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フランスのシンガーソングライター「ミッシェル・ポルナレフ」が1974年に発売したシングル。「来日記念盤」ならいろんな外タレのレコードに山のように書かれていますが、「6月来日要求盤」って凄すぎる^^;「来日要求運動に君も参加しよう」とか・・。ジャケット裏に三角形に切りぬく部分があって、それをハガキに貼ってラジオリクエストに出そう・・って。ジャケット切り抜くのは普通イヤだから…。何かのプレゼント応募ならまだしも写真切り抜いてハガキに貼って効果あるのか謎。フランスの本人の事務所なりも出さないと…。まあ、最近だと何年か前にブルース・スプリングスティーンの来日期待盤みたいなのがあったと思う。来てくれなかったけど。A面「La Vie, La Vie M'A Quitté」(邦題「悲しみのロマンス」)この曲もミッシェル・ポルナレフの名曲のひとつ。昔からイントロがめちゃくちゃ好きギターのハーモニックスの音と何か打楽器じゃないようなものを叩いてるような(空き缶とか?)音とシタールのような音が重なって不思議な空間を作ってます良い曲が多い事で知られてるミッシェル・ポルナレフですが、シングルヒット曲以外にも隠れた名曲が山ほどあります。この曲は地味なイメージのヒット曲なのですが、聴き込むとドはまりする曲です。メロウで優しいメロディですが、アレンジは聴き込むと凄く凝ってるのがよくわかります。B面「Le Bal Des Laze」LIVE(邦題「ラース家の舞踏会」)教会音楽のような荘厳なイメージもある名曲。オランピア劇場でのライブ盤からのカット。重厚で心細い恐怖を感じさせるイントロからAメロへの流れ。展開もドラマチックなプログレッシブロックです。ライブだと余計に狂ったように弾きまくるギターソロなどが圧迫感を強めてきます。歌詞も凄く印象的です。「♪明日の朝、僕は首を吊ってやるんだ 僕の人生は城には向いてない」で始まるちょっと怖い歌詞。70年代、日本でも凄く人気のあったミッシェル・ポルナレフ、現在、過小評価すぎるように思う。70年代のプログレマニアやブリティッシュロックマニアが現在でもずっとハマってるバンドと同様に語られても良いように思う。
2023年02月28日
最近、さだまさしさんの曲をまったく聴いてなかったので、「夢供養」「私花集」「ADVANTAGE」の3枚を連続で聴いてた。この3枚のチョイスは特に意味もなく適当に取り出したLP。このシングルは1978年8月10日発売。アルバム「私花集」のバージョンとはまったく違うアレンジです。ジャケットはさだまさしさんが描いた聖橋と御茶ノ水駅A面「檸檬」作詞・作曲 さだまさしさん 編曲 渡辺俊幸さんこの前書いた「赤い鳥」のドラム担当が、この曲の編曲した渡辺俊幸さんだった。アルバム「私花集」を聴き終え、「そういえば、檸檬はシングルバージョン何十年も聴いてない」とシングル盤を探し出した。針を落とすと1箇所、針が飛ぶ部分があって、どうしても治らない・・・。リマスターされたCDのボーナストラックにシングルバージョンが収録されてる事を思い出して気持ちよく聴けた^^;でも、CDなんかより断然にシングル盤で聴きたいので、状態の良さそうなシングル盤をネットで見つけて買った。アルバムでいつも聴いてた、ちょっともっちゃりしたアレンジが気に入っててよく聴いてたので「檸檬」といえばアレ!って頭の中に染み付いてた。今回、シングルバージョンを何十年かぶりに聴いて、こんなに違ってのかって改めて驚いた。当時は何度もシングルでも聴いてたはずなのに。歌詞も少し違うし。この曲は元々あった「檸檬」という小説の舞台設定を変えて書いた事は有名ですが、御茶ノ水の聖橋を中央線から見る度に今でもこの曲が頭に浮かぶのは凄い^^御茶ノ水で降りた時は聖橋の上から見上げると今でも変わらない檸檬色の各駅停車。(サイドの帯部分だけが今は檸檬色ですが)やっぱりここは103系か201系のレモン色のイメージですが・・・。1番の快速電車の赤い色は地下鉄丸の内線と間違えたのかと最初、思ったけど、鮮やかなオレンジ色なので、それを赤い色と書いたのだろうか。聖橋からレモンを投げた人はきっといたと思う。今なら「レモン」って聞くと、きっと米津玄師の「Lemon」を浮かべる人が多いと思う。最初の「♪夢ならばどれほどよかったでしょう 未だにあなたのことを夢にみる」ここだけで泣きそうになる。でも最初はあの「ウエッ」ってのが気になってたけど、聴き慣れるとそれも良いもんだと思えるようになる^^;米津玄師さんの「Lemon」もめちゃくちゃ好きな曲だけど、自分はやはりさださんのが頭に浮かぶ。B面「加速度」作詞・作曲 さだまさしさん 編曲 渡辺俊幸さんこの曲もアルバムバージョンとは少しだけ違います。シングルは雨が降りしきるSEから始まります。この曲は1982年だったかのコンサートで「殺風景」に続いてこの曲を歌った印象が強く残ってる。神戸国際会館で観たコンサート。それまでにも何度かさださんのコンサートには行ってたけどこの時のセットリストが凄く好きだった。「推理小説」「木根川橋」「転宅」で1部が終わり「たずねびと」で2部が始まった。「しあわせについて」〜「生々流転」〜「つゆのあとさき」〜「精霊流し」で本編が終わった。アンコールでは「まほろば」も歌ってくれた。1982年頃に何度か行ったさだまさしさんが経営してたパブのマッチ
2023年02月27日
1976年12月10日発売の「クイーン」のシングル。5枚目のアルバム「A Day at the Races(華麗なるレース)」のリードトラックで第一弾シングル。本国イギリスではアルバムの約1ヶ月早く先行発売されました。日本での発売は12月10日。アルバム「A Day at the Races(華麗なるレース)」の発売は年明け1977年1月9日。なので日本でもこの曲がアルバムに先駆けて先行発売された形。今だったら1ヶ月も海外より発売が遅ければ、みんな輸入盤買ってしまうと思う。今は日本盤より輸入盤の方がジャケットやブックレットが豪華な事が多いのでどうしても日本盤を避けてしまう事がある。1976年頃ならまだ輸入盤も今ほど売られてなかったし、売ってる店が限られてた。それでも80年代に入ると、輸入盤屋さんに入り浸って新譜や7インチ、12インチシングルを買い漁るようになってた。このアルバムが出た時はまだ小学生だった。その頃から考えると、「華麗なるレース」何百回聴いてるんだろ・・・。単曲で聴く事もあるけど、このアルバムは比較的、通して聴く事が多いアルバムのように思う。ドラの音が響いてアルバムの幕があがり「White Man」のフレーズが重く演奏される。そしてメビウスの輪のように永遠に続くようなフレーズが流れ、激しいロックンロール「Tie Your Mother Down」のイントロが流れ出す。ここまででも完璧なオープニング。「Tie Your Mother Down」は特に好きって事はないんだけど、その次の「You Take My Breath Away」がめちゃくちゃ好きで子供の頃から聴き倒してた。この曲はこのアルバムで2番目に好きな曲。一番は「Millonaire Waltz」です。フレディがピアノ1本で歌う曲は全て大好きです。(「Nevermore」なんてQUEENの全ての曲の中でベスト5に入るほど好きな曲)「You Take My Breath Away」の幻想的な終わり方のあと、少し軽い箸休め的な「Long Away」で気分を元に戻すと、鳥肌立ちまくりのイントロ、一番好きな「Millonaire Waltz」が始まる。ここでまた姿勢を正して聴きこむって感じになる。ドラマチックでプログレな「Millonaire Waltz」が終わるとA面ラスト曲「You And I」この「You And I」はこのアルバムの中で5番目に好きな曲。そしてレコードを裏返すと「Somebody To Love」が鳴り始める。今日はシングル盤で久しぶりに聴いてみてたんだけど、やはりLPの流れで聴く「Somebody To Love」が格別に良い。イントロのピアノからAメロのピアノ、無我夢中で練習してたのを思い出す。ピアノ弾きながら歌えるようになった時は本当にうれしかった。この曲はギターソロも好きな曲。A面「Somebody To Love」(邦題「愛にすべてを」)ライブ演奏ではアルバム発売から3ヶ月後の3月3日のLAフォーラムでの「Somebody To Love」が凄く新鮮に感じられて好きです。その後、延々と演奏されるライブバージョンの形がもうすでにほぼ仕上がっています。そのLAフォーラムから10日後、3月13日シアトルでのライブでの「Somebody To Love」も凄く好きなライブバージョン。普通に考えて「Somebody To Love」のような曲は比較的、後半で演奏されるようなイメージなのですが、もうこの頃から前半の4曲目で演奏されています。これは80年代に入っても、4曲目とかこの辺の位置で演奏されていました。この曲がライブの本編ラストだったとしても、しっくりくるし盛り上がると思う。何でこの曲は後半に歌われる事なく前半でずっと歌われてたのか不思議。その3ヶ月後、ロンドンでの大規模コンサート、Earls Courtでも4曲目に歌われた。次のアルバムが発売されオープニング曲が変わっても「Somebody To Love」は頑なに4曲目。1977年12月ヒューストンでのライブは1曲目が「We Will Rock You(Slow)」2曲目「We Will Rock You(Fast)」、3曲目「Brighton Rock」、そして4曲目がこの曲。そして1978年になると「Somebody To Love」は3曲目に演奏されるようになる。1曲目「We Will Rock You(Fast)」、2曲目「Let Me Entertain You」で3曲目がこの曲。1980年に入ると「Somebody To Love」が初めてセットリストから外れる。代わりに3曲目は「Play The Game」が演奏される。1981年になると3曲目「Play The Game」に続いて4曲目に「Somebody To Love」が復活して歌われるようになる。1982年「Hot Space Tour」は毎日が変則的で日替わりで曲順も変わったりするワクワクするツアーでした。「Somebody To Love」はそれでも5曲目〜7曲目あたりに演奏された。「Hot Space Tour」のUSツアーで再びセットリストから外れて日本公演も基本演奏されなかった。しかし!10月24日の西宮球場公演のみ「Somebody To Love」が5曲目に演奏された。全ての「Hot Space Tour」の中でもこの西宮球場のセットリストは特別な事だらけでした。絶対にする事がなかった「Spread Your Wings」を急にフレディがピアノ弾きながら歌い出したり、他ではこのツアーでは演奏されなかったカバー曲も多く演奏されました。強風で舞台装置が揺れて中止なのか?とざわつき出す客席。なかなか始まらずに開演がかなり遅れたお詫びも込めてなのか、あの1982年10月24日 西宮球場のQUEENは特別な物になった。風は最後まで強く吹いててスモークもすぐに流れていってしまう。「Get Down, Make Love」のライティングショー部分もスモークが流れて光の線がなかなか出来なかった。逆に貴重な「Get Down, Make Love」だった。【1984年以降の事も書き出したら長くなりすぎそうなので「Hot Space Tour」までで^^;】ひとつだけ・・・日本で最後に歌った「Somebody to Love」は1985年5月15日 大阪城ホールでした。この時も4曲目に演奏された。ヴァース部分をかなり長く歌ったのも印象的だった。ロジャーが歌うコーラス部分を多くの観客が歌ってたのも感動的だった。あの「Somebody to Love」が生で聴ける最後になるとは思ってもみなかった。B面「White Man」(ホワイト・マン)QUEENの事を書くと、曲とは関係ない事も次々と思い出してきて書きたくなってしまう。フレディのいるQUEENを何度も生で観る事ができた事に感謝してる。生まれるのが10年ずれてたらきっとQUEENのライブを体感出来なかったと思う。自分はQUEENというよりもフレディの書く曲が好きだったし、フレディのピアノと歌が好きだった。この「White Man」はライブ映えする曲。Aメロ部分をフレディが崩しながら歌うのがカッコよかった。伝説のライブ「Earls Court」でのこの曲を聴いた事がない人は聴いてほしい。オフィシャルのライブ盤は出てませんが、このライブがイギリスでテレビ中継されたので音はきっちりとレコーディングされています。それがブートとして年々、音質も向上していって今なら綺麗な音で聴けます。映像ももちろんブートで出回っています。昔のようにブートだから高額って事はなく、今では安い価格でブートも買えるようになりました。「Earls Court」での「The Millionaire Waltz」はいつも以上に絶品です!このシングルの歌詞。かなりおかしい。いきなり頭から違うし・・・。この歌詞を見ながら歌ってみると違う箇所がよくわかります。1stプレスの物だけが歌詞が間違ってるのだろうか。2ndプレスがあったのかどうかわからないけど、正しい歌詞に直されてたら、これは貴重。
2023年02月26日
1971年7月25日発売の「赤い鳥」のシングル。フォークグループ「赤い鳥」は1969年結成、1974年に解散。最大のヒット曲は「翼をください」この曲は小学校の音楽教科書にも掲載されので知ってる人がかなり多い曲。もっと古いフォークバンドかと思ってた人も多いと思う。自分も1969年とは思ってなかった。谷村新司さんがアリス以前に組んでたバンド「ロック・キャンディーズ」は1967年結成。1968年9月に東芝レコードからレコードデビューでした。「ロック・キャンディーズ」よりも新しいバンドだと知った時は少し驚いた。もっと古いバンドだと思ってた。A面「忘れていた朝」作詞 山上路夫さん 作曲 村井邦彦さん 編曲 川口真さんこの曲は小学生低学年の時に天地真理さんのカバーで初めて聴いた曲。天地真理さんのデビューアルバム「水色の恋/涙から明日へ」に収録されていました。1971年12月に発売された天地真理さんのデビューアルバムは1972年度オリコン年間アルバムチャート1位になるほど物凄く売れた作品。他の歌謡歌手やフォーク歌手が強力なアルバムを乱発してた時期の1位は凄い事でした。天地真理さんはアイドルでもアルバムが売れる歌手として有名でした。アイドル歌手や歌謡曲の歌手はシングルが売れてもアルバムは売れないのが定説。天地真理さんのアルバムは丁寧に作り上げられた事と天地真理さんのボーカルの魅力でシングル曲よりもアルバム曲を多く聴きたいファンが多かったせいもあります。デビューアルバムから「赤い鳥」のこの渋いナンバーをカバーしてる事をみても他のアイドル歌手との違いがハッキリすると思う。天地真理さん自身がギター弾き語り、ピアノ弾き語りも得意としてたので日本のフォークや洋楽も問わず、渋いナンバーをライブでも取り上げる事が多かった。とにかく天地真理さんバージョンの「忘れていた朝」が小学生低学年の頃から頭の中にインプットされていました。オリジナルを初めて聴いたのは中学生になってからだったように思う。オリジナルを初めて聴いて、天地真理さんの凄さを改めて感じたのを思い出す。19歳の天地真理さんが歌った「忘れていた朝」最高です。もちろん「赤い鳥」のオリジナルはプロの安定した演奏と歌唱で素晴らしい。天地真理さんがライブでフォークナンバーをカバーした中で一番感動したのは、John Denverの「This Old Guitar」です。ギター1本の演奏で歌い上げました。みなみらんぼうさんの「ウイスキーの小瓶」のカバーや、猫の「地下鉄に乗って」のカバーもカッコ良かった!ピアノ弾き語りでグレープの「童話作家」をカバーした1976年ツアーバージョンも良かった。B面「言葉にならない言葉」作詞 山上路夫さん 作曲・編曲 村井邦彦さん曲としては「忘れていた朝」よりもこっちの方が好きです。70年代のフォークらしい可愛い歌詞に美しいメロディーが乗っています。シンプルな演奏ですが、ドラムもEギターもストリングスも凄く良い!
