、自分達には興味がないのではないか、愛情なんてないのではないかとイワンが思うのも当然なのです。息子達にもっと言葉をかけてあげればよいのに、という不満は私の中にも起きていました。時間を守れ、言い訳をするな、そういう当たり前の事だけど、子供からすれば一方的に怒るのではなく理由も聞いて欲しい、と思うのですが、父親は威厳を保ちたく又きちんと子供を躾けたいという思いもあるのでしょう。一方最後の最後まで頑固で意地を張り通したイワン。島や大雨、掘り起こされる箱、緊張感のあるサスペンス的な進み具合に、退屈なロードムービーかと思っていたら、どんどん目が離せなくなってしまいます。実は最後は父と子の和解のストーリーと思っていたので、予想外の結末にショックを受けてしまいました。一体父親は12年間何をしていたのか、何故突然帰って来たのか、島で掘り起こした箱は何か。多くの謎は解明されないまま映画は終わってしまいます。そのあたりの未消化な部分はあるものの、重いけれど心に残る映画でした。灰色の空、土砂降りの雨のシーンがあるかと思えば、突き抜けるような青空にすぐにも手が届きそうなところにある雲、透きとおった湖、ロシアの殺伐とした中にも美しい自然が余計に悲しみを誘います。エンドロールに映し出される旅行のスナップが印象的。VOZVRASHCHENIYA / THE RETURN2003年ロシア監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ脚本:ウラジミール・モイセエンコ、アレクサンドル・ノヴォトツキー出演:コンスタンチン・ラブロネンコ、ウラジミール・ガーリン、イワン・ドブロヌラヴォフ
2005.10.15
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≪こんな先生がいたら学校が絶対楽しい!≫以前「英語でしゃべらナイト」に主演のジャック・ブラックが出演していたんだけど、普段のキャラがなんかおかしくて、この映画も面白そうだと思いながらも最近やっと観た作品です。売れないロックミュージシャンのデューイは、ロックへの思いが熱すぎて空回り。かつてのバンド仲間のネッドとはルームメイトだが、デューイの家賃は溜まり、ネッドのガールフレンドから家賃が払えなければアパートを追い出すと言われる始末。しかしバンドはクビになり途方に暮れているところへ、代用教員をしているネッドに電話が。有名私立小学校から週650ドルでネッドを雇いたいとのこと。そこでデューイはネッドになりすまし、小学校で教えることに。でも何も教えることは出来ない…ロック意外には…ハチャメチャな内容なんだけどとっても面白いです。このデューイのキャラが強烈でいいし、ジャック本人もこんなキャラじゃないかと思えるくらい。有名私立校の生徒らしくお行儀の良い子供達。疑う事は少しはあっても根が素直なのか、先生の言う事はきちんと聞く守ると言うところが何とも言えないが、デューイも最初いい加減な気持ちで登校したものの、ロックとなれば目の色変えて教えだすところも面白い。ちょっと子供だましっぽくもあるけど、デューイも生徒達もどんどん本気になっていく過程が観ていて楽しいんです。それに、生徒達にバンドをする子だけでなく、照明やデザイン等全員にいろんな役割を与えて責任を持たせ、彼らをその気にさせるところなんて本当の先生みたいに気を使ってるところもいいですね。音楽が又懐かしのロックメロディーって感じで嬉しい。ジャック・ブラックのあの太っているけどものすごく軽い身のこなしも、感心するやらおかしいやら。校長先生役のジョーン・キューザックもいい。この人顔立ちきれいなんだけどコメディエンヌですよね。ラストなんて妙に感動してしまいました。子供達本当に演奏してるんですよね?すごく上手で、カッコイイ!THE SCHOOL OF ROCK2003年監督:リチャード・リンクレイター脚本:マイク・ホワイト出演:ジャック・ブラック、ジョーン・キューザック、マイク・ホワイト、サラ・シルヴァーマン
2005.10.14
