全4件 (4件中 1-4件目)
1
1.アウローラ管弦楽団 第35回定期演奏会開催日:5月30日(土)13:30会場:すみだトリフォニーホール 大ホール指揮者:米津俊広プログラム:バレエ「ガイーヌ」より抜粋(ハチャトリアン) 交響曲第10番(ショスタコーヴィチ) ここもお初のアマオケさん。もともとチャイ1をやりたくて結成したようです、レパートリーもロシア物が多いようです。最近はタコだけ、マラだけという所も多いですね。こういうコンセプトオケは勉強になるし皆さんも好きな曲をやれるせいかレベル高いです。最近は日本作曲家を積極的に演奏するアマオケも増えてきていますので、そのうち日本作曲家だけというアマオケがそのうち誕生しそう、そうしたら是非聞きに行きます! それにしてもこのパンフは相当気合が入ってますね。上質紙にカラー印刷12頁に写真、譜例等も用いてびっしりプログラム解説を載せています。どこかのようにパート紹介や随筆(これはこれで面白いが)でページを埋めるようなことは無し。おかげで別オケでのガイーヌ演奏の時にわからなかった原典版とボリショイ版の違いがよくわかりました。 前半のガイーヌ抜粋は別オケで聞いた時より緻密な演奏です。比較するのは申し訳ないが前回聞いた抜粋より曲数が少ないしリズムのノリや想いの熱さはあちらの方が上でした。こちらは聞き所をうまく押さえつつ組曲版以外にも魅力的なナンバーがいっぱいあるよーという紹介としては成功していたと思います。アンサンブルも崩れることなく決めるべきところはきちんと決めていました。ハチャトリアンならではの熱さ(くどさ)がもう少しほしかったかな。 後半のタコ10もかなり聞いてきました。この曲はカラヤンがレパートリーにしている通り、聞いた感じからいうとタコ5系盛り上がりのある曲です(ほかに7番とか12番とか)。やはり後半のこの曲に全集中していたのかガイーヌに比べてかなり練れて熱い演奏でした。特に第3楽章で聞かれるホルンソロは見事。あとファゴットソロもよかった。ややもすると途中で眠くなってしまうタコ10を最後までちゃんと聞くことができたのはこの曲への思いがつまっていたからでしょう。 次回の定期ではなんとラフマニノフの1番と交響的舞曲という最初と最後の交響曲を聞こうという企画。2曲とも大好きな曲なのでこれは外せませんね!今から楽しみです。
2026年05月30日
コメント(0)
1.オーケストラ・ハモン 第52回定期演奏会開催日:5月24日(日)13:30会場:すみだトリフォニーホール 大ホール指揮者:冨平恭平プログラム:交響曲第10番より第1楽章(マーラー) 交響曲第9番(マーラー) 一昨年に復活、昨年は千人と聞いてきて、私のなかでは「マーラーオケ」の位置づけとなっているハモンさん。今回は遂に第9です。しかも10番も。 今回は3階席中央で聞きました。トリフォニーホールの3階席はミューザと違って音像遠目ながらバランスは結構いいです。 ここのパンフは手書き風の表紙のイラストが毎回可愛い、この手作り感がアマっぽくていいですね。今回は宝船に七福神(?)、マラ9との関係を知りたいです。 指揮者の冨平さんはN響等では合唱団指揮者として登場されています。確かルイージ=N響の千人のときもそうだったかと。その下地があっての前回の公演だったのでしょう。彼のマーラーはしっかりと鳴らすことを大事にした、地に足の着いた演奏です。浮ついた所もなくエキセントリックでもありません。もっとも日本人指揮者はどなたも基本真面目ですが。。。 このオケは技量的に大変優れておりマーラーでもアンサンブルが破綻することがありません。個人もソロになっても落ち着いています。聞いていて安心できるしこれだけの大曲にチャレンジするに相応しいオケだと思います。 前半の10番冒頭はヴィオラがピアノで演奏するのですが、これまで聞いてきたアマオケではたいてい恐る恐る弾くあまりズレたり音程が不安定だったりします。それが普通です。しかしながら今回のヴィオラ軍団はばっちり決めてくれました。音量はあまり意識せずきちんと歌うことを優先したのでしょう。ここが決まるとそれ以降も俄然盛り上がります。結果として素晴らしい10番でした。ぜひクック版で全曲やってもらいたいです! 後半のマラ9、マニアである私としてはよほどでない限り褒めません(笑) 第1楽章冒頭からホルンが怪しかったのですが第1主題が第2ヴァイオリンで奏でられるとホルンソロで素晴らしいオブリガードが入りますが、これがメロメロでした。そのせいか、続くほかの楽器たちもコケ始めて提示部はずっと不安定でした。それでも展開部以降は持ち直し「死の動機」と言われるブラスの強奏は張りのある響きで迫力があったし、コーダのヴァイオリンソロ、フルートソロも良い出来でした。 