2023年02月25日
2001年3月17日発売の八代亜紀さんのシングル。21世紀最初のシングルがこの曲でした。 1曲目「これからがある」作詞 もず唱平さん 作曲 伊藤雪彦さん 編曲 伊戸のりおさん21世紀を意識してたのかどうかわかりませんが、スタンダードバラードのような大きなノリの楽曲。コンサートのラストに歌うと映えるような歌詞とメロディです。2001年頃は八代亜紀さんのライブにあまり行けてない頃なのでこの曲を生で聴いたことはないのですが、生のステージで聴けば感動すると思う。サビで3連に展開するのも、ありがちと言えばありがちですが、上手くアレンジされてて感動的です。サビまでの優しい八代さんの歌い方と、サビからの力強い歌声でドラマチックになってる。かなり久しぶりに聴いたけど、この曲やっぱり良い曲です。一つ前のシングル「あなたの背中に」が重めなド演歌で、大好きな曲でしたが、ガラッと世界が変わったこの曲を聴いてると八代さんの楽曲の幅の広さを感じられて楽しめます。2曲目「愛の影」作詞 水木れいじさん 作曲 伊藤雪彦さん 編曲 川口真さんニューアダルトミュージックな楽曲。キャッチーでシングル向きの曲です。メイン曲としてもいけそうないい曲。前のシングル「あなたの背中に」のカップリング曲の「ステーションホテル24時」がムード歌謡強めのニューアダルトミュージックでした。間奏のトランペットソロとアウトロの八代さんの長いスキャットが最高な曲。この頃のシングルもメイン曲、カップリング曲ともに良い曲の宝庫です。応募シール貼って送ったけど当たらなかった^^;210名だからどれか当たるかもと出したけど甘かった。サイン入り生写真が一番欲しかった。
2023年02月24日
桜田淳子さんの1979年5月25日発売の27枚目のシングル。この曲は宝塚歌劇団の演出家、振付家の「謝珠栄 先生」が振付けを担当しています。謝珠栄さんは(芸名は隼あみりさん)1975年8月に花組公演「ベルサイユのばら」で退団。衛兵隊のジェラール役でした。外部の演出、振付けを数多く担当して、1979年にアイドル歌手の振り付けを初めて担当。曲の一番最後の決めポーズA面「MISS KISS」作詞 阿久悠さん 作曲・編曲 佐藤準さん初めて聴いた時はAメロが「十七の夏」に似た曲だなと思ったのを覚えてる。展開多目の曲で歌謡曲よりも当時のニューミュージックっぽい作りの曲のように思う。桜田さんが凄い張り切った感じで元気に歌ってました。桜田淳子BOXのDVDにも歌ってる映像が収録されています。B面「女は自由」作詞 阿久悠さん 作曲・編曲 佐藤準さんインパクトあるキャッチーなタイトル。拳振り上げウーマンリブの運動のような怖いイメージを一瞬持つけど、柔らかくメロウな楽曲です。ゆったり南の国で軽いラテン曲を聴いてるような曲。アウトロだけちょっとHeavyになると拳が見えてきそう^^;Aメロ部分「M I S S」の部分「K I S S」アウトロのピアノを弾いてるアクション間奏部分でコンガを叩くパフォーマンスもする時もあったM I S S
2023年02月23日
1985年5月25日発売、山崎ハコさんの14枚目のアルバム「光る夢」がリマスターされ再発されました!13枚目のアルバム「てっせんの花」までのエレック時代、キャニオン時代のアルバムは全てリマスターされて再発済みでした。今回、ポリドール時代の3枚のアルバムが一気に2023年2月22日にリマスター再発されました!自分は3枚ともオリジナルCDを持っていましたが、この3枚は廃盤になっていて、オークションなどでも高額で出品されたりしていました。今回2750円で購入できるようになりました。またいつ廃盤になるかもわからないので、早めに買っておく方がいいと思う。3枚とも聴いた音の感想は音圧を無理やり上げた感じもなく、聴きたい楽器の音が前に出てるようで良い音にリマスターされてると思う。3枚ともお気に入りのアルバムなので嬉しい限りです。★このアルバムは、ほとんどの曲を歌と演奏、同時録音でレコーディングされています!全曲 作詞・作曲 山崎ハコさん1曲目「祭りの女」 編曲 青木望さん2曲目「He Who Me」 編曲 安田裕美さん 3曲目「一人静」 編曲 森一美さん4曲目「私の部屋」 編曲 森一美さん5曲目「いいことないけど」 編曲 篠原信彦さん6曲目「一人の旅」 編曲 篠原信彦さん・青木望さん7曲目「海のA」 編曲 篠原信彦さん8曲目「にらめっこ」 編曲 安田裕美さん9曲目「光る夢」 編曲 青木望さん1曲目「祭りの女」はさすが、青木望さん!って言いたくなる美しく感動的なアレンジです。旭孝さんの篠笛と坂宏行さんのオーボエの音色がこの曲により奥行きを感じさせて凄いインパクトで1曲目が始まります。賑やかな村祭りのお囃子の音の中でポツリと誰かを待ってる女性が浮かび上がってくる情景が勝手に次々と浮かんでくるようなハコさんの歌声が凄すぎる。2曲目「He Who Me」はフォークロックな激しい目のナンバーです。安田裕美さんのこだわりのアコギのストロークの音色も気持ち良い。リマスターされてアコギの音がさらに立っているようでめちゃくちゃ良い。この曲はこのアルバムのツアーの時にだけライブで聴いたように思う。肥後橋SABホールだった。3曲目「一人静」 「一人静」は花の名前です。美しく物悲しい楽曲です。ハコさんの歌い方が優しく悲しく、発売当時からたまらなく好きだった。4曲目「私の部屋」はリアルに経験した事が誰にもありそうな曲。20代の頃の青臭いけど一生懸命生きてた時の事とかその頃の匂いと共に甦ってくるような曲。素朴な感じのメロディーとハコさんの歌が心を温かくしてくれます。このアルバム、本当に名曲だらけなのに、あまり知られてないのが何か悔しい^^;5曲目「いいことないけど」はベースラインがカッコ良くて印象的なロックナンバー。ハコさんの十八番的なブギーロックです。篠原信彦さんの編曲です。篠原信彦さんと言えばアリスファンなら知らない人はいないと思う。ちんぺいさんが後ろを振り返り指差して「篠原〜」ってオルガンソロなどの前によく叫んでた。伝説的なコンサート武道館3days「栄光への脱出」にも、全国ツアーラストの武道館7日間➕横浜スタジアム「限りなき挑戦」にもKeyで参加していました。あの名曲「遠くで汽笛を聞きながら」や「帰らざる日々」「つむじ風」の編曲も篠原信彦さんです。6曲目「一人の旅」 LP(アナログ盤)ではこの曲がB面1曲目です。今回、リマスターされ久しぶりにこのアルバムを通して聞いたら、この曲が妙に刺さった。力強い優しさのある曲だとこれまでは思ってたけど、もっと繊細に心の変化を感じながら聴いた。歌詞もメロディーもアレンジも最高です。7曲目「海のA」この曲も発売当時から凄く好きな曲。ミディアムスローでブルージーでカッコいい音の一つ一つに鳥肌です。歌詞がグイグイ入ってくる。篠原信彦さんの編曲も本当に素晴らしい。8曲目「にらめっこ」初めて聴いた時は初期の浅川マキさんの世界が浮かんだのを思い出した。シンプルなフォークアレンジでハコさんの詞と声が浮き立って聞こえる。9曲目「光る夢」 もう文句なしの名曲。今回のリマスターの音も大満足です。かなり後にハコさんがこの曲の事を書いています。「辛い事、言えない事に悩んでいた自分が甦ってきます。 夢があったからやってこられた…」」「寒いのが似合いだね 目を覚まして生きてみろよ 色褪せた街の中を」誰でも10代か20代の頃に所謂、今で言う「厨二病」を患う時がある。患わなかった人は絶えず幸せに生きて来られたのかも知れない。そんな時にこの曲の歌詞が助けてくれたし追い込んでもくれた。それでもしんどい時は1980年発売「歩いて」1曲目の「夢」を聴けば、マイナスから0の地点に戻してくれるようで助けられた。いろんなアーティストの歌詞やメロディーが潜り込んでしまった時に地面の上に引き上げてくれたような気がしている。激しい感情の高低差を人に見せないように生きてた20代の頃が懐かしい。下が1985年オリジナル盤。帯のロゴもほぼ忠実に再現。オリジナルはシール帯でしたが。「光る夢」のツアーパンフの中に挟んであったチラシ。これはLP盤のジャケット。帯の色はLPに統一してほしいって当時思ってた。
2023年02月22日
2004年に山本リンダさんがパチンコ台になりました。既存の音源を使ったわけじゃなく、このパチンコ用にボーカルを録り直し、そして大胆なリミックスと完全に演奏を録り直したものもあり楽曲を聴きたいだけでパチンコ屋に行ったのを思い出す。2004年はもうパチンコは完全卒業してたし、煙草も完全にやめてたので、パチンコ屋の中は苦痛でしかなかったのですが、5000円だけ打ちに行った。たしか結構、確変が続いてかなり勝てたような記憶があります。また、ハマってしまいそうだったけどそれきり一度もパチンコ屋に入ってない。1曲目「どうにもとまらない (パチンコ・オリジナルバージョン)」2曲目「狙いうち (パチンコ・オリジナルバージョン)」3曲目「演出 ~ 1 (じんじんさせてリーチ)」4曲目「演出 ~ 2 (狂わせたいのリーチ)」5曲目「演出 ~ 3 (狙いうちリーチ)」6曲目「演出 ~ 4 (どうにもとまらないリーチ)」7曲目「演出 ~ 5 (リンダリンダ全回転リーチ)」8曲目「じんじんさせて (パチンコ・オリジナルバージョン)」9曲目「狂わせたいの (パチンコ・オリジナルバージョン)」この4曲は、1990年代にも何度か新たに録り直してますが、オリジナルに近い形で斬新に録り直してるのはこのパチンコバージョンが一番おもしろいし貴重。リーチ!の掛け声も、激アツリーチが外れた時の「あちゃ〜」「ガックしぃ」とかいろいろのリアクションの声も、本人が全て新たに録音したものが流れた。パチンコメーカー「Sammy」の台ってあまりそれまでも打たなかった。「CRガメラ」「CRハクション大魔王」ぐらいしか多分打ってないように思う。1曲目「どうにもとまらない (パチンコ・オリジナルバージョン)」オケはオリジナルを使ってて、その上に音を重ねてリミックスしてる感じ。ボーカルは完全に新たにレコーディング。少しおとなしめに歌ってるのはリーチの演出に合わせたのかも。2曲目「狙いうち (パチンコ・オリジナルバージョン)」このオケは全替えで全て打ち込み仕様だと思う。リンダさんのボーカルは、オリジナルの歌い方とはかなり変えてします。この曲もあまり激しすぎないように歌っています。3曲目「演出 ~ 1 (じんじんさせてリーチ)」たしかこのリーチかなり熱かったように記憶してる。リーチ用に歌も何パターンか録っています。4曲目「演出 ~ 2 (狂わせたいのリーチ)」リーチ中の歌ではこの曲がダントツ激しく歌っています。舌の巻き方が尋常ではない^^;「ゆらゆらゆれるのよ」の全てのら、れ、る、が凄い舌巻いています^^;5曲目「演出 ~ 3 (狙いうちリーチ)」外れた時の「マジで〜?だらしないわね〜」がインパクト凄い。6曲目「演出 ~ 4 (どうにもとまらないリーチ)」このリーチ、セカンドチャンス、サードチャンスと展開していき、ファイナルチャンスまである。ファイナルまで行っても外れる^^;絶対、鉄板だと思うような派手な演出。7曲目「演出 ~ 5 (リンダリンダ全回転リーチ)」この曲は山本リンダさんの曲じゃなくリンダつながり。このリーチは全回転で鉄板だったと思う。8曲目「じんじんさせて (パチンコ・オリジナルバージョン)」この曲もオケをパチンコを打ってても耳につくような音にして録り直されてる。リンダさんの歌唱はオリジナルよりもかなりカッコいい。このパチンコ台のサントラ盤でしか聴けないのは勿体ない。オケの演奏はかなり軽いけど。9曲目「狂わせたいの (パチンコ・オリジナルバージョン)」これは強烈です!まったく抑える事なくやりたいように激しく自由に歌っています。「らりるれろ」はほとんど凄い舌を巻いています。このめちゃくちゃカッコいい歌唱をこのサントラ盤だけで埋もれてしまうのは勿体なさすぎる。大一商会「CRピンクレディー」はかなり打ったしゲームソフトまで買ってる。大一商会の台は「CR天才バカボン」の大ヒットから打つようになったと思う。それまでの大一の台は「バトルヒーロー」くらいしか打ってなかった。「CR天才バカボン」とほぼ同じ内容で曲とキャラクターを変えたのが「CRピンクレディー」です。この二つの台は確変に入ると凄く出た。自分が打ってた頃はドル箱6000円ぐらいだったと思う。3.5円とか3円とかだったと思う。2004年で煙草やめてからはパチンコ屋にも行かなくなったのでどんな台が継続機で出てきたのかは気になってた。一番好きだったメーカーは三洋物産。「CR大工の源さん」「冒険島」「ギンギラパラダイス」「海物語」など好きな台が多かった。中でも「冒険島」と「大工の源さん」はどハマりして打ちに行ってた。同時期に竹屋から出た「CRモンスターハウス」も大ヒットしてた。それもよく打ちに行った。・・・・・でも2004年に煙草やめたおかげでパチンコもきっぱりやめられて良かった^^;毎日3箱は最低でも吸ってたから、あのまま行ってたら確実に病気になってたと思う。
2023年02月21日
2000年代、初のシングル。2001年9月5日発売の少し懐かしいジローちゃんを感じられるフォーキーな曲です。 1曲目「人生半分」作詞 たきのえいじさん 作曲 杉本眞人さん 編曲 塩入俊哉さん編曲に塩入俊哉さんを起用したので、ニューアダルトミュージックっぽくならずにフォークとも少し違うけど演歌寄りなアレンジにはなっていません。「ふぞろいの人生」「夕暮れの女」「もっともっと」と続いたシングル曲が演歌寄りの楽曲だった。ジローちゃんの演歌っぽい歌い回しも自分は好きなのでよく聴いていましたが、昔からの多くのジローちゃんのファンは、「流れる雲をつれてゆく」「エンドマーク(2′46″)」「やわらかい心」「題名のない愛の唄」「積木」「マイ・ハート」「旅立つ女」のような楽曲をやはり望んでる人が多いように思う。ライブではそのあたりの曲は必ずやってくれるので生では聴けましたが。この曲はアコギ、ピアノ、ベース、コンガとかなりシンプルな編成での演奏です。サビからマンドリンが入ってくると坂庭省吾さんを思い出してしまう。自切さんが書くような歌詞とはかなり違うけど、こんなストレートな歌も凄くジローちゃんに合う。2曲目「島」作詞 杉田二郎さん、国広正夫さん 作曲 杉田二郎さん 編曲 塩入俊哉さんのんびりとした島の風景が浮かんできそうなゆったりした曲。急激な気候変動などで世界中の海や森林が色や形を変えていくのは人間にはもう絶対止められない。物凄く美しい風景なんかを観た時に永遠にこの美しさは続くわけないと思いながら最近観てしまう。永遠に続く方が不自然だと20代30代の頃は絶対に感じなかった事を今は強く感じる。
2023年02月21日
1977年8月5日発売の八代亜紀さんのシングル。ヒット曲連発してた時期に発売された曲でした。その頃、「もう一度逢いたい」「おんな港町」「恋歌」とヒット曲が続いてる中、なぜかこの曲だけあまりヒットしなかった。この曲の次のシングル「愛の終着駅」は再び大ヒット。楽曲もジャケットも良いのに売れなかったのはちょっと不思議。B面の方がさらに名曲。A面「愛されてみたい」作詞 小野朱美さん 作曲 遠藤実さん 編曲 斎藤恒夫さんアコギのスリーフィンガーから始まるイントロはフォークのようですが、歌前からオーソドックスな流行歌の雰囲気になっていきます。この曲はきっと詞先なんだと思う…言葉の切れ目にメロディーを合わせるのが難しそう。変拍子のようになってる部分も多いのでキャッチーさに欠けてヒットしなかったのかも。その変拍子みたいになってるのがおもしろくて良いと思うんだけど。カラオケで歌うのもきっと歌い辛そうなのも売れなかった理由のひとつかも。自分は結構、この時代の八代さんのシングルの中では好きな方です。この時期の最大の名曲は「哀歌 エレジー」だと思ってる。この前の50周年のコンサートでも「哀歌」は本編ラストに歌われました。B面「夜の顔」作詞 荒川利夫さん 作曲 遠藤実さん 編曲 斎藤恒夫さんこの「夜の顔」をA面にしてたら確実に大ヒットしてたと思う。歌詞もキャッチーでメロディーも展開も凄く良い。「♪夜は指輪をはめかえて 女は悲しい 嘘をつく 生きる涙は 誰のため 誰のため」八代亜紀さんのスモーキーな悲しい歌声にばっちりハマってB面にしておくには本当に勿体無い曲のひとつです。八代さんのシングルはB面にも名曲が多い。
2023年02月19日
フランスのシンガーソングライター「ミッシェル・ポルナレフ」の1975年発売のシングル。1975年本格的にアメリカ進出する時に作ったアルバム「Fame A La Mode」からのシングルカットです。この曲をシングルカットしたのは日本のみだったように記憶してる。アメリカではこのシングルのB面曲「Come On Lady Blue(僕のレディ・ブルー)」とアルバム1曲目「Fame A La Mode」をシングルカットしました。A面「Holding On To Smoke」(邦題「青春の傷あと」)作詞 Jacob Brackman 作曲 Michel Polnareffアルバム「Fame A La Mode」は5年ほど前にリマスター盤が発売されて、その時を機に再びよく聴くようになったアルバム。アメリカレコーディングで参加ミュージシャンも錚々たるメンバーが揃っています。ギターは、Lee Ritenour、Andrew Gold、Steve Cropper、他ベースは、Leland Sklar、Reinie Press、他ドラムはDavid Kemper、Nigel Olsson、Russ Kunkel、他ピアノ、キーボード全般、トランペットはMichel Polnareff本人が全て担当。アルバムの中で2番目に好きな曲で何度聴いても飽きない美しいバラードです。ダントツに1番は「Wandering Man」が好き。ミッシェルポルナレフの書くメロディーは、美しい物でも激しい物でも哀しい物でも心に直接届くようなメロディー。そこにはもう歌詞なんてどうでも良いように思えてしまうほどメロディーが何よりも秀逸な音楽です。そしてミッシェル・ポルナレフの歌声には何歳になっても心地良く惹きつけられる。小学生の頃に初めて聴いてから、そのメロディーと歌声にずっと癒されてる。フランス語で歌詞カード読めなくてもどうでもいい(この曲は英語ですが)歌詞よりもメロディーとリズムが一番大切なんだと実感してしまう。B面「Come On Lady Blue」(邦題「僕のレディ・ブルー」)作詞 Toni Stern 作曲 Michel PolnareffQUEENにビートルズの要素を少し加えたような印象のポッププログレ。アメリカでシングルカットされてヒットしたのかどうかは分からないけど、シングル向きなキャッチーな曲。アルバム自体、アメリカでは成功しなかったのかも知れないけど、その他の国ではヒットしたようです。リマスター盤はもちろんですが、当時のオリジナルのLPで聴いても音の良さには驚くと思う。各楽器の音が、最大限に活かされるように録音されてるように感じる。
2023年02月19日
2003年4月2日発売の八代亜紀さんのシングル。八代亜紀さんと言えば、元々はジャズシンガーで演歌のみに拘ってきたシンガーではなかった。ド演歌を歌う八代さんもカッコいいし、JAZZやブルース、ロックを歌う八代さんも演歌同様にめちゃくちゃカッコいい。この曲は完全打ち込みのみの演奏で歌う八代さんを楽しめます。2曲目も斬新な企画です。八代亜紀さん・神野美伽さん・多岐川舞子さん・林あさ美さんの4人で歌っています。 1曲目「裸足のシンデレラ」作詞 悠木圭子さん 作曲 鈴木淳さん 編曲 竜崎孝路さん英語とアラビア語のコーラスから始まる斬新な曲です。歌メロは歌謡曲なので、普通に演歌ファンでも楽しめるようになっています。竜崎孝路さんのアレンジの幅の広さにも驚かされる。ライブでは聴いた事がないので、いつかライブでも歌ってほしい。歌詞カードは英語とアラビア語。「♪アブラカダブラ」のアラビア語なのですが^^;2曲目「春夏秋冬 ふられ節(八代亜紀・神野美伽・多岐川舞子・林あさ美)」作詞 荒木とよひささん 作曲 鈴木淳さん 編曲 伊戸のりおさん1番のリードボーカルは林あさ美さん2番のリードボーカルは多岐川舞子さん3番のリードボーカルは神野美伽さん4番のリードボーカルは八代亜紀さん各ボーカルの個性の違いを楽しめます。さすが、最後のパートを歌う八代さんの声の存在感は強烈にカッコいい!この曲は2003年新歌舞伎座、八代亜紀座長公演「女の春夏秋冬 ふられ節」のために作られた曲です。その公演には4人が出演していました。演歌・歌謡曲に捉われない自由なジャンルを歌う曲(シングル)としてはこんな曲があります。ロック、フォーク、ブルース、ジャズなどを少し歌謡曲寄りにアレンジしたものが多い。「MU-JO」「泡沫〜UTAKATA〜」「ミスター サムシング ブルー」「花水仙」「デスティニーラブ ~運命の人~」「花(ブーケ)束」「この広い宇宙(そら)のかなたで」「骨までしびれるブルースを」「愛を信じたい」「一枚のLP盤」
2023年02月17日
