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☆1月中は自然の変化も少ないので、自然観察の振返りとしてウォーキングコースの野鳥を随時掲載しています。☆コサギはサギ科シラサギ属の野鳥で、脚、首、くちばしは長いですが、ダイサギほどではありません。コサギ(小鷺)の名は、シラサギの中で最も小さいことに由来します。シラサギは3種類で、コサギ(小鷺)、チュウサギ(中鷺)、ダイサギ(大鷺)の順に大きくなります。コサギはシラサギ属、チュウサギとダイサギはアオサギ属です。(2014年3月12日撮影)。☆コサギは、足の指が黄色いことと、夏羽では頭に2本の長い冠羽が見え、背の飾り羽は先が巻き上がっており、他のシラサギと区別できます。(2015年1月1日撮影)。☆水田や川辺、海岸などで首を縮めて立っている姿がよく見られます。繁殖はサギ科の仲間同士で寄り集まって、集団繁殖地の「サギ山」を作る習性があります。(2012年3月1日撮影)。☆コサギは、魚類、カエル、ザリガニなどを捕食するそうです。(2012年3月11日撮影)。
2016.01.18
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☆1月中は自然の変化も少ないので、自然観察の振返りとしてウォーキングコースの野鳥を随時掲載しています。☆コゲラはキツツキ科アカゲラ属の野鳥で、日本全国に分布しており、日本産のキツツキのうち最小です。基本的には留鳥ですが、寒冷地に生息する個体は、冬期に暖地に移動するものもいるそうです。(2013年1月8日撮影)。☆コゲラは、羽が灰褐色と白のまだら模様が特徴です。(2015年1月5日撮影)。☆小さい体の割には、20haほどの広いなわばりを持っており、一度繁殖を始めると同じ場所に生息し続けるそうです。つがいの絆も、片方の鳥が死ぬまで続くことが多いそうです。(2015年1月5日撮影)。☆コゲラ(小啄木鳥)の名は、小さい啄木鳥(キツツキ、ケラ)なので名付けられました。啄木鳥(キツツキ)は、「ケラツツキ」に由来し、「ケラ」は虫のこと。木の中の虫を啄(つつ)いて捕る鳥の意味だそうです。(2013年1月8日撮影)。☆コゲラは雑食ですが、主に昆虫を食べ、木の実を食べることもあるそうです。(2015年1月5日撮影)。☆立川市に隣接する小平市は、コゲラを市の鳥に指定しています。(2012年3月25日撮影)。
2016.01.17
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☆1月中は自然の変化も少ないので、自然観察の振返りとしてウォーキングコースの野鳥を随時掲載しています。☆キセキレイは、北海道から九州に分布するセキレイ科セキレイ属の留鳥です。(2012年8月2日撮影)。☆キセキレイは、黄色い腰と白い斑紋が特徴で、いつも尾羽を上下に振っています。(2014年12月21日撮影)。☆キセキレイ(黄鶺鴒)の名は、胸元から腹・腰の下面が黄色いことに由来します。「セキレイ」は、漢名の鳥「鶺鴒」を音読みにしたもので、背筋をあらわす鶺(セキ)と冷たく澄むという意味の鴒(レイ)からなり、背筋がすらりと伸びて清冷な鳥という意味だそうです。(2012年8月2日撮影)。☆キセキレイの食性は動物食で、日中は水辺を歩きながら水中や岩陰などに棲む昆虫類やクモ類などを捕えて食べるそうです。また飛んでいる昆虫を捕まえるフライング・キャッチをする様子も観察されるそうです。(2016年1月2日撮影)。
2016.01.16
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☆1月中は自然の変化も少ないので、自然観察の振返りとしてウォーキングコースの野鳥を随時掲載しています。☆キジバトはハト科キジバト属の野鳥で、ウォーキングコースで1年中見かける留鳥です。ただし、北海道や本州北部に生息するものは、越冬のために南下するそうです。(2013年2月20日撮影)。☆キジバトは、平地から山地の明るい森林や都市部にも生息するそうです。(2014年5月26日撮影)。☆体色は雌雄同色で、茶褐色から紫灰色。翼には、黒と赤褐色の鱗状の模様があります。頸部側面に青と白の横縞模様があります。(2014年5月26日撮影)。☆キジバトの食性は雑食で主に果実や種子を食べますが昆虫類、貝類、ミミズ等も食べるそうです。(2012年3月22日撮影)。☆キジバト(雉鳩)の名は、体の色がキジの雌に似ていることに由来します。別名はヤマバト。「ハト」は、飛び立つときの音「パタパタ」に由来するようです。「鳩」の字は、「九+鳥」で、この「九」は鳴き声「クルッククゥー」からきたという説があるそうです。
2016.01.15
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☆1月中は自然の変化も少ないので、自然観察の振返りとしてウォーキングコースの野鳥を随時掲載しています。☆カワセミはウォーキングコース(玉川上水)で時々見かけますが、冬の時期が多いようです。カワセミはカワセミ科カワセミ属の野鳥で、北海道では夏鳥ですが、他の地域では留鳥として1年中見ることができるそうです。カワセミは、土の崖の斜面に穴を掘って巣を作り、繁殖するそうです。(2014年1月12日撮影)。☆カワセミは、頭、頬、背中は青く、頭には鱗のような模様があります。喉と耳のあたりは白く、胸と腹と目の前後は橙色です。足は赤いのがわかります。(2015年1月27日撮影)。☆カワセミの羽の鮮やかな色は、羽の色素によるものではなく、羽毛にある微細な構造によって光の加減で青く見えるものだそうです。これは構造色の一つで、微細な溝・突起などによる光の干渉で見えるものです。(2015年2月21日撮影)。☆カワセミのオスのくちばしは黒く、メスのくちばしは下が赤くなっています。こちらは、カワセミのオスです。(2015年2月21日撮影)。☆こちらは、くちばしの下が赤くなっており、カワセミのメスです。(2014年1月12日撮影)。☆カワセミ(翡翠、川蝉)の名は、川に棲む「セミ」に由来するそうです。「セミ」は、古名の「ソニ(青土)」が「ソビ」に変化し、それが「セミ」になったそうです。「翡翠」は、鮮やかな水色や緑色に見える体色から「ヒスイ」「青い宝石」と呼ばれたことに由来しますが、「川蝉」は「蝉」とは関係なく「カワセミ」の音を当てた漢字だそうです。(2015年2月21日撮影)。☆カワセミは、水辺の石や枝の上から水中に飛び込んで、魚や水生昆虫をくちばしで捕え、エビやカエルなども捕食するそうです。流れの中の小魚を狙っていたようで、この後飛び込んでいきました。(2015年2月21日撮影)。
2016.01.14
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☆1月中は自然の変化も少ないので、自然観察の振返りとしてウォーキングコースの野鳥を随時掲載しています。☆カワウは、本州・四国・九州に繁殖地があり、留鳥または漂鳥として生活するウ科ウ属の鳥です。埼玉県にある森林公園の沼でたくさんのカワウを見かけたことがあります。カワウ(河鵜、川鵜)の名は、河・川に生息する鵜に由来します。だだし、河川だけでなく、河口付近や湖沼、浅海域でも普通に見られるそうです。☆カワウは大型で全身がほとんど黒色ですが、若鳥は全体に淡褐色で、胸などの下面が淡くて白っぽい個体もいるそうです。まさに、その通りの若鳥です。若鳥から成鳥の羽に変わるのは、生まれた翌年の夏になるそうです。足には、大きな水かきが見えます。☆くちばしの先はカギ状で、くちばしの基部の黄色い口角部分には丸みがあります。☆カワウの餌となるのはほとんど魚類で、潜水して捕食します。捕獲する際には時に1分以上、水深10m近くまで潜水することもあるそうです。1羽で1日500gの魚を食べるとされています。
2016.01.13
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☆1月中は自然の変化も少ないので、自然観察の振返りとしてウォーキングコースの野鳥を随時掲載しています。☆カルガモは、ウォーキングコースで最もポピュラーなカモ科マガモ属の野鳥で、ウォーキングの範囲では1年中10羽ほど見かけますが、冬には40~60羽になります。北海道など北部に生息するものは冬期に南下するそうです。(2014年1月13日撮影)。☆マガモなど他の鴨のオスが目立つ羽色をしているのに、カルガモだけは雌雄同色で簡単には見分けがつきません。尾羽の付け根から上の部分(上尾筒)の羽の周りが白く鱗(うろこ)のように見えるのが、メスです。(2013年3月29日撮影)。☆尾羽の付け根から上の部分(上尾筒)の羽が濃い単色なのが、オスです。(2013年3月29日撮影)。☆カルガモは、つがいが出来るとウォーキングコース(玉川上水)で繁殖します、毎年5月から6月にカルガモの雛を見かけます。(2012年5月27日撮影)。☆こちらは、雛が9羽います。(2013年5月6日撮影)。☆カルガモ(軽鴨)の名は、「軽の池」(奈良県橿原市大軽周辺とする説もあり)で夏季も含めて見られたカモであったことに由来するそうです。(2013年1月3日撮影)。☆カルガモの食性は植物食傾向が強い雑食で、種子、水生植物、昆虫などを食べるそうです。小魚を食べることもあるようです。カルガモは、水面を上手に泳いで移動しますが、水中に潜ることができないので、このような逆立ちになって、川底の水草や藻を食べているのでしょうか。(2015年1月4日撮影)。☆イチョウの木のイチョウ鴨脚樹という呼びかたと名「鴨脚樹」は、中国語でイーチャオ、ヤーチャオと発音される「鴨脚」が変化したものと言われているそうで、イチョウの葉の形が鴨の水かきの形に似ていることからきているそうです。カルガモの水かきがついた足に注目してください。(2015年5月3日撮影)。