ハープは客演だから仕方ないけど3階席では音が小さくて聞こえにくかった。決めるべき音はきめてましたが、ちょっと欲求不満が残りました。 指揮者がテンポの変化をつけようとして失敗した第2楽章はともかく、第3楽章ではコーダのPresto部分が鍵ですが、安全運転せずアンサンブルが破綻しても追い込みをかけた指揮者にブラボーを贈りたい。やはりこのごちゃごちゃ感(破滅感)が大事だと思います! さて、第4楽章はたっぷりとした冒頭の弦楽の響きと安定した歌いぶりに感動。この曲への共感度は高いままラストへ向かいます。例のヴィオラの3連符も音程もアンサンブルもブレることなくホール内が静寂に包まれ、素晴らしい余韻に浸れました。今回も良いお客さんとともにこの感動を味わえたことを感謝いたします。 最後にオケの配置は対抗配置、上手にコントラバス、下手にホルンとハープ、それに合わせてファゴット、トロンボーンが上手、クラリネット、トランペットが下手という配置でした。アンサンブルのやりやすさへの配慮と思われます。 いろいろ悪く書いてしまいましたが逆にそれぐらいしか思い浮かびません。素晴らしいオケです。次回はグレート、次々回はタコ11。自信があるんでしょうね。 このオケならグローフェの大峡谷なんかも面白そうだなあ。
2026年05月24日
コメント(0)
1.千代田フィルハーモニー管弦楽団 第81回定期演奏会開催日:5月16日(土)13:30会場:ミューザ川崎シンフォニーホールソリスト:和田美菜子指揮者:和田一樹プログラム:ニュルンベルクのマイスタージンガー序曲(ワーグナー) アルルの女 第2組曲(ビゼー) 交響曲第4番(マーラー) おそらくお初のアマオケの演奏会に行ってきました。どんなオケでしょうか、楽しみです。 演奏開始前にコンミスが登場、長い黒髪で丸顔の笑顔が可愛いです(遠目ですがw)。しかしながらチューニングで音出しすると相当気の強そうな音を出します。実際、ワーグナーが始まった途端、アインザッツ出しまくってオケをリードしていきます。これだけしてくれたら指揮者はアンサンブルを整えることに気を遣わず音楽の内面を表現することに集中できそうですが、どうなんでしょう。オケは大変分厚い響きで豪快に鳴りまくります。変にこじんまりしないところは良い印象です。やはりオケの魅力は「ビッグサウンド」、細かいことは気にしない、これはこれで面白いです。 続くビゼーも豪快に始まりますがソロには繊細なニュアンスも求められる曲です。ここでは管のソロ注目しましたがどうもぱっとしません。メヌエットのフルートソロは久しぶりにどきどきしながら聴きました。無難に美しく吹いてくれましたが、それ以上がないのが寂しいですね。ファランドールは大いに盛り上がって結構ですが全体として管楽器群の不安定さは否めません。 後半はメインのマーラー。マーラーにしてはこじんまりと編成(トロンボーンがいない)の上に目まぐるしく楽器が入れ替わるというアンサンブル力が試される曲です。あとソプラノソロがどこで入ってくるのかもひそかに注目しましょう。 第1楽章の第2主題をチェロ軍団が演奏しますが、ちょっとおっかなびっくりな演奏です。管も自信なさげでとりあえず終わってよかったw 第2楽章はコンミスが全音上げてチューニングしたヴァイオリンを使ってソロパートを弾きます。さすがに自身たっぷりな弾きっぷりで「死神がヴァイオリンを弾く」というより女王様が弾いているように感じました。ここでもホルン部隊が不安定なのが気になりますね。 第3楽章のアダージョはマーラー屈指の美しい楽章ですが、弦楽器のアンサンブルは分厚く響いてこれはコンミスの影響と思うものの、管がいささか非力なのが目立ってしまいます。チェロ軍団が寂し気なメロディーを奏でますがどこかひ弱な印象です。オーボエソロが最初不安定でしたが楽章後半から俄然良くなったのは本番ならではの嬉しいハプニングでした。 そして終盤に差し掛かって突然オケがフルボリュームで鳴り渡ると舞台上手の扉が開きソプラノが登場、そのまま女王様のように威厳をもったまま静かに中央まで歩み寄ります。このやり方は高関=群馬響でかつて見てたいへん感動かつ感心したものです。たいていは第3楽章前に登場するのですが、私はこっちのやり方が好きです。久しぶりに見れて嬉しかった。これが見れただけでも今日来た甲斐がありました。 第4楽章は第3交響曲に組み込まれるはずだった楽章で同じモチーフを用いているのですが私は別の交響曲にして正解だと思います。ソリストはたいへん清らかな声の持ち主、オペラのようにがなり立てないところが良かった。見た目も清楚で綺麗系(たぶん)でこの曲に合ってました。ラストは静かにフェードアウト、しばらく幸福な静寂に包まれて、今日のお客さんに感謝です。 細かいことを言うようですが、豪快さが魅力も雑なところが目立つのがもったいない。例えばフレーズの終わりで音が切れ切れになったり音程が下がったり、鈴の置き方が雑で音が出ちゃったりなど。コンミスが図抜けてすごいのはわかりますがその分、他のパートの粗が目立つのかもしれません。臆せず自分たちの音を出してほしいですが雑にならないよう気を付けてほしいですね。意外と客席に聞こえてますよ。 次回はグラズノフの第5交響曲、紀尾井ホール。まだまだ先のことですが行けたら行きます。