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≪まるで絵画のように美しく、プラトニックで官能的≫日本では「青いターバンの少女」と言うタイトルで有名な絵画。17世紀のオランダの画家フェルメールの作品。フェルメールの絵は好きで、特にこの「青いターバンの少女」はどこか悲しげで、でもどこか幸せそうな不思議なとても惹き込まれる物を持っている絵だと思っていました。フェルメールは謎の多い画家で、この絵のモデルなどは何もわかっていないとか。そこでトレイシー・シュヴァリアと言う作家が、この絵に秘められた謎を想像して書いた小説を映画化したのがこの作品です。貧しいタイル職人の娘グリートは、使用人としてフェルメールの邸で働く事になった。この家にはフェルメールと妻、6人の子供達、妻の母親が住んでいて、いつも忙しくそして騒がしい。おまけに生活は苦しいのに、妻は7人目を妊娠していると言う。ある日、グリートがアトリエの窓拭きをしたことで陽の光を変化させ、フェルメールが新作を描くきっかけとなった。彼はグリートの色彩感覚を見抜き、絵の具の調合を手伝わせそのうちモデルも頼むようになるが、その事は家の者の嫉妬をうむことにもなった。フェルメールの邸は運河の側で、そこから間もないところには市場もあり、家の中でも6人の子供達の声が始終こだまし、騒音はかなりもの。しかし、フェルメールのアトリエは実に静寂です。実際は防音装置があるわけでもないのでそんなはずはないのですが、彼の絵から感じ取れる静けさを、この映画ではアトリエの中にそれを求めていました。どこを切り取ってもそのまま絵画として存在してしまうような美しい映像。でも特にアトリエ内のシーンには、本当にフェルメールの絵かと錯覚してしまうほど、光と影が上手く重なり合って見入ってしまいました。ストーリーはフェルメールとグリートの、主人と使用人と言う立場をわきまえながらも、お互いに惹かれあっていく様子をもどかしくとても官能的に描いています。プラトニックだけど、いつもターバンで巻かれ隠されている髪の毛を見せること、耳に穴を開けること、こう言ったシーンにドキドキさせられてしまいました。そして二人の対照的な手。触れそうで触れないその手は、仕事で荒れてしまったグリートの手と美しい芸術家のフェルメールの手。細部にこの人たちの立場や、二人の関係が上手く表現されています。又昔は絵を描くのも絵の具の調合からするわけですから、今の何倍も時間がかかり大変な作業だった事もわかります。嫉妬する妻、好色なパトロン、計算高い義母、意地悪な子供、いろんなタイプの人間に囲まれて、畏れながらも主人であるフェルメールに惹かれていく。それは尊敬の念が含まれた憧れだったかもしれません。又フェルメールもグリートに惹かれていく。これも彼女の才能を認め、二人は情欲でなく芸術によって信頼を築き、愛情を感じていたのかもしれません。一枚の絵からこんな物語が出来る。何だか楽しいです。スカーレット・ヨハンソンは、セリフは少ないけど内面のさまざまな葛藤を表現して、若いのに実力のある女優さんですね。彼女の透き通るような白い肌に、美しい青いターバンと光り輝く真珠の耳飾りがとても映えていました。GIRL WITH A PEARL EARRING2003年イギリス/ルクセンブルグ監督:ピーター・ウェーバー原作:トレイシー・シュヴァリア脚本:オリビア・ヘトリード撮影監督:エドゥ・アルド・セラ美術:ベン・ヴァン・オズ衣装:ディーン・ヴァン・ストラアレン出演:スカーレット・ヨハンソン、コリン・ファース、トム・ウィルキンソン、キリアン・マーフィ
2005.10.13