2016.01.12
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☆1月中は自然の変化も少ないので、自然観察の振返りとしてウォーキングコースの野鳥を随時掲載しています。☆日本で日常的に見られるカラス科カラス属のカラスは、留鳥のハシボソガラスとハシブトガラスの2種です。こちらがハシボソガラスです。(2014年3月12日撮影)。☆こちらは、ハシブトガラスです。(2015年2月28日撮影)。☆ウォーキングの途中、夕方4時半過ぎに突然現れたカラスの群れです。カラスは鳥類の中で最も知能が発達しており、ある程度の社会性を持ち、協力しあい鳴き声による意思の疎通を行っているそうです。(2015年12月29日撮影)。☆こちらは、全体で50羽ほどの群れでした。カラスの群れについて調べてみました。成鳥はつがいでほぼ一年中固定された縄張りを持ちますが、若鳥は群れで行動するそうです。繁殖中のつがいは巣の周辺でねぐらをとることが多いのですが、それ以外の個体は夜間人が立ち入ることのないよく茂った林や竹林に集団ねぐらをとるそうです。(2015年12月2日撮影)。☆ウォーキングコースの畑の大木に、鳥の巣のようなものを見つけました。カメラで見ると、巣の中にカラスがいます。カラスの繁殖期は3月から7月頃で、3月頃から巣作りを始めるそうです。繁殖期の4月から6月頃には、巣にいる卵や雛を守ろうとするために、人への攻撃が多くなるそうなので、注意する必要があるようです。(2014年3月12日撮影)。☆カラス(烏、鴉)の名は、「カーカー」という鳴き声が不吉を連想させ「気をからす」「邪気をからす」ような行動をしていることに由来する説、色が黒いので「黒し(クロシ)」が転化したという説、「カーカー」という鳴き声にウグイスなど鳥を意味する接尾語「ス」がついたという説などがあるそうです。なお、漢字の「烏」は、黒くて目がどこにあるかわからないので「鳥」の字を一画省略したと言われているそうです。納得できる説です。(2015年2月28日撮影)。☆カラスは雑食性で、生ゴミや動物の死骸をついばんでいるところがよく目撃されます。その他にも昆虫類、小動物(小型哺乳類、鳥類の卵や雛、爬虫類、両生類、ザリガニなど多数)果実、種子、動物の糞なども食べます。
2016.01.11
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☆1月中は自然の変化も少ないので、自然観察の振返りとしてウォーキングコースの野鳥を随時掲載しています。☆オナガは、カラス科オナガ属の野鳥です。オナガは、1970年代までは本州全土と九州の一部で観察されたそうですが、1980年代以降は西日本では確認されていないそうです。オナガ(尾長)の名は、尾羽の長さが20センチ程度あり、文字通り尾羽が長いことに由来します。(2013年1月8日撮影)。☆オナガは、20年位前までは30羽ほどの群れで行動するのをウォーキングコースでも近所でも見かけましたが、最近は1~2羽、多くても数羽の群れしか見かけなくなっています。生息数が相当減っているのではないかと心配です。オナガは、東日本では個体数を増やしているそうですが、ウォーキングコース(玉川上水)では減少しています。(2013年1月8日撮影)。☆尾羽は青灰色で、中央の2枚が最も長く、先端が白色です。毎年観察してきたオナガですが、尾羽の先端が白いことは、下から撮影して初めて気づきました。このように先端は、はっきりと白くなっています。(2015年1月3日撮影)。☆オナガの食性は雑食で、昆虫、果実、種子などを常食し、一部は貯食するそうです。(2012年12月24日撮影)。
2016.01.10
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☆1月中は自然の変化も少ないので、自然観察の振返りとしてウォーキングコースの野鳥を随時掲載しています。☆2015年3月下旬、ウォーキングコース(玉川上水)を歩いていると木の枝に見たことがない青い鳥が見えました。オオルリのオスです。(2015年3月20日撮影)。☆オオルリは、ヒタキ科オオルリ属の野鳥です。日本へは夏鳥として4月下旬ころに渡来し、北海道から九州までの全国各地で繁殖して、10月過ぎの冬季は東南アジアで越冬する渡り鳥です。オオルリは、低山帯から亜高山帯にかけての山地や丘陵に生息し、とくに渓流沿いのよく茂った森林に多く、飛翔している昆虫を捕食し、クモ類なども捕食するそうです。(2015年3月20日撮影)。☆オオルリのオスは、背中は尾を含めて金属光沢のある鮮やかな青色(瑠璃色)です。尾の基部の左右には、白班が見えます。(2015年3月20日撮影)。☆オオルリのオスの喉と顔は黒く目が目立たず、腹は白くなっています。(2015年3月20日撮影)。☆オオルリ(大瑠璃)は、コルリやルリビタキに比べて大きめの青い(瑠璃色の)鳥です。オオルリの「ルリ」とは、青い宝石の瑠璃(ラピスラズリ)に由来するそうです。仏教の世界で瑠璃は七宝(しっぽう、極楽浄土を表現する宝)の一つとされていて、その瑠璃の色をもつ鳥として昔から愛されている鳥だそうです。また、オオルリのさえずりは、ウグイス・コマドリとともに日本三鳴鳥に挙げられているほど美しいとされています。(2015年3月20日撮影)。☆なお、『日本の野鳥』(竹下信雄著、小学館)によると、古来の習慣で、緑色の鳥には「あお(緑)」の名(アオゲラ、アオバト)がつけられ、青い鳥には「ルリ(瑠璃)」の名(オオルリ、ルリビタキ)がつけられるそうです。
2016.01.09
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☆1月中は自然の変化も少ないので、自然観察の振返りとしてウォーキングコースの野鳥を随時掲載しています。☆2013年10月、ウォーキングの途中で大きめの鳥が見えたので、近づいてみました。獲物を捕らえたオオタカでした。(2013年10月9日撮影)。☆体長は、カラスより大きい印象で、全長がおよそ50センチメートル位だったでしょうか。オオタカは、タカ科に属し、日本のタカの代表的な種で、鷹狩りに使われていたそうです。(2013年10月9日撮影)。☆オオタカ(大鷹)の名は、他のタカ科の羽色が褐色なのに対して、オオタカの羽色が青灰色なので「蒼鷹(アオタカ)」と呼ばれ、それが転じてオオタカになったという説があるそうです。「蒼い」とは灰色がかった白色のことだそうです。(2013年10月9日撮影)。☆オオタカは住宅地の造成などで生息数が減り、1984年の調査では全国で500羽以下と推定されていましたが、2008年の調査では関東地方周辺だけで約5,800羽まで回復したそうです。環境省のレッドリストでも、2006年に絶滅危惧種から外れ準絶滅危惧種になったそうなので、相当増えてきているようです。(2013年10月9日撮影)。☆オオタカは、小鳥からハト大の鳥や小動物を捕りますが、冬は水辺で水鳥をねらうこともあるそうです。
2016.01.08
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☆1月中は自然の変化も少ないので、自然観察の振返りとしてウォーキングコースの野鳥を随時掲載しています。☆アカゲラは、黒い背中に白い逆「ハの字」型の模様、白い胸・脇腹と赤い下腹部が特徴です。これは、後頭部が赤い(雌は黒い)ので、雄でしょうか。オオアカゲラ、コアカゲラは、背中に逆「ハの字」型の模様はありません。また、オオアカゲラは、脇腹に縦班があります。(2013年2月15日撮影)。☆アカゲラはキツツキ科アカゲラ属の野鳥で、北海道には亜種エゾアカゲラが、本州・四国には亜種アカゲラが留鳥として生息しているそうです。(2013年2月15日撮影)。☆アカゲラ(赤啄木鳥)の名は、雄の成鳥の後頭が赤い羽毛でおおわれていることに由来します。啄木鳥(キツツキ)は、「ケラツツキ」に由来し、「ケラ」は虫のこと。木の中の虫を啄(つつ)いて捕る鳥の意味だそうです。(2013年2月15日撮影)。☆アカゲラの食性は雑食で、主に昆虫、クモ、多足類を食べ、果実や種子も食べるそうです。(2013年2月15日撮影)。☆石川啄木(本名:石川一)は、出身地の岩手県にキツツキ(啄木鳥)が多く、病気療養中にキツツキの音に心を慰められたので、それでペンネームにしたそうです。
2016.01.07
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☆1月中は自然の変化も少ないので、自然観察の振返りとしてウォーキングコースの野鳥を随時掲載しています。☆アオサギは、ダイサギとともにサギ科アオサギ属の鳥で、体長90センチメートルになる日本最大のサギの仲間です。アオサギ(蒼鷺)の名は、蒼い鷺に由来し、「蒼い」とは灰色がかった白色のことだそうです。(2012年6月23日撮影)。☆日本では北海道から九州まで分布する留鳥です。北海道で夏に繁殖する亜種アオサギ(夏鳥)は、九州以南に南下し越冬します(冬鳥)。(2012年6月23日撮影)。☆上面は青みがかった灰色の羽毛で被われ、淡灰色の長い飾羽があります。下面は白い羽毛で被われ、頸部から胸部にかけて黒い縦縞が入っています。頭部は白い羽毛で被われ、眼上部から後頭にかけて黒い筋模様があり、後頭は黒い羽毛です。(2013年10月21日撮影)。☆アオサギは、魚類、両生類、鳥類の雛、小型哺乳類、ザリガニ、昆虫などをエサにしているそうです。(2012年3月17日撮影)。
2016.01.06