久しぶりに宝塚大劇場で月組公演の「応天の門/Deep Sea」を観劇。終演後、昔、お世話になった宝塚の飲み屋のママと待ち合わせして居酒屋へ。いつもおごってもらったりばかりで悪いので今日は友人と二人で接待^^ふぐのヒレ酒を結構飲んでいい時間になったので前から行きたかった日本酒バーへ。二軒目でも日本酒に合うつまみ食べながら話が盛り上がった。いつも以上に飲んだので久々に結構、酔った^^;「応天の門」-若き日の菅原道真の事-平安時代の日本物は久しぶりなので楽しみにしてた。菅原道真役の月城かなとさんは色気もあって似合っていました。物語が完結する事もなく終わったようで「To Be Continued」って感じでした。何となく「虹のナターシャ」を思い出すような急にカットアウトで物語が終わったような感じ。装置や照明はなかなか良かった。風間柚乃さんが演じた藤原基経は悪役として描かれていて、これもおもしろかった。風間柚乃さんの芝居力と惹きつけるオーラはさらに強くなってた。「Deep Sea -海神たちのカルナバル-」深海に沈んでいく映像からショーがスタート。この前の松任谷由実さんのツアー「深海の街 The city in the deep sea 」のオープニングを思い出した。このツアーは全国63公演のロングランツアーで全て即ソールドアウト。潜水服を着たユーミンが仰向けでゆっくりと深海へと沈んでいく映像からスタート。重いトーンでのナレーションも何となく似てた。背後の超特大スクリーンには月や地球が映し出されてた。ユーミンのショーも激しいラテンのナンバー「REBORN ~ 太陽よ止まって」もあって、稲葉先生はユーミンのツアー観たのだろうか?って観ながら思ってた。今回の月組のショーは始終ギラギラで派手な場面が印象に残ってる。主題歌は宝塚のショーらしい覚えてしまう系のキャッチーな曲でした。風間柚乃さんの写真集をやっと購入。いつも買い忘れてた。写真によっては2番手時代の涼風真世さんを彷彿させるような感じのものが何枚もあった。「銀の狼」や「珈琲カルナバル」を風間柚乃さん主演で観てみたいかも。
2023年02月17日
アメリカのソウル/ R&Bグループ「ポインター・シスターズ」の大ヒットシングル。この曲もは日本でもかなり売れてた印象。ディスコでもよくかかってたように思うけど、このシングルのB面の「オートマチック」の方がディスコでよく聴いたイメージがある。「オートマチック」もアメリカでシングルカットされ大ヒットしてた曲。A面「Jump (For My Love)」(邦題「ジャンプ」)タイトルに (For My Love)と付け足したのは、当時大ヒットしてたヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」と混同を避けるためにそうなったらしい。アメリカでのシングルバージョンは日本のシングルとはバージョンが違ってて23秒短いバージョン。日本盤のシングルはアルバムと同じバージョンで収録(4分22秒)6分25秒のロングバージョンもありますが、これは自分はあまり好きじゃないMIXでした。12インチシングルを買えば聴けるバージョンです。5つのMIXがあって、やはり一番すっきり楽しめるのは通常のアルバムバージョンです。June Pointerが一人で歌い始める2回し目から二人のハモりが加わるよくあるパターンなんだけど毎回、ゾクゾクしてしまう。当時からメタル好きだったのですが、ヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」よりもポインター・シスターズの「ジャンプ」の方が好きだった。展開のメロウになるパートが特に最高でカッコ良すぎる!<この曲の演奏メンバー>June Pointer – Lead vocals, backing vocalsRuth Pointer – Backing vocalsAnita Pointer – Backing vocalsStephen Mitchell – Synthesizers, Drum machine programming, Additional synthesizersHowie Rice – Minimoog, Additional synthesizers, Electronic drumsReek Havoc – Electronic drums programmingLouis Johnson - BassPaulinho da Costa – PercussionB面「Automatic」(邦題「オートマチック」)この曲もこの日本盤シングルではアルバムバージョンで収録されています。(4分47秒)アメリカ盤のシングルは「Automatic (Single Version)」として4分3秒に編集されています。アルバム「Break Out 」から第二弾シングルカット。(「Jump (For My Love)」は第三弾シングルカット)第一弾先行シングルは「I Need You」でした。この曲、めちゃくちゃ好きな曲なのですが、先行シングルなのにあまりヒットしなかった。「Automatic」は少し重いアレンジでずっしりしたノリが気持ちいい。少し重い中に軽いクリーントーンギターのカッティングが凄くいい。低音で歌うRuth Pointerがめちゃくちゃカッコいい。Ruth Pointerのリードボーカル曲は好きな曲が多い。<この曲の演奏メンバー>Ruth Pointer – Lead vocalsAnita Pointer – Backing vocalsJune Pointer – Backing vocalsStephen Mitchell – SynthesizersHowie Rice – SynthesizersJohn Van Tongeren – Synthesizers, MinimoogBrock Walsh – Synthesizers, Drum machine programmingDennis Herring – GuitarMark Goldenberg – Guitar (bridge)Eddie Watkins Jr. – Bass
2023年02月16日
1968年4月発売のフランク永井さんの大ヒットシングル。たまに安定したフランク永井さんのボーカルが聴きたくなる。聴き始めると、あの曲もこの曲もと何曲もいつも聞き入ってしまう。A面「加茂川ブルース」作詞 東次郎さん 作曲・編曲 吉田正さんイントロの所謂、むせびなくテナーのソロが強烈なインパクトです。イントロが終わればブルースと言うよりお座敷お手拍子ものになります。加茂川沿いを四条から三条の有名な場所を歌い継いでいく歌詞です。先斗町を歩いてるとこの曲の歌詞をよく思い出す。夜の京都の小粋な風情を楽しめる歌詞と、上品で安定してるフランク永井さんの歌唱が最高です。大阪や京都を歌って関西弁の歌詞で歌うフランク永井さんがより優しく柔らかく感じ、「大阪ろまん」「知ってはる」「こいさんのラブ・コール」「大阪ぐらし」「堂島」などが印象に一番残ってる。B面「面影のひと」作詞 東次郎さん 作曲・編曲 吉田正さんこの曲は上質な歌謡流行歌です。アレンジはラテン色強めのムード歌謡で途中からタンゴになるのもいい感じ。タンゴ以外の部分はリムショットとコンガの絶妙な演奏に引き込まれる。それにしてもいつ聞いても聴き惚れる丸く優しい声です。
2023年02月15日
1974年2月25日発売の桜田淳子さん5枚目のシングル。前作の「花物語」が23万枚を超えるヒットで、続くこの曲も花をテーマにして楽曲。「花物語」の一つ前の「わたしの青い鳥」がもっとヒットしてるのだと思ったら意外と15万枚の売り上げでした。両曲とも話題になる要素が大きく、阿久悠さんのキャッチーな歌詞がさすがです。小学校でも「♪クッククック〜」と「♪この花はわたしです」とモノマネしてる人が多かった印象。この「三色すみれ」は前の2曲ほどのインパクトはないのですが、それでも「わたしの青い鳥」の売り上げを超える18万枚以上の売り上げでした。「花物語」に続いてオリコンベスト10入りした2曲目の楽曲。A面「三色すみれ」作詞 阿久悠さん 作曲 中村泰士さん 編曲 馬飼野康二さんデビュー曲「天使も夢みる」から続いた「阿久悠・中村泰士」コンビ作品は一旦この曲で終了。7枚目シングル「花占い」で1作だけコンビ復活しますが、それが最後のコンビ作品シングルになった。オカリナの音色とフレーズが印象的でイントロから寂しげで惹かれる。サビのストリングスのアレンジが凄く好きだった。馬飼野康二さんのストリングスアレンジは凄く良いのが多い。桜田さんのボーカルは「花物語」からユニゾンのWトラックでMIXされています。ユニゾンWトラックと言えばOzzy Osbourneを最初に思い出す。同じように2回歌って重ねるMixです。微妙なピッチなど意外と難しいボーカル録りです。この曲のサビの1フレーズ目のみシングルトラックなのも効果的。子供の頃からボーカルを重ねてMixしてるのが好きだった。天地真理さんはシングル曲ではWトラックはデビューから1曲もなかったように思う。楽曲の演出というか効果的にするために「風にねがいごと」などのフォーク色強めの楽曲の時はWトラックでMixされてる曲もありました。(「風にねがいごと」はアルバム「空いっぱいの幸せ」B面1曲目)「渚の誓い」では最後のフレーズのみユニゾンからハモりになるWトラックはありました。(「渚の誓い」はアルバム「恋する夏の日」のB面ラストの超名曲)桜田さんは「花物語」「三色すみれ」「黄色いリボン」と3曲連続でWトラックでMixされています。B面「あなたのひとりごと」作詞 阿久悠さん 作曲 中村泰士さん 編曲 あかのたちおさんこの曲はA面にするには弱いのですが、この作家陣で作られてるので安心して聴ける曲。アルバム「三色すみれ」にはA面ラストに収録されています。昔は印象に残らない曲でしたがアルバムがCD化されてから再び聴くようになって良さを再認識した曲。
2023年02月13日
アメリカのファンクバンド「Earth, Wind & Fire」の1978年4月発売のシングル。超大ヒットアルバム「All 'N All」からのシングルカットですが、3枚目のシングルカットで楽曲自体はアルバムに収録されてるので有名ですが、シングル盤としてのヒットはしていません。リードトラックで第一弾シングルカットがアルバム1曲目「Serpentine Fire」(太陽の戦士)で大ヒットシングルになった。第二弾シングル「Fantasy」(宇宙のファンタジー)が前作を上回る大ヒット。1977年11月にアルバムが発売されて5ヶ月後にこのシングルがカットされました。さすがにアルバムもみんな購入してるし、バージョンが違うわけでもないのでそれほどヒットしなかった。A面「Jupiter」(邦題「銀河の覇者」)楽曲のカッコ良さでは、自分は前の2枚のシングル曲よりも今はこの曲に惹かれる。ブラスアレンジが鳥肌もんのカッコ良さ!歌のカッコ良さは当然ですが、歌い回しやハーモニーが最高に好き。アルバム「All 'N All」の中では美しい「I'll Write A Song For You」(聖なる愛の歌)が一番好きな曲なのですが、派手なノリとキャッチーさでは「Jupiter」が一番かも。B面「Love's Holiday」海外盤のシングルB面曲は「Runnin'」でしたが、日本独自の構成でB面はこの曲に。ミディアムスローの軽いナンバーで心地よい気怠さを楽しめる曲。夕暮れ時の夏の海で聴いてるようで楽しい疲れの中で缶ビール飲んでるような^^アース・ウインド & ファイアーは日本でも大人気で10回以上の来日公演を果たしていますが、一度も行かなかった事が悔やまれる。もし次、来日する時は生で聴いておきたいと思う。
2023年02月12日
さっき観たら1300万アクセス超えてた。フランスのシンガーソングライター「Michel Polnareff」の1973年発売シングル。何度もMichel Polnareffの事は書いたように思うけど、まだまだ名曲は山のようにあります。このシングルの2曲は1972年フランスオリジナル発売「Polnarevolution」からのシングルカット。日本では変則的な発売が多く、「シェリーに口づけ」の特大ヒットから日本独自の編集でアルバムを発売していった。A面「Gloria」(邦題「忘れじのグローリア」) Written-By – P. De Senneville, P. Delanoéこの曲は昔からヘッドフォンで音を大きくして聴くと、現実から一気に違う世界にトリップ出来るような感覚になれる。強烈なアレンジと麻薬系のメロディ。そしてポルナレフの最高の歌声。完全なプログレッシブロックです。全てが前衛的に感じられる。ミッシェル・ポルナレフも小学生の頃から聴いてた。家にLPがあったのもあるけど、何より天地真理さんがミッシェル・ポルナレフが大好きでライブでもカバーしてたりしたので、自ら聴くようになった。小学3年の時から天地真理さんのおかげで多くの洋楽のアーティストを知る事ができた。天地真理さんはアルバムでもライブでも洋楽のカバーは多かった。聴いたことがない人はこの曲、聴いてほしい。イントロの速弾きのバロック風のギターソロ。この速弾きソロは歌のバックでも弾き続けられる。ステレオの振り分け方もサイケデリックロックで音に包まれて溺れそうになる。メロディーも美しく、ポルナレフの感情の溢れ出すような歌唱がよりドラマチックにしてます。誰でも知ってる「Tout, Tout Pour Ma Cherie(シェリーに口づけ)ももちろん凄い曲ですが、ちょっと複雑なプログレっぽい曲やバラードにも名曲が多い。B面「Je cherche un job」(邦題「ジョブ」) Written-By – J.L. Dabadie, M. Polnareff軽快なロックンロールナンバー。少しエルヴィスっぽい歌い方をしてたりしてます。ライブでもセットリストによく入ってた曲です。フランスオリジナルのアルバムをCDじゃなくアナログ盤LPで再発してほしいってずっと思ってる。日本編集のアルバムも悪くないけど、やはりオリジナルをアナログ盤で聴きたい。日本編集アルバムの広告
2023年02月11日
久しぶりに名古屋まで宝塚歌劇を観に行ってきた。小学生の頃から凄く好きな映画「俺たちに明日はない BONNIE & CLYDE」の舞台化という事と、クライドを彩風咲奈さんが演じると言う事で名古屋まで行く事にした。映画「俺たちに明日はない」は1967年の作品ですが、何度も何度も2番館、3番館での2本立て上映やリバイバル上映でロードショーも何度かされた。自分は元町商店街の中にあった「元映」で小学5年生の時に初めて観た。その時の事は鮮明に覚えてる。「ソイレント・グリーン」と「栄光のルマン」との3本立てだったと思う。中でも「俺たちに明日はない」強烈に印象に残って、ビッグ映劇や阪急文化、新劇ゴールドなどの3番館で掛かるたびに観に行ってた。あの頃はその映画の年代もジャンルも結構バラバラで組み合わされていて、それがいろいろ楽しめておもしろかった。「俺たちに明日はない」と言えば「フォギー・マウンテン・ブレイクダウン」をなしに語れない。コメディ要素もある映画なのでこの曲が流れるとワクワクした。今回の宝塚歌劇でも少しは使われるかと期待したけど演奏はされなかった。(昨日の公演は生バンドで演奏されていました。テープ演奏になってるとか聞いたけど生で良かった)よく考えたら「フォギー・マウンテン・ブレイクダウン」を演奏できる人はいないだろうな。超絶なテクニックのいる曲だし、よほどなミュージシャンじゃないと演奏は無理。「フォギー・マウンテン・ブレイクダウン」といえば日本ではナターシャーセブンの演奏が強烈に素晴らしかった。城田じゅんじさんと坂庭しょうごさんの超絶テクニックにいつもライブで聞き惚れてた。難しすぎて演奏するのは無理だと思うので「フォギー・マウンテン・ブレイクダウン」だけでもテープで流せばいいのにって思った。高石ともやとナターシャーセブンのアルバム「107 SONG BOOK Vol.03 陽のあたる道。」に収録されてるスタジオレコーディングでは教則本のレコードなので美しく完全体で演奏しています。バンジョーとマンドリン、スライドギターの超絶テクニックが聴けます。1980年〜1981年頃もライブのセットリストによく入っていましたが、スタジオ版のお手本演奏におもしろみをいろいろ加えてアレンジしていました。わざとゆっくり弾いてみたりして観客を笑わせながら盛り上げるライブバージョンも最高です。公演観終わって、居酒屋で23時まで飲んで2軒目にBARで飲みながら話してて夜中の3時すぎ。劇場の前を通ったので看板の写真撮った。真夜中なので誰一人いない所で撮れた^^今回の雪組公演、キャストは本当に凄く良かった!彩風咲奈さんのクライドは予想以上にカッコ良かったし狂気の一歩寸前でウォーレン・ベイティの表情とかがダブって感じられた。今回、娘役トップになった夢白あやさんも素晴らしかった。久しぶりに良いトップ娘役が登場したように感じた。フェイ・ダナウェイが演じたボニー役もカッコよく妖艶さもあって、他の作品でもっと観たいと思えた。ジーン・ハックマンの演じたバック役の和希そらさんもイメージより若い役創りだったけど凄く芝居がうまくて感動した。でも作品としては良いとは全然思えなかった。キャストが凄く良いのにもったいない。まず、曲がどれもまったく良く思えなくて、曲なしでセリフの場面にしてほしいと何場面も思った。このメンバーでストレートプレイにして観たかった。ナンバーだけでも宝塚の座付作曲家が作り直した方が確実に良い曲がいっぱい書けると思う。同じような曲ばかりで、ココナッツ・グローブのショーが始まるのかと思うような曲とか…。舞台装置も良くなかったし脚本もずっとのっぺりとした感じ。ドラマチックな感じはまったくなかった。名作映画を舞台化するのはやめたほうが良いと思う。映画に忠実にしたほうが失敗はないように思う。(中には「ドクトル・ジバゴ」のような大成功例もあるのですが…)原作があっても映画が偉大すぎるとイメージが出来上がってしまってる。「シャイニング」って映画でもキューブリックが製作したものが大ヒットして、その内容が原作者のスティーヴン・キングが気に入らないと自分で映像作品に作り直したらブーイングの嵐でまったく相手にされず評価もされなかった。先行して映画が大ヒットしてしまうとあとで何をしてもそれ以上の作品に仕上がるのは難しい。でも、今回新しい娘役トップの夢白あやさんが個性があって凄く良い事に気付けたのが良かった。ボニー役を「凍てついた明日」の再演でもっとちゃんと観たい。この海外ミュージカルの「BONNIE & CLYDE」よりも「凍てついた明日」の方が100倍良い!「凍てついた明日」を観たときは映画といろいろ設定も違ってた部分もあったのに今回のように、この映画ファンとしてイヤな感じがいっさいなかった。曲も今回の海外ミュージカルの曲よりもずっと良かったし「凍てついた明日」のままやれば良かったのに。彩風咲奈さん、夢白あやさん、和希そらさん他、今回のビジュアルのまま「凍てついた明日」を再演すれば完璧な作品になりそう。中途半端な海外ミュージカルに無駄に高い版権を払うより宝塚オリジナルの方がずっと作品的にも楽曲的にも優れてるのに勿体ない。これからの雪組、さらに面白くなりそうで楽しみです!若手も凄くいい芝居してる人も多かったしキャストは全員、本当に良かったと思う。次の作品は謝珠栄先生の作品!これはきっとハズレなしでしょ。
2023年02月10日
