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1988年9月18日に発売されたアルバム「獅子と薔薇」のB面1曲目に収録されていた曲。ちんぺいさんはこのアルバムから3作連続でヨーロッパでレコーディングしました。ヨーロッパ三部作として、ちんぺいさんの音楽を深く聴いているファンにとってはとても大切な三枚です。第一弾がこの曲が収録されている「獅子と薔薇」です。全曲ロンドン交響楽団の演奏でレコーディングされています。(日本人ミュージシャンは一人も参加していません)日本人アーティストとして初の共演。お金をいくら積んでもアルバム1枚全ての曲を演奏してくれる事なんて有りえない事で、ほぼ奇跡。レコーディング風景はドキュメントとして映像作品で発売されています。演奏は当然素晴らしく、アレンジも素晴らしい。当時、何かのインタビューにロンドンフィルの指揮者がちんぺいさんの歌のピッチとリズム感の素晴らしさを語っていました。片手間じゃなく本気でこのアルバムに取り組んでくれてるのがよくわかるドキュメントとインタビュー。ヨーロッパ三部作の第二弾は「国立パリ・オペラ・オーケストラ」第三弾は「ウィーン交響楽団プロジェクト」です。3作品とも全て新曲をレコーディングしています。「昴」や「群青」を世界的な交響楽団でレコーディングしたわけではない。そのオーケストラに合った曲を全曲が書き下ろしたのも凄い事。こんな凄い事を成し遂げたポピュラー音楽アーティストは日本にはいない。こんな功績をちんぺいさんは自慢する事もなく淡々と次へ次へと進んでいった。もっと派手に自慢して知らしめたらいいのにと当時、思ってた。それはちんぺいさんの美学に反するのだろうとわかってるけど。ちんぺいさんがよく言ってた事で、一つの事を成し遂げれば、その場にとどまらずに次の石をもっと先に投げて次はその先の石に向かう。なのでヨーロッパ三部作が完成した時にはもう次の方向にちんぺいさんは歩き始めてた。「SA YO NA RA - エピタフ -」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 Gavyn Wrightさん編曲を担当したGavyn Wrightさんはクラシック音楽はもちろん映画音楽、ポップミュージックにも多く参加しています。(OASIS、Elton John、Simply Red、Tina Turnerなど)アルバム「獅子と薔薇」の中では一番シンプルで静かな曲です。発売当時はアルバムのB面1曲目らしくないなどと感じてたけど、年と重ねる度にこの曲の重要度がわかってきて聴くたびに胸に沁み行ってくるようになった。ちんぺいさんが亡くなってから聴くと歌詞の言葉ひとつひとつがより重く美しく感じられて胸の深いところで聴いているような感覚になった。「♪冬の雨が 病葉(わくらば)を濡らして降る なつかしい名前を刻んだ石に 貴方と共に生きた柔らかな日々を 思えば寂しさはとめどなくつのるけれど」シンプルで静かな演奏だけどオーケストラの弦楽器の厚みと揺らぎが心の震えと同調するようでオーボエの音色は光を感じさせてくれる。この曲、父親を亡くした時によく聴いてたのを思い出した。曲の中は冬の冷たい雨だけど、傍に不思議な熱を感じるような気がする曲です。いつもなら「冬のメリーゴーランド」「神のマリオネット」「獅子の時代」「家路 -私が死んだ日- 」「THE NAME」「英雄」、この6曲を絶賛してしまうのですが、今日は「SA YO NA RA - エピタフ -」が胸の奥で響いた。「エピタフ」は墓石に刻まれる墓碑銘の事です。ちんぺいさんはどんな碑文は刻まれるのだろうか。「家路 -私が死んだ日- 」の最後の歌詞はこんな歌詞で終わります。「♪ 人は皆泣き乍ら 辿り着く故郷に 愛と心を母に還す為に そして夢は父に還す為に」「獅子と薔薇」のツアーMBSで夜遅くに放映されました。MBSはこれを再放送してほしい。CM入れて1時間半の番組だったと思うけど、ノーカットに編集しなおしてDVDかBlu-rayで発売してほしい。ビデオに録った映像は劣化してきてるし・・・。
2023年10月30日
谷村新司さんが1995年5月24日に発売した12インチシングル& シングルCD1995年1月17日に起きた阪神淡路大震災によって壊滅状態だった神戸の街のために作られた曲。このレコードとCDは一切宣伝なしで発売して、その売り上げを義援金にしました。いつもはCDやiTunesで聴いているのですが、今日はアナログ盤12インチシングルで聴いてた。1995年と言えばもう音楽市場は全てアナログ盤からCDに移行し終わった頃。そんな中、45回転の12インチシングルで発売されたのはうれしかった。ちんぺいさんが亡くなってから、この曲を初めて聴いたけど、ちんぺいさんが青春時代を過ごした神戸への想いが詰まっている曲です。 A面「メシアふたたび」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 住友紀人さん編曲の住友さんは多くの映画音楽の制作でも有名な方です。発売された日に買ったとは思うのですが、5月24日はまだ日常を取り戻せていない中、生活してた時期。ちんぺいさんが被災地のために音楽を作ってくれた事がうれしかった。自分の家も全壊でまだバタバタしてた頃だった・落ち着いてこの曲を聴いたのは、多分、発売されて半年後ぐらいだったように覚えてる。やっと地に足がついてきた感覚になってきた頃。日常を取り戻そうといろいろと震災が起きる前のようにしてたけど、何をしてても不安感と喪失感が常に心の奥にあって、震災から半年ほどは本気で何かを楽しむ事が出来ていなかったように思う。自分でも震災で感じた事をストレートに書いた曲を、その頃やってたバンドで歌ったりもしてた。その頃、ライブハウスでライブをよくしてたけど、その曲を歌う時は急に胸が苦しくなるような時もあった。この「メシアふたたび」はジャジーな大人のサウンドです。震災の日々が遠くなっても、この曲は様々な不幸な出来事の中に落ちた時に一筋の明かりを灯してくれてるように安心感を与えてくれる曲です。ちんぺいさんの声と歌唱は、弱った人の心を包み込んでくれる柔らかさと温かさがあります。だから、このような曲が嘘っぽく感じる事なく安心して身を委ねて聴ける。B面「印象派の街」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 住友紀人さんアレンジの住友さんは「Take It To The Limit」を少し意識したのか、そのイントロ部分が凄く効果的で曲の始まりを感動的にしてくれています。前にも一度書いたかも知れないけど、この曲はちんぺいさんの超名曲「心の駅」の元になっているように感じる曲です。震災で壊れて傷んだ神戸の街に思いを乗せて書いている歌詞。ちんぺいさんが10代〜20代前半に過ごした神戸の街並みを思い浮かべながら書いたのがよくわかるしどの辺りの、どの街並みなのかも何となく浮かんでくる。神戸の街に特化せずに作り直したのが「心の駅」だと思う。「心の駅」は誰もが通る別れと再会を歌っているので、誰の心にも響く。今は、「心の駅」を聴くのはちんぺいさんファンは辛いかも知れない。「印象派の街」「心の駅」ともに自分にとって凄く大切な曲です。きっと自分が死ぬ時まで折に触れて聴き続けている曲だと思う。アナログ盤12インチシングルで聴くと、音がより柔らかく感じられちんぺいさんの歌声もより大きく優しく包み込んでくれてるように感じます。このアナログ盤を手に入れるのは今はかなり難しいかも知れないけど、中古屋さんとかオークションなどで見つけたら少し高くても買う事をおすすめ!45回転の高音質で聴けます。(1972年のちんぺいさん)
2023年10月29日
ブルース・スプリングスティーンの日本で発売されたシングルをコンプリートしたアルバムが発売されました!シングル曲全て収録されているのは貴重だし、一度にシングル曲のみを聴く時にはうれしい企画。(そんな事があるかどうかは別にして・・・)そして全て2023年最新リマスターで収録されています。CD2枚、DVD2枚の4枚組です!映像に関しては日本初DVD化の曲も世界初DVD化の曲も多く、これもかなり貴重なDVDになっています。Disc 1はライブでも定番曲が多く日本でも多くの人に知られてる曲ばかりです。あまり知られていないのは「Atlantic City」ぐらいかな。これも有名な曲ではあるし、自分はめちゃくちゃ好きな曲ではあるけど。「Nebraska」ってアルバムがあまり知られていないような気がする。超名盤ですよ。「Atlantic City」は胸が締め付けられるような虚しさに襲われる悲しくドラマチックな曲です。Disc 11曲目「Born To Run 明日なき暴走」2曲目「Tenth Avenue Freeze-Out 凍てついた十番街」3曲目「Prove It All Night 暗闇へ突走れ」4曲目「Badlands バッドランド」5曲目「Hungry Heart ハングリー・ハート」6曲目「I Wanna Marry You アイ・ウォナ・マリー・ユー」7曲目「Santa Claus Is Comin' To Town サンタが街へやってくる」8曲目「Atlantic City アトランティック・シティ」9曲目「Dancing In The Dark ダンシン・イン・ザ・ダーク」10曲目「Cover Me カヴァー・ミー」11曲目「Born In The U.S.A. ボーン・イン・ザ・U.S.A.」12曲目「I'm On Fire アイム・オン・ファイア」13曲目「Glory Days グローリィ・デイズ」14曲目「I'm Goin' Down アイム・ゴーイン・ダウン」15曲目「My Hometown マイ・ホームタウン」16曲目「WAR ウォー」LIVE17曲目「Fire ファイア」LIVEDisc 21曲目「Brilliant Disguise ブリリアント・ディスガイズ」2曲目「Tunnel Of Love トンネル・オブ・ラヴ」3曲目「One Step Up ワン・ステップ・アップ」4曲目「Tougher Than The Rest タファー・ザン・ザ・レスト」5曲目「Spare Parts スペア・パーツ」6曲目「Human Touch ヒューマン・タッチ」7曲目「Better Days ベター・デイズ」8曲目「57 Channels (And Nothin' On) 57チャンネルズ(アンド・ナッシン・オン)」9曲目「Roll Of The Dice ロール・オブ・ザ・ダイス」10曲目「Streets Of Philadelphia ストリーツ・オブ・フィラデルフィア」11曲目「Secret Garden シークレット・ガーデン」12曲目「The Ghost Of Tom Joad ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード」13曲目「Dead Man Walkin デッドマン・ウォーキング」14曲目「Blood Brothers ブラッド・ブラザーズ(Alternate Rock Version)」15曲目「I Wanna Be With You アイ・ウォナ・ビー・ウィズ・ユー」16曲目「Chimes Of Freedom 自由の鐘」LIVE July 3, 1988, At Stockholm17曲目「American Beauty アメリカン・ビューティー」18曲目「I'll Stand By You アイル・スタンド・バイ・ユー」Disc 2はみんなが知っているような曲は少ないけど(日本ではそうだけどアメリカでは有名曲ばかりです)アルバム「Tunnel Of Love」から5曲も収録されています。この5曲とも自分は強烈に好きな曲ばかりです。強いて言えば「Spare Parts 」が特に好きかも。「Tougher Then The Rest」も久しぶりに聴くとゾクゾクする。アルバム「Tunnel Of Love」の前作の超大ヒットアルバム「Born in the U.S.A.」でBruce Springsteenを好きになった人には少し肩透かしだったかも知れない。激しいロックアルバムではなかった。自分は先行シングル「Brilliant Disguise」を聴いた時から引き込まれニューアルバムには期待しかなかった。思った通りに「Tunnel Of Love」は好きなアルバムになった。確かに最初は少し戸惑いもあったけど(特に1曲目から)、結局は全ての曲が好きになってる。「Two For The Road」も今回、入れておいてほしかった。そしてアルバム同時発売で話題になった「Human Touch」と「Lucky Town」の2枚から。この2枚のアルバムにも今でも惹かれ続けてる曲がいくつもある。ブログで何度も書いてる「The Ghost Of Tom Joad」はBruce Springsteenの全ての曲の中でベスト5に入るほど惹かれてる曲。地味なアレンジだけど、演奏が鳥肌止まらないほどカッコ良く、ブルースの歌唱も最高です。映画「Blinded by the Light 」(カセットテープ・ダイアリーズ)のサントラでしか聴けなかった「I'll Stand By You」も収録されたのがうれしい。あの映画は何度観ても泣ける。サントラ盤もBruce Springsteenの曲が多く何度も聴いた。映画邦題「カセットテープ・ダイアリーズ」はBruce Springsteenが好きな人は絶対観てほしいと思う映画です。このシングルコレクションのラストに「I'll Stand By You」が収録されている事で感動がより大きくなる。「I'll Stand By You」は何とも言えない心に安らぎをくれる。(映画「カセットテープ・ダイアリーズ」から)映画も是非!観て欲しいと思う。何度観たかわからない。何度観ても冒頭の少年2人が都会繋がる大きなハイウェイを前に夢を語ってるシーンから泣ける。またこの曲のMVが泣かせる編集です。映画を観た人ならきっとこのMV、泣いてしまうから。もう一度、ブルースを生で聴ける事は叶わないのかなぁ。1985年に観た時よりも、今の方が何十倍も感動すると思う。とりあえずCDの事だけ。DVDの事はまたいつか書きます。
2023年10月28日
1981年夏。 夏休みの最後の日に後楽園球場へアリスのLIVEを観に行った。次の日は2学期の始業式。9月1日の昼過ぎに神戸に帰ってきたので当然、始業式には間に合わなかった。神戸から同じクラスの4人と違うクラスの数人で一緒に行ってたので、始業式の次の日にみんな呼び出されて怒られた・・・。いくら怒られても行っておいて良かったって気持ちの方が当然大きかった。あれから40年以上経っても、そう思えるのだから自分が選んだ事は間違いではなかったと確信できる。退学になっても別にいいやって気持ちだった。この日のチケットもプラチナチケットで取るのに苦労したように思う。ファンクラブや主催者先行とかで多めにチケット押さえて良い席で観ようって事になって手元には半券を切り離してないチケットが数枚残ってる。半券の付いてるチケットも持っておきたかったから丁度,良かった。もうアリスがこのツアーで観られなくなる、小学生の頃から追っかけ続けてたアリス。この半年間は何よりもアリスが最優先にしてた。高校生だけどバイトもしてたしお金は結構持ってた。行ける限りこの年はアリスのコンサートに行った。このライブ映像はビデオ、LD、DVDで6曲カットして発売されてました。CSで何度か6曲カットのヴァージョンが放映もされました。やっとノーカット完全版のDVDが発売になってうれしい限りです。遠くてスモークも多すぎてほとんど何だかよく分からない感じでしか当日は見えなかったから映像が残ってて全部観られるのはうれしい。大型スクリーンがあるわけでもなく、遠くのステージを双眼鏡で観るだけでも異常に興奮してたと思う。今まで映像化されてなかった部分だけを書きます。DISC 1「プロローグ」活動停止記者会見の映像から当日の客入れの映像を新たに加えています。開場時間に入場していく観客や客席が多く映されています。当日、後楽園球場の中にいた人は映ってる可能性あり。かなりの観客が映っています。6曲目「メシア-救世主-」この曲は1980年8月「HOT JAM'80」から1981年10月31日まで必ずと言っていいほど演奏されてた曲です。この曲のライブ映像は貴重。この曲を聴くと日本平での熱い汗だくの2日間を思い出す。2日間とも最前列に陣取って盛り上がってました^^;9曲目「SILENT MAN-静かなる男-」この曲のライブ映像もかなり貴重です。高崎のライブがノーカットで発売されたらいいんだけど・・。3人だけの演奏です。キンちゃんのピアニカを弾いてるのを観れるのは,この曲だけ。そしてチンペイさんのシブシブの13からのカウントダウンも鳥肌です。10曲目「ハドソン河」この曲も映像として残ってるのはこの後楽園と高崎だけだと思う。花王名人劇場がライブ全編撮ってたら大阪フェスティバルホールの映像もあるかも知れない。 DISC 21曲目「CAT IN THE RAIN」スタジアムバージョンでイントロがホーンセクションの演奏になっています。できれば通常バージョンの方が残っていてほしかった。名曲です。この日の歌唱はチンペイさん、ベーヤンとも素晴らしいものでした。2曲目「MOON SHADOW」大好きな曲です!名曲なのに「謀反ツアー」以来、セットリストに入らなかったのが不思議なほど。この日の歌も演奏も最高にかっこいい。3曲目「ラ・カルナバル」この曲はアリス最大の大騒ぎ曲^^;日本平での「HOT JAM'80」でも、1981年4月最後の滝野ローンステージでも大盛り上がりだった^^この後楽園でも盛り上がったけど・・・何しろ遠い。アリーナ席を作らなかったのが残念でならない。客席の近くまでステージから降りて来てグランドを半周回った。以上が今回,初めて映像化された曲です。そして特典映像で高崎での謀反ツアーの映像が2曲。「おまえ」と「遠くで汽笛を聞きながら」なぜ・・この選曲なのかかなり意味不明だけど・・・ないよりは遥かにいい。この映像のノーカットバージョンを昔、レコード会社の人に見せてもらった事があった。あのままお蔵入りになってるのは勿体なさ過ぎる。はっきり言って夏の後楽園よりもずっとアリスを感じられる映像だった。イベント的な大きな会場でのアリスは平熱より少し高めの熱さで本来の落ち着いたアリスとは少し違っています。まあ、どれが本来なのかと言われればわからないけど・・基本的にホールを回ってるアリスの熱は野外コンサート時の熱とはまったく違うと思う。できれば高崎のライブこそノーカットで発売した方が、アリスの良さがもっと出てると思う。この2曲だけでも後楽園のライブを遥かに上回る感動なんだけど・・・。映像リマスターとか大変なのかも知れないけど、是非、商品化するべきだと思う。この2曲を観る、聴く限りでは問題なさそうに思うけど。この高崎の映像は3回しか全編通して観た事はないけど凄い感動したのを覚えてる。ツアーパンフ再現した内容そのままにプラスして、この日のリハからの写真多数。そして歌詞カードにもなっています。
2023年10月26日
2007年4月発売の谷村新司さんのアルバム「オリオン13」に収録されている曲。オリジナルは2004年12月に夏川りみさんのシングルのために書かれた曲のセルフカバーです。この曲は「愛・地球博」のテーマ曲として使われ、2004年レコード大賞の金賞も受賞しました。今日、この曲を聴いたきっかけは、アルバム「オリオン13」の歌詞カードにちんぺいさんの文章が載ってた事を思い出して、久しぶりに読みたくなってCDの棚からこのCDを出して来た。(このアルバム発売の前日が大阪城ホールでのライブだった。大阪城ホール特別仕様のジャケットです)「ココロを決める」と題されたちんぺいさんの文章を読んで目からウロコでした・・・。多くのことを改めて気付かせてくれる文章だった。CDが発売された頃に何度か読んでたはずなのに、解釈がかなりあの頃と違って感じた。「夢」とは「志」・・・ココロザシとはココロが指す方向へ誠意を持って走り続けること。「昴」の中の「心の命ずるままに」の意味が「ココロザシ」だったと知ったと書いています。「昴」の「心の命ずるままに」のずっと前には「心のままに」と言うワードが何度か使われています。「心のままに生きてきたことが」(1973年)「あー心のままに生きてみたい」(1976年)など。そして「心を閉じたまま」は「セレナーデ」と「遠くで汽笛を聞きながら」で使われていて前までは「心のまま」の対照的に感じてたけど今はそう感じなくなった。家ではほとんどお酒は飲まないんだけど、ここ数日は夜に飲みながら音楽聴いてる。お酒飲むと、いつも以上に記憶力が強まって忘れてたような言葉とか頭に浮かんでくる。この歌詞カードのちんぺいさんの文章の一部の「心を開くってどういうこと?」の部分が頭の中に浮かんで来たので、全文読みたくなった。「心を開く」「心を閉じたまま」…10代の頃によく考えてたように思う。「ココロツタエ」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 千住明さんライブでも何度か歌われました。中でも2009年3月16日のシンフォニーホールで開催された70人のフルオーケストラで歌われた「ココロツタエ」はいつも以上の感動でした。フルコーラスの迫力にも負けないちんぺいさんの丁寧で説得力のある歌唱に鳥肌でした。あの時は全16曲をフルオーケストラの演奏で歌われました。「風の暦」のフルオーケストラバージョンも素晴らしかった!「群青」「昴」「マカリイ」はオーケストラに合う楽曲なので感動も倍増でした。2009年発売のアルバム「マカリイ」には、シンフォニーバージョンの「ココロツタエ」が収録されています。素晴らしいオーケストラアレンジなので、かなりおすすめです。アルバム「オリオン13」ヴァージョンは何と言っても篠崎正嗣さんの二胡の演奏がこの曲をより美しくドラマチックに感じさせてくれています。華やかな「マカリイ」ヴァージョンも、シンプルな感動の「オリオン13」ヴァージョン、両方、甲乙つけがたい高いクオリティです。この曲のテーマの一つでもある「自然の中で人は生かされている」ってのを強く感じるのは「オリオン13」ヴァージョンかも知れません。人が抗おうと自然の叡智の前では何もできない。全て受け入れる強さと優しさに気づかせてくれる曲。「♪ 嗚呼、生まれ生きて生かされて伝える 人は小さく されども熱き 命を歌う旅人」