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☆1月中は自然の変化も少ないので、自然観察の振返りとしてウォーキングコースの野鳥を随時掲載していきます。ウォーキングコースで見かけた野鳥は、約30種類です。写真は、自然観察記録としてコンパクトデジタルカメラで撮影した写真ですので鮮明ではありませんが、しろうと自然科学者の自然観察記録としてご覧ください。☆自然観察を本格的に始めた2012年4月中旬。ウォーキングの途中で、毎日のように「キョッ、キョッ」と短く鋭い鳴き声が聞こえていました。ようやく、鳴き声の主、アオゲラを見つけました。木を突きながら登っていく後姿のアオゲラ。写真は残念ながら後姿になってしまいました。(2012年4月17日撮影)。☆アオゲラはキツツキ科アオゲラ属の野鳥で、日本の平地から山地の森林に留鳥として生息しています。学名はPicus awokeraで、アオゲラの名がついています。体上面の羽衣、尾羽や翼は黄緑色で、背中や肩羽は灰色、腰や尾羽は黄色みを帯びています。後頭の羽衣が赤くなっています。アオゲラ(緑啄木鳥)の名は、緑色の啄木鳥から。古来の習慣で、緑色の鳥には「あお(緑)」の名(アオゲラ、アオバト)がつけられ、青い鳥には「ルリ(瑠璃)」の名(オオルリ、ルリビタキ)がつけられるそうです。(2012年4月17日撮影)。☆アオゲラの食性は、動物食傾向が強い雑食で、主に幹や枝で昆虫を採食し、果実も食べるそうです。地表でも採食をおこない、アリも食べるそうです。
2016.01.05
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☆ウォーキングコース(玉川上水)で、冬鳥のマガモを見かけるようになったことを12月7日の日記で紹介しました。◎冬鳥のマガモ(2015年12月7日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20151207/☆その後、カルガモの増加とともに、マガモが次々と飛来し、あちこちで見かけるようになりました。☆昨年は例年になく30~40羽の多くのマガモがやってきましたが、今年もすでに20羽以上になっているようです。☆年中見かけるカルガモも、次第に数が増えてきています。カルガモは、つがいが出来ると、ウォーキングコース(玉川上水)で産卵し子育てしますので、毎年雛を見かけます。☆マガモは冬鳥として渡来し、全国で越冬します。越冬中につがいを作り、春3月には北海道と山地などの繁殖地へ渡っていきますので、雛を見かけることはありません。
2015.12.30
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☆ウォーキングの途中、夕方4時半過ぎに突然現れたカラスの群れです。カラスが群れで行動するのを見たのは、初めてです。カラスは鳥類の中で最も知能が発達しており、ある程度の社会性を持ち、協力したり鳴き声による意思の疎通を行っているそうです。☆電線に止まっているカラスです。コンパクトデジタルカメラで、しかも暗くなってきていたのでピンボケ写真です。これは、嘴が細く上嘴が曲がっていないので、ハシボソガラスのようです。☆全体で50羽ほどの群れでした。カラスの群れについて調べてみました。成鳥はつがいでほぼ一年中固定された縄張りを持ちますが、若鳥は群れで行動するそうです。繁殖中のつがいは巣の周辺でねぐらをとることが多いのですが、それ以外の個体は夜間人が立ち入ることのないよく茂った林や竹林に集団ねぐらをとるそうです。☆カラス(烏、鴉)の名は、「カーカー」という鳴き声が不吉を連想させ「気をからす」「邪気をからす」ような行動をしていることに由来する説、色が黒いので「黒し(クロシ)」が転化したという説、「カーカー」という鳴き声にウグイスなど鳥を意味する接尾語「ス」がついたという説などがあるそうです。なお、漢字の「烏」は、黒くて目がどこにあるかわからないので「鳥」の字を一画省略したと言われているそうです。☆カラスは雑食性で、生ゴミや動物の死骸をついばんでいるところがよく目撃されます。その他にも昆虫類、小動物(小型哺乳類、鳥類の卵や雛、爬虫類、両生類、ザリガニなど多数)果実、種子、動物の糞なども食べます。
2015.12.10
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☆ウォーキングコース(玉川上水)で、冬鳥のマガモを見かけるようになりました。カルガモに交じって、右端にマガモのオスが1羽います。昨年は、例年になく30~40羽の多くのマガモがやってきました。☆カルガモは一年中見かけますが、マガモを見かけるのは冬だけです。マガモは、北海道と山地で繁殖しますが、多くは冬鳥として渡来し、全国で越冬します。越冬中につがいを作り、春には繁殖地へ渡っていきます。☆マガモのオスは、黄色い嘴、緑色の頭、白い首輪、灰黒色の胴体という鮮やかな色です。メスは、黒褐色に黄褐色の縁取りの羽で、目立たない色です。☆玉川上水では、マガモは十二月頃にやってきて三月には見かけなくなります。マガモ(真鴨)の名は、カモを代表する鳥から、マ(真)鴨、カモの中のカモの意だそうです。
2015.12.07
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☆ウォーキングコースの電線にとまっているムクドリを見かけました。ムクドリ(椋鳥)の名は、「群木鳥・群来鳥(ムレキドリ)」から転じたという説と、椋木(ムクノキ)の実を食べることに由来するという説があるそうです。☆ムクドリは、東アジアに分布するムクドリ科ムクドリ属の野鳥です。日本では、ほぼ全域に分布する留鳥ですが、北部に生息するものは冬に南部に移動するそうです。☆ムクドリは、翼と胸・頸は茶褐色で、頸から頭部にかけてと腰に白い部分があり、嘴と足は黄色です。コンパクトデジタルカメラで撮ったものですが、特徴はわかります。☆ムクドリは雑食で、植物の種子や果物、ミミズや虫の幼虫などを好んで食べるそうです。餌を求めて、ハナミズキの樹へと移動していきました。☆ムクドリは、もともとは農作物に害を及ぼす虫を食べる益鳥でしたが、都市部で夕暮れ時に電線や街路樹などに大群で集まり騒がしく鳴き声をたてて、鳴き声による騒音や糞害が問題になっています。作曲家のモーツァルトは、ムクドリをペットとして飼い、ムクドリのさえずりを基にした旋律があるそうです。
2015.12.06
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☆ウォーキングコース(玉川上水)で、久しぶりにアオサギを見かけました。☆小魚を狙っているのでしょうか。流れの中を歩き回っています。アオサギは、魚類、両生類、鳥類の雛、小型哺乳類、ザリガニ、昆虫などをエサにしているそうです。最近、アオサギを見かけることが少なくなりました。☆アオサギは、ダイサギとともにサギ科アオサギ属の鳥で、体長90センチメートルになる日本最大のサギの仲間です。この鳥は、体長60センチメートル程度で小さめでした。☆アオサギ(蒼鷺)の名は、蒼い鷺に由来し、「蒼い」とは本来は灰色がかった白色のことだそうです。
2015.07.04
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☆収穫が終わったブロッコリー畑が、次の作付のために耕されていました。そこで、盛り上がった土の陰にハクセキレイが見えました。☆ハクセキレイは、ウォーキングコースでよく見かけますが、動きが機敏でなかなか撮影できませんし、撮影できてもピンボケ写真でした。ハクセキレイが、土の上に移動しました。☆ハクセキレイは、北海道・本州に分布するセキレイ科セキレイ属の留鳥または漂鳥です。☆ハクセキレイは雑食で、高いところから採食に適した場所を探し、水辺や畑に下りてきて、歩きながら、主に昆虫やクモ、ミミズなどを捕えて食べるそうです。☆土の上を、餌となる昆虫やミミズを探して歩き回っているのでしょうか。☆ハクセキレイ(白鶺鴒)の名は、白い鶺鴒で、別名「イシタタキ(石叩き)」「ニワタタキ(庭叩き)」「イワタタキ(岩叩き)」と言うそうですが、これは長い尾を上下に振るしぐさからきているようです。☆セキレイ(鶺鴒)の名は、漢名の「鶺鴒」を音読みにしたもので、背筋をあらわす鶺(セキ)と冷たく澄むという意味の鴒(レイ)からなり、背筋がすらりと伸びて清冷な鳥という意味だそうです。☆ハクセキレイが手前に近づいてきました。ハクセキレイは、肩から背にかけては黒色、腹部は白く胸部が黒くなっています。顔は白く、黒い過眼線(眼を中心に前後方向に入る線状または帯状の模様)が入ります。セグロセキレイと似ていますが、ハクセキレイは眼下部が白いので区別できます。
2015.04.09
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☆昭和記念公園の自転車専用道路で、緑色の小鳥を見かけました。前回見かけた時は撮り逃がしたのですが、今回はしばらく道路上にいたので撮影できました。アオジのようです。☆アオジは、ホオジロ科ホオジロ属の野鳥です。日本では亜種アオジが北海道や本州中部以北で繁殖し、中部以西で越冬するそうです。また少数ながら基亜種が越冬(冬鳥)や渡りの途中(旅鳥)のため、主に本州の日本海側や九州に飛来するそうです。☆アオジは、初めて観察できた野鳥です。上面は褐色の羽毛で覆われ、黒い縦縞が入り、上嘴は暗褐色、下嘴の色彩は淡褐色、後肢の色彩は淡褐色、下面が黄色い羽毛で覆われ、喉が黄色いそうです。写真で見ると、喉が黄色いのと胸から腹が黄色にまだら模様なのが特徴のようです。☆アオジは、植物の種子や昆虫類を食べ、地上で採食するそうですが、路上で餌を探しまわっているようです。☆アオジ(青鵐、蒿鵐、蒿雀)の名は、「アオ(青)」は緑も含めた古い意味での青の意でオスの色彩に由来し、「ジ(鵐)」は「シトド」の略でシトドはホオジロ科の鳥の古名だそうです。☆なお、昨日のオオルリでも紹介しましたが、『日本の野鳥』(竹下信雄著、小学館)によると、古来の習慣で、緑色の鳥には「あお(緑)」の名(アオゲラ、アオバト)がつけられ、青い鳥には「ルリ(瑠璃)」の名(オオルリ、ルリビタキ)がつけられるそうです。