スリー・ディグリーズのヴァレリー・ホリデイが2021年4月に発売したソロアルバム。この前にスリー・ディグリーズの来日公演の時に物販で売ってるのを見つけて購入!物販に置いてあったCDはこのソロアルバム以外は全て持ってるものでした。AmazonでもMP3ダウンロードでしか購入出来なくなってたのでラッキーだった。盤がないとイヤなのでダウンロードはしてなかった。歌の上手さは2/6のビルボードライブ大阪でも強烈に感動したのでその余韻が続く中、このアルバムを聴くとさらに本物の歌の上手さに引き込まれてた。ミュージカルとかよく観るけど、こんなに感動する歌はほとんど体験できない。現在、スリー・ディグリーズのメンバーの中で一番長く在籍しています。音楽歴史上、一番長く活動している女性グループとしてギネス世界記録にも認定されています。その偉大なスリー・ディグリーズを1967年から2023年現在まで支えてる Valerie Holiday。このアルバムが発売当初にアメリカのネットニュースでも取り上げられてたので買うつもりだったのが世の中が普通じゃない状態になってきて買うのを忘れてしまってたアルバム。やっと手に入れたCDです。本人念願のジャズアルバムのリリースだったらしく、凄く丁寧に作り上げられてるアルバムです。見開き紙ジャケ仕様1曲目「All I Do」2曲目「Just The Way U R」3曲目「Here's To Life」4曲目「One Good Reason」5曲目「How Do You Keep The Music Playing」6曲目「Under My Skin」7曲目「What are You Doing the Rest of Your Life?」2月6日ブルボードライブ大阪でスリー・ディグリーズのショウを楽しんでから、友人とビルボードじゃ飲み足らなくて素晴らしいショウの話をしながらじっくり飲んだ。帰宅して早速、このCDをずっと流してた。1曲目「All I Do」は「All I Do Is Dream Of You」の事で、なぜかタイトルが略されてる。ジャズのスタンダードナンバーで男女問わず多くのシンガーが歌ってる。それまではしっとりとアレンジされたDoris Dayのバージョンがお気に入りでした。Valerie Holidayのこのアルバムでは軽快なキャッチーなアレンジになってて、昨日初めて聴いた瞬間からこのバージョンに惹かれてる。2曲目「Just The Way U R」も「Just The Way You Are」の事です。1977年のビリージョエルのカバー。しっとりジャズアレンジになっててカッコいい!Bruno Marsの方ではありません^^3曲目「Here's To Life」も超名曲のカバー。シャーリー・ホーンのオリジナルに近くアレンジされています。ヴァレリー・ホリデイがこんな風に歌い込むとまた全然違う感動に浸れます。もっとヴァレリー・ホリデイに多くのジャズスタンダードなどをカバーしてほしいって思う。4曲目「One Good Reason」はPhyllis Hymanのヒット曲のカバー。R&BのバラードをよりしっとりとJAZZに仕上げたアレンジ。オリジナルもすごく好きですが、このアレンジと歌唱は秀逸です!めちゃくちゃカッコいい!5曲目「How Do You Keep The Music Playing」も多くのシンガーが歌ってる曲。歌い出しが中サビからなので、自分が知ってる曲とは別なのかと一瞬思う。この始まり方、最高にイイ!6曲目「Under My Skin」もジャズのスタンダードのようになってる曲。その曲を軽いサンバにアレンジして、心地よいラテン曲に仕上げています。歌唱も軽快で気持ち良い。7曲目「What are You Doing the Rest of Your Life?」も歌い出しが違ってて、自分が知ってたBarbra Streisandのバージョンとはまったく印象が違って楽しめた。そして何より、このレコーディングの音が凄く良くて、自分が落ち着けるMIX なので延々リピートして流し続けてても仕事の作業も心地よく出来る。今日はずっとこのアルバムとPointer Sistersのベストばかり聴いてた。Pointer Sistersも一昨日のスリー・ディグリーズのライブでカバーしてたのを聴いてから急にまた聴き始めた。70年代〜80年代前半のソウルとか良い曲が多すぎて聴き始めると止まらない。ブックレットには懐かしい写真なども掲載されています
2023年02月09日
日本のロックバンド「BLUE ENCOUNT」の最新ミニアルバム。2022年に発表した曲で構成されてるミニアルバム。持ってる曲もあったけど、とりあえず買ってみた。限定版って書いてる方を適当にポチッとした。その事も忘れてたので今日、Amazonから大きめの箱が届いて、何か買ったっけ?と開けてみたら「BLUE ENCOUNT」と書かれたダンボールの箱がAmazonの箱の中に。これなに?と開封すると・直筆サイン色紙・エアーネックピロー・ラゲッジタグ・パスポート風のセットリスト記入ノート・ステッカー6種類・アイマスク凄いボリュームの特典の入ったBOXだった。値段も特に見てなくてポチッとしたのでデカイBOX仕様で驚いた^^;これだけ入って約7500円なら安い。昨年買ったミザリーインデックスのBOXもそれぐらいの価格だったように思う。BLACK METALやDEATH系バンドのBOXはもっと高価だったりするけど、使い用のない爆弾のレプリカや鞭や鎖付きの首輪のセットとか・・・それはそれでウケるから買うけど。海外のサイトでしか買えない物が多くて(Amazonは取り扱ってない)、輸入する価格だけでもかなりするので20000円前後のBOXが多い。オーストリアのブラックメタル「Belphegor」の新作が出る度にBOXや限定物は必ず買ってる。「Belphegor」も特典に直筆サイン色紙つけてくれたらうれしいのに^^;バンド構成田邊駿一さん(Vo. Gt.)江口雄也さん(Gt.)辻村勇太さん(Ba.)高村佳秀さん(Dr.)1曲目「Z.E.R.O.」2曲目「vendetta」3曲目「終火」4曲目「青」5曲目「DOOR」1曲目「Z.E.R.O.」この曲はもう何度も聴いた曲だったけど、初めて聴いた時から気に入ってた曲。キャッチーで耳に残りやすい音創りやメロディや歌詞。「BLUE ENCOUNT」の曲ってあまり飽きにくいのも良い。2曲目「vendetta」攻撃的な尖った曲。こういうのも「BLUE ENCOUNT」の魅力のひとつ。聴いてて展開が楽しみになりながら聴ける曲。ギターの乗せ方がアヴァンギャルドでおもしろくて楽しめる。3曲目「終火」この曲も昨年聴いた事のある曲だけど、ミディアムスローなパワーバラード風のアレンジが凄く好き。良い曲を作るバンドだと改めて思えた曲。4曲目「青」この曲も昨年シングルとして発売してた曲。昨年よく聴いた曲。5曲目「DOOR」このタイトルを見ると一路真輝さんが宝塚退団後に自ら作詞して第一弾シングルとして発売した「DOOR」が頭に流れる。宝塚雪組トップスターの重荷を降ろして新たな一歩を踏み出す一路さんの決心を感じられた曲だった。アルバムタイトル「Journey through the new door」のテーマになってると思える曲。苦悩や裏切りや諦めを超えて新しいステージに進む決心みたいなものを感じる曲。ミディアム8ビートの比較的シンプルに仕上げてる曲で、歌詞が耳に入ってきやすく作られてる。サインはまったくどれが誰のものなのかわからない^^;結構、豪華なサイン色紙。
2023年02月08日
スリー・ディグリーズのLIVEに行ってきた!4年前の来日は用事が重なって行けなくて悔しかったけど、今回は最高のパフォーマンスを楽しむ事ができた。とにかく3人がカッコ良すぎて自然に涙が出てくる感じでした。10代の頃に聴いてた若く高い声じゃなくても、大人のソウルシンガーのカッコ良い歌声を全身に浴びて最高な時間でした。全曲知ってる曲だったし、ずっと鳥肌。カバー曲が意外に多かったけど、好きなカバー曲ばかりだったので凄く楽しめた。会場に来てた人は、どの曲もきっと知ってると思う。80年代前半のディスコで流れまくってた曲ばかりで観客も踊り出しそうな勢いの盛り上がり。とうとうアンコール最後はアース・ウィンド・アンド・ファイアーのキラーチューンの「Boogie Wonderland」で客席全員総立ちで歌い踊ってた^^今日のメンバーValerie Holiday / バレリー・ホリデー(Vocals)Freddie Pool / フレディー・プール(Vocals)Tabitha King / タビサ・キング(Vocals)Mami Horano / マミ・ホラノ(Keyboards)Richard Jevons / リチャード・ジェヴォンズ(Guitar)Wayne Morgan / ウェイン・モーガン(Bass)Nigel Williams / ナイジェル・ウィリアムズ(Drums)1曲目「Shake Your Groove Thing」(Peaches & Herb cover)2曲目「Giving Up, Giving In」3曲目「Take Good Care Of Yourself」 MC 4曲目「にがい涙」(Nugai Namida)5曲目「Midnight Train」6曲目「The Runner」7曲目「You'll Never Find Another Love」(Lou Rawls cover)8曲目「I'm So Excited」(The Pointer Sisters cover) MC9曲目「Dirty Ol' Man」10曲目「Ain't No Stoppin' Us Now」(McFadden & Whitehead cover)11曲目「When Will I See You Again」12曲目「T.S.O.P」13曲目「Boogie Wonderland」(Earth, Wind & Fire cover)今日は最初からバーボンのロック飲んでた。グリーンサラダとマルゲリータピザをあてにして、2杯目はスーパーニッカのロック。ライブが始まる前からテンション上げて楽しみたかった。1曲目・・・スリー・ディグリーズが登場するまでに激しいソウルナンバーを演奏しはじめ、ずっと何の曲だったか・・考えながら聴いてた。3人が「♪Shake it, shake it!」って歌った瞬間にカバー曲か!と「Shake Your Groove Thing」を何十年かぶりに聴いた感動も混ざって泣きそうになった。1978年にPeaches & Herbが歌って超大ヒットした曲です。めちゃくちゃ好きな曲!「Giving Up, Giving In」が2曲目!頭の中で勝手に流れるシンセドラムの音^^;もちろん今日はシンセドラムは抜きです。この曲、レコードで聴くよりカッコよすぎる!少しキー下げてて、これがまた渋くて最高だった!3曲目「Take Good Care Of Yourself」も知らない人は少ないと思うディスコナンバー。この曲っていろいろ思い出す。花火がついてるマイタイやバイオレットフィズみたいな甘い酒をカウンターに置いて友人たちと話してた光景が浮かんでくる。10代後半〜20代前半の短い期間だけディスコに行ってたので、今日聴いたような曲はど真ん中の曲ばかり。「にがい涙」の時はみんな座りながらも「♪見てたはずよ わたしの気持ちが 少しずつ〜」の振り付けを自然にやってるのも感動。この曲聞くとやっぱりみんな、あの振り付けしたくなってしまうんだ^^俺もしてたけど^^;やはり日本公演では外せない5曲目「Midnight Train」日本のティン・パン・アレーの演奏でレコーディングされたこの曲。生で聴くと感動も倍増。6曲目「The Runner」は意外だった。激しいアップテンポの曲なのでセットリストに入ってはいないだろうと思ってた。当時のあの速いテンポのまま一段の迫力の増した歌唱で最高だった。「You'll Never Find Another Love」が7曲目。最近のアルバム「Strategy: Our Tribute to Philadelphia」に収録されてるLou Rawlsのカバー邦題の「別れたくないのに」で覚えてる人が多いと思う。Lou Rawlsはもちろん男性ソウルシンガーです。多分、まったく同じキーで歌っています。最初の「♪You'll Never Find〜」は男でもやや低めの音なのに、めちゃ渋く歌い始めたので全身鳥肌。8曲目「I'm So Excited」は驚き!でした。曲が始まって一瞬、頭の中で考えた。これスリーディグリーズの曲じゃないよな・・・。すぐにポインター・シスターズの3人が浮かんで来た。この曲も1980年代前半に大ヒットしてディスコで流れまくってた曲。ポインター・シスターズも大好きです。久しぶりにじっくり聴きたくなった。ポインター・シスターズも良い曲多すぎる。今日のライブでも最高の歌声で楽しめた!9曲目「Dirty Ol' Man」は安定の大盛り上がり!この曲の前に客席いじりの時間があって、本当におもしろかった!さすがのウィットに富んだMCで観客は大笑いで、熱くなってた会場がさらにヒートアップ。そしてこの曲だから、盛り上がりが強烈だった。10曲目「Ain't No Stoppin' Us Now」も最近のアルバム「Strategy: Our Tribute to Philadelphia」に収録されてた曲。この曲も超名曲!1979年にMcFadden & Whiteheadリリースして大ヒット!もちろん日本でも「恋はノン・ストップ」の邦題で大ヒット。11曲目「When Will I See You Again」は思い出が多すぎて生で聴くと涙腺崩壊だった。この曲でもみんなあの振り付けを自然とやってしまってた^^;そして!2番からは日本語バージョンで歌い始めた!「♪ 水色の朝〜 あなたに抱かれて 目覚めた私 全ては今 美しい」この曲、なんでこんなに良い曲なんだろうってずっと思いながら聴いてた。3人のハーモニーは最高!この来日のために日本語をまたおさらいしてレッスンしてきたのだろうなって思うと感動だった。明日の東京公演にも行きたくなってしまった。12曲目「T.S.O.P」この曲は盛り上がる事必至。13曲目「Boogie Wonderland」は80年代10代〜20代だった人は知らない人はいない洋楽の大ヒット曲。Earth, Wind & Fire自体を知らない人はきっといないと思うし、どこでも流れてたと思う。ダイエーの中でも近所のショッピングモールでも・・・^^想像の何十倍も感動したし、あらためてスリーディグリーズの曲が凄い良い曲だらけなんだと再認識した。そして同時にあの頃のディスコナンバーのレベルの高さを改めて感じた。日本語も上手で観客を笑わせ盛り上げる凄さ。外タレのライブのMCでここまで爆笑した事はなかったと思う。最高のエンターテインメント!
2023年02月07日
アメリカのシンガーソングライター「ドナ・サマー」の1980年11発売のシングル。参加ミュージシャンDonna Summer – Lead vocalsHarold Faltermeyer, Sylvester Levay – Keyboards,Steve Lukather, Jeff Baxter, Tim May – GuitarLes Hurdle, John Pierce, Lee Sklar – BassKeith Forsey – Drums, PercussionGary Herbig – Sax SoloBill Champlin, Tom Kelley, Carmen Grillo Background vocalsA面「Cold Love」8枚目のアルバム「The Wanderer」のB面1曲目に収録されてた曲の第二弾シングルカット。アルバムは1980年10月20日発売でこのシングルは1980年11月発売。レコード会社を移籍してROCK色が強くなったアルバム「The Wanderer」からの先行シングルはタイトルナンバー「The Wanderer」でこの曲はソウルナンバーでしたが、この「Cold Love」はややハードなロックナンバー。サビなんかはジャーニーを彷彿させるようなキャッチーなロックです。B面「Grand Illusion」(大いなる幻影)アルバムの中でも異色な印象のあったナンバー。怪しげな気怠さの聞き入ってしまう曲。ちょっとKate Bushを思わせる感じもいい感じです。アルバム発売から40年を迎え特別企画盤にはこの曲のリミックスも収録。これがまためちゃくちゃカッコいい。「Grand Illusion (Le Flex Poolside Mix)」として収録されています。アルバム発売40周年記念の企画盤はかなり豪華でお買い得です。
2023年02月05日
Queen & David Bowieで1981年10月に発売したシングルのリミックスバージョン。1999年に発売したもの。2種類のシングルCDを発売しました。CD11曲目「Under Pressure (Rah Mix)」2曲目「The Song of the Millennium - Bohemian Rhapsody」3曲目「Thank God It's Christmas」CD21曲目「Under Pressure (Rah Mix – Radio Edit)」2曲目「Under Pressure (Mike Spencer Mix)」3曲目「Under Pressure (Knebworth Mix) LIVECD-1「Under Pressure (Rah Mix)」は冒頭にフレディのファルセットボイスのアカペラから始まるこのリミックスの発売当初は、完璧に仕上がってる楽曲をいじくりまわして少し嫌悪感も感じていましたが、何年も経って何度も聴くたびにこれはこれでアリって思える。このシングルCDが1999年12月6日とクリスマス時期でもあったので、メインのCD1の方には「Thank God It's Christmas」が収録されています。「The Song of the Millennium - Bohemian Rhapsody」はタイトルが違うだけで普通に「ボヘミアン・ラプソディ」です。CD-2「Under Pressure (Rah Mix – Radio Edit)」は「Under Pressure (Rah Mix)」の冒頭部分を大幅カットしてラジオで流すサイズに編集しなおしてもの。楽曲の冒頭もこっちの方がインパクトがあって耳を傾けやすい。2曲目「Under Pressure (Mike Spencer Mix)」マイク・スペンサーのMixです。これはさすが!マイク・スペンサーって感じです。元々のオリジナルバージョンをあまりいじりすぎすにカッコイイ音に仕上げています。正直、このバージョンが一番好きかも知れない(オリジナルも含めて)。3曲目「Under Pressure (Knebworth Mix) LIVEQUEENの最後のコンサートとなったネブワースの音源。心成しか珍しくジョン・ディーコンが走ってるようなイントロに気持ちの高揚が感じられて緊張感がいつも以上に増して凄く良い。この曲を初めて生の演奏で聴いた1982年10月24日西宮球場の興奮を思い出す。ロジャーのハイハットのカウントのあと、ジョンがイントロフレーズを弾き出した途端に観客の歓声のスゴさを思い出す。ま、自分も叫んでたけど・・・。この曲を生で聴けるのを待ってたQUEENファンは多かったと思う。その後で聴いた、名古屋でも西武球場でもジョンのベースが鳴り出した途端に凄い歓声が起きた。自分はアルバム「Hot Space」を異常に気に入ってたので「Hot Space」からの曲のイントロが流れ出すたびに興奮して叫んでたように思う。「Action This Day」のカッコ良さに体が震えたのを思い出す。レコードで聴くよりもフレディの歌がめちゃくちゃカッコ良かった!「Calling All Girls」も大好きな曲だったので初めて生で聴けた西宮球場では興奮で泣けた。「Put Out The Fire」もめちゃカッコ良い、イントロリフから鳥肌だった。そして!「Body Language」の凄さには茫然とフレディを観て感動してた。アルバム「Hot Space」以外の曲は一度は生で聴いた事のある曲ばかりだったので「Hot Space」からの曲にはのめり込むように聴いたのを思い出す。西宮公演は「Staying Power」と「Back Chat」がセットリストに入っていれば完璧すぎる。「Now I'm Here」の代わりに「Staying Power」「Get Down, Make Love」の代わりに「Back Chat」だったらなぁ・・ってよく思ってた。その2曲はそれまでの来日で何度も聴いてた曲だったし。
2023年02月04日
スリー・ドッグ・ナイトの1971年に全世界でシングルカットされた「Joy To The World」を日本のみシングルCDとして2002年に再発された。メンバー構成Cory Wells – Lead vocalsChuck Negron – Lead vocalsDanny Hutton –Background vocalsMike Allsup – Guitar, background vocals Joe Schermie – Bass ,background vocalsFloyd Sneed – Drums background vocalsJimmy Greenspoon – Keyboards ,background vocals1曲目「Joy To The World」(ジョイ・トゥ・ザ・ワールド)1970年11月発売の5枚目のアルバム「Naturally」から第二弾シングルとして1971年2月にシングルカットして6週間に渡って全米で1位を続ける大ヒット。日本で2002年に突然ドラマの主題歌に使用されCDシングルとして発売されました。リマスターはこの2曲のために新たにされています。「ランチの女王」というドラマで使用されたようです。このドラマまったく知らないのでどんな風に使われてるのかはわからない。「俺の親友のエレミヤはウシガエルだった」というおもしろい歌詞から始まる曲です。元々は「エレミヤは預言者だった」の歌詞で作られてたようです。アルバムではB面のラストに収録されていました。2曲目「I Can Hear You Calling」アルバム「Naturally」1曲目に収録されてるファンキーなノリのロックナンバー。このシングル用にリマスターされたこの曲は「Joy To The World」以上にリマスターの効果が大きいように感じる。リズム隊をかなり前に出していて、音圧もかなり違う。
2023年02月03日