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≪死を選んだのにそれさえも許されず・・・≫『インファナル・アフェア』『インファナル・アフェア2』に続いて、楽しみにしていたシリーズ最終章がやっとレンタル出来ました。パート1では麻薬密売組織に潜入した警察官ヤンと、逆に麻薬密売組織から警察に潜入したラウの対決を描き、パート2ではパート1では描ききれなかった二人の過去、警察と組織の対立、人間関係などを描いていました。両作品とも、息の詰まるような緊迫した状況にある対立する男達の生き様がかっこよくて、同時に切なく大好きな作品です。パート3ではヤンの殉職後、そして組織のボスのサムの死後、ラウはより一層「善人」になりたい、本当の警察官になりたいという思いが強くなり、警察内にまだ残っている組織のスパイを次々と始末していきます。その過程で調査するうちにヤンの過去が映像として出てくるので、ヤン、ウォン警部、サムなどに又会えて懐かしく、嬉しい気持ちにもなりました。(トニーに又会えて特に嬉しい!)時間軸が複雑な上、「善人」になりたいラウは自分をヤンだと錯覚してしまうような場面もあったりするので、観ながら今の話は過去か現在かわからなくなってしまいそうなこともあります。パート1、パート2未見の方は是非それらをご覧になっておいた方が良いと思います。パート3での新しい登場人物、唐突であるような気もしますが、彼らとの繋がりが解き明かされるラスト、ヤンの笑顔とウィンク、そしてラウのラストの表情を見て、運命に翻弄された男達の過酷な人生、哀愁といったものを感じました。シリーズを通して、ロケ地も演技のスマートさもそれまでの香港映画とは違った、アジアを誇れる作品ではないでしょうか。ハリウッドが目をつけたのも頷けます。でも、ディカプリオとマット・デイモンがやるのはどう考えても…。ハリウッド版出来たら一応観るとは思いますが、やっぱりトニーとアンディが最高でしょ。『ゴッド・ファーザー』シリーズ程の秀作ではないにしろ、私はこのインファナル・アフェアシリーズ大好きです。マイケルとラウ、どこか共通している部分があるような気がします。終極無間・・・ラウは終わりなき地獄を生きなければならないのです。INFERNAL AFFAIRS 32003年香港監督:アンドリュー・ラウ、アラン・マック脚本:アラン・マック、フェリックス・チョン出演:トニー・レオン、アンディー・ラウ、ケリー・チャン、アンソニー・ウォン、エリック・ツァン
2005.10.12
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≪疑わしきは罰せず≫面白いです。ヘンリー・フォンダ主演の法廷劇ですが、舞台はほとんどが12人の陪審員の審議室で進んで行きます。ニューヨークの法廷で殺人事件の審議が行われている。被告はスラム街に住む17歳の少年で、父親をナイフで殺した容疑だ。証拠や証言から有罪は確実かと思われたが、1人の陪審員が証拠に疑問を持ち無罪に投票した。元々不良と呼ばれていた少年の起こした事件という事なども頭の中にあったのか、11人は一度目の投票で有罪に投票しますが、1人疑問を持ったヘンリー・フォンダが証拠の疑わしさを問います。審議中早く帰りたい者、「あそこの人間はそうなんだ」と決め付けてかかる者、12人の人間のキャラクターがこの密室の中で化けの皮を剥がされるように明らかになっていきます。差別や偏見、そういったものが有罪だという結論にさせたりもするのです。その辺は少年の弁護士が気付かなかったのか、と言えばそういう部分もあるのですが、弁護士にも有能な者とそうでない者がいる、と言う風に判断されれば、陪審員はそのあたりも突き詰めて考え討論しなくてはならないのです。自分もその場にいるような臨場感、緊迫感、高揚する感覚があり、観ていて時間があっという間に過ぎていきました。夏の暑い陪審員の審議室、今のようにエアコンがあるわけでもなく、最初は扇風機もかかっていません。そんな中で具合の悪そうな者もいれば、高齢の者もいる。討論がエスカレートして言い争いも起こります。しかしそこで、最初はたった一人だった無実と思っていた審判員が、白熱した論議の中、ひとり、又ひとりと無実の方へ考え方を変えていきます。1人の人間の罪について多大な責任を持たなければならない陪審員制度。もしフォンダのような人があの中にいなかったら、少年は簡単に有罪になっていたかもしれません。法廷を舞台にした映画は数多くありますが、ほとんど一つの部屋が舞台でこれほど引き込まれた物は珍しいです。12 ANGRY MEN1957年監督:シドニー・ルメット原作/脚色:レジナルド・ローズ出演:ヘンリー・フォンダ、リー・J・コッブ、ジャック・ウォーデン、エド・べグリー