2015.03.24
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☆ウォーキングコース(玉川上水)で歩いていると、木の枝に見たことがない青い鳥が見えました。(2015年3月20日撮影)。☆オオルリのオスです。日本へは夏鳥として4月下旬ころに渡来し、北海道から九州までの全国各地で繁殖して、10月過ぎの冬季は東南アジアで越冬する渡り鳥です。一足早く渡来したのでしょうか。☆オオルリは、ヒタキ科オオルリ属の野鳥です。オオルリは、低山帯から亜高山帯にかけての山地や丘陵に生息し、とくに渓流沿いのよく茂った森林に多く、飛翔している昆虫を捕食し、クモ類なども捕食するそうです。☆オオルリのオスは、背中は尾を含めて金属光沢のある鮮やかな青色(瑠璃色)です。尾の基部の左右には、白班が見えます。☆オオルリのオスの喉と顔は黒く目が目立たず、腹は白くなっています。☆ウォーキングコース(玉川上水)でオオルリを見かけたのは、これが初めてです。しばらく玉川上水沿いの木をゆっくりと移動してくれたので、比較的鮮明な写真が撮れました。☆オオルリは、コルリやルリビタキに比べて大きめの青い(瑠璃色の)鳥です。オオルリの「ルリ」とは、青い宝石の瑠璃(ラピスラズリ)に由来するそうです。仏教の世界で瑠璃は七宝(しっぽう、極楽浄土を表現する宝)の一つとされていて、その瑠璃の色をもつ鳥として昔から愛されている鳥だそうです。☆また、オオルリのさえずりは、ウグイス・コマドリとともに日本三鳴鳥に挙げられているほど美しいとされています。☆なお、『日本の野鳥』(竹下信雄著、小学館)によると、古来の習慣で、緑色の鳥には「あお(緑)」の名(アオゲラ、アオバト)がつけられ、青い鳥には「ルリ(瑠璃)」の名(オオルリ、ルリビタキ)がつけられるそうです。
2015.03.23
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☆ウォーキングコース(玉川上水)を歩いていると、水辺に大きな鳥がいました。顔つきからカワウだと思いました。☆カワウの若鳥でした。若鳥から成鳥の羽に変わるのは、生まれた翌年の夏になるそうです。この鳥も、今年の夏8月にはほとんど黒色の成鳥になるのでしょうか。☆カワウは大型で全身がほとんど黒色ですが、若鳥は全体に淡褐色で、胸などの下面が淡くて白っぽい個体もいるそうです。まさに、その通りの若鳥です。☆足には、大きな水かきが見えます。☆カワウは、本州・四国・九州に繁殖地があり、留鳥または漂鳥として生活するウ科ウ属の鳥です。埼玉県にある森林公園の沼でたくさんのカワウを見かけたことがあります。☆くちばしの先はカギ状で、くちばしの基部の黄色い口角部分には丸みがあります。
2015.03.18
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☆1月末に見かけて以来、1カ月ぶりにウォーキングコースの玉川上水の水辺で、セグロセキレイを見かけました。ハクセキレイは、ウォーキングのたびに見かけますが、セグロセキレイはめったに見かけることがありません。☆セグロセキレイ(背黒鶺鴒)の名は、頭から胸、背が黒い「鶺鴒」です。額から眉班と喉、腹からの体下面は白く、嘴と足は黒いのが特徴です。☆セグロセキレイは主に水辺に住む野鳥で、雑食だそうです。☆セグロセキレイは、主に水辺の昆虫やクモをエサとしています。地上や水辺を活発に歩きながら、地面や水面をついばんだり、水面を飛んでいる昆虫を捕えたりするそうです。☆セグロセキレイは、北海道・本州、四国・九州で見られるセキレイ科セキレイ属の留鳥または漂鳥です。セキレイ(鶺鴒)の名は、漢名の「鶺鴒」を音読みにしたもので、背筋をあらわす鶺(セキ)と冷たく澄むという意味の鴒(レイ)からなり、背筋がすらりと伸びて清冷な鳥という意味だそうです。
2015.03.02
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☆ウォーキングコース(玉川上水)を歩いていると、玉川上水にかかる橋の鉄柵にカワセミがいるのを見かけました。1月末に2回、同じ場所で見かけました。続けて同じ場所にいたということは、ここが餌場なのでしょうか。近くに巣があるのでしょうか。カワセミは、土の崖の斜面に穴を掘って巣を作り、繁殖するそうです。☆これは、1月末に見かけたカワセミです。(2015年1月27日撮影)。☆カワセミは、カワセミ科カワセミ属の野鳥です。北海道では夏鳥ですが、他の地域では留鳥として1年中見ることができるそうです。くちばし全体が黒いので、これはオスのようです。☆カワセミは、頭、頬、背中は青く、頭には鱗のような模様があります。喉と耳のあたりは白く、胸と腹と目の前後は橙色です。足は赤いのがわかります。☆横を向くと、喉の白さ、眼の前の橙色が目立ちます。☆カワセミの羽の鮮やかな色は、羽の色素によるものではなく、羽毛にある微細な構造によって光の加減で青く見えるものだそうです。これは構造色の一つで、微細な溝・突起などによる光の干渉で見えるものです。☆カワセミ(翡翠、川蝉)の名は、川に棲む「セミ」に由来するそうです。「セミ」は、古名の「ソニ(青土)」が「ソビ」に変化し、それが「セミ」になったそうです。「翡翠」は、鮮やかな水色や緑色に見える体色から「ヒスイ」「青い宝石」と呼ばれたことに由来しますが、「川蝉」は「蝉」とは関係なく「カワセミ」の音を当てた漢字だそうです。☆カワセミは、水辺の石や枝の上から水中に飛び込んで、魚や水生昆虫をくちばしで捕え、エビやカエルなども捕食するそうです。☆カワセミは、石垣から何度も水中に飛び込み、石垣に戻ってきていました。☆とても撮影はできませんが、カワセミが水面近くを飛んでいくのも見かけます。水面近くを速く直線的に飛び、「チー」という鳴き声を聞いたことがあります。◎ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」開設3周年。☆2012年2月28日、定年退職を契機に始めたウォーキングコース(玉川上水)を中心とした自然観察、それらを題材にしたブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を開設して3周年になりました。1,096日間、何とか毎日継続することができました。☆最近ではアクセス件数が、毎日600件を超えています。累計アクセス件数も、14万5,000件を超えました。☆立川市図書館から借りて読んだ『身近な草花「雑草」のヒミツ』(保谷彰彦、誠文堂新光社、2014年)の「おわりに」から。「思いもよらないような、草花の生きざまが、まだまだあるに違いありません。関心さえあれば、小さな発見がたくさんあると思います。もっともっと関心をもてば、大きな発見があるかもしれません。」☆この言葉は、ブログを3年間続けてきた実感です。この「おわりに」の言葉のように、いつも新鮮な問題意識をもって、自然観察と自然観察日記を続けていきたいと思います。
2015.02.28
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☆芝生の中で餌を探しているムクドリを見かけました。☆ムクドリは、東アジアに分布するムクドリ科ムクドリ属の野鳥です。日本では、ほぼ全域に分布する留鳥ですが、北部に生息するものは冬に南部に移動するそうです。☆ムクドリは、翼と胸・頸は茶褐色で、頸から頭部にかけてと腰に白い部分があり、嘴と足は黄色です。☆ムクドリは、もともとは農作物に害を及ぼす虫を食べる益鳥でしたが、都市部で夕暮れ時に電線や街路樹などに大群で集まり騒がしく鳴き声をたてて、鳴き声による騒音や糞害が問題になっています。作曲家のモーツァルトは、ムクドリをペットとして飼い、ムクドリのさえずりを基にした旋律があるそうです。☆ムクドリは雑食で、植物の種子や果物、ミミズや虫の幼虫などを好んで食べるそうです。☆ムクドリ(椋鳥)の名は、「群木鳥・群来鳥(ムレキドリ)」から転じたという説と、椋木(ムクノキ)の実を食べることに由来するという説があるそうです。
2015.02.18
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☆庭には、スズメが一番たくさんやってきます。とはいうものの、最近は数が減っているようで、多い時でも10羽くらいでしょうか。☆スズメは、スズメ科スズメ属の留鳥または漂鳥です。北海道から沖縄の都市、農村、里などの人の居住域付近に生息します。☆スズメ(雀)の名は、「スズ」はその鳴き声か小さいものを表す「ささ(細小)」を、「メ」は「群れ」の意味かカモメやツバメなど「鳥」を表す接尾語だそうです。☆スズメの食性は雑食で、イネ科を中心とした植物の種子や虫を食べます。都市部に生息するスズメは、花の蜜、パン屑や生ゴミまで何でも食料にするそうです。☆冬のスズメは、フクラスズメ(膨ら雀、脹ら雀、福良雀)といって、全身の羽毛を膨らませて空気を取り込むことで寒さから身を守っているそうです。冬のスズメは、一見したところ太って見えましたが、寒さに対応しているのだとわかりました。(2012年12月24日撮影)。
2015.02.11