1993年11月3日発売の内藤やす子さんのシングル。この曲はアリスの大ヒットシングルで、オリジナルの発売から16年後にカバーされました。 1曲目「冬の稲妻」作詞 谷村新司さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 土方隆行さん内藤やす子さんのボーカルに松谷冬太さんがべーやんのようにハーモニーをつけてほぼツインボーカルでレコーディングされています。松谷冬太さんはジャズ系のシンガーソングライターです。キリンビールの冬仕立てのCMに使われました。アレンジはギタリストでもありアレンジャーでもありプロデューサーでもある土方隆行さんです。この曲でもEギターは土方隆行さんが弾いています。なぜ1993年に突然この曲をカバーしたのだろうって考えると、予想ですがこの頃(1991年〜1993年頃)、谷村新司さんはライブの中でこの曲をロックアレンジにしてステージ上や客席を走り抜けながらこの曲やアリスの曲をメドレーにして歌っていました。かなり激しく踊り走って毎回、汗だくになってたのを思い出す。ライブ盤にもなっているので、それを内藤さん本人かディレクターが聴いてカバーしようとしたのではないだろうか・・・と勝手に想像してます。そこでアレンジとギターは土方隆行さんしかいないって感じだったのかも。いきなりギターソロ系のイントロから始まります。Heavy Rockほどハードではないけど、キャッチーなウエストコーストのロックのような編曲。Gソロもカッコよ組み立てられています。内藤やす子さんのボーカルはオリジナルの3度上かな。でも男のキーです。オリジナルの上のパートとほぼ同じだと思う。男のキーでカッコよく歌う女性シンガーって最高です!高い声よりも太く引く声が出せる女性シンガーの方が好きなので内藤やす子さんの歌も好きでベスト盤のCDも持っています。カッコいい女性ロックシンガーの一人です。2曲目「SOMEBODY WHO LOVES YOU」作詞 吉沢久美子さん 作曲 馬飼野康二さん 編曲 小野沢篤さんミディアムテンポのロックナンバー。この曲のGソロも土方隆行さんなのだろうか。内藤さんの歌い回しのカッコ良さに鳥肌です。
2023年02月02日
アメリカのロックバンド「ステッペンウルフ」の日本限定の2枚組ベスト盤。誰もが聴いた事のあるはずの「Born To Be Wild」を大ヒットさせたバンドです。「Born To Be Wild」は映画「イージーライダー」で使用されました。もう1曲「The Pusher」もこの映画に使用されています。布張りの豪華な見開きジャケット仕様ですが、見開きの中はレコード袋が2枚あるシンプルなもの。Disc 1A面1曲目「Born To Be Wild」(邦題「ワイルドで行こう!」)1968年発売 3rdシングル2曲目「Screaming Night Hog」1970年発売 11thシングル3曲目「Ride With Me」 1971年発売 14thシングル4曲目「Hootchie Kootchie Man」1968年発売1stアルバム「Steppenwolf 」のA面4曲目収録5曲目「Power Play」 1969年発売 7thシングル「Move Over」のB面曲 6曲目「It’s Never Too Late」 1969年発売 6thシングルB面1曲目「Rock Me」 1969年発売 5thシングル2曲目「Snow Blind Friend」 1970年発売 13thシングル3曲目「A Girl I Knew」(邦題「あの娘のおもかげ」) 1967年発売 デビューシングル4曲目「Spiritual Fantasy」 1970年発売 11thシングル「Screaming Night Hog」B面曲5曲目「From Here To There Eventually」1970年発売2ndライブ盤「Steppenwolf Live」より6曲目「Magic Carpet Ride」 1968年 4thシングルDisc 2A面1曲目「For Ladies Only」 1971年発売 15thシングル2曲目「Who Needs YA」(邦題「愚かな願い」) 1970年発売 12thシングル3曲目「Berry Rides Again」 1969年発売 8thシングル「Monster」のB面曲 4曲目「Howlin’ For My Baby」 1969年発売アルバム「Early Steppenwolf」A面2曲目収録5曲目「Faster Than The Speed Of Life」(邦題「光陰矢の如し」)1968年2ndアルバム収録6曲目「The Pusher」 1970年発売 9thシングルB面1曲目「Hey Lawdy Mama」 1970年発売 10thシングル2曲目「More Over」 1969年 7thシングル3曲目「Sookie Suokie」 1968年 2ndシングル4曲目「Tighten Up Your Wig」 1968年発売 2ndアルバム収録5曲目「Tenderness」 1971年発売 6thアルバム「For Ladies Only」A面4曲目収録6曲目「Monster」 1969年8th シングル邦題が付けられてるものだけ載せました。このベスト盤が発売された時点で「ステッペンウルフ」は解散している状態でラストアルバムが6thアルバム「For Ladies Only」として認識されていました。なのでライナーノーツにはラストアルバムと何度も出てきます。(バンドは1974年に再結成します)1曲目「Born To Be Wild」は今でも聴かれているロックのバイブル的な曲です。自分がバンドしてる頃、いくつかのバンドでイベントなどをした時の最後に全てのバンドがステージに出て演奏する・・・っていう時によくやった曲。オルガンソロをちゃんとコピーしてた人っていなかったように思う^^;聴くのは好きな曲だけど、やるのは好きじゃなかった。何でこの曲なんだろ・・・。同じくらい売れた次のシングル「Magic Carpet Ride」の方がやったら楽しそう。2曲目「Screaming Night Hog」はこのベスト盤の中でベスト5に入る好きな曲。ブルース調のブルースハープ、オルガンのフレーズもカッコいい。3曲目「Ride With Me」 が一番好きな曲。ミディアムブルースロックでボトルネックのオブリがめちゅくちゃカッコいい!1972年時点でのラストアルバム「For Ladies Only」のB面4曲目に収録されていました。アルバム「For Ladies Only」自体が一番好きなアルバムかも知れない。B面2曲目「Snow Blind Friend」も好きな曲。「Snow Blind」と言えばBLACK SABBATHの1972年発売の楽曲が世界的にも一番有名。サバスの「Snow Blind」かなりギリギリな歌詞でした。もう歌詞の中に「コカイン」って囁きまで入っています。薬で飛んだ状態の視界は雪景色に見えるそうです。今では新たにメジャーレーベルから出すにはアウトかも知れない内容ですが、本当にカッコいい曲でサバスのライブでもセットリストによく入る曲。ステッペンウルフの「Snow Blind Friend」は友人の自殺を歌ってるようです。雪で出来た飛行機の片道切符を買って友人は旅立つ。静かなフォーキーな曲です。3曲目「A Girl I Knew」はデビューシングル。前半はフォーキーな静かなパートで、途中からキャッチーなロックに展開する構成。この曲もベスト5に入るほど好きな曲です。4曲目「Spiritual Fantasy」も大好きな曲。教会音楽のような厳かなイメージの曲です。2ndアルバムに収録されている宗教批判を歌ってるような内容です。6曲目「Magic Carpet Ride」はカオスなイントロからめちゃカッコいい曲。ファンキーで気持ち良いノリの曲。大ヒットしました。 Disc 2 A面1曲目「For Ladies Only」もSteppenwolfの中でベスト5に入るほど好きな曲。このシングルバージョンはアルバムのオリジナルよりも4分以上も短く編集されています。オリジナルは9分以上あります。でもこの3分20秒のシングルバージョンも最高です。2曲目「Who Needs YA」はハードでファンキーな曲。久しぶりに聴いたけどめちゃ良い!5曲目「Faster Than The Speed Of Life」は2ndアルバムの1曲目に収録されてる、疾走感のある「Born To Be Wild」的な曲。B面2曲目「More Over」は、あの「More Over」とはまったく別の曲です。「Hootchie Kootchie Man」をカバーしてたりするので、ジャニスの曲のカバーかと思ってしまう人も多いと思う。ジャニスよりこっちの方が2年早いのですが。3曲目「Sookie Suokie」も凄く好きな曲で「Born To Be Wild」よりも好きです。Steppenwolfの曲で「Born To Be Wild」は一番売れて有名な曲ですが、自分はSteppenwolfの好きな曲のベスト10にも入らない。5曲目「Tenderness」は6thアルバム「For Ladies Only」に収録されてる超名曲です。美しくカッコいいロッカバラードです。
2023年02月01日
天地真理さんの1973年2月発売のグローバーシリーズ(コンパクト盤)。通常のコンパクト盤はシングルA面曲が最低でも2曲収録されてる場合が多いのですが、このレコードではシングルA面曲が「ふたりの日曜日」の1曲のみであとの曲は1972年12月21日発売の大ヒットアルバム「明日へのメロディー」からの抜粋で構成されています。A面1曲目「ふたりの日曜日」作詞 山上路夫さん 作曲 平尾昌晃さん 編曲 竜崎孝路さん10週間オリコンベスト10に入り続けた大ヒット曲。ライブでも盛り上がる曲。天地真理さんのファンが曲に合わせてのコールを確立させたと言われています。ライブ盤などのオリジナル曲を聴くときっちり揃ったコールが聴けますが、他のアイドル歌手のコールと大きく違うのは天地真理さんの歌には絶対に被せない事が原則。この曲ではイントロでロングコール2回。歌い出しにきっちり終わります。Aメロ、Bメロ、サビでは一切コールはなし。サビの歌い終わった瞬間に「ヘイ!」と、2番の歌が始まるまでのロングコール1回。絶対に天地真理さんの歌の邪魔をしないのが原則です。たまに決まったコールをよく知らない人が、とんでもない所でコールを入れて周りのファンに睨まれる事もよくあった。このシングルの次の「若葉のささやき」もイントロ、間奏、アウトロでのロングコールのみ。「恋する夏の日」は歌詞の隙間に入れるタイプの曲。それでも天地真理さんの歌う歌詞が消えないようにコールを入れる場所が決められていました。「♪あなたを待つのテニスコート(真理ちゃーん) 木立の中残る白い朝靄 あなたは来るわあの道から(真理ちゃーん) 自転車こぎ今日も来るわ」のみであとはイントロ、間奏、アウトロのロングコールのみ。そしてこの曲は手拍子ありの曲。「虹をわたって」の場合はコールが多めです。「♪虹の向こうは(真理ちゃん!) 晴れなのかしら(真理ちゃん!) あなたの町の あのあたり 小さな傘が(真理ちゃん!) 羽根になるなら(真理ちゃん!) 今すぐ飛んで いきたい私 虹をララララ わたり 愛を胸にあなたの元へ(真理ちゃん!) とてもきれいな雨上がり あなたを思って歩くのよ」「ちいさな恋」はイントロ、間奏、アウトロのロングコールのみで歌中コールは禁止。この曲は基本、手拍子もせずに聴く感じでした。「空いっぱいの幸せ」も「恋する夏の日」と同じほどの曲中のコールですが、手拍子する位置が決まっていました。手拍子はAメロBメロはなしサビから歌終わりまで。 「恋と海とTシャツと」が一番派手にコールする曲。Aメロの歌詞の合間に入れるのは同じ。サビ部分「♪あの人が来ないうちに(ヘイヘイヘイヘイ!)わたしのこの気持ちを今(ヘイ!)」そして手拍子あり。自分は小学生だったけど、ライブに行く度にコールはきっちり覚えてライブに行ってました。急にコールの事を思い出したので詳しい目に書いてみました。2曲目「鳩がいる公園」作詞 山上路夫さん 作曲 村井邦彦さん 編曲 馬飼野俊一さんアルバム「明日へのメロディー」のB面ラストに収録されている曲。自分が行ったライブでは一度も歌ったのを聴いた事がないのですが、自分が観る事が出来なかったツアーや単発のコンサートで歌われてたのかも知れない。多分、セットリストに入った事はないように思っていますが。コンパクト盤にアルバムの曲を3曲も入れて構成できるのは、天地真理さんのアルバム曲がどれも名曲だったからだと思う。シングルもですが、アルバムが売れる歌手でした。アイドル歌手ではかなり珍しい事です。1stアルバムは1972年度の年間アルバム売り上げ1位です。他のどんなフォーク歌手や洋楽のアルバムよりも飛び抜けて売れたアルバム。この曲が収録されてるアルバム「明日へのメロディー」も1位獲得のアルバムです。B面1曲目「真冬のデイト」作詞 山上路夫さん 作曲 平尾昌晃さん 編曲 馬飼野俊一さんアルバム「明日へのメロディー」B面2曲目に収録されてる曲でシングル「ふたりの日曜日」B面にも収録されてるキャッチーな曲。当時、自分が初めて知った情報では「真理ちゃんの新曲は「真冬のデイト」!って雑誌に書かれててそれを信じてたらB面だった。レコード会社でもギリギリまでA、B面を悩んでいたのかも知れない。2曲目「夏を忘れた海」作詞 山上路夫さん 作曲・編曲 森田公一さん天地真理さんファンなら知らない人がいるはずがない曲です。アルバム曲なのにライブでのセットリストに入る確率はかなり高かった曲。もし「虹をわたって」の次のシングルがこの「夏を忘れた海」だったら世間の天地真理さんの印象もかなり違ったと思う。テレビでギターを弾きながらとか、弾き語りでこの曲を歌えば、もっとフォーク寄りのシンガーと認識されたかも。「ふたりの日曜日」がアイドル路線に行くかどうかの分岐点だったように思う。ライブアルバム「天地真理オン・ステージ」で歌われてるアレンジでテレビで歌ってたら活動も変わってきただろうな。「ふたりの日曜日」ほどの大ヒットにはならなかったかも知れないけど、それでもかなり売れたと思う。2枚目のライブ盤「私は天地真理 」ではピアノ弾き語りでこの曲を歌っています。1974年夏のコンサートでは「もの想う季節」に続いて「夏を忘れた海」が歌われました。「もの想う季節」はシングル「空いっぱいの幸せ」のB面曲です。これも名曲中の名曲です。この時の「夏を忘れた海」は、ほぼレコードアレンジと同じでした。1975年春のツアーでの「夏を忘れた海」はテンポを少し落とし、より静かなアレンジで歌われました。この時のアレンジは最高でした。1975年夏の梅コマ公演では、テンポはレコードとほぼ同じですが、かなり音数を減らして歌を聴かせるアレンジになっていました。Aメロのバックでピアノのオブリが入ってたりしてシャンソンのようなイメージを持たせる感じのアレンジ。1976年年明けのツアーはテンポ遅めでピアノの印象よりもクリーントーンのEギターのオブリが歌に絡み合う編曲でした。メロウなソフトロック風な音作りだった。「♪ 愛しているのが たまらなくって〜」部分は女性コーラスがそれまで以上にかなり前に出ていました。天地真理さんの事を書くといつもかなり長くなってしまう。次から次へといろいろと思い出してしまう。今でも天地真理さんの歌声を聴くと、心が落ち着くし穏やかな気持ちになれる。一つ前のコンパクト盤
2023年01月31日
島倉千代子さんの1967年9月発売のコンパクト盤。2枚のシングルのAB面を合わせたシングルです。1967年6月1日発売のシングル盤「二人が好きになった夜」と1967年7月1日発売のシングル盤「ほれているのに」の2枚のシングル盤がこのコンパクト盤1枚で両方が聴けます。ただ片面2曲の33回転なので45回転のシングル盤より音は落ちます。A面1曲目「ほれているのに」作詞・作曲 くるみひろ影さん演奏とコーラス ジョージ山下とドライ・ボーンズムード歌謡&ラテンバンドの「ジョージ山下とドライ・ボーンズ」の演奏とコーラスでレコーディング。「ジョージ山下とドライ・ボーンズ」はシングルを何枚もリリースしてヒットも飛ばしてるバンドです。でも、この曲を聴くと、つい最近亡くなった白木みのるさんを思い出す。島倉さんのライブでゲスト出演した白木さんは、この曲の特長的なコーラス、「♪ボンボンボン ボンボンボン ボンボンボ〜ン チャチャチャァ〜」の部分と曲中のコーラスをよく通る白木さんの声で歌われました。白木みのるさんの歌唱力は凄くて声質のせいもあり聞き入ってしまう。軽く明るいラテンは島倉千代子さんによく似合う。演歌系歌うよりもラテンやポップスを歌う方が似合うように思う。2曲目「風の足あと」作詞 今井見恵さん 補作詞 西沢爽さん 作曲 土田啓四郎さん雑誌「平凡」懸賞当選詞この曲はムード/ラテンバンドの演奏ではなく通常のコロムビア・オーケストラの演奏。編曲が良い曲なのですが、編曲者のクレジットがない。こういう場合は作曲家の土田啓四郎さんが編曲している場合が多い。バリトンサックスが凄く良い雰囲気を出しています。シングル「二人が好きになった夜」のB面に収録されています。重く悲しい歌です。「♪あの人の名を呼びながら 砂山に 砂山に わたしは一人」で終わる歌詞です。B面1曲目「二人が好きになった夜」作詞 西沢爽さん 作曲 狛林正一さん演奏とコーラス 岡田みのるとヤング・トーンズ岡田みのるとヤング・トーンズも有名なバンドです。「ラブイン銀座」や「広島ブルース」「銀座の雨」などヒット曲も多い。ミュートトランペットとサックスのイントロのオーソドックスなムード歌謡です。ラテン色は弱めでモロ歌謡曲、流行歌て感じです。ヤングトーンズのコーラスも凄く良くてシングルA面らしいキャッチーな曲です。2曲目「アモーレ東京」作詞・作曲 くるみひろ影さん 編曲 渡辺たかしさん演奏とコーラス 牧秀夫とロス・フラミンゴスこの曲は名曲です。軽いラテンのムード歌謡です。「ほれているのに」のB面曲ですが、両A面に近い扱いの曲。この頃の島倉千代子さんのシングルはムード歌謡系や軽めのラテン曲が続いてリリースされていました。この曲のような妖艶な歌詞でも島倉さんの歌唱はばっちりハマります。「鳳仙花」や「東京だョおっ母さん」「りんどう峠」「逢いたいなァあの人に」「すずらんの花」などの望郷や日本の風景を思い起こさせる楽曲も「涙の谷間に太陽を」「ふたりだけの太陽」「初恋の人よさようなら」のような青春ソング、そしてラテン系、GS系、ムード系の楽曲もどれも島倉千代子さんでしか作り上げる事ができない、オリジナリティのある物にしてしまうのが凄い。唯一無二の声質だからここまで個性的に楽曲が仕上がるのだと思う。OZZYもユーミンもウドもみんな他にはない声質でオンリーワンの世界が作られています。
2023年01月30日
1974年3月に発売されたアメリカのロックバンド「スリー・ドッグ・ナイト」のシングル盤。この曲はスリー・ドッグ・ナイトのオリジナルではなくカバー曲です。1973年にレオ・セイヤーが作りリリースした楽曲です。レオ・セイヤーの事もかなり前に書いたけど、また久しぶりにじっくり聴きたくなってきた。A面「The Show Must Go On」イントロからJulius Fucikの超有名曲「Entry of the Gladiators」のイントロをそのまま使っているのでも知られてる曲。オリジナルのLeo Sayerのバージョンもそのまま「Entry of the Gladiators」のイントロから始まります。「Entry of the Gladiators」ってタイトル見ても知らないと思ってる人が多いと思うけど、絶対に一度は耳にしているはずの曲です。サーカスの場面やピエロが演技する時などに必ず使われている曲。この「Entry of the Gladiators」全編を聞いた人は少ないかも知れませんが、凄くドラマチックで素晴らしいマーチです。よく使われているのは前半の最初の部分のみです。スリー・ドッグ・ナイトのバージョンはロック色を前に出してハードに作っています。Leo Sayerのバージョンはバンジョーをかなり前に出した明るく陽気な感じです。スリー・ドッグ・ナイトもMike Allsup がバンジョーを何気ない感じに入れています。スリー・ドッグ・ナイトのバージョンを最初に聴いたので、思い入れは強いのですが、レオ・セイヤーのバージョンはまた全然違った曲のように引き込まれて楽しめる。B面「On The Way Back Home」このシングルの2曲は11枚目のアルバム「Hard Labor」のラスト2曲です。「The Show Must Go On」がアルバムラスト曲です。曲自体は自分はこの「On The Way Back Home」の方が好きなのですが、シングルA面向きではないのはわかる。ゴスペル風のパワーバラードです。この曲が収録されてるアルバム「Hard Labor」がなぜか今は手に入りにくい状態になっています。
2023年01月29日