2023年10月25日
1983年5月1日に発売された谷村新司さんのシングル。両A面扱いのようにプロモーションされていて「夢の世代」をA面だと思い込んでいる人もいます。「夢の世代」をもじって「夢の世鯛」なんていう鯛のノベルティを作ってたりしてたからA面だと勘違いした人も多いかも。ラジオでも「夢の世代」の方が流れてたような気もする。「シングルB面コレクション」に「夢の世代」が入ってる事で確実。さらにシングル盤の曲番号も「小さな肩に雨が降る 7P-73-1」「夢の世代 7P-73-2」になっています。「小さな肩に雨が降る」はファンの中でもかなり人気のある曲です。あまり一般的に知られていない事が勿体なさすぎる名曲。A面「小さな肩に雨が降る」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 大村雅朗さんイントロ聴くだけでジーンとしてしまう。コンサートの後半で度々セットリストに入って多くの人を感動させて来た曲です。「♪ どんな人にも雨はやさしく 時には残酷に降る 春の雨に肩を抱かれて もう少し歩いてみたい」ちんぺいさんには多くの人が知っている名曲も数多くあるのですが、ファンの中では超名曲扱いなのに一般的に知られていない曲が多すぎるといつも思っています。「いい日旅立ち」や「陽はまた昇る」「サライ」「群青」などと匹敵する…、いやそれ以上の名曲は確実に何曲もあります。この「小さな肩に雨が降る」にも何度、辛い時間を和らげてもらったかわからない。ちんぺいさんがよく言ってた事に「受け入れる事も必要」って事。起きてしまった事は、それを受け入れてポジティブな方向に考える事。そう思えるまでにかなり時間がかかる事柄もあるけど、いずれは良かった事だけが記憶に残る。子供の頃に怖れていたような事、消えたらどうしようと思ってた事も、その事が実際に起きても、受け入れる努力するくせが付いたのは確実にちんぺいさんのおかげです。この「小さな肩に雨が降る」は10枚目のソロアルバム「EMBLEM」に収録されています。ベスト盤なら「アリガトウ」、別ヴァージョンなら「21世紀BEST OF THE BLUE 1982-」に収録。この別ヴァージョンも素晴らしいアレンジと歌唱です。(見開きジャケット。このサイン、いつもらったのだろう…。サイン会なんてなかったと思うし。 懸賞でサイン付きレコードプレゼントなんてのもなかったと思うし)B面「夢の世代」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 国吉良一さんこの曲、初めて聴いた時にゾクゾクしたのを覚えてる。ギターを弾きながら歌うタイプの軽いロックな曲。アリスが活動停止してこのタイプの曲はなかったのでうれしかったのを覚えてる。2011年に観客を入れての1発録りの公開レコーディングで作られた半ライブアルバム。そこにもこの「夢の世代」が収録されています。渋谷道玄坂の「duo MUSIC EXCHANGE」で観客を100人ほどだったかな、入れてレコーディング。自分もその中の一人として参加できた。物音を一切立てられない、かなり緊張感漂う空間で1曲ずつレコーディングが進んで行った。ちんぺいさんも、もちろんバックミュージシャンもいつもとはまた違った緊張が伝わってきた。2011年5月11日発売「今 伝えたい」というアルバムです。そのアルバムを聴くたびに、あの時の緊張が思い出される。ちんぺいさんを追悼する番組が次々と放映されています。まだこれから地上波、BS、ラジオなどでも放映されていくようです。(1983年EMBLEMツアーのパンフから)
2023年10月24日
HUKUROH(ふくろう)のライブに行って来ました。約1年半ぶりのライブでした。前回は2022年4月24日京都のライブハウス「都雅都雅」でした。自分は今回で6回目だったと思う。1回目 2011年10月7日 大阪umeda AKASO2回目 2012年5月17日 大阪umeda AKASO3回目 2013年2月16日 高槻1624 TENJIN4回目 2017年2月15日 原宿クエストホール5回目 2022年4月24日 京都都雅都雅そして今日で6回目。最初の2回の大阪umeda AKASO は自分もバンドで何度も出てたライブハウスで自分が出てる場所に、あの、きんちゃんも出ている不思議な感覚で観てたのを思い出す。ライブの冒頭でのきんちゃんからの言葉に水を打ったように客席が静まり集中した。それでもライブが始まるとHUKUROHの熱くて陽気なライブに沈んで硬くなってた心がほぐされて温まった感じがした。1曲目はHUKUROHミニアルバムのラスト曲「十六夜の月」からスタートでした。そしてミニアルバム3曲目の「早く家(うち)に帰ろう」が2曲目に演奏された。そして定番になりつつある「Sunny」次が鳥肌もんだった「Montego Nights」この曲はBLENDのアルバム「INTERCITY RENEGADE」のB面4曲目に収録されています。めちゃくちゃ大好きな曲!オリジナルと同じように波が打ち寄せるSEから始まった。オリジナルよりかなりゆったりと、ムーディーにアレンジされていました。この曲、いつかやってほしいと願ってた曲なのでめちゃくちゃうれしかった!BLENDでもう1曲、きんちゃんが作った「Mine Tonight 」もHUKUROHでやれば盛り上がりそう!BLENDのライブは4回しか観てないのですが、好きな曲も多くアルバム1枚で終わったのは残念だった。「Montego Nights」「Mine Tonight 」の2曲はもちろん最高に好きです。もう1曲、きんちゃんが作曲した「Soft Scat」もめちゃくちゃオシャレで最高です。シングル「Lady I Love You So」のB面曲なのであまり知られていないのが勿体無い。あとライブのラストに演奏された「Peace Of Mind」や「INDIAN WATERS」も大好きだった。ソウルでファンクな「To Lose Your Love」もめちゃカッコよかった!NHKのテレビでも歌われたバラード「My Place」も好きな曲だった。「BLEND」の話はここまで。「La Bamba」「Twist and Shout 」「If I Had a Hammer」のメドレー。そして「DISCOメドレー」Kool & The Gangの「Celebration」から始まったメドレー。Kool & The Gangなら「Fresh」が凄く好きだった。このブログでDiscoの曲もいろいろ何度も書いてるけど、そう言えばKool & The Gangは書いてなかったような気がする。ディスコといえば・・・「Commodores」「Earth, Wind & Fire」「The Three Degrees」「WAR」「Donna Summer」「The Pointer Sisters」「Moonpie」「Eddie Floyd」「Blue Magic」「The Hues Corporation」が、今、頭に浮かんだアーティスト。この辺りのアーティストはブログによく書くアーティスト。長いディスコメドレーで1部終了で休憩。2部は「HUKUROH」のテーマ曲から始まった。「愛をありがとう」「あたたかい涙」などのオリジナルはもちろん、ザ・スパイダースのカバーなどを挟んで、HUKUROHらしい楽しく温かいライブで盛り上がっていき、アンコールでは総立ちで大盛り上がりでした。住出さんがちんぺいさんの話を少ししかけて言葉にならなくなって絶句した時は客席も涙と寂しさに包まれた。住出さんは、たしか3年近くちんぺいさんのバックバンドでギターとコーラスしていました。「明日への讃歌」や「愛の光」ではべーやんの代わりにべーやんのパートを歌い演奏して3人だけのアリスの再現もしていた。住出さんとアリスの関係で一番思い出すのは1979年2月の大阪府立体育館での「ALICE Hand in Hand Concert」ゲストとしてシグナルと岸田智史さんが出演しました。自分はその時、すでにシグナルのファンでもあったので、6000人の前でシグナルが実力を見せつけてる姿に感動してた。シグナルのコーナーでの最初のMCは高揚しきった声の住出さんが「いやぁ〜凄い人ですね!これだけ大きな会場でやるのは、ほんとねぇ久しぶりなんです。 久しぶりと言うよりも…初めてなんです」と観客を笑わせていましたが、いつものシグナルの時とはまったく違う上ずった声の住出さんでした。でも、このMCのあとの「雪のひとひら」は凄い手拍子も大きく盛り上がった。もちろんバックバンドはなく3人でのライブ。そして「愛に捧ぐ」では、ざわついてた人たちも静かに聞き入ってた。3人のクオリティの高い歌と演奏が、それまで「シグナル?誰?」って感じの観客も引き込んで聞こうとしてた。この日は1時30分公演と17時公演の2回公演。自分は2回とも観た。夜の方がさらにシグナルのステージが充実していた。自分はこの日が高校受験の前日だった^^;17時公演が19時半に終わって、みんなで軽くご飯食べて大阪府立体育館から神戸の家に着いたのが22時半。さすがに少し怒られたけどね。あの頃は全てアリスが優先だった。「もう受かる時は受かるし、落ちる時は落ちる。前日に焦ったところで」・・・って感じで完全に明日の受験の事なんか忘れてる自分も凄いと思った^^;無事、受かったので誰にも何も言わせなかったけど。たしか、その1週間後はこのツアーと内容が少し違う「セカンド・チャンスコンサート」を観に岡山体育館に行ってたと思う。これはアリスと太田裕美さん他、若手フォークバンドがいくつか出るライブ。アリスとシグナルが同じステージに立ってたのは「ALICE Hand in Hand Concert」だけだったように思う。エンディングの「美しき絆 Hand in Hand」ではゲストのシグナル、岸田智史さんもステージに上がって歌った。「今日のステージを盛り上げてくれた 岸田智史くん!! シグナルのみなさんです〜」ってちんぺいさんが声を振り絞って叫んでたのを思い出す。でも「シグナルのみなさん」って・・・昼、夜ともに言ってたので何かちょっと笑った。「ALICE VII」バージョンではなく、非売品シングルバージョンのロングバージョンでの「美しき絆 Hand in Hand」でした。自分は非売品シングルバージョンの方が好きです。この大阪府立体育館の事を10年前のブログに詳しく書いています。今日は「HUKUROH」のライブ終演後は5人でネパール料理の店でいろいろ食べながら話をした。いろんなインド料理、ネパール料理の店に行ってるけど高槻駅前のネパール料理はかなり美味しかった。アリスのコンサートの客席、ちんぺいさんのソロコンサートの客席などで会話交わした事はないけど、よく見る人たちも多く来てました。みんなそれぞれに、自分なりのちんぺいさんへの悲しさを胸の奥にしまって今日を生きているんだろうって思うと、自分も含め早く乗り越えて行ければいいのに…と願ってた。(2011年のチラシ)(2012年の梅田のチラシ)2013年の高槻1624 TENJINでのライブ BLENDのチケット
2023年10月23日
アリスの最後のオリジナルアルバム「ALICE XI」に収録されている曲。2013年4月10日に発売されました。今から10年前。この時からの10年で自分は大切な人を3人亡くしました。そして、ちんぺいさんまで…。「ユズリハ」作詞 谷村新司さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 アリスこの曲の歌詞はいろいろと覚悟を持つことを気づかせてくれた曲。いつまでも、このままなわけはないと、別れる日は近くに来ているのかも知れないと。「♪ 必ず明日は来るものと 疑うこともない素振りで 人は今日を生きている 人は今日も生きている 」考える事をなるべく避けて逃げている事を優しく諭してくれるように的確に覚悟を持たせる歌だと初めて聴いて時から逃げ場所がない事を教えてくれた。このアルバムを中心に歌うコンサートツアー「ALICE CONCERT TOUR 2013 ~It's a Time~」でももちろんセットリストに入っていた。CDで聴いてるよりも生で聴くとよりリアルに感じられて、これから必ず体験する悲し過ぎる現実の事を逃げずに想像できるようになった。だから、どの別れの場面でも狼狽えずにいられたのかも知れません。「♪ 空を見上げながら 命を感じながら 心では気付いてる 残りの時間の数 ひとりで生きる強さ ひとりで逝く寂しさ 覚悟を持つ者だけ やさしさを知っている 」べーやんが作ったこのメロディーは神がかっている。初期のべーやんのソロアルバムで書いていたようなメロディーが進化しきった完成形のようにも思える。この曲はべーやんとちんぺいさんが交互に歌い、サビでハモるのですが、アリスのツインボーカルの凄さを改めて感じられる。凄く哀しい曲だけど、強さをもらえる曲。「♪ ユズリハは音も発てずに 密やかに 時の中に散る 」
2023年10月21日
谷村新司さんの2008年8月27日発売の44枚目のシングル。この曲は「四季の旅」として季節ごとにシングルを発売する企画の中の1曲。「春夏秋冬」を「花鳥風月」で伝えたい… をテーマにして名曲が4曲誕生しました。この「ロード・ソング」は「秋」の歌で「風」がテーマ。「春」は「桜は桜」で「花」「夏」は「ツバメ」で「鳥」「秋」は、この曲で 「風」「冬」は「十三夜」で「月」1曲目「ロード・ソング」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 瀬戸谷芳治さん春夏秋冬の4曲の中で一番好きな曲です。「♪ 風に吹かれたら あなたを思い出す 風に吹かれたら 涙が溢れる」で、始まるミディアムテンポのROCKです。メロディーはちんぺいさんの幾つかある王道メロディーラインの中のひとつです。歌詞もちんぺいさんが伝え続けていた物を凝縮したような歌詞です。ライブでもほとんど歌われた事がなかった曲なので、ファンの中でも忘れかけてる人もいるかも。この時の4部作を春から順番に聴くと、ちんぺいさんを近くに感じると思う。この曲ももう15年も前の曲なのか・・・と聴きながら思ってしまった。時間が過ぎていくのは仕方ない事だし、年老いて行くのを受け入れて楽しまないといけない事だけど、15年かぁ…とか考えると寂しさと残酷さをやはり少し感じてしまう。1973年撮影 「ALICE III」の見開き中ジャケットに使われなかったボツになった写真2曲目「風のメロディー」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 瀬戸谷芳治さんこの曲を聴くと、2012年プレミアムコンサートでの1曲目にこの曲が歌われた事を思い出す。柔らかく優しいメロディーに心を穏やかにしてくれる言葉。「♪ あー あなたの声につつまれていた頃 おそれるものもなく 生きた頃 あー あなたの声につつまれていた頃 悲しみも涙も キラメキの中に 」この曲はちんぺいさんの柔らかい声で歌って初めて完成する曲。他の誰が歌っても完成しない曲。木曜日は神戸国際会館でべーやんの生のステージを観て、日曜日はきんちゃんが参加してるバンド「HUKUROH」のライブを観に行きます。何か不思議な感じ。1週間の中でべーやんときんちゃんの生のライブが関西である。偶然とは思えない奇跡に近いような日程です。1973年5月 日本武道館の前での集合写真。アリスの部分だけ大きくした。この翌日、アリスが初めて日本武道館のステージで歌った。1978年秋のツアーでの「10000人の讃歌」
2023年10月20日
今日は堀内孝雄さんの出演してるコンサートに行って来ました。アリスの聖地「神戸国際会館」でのコンサート。堀内孝雄さん、渡辺真知子さん、相田翔子さんの3人でのステージ。ちんぺいさんとの思い出がぎっしり詰まってるだろう神戸国際会館。べーやんはもちろんプロだからきっちりと観客を楽しませる事に徹していました。感情が溢れて崩れたりしないだろうかと心配してたのも吹っ飛ばすほどにいつも通りのべーやんで…それはそれで何か凄く泣けたけど…素晴らしい歌声を聞かせてくれた。ちんぺいさんも惚れ込んだべーやんの歌声、いつもの神戸国際会館にきっとちんぺいさんも来てたと思う。今日、べーやんが歌ったセットリスト。1曲目「君にひとみは10000ボルト」2曲目「りんご村から」3曲目「さらば恋人」4曲目「秋止符」5曲目「恋唄綴り」6曲目「都会の天使たち」with 相田翔子さん7曲目「竹とんぼ」8曲目「時代屋の恋」9曲目「愛しき日々」10曲目「また逢う日まで」全員で5〜9曲目がべーやんのコーナーとして一人のステージ。あとの曲は3人が1曲ずつ順番に歌っていく場面で歌われた曲。べーやんのコーナーでのMCは曲を歌い終わると気持ちが溢れ出て来るようにちんぺいさんの話。「ちょうどこの辺りにちんぺいさんがいて…」とアリスでのちんぺいさんの立ち位置あたりまで歩き話したり、先週、NHKのうたコンでの話。周りのスタッフや関係者はちんぺいさんが8日に亡くなってた事を10日のうたコン生放送が終わるまでべーやんに言わないようにしていた。「伝えるとあいつは歌えなくなるから」と。べーやんは知らないままうたコン収録した。その時、番組の冒頭で「いい日旅立ち」を坂本冬美さんと葉加瀬太郎さんが歌い奏でた。べーやんは「遠くで汽笛を聞きながら」を歌った。ちんぺいさんが書いた歌詞の曲が2曲も出て来てうれしくて最高やん!って思っていたようです。曲の間に話す話は本当に溢れ出て来るようにちんぺいさんの話。目を潤ませながら、涙声になりながら…でも、しっかりとプロの歌手としての凄さを見せてくれた。べーやんが、ちんぺいさんと初めて出会った場所・・・神戸国際会館。笑いも入れながら観客を楽しませ、感動させ、べーやん凄い。1978年神戸文化ホールでファーストソロコンサートに行った。あの時、べーやんがこんなにMCで人の心を動かせるようになるとは想像もできなかった。アリスのステージでもちんぺいさんが中心にMCをしてたのでステージで話す事は得意じゃなかったと思う。歌では文句なしに感動させてくれてたのはファーストソロコンサートの時から。「あいつが死んだ晩」が発売された時のコンサート。今、「あいつが死んだ晩」を聴くのは辛いけど、こんな気持ちでこの曲を聴く日が来るとは…。帰って来て「あいつが死んだ晩」を聴いていた。「♪ あいつは二人の友達さ やつはどうして死んだのか 先も見えない暗い道 心にぽっかり穴があき 打ちのめされてあてもなく おまえと俺は闇をいく」べーやんが歌っている時に上手でちんぺいさんが笑顔で目を閉じて聴いているように思えた。今日、べーやんもMCで言ってたけど「べーやん、いつ通りにやりや」って聞こえた気がしたって。渡辺真知子さんと相田翔子さんも、もちろん素晴らしい歌声を聴かせてくれた。圧倒的な歌唱力で楽しませてくれた渡辺真知子さんは、「迷い道」「ブルー」「かもめが翔んだ日」「唇よ熱く君を語れ」など代表曲の数々を歌い上げた。相田翔子さんはWINK時代の曲はもちろん、岩崎宏美さんの「思秋期」を見事に歌った。昔のイメージよりも遥かに歌が上手くなって、情景が浮かんで来る歌唱で素晴らしかった。桂銀淑さんとべーやんがデュエットしてヒットした「都会の天使たち」も相田翔子さんの歌声があの曲にばっちりハマってた。バックバンドは9人編成で歌謡曲にはばっちり合ったバンド。べーやんのはぐれ刑事シリーズも豪華なアレンジで楽しめました。
2023年10月19日