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☆冬になって木の実などがなくなると、ヒヨドリが畑にやってきます。ヒヨドリは、昆虫類、樹木や草の果実、花や蜜、葉野菜などをエサにしているそうです。☆ヒヨドリが大挙してやってきていた近所のブロッコリー畑。ブロッコリーの葉は、すっかり食べ尽くされてしまいました。☆柔らかな葉を好んで食べるようで、茎と葉の芯(葉脈)だけが残っています。☆しろうと自然科学者の庭の家庭菜園で成長しているブロッコリーです。やはり、葉が食べられ始めています。ブロッコリー(花芽)にも、つついた跡が見えます。☆春キャベツの柔らかい葉も被害(?)にあったので、ネットで覆いました。☆2012年の春、花の蕾が出始めたコマツナにやってきたヒヨドリです。(2012年3月22日撮影)。☆農作物へのヒヨドリの被害は大きく、防鳥ネットで覆ったり、収穫しない野菜や果実は農地に残さずに圃場にすき込むなど、各地で対策がとられているそうです。
2015.02.10
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☆ウォーキングコースで夕方、メジロを1羽見かけました。最近メジロを見かけることがなく、気になっていました。メジロは、冬期の寒冷地を除く全国の低地から山地に分布するメジロ科メジロ属の留鳥(または漂鳥)です。☆夕方、暗くなりかけていましたが、帰宅して拡大してみたら、間違いなくメジロでした。☆メジロ(目白)の名は、目の周りの白い輪に由来します。メジロの食性は雑食で、花の蜜や果汁、雛を育てる時期には昆虫なども捕えるそうです。
2015.02.06
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☆毎年冬の間だけ、ツグミが庭先にやってきます。ツグミは、ツグミ科ツグミ属の野鳥で、夏季にシベリアで繁殖し、日本には越冬のために冬鳥として渡ってきます。☆ツグミは、10月頃シベリアから大群で渡ってきますが、日本に着くと群れを解いて、田畑や低山の林に散らばって生息します。そのせいか、庭先では、いつも1羽しか見かけません。☆ツグミの食性は雑食で、昆虫、果実などを食べるそうです。☆ツグミは、3月中旬ごろになると、再び群れて北へ帰ります。ツグミ(鶫)の名は、冬に飛来して聞こえていた鳴き声が、夏になると聞こえなくなる(口を噤んでいると考えられた)ことに由来するという説があるそうです。また、関東地方の方言で「しゃがむこと」を「つぐむ」といい、それに由来するという説もあるそうです。
2015.02.05
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☆冬の間に庭先にやってくる野鳥では、シジュウカラが目立ちます。シジュウカラは、シジュウカラ科シジュウカラ属の留鳥で、1年中見かける野鳥です。シジュウカラの食性は雑食で、果実、種子、昆虫やクモなどを食べ、地表でも樹上でも採食を行うそうです。☆シジュウカラは、上面は青みがかった灰色、下面は淡褐色の羽毛で覆われるとありましたが、上面は黄色(緑色)みがかった灰色、下面は白い羽毛に見えます。頭頂は黒い羽毛で覆われ、頬や後頸には白い斑紋があります。翼は灰黒色で、1本の白い筋模様が見えます。☆シジュウカラは喉から尾羽基部まで黒い縦線があり、これは下面の黒い縦線が細いので、メスのようです。☆こちらは、下面の黒い縦線が太いので、オスのようです。☆シジュウカラ(四十雀)の名は、古くは「シジウカラ」と呼ばれ、地鳴きが「チ・チジュクジュク」なので「シジウ」は鳴き声を表し、「カラ」はヤマガラなどと同じように鳥類を表すそうです。また、たくさん群れるからという説や、スズメ40羽に対してこの鳥1羽という交換条件から名づけられたという説もあるそうです。
2015.02.04
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☆アオサギが、小魚を狙っているのでしょうか。流れの中を歩き回っています。☆アオサギは、ダイサギとともにサギ科アオサギ属の鳥で、体長90センチメートルになる日本最大のサギの仲間です。☆アオサギ(蒼鷺)の名は、蒼い鷺に由来し、「蒼い」とは本来は灰色がかった白色のことだそうです。☆1月12日の日記でも紹介しましたが、ダイサギは、玉川上水では12月から3月に見かけます。中国東北部で繁殖し、冬に日本に渡り越冬するそうです。☆ダイサギは、嘴が長く、眼下にある口角の切れ込みが眼よりも後ろまで食い込んでいます。ダイサギは、夏羽では嘴が黒いそうですが、冬羽では写真のように嘴が黄色です。
2015.02.03
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☆ウォーキングコースでの帰り道、電柱にとまっているオナガを見つけました。オナガは、カラス科オナガ属の留鳥です。☆オナガ(尾長)の名は、文字通り尾羽が長いことに由来するそうです。尾羽は青灰色で、中央の2枚が最も長く、先端が白いとのこと。毎年観察してきたオナガですが、尾羽の先端が白いことは、下から撮影した今回初めて気づきました。このように先端は、はっきりと白くなっています。☆オナガは、20年位前までは30羽ほどの群れで行動するのをウォーキングコースでも近所でも見かけましたが、最近は1~2羽、多くても数羽の群れしか見かけなくなっています。生息数が相当減っているのではないかと心配です。オナガは、西日本では30年ほど前に見られなくなり、東日本では個体数を増やしているそうですが、ウォーキングコース(玉川上水)では減少しています。☆オナガの食性は雑食で、昆虫、果実、種子などを常食し、一部は貯食するそうです。オナガは「ゲーイ」と鳴くとありましたが、しろうと自然科学者には「ジーイ、ジーイ」と聞こえます。数年前、たくさんのオナガが「ジーイ、ジーイ」という騒々しい鳴き声を出しながら移動していったのを、懐かしく思い出します。
2015.02.02
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☆ウォーキングコース(玉川上水)を歩いていると、玉川上水にかかる橋の鉄柵にカワセミがいるのを見かけました。4日前にも、同じ場所でみかけました。続けて同じ場所にいたということは、近くに巣があるのでしょうか。☆カワセミは、カワセミ科カワセミ属の野鳥です。北海道では夏鳥ですが、他の地域では留鳥として1年中見ることができるそうです。くちばし全体が黒いので、これはオスです。頭、頬、背中は青く、頭には鱗のような模様があります。喉と耳のあたりは白く、胸と腹と目の前後は橙色です。足は赤いのがわかります。☆正面から見ると、喉の白さ、眼の前の橙色が目立ちます。☆しばらくの間、同じ場所にいましたので、正面と左右の写真を撮ることができました。☆こちらは、1年前に撮影したカワセミのメスです。下のくちばしが赤いのが特徴です。(2014年1月12日撮影)。☆カワセミ(翡翠、川蝉)の名は、川に棲む「セミ」に由来するそうです。「セミ」は、古名の「ソニ(青土)」が「ソビ」に変化し、それが「セミ」になったそうです。「翡翠」は、鮮やかな水色や緑色に見える体色から「ヒスイ」「青い宝石」と呼ばれたことに由来しますが、「川蝉」は「蝉」とは関係なく「カワセミ」の音を当てた漢字だそうです。
2015.02.01
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☆ウォーキングコースの玉川上水の水辺で、セグロセキレイを見かけました。☆セグロセキレイは、北海道・本州、四国・九州で見られるセキレイ科セキレイ属の留鳥または漂鳥です。☆セグロセキレイ(背黒鶺鴒)の名は、頭から胸、背が黒い「鶺鴒」です。セキレイ(鶺鴒)の名は、漢名の「鶺鴒」を音読みにしたもので、背筋をあらわす鶺(セキ)と冷たく澄むという意味の鴒(レイ)からなり、背筋がすらりと伸びて清冷な鳥という意味だそうです。☆セグロセキレイは、主に水辺に住む野鳥です。セグロセキレイは、額から眉班と喉、腹からの体下面は白く、嘴と足は黒いのが特徴です。☆セグロセキレイは、雑食だそうです。主に水辺の昆虫やクモをエサとしています。地上や水辺を活発に歩きながら、地面や水面をついばんだり、水面を飛んでいる昆虫を捕えたりするそうです。☆セグロセキレイは、年1回3~7月に卵を産み、抱卵は約2週間、その後2週間ほどで巣立つそうです。
2015.01.31
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☆玉川上水沿いの樹木は、落葉樹がほとんどです。葉がすっかり落ちてしまった冬になると、さまざまな野鳥を観察できます。羽が灰褐色と白のまだら模様が特徴のコゲラ(キツツキ科アカゲラ属)を見つけました。☆コゲラは、いつも動きが激しく、なかなか鮮明な写真が撮れません。1カ所で虫を探していたようで、嘴で何度も木の幹を突いていました。☆コゲラは、日本全国に分布しており、日本産のキツツキのうち最小です。コゲラ(小啄木鳥)の名は、小さい啄木鳥(キツツキ、ケラ)なので名付けられました。啄木鳥(キツツキ)は、「ケラツツキ」に由来し、「ケラ」は虫のこと。木の中の虫を啄(つつ)いて捕る鳥の意味だそうです。☆コゲラは雑食ですが、主に昆虫を食べ、木の実を食べることもあるそうです。☆立川市に隣接する小平市は、コゲラを市の鳥に指定しています。
2015.01.30