山本リンダさんの48枚目のシングル。2005年5月25日発売で歌手生活40周年記念曲として発売された曲です。1991年からシングルごとにレコード会社を次から次へと移籍してたのですが、この曲を徳間ジャパンからリリースして現在まで徳間ジャパンに落ち着いて活動しています。レコード会社を移籍するとベスト盤を出すときに権利問題などで思うように曲のチョイスができないのが難点。最近ではレコード会社の垣根を超えてベスト盤の選曲がしやすくなってはいますが…。デビューから58年、昨年発売されたベスト盤は比較的、満遍なく各時代が網羅されているのですが、一番、レコード会社を移籍しまくってたややこしい時期、1990年代のヒット曲がすっぽり抜けています。1991年「エル・ソル ~太陽の唄~」と1992年「恋は呪文よ! アブラカダブラ」はリンダさんの歌手生活の中では外す事ができない2曲が収録されていません。1997年「夢はどこへいった」もベスト盤には入れるべき曲だけど入っていません。この「愛に生きて」からは安定した活動しています。1曲目「愛に生きて」作詞 山本リンダさん・平尾昌晃さん 作曲 平尾昌晃さん 編曲 若草恵さんこの曲は当然、昨年発売されたベスト盤『山本リンダ全曲集 ~明日への翼~』のアルバムラストから2曲目に収録されています。若草恵さんのアレンジが光る1曲です。Bメロ、サビのメロディーは中島みゆきさんを彷彿させるドラマチックなメロディーです。リンダさんの歌唱もなめらかで美しく「狂わせたいの」や「ぎらぎら燃えて」を歌ってる歌手と同じ人とは思えないメロウで柔らかい歌唱です。この曲、生で一度だけ聴いた事があるのですが、ライブで聴くと感動は何倍も大きかった。2曲目「誘惑」作詞 秋浩二さん 作曲 松原さとしさん 編曲 若草恵さんカップリング曲はラテンナンバーです。軽めのサンバで軽快な楽曲。あの激しいラテンを踊り狂いながら歌い上げてたイメージとはまた違ったラテンを歌うリンダさんを楽しめる曲。若草恵さんのブラスセクションのアレンジが凄くカッコいい!ティンバレスもいい感じで前に出てくるのもカッコいい。メイン曲にしても良かったと思えるキャッチーな曲です。
2023年01月28日
宝塚歌劇花組公演「うたかたの恋」観劇してきました。前回、観劇した翌日から約1週間休演になり、公演再開されたので今回、再び観る事ができた。今回はかなり久しぶりのSS席だった。いつもは2階1列目を狙って先着順販売の時に買う事が多いのですが、大劇場で観られる「うたかたの恋」という事でSS席を久しぶりに申し込んだら取れた。SS席はこんなに舞台と近かったのかと新鮮に思えた。最近なら、和央ようかさん花總まりさんのトップの宙組、大和悠河さんトップ時代の宙組、水夏希さんトップ時代の雪組、霧矢大夢さんトップ時代の月組、紅ゆずるさんトップ時代の星組、蘭寿とむさん、蘭乃はなさんトップ時代の花組は必死にSS席を取ろうとしてたと思う。オペラグラス越しじゃなく間近かに観る柚香光さんのトップスターとしての物凄いオーラに感動した。新人公演をしてる頃の柚香光さんならSS席でよく観てたし、大抜擢された「Le Paradis!!」もSS席で何度か観劇したと思う。初日から観劇して柚香光さんのイキイキしたダンスに目が釘付けになったのを思い出す。「Le Paradis!!」はたしか5回以上観劇したので、柚香光さんが回を重ねる度に次第にスターに見えてくるのも目の当たりにした。何度も書いてるけど初舞台公演の「薔薇に降る雨/Amour それは…」は10回以上観劇したので、その時から一番人の目を惹き付ける物があったように思う。実際、「薔薇に降る雨/Amour それは…」を観劇してた時は友人たちとも柚香光さんの話を凄くしてたように思う。今回のルドルフははまり役。どの場面も素晴らしかった。星風まどかさんのマリーは前回観劇した時よりも数段良くなってるように感じた。次に公演される「二人だけの戦場」のライラ役が楽しみになった。水美舞斗さん自身の人柄を感じさせるようなジャン・サルヴァドル役も今回の再演の成功のかなり重要な役割をしてる。永久輝せあさんもはまり役で軍服が凄く似合う。「二人だけの戦場」のあの役をどう演じるのか楽しみです。羽立光来さんのフリードリヒ陸軍大臣にも惹かれる。存在感と重厚感がじゅうぶんに感じられて作品に重みを出している。今回、舞台装置を二村周作さんが担当してるのも作品をよりおもしろくしていると思う。宝塚歌劇の作品にも装置として何作も参加しています。これまでにないような斬新な場面もあって装置の隅から隅までじっくりと観て楽しめた。演出や脚本を少し変えた部分も今の花組に合うように書き換えられてて凄く良かった。初演が一番好きですが、今回の花組の再演は初演の次に良く出来た作品になっていました。ショー「ENCHANTEMENT」は1回目観劇時にはあまり印象に残らなかったのですが、JAZZをメインにしたニューヨークの場面と中国の場面は楽しめた。芝居の再演は多いけど、ショーの再演って「ノバボサ」と「華麗なる千拍子」ぐらい。ショーこそ60年代、70年代のものを再演すればいいと思う。各作品、個性が凄くあってオリジナリティの塊のようなショーが多かった。最近の10年ほどはあまり個性のないショーが多いように思う。中には凄く良いショーも何本かあったけど。
2023年01月27日
2022年1月25日発売のユーミンの最新ライブ「深海の街ツアー」のBlu-ray。このライブには5回行く事が出来た。今だにもっと回数を生で観たいと思える完璧に作り込まれたショウだった。ユーミンのコンサートは1981年から観てるけど、最近のツアーの充実感は凄いの一言です。1981〜1982年「昨晩お会いしましょうツアー」、1982〜1983年「PEARL PIERCE ツアー」1984〜1985年「YUMING BLOODツアー」 1986年「DA・DI・DAツアー」1995〜1996年「KATHMANDU PILGRIM」がそれまでは特に好きなツアーでしたが、最近の「宇宙図書館ツアー」「TIME MACHINEツアー」「深海の街ツアー」の3本が今は一番好きなコンサートツアーです。アルバムも2009年からの5枚のアルバムを聴く事が多い。ユーミンが60代になってからの魅力と存在感は圧倒的。正直、80年代の頃のように追いかけてまで観に行ったり、アルバムにハマったりする事はないだろうって思ってた。それが今は完全に覆されて80年代の頃以上にハマってるかも知れない。1曲目 「翳りゆく部屋」2曲目 「グレイス・スリックの肖像」3曲目 「1920 」4曲目 「ノートルダム」 5曲目 「深海の街」6曲目 「カンナ8号線」7曲目 「ずっとそばに」8曲目 「What to do ? waa woo」 9曲目 「知らないどうし」10曲目 「あなたと 私と」11曲目 「REBORN ~ 太陽よ止まって」 12曲目 「散りてなお」13曲目 「雨の街を」14曲目 「ひこうき雲」15曲目 「NIKE ~ The goddess of victory」 16曲目 「LATE SUMMER LAKE」17曲目 「Hello, my friend」18曲目 「ANNIVERSARY」19曲目 「水の影」アンコール20曲目 「青い船で」21曲目 「空と海の輝きに向けて」Wアンコール22曲目 「二人のパイレーツ」トリプルアンコール23曲目「卒業写真」「深海の街ツアー」は派手派手しい明るいショウではなかった。オープニングも重い曲が続きMCもオープニングから45分間まったくなかった。ずっと歌とセリフのみで45分間、集中力と緊張感が途切れない構成。改めてこのBlu-rayを観ても本当によく練り上げられてると思うし、映像作品になっても生で観てる時の張り詰めた感じは体感できた。とにかくユーミンのカッコ良さが半端ない。5回観に行ったうち5回ともオープニングのユーミンの登場で自然に泣いてしまってた。今の声で歌う1曲目の「翳りゆく部屋」の感動は強烈だった。2曲目「グレイス・スリックの肖像」は本当に重い曲です。オープニングから5曲の緊張感とスリリングな世界は「グレイス・スリックの肖像」が2曲目に入ったから集中力が途切れずに引き込まれていったように感じる。新しいアルバム「深海の街」から3曲目、4曲目、5曲目と繋がる構成は最高でした。そして緊張感が一気にほぐれて気持ちが解放できる6曲目「カンナ8号線」「カンナ8号線」をこんな使い方するのは凄いと松任谷正隆さんの構成力に感動した。ここは「DESTINY」でも「埠頭を渡る風」でもなくて「カンナ8号線」なのが凄い。7曲目「ずっとそばに」もこのツアーでかなり重要な1曲。8曲目〜12曲目までの新しいアルバム「深海の街」から連続で歌うのも凄く良かった。そして13曲目「雨の街を」はいきなりデビューアルバムから。映像ではユーミンだけがモノクロで舞台は鮮明なカラー。この映像処理は素晴らしいと思う。モノクロの今のユーミンが「雨の街を」を歌ってる。14曲目「ひこうき雲」もデビューアルバムから。ドラムがいつもより力強くアクセントを付けていたのが印象的な「ひこうき雲」だった。客席で聴いてる時の方がドラムの強さを感じた。15曲目「NIKE ~ The goddess of victory」の演出もカッコよかった。そしてこのツアーで一番の盛り上がりになる16曲目「LATE SUMMER LAKE」マグネシュームが炸裂する派手な演出。17曲目「Hello, my friend」はコロナ渦で聴くのとコロナの1年前の「Time machine tour 」で聴くのとでは感じる匂いや景色がまったく違った。前回のツアーと連続でセットリストに入れたのは、この曲の感じ方の違いを知るためだったようにも思えた。18曲目「ANNIVERSARY」も感動的な演出の中、みんな集中して聴いてた。本編ラスト19曲目「水の影」は毎日緊張して生きてた2年間に一瞬、心地良い脱力感を感じさせてくれた。この曲はアルバム出た時から好きな曲だけど今回のツアーで聴いた「水の影」が一番好きです。アンコール1曲目「青い船で」もアルバム発売時から強烈に好きな曲でしたが、今回の「青い船で」は全てが特別に思えた。ユーミンの声が信号のようになって頭の中に入ってくる感じだった。「月をよぎる雲の色も 波のしぶきさえも 二度と同じ 姿はない 永遠の万華鏡」アンコール2曲目「空と海の輝きに向けて」も元々好きな曲ですが、今、ユーミンが歌う事で「こんなに良い曲だったんだ」と思えた。ダブルアンコール「二人のパイレーツ」も前にツアーで聴いたのもラストの曲だったけど前とはまったく違って聞こえた。トリプルアンコール「卒業写真」神戸では「タワー・サイド・メモリー」がトリプルアンコールだった。Blu-ray二枚組で特典ディスクの方も凄く良かった。リハーサルから神戸のツアーラストまでを追ったドキュメント風の映像。ユーミンのマネージャーからの視点で撮影されてします。アクシデントなど乗り越えての緊張感のあるツアーのドキュメントです。ツアーラストの神戸50周年ツアー「The Journey」のチケット争奪戦はこれまで以上に強烈です。前半の第1期ツアーは思うように取れなかった。3公演はとりあえず確保。第2期はもっと取りにくくなりそう。
2023年01月26日
ロブ・ハルフォード率いるメタルバンド「ファイト」の2枚目のアルバム。1990年9月にジューダス・プリースト12枚目のアルバム「Painkiller」を発売してそのツアーに出た。ワールドツアーが終わり1992年5月に突然のロブ・ハルフォードのジューダスからの脱退。そこからしばらくロブにとって実験的で斬新な音楽を創り始める。その第一弾がこのバンド「ファイト」2枚のアルバムとライブDVDをリリースして次のフェーズに移った。このファイトの次は「Two」を結成。突然のインダストリアルな音に賛否両論。自分は初めて聴いた時から大好きな音だったのです、否定的な意見も多くバンドは2年も経たないまま解散しました。めちゃくちゃカッコ良かったんだけどな。次に一番ジューダスファンが安心して聴ける「Halford」を結成。この時の活動がセールス的にもソロプロジェクロでは一番成功した時期。「Halford」の事は何度も書いたけど「Fight」の事は一度も書いてなかったかも。1曲目「I Am Alive」2曲目「Mouthpiece」3曲目「Legacy Of Hate」4曲目「Blowout In The Radio Room」5曲目「Never Again」6曲目「Small Deadly Space」7曲目「Gretna Greene」8曲目「Beneath The Violence」9曲目「Human Crate」10曲目「In A World Of My Own Making」バンド構成Rob Halford – VocalsBrian Tilse – Guitars, PianoMark Chaussee – GuitarsJay Jay – BassScott Travis – Drums1曲目の「I Am Alive」を初めて聴いた時に思った事を今でも覚えてる。ギラン在籍時のブラックサバスと「Sabotage」「Technical Ecstasy」の頃のブラックサバスを合わせたような自分にとっては大好物な世界だった。1st「War Of Words」も好きで聴いてはいたけど、ジューダスから脱退しショックは大きかったので没頭して聴くってほどにはならなかった。2ndアルバムのこの1曲目を聴いて急に期待も大きくなっていた。2曲目「Mouthpiece」もメタルというよりGroove Metalで斬新さも感じた。今、聴いても古く感じないカッコ良さがある曲。3曲目「Legacy Of Hate」この曲もデスメタル寄りなフレーズも感じられてジューダスでは絶対作らなかった感じの曲。今のジューダスはさらに幅も広くなっていますが。4曲目「Blowout In The Radio Room」はシングルカットされた曲。キャッチーな印象も強い曲。最初はあまり好きではなかった曲ですが、今では聞き入るほどに気に入ってる。6曲目「Small Deadly Space」タイトル曲のこの曲も最初に聴いた瞬間から好きになった曲。今日、かなり久しぶりにアルバム通して聴いたけど、構成も凄く良くてあっという間に終わったと感じるほどに集中して聴けた。7曲目「Gretna Greene」攻撃的で悪魔的な世界。この曲もイントロリフから最後まで緊張感のあるカッコいい曲。9曲目「Human Crate」は「Diary of A Madman」が始まるのかと思うような、ギターの静かで怪しげなフレーズから始まるHeavyな曲。10曲目「In A World Of My Own Making」もイントロから静かでロブも静かに歌い始める。ドラマチックに展開していく大曲です。アルバムラストを締めくくる感動的なナンバーです。ラスト曲のあと無音が続き隠しトラックが始まる。これは別になくても良いので10曲目終了とともにストップしてしまう。11曲目 "Acid Test" (Instrumental)
2023年01月25日
イギリスのロックバンド「The Moody Blues」の10枚目のアルバム。「The Moody Blues」の事は何度も書いたように思ってたけど数枚のレコードの事しか書いてなかった。このバンドの歴史は古く、1965年にデビュー。最初の3年間のR&B期を経て1967年からはプログレッシブ・ロックの先駆者としてロックを開拓して行ったバンドです。1967年発売の2ndアルバム「Days Of Future Passed」を聴くと驚くと思う。そしてその中に収録されている「サテンの夜(Nights In White Satin)」はプログレファンならバイブルのような存在になっていると言っても過言じゃない作品です。プログレだけじゃなくシンフォニックロックの先駆者でもあります。プログレ期を経てPOPな志向も取り入れ始めた1980年代。その新たな音を作り始めた重要な作品がこの10枚目の「Long Distance Voyager(ボイジャー~天海冥)」です。このアルバム好きすぎてアナログ盤でUKオリジナル盤と日本盤、アメリカ盤の3種類買った。内容は同じなのですが、ジャケットの紙質と色の出方が違っていました。ジャケットデザインも凄く気に入ってて部屋に飾ってるほどです。今日は帰ってきてからこの9枚目「Long Distance Voyager」と10枚目「The Present」の2枚をアナログ盤で爆音で聴いていました。この2枚ともとんでもなく好きなアルバムなのですが、今日は9枚目の事を。ずっと前に書いてるものだと思ってたアルバム。12枚目のアルバム「The Other Side Of Life」の事とかはかなり前に書いてるのに・・・。(日本盤LP 表ジャケ)(日本盤LP 裏ジャケ)(UK盤LP 裏ジャケは右上に曲目が掲載されています)A面1曲目「The Voice」(邦題「出帆の時は来た」) CD邦題「魂の叫び」2曲目「Talking Out Of Turn 」(邦題「巡り来る愛の世界」) CD邦題「的はずれの一言で」3曲目「Gemini Dream」(邦題「ジェミニ・ワールド」) CD邦題「ジェミニ・ドリーム」4曲目「In My World」(邦題「イン・マイ・ワールド」) CD邦題「僕の世界」 B面1曲目「Meanwhile」(邦題「永却の狭間に」) CD邦題「移りゆく愛」2曲目「22,000 Days」(邦題「2万2千日」) CD邦題「人生は2万2千日のショウ」3曲目「Nervous」(邦題「ナーバス」) CD邦題「不安な日々」4曲目「Painted Smile」(邦題「描かれた微笑み」) CD邦題「偽りの微笑み」5曲目「Reflective Smile」(「邦題「微笑み返し」) CD邦題「道化師に100万回のキスを」6曲目「Veteran Cosmic Rocker」(邦題LPもCDとも「ヴェテラン・コズミック・ロッカー」邦題をなぜ2008年紙ジャケCD発売時に新たに変えたのか謎。アルバムタイトルも「魂の叫び」になっています。紙ジャケCDの帯はオリジナルを再現してるために「ボイジャー~天海冥」と書かれていますが、歌詞カードや帯の背には「魂の叫び」になっています。ややこしくなる・・・。この時のバンド構成Justin Hayward – Vocals, GuitarsJohn Lodge – Vocals, BassRay Thomas – Vocals, Flute, HarmonicaGraeme Edge – Drums, PercussionPatrick Moraz – Keyboards, Synthesizers, Arrangementsこのバンドのオリジナルメンバーのマイク・ピンダー(Key)が脱退してしまい、代わりにYESのパトリック・モラーツが参加した。ここからの3枚のアルバムは自分の中でThe Moody Bluesの変革期で重要なアルバムだと思ってる。めちゃくちゃ好きな3枚です。このアルバムは2作目のThe Moody Bluesの全米1位を獲得したアルバム。1曲目の「The Voice」が流れ出した途端にアルバムの世界に入っていける。この曲はシングルカットもされています。アルバム1曲目のこの曲から3曲目までシングルカットされそれぞれに大ヒットしました。楽曲単体で聴いても最高だし、コンセプトアルバムの流れで各曲を聴いても最高です。軽快で疾走感のある勇敢に進むような楽曲。(コンセプトアルバムとしては1曲目〜B面3曲目まで。ラスト3曲のまた違うテーマです)2曲目「Talking Out Of Turn 」壮大でスケールの大きい楽曲です。豪華なニュー・ワールドフィルハーモニーのストリングスの演奏も鳥肌モノです。ストリングスアレンジしたアルバムプロデューサーのPip Williamsの凄さを実感できる曲。この美しい曲は時代の流れに消えないでほしいと思う。3曲目「Gemini Dream」はロックナンバー。キャッチーなアレンジと演奏。シングルヒットするのも納得できるカッコいい曲です。4曲目「In My World」の凄さに気づき始めたのはアルバムを初めて聴いてからかなり経ってから。何となく好きで飛ばす事はなくボーッとアルバムA面を聴いてたように思う。B面1曲目「Meanwhile」はアコギの心地良いストロークがずっと響いているフォーキーな部分もあるプログレナンバー。何気なく始まる感じのB面1曲目って感じで凄く好きな曲。2曲目「22,000 Days」の重苦しい雰囲気と、アレンジ、演奏のカッコ良さを楽しめるロックナンバー。アルバム全体が凄くメリハリがあるので本当に飽きない。3曲目「Nervous」ボイジャーをテーマにしてたコンセプトを締める楽曲。訳詞を読みながら聴いてみてほしい。LP、CDとも訳詞は違うけど両方凄く良いように訳されています。美しく優しく壮大な楽曲です。気がつくといつも泣きそうになってる曲。The Moody Bluesって日本では知名度も低いし古臭いロックのように思われてしまってるようで何か憤りを感じる。終わる事なく普遍的に浸透していくようなバンドだと思う。4曲目「Painted Smile」5曲目「Reflective Smile」6曲目「Veteran Cosmic Rocker」この3曲はサーカスの道化師をテーマにしている。短いオムニバス芝居を観たような気分になれるドラマチックな3曲。「いつも、いつも道化師でいるのは大変な事なんです。 嘆き悲しんでる時でも道化師でいなければならない。ただ心の中は傷だらけ」この3曲は繋がっていてコミカルなフレーズやサーカスを彷彿させるフレーズが盛り込まれてます。哀しいコンセプトですが、引き込まれて頭の中ではいろんなモノと重ね合わせてしまう。ムーディ・ブルース・・・いつも多くのバンドの一歩先を歩いてたように思うバンド。もっと評価されるべき、特に日本では過小評価すぎる。(上は日本盤紙ジャケCD 下は2006年リマスターアメリカ盤CD)