2012年7月18日発売、ちんぺいさんの48枚目のシングル「はじまりの物語」のカップリング曲。このシングルは40周年を記念したもので、カップリング曲の「伴奏」はこれまで長い道のりを伴に歩んで来たファンに向けて作られた曲でした。「伴奏」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 石坂慶彦さんこの曲を初めて歌ったツアーの2012年7月22日NHK大阪ホール。アンコールの最後に歌われました。「この40年の記念にずっと支えてくれたみんなに感謝の気持ちを込めた歌を作ろうと思い、 作りました。タイトルは「伴奏」と言います。伴に奏でる。 自分一人では実はなにも出来なかった…。みんなと一緒に過ごして来られたから今の自分がいる。 その感謝の気持ちをこの1曲に込めて最後にみなさんに捧げたいと思います。 それでは「伴奏」聞いてください」こんなMCのあとコンサートの最後に「伴奏」が歌われた。本当にファン冥利につきると思わせてくれたファンの中では特別な1曲。美しく優しい言葉で綴られた歌詞と柔らかで温かいメロディ。「♪粉雪舞う道も 陽炎立つ道も 凩吹く道も 桜見上げた道も それぞれの苦しみも悲しみも すべて 過ぎ去るものは必ず美しく変わる 夜が明けたなら 旅を奏でよう ゴールテープの君を抱きしめて いつかお互いの命果てる時 そっと笑顔で送りあおうね きっと…」自分はこの曲を初めて聴いた時に「いつかお互いの命果てる時 そっと笑顔で送りあおうね きっと…」この歌詞が心にずっしりと降りて来た。アウトロは前を向いて歩くことを促すようなスネアのドラムマーチ。そう、「昴」でも使われてるドラムマーチのリズム。想像したくない事だけど、すでに父を亡くしてた自分は覚悟する強さを持つ事は大切だとずっと考えてた事。自分の愛する人、尊敬する人がいなくなる時を想像するようになってた。どんな別れ方になるのだろうかと。想像してたものと同じ事は一度もなかったけど、本当に突然の別ればかりだったけど、覚悟してる事で狼狽える事も少しは抑えられた。母を亡くした時も、親友を亡くした時も突然だったけど自分を無くさずにいられた。ちんぺいさんとの別れも、悲しさよりもこれまでの感謝の気持ちの方が大きくいられた。亡くなったニュースを観て泣きじゃくりながら言葉にならない言葉で電話掛けてきた友人もいた。呆然として何も今は考えられないって落ち込んでる友人もいた。それぞれに思いが深すぎて、人生のほとんどをちんぺいさんに寄り添って生きて来て、これからの希望が見えなくなりかけてる人もいると思う。ちんぺいさんが優しく語りかける『伴奏』を今一度、聴いてほしいって思う。明日・・・神戸国際会館に入るだけで胸が締め付けられてしまいそうだけど、哀しみの中でべーやんが力を振り絞る姿を観て応援しないと。1975年冬。ちんぺいさんの書き下ろしの詩は意味深に思える。この詩を元にした歌詞がありそうな気がする。1972年。まだ大阪難波に事務所があった頃。ちんぺいさんはこんな風に道頓堀界隈をよく歩いてたのだろうか。ちょうど松竹系映画館「浪花座」では天地真理さん主演の「虹をわたって」のロードショー看板。
2023年10月18日
ちんぺいさんは自分の青春のほとんどを形成した人。何を書こうか・・・。何か書いておこうと思う。凄く短くしか書けないか…凄く長くなるか…出会いから。小学3年生で初めてアリスのコンサートに行き、良いのか悪いのかそんな事じゃなく衝撃の一言でした。3人だけなのに身体が振動するほどの圧力。5歳上の姉の付き添いのような形で最初に観たアリスは衝撃以上の言葉が浮かばない。そしてその半年後に再びアリスのコンサートに行く事になる。あの時の衝撃だけを感じたのとは違い、今度は感動ってものが湧いてきた。まだヒット曲もなく「青春時代」がほんのわずかにヒットしてた頃。小学生の心を揺さぶるものがあった。「愛の光」「青春の影」「知らない街で」「散りゆく花」「明日への讃歌」「かもめ」「走馬燈」まだ「ALICE IV」が出る前のコンサート。自分はアリスIIIに収録されてる「青春の影」が小学生の自分は一番好きだった。 (1971年アリスとして初めて撮影した宣材写真。この写真はほとんど雑誌などで使われてません)それでも神戸の大ホールはほぼ満席状態。アリスは神戸から始まったバンドと言ってもいいと思う。ちんぺいさんとべーやんが神戸のフォークサークル「ポート・ジュビリー」で知り合い、結成したアリス。ヒット曲がない時代でも神戸では絶大な人気だった。(大阪、京都、奈良など、近畿圏内でももちろん人気があり、 倉敷でもMBSラジオが受信出来てた関係ですでに人気がありました)神戸はアマチュア時代からちんぺいさんを応援してた「神戸新聞会館興行部の畠山さん」がアリスを激推ししてたのもあり、神戸のコンサートは年に何度もあったし町中にポスターを貼ったり、宣伝もかなりしていた。後に畠山さんは独立してHAD(ハタケヤマアートディレクション)を設立。神戸、明石、加古川、姫路、三田、三木、西脇までアリスのコンサートはHADが主催していました。(大阪も1978年春まではHADの主催が多かった)2001年アリスが神戸国際会館で活動停止後、初めての復活コンサートが行われた!この時ももちろんHADが主催でした。その時も年を取り少し疲れてそうな畠山さんに「よ!来たんか!」と声を掛けてもらって少しだけ話ができた。あの時が畠山さんと話をした最後でした。小学生の頃から神戸のアリスのコンサートには必ず行ってたので覚えてくれてていつも声を掛けてくれてた。当日券売り場にいる畠山さんに顔を見せに行くのも毎回のお決まりだった。「今日も、ちんぺいくん張り切ってるぜ!」とか話してくれてたのも思い出す。(きんちゃんが合流してすぐの頃。1972年)ちんぺいさんが亡くなったと聞いた時に、最初に頭に浮かんだ光景は、やはりまだ「冬の稲妻」が出る前のコンサートホールやコンサートの光景。「今はもうだれも」がヒットして勢いが付き始めた雰囲気もファンとして体で感じた。ちんぺいさんは優しい存在でもあり、厳しく怖い存在でもあり、小学生の頃から尊敬していた。コンサートでは目立とうとするような観客や周りの迷惑になるような人にはかなり厳しく注意していた。喧嘩腰になってしまう時もあるほどでした。それも含め、ただ優しいだけじゃない、ちんぺいさんが好きだった。1976年までのアリスのコンサートに通ってた人は多分、今でも基本的にコンサート中はおとなしく観てるような気がする。(野外コンサートでは羽目を外して盛り上がる事もありましたが…^^;)(これも1972年)何となく覚悟してたので、訃報を聞いた時は冷静にいられた。最近はあえてアリスやちんぺいさんの事を書くのをやめてた。ちんぺいさんが元気になったら山ほど昔の事も書こうとか…。でも、「この空の下」がスピーカーから流れ出したら感情が溢れてきてしまった。ラジオ番組の最後に流してたのもあって、一人で暗い部屋でカセットにラジオを録音しながら聞いてた子供の頃を思い出す。ヤングタウンを録音したカセットは100本どころじゃないかも。神戸の震災でかなりダメになってしまった物もあるけど今でも大切に保管してたまに聞いたりしてる。自分にとって立ち直れそうもないような大切な人を亡くした時に必ず聴いてた曲があります。親友を亡くした時も、母親を亡くした時も、この曲で心を落ち着けた。作詞・作曲 谷村新司さん 『魂のゆりかご」 2002年発売「半空 -NAKAZORA」収録「♪ 人生は時に残酷で 憎しみさえも振りまいて 人生は突然の別れさえも 君に与えるけれど いいか、それこそが君の歌 人生は魂のゆりかご」ちんぺいさんが亡くなった事を、このちんぺいさんの曲で心を落ち着けようとするなんて。そして小学生の頃から不安な事がある前や、辛い事があった時に必ず聴いてたちんぺいさんの曲がある、作詞・作曲 谷村新司さん 「青空」 1976年発売「引き潮」収録「♪ 雨は空から あざけるように 心の中に 降りしきる 雨よおまえは知らないだろう 傷つき悩む人の心を あゝ限りあるこの人生 あゝちっぽけな人間達よ」小学生でこの曲に励まされてたとか、ちょっとヤバい小学生かも…悔しい事があった日なども、この曲を聴いて泣いてた12歳の頃から18歳の頃。「♪昨日の明日が 今日になり 今があるから 夢を見る 雨よおまえに負けはしない 雲の彼方はいつも青空」この曲を書いたのはちんぺいさんが27歳の時。27歳で一人の人間の人生を励まし勇気づける曲を書いたちんぺいさんに感謝の気持ちをいつも持ってた。そして、今ちんぺいさんが最近までセットリストに必ずと言っていいほどに入ってた曲。この曲を聴いてる。作詞・作曲 谷村新司さん 「流星」 2002年発売「半空 -NAKAZORA」収録「♪ 永遠の命はないと 流星が教えてくれている 輝きながら消えてゆく それが最後のメッセージ 先に逝くもの 残されるもの 残されるものも やがて逝くもの 大いなる旅を行け 星達の声を聞け 涙は今日に置いて行け 明日の風に吹かれて行け 」2019-2020のツアーパンフ兼、ムック本の資料提供などで参加させてもらえた事が今更ながら本当にありがたかった。ツアー日程やチケットなどの資料を引っ張り出してくるのもいろいろと大変だったけど楽しくて仕方なかった。出来上がった物を見せてもらった時は最高の気持ちだった。今、見直すと書き損ねてるコンサート会場もあったり、あれから出てきた資料もいっぱいあったのがちょっと心残りだけど、いい思い出になりました。止めどなく書いてしまいそうなので、今日はアリスとちんぺいさんの曲を聴き続けて朝を迎えようか。飲みながら殴り書きのように書いてしまったので、もう読み返さない。アリスのデビュー曲宣伝用ポスター。この写真は2枚目のシングル「明日への讃歌」と同じ時の写真。ポーズと表情が少し違います。ポスターはちんぺいさんが少し下を向いてます。このポスター用の写真撮りして使わなかった他の写真を使って「明日への讃歌」のジャケ写にしたようです。額に入れて飾ってるので少し後ろが反射してしまってます。
2023年10月16日
今日も神戸ワールド記念ホールで松任谷由実さんの50周年のツアーに行って来ました!今日もファンクラブ先行チケット。昼の12時にスマホに電子チケットの座席が送られて来た。今日もアリーナ席だった。昨日が北5ブロック。今日は北2ブロック。列も昨日よりも10列ほど前。かなり観やすい席でした。昨日よりも凄い熱気と盛り上がりだった!(今日はすっきりと晴れた空)ユーミンのコンサートは昔から神戸公演の熱気は特別なものを感じた。昔のユーミンの神戸公演は「ハタケヤマアートディレクション(HAD)」が主催だった。社長の畠山のおっちゃんは面白い人で名物主催者と言ってもいいほど。アリスやザ・ムッシュ(かまやつさんではない方の)のコンサート、そしてユーミンのコンサートでも社長自ら2階席からアンコール時に「ブラボー!また神戸に来てや!!」とか叫んでいました。自分はあの声が社長だとわかってたので毎回、笑ってしまい温かい気持ちになった。元々、神戸新聞会館興行部の代表をしてた畠山さんが独立してHADを作った。1977年までは神戸新聞会館興行部が神戸のコンサートの多くを主催していました。1978年春からHADになった。今日、ユーミンのコンサート観てて忘れてた記憶がよみがえった。1982年1月27日神戸文化ホール公演の「昨晩お会いしましょうツアー」の事。自分は舞台設営とコンサート警備のバイトとして会場にいた。(3月18日姫路と3月22日大阪フェスのコンサートをちゃんと客席で観たんだった。神戸も客席で観てたような記憶になってた^^;)1982年1月27日神戸文化ホール、午前中からホールに行って舞台セットを組み立てる。床が乳白色のアクリルの板でその組み立てから始まった。枠組みを設置してアクリル板をはめ込んでいく。何度も「足元!落ちないように!」と叫ぶ声が聞こえた。そのあと、アクリル板のステージの上で舞台背後の孔雀の羽のように広がった扇型電飾の設置。(「中央フリーウェイ」の時などに効果的に使ってました)その扇型の組み立てをバイトの10人ほどで担当してた。棒の向きを逆に付けてしまってた部分があり、怒られてやり直した事とかまで急に思い出した。舞台セットが出来上がり、リハーサルが始まった。もっと観たかったけど…ロビーで観客に配るコンサートチラシ束を作る作業。音はずっと聞こえてて、「お!この曲やるんだ!」とか一人で心の中だけで盛り上がっていました。その時、超お気に入りだった「夕闇をひとり」が聞こえた時は聞き入ってしまいそうだった。このツアーのMy初日がバイトだったのは、かなりなストレスだった^^;観客も入り終え、警備の仕事に。自分が割り振られたのはセンターブロック横の通路の一番前・・・「うわぁ・・・もみくちゃになる・・・」と思ったのとステージに背を向けないといけないストレス。オープニング…観たくてうずうずしてたのを思い出す。・・・ちょっと斜め横向いて偽物ユーミンが立っているのを観たけど。オープニングも凄い盛り上がりだったけど、観客は座席の前に立って盛り上がってましたが・・・アンコールになると通路に後ろから人が押し寄せカオス状態!こうなる事は何度もユーミン観てたので簡単に予想できた。これは止められない事もわかってた。(今では通路を後ろから客が押し寄せるなんて絶対無理)当たり前のようにどんどん後ろから通路に流れ込んで来る。1981年…いい時代だったな^^;曲は「カンナ8号線」・・・誰も止められない。それ以上に観たい!!(ちなみに…5年ほど前の森進一さんのライブ。アンコールの「東京物語」「恋月夜」で 総立ちの観客が通路に押し寄せてきてカオス状態。森さんのファンも熱い! 森さんのアンコールは毎回かなり盛り上がって熱い!)続いて「DESTINY」・・・もう完全に自分もユーミン観てた。14列目の通路入り口にバイトを2日くらい配置して侵入させないようにしてたはずなのに…。でもカオス状態のおかげでユーミンを最前列で最後の1曲だけ楽しめた・・・・圧迫感も強烈で真冬なのにみんな大汗かいてる・・・。ユーミンの歌が観客を煽り続ける…。もう41年も前の事。まだ自分は10代だった。あの頃のユーミン最高にカッコ良かった!でも!確実に今のユーミンの方が何倍もカッコいい!と断言できる!オーラがあの頃とまったく違うし、有り難みを感じてしまうほどの存在感。登場するだけで泣きそうになるぐらいのカッコ良さ!今日、ユーミンのライブ観てて、バイトした事を急に思い出した。あの時、ユーミンのコンサートのバイトは断ろうと思った事も思い出した。「PEARL PIERCE TOUR」からは舞台を背にするストレスもなく、全て客席で楽しんだ。懐かしい事を思い出したので長々と書いてしまった。ここからネタバレ。トリプルアンコールにせずにダブルアンコールで2曲歌った。多分・・・その日中に新幹線に乗って帰りたいミュージシャン、スタッフのためかも。一旦、はけて、またステージに戻る時間を削減?絶対トリプルになる事はわかってる事だから、そうしたのかも。一瞬、ダブルだから粘ればもう1曲ある?とか思ってしまった。「経る時」「卒業写真」・・・いや・・・自分は「宇宙図書館」が一番聴きたい。「宇宙図書館」がダブルアンコールの定番曲になったらいいのになぁ。2023年10月14日(土) 神戸ワールド記念ホール1曲目「心のまま」 「REINCARNATION」B面2曲目2曲目「WANDERERS」 「LOVE WARS」2曲目3曲目「リフレインが叫んでる」 「Delight Slight Light KISS」1曲目4曲目「ただわけもなく」 「Wings of Winter, Shades of Summer」4曲目5曲目「満月のフォーチュン」 「天国のドア」4曲目6曲目「TYPHOON」 「VOYAGER」B面2曲目7曲目「青いエアメール」 「OLIVE」2曲目8曲目「紅雀」 「紅雀」5曲目9曲目「あの日にかえりたい」 シングル曲10曲目「さまよいの果て波は寄せる」「悲しいほどお天気」ラスト曲11曲目「セイレーン」 「スユアの波」1曲目12曲目「Blue Planet」 「A GIRL IN SUMMER」1曲目13曲目「Delphine」 「KATHMANDU」5曲目14曲目「LOVE WARS」 「LOVE WARS」3曲目15曲目「Now Is On」 「FROZEN ROSES」1曲目16曲目「星空の誘惑」 「REINCARNATION」A面4曲目17曲目「埠頭を渡る風」 「流線形'80」2曲目18曲目「真夏の夜の夢」 「U-miz」3曲目19曲目「航海日誌」 「COBALT HOUR」5曲目 アンコール20曲目「守ってあげたい」 「昨晩お会いしましょう」A面ラスト21曲目「やさしさに包まれたなら」 「MISSLIM」3曲目22曲目「春よ、 来い」 「THE DANCING SUN」ラスト曲Wアンコール23曲目「瞳を閉じて」 「MISSLIM」2曲目24曲目「タワー・サイド・メモリー」 「昨晩お会いしましょう」1曲目 観客の盛り上がりも凄くて昨日とは何かが違ったように感じた。ライティングがまた変わった?演奏も少し違うように思えたし。スモークの量も昨日より多かった。「さまよいの果て波は寄せる」の時もユーミンが見えなくなるほどにドライアイス系のスモークが!あの演出で感動がより深くなった。この曲、本当に好きです。4曲目「ただわけもなく」は泣いてしまった。本当にいい曲。天才的な歌詞とメロディ。15曲目「Now Is On」…最高すぎる!それにしても、2時間をあれだけ踊って走って歌い続けてカッコ良くあり続けるユーミンの凄さを改めて感じたし、観客へのサービス精神、体力の限界まで楽しませてくれるユーミンに感涙。今日のライブも当然、100点満点の最高のライブでした!次は大阪。ぴあの先行で取った席。またまたアリーナかスタンドかわからない席。アリーナの観客の熱を感じながら観たいのもあるし、全体をスタンドから観たい気持ちもある。どっちしろ、会場に入れるだけでありがたい。
2023年10月16日
先週の広島公演に続き、今日は神戸公演を観て来ました!今日のチケットはファンクラブ当選分。第1期はファンクラブで全てハズレたけど、第2期は今回の神戸2daysが当選。CD購入先行はスタンド席希望かアリーナ席希望か選べたのですが、ファンクラブ席は当日になるまでアリーナかスタンドかわからない。これも逆にドキドキで当日までの楽しみが増えた。帰って来てから、友人にもらった石川県の地酒を呑みながら「宇宙図書館」をアナログ盤で全曲聴いてたら、いい感じに酔った。あては、広島の帰りにサービスエリアで買った「ままかり」の酢漬け!「ままかり」の三杯酢漬けは止まらなくなる。酒は「手取川 酒魂 純米吟醸」・・・これ美味しい!「手取川」自体、めちゃくちゃ好きな酒だけど「酒魂 純米吟醸」は初めて呑む。「宇宙図書館」のアナログ盤の音がたまらん!(終演後、外に出るとひどい雨だった。混み合う駅までの狭い道を傘と傘がぶつかり合いながら傘さしてても結構、濡れた。)昼の12時。。。スマホに送られてきた座席はアリーナ席!今回、初めてのアリーナ席。ここまでの4公演はCD購入先行で取った席。全公演スタンド席希望でした。スタンド席はステージの床が見えるが大きいし全体が見渡せる。「TIME MACHINE TOUR」の時の床の演出がめちゃくちゃカッコ良かったので、あれからアリーナツアーはスタンド!って思ってた。今回は床の演出はそれほどないのですが・・・^^;アリーナ席北ブロック。これまで全て船尾側だったのですが、今回は船首側!結論から言うと・・・アリーナ席最高!でした。それほど前の席ではなかったけど、やはりユーミンが、舞台が、かなり近く感じる。何かスタンド席の熱気とは別次元の熱気を感じた。7割以上の曲をスタンディングで聴いた。Zeppやなんばhatch、ライブハウスなどのオールスタンディングのライブに、最近行く事が減ったのですが、あの感じ思い出した。5年ほど前まではDeath、Black、ブルデス、デスコア、グラインドコア系のライブに良く行ってた。今でもCD買って聴いてるバンドは多いけど、来日決まっても躊躇するようになったのは年のせいか…。今は完全にユーミンにハマってしまってるので、ユーミンが見せるショーとユーミンの人柄に今更、またどっぷりとハマり込んでる。80年代頭からユーミンのコンサートに行くようになって「昨晩お会いしましょう」「パールピアス」「リ・インカーネーション」「Yuming Blood」・・・この辺りのユーミンに凄くハマってライブを何本も観てた。でも、はっきり言ってあの頃のユーミンより、今のユーミンの方が断然カッコいい!今のユーミンが観られる、今のユーミンの歌が聴ける幸せを感じながら毎回、このツアーを観てる。今日のユーミンも最高でした!2023年10月14日(土) 神戸ワールド記念ホール1曲目「心のまま」 「REINCARNATION」B面2曲目2曲目「WANDERERS」 「LOVE WARS」2曲目3曲目「リフレインが叫んでる」 「Delight Slight Light KISS」1曲目4曲目「ただわけもなく」 「Wings of Winter, Shades of Summer」4曲目5曲目「満月のフォーチュン」 「天国のドア」4曲目6曲目「TYPHOON」 「VOYAGER」B面2曲目7曲目「青いエアメール」 「OLIVE」2曲目8曲目「紅雀」 「紅雀」5曲目9曲目「あの日にかえりたい」 シングル曲10曲目「さまよいの果て波は寄せる」「悲しいほどお天気」ラスト曲11曲目「セイレーン」 「スユアの波」1曲目12曲目「Blue Planet」 「A GIRL IN SUMMER」1曲目13曲目「Delphine」 「KATHMANDU」5曲目14曲目「LOVE WARS」 「LOVE WARS」3曲目15曲目「Now Is On」 「FROZEN ROSES」1曲目16曲目「星空の誘惑」 「REINCARNATION」A面4曲目17曲目「埠頭を渡る風」 「流線形'80」2曲目18曲目「真夏の夜の夢」 「U-miz」3曲目19曲目「航海日誌」 「COBALT HOUR」5曲目 アンコール20曲目「守ってあげたい」 「昨晩お会いしましょう」A面ラスト21曲目「やさしさに包まれたなら」 「MISSLIM」3曲目22曲目「春よ、 来い」 「THE DANCING SUN」ラスト曲Wアンコール23曲目「瞳を閉じて」 「MISSLIM」2曲目トリプルアンコール24曲目「タワー・サイド・メモリー」 「昨晩お会いしましょう」1曲目 15曲目の「Now Is On」を歌い踊るユーミンがカッコ良すぎて鳥肌立ちまくりでした。アリーナで感じる振動やパワーはスタンドとは全く違った。自分はもっと最近の曲を多く聴きたいと思ってしまう。1999年以降のユーミンのアルバムは全てと言っていいほど最高です。特に2009年「そしてもう一度夢見るだろう」以降のアルバムは超名盤しかない。今のユーミンが一番好きな理由はそこにもある。第二期からレーザー光線の演出も派手になったし、ライティングもパワーアップ!アリーナ席から見るフリフラの光は、スタンドから見るのとはまったく違って感じられた。13曲目の「Delphine」のレーザー光線もアリーナ席だとまったく違ってステージが見える。3曲目「リフレインが叫んでる」は発売当初はあまり好きな曲じゃなかったのに、このツアーで聴いてから凄く好きな曲になった。このツアーまでに何度も「リフレインが叫んでる」はライブで聴いていたのに・・・。なぜか、今回のこの歌、感動して泣ける。18曲目「真夏の夜の夢」も発売当初、ぜんぜん好きじゃなかったのに、このツアーで聴いてからCDでも何度も聴くようになった。今回のツアーは神がかってるのか、魔法でもかかってるのか、これまで何とも思ってなかった曲が全て好きになってしまった。3度の「SHANGRILA」で、その2曲聴いても特に好きにもならなかったんだけどな。「THE LAST WEDNESDAY TOUR」の時も「リフレインが叫んでる」よりも断然「LATE SUMMER LAKE」に興奮してたのを思い出す。「さまよいの果て波は寄せる」に関しては神曲過ぎて、何を書いても安っぽくなってしまう。高校生の頃からこの曲に異常にハマってた。「悲しいほどお天気」は特別に好きなアルバムで発売当時、中でもこの曲と「丘の上の光」の2曲ばかり何度も延々と聴いてた。今でも「悲しいほどお天気」はよく聴くアルバム。明日はスタンド席か、アリーナ席か・・・・。今日、アリーナで観てアリーナ席で観る良さがよくわかったから、どちらでもいい。(バッジセットと新色のヒッピーポーチを買った。台にしたのは、ブログ書き終わったら聴こうと思ってる「Ten Years After」の5枚目「WATT」「Ten Years After」も一定の周期で絶対に聴きたくなるバンド。このアルバム、最近まったく聴いてなかった。最近、CDで「Stonedhenge」は聴いたけど、やはり「Ten Years After」はアナログ盤で聴きたい。)