2005.10.11
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昔百恵ちゃんの赤いシリーズはよく観てました。学校でも人気の番組だったので、放送日の翌日はその話題をよくしていました。私が一番憶えているのは『赤い疑惑』で、『赤い運命』と『赤い衝撃』は実はあまり憶えていないのです。今春に『赤い疑惑』が石原さとみ、藤原達也で放映された時も観ました。僅か三回での放送なので、進行は速いし昔は何とも思っていなかったような疑問や大袈裟な演技(これは敢て昔の演技を意識してそうしたのかもしれません)にちょっと失笑する部分はあったものの、不治の病にかかった幸子がただただ可哀相でなりませんでした。今回三夜に渡り放送された『赤い運命』も又観てしまいました。主演の綾瀬はるかちゃんはかわいいし好きなので、哀れな運命に同情し、又親の気持ちも思うところ多く一緒に涙しました…2話までは。でも昨日の最終回は…。私がオリジナルのラストを憶えていなかった事もあり、昨日はどうなるのかと、かたずを呑んで観ていましたが、こんなだったっけ?あり得ない、あり得ない、ア~ア。もう感動するどころか腹が立ってきて sigh...ドラマにそんなに一喜一憂する事もないのでしょうが、まじめなドラマなのにあまりにも現実離れしてるんで、文句タラタラの私でした。70年代はこれが普通だったのね。あの頃は一生懸命観てたもの…こんなに文句言っても又『赤い衝撃』観てしまうんだろうな。
2005.10.07
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≪引っ越してきたお隣さんは毎夜庭に穴を掘っている…あなたならどうする?≫ブラックユーモア、ホラーっぽくもあり、ドタバタコメディ風だけどそこまで大笑いできるわけでもなくどこか中途半端な感もあるけど、私は結構こういうの好きです。閑静な住宅街メイフィールドの住人レイは、隣に引っ越してきて1ヵ月になるのに全く姿を見せないクロペック家に不審の念を抱いている。ある日、近所に住む1人暮らしの老人が突如姿を消した事からクロペック家が怪しいとにらんだレイと近所のアート、マークと妻達は、こちらからクロペック家を訪ねるが…この頃はわりとこういうコメディっぽいものに出ていたトム・ハンクスですが、私はこの頃の彼が好きで、そういう訳でか、この頃の彼の出演作も好きなものが多いです。勝手な思い込みで、ストーカーまがいの事をやり、不法侵入はするは、人の家の地下室を勝手に掘るは、挙句の果てには…。ハチャメチャな事ばかりやるアホな連中。まともなのはレイの奥さん(キャリー・フィッシャー)くらいのもの。確かにクロペック家の人たちは何かヘンだし怪しくて、絶対に何かを隠していると思わせるところにドキドキさせられます。でも、ここの連中だって充分にヘンですが。一見閑静で住んでみたくなるようなメイフィールドだけど、こんなご近所さんばっかりじゃ住みたくないわ~。でもちょっとばかりおどろおどろしたこの雰囲気のドラマって面白いです。クッダラナ~イ、と思いながら又観てしまいました。THE BURBS1989年監督:ジョー・ダンテ脚本:ダナ・オルセン出演:トム・ハンクス、キャリー・フィッシャー、ブルース・ダーン、リック・ダコマン、コリー・フェルドマン
2005.10.06
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≪モノクロの映像と荒涼とした大地、そしてこのストーリーが切なくてたまらない≫1950年代初頭、テキサスの小さな田舎町。親友同士のソニーとデューエンは高校卒業前に将来の目標を決めかねていた。この町の唯一の古い映画館のオーナー、サムは彼らが父親のように慕っている、町の男の子達から憧れられている存在。そしてその映画館はこの町唯一のデートスポットなのだ。デューエンは美人でお金持ちの娘ジェイシーと付き合っているが、どこか彼女に物足りなさを感じている。ソニーはひょんなことから人妻と付き合い始めた。