2026年05月16日
コメント(0)
1.プロースト交響楽団 第43回定期演奏会開催日:5月6日(水)13:30会場:ミューザ川崎シンフォニーホールソリスト:高橋優介指揮者:阿部未来プログラム:市民のためのファンファーレ(コープランド) ピアノ協奏曲(アンダーソン) 交響曲第1番(エルガー) 某芸能人のお姉さんが所属していることですっかり有名なアマオケ。そのせいかこんな渋いプログラムでも大入りでした。 パンフレットも16ページカラー刷りでデザインもカッコよくて俊逸、お金かけてます。 更にチケットクーポンを発行して1000円以上値引きするという太っ腹ぶり。お金持ちオケはやることが違いますね。ちなみに私はちゃんと正規の金額を支払います。オケの活動資金にお使いくださいw さて、今回のプログラムはコープランドとアンダーソンはアメリカ、エルガーはイギリスとアングロサクソン系な内容です。いつもドイツだのチェコだのロシアだのが目立ちますが、こうしたチャレンジングな構成をとれるのもアマオケならでは。聞き所はなんと言ってもアンダーソン(そりすべりが有名)のピアノ協奏曲、そんなのあったんだと驚きもあり興味津々です。 1曲目のファンファーレは打楽器と金管が力強く鳴り渡る「ザ・アメリカ」って感じの曲。テレビで聞いたことあるんじゃないかな。最初から鳴らすのはかなり奏者にプレッシャーだと思いますが上手くいきました。 2曲目は期待のピアノ協奏曲。ライトクラッシクと言えばルロイ・アンダーソンって感じですが、それも抜群の作曲とオーケストレーションの腕前あってこそ。シリアス作品としてはこのピアノ協奏曲が唯一か。全く知られていないのも道理で、初演後作曲家自身が引っ込めてしまったらしい。冒頭から何やら明るく軽いラフマニノフといった感じで時にシリアス、時にムーディ、きちんとしたソナタ形式で進んでいきます。3楽章形式のミニ協奏曲で楽章はアタッカで(続けて)演奏されます。第2楽章はもっとロマンティックでもいいような気もしましたが節度ある表現、間にクラベスがマンボのリズムを叩くあたりはアンダーソンならではのセンス。第3楽章はきびきびしたリズムで躍動感あふれたまま一気に終わりを迎えます。もう少しねちっこいところがあってもいいと思いましたがこれがアンダーソンなのでしょう。それにしてもラフマニノフってアメリカ人の好みにあっているのでしょうかねぇ、他にも様々な作曲家の影響が聞かれますがやはり全体を覆うのはラフマニノフ調。あらためて凄い作曲家です。 アンコールはこれまた初めて聞くバックスの水の音楽。こういうのをさらっと引くあたりこのピアニスト、伊達ではありません。 後半はエルガーの交響曲第1番。最近たびたび演奏会で聞かれるエルガーの交響曲。これまでアマオケでも5回ぐらい聞いています。自分的にはつかみどころのない曲だなあとCD聞いても実演聞いてもずっとぴんと来ませんでしたが、あるアマオケさんの演奏に感動し開眼して以来、好きになりました。こういうところが実演を聞く良さだなあと思います。 全体としてはロマンティックな演奏でした。特にパートからパートへのつなぎが絶妙で、ふわっとした間(ま)がロマンを感じさせました。オケの質も高くアンサンブルも見事、安定の演奏で、冒頭の主題がラストで帰ってくるところは胸アツ、やはりいい曲だなあ、大満足でした。 アンコールはエルガーの愛のあいさつ(オケ版)。サービスしてくれますねぇ。 今回はミューザの4階席でしたが、ステージが奈落の底を覗いているような感じ、音は明確に聞こえるものの迫力は感じられなかったのが残念です。音像が遠い、昔のEMIの録音みたいな感じでした。 指揮者の阿部さんはからだの細さといい腕を伸ばして振る動作といい、ちょっと故若杉弘さんに似てて懐かしかった、これからも頑張ってほしいです。 次回は池袋芸劇でサンサーンスのオルガン。オルガニストは石丸さんなので絶対行きますっw
2026年05月06日
コメント(0)
全4件 (4件中 1-4件目)
1