2023年10月15日
アメリカのGrindcore『Cattle Decapitation』の8枚目のフルアルバム。2019年発売の「Death Atlas」から4年、今年の5月にこのアルバムがリリースされました。最近はDeath、Grindcore、Blackmetal系の音楽は以前ほど聴かなくなっていますが、いくつかのバンドは新譜が出ると必ず買っています。その中の一つのバンドが「キャトル・デカピテイション」です。この手の音楽を一番よく聴きまくってたのは10年前ぐらいかな。このバンドの「Monolith of Inhumanity」が出た頃ぐらい。「Cattle Decapitation」はそれ以前から聴いてたバンドですが、「The Harvest Floor」「Monolith of Inhumanity」辺りから凄くお気に入りのバンドになってました。2019年リリースの前作「Death Atlas」が最高だったので、新作をずっと心待ちにしてた。バンド構成Vocals – Travis RyanGuitar(Lead) – Josh ElmoreGuitar(Rhythm) – Belisario DimuzioBass – Olivier PinardDrums – David McGrawKeyboards [Additional Keyboards] – Dave Otero (10曲目)Keyboards, Synth, Drums – Dis Pater (1曲目, 3曲目, 10曲目)メンバー全員がベジタリアンな事も有名。その事が歌詞のテーマになっている物もあったりする。動物実験、搾取、環境破壊、動物の権利などを歌っている曲が多い。バンド名のように、かなりエグめのジャケットが初期のアルバムには多かった。「Humanure」「Karma.Bloody.Karma」「The Harvest Floor」の3枚のアルバムジャケットは特にベジタリアンを過激に表現した印象だった。「Humanure」の家畜の牛が人間の遺体を排泄しているジャケットはかなりの衝撃とインパクトだった。1曲目「Terrasitic Adaptation」2曲目「We Eat Our Young」3曲目「Scourge Of The Offspring」4曲目「The Insignificants」5曲目「The Storm Upstairs」6曲目「...And The World Will Go On Without You」7曲目「A Photic Doom」8曲目「Dead End Residents」9曲目「Solastalgia」10曲目「Just Another Body」今回のジャケットは人型の蛹から昆虫化した人間が羽化した姿・・・なのかな。1曲目「Terrasitic Adaptation」から強烈なインパクトで前作同様に大満足な凄さ。ラスト曲10曲目「Just Another Body」には感動させられた。前の曲はエグさも強烈な曲、「Solastalgia」で凄い圧迫感の直後にオアシスを感じるようなこの曲のイントロ。10分超えの大作で構成も素晴らしく後半のクリーンボイスで歌うパートも感動的。ドラマチックなアルバムの締めくくり方で、聴き終えると満足感が半端ない。3曲目「Scourge Of The Offspring」はアルバム買ってすぐに聴いた時のインパクトが凄かった。アルバム買ってからもう5ヶ月も経ちますが、その間も何度も聴いてます。毎回、この曲に惹かれる。何となくMudvayneを感じる部分があったりするのもイイ!4曲目「The Insignificants」も凄く好きな曲でドラマチックでスペイシー。7曲目「A Photic Doom」もたまらなくカッコいい!このアルバム、確実に「Cattle Decapitation」のベスト3に入るほど気に入ってます。
2023年10月14日
1985年5月29日発売の美空ひばりさんのシングル。この曲はひばりさんの誕生日に発売された。A面「夢ひとり」作詞 美空ひばりさん 作曲 イルカさん 編曲 松井忠重さん美空ひばりさんが、前に書いていた「夢ひとり(我が愛の詩)」にイルカさんが曲を付けた。この詩は1981年に母を亡くした後に書かれ、一人になってしまった事の実感を綴っています。イルカさんの父親の保坂俊雄さんがひばりさんのバンドの指揮をしていた関係で楽屋に挨拶に来たイルカさんにひばりさんが白い封筒を手渡し、「この詩に曲をつけてほしい」と直接頼んだそうです。この詩は包み隠しのないひばりさんの気持ちだと聞かされたイルカさんはプレッシャーを感じながらもこの曲を書き上げた。孤独と悲壮感も感じる歌詞にイルカさんらしい優しいメロディが付いて、柔らかい光が射しているように感じられる楽曲になっています。演歌色はまったくない完全ポップスな編曲ですが、ひばりさんの歌の良さを全面に出せている曲。B面「ビロードの夜」作詞 来生えつこさん 作曲 イルカさん 編曲 松井忠重さんシティポップな楽曲。A面とは正反対に幸せの中に生きている事を噛み締めているような歌詞です。優しい高音ファルセットも聴けます。エフェクトはちょっとリバーブが深くて気になる。おしゃれなメロディなのですが、A面の方が断然イイ。
2023年10月13日
1976年に発売された「ベルサイユのばら」のテーマ曲を集めたアルバム。宝塚歌劇団はその頃は東宝レコードからLPとEPをリリースしていましたが、「ベルサイユのばら」の大ヒットで目をつけたのがCBSソニー。安奈淳さん、榛名由梨さん、寿ひずるさん、峰さを理さんを所属アーティストに迎えてLP、EPをどんどんリリースしてきました。劇団の実況盤とベルばら以外の主題歌シングルは安奈淳さんも榛名由梨さんも東宝レコードから発売。契約はどうなってたのか不思議。でもまあ、QUEENとフレディのソロがレコード会社違ってる事もあるし(1985年〜)、そんなに珍しい話でもないのかも知れない。A面1曲目「愛あればこそ」 安奈淳さん2曲目「夢の馬車」 榛名由梨さん3曲目「愛の巡礼」 安奈淳さん4曲目「心のひとオスカル」 榛名由梨さん5曲目「駈けろペガサスの如く」安奈淳さん6曲目「白ばらのひと」 榛名由梨さんB面1曲目「ばらベルサイユ」 寿ひずるさん2曲目「ばらのスーベニール」 峰さを理さん3曲目「愛の怯え」 峰さを理さん4曲目「結ばれぬ愛」 寿ひずるさん5曲目「そは薔薇の花」 榛名由梨さん・安奈淳さん(オフィシャル舞台写真。この頃のカラーの舞台写真やスチールは高価だった)CBSソニー版のベルサイユのばらのテーマ曲は歌謡界を代表するアレンジャーが編曲を担当。馬飼野俊一さん、馬飼野康二さん、高田弘さん、あかのたちおさんと言う誰もが知っている4人が担当。このアルバムは、宝塚オリジナルとは一味違う楽曲単体としてじゅうぶんに楽しめるようにスタジオレコーディングされています。1曲目「愛あればこそ」の編曲は馬飼野俊一さん。馬飼野俊一さんは天地真理さんの「ひとりじゃないの」「虹をわたって」「恋する夏の日」などの超大ヒット曲のアレンジを担当した。チェリッシュの「若草の髪飾り」「てんとう虫のサンバ」「白いギター」のほか、70年代の有名な歌謡曲の多くを担当しています。100周年BOX「TAKARAZUKA BEST SELECTION 100」には、このCBSソニーヴァージョンを収録。2曲目「夢の馬車」を榛名由梨さんが歌ってるのも不思議な感じ。これがソニー版のおもしろい所。「♪行くは〜フランス憧れの国 白い〜大きいお城の中に」の部分では榛名由梨さんの綺麗なファルセットが聴ける。3曲目「愛の巡礼」と言えば自分の中では安奈淳さんか一路真輝さんの声で脳内再生される曲。このアレンジも1曲の歌謡曲のようにアレンジされています。編曲は高田弘さんです!ちあきなおみさんの「喝采」「夜間飛行」や桜田淳子さんの「私の青い鳥」「夏にご用心」、いしだあゆみさんの「ブルーライトヨコハマ」を編曲した方です。イントロのヴァイオリンのフレーズは劇中のオリジナルのフレーズを使っています。4曲目「心のひとオスカル」は馬飼野俊一さんの編曲。この曲も上質な歌謡曲として聴けます。使ってる楽器やフレーズはアグネス・チャンの曲を編曲した時によく使ってた時のものに近い印象。5曲目「駈けろペガサスの如く」を安奈淳さんの声で聴けるのはソニー版ならでは。この曲と言えば鳳蘭さんのイメージが強すぎる曲。高田弘さんの編曲も素晴らしく劇中歌の印象とはまた違った感じで楽しめます。6曲目「白ばらのひと」は榛名由梨さんが歌うのが一番しっくりくる。この曲は榛名由梨さんの声で聴きたくなる曲なので、このソニー版でノーカットヴァージョンが聴けるのは貴重です。編曲は馬飼野康二さんです。良いアレンジ!B面1曲目「ばらベルサイユ」は寿ひずるさんでレコーディングされています。このレコードを買った当時は何で安奈さんと榛名さんで録らなかったのかって思ってたけど、何度も聴くたびに、この寿ひずるさんの美しい声で聴くヴァージョンも大好きになった。高田弘さんのアレンジも素晴らしくドラマチックです。2曲目「ばらのスーベニール」は峰さを理さんの柔らかい声で楽しめます。演歌系の編曲でも有名なあかのたちおさんのアレンジ。完全に1曲の歌謡曲として出来上がっています。あかのたちおさんと言えば、まずビューティ・ペアの「かけめぐる青春」からの1連のシングル曲の編曲を担当した事を最初に思い出す。他にも田中星児さんの「ビューティフル・サンデー」や細川たかしさんの「心のこり」、内藤やす子さんの「弟よ」、桜田淳子さんの「花物語」を編曲しています。3曲目「愛の怯え」は峰さを理さんの声で聴ける。この曲は元から完全な歌謡曲なのですが、あかのたちおさんがより歌謡曲なアレンジをしています。シングルでも発売されたように記憶してます。峰さを理さんの歌唱が最高です!4曲目「結ばれぬ愛」は 寿ひずるさんの歌唱です。この曲も元から完全な歌謡曲です。馬飼野康二さんの編曲で単体の良質な歌謡曲としてレコーディングされています。西城秀樹さんの「傷だらけのローラ」「ブルースカイ・ブルー」、そして宝塚歌劇でも使用された「炎」も馬飼野康二さんの編曲です。5曲目「そは薔薇の花」を安奈淳さんと榛名由梨さんが歌ってるのも貴重。そう!この曲はあの「♪青きドナウの岸辺に〜 生まれた一粒の種」とマリー・アントワネットが歌い上げる曲です。オスカルとアンドレのデュエットでこの曲を歌っているようで不思議な感じ。またこの二人のハモリも良くて何度も聴きたくなる1曲です。この「そは薔薇の花」は寿ひずるさんもテンポを上げて更に歌謡曲にアレンジしたヴァージョンをレコーディングしています。2002年に再発されたCD版には収録されています。(LP裏ジャケ)
2023年10月12日
イギリスのプログレ「キャメル」の1981年発売の8枚目のアルバム。このアルバムをキャメルのナンバー1アルバムだと言う人も少なくない。自分は、このアルバムが一番じゃないけど、キャメルの中でベスト3に入るほど好きなアルバム。このアルバムのコンセプトは日本人の小野田寛郎さんの人生です。小野田さんと言えば第二次世界大戦終戦から29年後にフィリピンのルバング島から帰国した兵士です。キャメルは小野田さんの人生に感銘を受けテーマにしてこのアルバムを制作。「Mr.Oの帰還」の「O」は小野田さんのOです。事実を軸に作り上げたストーリーなので忠実に事実通りに作られてるわけではありません。2年前にフランスで映画「ONODA 一万夜を越えて」が製作されました。少しでも興味ある人は是非!観てほしい映画。そしてこのアルバムは高音質だと言う事でも売り出しています。LPの帯に「抜群の音質! オーディオマニアにおすすめ出来る数少ないロックアルバム!」とまで書いています。当時の自分はそんなに大したシステムでレコードを聴いてたわけではないけど、針を落としてすぐに音が良い!と感じました。歌詞ももちろんありますが、ストーリーをインストで表現してる部分が多くを占めています。(見開きWジャケット、帯は半透明)A面1曲目「City Life」 邦題「街での生活」2曲目「Nude」 邦題「ヌードのテーマ」3曲目「Drafted」 邦題「徴兵の時」4曲目「Docks」 邦題「埠頭にて」5曲目「Beached」 邦題「島への上陸」6曲目「Landscapes」 邦題「島の風景」B面1曲目「Changing Places」 邦題「果てなき逃亡」2曲目「Pomp And Circumstance」 邦題「心の聖域」3曲目「Please Come Home」 邦題「プリーズ・カム・ホーム」4曲目「Reflections」 邦題「巡る思い」5曲目「Captured」 邦題「保護」6曲目「The Homecoming」 邦題「帰還」7曲目「Lies」 邦題「偽り」8曲目「The Last Farewell: The Birthday Cake」 邦題「永遠の別れ・バースデイ・ケーキ」9曲目「The Last Farewell: Nude's Return」 邦題「永遠の別れ・新しい旅立ち」このアルバムは2009年リマスタのSHM-CDが発売されています。アナログ盤と聴き比べてみたら…と思い両方交互に再生してみた。自分はやはりアナログ盤の音の方が好きな音です。A面ラストの「島の風景」は何度聴いても涙が出そうになる。インスト曲なのですが、終わる事のない孤独と使命感と恐怖のストレスの中、島の美しい風景にほんのひと時だけ心が安らいだのかと思うと胸が熱くなる。その前のA面5曲目「Beached」邦題「島への上陸」の威圧感と信念みたいな物が感じられて人間の強さ、そして正反対の愚かさも感じてしまう。B面1曲目「Changing Places」 邦題「果てなき逃亡」は南国の豊かさの中を走り抜けてるような疾走感を感じながら見た事のはずの景色が浮かんでくる。A面3曲目「Drafted」邦題「徴兵の時」は胸が締め付けられそうな悲しく美しい曲。歌詞カードにはストーリーも書かれている(事実とは違うフィクションですが、真実は語ってる)B面2曲目「Pomp And Circumstance」邦題「心の聖域」も美しい曲です。次第にスネアの行進ドラムが美しさを歪めていく。最後の銃声は毎回ドキッとする。3曲目「Please Come Home」は家族からの想いの歌。この曲も美しい曲です。温かさも感じて泣けそうになる。5曲目「Captured」邦題「保護」は激しい心の揺れを感じる不安感を煽るような曲です。アルバム全体がドラマチックで何度聴いてもぐいぐい引き込まれる。6曲目「The Homecoming」邦題「帰還」は遠くで聞こえる歓声と迎え入れる鼓笛隊の音。心が寒くなるような熱狂を感じる。7曲目「Lies」邦題「偽り」は、ややDARKなブルージーな曲です。平和ボケしてしまった穏やかな世界に偽りを感じる主人公。ラスト2曲は何も完結してはいない事を感じさせる。このアルバム、アナログ盤とSHM-CDで2回続けて前編聴いた。キャメル自体、最近まったく聴いてなかったので順番に聴いていこうかと思う。今日、聴いてなかったら一生、聴かないままに終わったかも知れない。(アナログ盤の見開き中)(アナログ盤、裏ジャケ)
2023年10月11日
2023年10月9日(月祝) 松任谷由実さんのコンサートに行ってきました!9月9日から第二期に突入して初めてのコンサート。今日は車で行こうと言う事になり、最初は昼12時に神戸を出たら余裕だろうと思ってた。前日に高速道路の情報を調べてみたら山陽自動車道の途中が通行止めになってる事が発覚・・・。急遽、神戸を出るのを10時半に早めて2号線と姫路バイパスなどを通って備前から山陽自動車道に乗った。約4時間半で広島グリーンアリーナに到着!ちょうどグッズ先行してたので先に缶バッジとキャップを買ってから、ツアーポスターが欲しいので「ユーミン乾杯!」を予約。すでにAmazonで予約してたけど、ポスター代と思えばまあいいか。車の中で12時迎え、今日の座席がわかった。スタンドGブロック16列またまた船尾側だった。4回とも船尾に近い座席。観られるだけで、どこでもいいんだけどね。縄梯子がちょうど邪魔な位置だったけど、ユーミンはかなり動き回ってくれるので問題なし。セットリストの変更や演出の大幅な変更はなかったけど、ライティングがより派手になっていた!レーザー光線の演出を使う箇所が多くなったのと、コーラスのアレンジも変わった箇所があったように思うネタバレあり曇り空だけどアリーナの前の緑が鮮やかだった。2023年10月9日(月祝) 広島グリーンアリーナ1曲目「心のまま」 「REINCARNATION」B面2曲目2曲目「WANDERERS」 「LOVE WARS」2曲目3曲目「リフレインが叫んでる」 「Delight Slight Light KISS」1曲目4曲目「ただわけもなく」 「Wings of Winter, Shades of Summer」4曲目5曲目「満月のフォーチュン」 「天国のドア」4曲目6曲目「TYPHOON」 「VOYAGER」B面2曲目7曲目「青いエアメール」 「OLIVE」2曲目8曲目「紅雀」 「紅雀」5曲目9曲目「あの日にかえりたい」 シングル曲10曲目「さまよいの果て波は寄せる」「悲しいほどお天気」ラスト曲11曲目「セイレーン」 「スユアの波」1曲目12曲目「Blue Planet」 「A GIRL IN SUMMER」1曲目13曲目「Delphine」 「KATHMANDU」5曲目14曲目「LOVE WARS」 「LOVE WARS」3曲目15曲目「Now Is On」 「FROZEN ROSES」1曲目16曲目「星空の誘惑」 「REINCARNATION」A面4曲目17曲目「埠頭を渡る風」 「流線形'80」2曲目18曲目「真夏の夜の夢」 「U-miz」3曲目19曲目「航海日誌」 「COBALT HOUR」5曲目 20曲目「守ってあげたい」 「昨晩お会いしましょう」A面ラスト21曲目「やさしさに包まれたなら」 「MISSLIM」3曲目22曲目「春よ、 来い」 「THE DANCING SUN」ラスト曲23曲目「瞳を閉じて」 「MISSLIM」2曲目この前に観た7月16日神戸公演よりもさらにパワーアップ、ブラッシュアップしていて舞台全体が進化していた。4曲目「ただわけもなく」を聴きながら、しみじみ良い曲だなぁと改めて感動6曲目「TYPHOON」もいつ聴いてもカッコいい!ユーミンを照らす真上からのライトが変わったように思う。円筒のスクリーンの映像も少し違ったように思ったけど見る位置で違うのかも知れない。10曲目「さまよいの果て波は寄せる」は名曲すぎて毎回胸が熱くなる。15曲目「Now Is On」はユーミンも歌、ダンスともより激しくなってカッコ良かった!もちろん、今回のセットリストは全曲最高です。ライブの定番系の曲も超有名曲も生で聴くとCDで聴くのよりも何倍も感動させられる。もうすぐ70歳とは思えない運動量のあるステージ。走るし、回転しまくり、ラテンダンスも激しく、ステージ上で凄い歩数歩いていると思う。今日はドラマーが違ってた。原治武さんでした。また違ったリズム隊のノリを感じられて楽しめた。コンサートが終了して駐車場の地下への階段に行くと凄い行列。駐車料金を支払う列・・・。機械が1台しかないので相当時間がかかりそうだったので、少しぶらぶら時間潰して駐車場を出たのが9時半。帰りは山陽自動車道で帰った。通行止めは下りのみだったので上りは問題なかったけど、思った以上に時間がかかった。家に着いたのが夜中の2時半だった。途中サービスエリアで、チキンカツカレーを食べた。カレーってハズレは少ないはずだけど、珍しくかなりおいしくないチキンカツカレーでびっくり。高校の学食のカレーの方がマシだった。どこのサービスエリアかは書かないでおこう。さ!次は神戸!