2023年01月24日
1997年11月発売の松任谷由実さんの31枚目のシングル。シングルが11月12日にアルバム先行発売され、12月5日にアルバム「スユアの波」が発売された。シングルを先に買っていましたが、1997年12月5日は自分にとって辛すぎる事があってアルバムを買う事も完全に忘れていた。シングルもあまり聴く事なくテーブルの上に置いたままになってたのを思い出す。かなり日が経ってからアルバムを聴いていない事を思い出して買ってきた。その時はあまり印象に残ってなかったように思う。それほど回数を聴いていないアルバムかも知れない。何年か前からユーミンを再び凄く聴くようになってから、このアルバムを改めて聴いた時に新曲を聴くように楽しめた曲が何曲もあった。それだけあまり聴いてなかったのだと思う。 1曲目「Sunny Day Holiday」作詞・作曲 松任谷由実さん 編曲 松任谷正隆さんアルバムは聴く事が多くなったけど、このシングルはあれ以来一度も聴いてなかったかも知れない。バージョンが違う事は知ってましたが、アルバムに2曲とも収録されてるので聴かなかった。歌詞も後半少し違う事に今日、気づいた^^;MIXが違うだけだと思ってた。派手な音に感じるシングルは華やかでまた違った印象で楽しめた。この曲も自分の生きてきた記憶の中で何か引っかかる事柄がいくつもあってその場所や時間や肌に感じる温度など思い出せてしまう。凄い力を感じる。これは歌詞を読むだけでは記憶が蘇らないと思う。メロディーとアレンジが魔法のように記憶を蘇らせてくれた。二度と思い出す事がなかったはずの、あの日の光景や表情。編曲がやっぱり凄い。楽器の音ひとつひとつに耳を傾けてしまう。 2曲目「夢の中で ~ We are not alone, forever」作詞・作曲 松任谷由実さん 編曲 松任谷正隆さんこの曲のシングルバージョンも1曲目同様に25年間まったく聴いていなかったと思う。この曲も歌詞がいきなり少し違う事を知った。最近、比較的よく聴いてた曲。もう二度と会えない人の事なども思い出しながら聞き入ってしまう。ユーミンが書く歌詞は魔法がかっているかのように、脳の中に埋もれてた記憶が鮮明に浮き上がってくる事が多い。それもユーミンの声の力もかなり大きい。無機質にも聞こえる唯一無二の歌唱。無機質なのに人の心を動かせて泣かせてしまう凄い力。超能力者なのか天才なのか宇宙人なのか…いつかさらにユーミンの歌声が進化して聴くだけで人を浮遊させてしまったりして…^^; そんな域に来てるように本気で思ってしまう。アルバム「スユアの波」で「夢の中で ~ We are not alone, forever」の次に流れる曲は「きみなき世界」です。この曲の凄さは前にも書いたかも知れないけど、怖く感じてしまうほどに感動してしまう。この前、YUMING MUSEUMに行ってきて、ユーミンの凄く遠い存在と親近感をも同時に感じた。六本木ヒルズ52階からの夜景をぼんやり観ながら頭の中には「Flying Messenger」が流れ続けていた。記憶から消えてた感情や想いがゆっくりと浮き上がってくるような感覚を感じた。「Flying Messenger」はアルバム「そしてもう一度夢見るだろう」の4曲目に収録されています。大学時代にユーミンが描いた絵 「YUMING MUSEUM」に展示されてる作品。
2023年01月23日
浅川マキさんの12枚目のスタジオアルバム。後藤次利さんが全曲編曲、4曲を作曲、そしてプロデュースした超名盤です。このアルバムは浅川マキさんの全アルバムの中でベスト5に確実に入るほど好きなアルバム。後藤次利さんの編曲やベースプレイは本当にめちゃくちゃカッコいい!今日はアナログ盤を出してきて爆音で聴いていた。少し前までリマスターされたCDでばかり聴いてたけど、やっぱりアナログ盤で聴く方が感動する。A面1曲目「まだ若くて」 作詞 浅川マキさん 作曲・編曲 後藤次利さん2曲目「ともだち」 作詞・作曲 浅川マキさん 編曲 後藤次利さん3曲目「あの男がよかったなんて ノスタルジー」 作詞 浅川マキさん 作曲・編曲 後藤次利さん4曲目「町の汽船」 作詞 浅川マキさん 作曲 本多俊之 編曲 後藤次利さん5曲目「時代に合わせて呼吸をする積もりはない」 作詞・作曲 浅川マキさん 編曲 後藤次利さんB面1曲目「暮し」 作詞・作曲 浅川マキさん 編曲 後藤次利さん2曲目「霧に潜む」 作詞 浅川マキさん 作曲 向井滋春さん 編曲 後藤次利さん3曲目「最後のメロディ」 作詞 浅川マキさん 作曲・編曲 後藤次利さん4曲目「コントロール」 作詞 浅川マキさん 作曲・編曲 後藤次利さんこのアルバムのレコーディングの時の事を浅川マキさんはこんな風に書いている わたしは、煙草と灰皿を抱え込むとスタジオを扉を押した 一曲目が始まろうとしたとき、後藤次利さんが振り返ってわたしに声をかける。 「ね、マキさんの場合 いきなり本番でいこう」 わたしはブースの中から手を振って答えた。 スタジオの一角にわたしの唄う場所だけが仕切られている。 ポツンとひとつある小屋のようだ。 ブースの中からは窓格子越しに演奏者が見える。 ヘッドホーンを付けた後藤次利の背中が見える。 わたしだけが仕切られていることを除けば、生の舞台と変わらない雰囲気に違いない。 四人のジャズ・ミュージシャンと まんなかにロック・ミュージシャンの後藤次利が力強くカウントを切った。 テイク・ワン・OKである。良い滑り出しになった。そして、後藤次利さんとの出会いや印象を詳しく書いています。 ほんとうは、後藤次利さんとの出会いは五年ぐらい前に一度だけ わたしの舞台に参加してもらった事がある。 つのだひろにすすめられてお願いしたのだが、その折には、彼の弾くベースの音だけが記憶に残った。 いま、見知らぬと思っていた男に声をかけられて、 わたしは記憶の曖昧さを気恥ずかしく思ったが、また新しい出会いと感じた。 「ね、ライヴしない」 「いいね」 彼の声が響いた。 だが、わたしは後藤次利がこの何年かをスタジオだけで活動していることを知らなかったのである。 そして、ひどく多忙な演奏者であり編曲者であることも全くわからないままに、 そんばはなしを切り出してしまっていた。同時録音も後藤次利さんからの案で、それもレコーディング当日に伝えたとか何か凄い。その場ですぐにOKを出し、ワンテイクでいけてしまうマキさんも凄すぎる。ちょうどこのアルバムの3年ほど前に中島みゆきさんのアルバムにほぼ全面的に参加してるアルバムがあります。その後も後藤次利さんは中島みゆきさんと組む機会も多くなっていた。後藤さんが参加してる中島みゆきさんの作品はどれも最高レベルの作品ばかりです。これまでで一番、後藤さんが相性の合うレベルの高いアレンジャーだと思う。1985年国技館4日間の中島みゆきさんのコンサートに3曲のみベースを毎日弾いた。完全に特別扱いでした。そして最高でした。また中島みゆきさんと後藤次利さんが組んで作品を作ってくれるのを期待してしまう。今でも語り継がれる名作「生きていてもいいですか」の全曲を後藤次利さんが編曲しています。「うらみ・ます」「キツネ狩りの歌」「船を出すのなら九月」「泣きたい夜に」「エレーン」「異国」など、天才だと思える編曲ばかりです。アルバム「おかえりなさい」の「あばよ」と「追いかけてヨコハマ」も後藤さんの編曲。アルバムバージョン「悪女」や「傾斜」も後藤さんの編曲。名盤「miss.M」の中の多くが後藤さんの編曲でした。「あたいの夏休み」「噂」も後藤さんの編曲。良い曲の全てが後藤次利さんの編曲のように思える。1曲目「まだ若くて」は軽快なROCKです。この2年後にリリースされた中島みゆきさんの「ショウ・タイム」にこの時使ったアレンジを少し変えて使っている。この曲の歌詞は発売当時よりも今はなお良くわかる。メロディも好きだし浅川マキさんの歌唱も最高!2曲目「ともだち」は後藤さんのベースプレイが最高にカッコいい!歌詞はアンダーグラウンドな深い世界を歌っています。この曲も何度聴いても飽きない曲です。3曲目「あの男がよかったなんて ノスタルジー」はベースがカッコ良すぎる!楽曲も最高だし歌唱も鳥肌立ちまくりに素晴らしい。4曲目「町の汽船」も天才的なアレンジ。このベースのフレーズは中毒性がある。ちょっとゴブリンを彷彿させる感じもする。5曲目「時代に合わせて呼吸をする積もりはない」は前衛的な現代音楽のような渋い世界。B面1曲目「暮し」も前衛的な演奏とアレンジ。でもなぜか大正時代の飲屋街のような映像が頭に浮かぶ。2曲目「霧に潜む」はライブDVDでめちゃ凄いライブバージョンが聴けます!こんな曲は浅川マキさん以外には歌えない世界。Bメロで歌とユニゾンでフレットレスベースが鳴る。この部分とそのあとのペットのソロはもうカッコ良すぎて震える3曲目「最後のメロディ」はこの曲だけシャンソンと歌謡曲の香りのするアルバムの中で異質な作品。後藤次利さんが書いたメロディが天才すぎる。4曲目「コントロール」はシングルカットした曲。研ナオコさんもカバーしてシングルで出しています。この曲も後藤次利さんの作曲です。キャッチーでもありマニアックでもある楽曲。最近特に凄く好きで良く聴いてる曲。研ナオコさんバージョンもあれはあれで素晴らしい出来です。
2023年01月22日
イギリスのニュー・ウェイヴ系ロックバンド「ロキシー・ミュージック」のシングル。この曲のオリジナルは1975年10月発売のロキシーミュージック5枚目のアルバム「Siren」の1曲目に収録されてた曲。シングルカットもされてイギリスで2位、アメリカでも30位を獲得する大ヒット。5枚目のアルバム「Siren」は名曲の宝庫のようなアルバムです。「Love Is The Drug」リリースしてから20年経ってFaithlessのRollo & Sister Blissがリミックス!そして新たなサウンドで蘇ったバージョンです。ロキシー・ミュージックのこの時点でのバンド構成Bryan Ferry – Vocals, KeyboardsAndy Mackay – SaxophonePaul Thompson – DrumsPhil Manzanera – GuitarsEddie Jobson – Synthesizers, Keyboards1曲目「Love Is The Drug [Rollo & Sister Bliss Monster Mix Edit]」初めてこのバージョンを聴いた時の印象はあまり良くなかったのを覚えてる。1988年にリリースされた松任谷由実さんの「リフレインが叫んでる」のイントロを真似たように思えたキーボードやオリジナルで一番の中毒効果のあったベースが完全に消えてる事。でも、何年か経ってから聴いてみたらめちゃくちゃカッコいい!と思えた。それまでに新たに聴いた音楽の影響などのせいか、オリジナルの格好良さとはまた全然違うカッコ良さを感じるようになった。2曲目「Love Is The Drug [Rollo & Sister Bliss Monster Mix]」ややあっさり目の1曲目のリミックスをより派手に複雑にしたバージョン。1曲目が4分16秒なのに対し、この2曲目のリミックスは8分45秒。倍ほど長くてもやりすぎ感を感じないセンスの良さ。ラテンパート部分も鳥肌もののカッコ良さです。3曲目「Love Is The Drug (Original Version)」これはオリジナルバージョン。でも最初の10秒のSE部分が削られています。足音の部分を全てカットして車のドアを開ける音から始まる。そして何よりこの曲はベースのカッコ良さが凄い!中毒性のあるようなドライブするベースは気持ち良い!これ言っちゃうと終わりなんだけど…やっぱりオリジナルが一番カッコいい・・・。4曲目「Love Is The Drug [Rollo & Sister Bliss Deep Mix]」ボーカルとドラムのみが中心になってる前半とライブ演奏のような演出。Deep Mixの名前通りかなりDEEPなリミックスです。カッコイイけど何度も続けては聴けない・・・。「Love Is The Drug 」は1990年リリースのライブ盤「Heart Still Beating」のバージョンも最高です!ややテンポ速めで緊張感がより増した感じもゾクゾクする。「Roxy Music」の事って一度も書いてなかったと思う。アルバムはライブ盤含め7枚持ってて、ほとんど買ってたように思う。事実上ラストのアルバム、1982年発売の「Avalon」が一番好きなアルバムです。「Love Is The Drug 」が収録されてる「Siren」が2番目に好きなアルバム。アルバム2曲目のパワーバラード「End Of The Line」も最高です。HARDな「Whirlwind」やノリが気持ち良い「Both Ends Burning」とか好きな曲だらけです。オリジナルの「Love Is The Drug」が収録されているアルバム「Siren」のジャケット
2023年01月21日
松任谷由実さんの50周年記念の展覧会に行って来ました。六本木ヒルズの52階にある東京シティビューで2022年12月8日〜2023年2月26日まで開催。ユーミンの曲が流れ続ける中、展示物を観て回る。平日の夕方5時前だと言うのに予想を超える人の多さにびっくりでした。この日はユーミンの誕生日だという事で、お昼にピアノ生演奏のイベントがあったようです。内容も予想してたものよりも遥かに豪華で大規模でした。全てをじっくり観て回ったら2時間どころじゃ済まないと思う。もう一度、行けたら期間内に行きたいと思う。映像と一部の写真のみ写真撮影禁止で、ほとんどの展示物は撮影OKでした。(ポスターとチラシのデザイン)久しぶりに行った六本木ヒルズ。52階からの夜景はとんでもなく美しかった。ユーミンの実家の本棚にあった文庫本や単行本、そしてLPレコードなどユーミンの構築して行ったルーツを少しだけでも知ることが出来たのも良かった。そして原稿用紙に歌詞は、作ってる過程がわかるような物もたくさんあって感動しながら読んでました。(左から2番目の衣装で歌ってる時、最高にカッコよかった! こんな奇抜な衣装はユーミンにしか着こなせない)<宇宙図書館のツアー>「ユーミン万歳!」のジャケットの衣装は実物で観ると、さらに迫力があって凄かった。「深海の街」のジャケットも実物はさらにカッコ良かった!「深海の街ツアー」のセットの一部も何点か展示されてました。間近で観ると迫力がすごい。大好きな曲「悲しいほどお天気」最初は1953だったのか…グッズも種類が多くいろいろ悩んで買ったけど、結局かなり買ってしまった。
2023年01月20日
アグネス・チャンの46枚目のシングル。この頃のオリジナル曲はアグネス本人が作曲してるものが多かった。作詞・作曲とも本人が書いた楽曲も多くシングルリリースされています。1曲目「そこには 幸せが もう生まれているから」作詞 山本伸一さん 作曲 アグネス・チャン 編曲 川口真さんデビュー35周年記念曲としてリリースされました。作詞の山本伸一さんは創価学会の一番トップの池田大作さんのペンネーム。自分は宗教に関してほとんどアレルギーはないのでどんな宗教の本も読んだりするのが好きです。神社にも教会にも普通に行くし、何でもありな日本の感じが好きです。天照の神社もスサノオの神社も誰を祀ってても関係なくお参りできる感じが好き。そういえば昨日厄神さんに行って竹札と破魔矢を買った。おみくじを引くと中吉だった。10日前に行ったえべっさんでは大吉でした^^多くの人が嫌悪感を持つような妙な世界中の宗教の本を読んだりするのもおもしろい。悪魔崇拝から宇宙崇拝やいろいろと興味深い宗教は山ほどあります。何教とか名前は書かないけど・・・。洗脳される事も絶対にないように思う^^;決して自分の家の、ごく普通な浄土宗という仏教から変わる気はまったくない。曲の事に戻して。この歌詞を読んでて、「♪冬がきたりなば 春遠からじ」って歌詞があります。これは1979年11月25日発売の「春不遠」(はるとおからじ)をオマージュしてるのだろうか。あまりヒットしなかった曲ですが、自分は大好きだった「春不遠」。SMSに移籍して試行錯誤してた頃の楽曲です。山本伸一さんもこの曲が好きだったのかも知れない。ライブのセットリストには「春不遠」はほとんど入った事がないと思う。自分はこの曲のレコードを買ったら参加できるサイン会で生歌でこの曲を聴いた。カラオケだったけど。そうそう、その「春不遠」のシングルのB面「言葉が消えた」が初めての作詞作曲した作品でした。ギター弾き語りでこの曲を聴いたような記憶がある。川口真さんの編曲はオーソドックスな美しいバラードに仕上げています。ライブDVDになってる2006年中野サンプラザでのライブでもラスト近くにこの曲は歌われています。2曲目「みんな地球に生きるひと」作詞・作曲 アグネス・チャンさん 編曲 川口真さん中国の大地を思わせるような美しいメロディーです。リズム隊はモンゴルの音楽を思わせる感じもあって引き込まれる。あまり高音を使わないアグネスの歌唱はすごく良い。35周年記念のライブDVD「そこには 幸せが もう生まれているから」を歌っているところ。「春不遠」発売記念のサイン会。写真もOKだったのでサインしてもらう時に撮らせてもらった。ミニコンサートもあってヒット曲も多く歌い、「春不遠」と次のシングル「ぼくの海」をたしか弾き語りで歌ってくれたと思う。新曲「ぼくの海」の発表も兼ねてのイベントでした。「ぼくの海」が発売される1ヶ月以上前だったように思う。
2023年01月19日
イタリアのシンガー「ミルバ」が1964年に発売したシングル。このタイトルを見てすぐにザ・ピーナッツの曲だとわかる人も多いと思いますが、実はこのタイトルで日本で最初に歌ったのは「ミルバ」です。1963年11月に「東京たそがれ」というタイトルでザ・ピーナッツがシングル発売。あまりヒットする事もなかった。しかし1964年にミルバが来日。その時のライブでこの曲を日本語でカバー。ミルバの美しい日本語と驚異的な歌唱力でこの曲が話題になった。そしてザ・ピーナッツも「ウナ・セラ・ディ東京」とタイトルを変え、編曲もテンポもミルバのように変えそれが大ヒットした。ミルバが歌っていなければ、この曲はあのまま消えていました。A面「ウナ・セラ・ディ東京」作詞 岩谷時子さん 作曲・編曲 宮川泰さん ミルバが歌った事で世の中にこの曲が浸透して、宮川泰さんが亡くなった時にお通夜でもこの曲が流されました。自分はザ・ピーナッツバージョンしか知らなかったのですが、20歳になった頃にミルバを聴き始めてこの曲を昔に歌ってた事を知って聴いたら圧倒的な歌唱力と表現力に引き込まれた。自分の中では「この曲=ミルバ」になっています。ミルバの「ウナ・セラ・ディ東京」は本当に素晴らしいので聴いて欲しい1曲。B面「知らなかった Non sapevo」この曲はミルバのオリジナル曲。それを日本語で歌っています。ザ・ピーナッツも「ウナ・セラ・ディ東京」のB面にこの曲をレコーディングして入れています。この曲は日本語バージョンよりもオリジナルで聴く方が自分は好きです。日本語バージョンはテンポが少し遅いように思うし、オリジナルの方が編曲も演奏も良い。ミルバは全曲、谷村新司さんのカバーでアルバムを一枚リリースしています。
2023年01月18日
1997年4月23日発売の山本リンダさんの45枚目のシングル。前にも書いたけど、この時期の山本リンダさんはシングル出す度にレコード会社が変わっていました。このシングルはパイオニアからの発売です。第一次リンダブームのミノルフォン時代、「どうにもとまらない」からの第二次リンダブーム、そして90年代第三次リンダブームの3枚目のシングル。ミノルフォン時代と第二次ブームの曲はほとんど書いたように思うけど、この第三次ブーム以降の曲の事はあまりまだ書いていない。 1曲目「夢はどこへいった」作詞 枯堂夏子さん 作曲 松宮恭子さん 編曲 岸村正実さん作家陣3人はあまり知られていないように思うますが、斬新な楽曲を作り上げています。2001年初演の「ロミオとジュリエット」の楽曲によく似たサビのメロディー。こっちの方が3年も先なんだけど。初めてあのミュージカルを宝塚で観た時にこの曲をすぐに思い出した。イントロのアラビア音階を使った雰囲気からいきなり斬新な歌詞に引き込まれる。「♪だれかがミサイル飛ばして 全てが終わる日を 心待ちにしてるような 気分はなんだろう」この曲、アルバムに入っていないのでかなり久しぶりに聴いた。楽曲の斬新さも凄く良いけど、リンダさんの歌唱がかなりカッコいい!転調してからの歌い方が最高です!2曲目「はしたないお姫さまは」作詞 枯堂夏子さん 作曲 前田克樹さん 編曲 岸村正実さんこの曲もカッコいいノリです。多くの洋楽ヒット曲のオマージュが散りばめられてるようなおもしろさもある曲。タイトルもインパクトあるしメイン曲にも出来たクオリティの楽曲。一つ前のシングル「恋は呪文よ! アブラカダブラ」も斬新な曲でしたが、この2曲も負けてないほどのパワーがあります。テイチクから発売されました。