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☆年末・年始にかけて、ウォーキングコース(玉川上水)で、さまざまな野鳥を見かけました。「自然観察の振返り」のテーマ「名前の由来」を一時中断して、最近見かけた野鳥を連続して紹介しています。☆ウォーキングコース(玉川上水)の遊歩道に、たくさんのドバト(カワラバト)がやってきました。(2015年1月1日撮影)。☆全部で30羽ほどの群れのようです。ドバトは、日本全土に分布するハト科カワラバト属の留鳥です。(2015年1月1日撮影)。☆飛んで集まってくるものもいます。日本野鳥の会によると、ドバトは飼われていたハトが野生化したものなので、野鳥には含まれないとのこと。(2015年1月1日撮影)。☆ドバトは基本的に草食性で、種子・穀物・果実・液果などが主食だそうです。昆虫なども食べることがあるそうです。液果(漿果)とは、3層からなる果皮のうち、中果皮または内果皮が多肉質で水分が多く、軟らかい果実のことだそうです。(2015年1月1日撮影)。☆ドバト(土鳩)の名は、神社仏閣などに住み着き、「だうばと(堂鳩)」「たうばと(塔鳩)」などと呼ばれていたのがドバト(土鳩)になったそうです。ドバトはヨーロッパ・中央アジア・北アフリカなどの乾燥地帯に生息する鳥で、日本には奈良時代には既に持ち込まれていたようです。 (2015年1月1日撮影)。☆近づくと、一斉に飛び去って行きました。ドバトは、地磁気などにより方角を知る能力に優れ、帰巣本能があるため、戦時中は軍事用に、戦後は報道用の伝書鳩として活用されていた。(2015年1月1日撮影)。☆なお、オオタカが、2000年ごろから駅や神社のまわりに多いドバトをエサにするようになり、都市でも姿が見られるようになったそうです。ウォーキングコース(玉川上水)でも、ドバトを捕まえているオオタカを見かけたことがあります。
2015.01.20
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☆年末・年始にかけて、ウォーキングコース(玉川上水)で、さまざまな野鳥を見かけました。「自然観察の振返り」のテーマ「名前の由来」を一時中断して、最近見かけた野鳥を連続して紹介しています。☆ウォーキングコース(玉川上水)のカルガモです。カルガモは、ウォーキングコースで最もポピュラーな野鳥で、ウォーキングコースの範囲(西武拝島線・拝島駅~玉川上水駅)では1年中10羽ほど見かけますが、冬には40~60羽になります。(2015年1月2日撮影)。☆カルガモは、日本、中国、韓国、北朝鮮、ロシア東部に生息するカモ科マガモ属の鳥です。北海道など北部に生息するものは、冬期に南下するそうです。カルガモ(軽鴨)の名は、「軽の池」(奈良県橿原市大軽周辺とする説もあり)で夏季も含めて見られたカモであったことに由来するそうです。(2015年1月2日撮影)。☆マガモなど他の鴨のオスが目立つ羽色をしているのに、カルガモだけは雌雄同色で簡単には見分けがつきません。この写真では確認できませんが、尾羽の付け根から上の部分(上尾筒)の羽の周りが白く鱗(うろこ)のように見えるのがメス、尾羽の付け根から上の部分(上尾筒)の羽が濃い単色なのがオスです。(2015年1月2日撮影)。☆毎年、4月から5月にかけてウォーキングコース(玉川上水)で繁殖しており、カルガモの親子を見かけます。一昨年5月初め、母ガモ(?)のそばで、カルガモの雛が折り重なるように集まっていました。(2013年5月6日撮影)。☆番号を付けて見ると、頭の一部しか見えない雛もいますが、確かに9羽いました。 (2013年5月6日撮影)。☆カルガモの雛9羽は、元気よく育っていました。3日前に見かけた場所から、ウォーキングコース(玉川上水)を2キロメートルほど移動していました。8羽はしっかり写っていますが、先頭の1羽は一部が陰になり頭がはみ出てしまいました。 (2013年5月9日撮影)。☆この後、別の場所で、5月中旬に雛6羽の親子、5月下旬に雛10羽の親子を見かけました。一昨年のカルガモは子だくさんでした。☆マガモでも紹介したように、イチョウの木のイチョウ(鴨脚樹)という呼びかたと名は、中国語でイーチャオ、ヤーチャオと発音される「鴨脚」が変化したものと言われているそうで、イチョウの葉の形が鴨の水かきの形に似ていることからきているそうです。カルガモの水かきが付いた足は、イチョウの葉に似ているでしょうか。(2015年1月3日撮影)。☆なお、カルガモの食性は植物食傾向が強い雑食で、種子、水生植物、昆虫などを食べるそうです。小魚を食べることもあるようです。カルガモは、水面を上手に泳いで移動しますが、水中に潜ることができないので、このような逆立ちになって、川底の水草や藻を食べているのでしょうか。(2015年1月4日撮影)。
2015.01.19
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☆年末・年始にかけて、ウォーキングコース(玉川上水)で、さまざまな野鳥を見かけました。「自然観察の振返り」のテーマ「名前の由来」を一時中断して、最近見かけた野鳥を連続して紹介しています。☆ウォーキングコース(玉川上水)の水辺の落葉や枯れ枝の上に、ヒヨドリがたくさん集まっています。水浴びと水飲みのために水辺にやってきたようです。毎年、冬に見かける光景です。日が当たらず暗かったので、写真が青くなってしまっています。(2015年1月2日撮影)。☆ヒヨドリは、北海道から九州に生息するヒヨドリ科ヒヨドリ属の留鳥または漂鳥です。留鳥とは、年間を通して同じ場所に生息し、季節によって移動しない鳥のこと。漂鳥とは、暑さ寒さを避けるため、夏は山地、冬は平地というように繁殖地と越冬地を区別して季節移動する鳥のこと。(2015年1月2日撮影)。☆ヒヨドリは、東京では1970年頃までは10月に渡来し4月には渡り去る冬鳥だったそうです。それが、留鳥として1年中棲むようになったそうです。南に棲んでいた留鳥が、北上してきたと考えられているそうです。今でも、秋には北海道から多数のヒヨドリが本州・四国・九州へ渡ってくるそうです。毎年今の時期にヒヨドリをたくさん見かけるのは、1年中見かける留鳥のヒヨドリとともに越冬のため南下してきた冬鳥のヒヨドリがいるからかもしれません。(2015年1月2日撮影)。☆ヒヨドリ(鵯)の名は、鳴き声が「ヒィーヨヒィーヨ」と鳴くので、この鳴き声に由来するという説があるそうです。また、ヒエ(稗)を食べるので「稗鳥(ヒエドリ)」が転じたという説もあるそうですが、ヒヨドリはヒエを食べないそうです。(2015年1月2日撮影)。☆ヒヨドリは、同じ時期に見かけるムクドリやツグミに比べると、ほっそりとした体型で尾は長めです。嘴は黒くて先がとがり、頭部から胴体は灰色の羽毛に覆われていますが、目の後ろの頬が褐色になっています。また、頭頂部の羽毛はやや長く、冠羽になっています。(2015年1月2日撮影)。☆これは、一昨年の1月に見かけたヒヨドリです。毎年この時期に、水浴びと水飲みのために水辺に集まってくるたくさんのヒヨドリを見かけます。ツグミが1羽まぎれているようです。(2013年1月4日撮影)。☆なお、ヒヨドリは、果実や花の蜜を食べるそうです。繁殖期には、さらに昆虫類も多く捕食するそうです。秋から冬にかけては、果実(センダン、イイギリ、カキ、ヘクソカズラ)がほとんどで、ツバキなど花の蜜を好むそうです。しろうと自然科学者の観察では、果実・木の実に加えて、ブロッコリー・キャベツ・コマツナなどの畑の野菜も食べています。
2015.01.18
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☆年末・年始にかけて、ウォーキングコース(玉川上水)で、さまざまな野鳥を見かけました。「自然観察の振返り」のテーマ「名前の由来」を一時中断して、最近見かけた野鳥を連続して紹介しています。☆ウォーキングコース(玉川上水)で、ジョウビタキのメスを見かけたのですが、ポケットからコンパクトデジタルカメラを取り出すのに手間取り、1枚撮ったところで飛び去ってしまいました。(2014年12月31日撮影)。☆2日後、ウォーキングコースの遊歩道のロープにとまっているジョウビタキのメスの後姿を見つけました。「今度こそ」と思いながら、追跡しました。(2015年1月2日撮影)。☆ジョウビタキは小刻みに飛び回り、杭の上にとまろうとしています。(2015年1月2日撮影)。☆ジョウビタキは、再びロープにとまりました。(2015年1月2日撮影)。☆さらに移動して、今度は道路脇の杭の上にとまりました。(2015年1月2日撮影)。☆また、ジョウビタキは小刻みに飛び回り、遊歩道の杭の上にとまりました。(2015年1月2日撮影)。☆ジョウビタキのメスは、体が灰色味のある茶色で、翼に白班があります。ジョウビタキは、ツグミ科(分類によってはヒタキ科)ジョウビタキ属の小鳥で、日本には冬鳥として飛来します。ツグミ類のように地上に降り、ヒタキ類のように樹上から飛び立って羽虫を空中捕獲で捕食するそうです。(2015年1月2日撮影)。☆ジョウビタキは、冬の日本では、人里や都市部の公園などでもよく見られる身近な冬鳥です。ジョウビタキは、昆虫類やクモ類などを捕食しますが、冬には木の実なども食べるそうです。(2015年1月2日撮影)。☆参考までに、昨年3月に庭にやってきたジョウビタキのオスです。ジョウビタキのオスは、頭上が銀白色で顔が黒く腹が赤茶色なのが特徴です。(2014年3月15日撮影)。☆ジョウビタキの名は、ジョウは「尉」で銀髪(オスの頭)のことだそうで、ヒタキは「火焚き」で、鳴く時に2度「キッキッ」と鳴き、次に打撃音「カッカッ」が続き、これが火を焚く時の火打石を叩く音に似ていることから名づけられたそうです。
2015.01.17