2023年10月10日
1974年12月1日発売「GARO ガロ」の10枚目のシングル。前作のシングル「ピクニック」の可愛い曲調とは正反対に重めなロックナンバー。(「ピクニック」と「ビートルズはもう聞かない」の間に「公園通り」と言うプロモオンリーの 「ピクニック」路線の可愛い曲がもう1曲ありました。この曲も名曲。)A面「ビートルズはもう聞かない」作詞 松本隆さん 作曲 佐藤健さん 編曲 深町純さん印象的なピアノのイントロが頭に残るミディアムテンポの楽曲。サビの3人のハーモニーは美しく心地良い。何十年かぶりにこの曲をアナログシングルで聴いてみたけど、ベスト盤のCDで聴く何倍も良く感じる。アウトロの最後に「♪She Loves You yeah, yeah, yeah」とマークとトミーのハモりが聴けます。B面「惑」作詞 大野真澄さん 作曲 日高富明さん 編曲 深町純さんこの曲が凄く好きだった。どんどんとロック志向になってきた日高富明さん(トミー)が求めてたサウンドなのかも知れない。Gソロもトミーが弾いてる。Eric Claptonに心酔していたのがよくわかるギターフレーズ。この曲をA面にした方が良かったと思ってしまう。「学生街の喫茶店」「ロマンス」のイメージから大きくイメージチェンジ出来たと思う。アルバムにはロックな曲やプログレっぽいアレンジの曲はあったけど、シングルでアピールするとやはり違う。なので、次のシングル「一本の煙草 / 吟遊詩人」でそれまでより、更にめちゃくちゃカッコ良くなった。でも、もうこの頃には日高富明さん(トミー)はバンドを脱退したいと話していたようです。音楽志向の違いが出てくるとバンドはいろいろと難しい。
2023年10月08日
イギリスのプログレ「ルネッサンス Renaissance」の3枚目のアルバム。1969年にデビューして、このアルバムが発売された1972年にまでの3年間ですでにメンバーチェンジが何度もあった。この時のバンド構成Annie Haslam - Lead vocals, PercussionRob Hendry - Electric and Acoustic guitars, Mandolin, Backing vocalsJohn Tout - Acoustic and Electric keyboards, Backing vocalsJon Camp - Bass, Lead vocals (Track 2), backing vocalsTerence Sullivan - Drums, PercussionこのLPは1977年に帯を変えて再発した時のもので、品番もEOPからEMSに変えて値段も2200円から2500円に上がった。オリジナル帯の商品はかなり前に廃盤になっていました。ユーロロックやブリティッシュロックのLPは10代の頃から集め始めてた。「ルネッサンス」のアルバムもよく聴いてた。このアルバムも思い出深いアルバム。ヒプノシスが製作したジャケットも最高です。2001年に発売された日本盤の紙ジャケCDは、オリジナルLPの紙質とほぼ同じで再現クオリティ高め。A面1曲目「Prologue」(邦題「プロローグ」)2曲目「Kiev」 (邦題「キエフ」)3曲目「Sounds Of The Sea」(邦題「魅惑の海」)B面4曲目「Spare Some Love」(邦題「愛を忘れないで」)5曲目「Bound For Infinity」(邦題「かもめは果てしなく飛んでいく」)6曲目「Rajah Khan」 (邦題「ラジャ・カーン」)1曲目「Prologue」はいきなりショパンの「Etude Op.10 No.12」のパロディのようなピアノ演奏から始まります。小学生の頃から嫌々、ピアノを習わされてたのでピアノ曲はよく聴かされたし、好きで聴いてもいた。また、このショパンの曲をパロッたようなイントロ部分が最高なんです。この曲は歌は全てスキャットです。このスキャットが気持ち良すぎて何度も聴いてた。ラテンリズムになりパートも最高で、そこのピアノソロは絶品です。2曲目「Kiev」この曲がまた美しくて最高です。そして悲しく寒い曲。一般的に思われているプログレとは違うと思う。歌詞も悲しくドラマチックです。このアルバムのリードトラックは4曲目「Spare Some Love」でしたが、自分はこの「Kiev」がたまらなく好きだった。メイン曲にしても良いと思えるほど感動する。3曲目「Sounds Of The Sea」この曲の美しさにも聴くたびに鳥肌。アニーハズラムの突き抜けるソプラノと波に漂うような穏やかで柔らかい歌唱に酔いしれる曲。海鳥の鳴き声のSEが絶妙に曲に絡んでくるのも最高です。4曲目「Spare Some Love」トラッドフォーク色が強いキャッチーな曲。リードトラックで先行シングルカットされた曲。(シングルのB面は「Prologue」)5曲目「Bound For Infinity」ピアノのフレーズが全て美しい。このアルバムのピアノのフレーズは何もかも美しいのですが。特にこの曲のピアノのフレーズが好きです。ロック寄りのプログレの音を求めると、頼りないのかも知れないけど、ハマってしまうとどっぷり深みにはまるアルバムです。6曲目「Rajah Khan」 アラビア音階、イスラムの旋律を使った民族音楽系の不思議な世界観の曲。この曲はスキャットのみですが、人の声の魅力を再確認するような曲。この曲にもクラシックの有名な曲をパロッたようなフレーズが出てきますが、まだそれが凄く効果的で引き込まれる。(Wジャケット見開きの中もLPを再現しています。紙ジャケCD)LP裏ジャケ
2023年10月07日
美空ひばりさんの292枚目のシングル。1983年2月21日発売。本人の作詞・作曲のシングルはこの曲が2枚目でした。A面「花のいのち」作詞・作曲 美空ひばりさん 編曲 佐伯亮さん1983年頃のひばりさんは続けて大切な人を亡くした。1981年に母親を亡くしてから、1982年には友人の江利チエミさんが亡くなった。1983年に弟を亡くした。そんな中だから、この歌詞を書いてメロディーも自分で付けて歌いたいと思ったのかも知れない。久しぶりに聴いてみたけど、今の自分の年になって感じるものがかなり違うようになった。切なさと生かされていると思える責任とありがたみを素直に思えるようになった。抑え気味に歌うひばりさんの歌唱が余計にそんな風に感じさせてくれる。途中で一首の和歌をひばりさんが詠みます。この和歌がまた凄くいい。B面「木場の女」作詞・作曲 美空ひばりさん 編曲 佐伯亮さんこの曲はひばりさん主演の舞台「深川物語・木場の女」の主題歌として本人が書き下ろした。正統派演歌なアレンジ。もっと本人で作詞作曲すれば良かったのにと思ってしまう。
2023年10月06日
どつき漫才の元祖「正司敏江・玲児」が1973年にリリースしたシングル。今はなきローオンレコードから発売。RR-10なのでシングル盤としては10枚目だったのだと思う。A面「夫婦の花道」作詞 及川玲児さん 作曲・編曲 加藤博通さんジャネットにも歌詞カード側にも「唄 正司敏江・玲児」となっていますが、このシングルのA面、B面にも敏江ちゃんの声は一切入っていません。敏江ちゃんの歌声を楽しみに買った人はかなりガッカリしたと思う。歌の上手さでは玲児さんが圧倒的ですが…。この曲は後に唯一のヒット曲と行っても過言じゃない「とんぼり人生」の原型になっています。1番の歌詞はほぼそのままです。「とんぼり人生」は作曲は竜鉄也さんでメロディーを書き、歌詞も及川玲児さんの元の歌詞をかなりドラマチックに膨らませています。この曲は一度、「さすらい港町」のB面としてリリースされたのですが、この曲の方が話題になって敏江ちゃんのボーカルだけを入れ直しA面にして再発売されました。B面が「さすらいの港町」です。録り直したボーカルはかなり前よりも良くなっています^^;この曲はCD化もされています!「ローオン歌謡列伝 II」で聴けます。B面「母恋怨歌」作詞 及川玲児さん 作曲 山口洋さん 編曲 加藤博通さんこの曲も玲児さんの完全にソロです。正直、この頃の玲児さんの歌唱力はまだそれほどでもありません。「さすらい港町」「花かげろう」「日本列島がんばりやー」の頃になると心に響く歌唱になっています。歌の出だしの歌詞が違っています。歌入れの時に多分、急に変えたんじゃないかな。歌詞カードの印刷は歌うはずだった歌詞の方を掲載したままになったパターン。歌詞カード「♪父もいないの 母さへも」歌唱は 「♪母もいないの 父さんも」と逆になっています。「正司敏江・玲児」のレコードは持っていないものがあと2枚。切り抜きなども集めてるけどあまり出回っていません。当時に子供の頃に買って集めてたものも、貴重な物はあまり持っていません。「フラワーショー」「正司敏江・玲児」「ちゃっきり娘」はやっぱり特別。
2023年10月05日
ドイツのメタルバンド「U.D.O.」の18枚目のスタジオオリジナルアルバム。大好きなバンド「U.D.O.」の最新作。8月末の発売日にCDが届いてから何度も聴いてるアルバム。新作が出る度に、信用しきれているので駄作になる心配はいつもまったくしていない。そこに「ウド・ダークシュナイダー」のボーカルが入ってるだけで全て名曲になってしまう。1980年に「ウド・ダークシュナイダー」の存在を知ってから43年間ずっと彼の声に感動してきた。とにかくウドの声さえあれば、メタルじゃなくてもどんなジャンルでもOK「U.D.O.」の前作「Game Over」から2年。その間も「ドイツ連邦軍音楽隊」との共作アルバムや「ウド・ダークシュナイダー」ソロ名義のアルバム「My Way」をリリースしたりと、枯渇しない才能とヴァイタリティーにも感動です。そして、駄作がまったくないのも凄い事です。この「Touchdown」は前作以上に強力なメタルアルバムです。1曲目「Isolation Man」2曲目「The Flood」3曲目「The Double Dealer's Club」4曲目「Fight For The Right」5曲目「Forever Free」6曲目「Punchline」7曲目「Sad Man's Show」8曲目「The Betrayer」9曲目「Heroes Of Freedom」10曲目「Better Start To Run」11曲目「The Battle Understood」12曲目「Living Hell」13曲目「Touchdown」バンド構成Vocals – Udo DirkschneiderBass – Peter BaltesDrums – Sven DirkschneiderGuitar – Andrey SmirnovGuitar – Dee Dammersとにかくアルバムラスト曲のタイトルナンバー「Touchdown」の異常なカッコ良さの事を先に書きたくなる。ACCEPT時代の全ての曲を遥かに超えたカッコ良さ。今、現在こんな凄い曲を作れるのは感動の一言。歌唱もアレンジも演奏も完璧すぎる!ツインギターの完成系のようなツインギターのカッコ良さを凝縮したような演奏。ウドの息子のドラムも本当に最高です!やっぱり「ウド・ダークシュナイダー」が歌うと最高で完璧なROCKになる!1曲目「Isolation Man」CDが届いてこの曲のイントロが聴いてるうちに、このアルバムが最高な事が全て聴かなくてもわかった。そうそう!このアルバムからACCEPT時代のPeter Baltesがバンドに正式参加!やはりウドの歌がないとエキサイト出来なかったのはわかる。ウドのいないACCEPTなんてトンカツのないカツ丼みたいなもん。…は、ちょっと言い過ぎか^^4曲目「Fight For The Right」この曲のウドの歌メロが80年代の懐かしさと、それが進化したカッコ良さを感じさて鳥肌。ウドの歌がめちゃくちゃカッコいい!Gソロは由紀さおり姉妹でおなじみ!「♪ティアララルゥ〜 ティアララルゥ〜 ティアララティアララティアララ ルゥ〜」の「トルコ行進曲」を演奏。例の「エリーゼのために」よりもカッコいいかも。5曲目「Forever Free」は先行リリースのリードトラック。キャッチー目な曲をリードトラックに選んだのもわかるけど、最初から攻め込んでも良かったように思う。もちろんこの曲も名曲です!8曲目「The Betrayer」はタイトルナンバーの次に好きな曲。ギターリフが鳥肌もんのカッコ良さ!この曲もウドのボーカル最高!!9曲目「Heroes Of Freedom」も凄く好きな曲。最近のOZZYの曲っぽいアレンジも最高!今のメンバーで来日したらいいのに。この曲もライブ映えしそう。11曲目「The Battle Understood」もライブで盛り上がりそう。12曲目「Living Hell」もめちゃ気に入ってる曲。ウドが歌うと唯一無二の世界が一瞬で作り上がってしまう。他のボーカリストでは絶対に作れない世界。この曲のGソロも凄く好きです。
2023年10月04日
1972年11月10日発売の美空ひばりさんの259枚目のシングル。1年半前に発売したシングル「それでも私は生きている」のジャケットと同じです。カット違いとかにすればいいのに。よほど気に入ってたので、勝負曲のこの曲のジャケットに改めて使用したのだろうか。A面「ある女の詩」作詞 藤田まさとさん 作曲 井上かつおさん 編曲 青木望さんパッと聴くと普通の演歌のようですが、じっくり聴くと演歌にしてはモダンな音な事に気づく。それもそのはずで編曲が青木望さんです。この曲と同じ年の1972年に青木望さんは、アリスのデビュー曲「走っておいで恋人よ」の編曲もしています。演歌系の編曲を担当する事は珍しく、それも美空ひばりさんの楽曲を担当するとなるとかなりなプレッシャーがあったんじゃないかと思う。主にフォーク系やソフトロック系、歌謡曲を中心に編曲していました。イントロは演歌ファンも引き込まれるようなアレンジですが、歌が入ってからはコンガ、チェンバロの音が耳に残る。演歌での使い方とは少し違う感じで入れてるので新鮮に感じる。この曲はひばりさんの楽曲の中でかなり好きな方です。久しぶりにスタジオ録音オリジナル版を聴いたのですが、ライブでの歌い方がインパクト強くてそっちの方が頭に残ってるので、やたらとあっさり歌ってるように感じてしまう。ライブでこの曲を歌う時は、タメもかなり大きくしてるし、歌のダイナミックレンジの幅がこのレコードヴァージョンの3倍以上に感じる。特にサビの「♪ 遠い遠い日の わたしのあなたでした」の部分の迫力と感動はライブヴァージョンでしか感じられない。このあっさりとした歌唱も、これはこれで好きですが。もしレコードでの歌唱がライブ歌唱のように激しく歌ってたら、こんなには売れてなかったかも知れないし。あの歌唱はライブだから惹きつけられたのだと思う。でも、あれを聴いてしまうと、あっさりしすぎてるように感じてしまう。美空ひばりさんのライブは3回しか行った事はないのですが、梅田コマ劇場でこの曲を生で初めて聴いた時は感動した。見開きWジャケットです。B面「思い出の鞄」作詞 保富康午さん 作曲 かとう哲也さん 編曲 佐々永治さんこのシングルはカップリング曲も名曲です。作詞の保富康午さんは火曜日版「サザエさん」の主題歌を書きました。「♪窓を開けましょ るるる呼んでみましょう サザエさん」の方です。それよりも「大きな古時計」の日本語訳を作詞した人という方が凄さがわかるか…。自分は保富康午さんの作詞の中なら、森進一さんに書いた「うさぎ」がダントツに好きです。「おれはは鉄平」「ドカベン」「ジムボタン」など、多くのテレビ漫画主題歌の作詞も担当しています。作曲のかとう哲也さんは美空ひばりさんの実弟です。この曲は爽やかなフォーク調な楽曲です。ひばりさんも軽く爽やかに歌っています。
2023年10月02日
1975年5月1日発売の「GARO」の12枚目のシングル。「GARO」の全シングルの中でダントツに一番好きなシングルです。A面も最高なのですが、B面がさらにカッコいい。(ジャケットも全シングルの中で一番好きなジャケット)A面「一本の煙草」作詞 阿久悠さん 作曲 荒木和作さん 編曲 松任谷正隆さんガロのそれまでの楽曲とは一線引くような、レベルの高さを感じるアルバム「吟遊詩人」の1曲目に収録されてる曲。アルバムも全曲、松任谷正隆さんの編曲です。松任谷さんがアレンジすると、カッコよくなるのはもちろん、それまでのガロと世界がまったく違うようにも感じる。今、現在でも松任谷正隆さんのアレンジは世界レベルのカッコ良さ。ユーミンの最新アルバム「深海の街」を聴いて、あまりのカッコ良さに感動しまくった。ユーミンの書く、最高の歌詞とメロディがあってこそなんだけど。この「一本の煙草」はイントロから鳥肌もんです。ローズピアノの音色がボサノバチックなリズムにハマりすぎ。そしてさりげなく入ってるギロとトライアングルもゾクゾクする。アコギソロもめちゃくちゃカッコいい!リードボーカルは大野真澄さんです。大野さんが歌う事で、それまでのガロのさらに大人っぽさを出せるています。阿久悠さんの歌詞もめちゃ良いし、メロディ、ハーモニーにも惹かれる。そして何より松任谷正隆さんの編曲が最高に光ってる。ちなみにアルバムバージョンとは少し違う。どちらも甲乙つけられないほど好きです。B面「吟遊詩人」作詞 阿久悠さん 作曲 日高富明さん・堀内護さん 編曲 松任谷正隆さんこの曲はユーロピアン・プログレのような複雑な構成の楽曲です。組曲的な展開があるのですが、まったく違う曲を日高さんと堀内さんが作曲していてこの1曲の中に合わせてしまったので作曲者が二人になっています。日高さんの弾くGソロもカッコいい!阿久悠さんの歌詞もおもしろくて凄くイイ!アウトロはユーライア・ヒープかと思うようなイントロから松任谷さんの才能が天才的すぎる。6枚目のアルバム「吟遊詩人」をリマスターして再発してほしい。名曲だらけのアルバムです。半折れでフォークのオムニバスアルバムの広告が。
2023年10月01日
アメリカのハードロックバンド「Y&T」の5枚目のアルバム。1983年9月発売。このアルバムタイトルだけど発売当時の日本盤LPはこの邦題が付いていました。正しいタイトルはアルバム1曲目に収録されてる「Mean Streak」です。今では日本盤でも「ミッドナイト・イン・TOKYO」なんて変なアルバムタイトルになってるCDはないと思う。「Y&T」の事はこれまでに何度か書いてるけど、このアルバムの事はまだだったような気がする。このアルバムからのリードトラックの「Mean Streak」の12インチシングルの事は書いた。バンド構成Lead Vocals, Lead Guitar – Dave MenikettiGuitar – Joey AlvesBass, Synthesizer – Philip KennemoreDrums, Percussion – Leonard HazeA面1曲目「Mean Streak」2曲目「Straight Thru The Heart」3曲目「Lonely Side Of Town」4曲目「Midnight In Tokyo」B面1曲目「Breaking Away」2曲目「Hang 'Em High」3曲目「Take You To The Limit」4曲目「Sentimental Fool」5曲目「Down And Dirty」やはり何といっても1曲目「Mean Streak」は今の年になって聴いても、鳥肌立つほどにカッコいい曲!ギターリフのカッコ良さは当然ですが、ボーカルのメロディラインも本当にカッコいい!この曲を聴いてカッコ良いと思わないハードロックファンっているのか?と思ってしまうほど。1983年頃になるとテレビはもうほとんど観る事はなく、ラジオばかり聴くようになってた。音楽雑誌「MUSIC LIFE」のラジオCMにこの曲のイントロリフが使われてる時期があって、このリフが流れると、そのラジオ番組の空気が一瞬で変わるように感じてた。「MUSIC LIFE」のラジオCMはG-Forceの「YOU」のイントロリフも使ってる時期があってこれも凄いインパクトでした。「YOU」は今でも大好きな曲です。(ギターはGary Moore)2曲目「Straight Thru The Heart」はシングル「Mean Streak」のB曲。ミディアムナンバーでHeavyな演奏が渋い曲。3曲目「Lonely Side Of Town」はメロディアスでキャッチーな曲。少し前はこの手の曲はほとんど聴かなくなってた時期があったけど、ここ5年ぐらい前からこんなメロディアスでキャッチーなハードロックにまた惹かれるようになってきた。4曲目「Midnight In Tokyo」はタイトルに「東京」と付いてるので日本盤ではこの曲がアルバムタイトルになってしまってた。この曲は発売当時からあまり好きではなかった。似てる感じなら、一つ前のアルバムに収録されてた「Forever」の方が100倍好き。B面1曲目「Breaking Away」は歌メロがGary Mooreが歌いそうな感じで、これも好きだった。2曲目「Hang 'Em High」は当時の友人の中では人気曲だった。自分はそこまでではなかったけど「Mean Streak」よりこっちの方がカッコ良いとか言う奴もいて「それなない!」ってハッキリ言ってたのを思い出す。今思えば、ま、好みだから自由。3曲目「Take You To The Limit」はドラマチックで聞き応えのある曲。ミディアムでハードな曲です。4曲目「Sentimental Fool」は歌謡曲っぽいイントロが当時イヤだったように思ってたと思う。今は、キャッチーでPOPでめちゃ良いと思う。5曲目「Down And Dirty」アルバムラストは硬派なハードな曲。2019年にリマスター盤も出ています。ボーナストラックと16Pブックレット付いてます。
