ボクの音盤武者修行

ボクの音盤武者修行

2026年06月14日
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1.ラスベート管弦楽団 第50回定期演奏会

開催日:6月14日(日)13:00
会場:すみだトリフォニーホール 大ホール
指揮者:小久保大輔
プログラム:バレエ「ライモンダ」(全3幕)(グラズノフ)

 ここはお初のアマオケさん。グラズノフをやりたい人たちの集まりです。そもそもグラズノフをあまり(ほとんど)聞かない私としてはライモンダ全曲を通して聞くことができるのか多少心配でした。グラズノフというとチャイコフスキーからラフマニノフへロシアロマンティシズムを繋いだ人であり、ラフマニノフの交響曲第1番初演で大失敗をやらかし(一説では二日酔いだったそうですが)ラフマニノフを落ち込ませた張本人でもあります笑(そこから立ち直ってピアノ協奏曲第2番が出来るのですが)。



 今回の上演では踊りがない代わりに大スクリーンにイラストで描かれた情景を映すという趣向でした。ところがスクリーンにはっきり映すためか会場全体を一度真っ暗にしてしまって(楽員は手元のライトだけで演奏するのかと思いましたが)いつまで経っても始まりません。業を煮やしたのか指揮者が真っ暗な中で棒を振り始めます。と楽員のなかで動揺があったのかガタガタな演奏で始まりました。おそらく舞台演出と話が通じていなかったと思われます。(実は私もかつて似たような経験をしました。指揮台上ではさぞ頭にきたことでしょう、お察し申し上げます)
 幕切れも真っ暗にするのですが、お客さんもいつ拍手していいのかタイミングがわかりませんでした。第2幕の開始は薄明りでしたが幕切れはやはり真っ暗。ラストの幕切れは数秒して明るくなりましたが、舞台演出の未熟さが今回の公演の足を引っ張っていました。ちゃんと演奏側と段取りせずイラストを売りたいためイラスト投影を優先にしたのでしょう。失敗ですね。

 演出のまずさもさることながら、第1幕から何の盛り上がりのない音楽が続いて周囲のお客さんはお眠りなっている中、ライモンダ姫の夢のシーンがうっとりと奏でられそこに謎のサラセン人が登場して盛り上がるかと思いきやずっと平板なまま幕を閉じます。第2幕は決闘シーンが盛り上がりちょっとワーグナー風な半音階進行による音楽に目が覚めました。第3幕の婚礼の祝宴もいろんな国の踊りの音楽がだらだらと続き、ふとこれがチャイコフスキーだったらもっとうまくまとめてくれただろうな、と無い物ねだりしてしまいました。

 というわけで価値ある公演だったと思いますが私にはピンと来ませんでした。帰りにグラズノフのCDを買う事もなかったです(笑)。

 次回はカリンニコフの交響曲第2番。一時期流行りましたね。





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最終更新日  2026年06月27日 19時45分33秒 コメントを書く
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