2023年01月17日
1977年6月5日発売のバンバンのラストシングル。1972年5月5日デビューから5年半の活動、このシングルを最後に解散しました。A面「青春のラストページ」作詞・作曲 ばんばひろふみさん 編曲 国吉良一さん自分はこのラストシングルの「青春のラストページ」がバンバンの全シングルの中で一番好きです。「冬木立」、「「いちご白書」をもう一度」、「霧雨の朝突然に…」、「永すぎた春」などももちろん名曲で好きですが、この「青春のラストページ」はやはり思い入れも強い。たしか、セイヤングで初めてこの曲を流した時に雑音だらけのモノラルの音でも凄く感動したのを覚えてる。ばんばさん自身の作詞、作曲のシングルA面はこの曲と「永すぎた春」のみです。作曲だけやB面曲にはクレジットされてる曲も多いのですが。歌詞もメロディーもばんばさんらしい温かく優しい作品。そして国吉良一さんの編曲が最高に秀逸です。イントロから寂しさが溢れ出てて、バンバンの寂しそうな歌声につながる。アコギ、シンセ、コンガのみのイントロ。歌頭からベースが入る。「♪風の来ないせまいアパート 僕がギターを弾き 君は読みかけの本を閉じて耳をすます」まるでこのままの情景を初めて一人暮らしを始めた18歳の時に体感した。忘れかけてたこの「青春のラストページ」を急に思い出して、5年前に初めて聴いたこの曲を再び何度も聴くようになった。13歳の時に自分の未来を先に聴いてたようで、凄い親近感のある曲になった。別れ方は歌とは違ったけど、身近に感じる曲のひとつになった。バンバンの一番売れたシングル曲になってほしかった。ラストライブツアーは「人生はぬり絵」のいうタイトルでライブ盤として発売された。この曲はアンコールの一番最後に歌われた。ライブではコンガが入ってなく、ドラムのリムショットでアレンジされています。「想い出をさぐる君」ではコンガがばりばりに前に出て入ってるのでコンガはあります。ライブバージョンはより寂しさを感じさせるアレンジになっています。スタジオバージョンの今井さんのギターソロは少しブライアン・メイのような音色でそれがまた凄く好きだった。3番の歌バックからはボリューム奏法でのオブリを少しだけ入れてる。ライブでは2番からボリューム奏法のオブリが入ってきます。そしてギターソロはスタジオバージョンより音数を少し増やし派手なフレーズになっています。アウトロでもGソロが少し入るアレンジです。このライブバージョン、本当に最高です。B面「今、君だけに愛を」作詞 荒木一郎さん 作曲 ばんばひろふみさん 編曲 国吉良一さんオシャレなジャジーな曲です。作詞はあの「空に星があるように」の荒木一郎さんです。この曲も国吉良一さんの編曲が光っています。いい曲です。ソロになってからもバンバンはこの曲を歌えば良かったのに。今井さんのギターの出番がないので、ソロになってから使えば良かったのかも。
2023年01月15日
1973年3月発売の島倉千代子さんの歌手生活二十周年記念曲「人生七ころび」A面「人生七ころび」作詞・作曲 りゅうはじめさん 編曲 山路進一さんデビュー25周年記念曲。ド演歌調の楽曲。作詞、作曲のりゅうはじめさんは、この曲以降、数曲島倉さんに楽曲提供していますが、他の歌手で提供しているのはほとんど知らない。山路進一さんの編曲は悪くないのですが、良くもない。何でこの曲を20周年記念曲にしたのか謎。70年代前半の森進一さんのために書いた楽曲のボツ曲のような…。この曲の3ヶ月後に発売した「あじさい旅情」のレベルが高すぎるので余計にこの曲が残念に思える。「あじさい旅情」は作詞、石本美由起さん、作曲、服部良一さん、編曲、佐伯亮さんという超強力作家陣での楽曲。そりゃ勝てるわけないのは当然ですが…。レコーディングMIXの音もバンドの演奏レベルも違いすぎて。歌詞は良いと思う。B面「小さな愛の唄」作詞・作曲 りゅうはじめさん 編曲 山路進一さんこの曲もド演歌調の楽曲。島倉さんの歌唱の良さを殺してしまってるような曲に思えてしまう。この時期も島倉さんは演歌にこだわらずにいろんなジャンルの楽曲を歌いこなしていました。1年前の「赤い自転車」などは、完全なフォークソングだったし1年後の「すいれん慕情」などは上質な歌謡曲に仕上がっている名曲でした。りゅうはじめさん、山路進一さんコンビの「阿国恋すがた」は異色作で冒険心もあって凄く好きだったのですが、このシングルの2曲はあまり好きになれない。
2023年01月15日
山崎ハコさんの1997年2月10日発売のシングル。 1曲目「たどりついたらいつも雨ふり」作詞・作曲 吉田拓郎さん 編曲 安田裕美さんこの曲は1972年に鈴木ヒロミツさん、星勝さん等が在籍したバンド「モップス」がリリースした曲です。14万枚の売り上げオリコン最高26位とあまりヒットしなかったのですが、後にいろんな歌手がカバーしたり、セルフカバーで吉田拓郎さんが歌ったりして歌い継がれていた曲。ハコさんのカバーしたこの曲はテレビドラマ「横山やすし追悼ドラマ『俺は浪花の漫才師』」の主題歌に使用された。ハコさんのライブでも何度かセットリストに入って生で聴いた事はあったけど、自分はカバー曲1曲やるくらいならオリジナルを聴きたいといつも思ってた。基本的にどんなアーティストでもカバー曲をライブでやるのは好きじゃなかった。今でもオリジナルだけを聴きたいと思う。ハコさんはこのシングルの少し前にも「アカシアの雨がやむとき」をカバーしてシングルとして出してたので、「またカバー曲なのか!?」って正直かなりがっかりした。一つ前のシングルが「私が生まれた日」と言う最高の曲だったので余計にがっかり感は大きくなったのを覚えてる。(1978年発売のエッセイ&詩集より)2曲目「夕陽が泣いている」作詞・作曲 浜口庫之助さん 編曲 安田裕美さんこの曲は1966年にザ・スパイダースがリリースして大ヒットした曲。こっちの曲は誰もが知ってる名曲です。120万枚を売り上げた超大ヒット曲!この曲は元々、好きな曲だった。1曲目よりもハコさんの歌声でしっとりと楽しめる。浜口庫之助さんはやはり凄いと思わせてしまう歌詞とメロディです。コード進行も気持ち良いしレベルの高い曲だと凄く思える。こっちをメインにした方が良いのにって発売当初から思ってる。堺正章さんがリードボーカルを取ったオリジナルもいつ聴いても最高です!(1978年発売のエッセイ&詩集「真夜中に太陽が見たい」の表紙写真)
2023年01月14日
2005年3月24日発売の平浩二さんと松尾ともこさんのデュエット曲「微笑みの再会」平浩二さんと言えば大ヒット曲「バス・ストップ」で有名です。1972年9月発売の「バス・ストップ」は総累計100万枚を超える大ヒットになりました。「♪バ〜スを〜 待つ間に〜」って子供から老人まで歌えてしまうほど売れました。松尾ともこさんは1969年から歌手活動している平浩二さんと同年代のシンガーです。1曲目「微笑みの再会」作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 宮本光雄さん2005年頃の山崎ハコさんと言えばライブ活動は安定して続けて、セルフカバーアルバム「歌いたいの」をリリースした頃です。この頃もハコさんのライブには良く行っていました。ライブのラスト曲に「会えない時でも」を歌い始めたのもこの頃です。アレンジはムード歌謡調な古き良き昭和の歌謡曲になっています。演歌寄りの楽曲を提供する事も多いハコさんですが、この手のデュエット用の曲を提供するのはかなり珍しいと思います。二人とも甘く柔らかい上質な歌声で、安心してゆったり聴ける。ハコさんの書く歌詞も大人の意味深な世界でメロディーもすんなりと心に入ってきます。2曲目「ミ・ノーチェ東京」作詞 山上路夫さん 作曲 佐伯一郎さん 編曲 小杉仁三さんこの曲は平浩二さんのソロです。「ミ・ノーチェ」って何?ってまず普通思う。夜って意味のようです。アゼルバイジャン語?のようです・・・。この曲もタイトル通りにムード歌謡な楽曲。作詞の山上路夫さんは天地真理さんの多くの名曲の歌詞を書いた作詞家です。コンガの音をかなり前に出してるのが凄く気持ち良い!カラオケで聴いても凄く良い。平浩二さんの甘い歌唱にぴったりな楽曲。こんな曲が今の時代にオリコン1位とかになってミリオン売り上げるとかになるとおもしろくなってくるのにって思ってしまう。
2023年01月13日
やしきたかじんさんの1976年10月21日発売の1stアルバム。このアルバムはクニ河内さんが全曲編曲を担当しています!自分はこのアルバムと「砂の十字架」のシングルしか持ってないのですが、70年代にいろんなアーティストが出演するライブ等で何度か生のステージを観たことがあった。やしきさんは70年代後半にはアリスと細川健さんの作った音楽事務所「ヤングジャパン」に所属してました。大阪駅前ビルにあった「ヤングジャパン大阪」の事務所には、アリスのチケットを購入とかアリスのTシャツを買いに何度も行ってました。中学生〜高校生の頃でした。ドアを入って右側の応接室のような場所にやしきさんがいるのを何度も見た。多くのアリスファンが出入りするので煙たそうな感じで何となく怖い印象しかなかった。(白地に水色や緑色のアリスロゴ、バックはペガサスのTシャツ、 黒字に白のアリスロゴとペガサスのTシャツ、赤地、紺地に英語の歌詞とアリスロゴのTシャツなど 思い出すだけで3種類。英語の歌詞は何だったかな? デニム生地のアリスロゴのキャップも買ったのを 思い出した)80年代、一人暮らしし始めた時に部屋にテレビを置かなかったのでテレビに出てるやしきさんはあまり知らない。引っ越してテレビを買った時は映画のビデオを観る用として買ったのでバラエティー番組系はほとんど見なかった。テレビ自体あまり好きじゃなかったのもあるけど。新野新さんとやってた番組だけは録画して観てた。(興味のあるアーティストや俳優が出てる歌番組やドラマだけは週に何本かは観てたと思う。 ソニーミュージックTV、MTV、ベストヒットUSA、ソウルトレインは欠かさず絶対観てた。 サンテレビでやってたポップベティハウス、もうひとつMBSでやってた洋楽専門の番組もあった)このデビューアルバム「TAKAJIN」はLPで持ってたのですが、探しても出てこないので売ってしまったか、誰かに貸したままなのか…わからない。何年か前にCDで出てるのを見つけて買った。1曲目「夜のピアノ」2曲目「過ぎゆく暮し」3曲目「男女関係」4曲目「チンピラだった頃」5曲目「ゆめいらんかね」6曲目「私は私がわからない」7曲目「酒場だより」8曲目「流れ者」9曲目「今宵」「夜のピアノ」はコミカルなアレンジで軽いラテンの曲。クニ河内さんのピアノのアレンジが凄く良い。高水健司さんのベースもいい感じです。クレジットの高水光司さんは高水健司さんの間違いだと思う。ドラムの武田光司さんの光司と間違って印刷されてるように思う。高水健司さんと高水光司さんはザ・グルービーズでもリズム隊として組んでたし、他のジャズライブなどでも組んでいます。再発したCDは間違いを直しておいて欲しかった。2曲目の「過ぎゆく暮し」は吉川忠英さんのアコギとクニ河内さんのピアノが楽しめます。オーソドックスなフォークナンバーでやしきさんもこの曲を歌ってる感じが凄く良い。3曲目「男女関係」はクニ河内さんのホンキートンクっぽいピアノから始まるジャジーな曲。ピアノのオブリもたっぷり楽しめます。4曲目「チンピラだった頃」は津村泰彦さんの歪みギターの激し目なブギーロック。クニ河内さんはハモンド弾いています。ハモンドとギターの絡み合うソロが凄く良い!5曲目「ゆめいらんかね」はデビューシングル。クニ河内さんの編曲が本当に良くて聞き入ってしまう。やしきさんの歌唱も良い。この曲はストリングスも良い感じに入ってきます。6曲目「私は私がわからない」はストリングスとオーボエ、フルート、ピアノが中心になってる演奏で始まる曲。吉川忠英さんのアコギのストロークからはフォーク色が全面に出てきます。7曲目「酒場だより」は津村泰彦さんのボトルネック奏法がイントロからずっと凄く良い!軽快なロックナンバーです。高水光司さんは高水健司さんのリズム隊も気持ちいい!8曲目「流れ者」は吉川忠英さんのギターが最高です。やしきさんの歌も良い感じです。9曲目「今宵」はアコギ1本でやしきさんが歌い始める。リズム隊が入ってきてからは、ややパワーバラードのようになっていく。このアルバムの中で昔から一番好きだった曲。
2023年01月12日
アメリカのソウルシンガー「James Brown」の1968年日本発売のシングル。A面「It's a Man's Man's Man's World」(マンズ・マンズ・ワールド)1966年4月にアメリカでシングルとして発売され大ヒットした曲。この曲は70年代にもリメイクしています。1966年オリジナルは2分52秒バージョンです。リメイクバージョンは3分20秒。イントロのド頭が全く違うのでわかりやすい。ティンパニーのロールで始まりストリングスが入って来るのがリメイクです。オリジナルは頭からブラスセクションが入っています。スローブルースなバラードです。泥臭さのあるアレンジで断然、このオリジナルの方が好きです。リメイクはモダンなアレンジでおしゃれに仕上がっています。めちゃくちゃカッコいいボーカルに鳥肌です。ジェームス・ブラウンが書いた曲で、1963年のコメディ映画「It's a Mad, Mad, Mad, Mad World」からの言葉遊びで付けられたタイトルのようです。当時のEP盤はなるべく3分に収めようとレコード会社もしていたようで、最後のフェードアウトが早すぎるように思えてしまう。あと2回しは聴きたい感じです。James Brown – Lead vocalDud Bascomb – TrumpetWaymon Reed – TrumpetLamarr Wright – TrumpetHaywood Henry – Baritone SaxophoneIan Bridle – PianoBilly Butler – GuitarBernard "Pretty" Purdie – Drums他 Trombone、BassB面「Papa's Got A Brand New Bag」(パパのニュー・バッグ)この曲は1965年2月アメリカ発売の大ヒットシングル。R&Bチャートで8週間に渡って1位を獲得した大ヒット曲です。タイトル知らなくても、この曲、聴けば「あ〜この曲か」とすぐにわかる人も多いと思う。ファンクなダンスナンバーでボーカルも演奏も最高です。エレキギターの超印象的なフレーズやブラスセクションのシブシブのアレンジ。James Brown – Lead vocalswith the James Brown Band:Joe Dupars – TrumpetRon Tooley – TrumpettLevi Rasbury – TromboneWilmer Milton – TromboneNat Jones – Alto SaxophoneMaceo Parker – Tenor and Baritone SaxophonesSt. Clair Pinckney – Tenor SaxophoneEldee Williams – Tenor SaxophoneAl "Brisco" Clark – Tenor SaxophoneNat Jones – OrganJimmy Nolen – GuitarSam Thomas or Bernard Odum – BassMelvin Parker – Drums80年代、90年代にも多くのアーティストにカバーされて大ヒットしてたりします。
2023年01月11日
花組公演「うたかたの恋」の再演を観劇してきました。1983年初演の雪組公演と2000年の宙組公演を観て以来の「うたかたの恋」。2018年の紅ゆずるさん主演の星組中日公演はチケットが取れずに観られなかった。映像ではどの公演も観てるけど、この作品は宝塚大劇場で上演しないと良さは半減すると実感。終演後は二人で蕎麦屋で熱燗4合呑んでから新しい居酒屋を発見してそこでまた熱燗呑んで帰ってきた。蕎麦屋では珍しくネギと大根おろしたっぷりの蕎麦を食べて、ニシンの甘露煮、出汁巻、わさび菜。新しい居酒屋ではマグロ赤身、アジの開き、塩ダレキャベツ、キュウリ漬け。最近、宝塚の飲み屋は早く閉まる店が多くなって最終ギリギリまで呑む事はなくなった。川向こうの好きだった居酒屋もお店閉めてしまったし…。その分、新しい店がいろいろ出来てるけど。麻実れいさんと遥くららさんが最後の夜に寝室でかくれんぼする場面が強烈に残ってて、すごく覚えてたので今回の演出では半分ぐらいのセリフに減ってたように思う。(初演の時はマイヤーリンクじゃなく、マイエルリンクと言ってました)麻実れいさんがかくれんぼをした後にルドルフ「今度は狼男ごっこ!」ルドルフ「血に飢えた恐ろしい狼が若い娘を捕まえて食べる」マリー 「あなたが狼男?」ルドルフ「そうだ!」マリー 「じゃあ、どうぞ食べてください」ルドルフ「それじゃつまらない。もっと恐怖におののいて逃げまどわなければ!」(お尻を叩く)実況録音のレコードではこのセリフだったけど、自分が観た日は違ってたように思う。この場面はアドリブも含んでたのかも知れない。遥くららさんが好きだったので、この場面の遥さんの可愛さと哀しさが強烈だった。この役は遥くららさんのイメージが焼き付いてるので、その後に観た花總まりさんでも何か違う感を持ってしまってる。初演のイメージは何十年経っても拭えない。今回の「うたかたの恋」も凄く良かったけど初演の場面を思い出しながらずっと観てしまってた。ミュージカル「エリザベート」上演後にルドルフのイメージが変わってしまって、あれ以降の「うたかたの恋」でのルドルフは「エリザベート」のルドルフ化してるように思ってる。それはそれで好きだし、今回の柚香光さんのルドルフは初演の麻実れいさんの次に良いと思った。柚香光さんのスター性が凄すぎて作品がいつもより輝いて感じられた。永久輝せあさんのスターオーラもさらに強烈になってて見惚れてしまった。どんなトップスターになるのか今から楽しみです。と言っても柚香光さんにはまだまだトップスターとして多くの作品を演じてほしいと願う。初演の「うたかたの恋」の二幕のショー「グラン・エレガンス」の遥くららさんが可愛かった。いろんな物を詰め込んだバラエティショーのようなレビューで、有名ミュージカルの楽曲が多く使われてた。コミカルな場面からSF的な場面とか、この公演から組替えで来た平みちさんの活躍も目立ったショー。「うたかたの恋」、もう一度観劇する予定なので楽しみです。ショーはあまり印象に残らなかったので、2回目観る時にしっかり観たい。
2023年01月10日
1991年9月21日発売の山本リンダさんの43枚目のシングル。第三次リンダブームのど真ん中に発売された強烈な楽曲です。山本リンダさんのシングル、アルバムともまだまだ書いていない物がいっぱいある。13年間所属していたキャニオンレコードを抜け、このシングルとこのシングルが含まれるアルバムのみCBSソニーからのリリースでした。そしてここからしばらくシングル1枚リリースするたびにレコード会社が変わっていきます。この時期、ちょっと謎な動きをしていました。 1曲目「エル・ソル ~太陽の唄~」作詞 園部和範さん 作曲・編曲 小田裕一郎さん作詞の園部和範さんは多くの有名テレビマンガの主題歌や戦隊モノ特撮作品の主題歌の歌詞を書いています。里乃塚玲央さんの名前で書かれています。この曲は本名名義での作詞です。そのほか。「みんなのうた」「おかあさんといっしょ」などの子供向け楽曲の歌詞も多く書いています。「どうにもとまらない」以降のSMの女王様路線の歌詞の流れを汲んだ勇ましい歌詞です。小田裕一郎さんは知らない人はいないと思う」作曲、編曲家です。そしてギタリストでもあります。ピンク・レディーの名曲『愛・GIRI GIRI』の作曲も小田さんです!アルバム「Chaos」からのリードトラックです。アルバム3曲目に収録されています。フラメンコ調の激しく熱い曲です。山本リンダさんのフラメンコ調の曲と言えば「ぎらぎら燃えて」が超有名ですが、それと被る感じはしないフラメンコ調の楽曲です。フラメンコギターは小田さんが弾いています。山本リンダさんの歌唱は激しく熱い!この時、リンダさんはちょうど40歳です。より激しさを増していった頃です。デビュー当時のリンダさんの頃では考えられないような歌唱法です。2曲目「ゆえに彼女の世界征服」作詞 園部和範さん 作曲・編曲 小田裕一郎さんこの曲もアルバム「Chaos」からのシングルカットです。アルバム4曲目に収録。「エル・ソル ~太陽の唄~」とは比べ物にならないほど、さらに激しくカオスな世界です。こっちをリードトラックにするべきだったと発売時から思ってる。リンダさんがライブでどう歌うのか聴いてみたい。自分が行ったこの時期のライブではこの曲はセットリストに入ってなかった。小田さんの激しいギターソロもめちゃカッコいいし、リンダさんの変幻自在のボーカルも凄い!アウトロでは鞭で打ちまくってる音で終わっていきます。
2023年01月08日
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