2023年09月30日
1968年1月5日発売の美空ひばりさんの233枚目のシングル。A面「むらさきの夜明け」作詞 吉岡治さん 作曲 原信夫さん 編曲 森岡賢一郎さん演奏津々美洋とオール・スターズ・ワゴンコロムビア・ストリングス1967年夏にグループ・サウンズを取り入れた「真赤な太陽」が大ヒットした。その第二弾的な曲がこの「むらさきの夜明け」です。「真っ赤な太陽」と「むらさきの夜明け」の間には正統派歌謡曲の「芸道一代」を発売しています。2曲続けてのロックな曲は避けたのかも知れない。「芸道一代」は名曲なのでリリースされて当然な楽曲です。B面の「ひばりの子守唄」も名曲。インパクトは「真っ赤な太陽」に負けていないのですが、もう慣れてるので最初の驚きほどはなかったのじゃないかと思う。「津々美洋とオール・スターズ・ワゴン」でインストととしてこの曲をレコーディングしてるのですが、そのヴァージョンは強烈なインパクトです。あのインストに近いオケで歌ってたら「真っ赤な太陽」を遥かに超えたセールスだったのかも…とか思ってしまう。「津々美洋とオール・スターズ・ワゴン」ヴァージョンはイントロはカオスな前衛的な演奏。突然、ハイウェイ・スターのように疾走感のあるベースが入ってくる。テンポはちょっと速すぎるかも知れないけど、このテンポとこのフラメンコっぽいアレンジでひばりさんが歌ってたなら凄い話題になったと思う。でもこの曲も「真っ赤な太陽」の140万枚の大ヒットとはいかなくても14万枚のヒットになりました。B面「思い出と一人ぼっち」作詞・作曲 小野透さん 編曲 佐伯亮さん作詞、作曲の小野透さんは、ひばりさんの実弟でもある、かとう哲也さんの元の芸名でもあり、ペンネームでもある。かとう哲也さんは後にいろいろありましたが、いい曲を残しています。本人も俳優、歌手としても活躍していました。ムード歌謡とJAZZを合わせたような曲でしっとりと歌うひばりさんの歌声が楽しめます。
2023年09月29日
QUEENの11枚目のアルバム「The Works」からの先行第一弾シングル。そして日本では東芝EMIに移籍した第一弾シングル。(日本盤7インチ見本盤)(第一弾プロモ盤。 この頃はふりがなに「ラジオ」と書かれてた。 レーベルはゴム印で品番が決まってすぐにプレスしたような感じ)東芝EMIもQUUENを獲得して舞い上がってる感を凄く感じた。当時、ちょうど東芝EMIに関係する所で仕事してて、QUEENの移籍には驚いたしうれしかった。かなり早い段階からテスト盤、アセテート盤を製作して各メディアに早いうちから配ってるようだった。イギリス発売が1984年1月16日、日本盤発売は1ヶ月遅れて2月21日でした。(アメリカ盤は2月7日)アセテート盤のB面は「Under Pressure」でした。A面「Radio Ga Ga」作詞・作曲 Roger Taylor輸入盤の発売日に12インチシングルを買って聴いた。イギリス盤7インチはまだ入って来てなかったと思う。久しぶりの新曲だったので期待がかなり大きかったし、どこにも寄らずにまっすぐ家に帰ってすぐにターンテーブルにレコードを置いた。自分は前作の「Hot Space」も物凄く気に入ってて、どんなジャンルの音が出て来てもQUEENなら大丈夫だった。ただ、昔に戻る事だけは望んでなかった。その頃、ハードロックブームなのもあってやたらと初期のQUEENを持ち上げた音楽雑誌の記事が多くげんなりしてた。もちろんデビューアルバムも「QUEEN II」も「Sheer Heart Attack」も「A Night At The Opera」も「Hot Space」と同じぐらい好きなアルバムですが。でも、もし「The Works」が「QUEEN II」のようなハードロックなアルバムだったら自分はがっかりしたと思う。QUEENがソウルやファンクっぽくなっていく事にはワクワクしてた。QUEENには次々と新しいQUEENを聴かせてほしいといつも思ってた。なのでフレディのソロもオペラアルバムも全て気に入ってる。「Radio Ga Ga」もこれまでにないQUEENが聴けたので大満足でした。フレディのボーカルも最高だしアレンジも演奏も最高。これまでの曲がそうだったように、ライブではもっとロックな演奏になると予想できた。「Action This Day」も「Calling All Girls」も「Staying Power」もライブではより激しくアレンジされてた。1985年に代々木で初めて生でこの曲を聴いた時は、震えた。スタンド席でほぼ真横からステージを見るような席だったけど、メンバーは凄く近かった。メンバーがステージに上がってくる様子も降りていく様子もばっちり見える席だった。それにフレディは真横の観客にもサービスを忘れない。B面「I Go Crazy」作詞・作曲 Brian Mayこの曲は初めて聴いた時からライブのセットリストには入らないだろうって予想してた。シングルB面のみ収録の楽曲はいい曲だと思っててもセットリスト入りする事はなかった。アルバムに収録されずに、シングルB面のみ収録の曲では「See What a Fool I've Been」だけは例外で初期のライブではアンコールに演奏されてた。この前から「The Works」をよく聴いてる。このアルバム聴くと当時の事とかがかなり鮮明に次から次へと思い出してきて懐かしさでいっぱいになる。このアルバムが出た頃はQUEENがあんな形で終わるとは想像もしてなかった。(アセテート盤は凄い臭い匂いとレコードの端がメタリックな青に光るのが特長)B面は「Under Pressure」(イギリス盤 12インチシングル)
2023年09月28日
1971年3月10日発売の美空ひばりさん250枚目のシングル。美空ひばりさんの曲の事はあまり書いて来てなかったのですが、そろそろ封印していこうかと。シングル盤自体は島倉千代子さんや森進一さん、水前寺清子さん、畠山みどりさんのようにほぼコンプリートしてるわけではないのですが、昔から中古盤屋で珍しそうな物を見つけたら買っていました。少し前に書いた「さくらの唄」は特別な逸話があった曲で、その上、アレンジ自体も完全にフォークソングでした。この曲は阿久悠さんが初めてひばりさんに歌詞を提供した楽曲ということで外せない1曲です。A面「それでも私は生きている」作詞 阿久悠さん 作曲 井上かつをさん 編曲 馬飼野俊一さん初めて聴いた時は、エレキギターのトレモロ奏法が何か気になりすぎてひばりさんの歌に入れなかったのですが、何度も聴いてるうちにこの独特すぎるEギターのトレモロのフレーズがくせになってきた。この楽曲の演奏はケニー・ウッド・オーケストラです。ケニー・ウッド・オーケストラとは多くの歌謡曲の編曲で名を馳せた森岡賢一郎さんが作ったバンド。歌謡曲のオケだけじゃなく、映画音楽のサントラも演奏していました。「雨のアムステルダム」がケニー・ウッド・オーケストラ演奏作品です。ケニー・ウッド・オーケストラで凄く好きな演奏は沢田研二さんの「コバルトの季節の中で」が最初に頭に浮かぶ。初期の沢田研二さんのスタジオレコーディングの多くがケニー・ウッド・オーケストラの演奏でレコーディングされています。ライブは井上堯之バンドですが、レコーディングはケニー・ウッド・オーケストラで録音していました。沢田研二さんの曲なら「追憶」のケニー・ウッド・オーケストラの演奏も好きでした。「時の過ぎゆくままに」も「勝手にしやがれ」もケニー・ウッド・オーケストラの演奏です。この「それでも私は生きている」は軍歌のようなリズムの人生の応援歌です。サビのインパクトは強力です。ひばりさんにしか歌い切れないような盛り上げる歌唱とファルセットのロングトーン。この歌詞で全く違うメロディーと曲調になってたら…とか考えてしまうときがある。このままでも嫌いじゃないんだけどね。「今日の我に明日は勝つ」のような分かりやすい応援歌の方が一般受けはすると思う。この曲はちょっとマニアックな感じです。B面「新宿波止場」作詞 横井弘さん 作曲・編曲 市川昭介さん市川昭介さんらしい軽快でノリのいい演歌です。セールスだけ考えると、こっちをA面にした方が売れたんじゃないかと思う。でもちょっと都はるみさんの曲のような感じもするのですが…。西川峰子さんあたりが後にカヴァーしてシングル発売すれば大ヒットしたかも知れない。
2023年09月27日
島倉千代子さんの1963年8月発売の10インチアルバム。ナレーションなしの10インチです。A面1曲目「二人だけの砂丘」 作詞 石本美由起さん 作曲 遠藤実さん 編曲 安藤実親さん2曲目「あわれ君ゆえに」 作詞 西澤爽さん 作曲 古賀政男さん 編曲 佐伯亮さん3曲目「わかれ渚」 作詞 石本美由起さん 作曲 遠藤実さん 編曲 安藤実親さん4曲目「一人ぼっちになっちゃった」 作詞 関沢新一さん 作曲・編曲 山路進一さん B面1曲目「むらさきの慕情」 作詞 西澤爽さん 作曲 古賀政男さん 編曲 刀根研二さん2曲目「愛のうず潮」 作詞 西澤爽さん 作曲 船村徹さん3曲目「愛情」 作詞 丘灯至夫さん 作曲 万城目正さん 編曲 山路進一さん4曲目「雨の降る日の午後でした」 作詞 久米行雄さん 作曲 服部克久さんこのアルバムのタイトル「二人だけの砂丘」は1963年7月発売「わかれ渚」のB面曲なのにアルバムのタイトルに格上げ。2曲目「あわれ君ゆえに」は1963年5月1日発売の「むらさきの慕情」のB面曲。ラテンのリズムを少し取り入れたムード歌謡チックな楽曲。古賀政男さんのギターソロはいつもの古賀メロディの感じとは違っていて珍しい演奏。3曲目「わかれ渚」はハワイアンを取り入れたアレンジ。島倉さんの歌唱もヨーデルのように地声をファルセットをコロコロ変えるような歌唱をしてる部分もあって聴き入ってしまう。4曲目「一人ぼっちになっちゃった」は1963年2月1日発売のシングル「愛情」のB面曲。初めて恋をして騙されて一人ぽっちになっちゃった・・・って歌です。3番の歌詞は歌詞カードに掲載されているのですが「三番は歌われておりません」と書かれています。何か前にもこう言うのあったように思う。B面1曲目「むらさきの慕情」は完全にタンゴナンバーです。ここまで本格的なタンゴを古賀政男さんが書いてるのも珍しい。間奏のピアノソロとバンドネオンの音が凄く良い!2曲目「愛のうず潮」はB面が北島三郎さんの「亜矢子の歌」というカップリング。この「愛のうず潮」は関西テレビのドラマ「愛のうず潮」の主題歌です。3曲目「愛情」は1963年2月1日発売のシングル。コンガがバックでずっと鳴っていてラテンっぽく作られてる曲です。島倉千代子さんのオリジナルは前にも書いたけど、本当に和の演歌調の曲は意外と少ない。ラテン系、ムード歌謡やフォークな曲がかなり多い。4曲目「雨の降る日の午後でした」もB面は違う歌手とのカップリング。コロムビアローズさんの「夜が泣かせる」がB面でした。この曲の歌詞は雑誌「平凡」で懸賞付きで応募された中から選ばれた歌詞。
2023年09月26日
1959年1月発売の「アート・ブレイキー」のアルバム。タイトル通りに全曲ビッグバンドとの共演でレコーディングされています。ビッグバンドでアルバム全曲ドラムを叩くのは珍しかったようです。「 The Jazz Messengers」とはまた全然違う印象でこのアルバムは好きでよく聴いてる。ビッグバンド好きなので気持ちよく楽しめるアルバム。1994年発売のドイツ盤2007年に日本盤でリマスター盤が出てるようなので買い換えようかと思ってる。音圧がやや低いだけで特に問題なく気持ち良く聴けるんだけど。1曲目「Midriff」Soloist – Bill Hardman(Trumpet), John Coltrane(Sax), Walter Bishop(Piano)2曲目「Ain't Life Grand」Solois – John Coltrane(Sax), Ray Copeland(Trumpet), Walter Bishop(Piano)3曲目「Tippin'」Bass – Wendell MarshallDrums – Art BlakeyPiano – Walter BishopTenor Saxophone – John ColtraneTrumpet – Donald Byrd4曲目「Pristine」Bass – Wendell MarshallDrums – Art BlakeyPiano – Walter BishopTenor Saxophone – John ColtraneTrumpet – Donald Byrd5曲目「El Toro Valiente」Soloist – Art Blakey(Drums), Jimmy Cleveland(Trombon), Sahib Shihab(Sax)6曲目「The Kiss Of No Return」Soloist – Frank Rehak(Trombon), Idrees Sulieman(Trumpet), Jimmy Cleveland(Trombon), Sahib Shihab(Sax)7曲目「Late Date」8曲目「The Outer World」Soloist – Idrees Sulieman(Trumpet), John Coltrane(Sax)ジョン・コルトレーンが作った4曲目「Pristine」はアルバム聴き終えてから、もう一度聴いてしまう曲。気持ちいい演奏。5曲目「El Toro Valiente」も凄く好きな曲。ラテンジャズは生で聴きたくなる。ビッグバンドのジャズが聴きたくて「アロージャズオーケストラ 」を聴きに行ったりしたけどジャズナンバーはあまり演奏しなかったのが残念。有名なスタンダード曲や歌謡曲をジャズアレンジで聴くのも好きだけど、やはりこのアルバムに収録されてるような曲が聴きたいと思ってしまう。6曲目「The Kiss Of No Return」も聴き行ってしまうムーディな曲。1曲目の「Midriff」は派手で豪華なアレンジでわくわくしてくる。Bill HardmanからJohn Coltraneに繋がるソロとか鳥肌です。この1曲目でつかみは完全にOKって感じです。
2023年09月25日
1999年9月10日発売の島倉千代子さんと中山大三郎さんのデュエットシングル。コロムビアの企画で「コロムビア デュエット大行進 '99」の中の1曲です。このシングルの2曲の他に八代亜紀さん&杉本眞人さんの「港灯」や小林幸子さん&平尾昌晃さんの「二都物語」や松原のぶえさん&船村徹さんの「うわさ供養」など話題曲が多く制作されました。1曲目「ヨコハマ・ビギン」作詞・作曲 中山大三郎さん 編曲 伊豆のりおさん中山大三郎さんが作詞作曲、そしてデュエット相手です。中山大三郎さんは作詞のみの曲や作曲のみの曲で多くの名曲を書いています。この曲のように作詞作曲、両方を担当する事もあり、多くの名曲を生み出しています。中山大三郎さんが作詞作曲した超名曲に森進一さんの「ゆうすげの恋」(1976年7/5発売)があります。これは森さんの全オリジナル曲の中でも確実にベスト20に入ると思う。それから森進一さんに書いた「雨の桟橋」(1977年1/5発売)も超名曲です!「さざんか」は作詞のみ担当ですが、この曲も森進一さんの代表曲のひとつです。島倉千代子さんには「人生いろいろ」の作詞を担当。これは久しぶりの島倉さんの超大ヒット。現役ぶりを世に知らしめた曲でした。この曲は1960年代前半の楽曲のようなラテン系ムード歌謡です。アレンジや楽器のチョイスも60年代前半の世界そのもの。もっとギロが前に出てた方が60年代かも知れないけど、これ以上、前に出すとやらしすぎるか…。ボーカルレベルと同レベルほど前に出てるギロはよくありました。この曲で初めて中山大三郎さんの歌声を聴いたのですが、風貌通りの柔らかく優しい歌声です。ちょうど今日と明日、横浜アリーナでユーミンがライブしてて横浜でこの曲を思い出して書きました。2曲目「お父さんありがとう」 岡千秋さん&西尾夕紀さん作詞 松井由利夫さん 作曲 岡千秋さん 編曲 池多孝春さん岡千秋さんと言えばやはりあの魅力的なダミ声で歌った「浪花恋しぐれ」です。都はるみさんとのデュエットが強烈なインパクトだった。またこの曲を都はるみさんっぽい雰囲気で歌ってるので、「浪花恋しぐれ」再び!って感じです。父親と娘の歌なのですが、岡さんのダミ声と突き抜けるような歌唱の西尾さんの声の絡み合いが最高です。
2023年09月24日
2013年11月13日発売の「TOMOVSKY」の15枚目のフルアルバム。TOMOVSKYは元カステラのリードボーカル。カステラはデビューの頃から好きでよく聴いてた。解散後のソロ活動も全てCD持ってるわけではないけど、アルバムが出たのを知った時は買って聴いています。前に「LEISURE」や「YORUMANIA FULL」などは書いたように思う。1曲目「オープニングテーマ」2曲目「削除同盟」3曲目「今日に与えよ 2013」4曲目「さしだせ」5曲目「日付変更船」6曲目「抵抗」7曲目「2つめの太陽」8曲目「ほうき」9曲目「人生は無限だ」10曲目「手のひら」11曲目「都合のいいジャンプ」12曲目「クロースリターン」13曲目「映画の中」14曲目「エンディングトーク」移動遊園地を想像するような手回しオルガンの演奏のようなオープニングインスト曲ここから一気に妙な世界に引き込まれていく。そして「削除同盟」このアルバムはコンセプトアルバムで削除するものが2つのテーマで歌われています。前半の3曲目「今日に与えよ 2013」から7曲目「二つめの太陽」は「今日」「明日」「時間」などの区切りを削除するのがテーマのようになっています。6曲目「抵抗」は「人生の長さは神様が決めるとしても 一日の長さはこっちが決めるよ」とこれだけを歌う。1日が24時間という区切りを削除しようと抵抗。4曲目「さしだせ」は名曲。キャッチーなロックナンバーで「明日に期待したいなら それに見合った何かをさしだせ!」と痛いところを突かれたような気分にさせられる。「明日に期待してるとか よく言えるな ムシがいいな」5曲目「日付変更船」が「さしだせ」に続いてふんわりと始まる。人類だけが時間に縛られてる考えを削除しようともがいてる歌。デビューの頃から「途中で寝るな」とか「23時間」とか「夜更かしは出来ない」とか「世界が回る」とか時間に関するテーマになってる曲も多かったように思う。7曲目「2つめの太陽」も凄く好きな曲。「♪眠らなければずっと今日のまま」歌詞も曲もアレンジも好きでよく聴いてた。8曲目「ほうき」からテーマが変わって無意識、無自覚、自意識とか。自意識過剰、無意識過剰とか考えだすと頭がこんがらがる。「♪自分から遠く なるべく遠く 出来るだけ遠くにいるのがラク」と歌って「無自覚な場所に逃げ込んでハシャいでる、そんな感じだ」と自分でもよくわからないってのが答えのような気もする。初めてこのアルバムを聴いた時と、何年かぶりに今日、聴いたのでは決定的に何か違う。9曲目「人生は無限だ」がこのアルバムで一番好きな曲です。「♪自分って意識を 放り投げたら そこから 人生は無限だ〜〜」楽曲もカッコイイし歌唱も凄くいい!11曲目「都合のいいジャンプ」も初めて聴いた時からずっと胸の中に残ってる曲。前の「手のひら」からの流れで聴くとさらに深く入れる。「ヒトのため」だと手足が動き「自分のこと」だと固まってしまうと「ほうき」でも歌ってて「ヒトのために目を覚まし、ヒトのために息をする」と、この曲で歌ってる。自分の中でこの年になっても答えが出ないような事を考えて見るのも楽しい。実質ラスト曲、13曲目「映画の中」はおもしろい曲です。さだまさしさんの「主人公」て曲をふと思い出すような所もあってぼんやりと自分のこと、周りの大事な人のこととか一瞬考える。アルバム通して聴くと妙な満足感を得られる。14曲目「エンディングトーク」はボソボソとTOMOVSKYがしゃべっています。2013年10月10日の夜明けに話しています。2013年3月リリース宣言してから8ヶ月遅れになったこの日に他愛もない話をしてるのを聞くのもおもしろい。この2013年、観測史上一番暑い夏になったと言っていますが、この10年後の2023年秋は2013年どころじゃない観測史上最も暑い夏になって、9月20日過ぎても真夏日が続くという異常な事になってる。いろいろと大変すぎておもしろい。
2023年09月23日