そんなある日、ソニーが急死したのを境に町のようすは変わってしまう。モノクロで、荒涼とした町のようすが何とも言えない切なさを感じさせます。大した職もなく、お金も無いソニーやデューエンの楽しみは映画館でのデート。でも恋はなかなかうまくいかず将来の希望も見えずに過ごす日々。10代の若者達の輝きや悩みは、今も昔も似たようなものかもしれません。そして若者だけでなく、昔の恋愛を懐かしんだり、今相手にされない孤独感など中年男女の葛藤が同じように描かれているのも又切なく、良いのです。『アメリカン・グラフィティ』や『ニュー・シネマ・パラダイス』が大好きなのですが、この映画にはこれらの作品に共通する切なさやさがあります。でも、このラストだと希望が持てるようで持てないような。そこの所が前出の2作品よりもっと切ないと感じる所以かもしれません。演技派揃いの豪華なキャストでこのストーリーを深みのあるものに仕上げていますし、美しいシビル・シェパード、若き日の、でもすぐに彼だとわかるジェフ・ブリッジスが観られます。20年後位の彼らを描いた作品もあると知ったのですが、それも観てみたいです。THE LAST PICTURE SHOW1971年監督:ピーター・ボグダノヴィッチ原作:ラリー・マクマートリー脚色:ラリー・マクマートリー、ピーター・ボグダノヴィッチ出演:ティモシー・ボトムズ、ジェフ・ブリッジス、シビル・シェパード、ベン・ジョンソン、クロス・リーチマン、エレン・バースティン、アイリーン・ブレナン
2005.10.05
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≪トスカーナの青い空は傷ついた心を癒してくれます≫イタリアという国は観光するのに非常に魅力的な国だというのは多くのみなさんが周知のとおりだと思います。私も大好きな国の一つで、イタリアが舞台の映画と聞くとそれだけで観たくなってしまいます。作家のフランシスは離婚で家を失い、慰謝料も払わなければならずとても傷ついていた。親友からプレゼントされたイタリア旅行で訪れたトスカーナ地方。観光しているうちにこの土地に魅せられて、コルトナという町の築300年の売家を衝動的に買ってしまう。それにしても、旦那の浮気が原因で離婚するのに、女性の方が稼ぎがあるからって家も渡し慰謝料も払わなきゃならないなんて変なの。フランシス・メイズという作家の自伝的小説が基になっているのだそうですが、ストーリー自体はそんなに目を見張るようなものはありません。離婚で傷ついた主人公が新しい土地で家を買い、その家の修復にあたり土地の人たちとの交流や、新しい出会いを通して再生する物語です。目を見張るようなものじゃないと言っても、旅行先でいきなり家を買うという行為は普通の人はしないと思いますが。どこかエッセイを読んでいるような雰囲気があります。言葉の壁、習慣や国民性の違いに戸惑いながらも、のんびりとしたトスカーナの時間と空気の中で、フランシスは自然に癒されていく。特筆すべきはやはりトスカーナの美しさでしょう。こういう所だったらのんびりと好きな事をして暮らして行ける余裕のある人には最高な場所でしょうね。行きたいな~。ダイアン・レインは人生の苦楽を経験した良い女性を演じられる女優さんになりました。額のしわはちょっと増えたけど、やはりきれいです。いつも花を捧げに来る老年の男性が最後の方でやっとフランシスに向かって微笑んでくれたのは嬉しかったです。いくら陽気なイタリア人、というステレオタイプのイメージがあっても人見知りの人も、気難しい人もいろんな人がいる。当たり前の事だけど、そういう事も感じました。美しい風景を堪能できただけでも嬉しい映画でした。コルトナもポジターノも素晴らしい!UNDER THE TUSCAN SUN2003年監督/脚色:オードリー・ウェルズ原作:フランシス・メイズ出演:ダイアン・レイン、サンドラ・オー、ヴィンセント・リオッタ
2005.10.04