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☆年末・年始にかけて、ウォーキングコース(玉川上水)で、さまざまな野鳥を見かけました。「自然観察の振返り」のテーマ「名前の由来」を一時中断して、最近見かけた野鳥を連続して紹介しています。☆今冬は、マガモがたくさん渡ってきています。カルガモはウォーキングコースの範囲内で、冬に50~60羽程度見かけます。いっぽうマガモは例年10羽以下なのですが、今年は雌雄合わせて30羽~40羽ほど渡ってきています。ウォーキングコース(玉川上水)で、このようにたくさんのマガモを見かけるのは、この冬が初めてです。昨年まで越冬地にしていたところが、何らかの原因で越冬地にできなくなってしまったのでしょうか。(2014年12月31日撮影)。☆マガモは、ウォーキングコース(玉川上水)のあちこちで、数羽から10羽程度の群れをつくっています。(2014年12月31日撮影)。☆マガモを見かけるのは冬だけです。マガモは、北海道と山地で繁殖しますが、多くは冬鳥として渡来し、全国で越冬します。越冬中につがいを作り、春には繁殖地へ渡っていきます。玉川上水では、12月頃にやってきて3月には見かけなくなります。(2014年12月31日撮影)。☆雌雄ほぼ同色のカルガモと違って、マガモのオスはメスと比較してとても目立つ羽色をしています。(2015年1月1日撮影)。☆マガモのオスは、黄色い嘴、緑色の頭、白い首輪、灰黒色の胴体という鮮やかな色です。 (2015年1月1日撮影)。☆マガモのメスは、黒褐色に黄褐色の縁取りの羽で、目立たない色です。(2015年1月7日撮影)。☆マガモのオスの嘴は黄色ですが、マガモのメスの嘴は黒と橙色です。なお、非繁殖期のオスは、同じ鳥とは思えないほどメスとよく似た地味な羽色になるそうですが、嘴の黄色が残るので区別できるそうです。(2015年1月7日撮影)。☆マガモは、すでに紹介したように、越冬中につがいを作り、北海道と山地で繁殖するため、春には繁殖地へ渡っていきます。あちこちで、つがいが出来てきているようです。(2014年12月31日撮影)。☆こちらでも、つがいが出来たようです。(2014年12月31日撮影)。☆マガモ(真鴨)の名は、カモを代表する鳥から、マ(真)鴨、カモの中のカモの意だそうです。ところで、イチョウの木のイチョウ(鴨脚樹)という呼びかたと名は、中国語でイーチャオ、ヤーチャオと発音される「鴨脚」が変化したものと言われているそうで、イチョウの葉の形が鴨の水かきの形に似ていることからきているそうです。マガモの水かきが付いた足は、イチョウの葉に似ているでしょうか。(2015年1月3日撮影)。☆なお、マガモは植物食が主体の雑食だそうです。水草の葉や茎、植物の種子、貝などを食べるそうです。マガモは、水面を上手に泳いで移動しますが、水中に潜ることができないので、逆立ちになって頭を水中に突っ込んで水草などを食べているのをよく見かけます。(2014年12月21日撮影)。
2015.01.16
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☆年末・年始にかけて、ウォーキングコース(玉川上水)で、さまざまな野鳥を見かけました。「自然観察の振返り」のテーマ「名前の由来」を一時中断して、最近見かけた野鳥を連続して紹介しています。☆ウォーキングコース(玉川上水)の遊歩道で、ヤマガラを見つけました。シヤマガラは、ジュウカラ科シジュウカラ属の野鳥です。(2015年1月1日撮影)。☆ヤマガラは、いつもは警戒心が強いのか、すぐに飛び立ってしまいます。しかし、餌を探すのに熱中しているのか、近づいても逃げ去っていきません。こんなに近くで、ヤマガラを観察するのは初めてです。(2015年1月1日撮影)。☆ヤマガラの食性は雑食で、昆虫、クモ、果実などを食べるそうです。おもに樹上で採食し、夏季は主に動物質を食べ、冬期は主に果実を食べるそうです。木の実を咥えているようです。(2015年1月1日撮影)。☆ヤマガラは、標高1,500メートル以下の常緑または落葉広葉樹林に生息します。標高1,000メートル以上に生息しているものは、冬期に標高の低い場所へ移動するそうです。ヤマガラ(山雀)の名は、山に生息することに由来します。(2015年1月1日撮影)。☆ヤマガラの頭部は黒く、額から頬や後頭部(一部縦長)は白く、背中や下面は茶褐色、羽は青みがかった灰色です。(2015年1月1日撮影)。☆ヤマガラは、エゴノキの丸い実を嘴で取ると、両足の間にはさみ嘴でえぐい果皮を取り除き、種子の堅い殻(種皮)を突いて壊し、中の柔らかな胚乳を食べるそうです。また、ヤマガラは、エゴノキの実を一旦地中に埋めてから食べるので、貯蔵型散布種子といわれるそうです。
2015.01.15
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☆年末・年始にかけて、ウォーキングコース(玉川上水)で、さまざまな野鳥を見かけました。「自然観察の振返り」のテーマ「名前の由来」を一時中断して、最近見かけた野鳥を連続して紹介しています。☆ウォーキングコース(玉川上水)で、2羽のツグミを見かけました。1羽が土手の落葉の上に下りたので、追いかけてみました。昨年は見かけませんでしたので、2年ぶりの出合いでした。(2015年1月1日撮影)。☆ツグミは、ツグミ科ツグミ属の野鳥で、夏季にシベリアで繁殖し、日本には越冬のために冬鳥として渡ってきます。(2015年1月1日撮影)。☆ツグミは、10月頃シベリアから大群で渡ってきますが、日本に着くと群れを解いて、田畑や低山の林に散らばって生息します。そのせいか、1羽か2羽でしか見かけません。(2015年1月1日撮影)。☆ツグミの食性は雑食で、昆虫、果実などを食べるそうです。ウォーキングコース(玉川上水)の土手の落葉の下には、木の実がたくさん落ちているはずです。(2015年1月1日撮影)。☆ツグミは、3月中旬ごろになると、再び群れて北へ帰ります。ツグミ(鶫)の名は、冬に飛来して聞こえていた鳴き声が、夏になると聞こえなくなる(口を噤んでいると考えられた)ことに由来するという説があるそうです。また、関東地方の方言で「しゃがむこと」を「つぐむ」といい、それに由来するという説もあるそうです。(2015年1月1日撮影)。
2015.01.14
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☆年末・年始にかけて、ウォーキングコース(玉川上水)で、さまざまな野鳥を見かけました。「自然観察の振返り」のテーマ「名前の由来」を一時中断して、最近見かけた野鳥を連続して紹介しています。☆ハクセキレイは、ウォーキングコースでよく見かけますが、動きが機敏でなかなか撮影できませんし、撮影できてもピンボケ写真でした。川岸で見かけたハクセキレイが、土手の落葉の上に移動しました。(2015年1月1日撮影)。☆ハクセキレイは、北海道・本州に分布するセキレイ科セキレイ属の留鳥または漂鳥です。ハクセキレイは、肩から背にかけては黒色、腹部は白く胸部が黒くなっています。顔は白く、黒い過眼線(眼を中心に前後方向に入る線状または帯状の模様)が入ります。セグロセキレイと似ていますが、ハクセキレイは眼下部が白いので区別できます。(2015年1月1日撮影)。☆ハクセキレイは雑食で、高いところから採食に適した場所を探し、水辺や畑に下りてきて、歩きながら、主に昆虫やクモ、ミミズなどを捕えて食べるそうです。(2015年1月1日撮影)。☆落ち葉の上を、餌となる昆虫やクモを探して歩き回っているのでしょうか。(2015年1月1日撮影)。☆ハクセキレイ(白鶺鴒)の名は、白い鶺鴒で、別名「イシタタキ(石叩き)」「ニワタタキ(庭叩き)」「イワタタキ(岩叩き)」と言うそうですが、これは長い尾を上下に振るしぐさからきているようです。(2015年1月1日撮影)。☆セキレイ(鶺鴒)の名は、漢名の「鶺鴒」を音読みにしたもので、背筋をあらわす鶺(セキ)と冷たく澄むという意味の鴒(レイ)からなり、背筋がすらりと伸びて清冷な鳥という意味だそうです。
2015.01.13
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☆年末・年始にかけて、ウォーキングコース(玉川上水)で、さまざまな野鳥を見かけました。「自然観察の振返り」のテーマ「名前の由来」を一時中断して、最近見かけた野鳥を連続して紹介しています。☆ダイサギが、玉川上水の中を歩いているのを見かけました。12月21日にもダイサギを見かけましたが、どんどん移動するので追いかけていくのが大変でした。比較的移動が少なかったので落ち着いて撮影できました。(2014年12月31日撮影)。☆ダイサギは、サギ科アオサギ属の野鳥で、中国東北部で繁殖し、冬に日本に渡り越冬するそうです。玉川上水では、12月から3月に見かけます。ダイサギは、魚、両生類、ザリガニ、昆虫などをエサにしているそうです。(2014年12月31日撮影)。☆水中に魚が泳いでいるのでも見えるのでしょうか。(2014年12月31日撮影)。☆ダイサギは、嘴が長く、眼下にある口角の切れ込みが眼よりも後ろまで食い込んでいます。ダイサギは、夏羽では嘴が黒いそうですが、冬羽では写真のように嘴が黄色です。また、夏羽には胸や背中に長い飾り羽が現れるそうですが、冬羽には飾り羽がありません。(2014年12月31日撮影)。☆ウォーキングコース(玉川上水)でダイサギに初めて出合ったのは、4年前でした。シラサギというだけで、コサギ以外は知りませんでした。この3年間、本格的な自然観察とブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を通して、野鳥や野草への理解が深まり、それ以前とは景色が違って見えるようになりました。(2011年2月27日撮影)。☆4年前の写真で見ると、ダイサギの冬羽では写真のように嘴が黄色で、眼下にある口角の切れ込みが眼よりも後ろまで食い込んでいるのがよくわかります。(2011年2月27日撮影)。☆また、ダイサギの冬羽には飾り羽がなく、夏羽には胸や背中に長い飾り羽が現れるそうですが、2月末にはダイサギの背に飾り羽が少し見えてきているようです。(2011年2月27日撮影)。
2015.01.12