ガロの6枚目のシングル。「学生街の喫茶店」「君の誕生日」の大ヒットに続き、この曲も大ヒット。1973年8月25日発売。この曲は天地真理さんが8枚目のアルバムにカヴァーした事でも有名。天地真理さんのヴァージョンも必聴です。A面「ロマンス」作詞 山上路夫さん 作曲 堀内護さん 編曲 大野克夫さんメロディーの美しさと編曲の素晴らしさは今、聴いても惹きつけられる。マークこと堀内護さんとボーカルこと大野真澄さんの掛け合い部分は二人の声質の響きが気持ち良い。天地真理さんのヴァージョンの編曲は宮川泰さんです。オリジナルの基本を大きく崩さずに、天地真理さんに合った音色を選んでアレンジされています。イントロや間奏のベースは生のチューバを使ってたり、ブラスセクションを豪華に入れているのもオリジナルアレンジを大切にしながら曲の深みをさらに出しています。ガロのオリジナルは何と言ってもマンドリンと生ストリングスのアレンジが印象的。メロディーが素晴らしいので、どんな楽器を足しても合ってしまう。堀内護さんの書くメロディーは好きなものが多い。(1973年春のライブ写真)B面「二人だけの昼下り」作詞 山上路夫さん 作曲 すぎやまこういちさん 編曲 大野克夫さんこの曲は完全にプロの作家陣で作られた曲。そしてリードボーカルはトミーこと日高富明さん。トミーが歌うとロック色強く感じる。この曲はA面にしてても大ヒットしたと思う名曲。岡沢章さんと原田裕臣さんのリズム隊の気持ち良さも楽しめる曲。沢田研二さんの「危険な二人」の印象的なイントロと歌中のオブリを弾いた松木恒秀さんのギターです。「危険な二人」で使ったオブリをかなり近い状態でこの曲でも使っているのもシャレが効いてて興味深い。「危険な二人」の4ヶ月後にこの曲が発売された。B面にしておくのは勿体無い英語で歌えば完全に洋楽になりそうなカッコイイ曲です。この頃、音楽雑誌に各アーティストの出演料などが細かく掲載されている事がありました。1970年代中頃までは、フォークのアーティストは学園祭はかなり重要でした。いくつもの学校に呼ばれてライブをすると確実にファンが増える。1日にいくつもの高校や大学をはしごする学園祭人気バンドは多くありました。アリスも当時は学園祭の出演本数は1位2位を争う数だったようです。ガロは「学生街の喫茶店」のヒットからテレビ出演も多く、フォークバンドと歌謡曲の間のイメージ。学園祭にスケジュールがなかなか押さえられなかったとか。ここにかなり細かくギャラが掲載されていました。「学生街の喫茶店」がヒットした頃はPA込みで16〜17万円。ヒット曲を連発して「ロマンス」を歌っている頃になるとPA込みで60万円と3倍以上のギャラに。それでも安いように感じる。
2023年09月22日
アメリカのアーティスト「Sebastian Blanck」の2011年発売のシングル。アルバム「Alibi Coast」からのシングルカット。ほぼインディーズに近くあまり知られていないのですが、アルバム「Alibi Coast」はずっと胸の中に残っているような印象深いアルバムです。悲しすぎたり寂しすぎたりの先にある虚無感に身を委ねるようなアルバム。アルバムよりも先にインディーズ専門の輸入CD店で、このアナログEP盤を見つけて買ったのが出会いです。いつものようにジャケ買いでした。A面「Thunder」乾いたアコギの音が寒々しさを感じさせ、美しく哀しいハーモニー。初めて聴いた時は何とも言えない寂しさを感じた。インディーズフォーク系も素晴らしいバンドが多くて、いくつかお気に入りがいます。その中の一つが「Sebastian Blanck」です。B面「Black Sanded Beach (Choral Version) 」この曲もアルバム「Alibi Coast」に収録されている曲です。「Thunder」の方が自分はだんとつに好きなのですが、この曲も久しぶりに聴くとジャケットのイメージと重なって、何かを無くしてしまった苦しさを感じたりする。CDじゃなくアナログ盤で聴きたいアーティストです。レコード盤でしか感じられない物を強く感じる。
2023年09月21日
イギリスのロックバンド「アメリカ」の1975年発売の大ヒットシングル。アメリカのバンドだと思っている人が多いのですが、イギリスで結成されたバンドです。3人組のバンドで3人とも父親がロンドン駐留アメリカの空軍人。いろいろとややこしいのですが、イギリスのフォークロックバンドです。A面「Sister Golden Hair」(邦題「金色の髪の少女」)アメリカの曲って言えば、最初に頭に浮かぶ数曲の中の1曲です。大ヒットした曲なので、聴いてみるとこの曲知ってると思う人が多いと思う。5枚目のアルバム「Hearts」からのリードトラックで第一弾シングル。爽やかな8ビートのジャクソン・ブラウンの曲のようなストレートで心地良い曲。イントロはジョージ・ハリスンの「My Sweet Lord」を意識してるようにも思うけどやっぱりこの曲のイントロのアレンジは秀逸です。アナログ盤のシングルで聴くのなんて40年以上ぶりですが、いろいろと昔の事を一気に思い出す。本当に名曲だし素直で癖のないボーカルも爽やかでイイ!超癖の強いボーカルの方が好きだけど、爽やかな癖のないロックボーカルもやっぱりイイ!B面「Midnight」この曲も5枚目のアルバム「Hearts」からの曲です。アルバムのA面3曲目に収録されているのですが、この曲がアルバムの良いスパイスになっててアルバム通して聴くと心に残るメロディーとアレンジ。「Sister Golden Hair」よりも好きかも知れない。美しいストリングスアレンジと3人のハーモニー。ギターのリフも凄く印象的です。「アメリカ」って久しぶりに聴いたけど、やっぱり自分の音楽のツボを突いてきてくれると再認識。そして「アメリカ」と言えば! 松任谷由実さんの「Hello, My Friend」をカヴァーしたのも強く印象に残ってる。アレンジはほぼオリジナルに近いのですが、英詞で歌うと完全に洋楽にしか聞こえない。ユーミンのメロディーは本当に洋楽に思える曲が物凄い多くある。「アメリカ」ヴァージョンの「Hello, My Friend」を聴くと、この曲の凄さが改めてわかる。これはユーミンの凄さがよくわかるので必聴です。もちろん「アメリカ」の凄さもよくわかる。Pauline Wilsonがカヴァーしたユーミンの「Carry On」も完全洋楽です。ユーミンの曲を海外のアーティストがカヴァーしたのを集めたアルバム「OVER THE SKY Yuming International Cover Album」で両曲とも聴けます。他にも海外のアーティストのカヴァーを聴くと、どれもユーミンの曲の凄さを思い知ると思う。「最後の嘘 」も「A Happy New Year」も「朝陽の中で微笑んで」も素晴らしい。「霧雨で見えない」なんてメロディーは洋楽でしかないクオリティの高さ。
2023年09月21日
美空ひばりさんの273枚目のシングル。30周年記念曲。1976年7月1日発売。この曲は発売までに特別な逸話のある楽曲です。A面「さくらの唄」作詞 なかにし礼さん 作曲・編曲 三木たかしさんなかにし礼さんが1970年代後半に兄の膨大な借金の保証人になって失意のどん底の中この歌詞を書いた。ある意味、遺言状のつもりで書いたと語っている。曲を三木たかしさんに頼み出来上がった。この時点では美空ひばりさんが歌うなんて事は想像もしていなかった。楽曲が出来上がり、この曲に惚れ込んだ三木たかしさん本人がレコーディングして歌った。しかし、まったく売れなかった。そんな経緯のある楽曲を耳にした久世光晴さん(TBSの有名演出家)が、この曲と同じタイトルの「さくら」というドラマを作り、この曲を主題歌にして美空ひばりさんに歌ってもらおうと考えた。人が一度レコーディングした曲をカヴァーしてシングル曲にする事はそれまでの美空ひばりさんにはなかった。それもほとんどヒットしていない曲。ひばりさんのスタッフは当然、断った。それでも久世さんはひばりさんの公演中の楽屋に赴き直接、交渉した。三木たかしさんがレコーディングしたものを楽屋で流した。なかにし礼さんのどん底な状況も説明してこの曲を聞いてもらった。一度流し終えると、ひばりさんはもう一度流してほしいと言った。そして2回目流れる歌に合わせひばりさんは口ずさみ歌っていたらしい。アコースティックギター1本で始まる完全なフォークソングアレンジ。自分はこの曲を10代の頃に初めて聴き、美空ひばりさんの凄さを思い知った。この曲を聴いてから美空ひばりさんを見る目が変わった。歌謡界の女王のイメージよりも人間臭さを感じてから美空ひばりさんの歌を聴くようになった。ひばりさんが歌っても、この曲は売れなかった。でも、ドラマ主題歌としてこの曲を耳にした人は凄い数だったと思う。フォークな曲なのでひばりさんファンも当時はいい曲だと思っても買う所まではいかなかったのかも知れない。この一つ前のシングルが30周年記念曲第一弾の「雑草の歌」です!あの壮大で感動的な人生の応援歌の次がシンプルすぎるフォーク曲だったのでがっくりした人もいたのかも知れない。そりゃ「雑草の歌」は名曲だしキャッチーな曲なので次もこんな曲を期待するのは当然だとは思う。B面の「夜の雨」も当時、売れてたタイプの演歌曲。これも良い曲だった。この「さくらの唄」を聴いた事がない人は聴いてみてほしい。「♪ 何もかも僕は なくしたの 生きていることが つらくてならぬ もしも僕が死んだら友達に ひきょうなやつと 笑われるだろう・・・笑われるだろう」こんな歌詞で始まるかなり重く暗いフォークナンバーです。歌い方もいつものひばりさんの堂々とした歌唱を封印して、かなり声も感情も抑えて聴く人の心の中に染み込んでくる声で歌っています。B面「おんな酒」作詞 なかにし礼さん 作曲 三木たかしさん 編曲 佐々永治さんイントロもオーソドックスな演歌曲のようですが、歌バックはこれもフォーク曲のような印象も感じるアコギのアルペジオ。フォークと古賀政男メロディを合わせたような悲しい曲です。この曲でのひばりさんの歌唱は伸びやかなハイトーンファルセットも使っています。いい曲です!2016年にこの「さくらの唄」は再度 マキシシングルとして発売されました。未発表のギターヴァージョンとオリジナルヴァージョンを収録。
2023年09月20日
1971年10月10日発売のガロのデビューシングル。大ヒットシングル「学生街の喫茶店」の発売の8ヶ月前、ガロはデビュー。ミッキー・カーチスさんプロデュースで制作されました。メンバー構成堀内護さん ボーカル、ギター、マンドリン、ピアノ日高富明さん ボーカル、ギター、マンドリン大野真澄さん ボーカル、ギター、マンドリン、ピアノA面「たんぽぽ」作詞 大野真澄さん 作曲 堀内護さん 編曲 ガロこのシングルはガロのメンバーのみの作詞、作曲で作られたシングル。この次のシングルからプロの作詞家が書いた歌詞で歌う事が多くなった。天地真理さんの大ヒット曲のほとんどを作詞した山上路夫さんがガロを担当した。「学生街の喫茶店」や「ロマンス」「君の誕生日」「姫鏡台」「ピクニック」などガロのヒット曲のほとんどが山上路夫さんの作詞でした。このデビューシングルはまだ素朴なフォークバンドの色も強く洗練されていく前の自然なガロが感じられる曲です。メロディーにも惹きつけられる不思議な魅力があります。サイモン&ガーファンクルの「Scarborough Fair」を彷彿させるメロディと雰囲気です。この曲は結構好きで10代の頃にはよく聴いてた思い出がある。B面「一人で行くさ」作詞・作曲 日高富明さん 編曲 ガロ日高富明さんはデビューの頃からロック志向の強いのが感じられます。ソロパート部分の歌唱もロックな歌唱です。この曲もA面「たんぽぽ」に負けないほど名曲で、好きな曲です。4枚目のシングル「涙はいらない」のB面「明日になれば」も日高富明さんが作詞、作曲を担当していますが、この曲もロックな曲です。シングル「ビートルズはもう聞かない」のB面「惑」も大好きな曲で、作曲が日高富明さんで作詞は大野真澄さん。この「惑」もかなりロックな曲です。ガロのシングルでダントツに一番好きな曲は「一本の煙草/吟遊詩人」です。この2曲はカッコイイ!松任谷正隆さんの天才的なアレンジも光る曲です。特にB面「吟遊詩人」は全てのガロの曲の中でダントツに一番好きな曲です。この2曲の作詞は阿久悠さんです。深町純さんのアレンジがカッコイイ「姫鏡台」も好きな曲。
2023年09月19日
「真理ちゃんシリーズ」の第4弾「アタック!真理ちゃん」の♯25が放映されました。 (♯5は放送されず) (「アタック!真理ちゃん」は1974年4月4日〜9月25日まで放映)『アタック!真理ちゃん』 ♯25 (1974年9月25日放映分)出演者天地真理さん桂三枝さん堺正章さん最終回は完全な音楽番組になっていました。天地真理さんと堺正章さんの歌で構成された最終回。天地真理さんのオリジナル曲もたっぷり聴けて満足な回でした。「恋人たちの港」ではドラムのフィルインが崩れてしまい、歌い出しが歌いにくそうでした。新しく入ったドラマーなのか、おかずの入れ方がかなり雑に思えた。セットリスト1曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん 2曲目「水色の恋」 天地真理さん作詞 田上えりさん 作曲 田上みどりさん 編曲 森岡賢一郎さん3曲目「恋人たちの港」 天地真理さん作詞 山上路夫さん 作曲 森田公一さん 編曲 竜崎孝路さん4曲目「恋と海とTシャツと」 天地真理さん作詞 安井かずみさん 作曲 森田公一さん 編曲 竜崎孝路さん5曲目「枯葉の宿」 堺正章さん作詞 阿久悠さん 作曲 井上忠夫さん 編曲 森岡賢一郎さん6曲目「涙から明日へ」 天地真理さん・堺正章さん作詞 小谷夏さん 作曲 山下毅雄さん 編曲 広瀬雅一さん7曲目「赤い風船」 天地真理さん・堺正章さん作詞 安井かずみさん 作曲:編曲 筒美京平さん8曲目「思い出のグリーングラス」 天地真理さん・堺正章さん作詞 J.Hall・訳詞:山上路夫 作曲 C.Putman 9曲目「想い出のセレナーデ」 天地真理さん作詞 山上路夫さん 作曲 森田公一さん 編曲 竜崎孝路さん10曲目「今日の日はさようなら」 天地真理さん他、出演者 作詞・作曲 金子昭一さん「枯葉の宿」は1974年9月1日発売の12枚目のシングル。1973年末に発売した大ヒット曲、森進一さんの「冬の旅」を意識したような楽曲。阿久悠さんはこの頃に森進一さんの名曲を多く書き下ろしています。「涙から明日へ」はドラマ「時間ですよ」の中でも二人で何度か歌っていました。最終回での「想い出のセレナーデ」はサビ繰り返し部分をカットで2コーラスのみ。歌唱は素晴らしかった。涙を浮かべて歌う事も話題になった。感情移入しすぎた時は涙が頬を何度も伝って流れた。今回も特別にストリングスを5人追加で編成されていてバンドの演奏も素晴らしかった!
2023年09月18日
「真理ちゃんシリーズ」の第4弾「アタック!真理ちゃん」の♯24が放映されました。 (♯5は放送されず) (「アタック!真理ちゃん」は1974年4月4日〜9月25日まで放映)『アタック!真理ちゃん』 ♯24 (1974年9月19日放映分)出演者天地真理さん桂三枝さんあのねのねアグネス・チャンさん桜ヶ丘中学校 マンドリンクラブこの回の次で「真理ちゃんシリーズ第4弾 アタック!真理ちゃん」は最終回を迎えます。次は第5弾「はばたけ!真理ちゃん」がスタートします。「はばたけ!真理ちゃん」のことは1回目の放送から最終回まで書き終わっています。この回も楽曲が多く、真理ちゃんも歌だけじゃなく、ピアノとマンドリンも披露。最初からコンサート形式で企画しておけばよかったのに。やっぱり歌が聴けるの一番うれしい。セットリスト1曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん 2曲目「ふたりの日曜日」 天地真理さん作詞 山上路夫さん 作曲 平尾昌晃さん 編曲 竜崎孝路さん3曲目「一週間」(替え歌) 天地真理さんロシア民謡4曲目「ヌー坊、こやじのうれしじゃないか」 5曲目「美しい朝がきます」 アグネス・チャン作詞 安井かずみさん 作曲 井上忠夫さん 編曲 馬飼野俊一さん6曲目「マリア・マリ」 桜ヶ丘中学校 マンドリンクラブ7曲目「水色の恋」 天地真理さん・桜ヶ丘中学校 マンドリンクラブ作詞 田上えりさん 作曲 田上みどりさん 編曲 森岡賢一郎さん8曲目「小さな日記」 天地真理、アグネス・チャン、桜ヶ丘中学校 マンドリンクラブ作詞 原田晴子さん 作曲 落合和徳さん 編曲 青木望さん9曲目「想い出のセレナーデ」 天地真理さん作詞 山上路夫さん 作曲 森田公一さん 編曲 竜崎孝路さん10曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん この前は「ふたりの日曜日」の替え歌で残念だったけど、今回は1コーラスだけだったけど演奏も歌唱も凄く良かった。最初に「真理ちゃんの一週間」と題してあのねのねが弾き語りで歌った。続いて真理ちゃんも替え歌で歌った。7枚目のシングル。アルバムに収録されてた曲をヴァージョン変えてシングルカット。デビュー曲「水色の恋」をマンドリンのフィーチャーした特別なアレンジで歌った。(1コーラスのみ)インントロ部分は真理ちゃんもマンドリン演奏。「小さな日記」は天地真理さんがピアノを弾き、桜ヶ丘中学校 マンドリンクラブの演奏とコラボ。歌は真理ちゃんとアグネスが歌った。ピアノを弾く時の真理ちゃんはいつも以上に真剣なまなざしで楽譜を見る。この回の「想い出のセレナーデ」は最高です!フルコーラスを歌い上げた。
2023年09月16日
今日は久しぶりに宝塚歌劇を観劇。月組自体を観るのがかなり久しぶりに感じた。2月に「応天の門」を観て以来で、大劇場以外の公演を観てなかったので余計にそう感じる。暑さが緩んだ頃に行こうと今日のチケットを取ったのに。今日も宝塚はとんでもない暑さだった。普通なら9月の2週目なんか多少は涼しくなっているはずなのに。今日はオペラグラスがいらないほどの前の席だったのでレンズ越しじゃなく観られた。「フリューゲル」はベルリンの壁崩壊をテーマにした作品。堅そうな政治劇になるのかと思っていたのですが、宝塚歌劇らしくわかりやすく華やかな芝居でした。作品の中でBruce Springsteenの名前とNina Hagenの名前が出たのがうれしかった。Bruce Springsteenの1988年の東ベルリン公演は感動的でノーカットのブートを何度も聴いた。「Badlands」から「Out In The Street」に繋がるオープニング、そして「The Promised Land」「Spare Parts」と心が熱くなるメッセージの曲を歌う。「♪予備の部品とこわれた心が世界を回し続ける」それから希望を思い出させるような曲をセットリストに入れていく。50万人が熱狂したと言われてるこのブルースのライブが壁崩壊の大きな要因の一つになっていると言われている。1988年のBruce Springsteenといえば「Tunnel of Love Express Tour」で世界を回った。この東ベルリン公演も「Tunnel of Love Express Tour」の中の1公演。この日の前後は西ドイツで公演している。(ミュンヘンと西ベルリン)「Tunnel of Love Express Tour」は好きなツアーでブートもいろいろ見つけて買った。ツアーの前半と後半ではセットリストもかなり変わっている。4月のとある日は1曲目「Tunnel of Love」〜2曲目「Be True」とオープニングの雰囲気もまったく違う。渋い曲が多かった印象なのがツアー前半。「Spare Parts」はハイライト的に扱われてた。「Spare Parts」を聴くといつも胸がぞわぞわする。ニナ・ハーゲンも昔から大好きなアーティストで何度もブログに書いたように思う。アルバムごとでまったく違うのですが、パンク/ファンク/民族音楽の融合のような楽曲も多く個性はいつでも爆発しています。でも「World Now」のような美しいスタンダードバラードでも心を震わせてくれる。ニナ・ハーゲンはオペラも歌うし、オペラの舞台にも立つほどの強烈な歌唱力の持ち主。ダミ声でロックをがなったかと思うと驚異的な完璧なソプラノで歌い上げる。ミュージカルの歌が上手いとかのレベルを遥かに超えてる感性と歌唱力。「Smack Jack」って曲なんかは宝塚の男役と娘役を同時に演じているような曲。MVも最高です。ニナ・ハーゲン版の「My Way」や「Ave Maria」も最高です。そしてニナ・ハーゲンと言えば!メルケル首相の退任式でメルケル首相が自分の送別の曲として1曲選んだのがニナ・ハーゲンの曲。1974年のデビュー曲の「Du hast den Farbfilm vergessen」だった。月組公演「フリューゲル」は笑いもしっかりあり、シリアスな感動もあり楽しめました。ショー「万華鏡百景色」は「フリューゲル」の中でも何度も出て来た言葉なので覚えてしまった。凄い個性の塊のような作品でこれまでにあまりなかったような構成に惹かれた。衣装もセットも不思議な世界で楽しかった。
2023年09月15日
「真理ちゃんシリーズ」の第4弾「アタック!真理ちゃん」の♯23が放映されました。 (♯5は放送されず) (「アタック!真理ちゃん」は1974年4月4日〜9月25日まで放映)『アタック!真理ちゃん』 ♯23 (1974年9月12日放映分)出演者天地真理さん桂三枝さんあのねのね朝比奈順子さんフィンガー5東京荒川少年少女合唱隊この回も天地真理さんの歌をたっぷり聴けたので大満足。ゲームコーナーをなくし、いろんな少年少女合唱団が出演しての歌のコーナー。試行錯誤しながら作り上げ欲しかったけど、この回の次の次で最終回。そして「はばたけ! 真理ちゃん」が放映開始。「思い出のグリーングラス」はライブ盤「天地真理 オン・ステージ」の中でも歌っています。タカラジェンヌOGの朝比奈順子さん特撮モノ、日活ロマンポルノ、舞台女優と幅広く活動。このシングルは2ndシングルです。セットリスト1曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん 2曲目「思い出のグリーングラス」 天地真理さん3曲目「旅の絵葉書」 朝比奈順子さん作詞 有馬三恵子さん 作曲 森田公一さん 編曲 竜崎孝路さん4曲目「恋のアメリカン・フットボール」 フィンガー5さん作詞 阿久悠さん 作曲・編曲 都倉俊一さん 5曲目「私の城下町」 東京荒川少年少女合唱隊6曲目「故郷」 天地真理さん・東京荒川少年少女合唱隊7曲目「故郷の空」 天地真理さん・東京荒川少年少女合唱隊8曲目「想い出のセレナーデ」 天地真理さん作詞 山上路夫さん 作曲 森田公一さん 編曲 竜崎孝路さん9曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん 5枚目のシングル「恋のアメリカンフットボール」東京荒川少年少女合唱隊が「わたしの城下町」を歌い終えるとあのねのねが「私の城下町」の替え歌を歌いながら登場。(「わたしの消化待ち」)「アタック!真理ちゃん」では2回目の歌唱の「想い出のセレナーデ」は絶品です。フルコーラスを歌い上げた。