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≪ロマンス仕立ての極上のミステリーサスペンス≫これもビデオ所有なのですが、すごく安くでDVD出るらしいのでそれをゲットしなければ、と思っています。ヒッチコック監督作品はそんなにたくさん観ているわけではありませんが、かなり印象深く好きな作品です。元刑事のジョンは犯人を追跡中同僚を墜落死させた事で高所恐怖症に。それが原因で警察も辞めてしまった。ある日学生時代の知人エルスターから連絡が入る。最近奇妙な行動をとる彼の妻マデリンの監視をして欲しいうとの依頼だった。最初あまり乗り気でないジョンだが、美しいマデリンに魅了され監視を続ける。先日感想を書いた『媚薬』と同じジェームズ・スチュアートとキム・ノヴァクの共演です。タイトルロールでの目のアップとあの渦巻きのような映像。そして暗闇で屋根づたいに逃げる者と追う者。助けようとして逆に落ちてしまう警官。最初から画面に惹きこまれます。キム・ノヴァクは大根とも言われていますが、ここでは二人の女性を巧く演じ分けてますし、とにかく妖艶で美しいので、マデリン役にピッタリだと思います。ここで彼女が着る数々の衣装がステキです。色の妙というか、インパクトのあるそれぞれのコスチュームが、それぞれのシーンと共に強く印象に残ります。グレーのスーツは印象が弱い感じがするのですが、そこを巧く利用したところがヒッチコックの、さすがと言わせる部分でしょうか。高所恐怖症のジョンから見た階下の様子、その恐怖を煽るカメラワークも絶妙です。最近の映画と比べるとテンポが良いわけでもないし、CGを使っているわけでもないので物足りなさもあるかもしれませんが、謎と高所恐怖症というジョンの弱点をついた要素を巧く利用し、観ている側にこれは夢か現実か、めまいを起こさせるのかもしれません。ジョンが途中から人間が変わっていきちょっと変質者っぽくなるのも、最後にたたみかけるように追い詰めていくシーンも見もの。途中で何となく犯人は判るのですが、ラストは衝撃的です。それにしても、キスシーンをなんときれいに撮るのでしょう。昔の映画はその辺が今と比べて数段巧いと感じるのです。サンフランシスコの街並みが、どこかヨーロッパ的でステキでした。VERTIGO1958年監督:アルフレッド・ヒッチコック原作:ピエール・ボワロー脚色:アレック・コッペル、サム・テイラー出演:ジェームズ・スチュアート、キム・ノヴァク、バーバラ・ベル・ゲデス、トム・ヘルモア
2005.10.03
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≪な~んにも考えずに観れます。おバカなギャクがいっぱい≫たまにはこんなのもいいかな、と思って紹介します。WOWOWで放送されたのですが、明石家さんまさんが昔観て面白かたというので探してきた作品らしいです。さんまさんも、ワンシーンくらいしか憶えてなかったらしいですけど、千原ジュニアがわざわざフランスまで買い付けに行ったとか。近くの町で国際試合が行われる事になり、聖火がこの村を通る事になった。その為に村をあげての祝賀パーティーの準備に追われる責任者の八百屋のおやじさん。頼みの息子は怪我をして思うように事が運ばない。そこで村の近くでキャンプをしていた変わり者のの4人組に手伝いを頼む事にした。のどかな、美しい風景の村。民族衣装はどこか、フランスの南の方ではないかと想像できます。まるで「ゲバゲバ90分」(古っ!)とかドリフのようなギャグの連発。くっだらなーいと言えばそうなのですが、気軽に観るには良いですよ。でもそんなに笑えるかと言えばそうでもない。大体予想できるギャグも多いのですが、前半は結構何度か大笑いしました。でも後半ちょっとダレ気味に。アッホらしいー、と思いながらも最後まで観てしまいましたが。音楽がいかにも70年代、ポップスにも日本のその頃の音楽にも共通の雰囲気のものがあって、なつかしい感じがしました。LES FOUS DU STADY1972年フランス監督/脚本:クロード・ジディ出演:ジャン・ギィ・フェシュネール、ジェラール・フィリッペリ、ジェラール・リナルディ、ジャン・サリュス
2005.10.01
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