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☆年末・年始にかけて、ウォーキングコース(玉川上水)で、さまざまな野鳥を見かけました。「自然観察の振返り」のテーマ「名前の由来」を一時中断して、最近見かけた野鳥を連続して紹介します。☆ウォーキングコース(玉川上水)の橋の下に、コサギを見つけました。(2015年1月1日撮影)。☆写真を撮ろうとすると、こちらの姿に気づいたのか、小刻みに飛びながら移動していきます。(2015年1月1日撮影)。☆下流の橋の下に降りて、さらに下流に移動していきます。コサギは、魚類、カエル、ザリガニなど捕食するそうですが、小魚を探しているのでしょうか。(2015年1月1日撮影)。☆コサギは、サギ科シラサギ属の野鳥です。コサギ(小鷺)の名は、シラサギの中で最も小さいことに由来します。コサギは、夏羽では頭に2本の長い冠羽が見え、背の飾り羽は先が巻き上がっており、他のシラサギと区別できます。(2015年1月1日撮影)。☆コサギは、瞬く間に、遠くへ飛び去って行きました。(2015年1月1日撮影)。
2015.01.11
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☆冬の間は、随時「自然観察の振返り」を掲載しています。テーマは、名前の由来です。☆「カラ・ガラ(雀)」の名がつくシジュウカラ、ヤマガラ。名前の由来を調べてみました。◎シジュウカラ(四十雀)―「シジウ」は鳴き声を表し「カラ」は小鳥を表す説も☆12月、庭先にたくさんのシジュウカラがやってきます。シジュウカラは、シジュウカラ科シジュウカラ属の留鳥で、1年中見かける野鳥です。(2014年12月18日撮影)。☆シジュウカラ(四十雀)の名は、古くは「シジウカラ」と呼ばれ、地鳴きが「チ・チジュクジュク」なので「シジウ」は鳴き声を表し、「カラ」は小鳥を表すそうです。また、スズメ40羽に対してこの鳥1羽という交換条件から名づけられたという説。さらに、たくさん群れるという意味で「四十(シジュウ)」、軽く翻って飛ぶので「軽(カル)」で「四十カル」が転じたという説もあるそうです。(2013年1月3日撮影)。☆シジュウカラは、ドイツの研究者によると、1年間に12万5,000匹の虫を食べており、植物を食べる虫の数を一定のレベルに保ち、虫害をコントールして農作物の虫害防止に役立っているそうです。(2013年12月20日撮影)。◎ヤマガラ(山雀)―山に生息する「カラ(小鳥)」、「山吹色のカラ(小鳥)」から「ヤマガラ」に転じたという説も☆ウォーキングコースでは、ヤマガラを何年間も見かけていますが、なかなか動きが速くて撮影できていません。ヤマガラは、シジュウカラ科シジュウカラ属です。(2013年1月8日撮影)。☆ヤマガラ(山雀)の名は、山に生息する「カラ(小鳥)」に由来します。さらに調べていくと、山に生息して軽々と動くので「軽(カル)」で「山カル」が転じたという説、背と腹のオレンジ色(山吹色)が目立つので「山吹色のカラ(小鳥)」から「ヤマガラ」に転じたという説もありました。(2013年1月8日撮影)。☆ヤマガラは、エゴノキの丸い実を嘴で取ると、両足の間にはさみ嘴でえぐい果皮を取り除き、種子の堅い殻(種皮)を突いて壊し、中の柔らかな胚乳を食べるそうです。さらに、ヤマガラは、エゴノキの実を一旦地中に埋めてから食べるそうです。(2013年1月8日撮影)。◎「雀」の字がつく鳥の名―シジュウカラ(四十雀)とヤマガラ(山雀)とともに、カナリア(金糸雀)、ヒバリ(雲雀)、ヨシキリ(葦雀)☆シジュウカラ(四十雀)やヤマガラ(山雀)の名の「カラ・ガラ(雀)」は、「小鳥」や軽々と動くので「軽(カル)」に由来するようです。☆なお、「雀」の字がつく鳥の名は、カナリア(金糸雀)、ヒバリ(雲雀)、ヨシキリ(葦雀)がありました。
2015.01.07
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☆冬の間は、随時「自然観察の振返り」を掲載しています。テーマは、名前の由来です。☆石川啄木(本名:石川一)のペンネーム(啄木)の由来になったキツツキ(啄木鳥)。「キツツキ(啄木鳥)」の名と「アオゲラ」・「アカゲラ」・「コゲラ」の名の由来を振り返ってみました。◎キツツキ(啄木鳥)―「ケラツツキ」に由来し「ケラ」は虫のこと。木の中の虫を啄(つつ)いて捕る鳥の意味☆木の幹を突こうと頭を後ろにあげたアカゲラ(赤啄木鳥)。キツツキ(啄木鳥)は、「ケラツツキ」に由来し、「ケラ」は虫のこと。木の中の虫を啄(つつ)いて捕る鳥の意味だそうです。(2013年2月15日撮影)。☆アカゲラは、木の幹に勢いよく嘴をぶつけたようです。石川啄木(本名:石川一)は、出身地の岩手県にキツツキ(啄木鳥)が多く、病気療養中にキツツキの音に心を慰められたので、それでペンネームにしたそうです。(2013年2月15日撮影)。◎アオゲラ(緑啄木鳥)―緑色の啄木鳥(キツツキ、ケラ)から。古来の習慣で緑色の鳥には「あお(緑)」の名が。☆2012年4月中旬、ウォーキングの途中で、毎日のように「キョッ、キョッ」と短く鋭い鳴き声が聞こえていました。ようやく、鳴き声の主、アオゲラを見つけました。アオゲラは、平地から山地にかけての森林に生息するキツツキ科アオゲラ属の野鳥です。(2012年4月17日撮影)。☆木を突きながら登っていく後姿のアオゲラ。体上面や尾羽・翼は黄緑色です。アオゲラ(緑啄木鳥)の名は、緑色の啄木鳥(キツツキ、ケラ)から。古来の習慣で、緑色の鳥には「あお(緑)」の名(アオゲラ、アオバト)がつけられ、青い鳥には「ルリ(瑠璃)」の名(オオルリ、ルリビタキ)がつけられるそうです。(『日本の野鳥』竹下信雄著、小学館)。(2012年4月17日撮影)。☆アオゲラの食性は、動物食傾向が強い雑食で、主に枝や幹で昆虫を採食しますが、果実も食べ、地上でアリも採餌するそうです。◎アカゲラ(赤啄木鳥)―赤色の啄木鳥(キツツキ、ケラ)から。雄の成鳥の後頭部が赤い羽毛でおおわれているから。☆朝、庭を見ていると、カシの木にアカゲラがいました。すぐに飛び去ってしまいましたが、お昼頃、また現れました。アカゲラは、キツツキ科アカゲラ属の野鳥で、北海道には亜種エゾアカゲラが、本州・四国には亜種アカゲラが留鳥として生息しているそうです。(2013年2月15日撮影)。☆アカゲラは、同じカシの木にやってきましたが、巣を作るとも思えませんので、餌になる昆虫がいるのでしょうか。頭頂部は黒く、雄の特徴である後頭部が赤いのがわかります。アカゲラ(赤啄木鳥)の名は、雄の成鳥の後頭部が赤い羽毛でおおわれていることに由来します。(2013年2月15日撮影)。☆アカゲラの食性は雑食で、主に昆虫、クモ、多足類を食べますが、果実・種子なども食べるそうです。◎コゲラ(小啄木鳥)―小さい啄木鳥(キツツキ、ケラ)から。☆コゲラは、いつも動きが激しくて、ピンボケ写真しか撮れていませんでしたが、1カ所で虫を探していたようで、比較的鮮明な写真を撮ることができました。コゲラは、日本全国に分布するキツツキ科アカゲラ属の野鳥で、日本産のキツツキのうち最小です。基本的には留鳥ですが、寒冷地に生息する個体は、冬期に暖地に移動するものもいるそうです。(2013年1月8日撮影)。☆嘴で、何度も木の幹を突いていました。コゲラは、羽が灰褐色と白のまだら模様です。コゲラ(小啄木鳥)の名は、小さい啄木鳥(キツツキ、ケラ)から。立川市のお隣の小平市は、コゲラを市の鳥に指定しています。(2013年1月8日撮影)。☆コゲラの食性は雑食ですが、主に昆虫などを捕食し、木の実を食べることもあるそうです。
2015.01.05
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☆玉川上水で、マガモが逆立ちになって頭を水中に突っ込んでいます。☆マガモを見かけるのは冬だけです。マガモは、北海道と山地で繁殖しますが、多くは冬鳥として渡来し、全国で越冬します。越冬中につがいを作り、春には繁殖地へ渡っていきます。玉川上水では、十二月頃にやってきて三月には見かけなくなります。☆マガモは、くり返しくり返し逆立ちになって頭を水中に突っ込んでいます。川底で首を長く伸ばしているのが見えます。☆調べてみると、マガモは植物食が主体の雑食だそうです。水草の葉や茎、植物の種子、貝などを食べるそうです。水面を上手に泳いで移動しますが、水中に潜ることができないので、このような逆立ちになります。☆水深の浅いところでは、逆立ちせずに首を水中に伸ばしています。☆水中にマガモの黄色い嘴が見えます。川底の水草や藻を食べているのでしょうか。
2014.12.30
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☆ウォーキングコース(玉川上水)を歩いていると、玉川上水の岸辺にキセキレイを見かけました。☆キセキレイは、北海道から九州に分布するセキレイ科セキレイ属の留鳥です。素早い動きで、枯葉の上を水辺まで移動しました。☆水浴びをしているようです。☆キセキレイは、黄色い腰と白い斑紋が特徴で、いつも尾羽を上下に振っています。キセキレイは動きが早いので、しろうと自然科学者のコンパクトデジタルカメラでは、ここまでの撮影が限度でした。キセキレイ(黄鶺鴒)の名は、胸元から腹・腰の下面が黄色いことに由来します。☆「セキレイ」は、漢名の鳥「鶺鴒」を音読みにしたもので、背筋をあらわす鶺(セキ)と冷たく澄むという意味の鴒(レイ)からなり、背筋がすらりと伸びて清冷な鳥という意味だそうです。長い尻尾を絶えず上下に振る習性から、別名は「石たたき」「庭たたき」。☆なお、日本書紀ではセキレイは「にはくなふり」と称され、その語源について諸説あるそうです。
2014.12.29
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