2023年09月14日
「真理ちゃんシリーズ」の第4弾「アタック!真理ちゃん」の♯22が放映されました。 (♯5は放送されず) (「アタック!真理ちゃん」は1974年4月4日〜9月25日まで放映)『アタック!真理ちゃん』 ♯22 (1974年9月5日放映分)出演者天地真理さん桂三枝さん林寛子さんテレサ・テンさん東京城北少年少女合唱団この回は、歌がたっぷり聴けて最高の回でした。そして!「想い出のセレナーデ」がこの日から歌唱。この放送が9月5日放映でレコード発売は9月1日。3枚目のアルバム「虹をわたって」のB面ラストに収録されてる「誰もいない海」越路吹雪さんのカヴァー。林寛子さんセットリスト1曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん 2曲目「誰もいない海」 天地真理さん作詞 山口洋子さん 作曲 内藤法美さん 編曲 服部克久さん3曲目「昼下がりの夢」 林寛子さん作詞 千家和也さん 作曲 鈴木邦彦さん 編曲 竜崎孝路さん4曲目「空港」 テレサ・テンさん作詞 山上路夫さん 作曲 猪俣公章さん 編曲 森岡賢一郎さん5曲目「虫の声」 天地真理さん・桂三枝さん・東京城北少年少女合唱団6曲目「つき」 天地真理さん・東京城北少年少女合唱団7曲目「村祭」 天地真理さん・東京城北少年少女合唱団8曲目「赤とんぼ」 天地真理さん・林寛子さん・東京城北少年少女合唱団9曲目「想い出のセレナーデ」 天地真理さん作詞 山上路夫さん 作曲 森田公一さん 編曲 竜崎孝路さん10曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さんこの日から歌い始めた「想い出のセレナーデ」は特別にストリングスを編成しての生演奏。豪華な演奏で貴重な映像です。真理ちゃんはまだ歌い慣れていないかも知れないけど、素晴らしい歌唱でした。そりゃ「はばたけ真理ちゃん」の中で聴かせる歌い慣れてきて余裕のある歌唱とは違いますが・・・。B面の「あなたの場合」も歌う回があればいいんだけど。「あなたの場合」も超名曲です。
2023年09月13日
10代の頃から喫茶店やレストラン、食堂などのマッチを集めるのが好きだった。20代半ばになるとマッチ集めはいつの間にかやめてしまった。この前、片付けをしてたらマッチをいっぱい入れてる箱が出てきたので懐かしくてずっといろいろ見てた。リプトンのデラックスティーバッグの30cm×20cmほどの缶の空き箱に貯めてました。神戸から。神戸で喫茶やカフェによく行ってたのは14歳〜17歳の頃。高校生になると三宮に行かずに大阪の梅田か難波に行く事の方が多くなった。中学生の頃はまだ三宮中心に遊んでた。まずはこの店!三宮サンプラザの地下にあった「グールマン」この店は待ち合わせによく使ってた。そして新野新さんと鶴瓶さんがやってたラジオ「ぬかるみの世界」の神戸ぬかる民が集まるお店でもあった。店内のテーブルの上に「ぬかるみノート」が置いてあって、ぬかる民はみんなそこに何か書いてた。伝言やその週の放送の感想などが書かれてた。このお店の料理の感想なんかも書いてる人も多かった。中学2年の頃から高校3年まで月に2〜3回は必ず行ってた。思い出すメニューは、ドリアセット。中学生の頃はドリアが珍しくてよくそのセットを注文してた。小さい器のグリーンサラダが付いてて、パプリカの粉が振りかけられてた。それとポタージュスープが付いてたように思う。パンケーキやクレープは一度も注文した事がなかったように思う。当時から甘い物があまり好きじゃないので食事するのはドリア。飲み物だけならアイスティーばかり注文してた。コーヒーは今でも嫌いじゃないけど、紅茶が好きすぎてどこでも紅茶。次は三宮交通センターの山側にあった「パスワード」どんな店内だったかよく覚えてないけど、こげ茶色のテープルに肘をついて紅茶飲んでた光景が浮かぶ。阪急会館、阪急シネマでの映画までの時間潰しや、ここも待ち合わせに使ってた。次は今はなき旧、神戸国際会館の直営の喫茶店「花時計」はコンサート前によく入った。ほとんどがアリスのコンサートのために神戸国際会館に行ってた。バス道の道路側から正面入り口まで階段があり、その正面がチケットもぎりの入り口。ホール入り口の右側に「花時計」があった。このマッチにはいろいろ店の名前が載ってますが、国際会館にあった店は「花時計」だけです。あとは、そごう新館の店や神戸文化ホールの中の店など直接、神戸国際会館とは関係ない店ばかりです三宮は他にもピザパーラーの「イタリコ」(さんちか)とか、「ニュー・トーキョー」(さんちか)やカレーハウス「いんでら」(さんちか味ののれん街)のスコッチエッグカレーが好きだった。三宮にもまだまだよく行ってた喫茶店とかあるけど、大阪へ。西梅田の「Don Shop」ここは朝の5時まで開いてたので、朝までここで飲んでたり、始発待ちしたり、時間つぶししたりJAZZのライブを聴きに行ったり・・・。当時、珍しかったタイ料理が何種類かメニューにあった。スイートチリソースを初めて使ったのも「Don Shop」だったと思う。甘いのにめちゃ辛い。タイ風さつま揚げをスイートチリソースにつけて食べるんだったと思う。バーボンの種類も多かったし、カクテル系も多かったので男も女も朝まで飲めた。次は北田辺駅から少し歩いた駒川1丁目にある「さんりんしゃ」この店は。アリスファン、谷村新司さんファンの聖地。ほんとによく通った店。中学3年の秋に「さんりんしゃ」に行った時にオーナーの女性に「あの方が谷村さんのお母さんよ」って教えてもらい、その女性がお母さんに声をかけてくれたのでちんぺいさんのお母さんが自分たちのテーブルに来てくれた。毎日、一度は「さんりんしゃ」に来てるようで、その後も何度もお会いできていろいろ話してもらえた、この店でちんぺいさんのお母さんと仲良くさせてもらうようになって家に何度もあげてもらったのも良い思い出。「さんりんしゃ」からちんぺいさんの自宅までの間に、ちんぺいさんが一人暮らししてたマンションがあった。そのマンションの一室で名曲が何曲も生まれた。ちんぺいさんの自宅は今はもうないのですが、あの辺りの地理は地元でもないのに完璧に把握してた。ちんぺいさんが通ってた小学校、「残照」の中で出て来た道、すべり台に寝転がって空を見上げてた公園、ちんぺいさんが一番好きなコロッケ屋・・・。「さんりんしゃ」でも自分はいつも紅茶。茶葉の種類が何種類かあったと思う。この店は「さだまさしさん」の楽曲に関係してた店。東京赤坂にあったさださんが経営してた「自由飛行館」にも何度か行ったけど、ここは梅田第二ビルの地下2階。「茶の木」さだまさしさんファンの女性がいて、その人が連れて行ってくれた店。さだまさしさんの楽曲に「パンプキン・パイとシナモン・ティー」という曲がある。その歌はコーヒーベーカリー「安眠(あみん)」で繰り広げられる出来事を歌った曲ですが、この「茶の木」にも「パンプキン・パイとシナモン・ティー セット」があった。さださんファンのその女性は俺にいろいろとその曲の説明をして、そのセットを半強制的に注文。「甘いものは、あまり好きじゃないんだけど…」と思いながら食べたのを覚えてる。でもその時、初めて飲んだ「シナモンティー」歌の通りにシナモンの枝がついてて、それでかき混ぜると一気にシナモンの匂いが広がる。シナモンは小さい頃から大好きなので、一気に「シナモン・ティー」にハマった。昔はシナモンと言わずにニッキと言ってた。子供は好きじゃないニッキ。自分は浅田飴も絶対にニッキ味、生八ツ橋のニッキの粉たっぷりなのも大好きだし、シナモンシュガーも中学生の頃には親に買ってもらってトーストにかけたりしてた。シナモンシュガーなら甘くても大丈夫だった。そうそう、たしか砂糖もバラの形の角砂糖だったように思う(曲の中の歌詞に出てくる)「♪シナモンの枝でガラスに三度、恋しい人の名を書けば 愛が叶えられると娘等は信じてる〜」と言うおなじないまがいな事もその女性が説明してくれた。結局、その曲が入ってるLPを買った。今でも好きなアルバムです。第3ビルには「ウイーンの森」という喫茶&居酒屋があった。この店にもよく行ってた。中古レコード屋巡りしてた頃に、この店で今日の収穫を友人と見せ合ったりしてた。もっと喫茶店のマッチは山ほどあるのですが、何度も通った店はそんなにはなかった。あとは「マヅラ」ぐらいか…。もっと載せたいけど、最後にここ!「ぬかるみの世界」の事を少し書いたので・・・「千房」の本店。やっぱり「ぬかる民」の聖地はここ。「ぬかるみの世界」を聴いてる人だけの合言葉があって、ミックス焼きを「ぬかるみ焼き」と注文すると、かなり値引きされてた。ぬかる民の友人たちと、「千房」本店には何度も行った。25年ぐらい行ってないなぁ・・・。久しぶりに難波に行った時に行ってみようか。もっとさらっと書くつもりが、めちゃくちゃ長くなった。神戸、大阪編、第二弾もまた書こう。第三弾まではできそう。東京にも好きな店がいっぱいあったので、次は東京編かな。さだまさしさんの「夢供養」を聴きながら書いてた。「空蝉」と「ひき潮」が特に好きな曲。「ひき潮」はライブ盤「随想録」のヴァージョンの方が好きですが。「パンプキン・パイとシナモン・ティー」が入ってるアルバムです。「療養所」では何度も泣かされた。
2023年09月12日
「真理ちゃんシリーズ」の第4弾「アタック!真理ちゃん」の♯21が放映されました。 (♯5は放送されず) (「アタック!真理ちゃん」は1974年4月4日〜9月25日まで放映)『アタック!真理ちゃん』 ♯20 (1974年8月22日放映分)出演者天地真理さん桂三枝さんあのねのねガロこの回はヌー坊の誕生パーティーの設定。いきなり「ふたりの日曜日」のイントロが流れ、やっとこの曲が来た!と思ったら歌詞をまったく変えた替え歌になってた。「♪素敵な誕生日〜」「君の誕生日」セットリスト1曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん 2曲目「二人の日曜日」(替え歌) 天地真理さん作詞 山上路夫さん 作曲 平尾昌晃さん 編曲 竜崎孝路さん3曲目「君の誕生日」 ガロ作詞 山上路夫さん 作曲・編曲 すぎやまこういちさん4曲目「おお牧場はみどり」 ビクター少年合唱団5曲目「ピクニック」 ガロ作詞 山上路夫さん 作曲 堀内護さん 編曲 深町純さん6曲目「恋と海とTシャツと」 天地真理さん作詞 安井かずみさん 作曲 森田公一さん 編曲 竜崎孝路さん7曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん「恋と海とTシャツと」はフルコーラス。やっと生バンドの生歌に戻った。この日は落ち着いて歌ってた。この週でテレビでは歌い納めになるからだと思う。親衛隊のこの曲でのコールも今週で聞き納め。エンディング「あなたとともに」ではガロも「マリチャーン」のポーズ「♪あなとともに〜」
2023年09月11日
イギリスのブルースロック「Ten Years After」のセカンドアルバム。テン・イヤーズ・アフターは昔から好きでどのアルバムもかなり聴いてた。その中で比較的、聴く回数が少なかったのがこのアルバム。一番よく聴いたのはライブ盤でした。1973年発売の「Recorded Live」です。このライブ盤は文句なしにいつ聴いても興奮できる。Alvin Lee – Vocals, Guitar, Piano, Chinese fansChick Churchill – Organ, PianoRic Lee – Drums, TympaniLeo Lyons – Bass, Percussion今日は「Stonedhenge」の」2002年リマスター盤で聴いた。1曲目「Going To Try」2曲目「I Can't Live Without Lydia」3曲目「Woman Trouble」4曲目「Skoobly-Oobly-Doobob」5曲目「Hear Me Calling」6曲目「A Sad Song」7曲目「Three Blind Mice」8曲目「No Title」9曲目「Faro」10曲目「Speed Kills」(ボーナストラック)11曲目「Hear Me Calling [Single Version]」12曲目「Woman Trouble (US Version)」13曲目「I'm Going Home [Single Version]」14曲目「Boogie On」「Going To Try」は展開が目まぐるしくワクワクできる。アバンギャルドなアレンジと構成に惹きつけられる名曲。プログレッシブブルースと言われたのはこの曲からのような気がする。「I Can't Live Without Lydia」も強烈にアバンギャルドなインスト。「Woman Trouble」は渋いジャズブルースなナンバー。ギターソロの気持ち良さも最高です。「Hear Me Calling」は60年代ブリティッシュロックのカッコ良い部分を凝縮させたような名曲。この曲がアナログ盤ではA面のラスト曲です。LP盤としての構成は完璧。「A Sad Song」はアナログ盤のB面1曲目。B面がこの曲から始まるカッコ良さ。スローブルースで気だるく重い曲です。大好きな曲。「No Title」は前半はダークでスローなブルース。静かだからとボリューム上げて聴いてたら…「Speed Kills」は蒸気機関車が走り始めるSEから始まるアップテンポなブルースナンバー。疾走感のあるです。終わり方は衝撃的です。ボーナストラックのシングルバージョンは、オリジナルと比べて聴くのが楽しい。
2023年09月10日
「真理ちゃんシリーズ」の第4弾「アタック!真理ちゃん」の♯20が放映されました。 (♯5は放送されず) (「アタック!真理ちゃん」は1974年4月4日〜9月25日まで放映) 現在、CS「ホームドラマチャンネル」で毎週日曜日に放映中です。前回に引き続き今回も東京マリンプールからの中継。「チビッコ国際水上競技大会」『アタック!真理ちゃん』 ♯20 (1974年8月15日放映分)出演者天地真理さん桂三枝さん研ナオコさんアン・ルイスさん車だん吉さんセットリスト1曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん 2曲目「第三の女」 研ナオコさん作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん 編曲 鈴木宏昌さん 3曲目「ヌー坊・小ヤジのうれしじゃないか」 ヌー坊・小ヤジ4曲目「恋と海とTシャツと」 天地真理さん作詞 安井かずみさん 作曲 森田公一さん 編曲 竜崎孝路さん5曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さんデビューから所属していた東宝レコードからの最後のシングル「第三の女」意外と東宝レコード時代の方が斬新でおもしろい曲が多かった印象。この曲はシングル発売してたのだろうか。売ろうとしてたのか、やたら推してる。これで何回目だろう。今回の「恋と海とTシャツと」もフルコーラスですが、レコード音源リップシンク。
2023年09月09日
アメリカのパワーメタル「Savage Grace」の1st EP久しぶりに正統派メタルのバンドを何かひとつ聴こうと選んだのがSavage Graceの1st EPSavage Graceの事は一度も書いていないような気がする。1985年前後によく聴いてた印象がある。やはり2ndアルバム「After The Fall From Grace」の印象が一番強い。急に注目されてきて音楽雑誌にも大きく取り扱われたりしはじめた。自分も「After The Fall From Grace」で初めてレコードを買って、気に入ったので、そこから遡ってこのEPや1st「Master Of Disguise」を買った。結局、2ndアルバム以降にフルアルバムをリリースする事もなく解散したようでせっかく売れ始めてたのに勿体ないと思ってた。(1987年にリリースしたEPが最後になった)今年、2023年にいきなり復活して37年ぶりにアルバムをリリースしたようですが、買っていない。今日懐かしくこのEPを聴いたので、買ってみようかと思ってる。(このCDは1st EPと1stアルバムがカップリングされ、さらに1982年デモ音源がボーナストラックで収録されています)1曲目「Fight For Your Life」2曲目「Curse The Night」3曲目「The Dominatress」4曲目「Live To Burn」5曲目「Too Young To Die」Vocals – John BirkGuitar – Christian LogueGuitar – Kenny Powell Bass – Brian "Beast" EastDrums – Dan Finch IIIこのEPでのみ歌ってるJohn Birkの歌唱は弱いかも知れないけど嫌いじゃなく、1stアルバムのボーカルMike Smith よりも好き。John Birkの歌唱は嫌味がない所が聴いてて疲れないし、素直な歌唱に好感が持てる。2ndではChristian Logue自らボーカルを取る事になるけど、どの曲も凄いリバーブがかかってて、そっちの方が今となれば気になる。ずっとお風呂で歌ってるように聞こえてしまう。当時はそんなに気になってなかったのか普通に聴いてたように思うけど。「Fight For Your Life」・・・懐かしすぎる。凄く覚えてるのは当時、かなりよく聴いてたんだと思う。今、聴いても普通にカッコいい。ギターの音も好きだしリズム隊も懐かしい良さ満載。「Curse The Night」・・・ジューダスの曲、流したっけと思ってしまうイントロ。ミディアムの曲でもリズム隊はカッコいい。ボーカルはきっとまだ慣れてなかったのだと思う。続けてたらきっと凄く良くなってたような気がする。この曲でも弱いけど、イヤな感じはしない。「The Dominatress」・・・タイトルナンバーは気合い入りまくりの楽曲。アレンジも良くて勢いがあって当時、好きな曲だった。「Live To Burn」・・・このイントロはそっくりな物がいくつあるのだろ?って思ってしまうほどいろいろな曲が頭に浮かぶ。その中でも「Power And The Glory」と「Armed And Ready」が最初に浮かぶ。「Too Young To Die」・・・この曲が一番のお気に入りでした。基本的に「Children of the Grave」っぽい曲ってほとんど好きになるような気がする^^;更に途中の展開が凄いOzzyっぽいし。このEPのメンバーではないけど
2023年09月09日
イギリスの、アシッドジャズ/ファンク/ソウルの「Freak power」の1994年発売のシングル。この曲は1stアルバム「Drive-Thru Booty」からの第3弾シングルカット曲。この1sy「Drive-Thru Booty」は日本盤での発売はなかったと思う。1996年に発売された2nd「More Of Everything For Everybody」は日本盤での発売もありました。「Get In Touch」のシングルCDはメニュー違いの物が2枚出ています。自分はこっちのヴァージョンしか買ってなかった。1曲目「Get In Touch (7" Edit)」アルバムヴァージョンよりも45秒短い7インチヴァージョン。イントロをかなりカットしてるのは残念。リフに行く前のギターからのリズムセクションが入るリフに突入するのが凄く好きなのに、そこがカットされてていきなり打ち込みからドラムフィルインでリフです。それにしてもこの曲のリフは何でもないリフなんだけどゾクゾクする。2枚目のシングルカット「Rush」もめちゃくちゃカッコいい曲だから、3枚目のシングルカットも仕方ないけど、1stアルバムは名曲の宝庫です。渋いファンクナンバーです。2曲目「Get In Touch (Colonel Kurtz Remix)」原型留めてない系のリミックスです。マニアックすぎるMIXなので、たまに聴く分にはいい。3曲目「Chew The Bone」この曲はアルバム未収録です!これはめちゃくちゃ良い曲。アルバムしか買わなかった人にはオススメの曲。重くてやたダークなファンク。リミックス盤とか出てるならボーナストラックで入ってるのかも。出てるのかな・・・4曲目「Get In Touch (Uptight Vocal Mix)」オリジナルMIXにまけないぐらいのカッコいいミックスです。聴けば聴くほどにこっちの方が好きになってくる。
2023年09月08日
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